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JP4434929B2 - カーテンウォール - Google Patents

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JP4434929B2
JP4434929B2 JP2004340623A JP2004340623A JP4434929B2 JP 4434929 B2 JP4434929 B2 JP 4434929B2 JP 2004340623 A JP2004340623 A JP 2004340623A JP 2004340623 A JP2004340623 A JP 2004340623A JP 4434929 B2 JP4434929 B2 JP 4434929B2
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Description

本発明は、カーテンウォールに関し、特に、上下、左右に隣り合うカーテンウォール同士が交差する部分の連結部をシールするためのコーキング作業を不要とし、カーテンウォールの取り付け順序に自由度を持たせたカーテンウォールに関する。
カーテンウォールには、建設現場において部材を組み合わせて形成するノックダウン式カーテンウォールと、工場において枠組みを行い、ガラスパネルまで入れたものを現場で取り付けするユニット式カーテンウォールとがある。ユニット式カーテンウォールをビル壁に順次取り付ける方式の一つに、これまで主に海外において使用されてきたインターロッキング方式がある。インターロッキング方式のカーテンウォールは、工場においてユニットにガラスパネルを嵌め込み、現場に搬入して取り付けを行うのが一般的である。取り付けにより上下左右のユニットが相互に嵌合し合い、建物壁面を形成する。
特開平7−3923号公報には、カーテンウォールユニットを上下左右に連続させて配置したユニット式カーテンウォールであって、上下に隣接するカーテンウォールユニットの上枠と下枠の各対向する面のいずれか一方に突条が、他方に凹条溝がそれぞれ長さ方向に連続して形成され、上下に隣接するカーテンウォールユニットが突条と凹条溝が互いに噛み合って配置されることによりカーテンウォ一ルユニット間の相対変位を吸収しながら、相対変位時のシール材の密着状態を維持し、水密性を確保するカーテンウォールが開示されている。
また、特開平7−292821号公報には、パネルユニットの左右縦保持枠の裏面側に、係合溝を同一側方に向けた断面略L字状の係止片をそれぞれ形成する一方、枠フレームの左右縦枠側に対して係止片に係合する断面略L字状の受け係止片を一体的に形成し、パネルユニットの上保持枠および下保持枠を枠フレームに対して係止した状態から、パネルユニットを側方に移動し、パネルユニットの左右縦保持枠を枠フレームの左右縦枠に対して係止させて取り付けるカーテンウォールの構造が開示されている。
特開平7−3923号公報 特開平7−292821号公報
しかし、上下方向及び左右方向いずれもインターロッキング方式で各ユニットを連結する構造をとる場合、端から順に組み付けてゆかねばならないため、作業の自由度に劣るという問題があった。また、特に左右方向一列の最後の一枚のユニットを組み付ける際には、隣接するユニットを当該ユニットから左右に離隔する方向に一旦ずらし、当該ユニットを組み付けた後に改めて元に戻すか、当該ユニットのインターロッキングを司る嵌合部分を取り去って、他のユニットと接する部分をコーキング材等によりシールする作業を余儀なくされるという問題もあった。
また、従来の方法によれぱ、完全な気密・水密を図ろうとする場合、隣り合う二つのユニットのつなぎ目上面にこれらのユニットを連結するジョイントスリーブの役割を有するキャッチパンを配置して、その周囲及び連結部をコーキング剤等のシール剤で密封する作業が必要であり、この作業が煩雑であるという問題があった。また、作業に時間を要するため、工期が長くなるという問題もあった。
そこで、本発明は、煩雑なシール形成作業が不要で工期を短縮することが可能となり、ドライシール工法によりを上下枠、縦枠が交差する部分での安定したシール構造を実現可能とするカーテンウォールを提供することを課題とする。
前記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、四辺に連結のためのインターロック型の連結部を備えたカーテンウォールユニットを縦横に連結して隣接配置されたカーテンウォ一ルであって、上下に隣接するカーテンウォールユニット同士の結合部に沿って横方向に配置される第1のシール材と、左右に隣接するカーテンウォールユニット同士の結合部に沿って縦方向に配置される第2のシール材と、各カーテンウォールユニットの上枠の両端部に取り付けられ、上下、左右に隣り合うカーテンウォールユニットの間の交差部で、前記第1シール材の端部間と、第2シール材の端部間のシールの連続を仲介する第3のシール材とを備え、前記第3シール材は、前記交差部で密着し合うシール面と、インターロック型の凸形連結部が嵌合可能な断面形状を有し、折り返し部が縁部に形成されるとともに、打ち抜き穴を有する金属製の補強板とシール材料との一体成形構造を有すること特徴とするものである。
また、請求項2に係る発明は、各ユニットを縦横に連結して連続的に隣接配置する、カーテンウォールであって、前記各ユニットの上枠上面には上下のユニットを連結するための上下連結突条が見付方向に形成されるとともに、前記各ユニット下部にはその下方に配置されるユニットの前記上下連結突条に隣接される横壁が設けられ、前記各ユニットの左右方向一方の端面には、前記横壁の一方の端部に連続して形成されるとともに前記左右のユニットを連結するための左右連結突条がユニット上下方向の略全長にわたり形成され、前記各ユニットの他方の端面には前記横壁の他方の端部に連続して形成されるとともに、前記左右連結突条に隣接する縦壁がユニットの略全長にわたり設けられ、さらに、前記上下連結突条と横壁とを密着させる横シール材と、前記左右連結突条と縦壁とを密着させる縦シール材と、前記上枠及び上下連結突条及び上枠の両端部を覆うとともに前記横シール材と連続して前記横壁と密着し、折り返し部が縁部に形成されるとともに、打ち抜き穴を有する金属製の補強板とシール材料との一体成形構造を有する端部シール材と、を備えることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、インターロック型の凹凸連結部で嵌合し合カーテンウォールを現場で組み立てるときに、コーキング材等によるウェットシール工法をよるシール形成作業を必要とせず、工場等で事前に各ユニットに第1乃至第3の弾性シール材を組み合わせて組み付けることにより、完全なドライウェット工法によって上下、左右ユニットの交差部における完全な気密水密構造を実現することができる。
また、請求項2の発明によれば、上下連結突条と横壁とが横シール材によりシールされるとともに、左右連結突条と縦壁とをが縦シール材によりシールされる。そして、横シール材の端部間と、縦シール材の端部間のシールの連続を仲介する端部シール材は、補強板を内部に埋め込み発泡シリコーン等のシール材と一体成形された構造となっているので、シール性能の低下の虞もなく、上下、左右のユニット交差部において長期間にわたる安定したシール性能を維持できる。
以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。
(全体の構成)
図1は、カーテンウォールの外観を示す図であり、(a)は、室外側からの視点による正面図、(b)はユニット取り付け部における垂直断面図、(c)は取り付け部における水平断面図である。以下の説明においては、図1(a)に示されている配置を基準に上下左右の別を表現するものとする。したがって、室内側からの視点による図面では左右の表示が逆になる。
図示のカーテンウォール10は、カーテンウォールのユニット…11〜15…、…21〜25…、…31〜35…が上下左右に連結されて、建物正面を覆う構造になっている。各ユニット…11〜15…、…21〜25…、…31〜35…は、その上部を建物躯体の横材51、52、53、…に取り付け材61、62、63、…により取り付けられ(図1(b)参照)、吊り下げられるように固定されている。各ユニットの四辺の周囲はそれぞれが接する上下左右のユニットと接合されている。これについては後に詳しく説明する。
図2は、図1の一部分を拡大して示す図である。図2(a)では、交差部Aを基準にその周囲に配置される4つのユニットが示されている。以下の説明においては、室外側からの正面図である、この図の配置を基準として、改めてこれら各ユニットに参照符号を割り付け、右下ユニット100、右上ユニット200、左下ユニット300、左上ユニット400と呼ぶこととする。また、同一部材において、上下左右の区別をする場合に各参照符号の後に右下:a、右上:b、左下:c、左上dの補助符号を付することがある。
(各ユニットの構成)
図3は、カーテンウォール10の単一のユニットを示す図であり、(a)は室外側から見た正面図、(b)は側面図、(c)は室内側から見た正面図である。図示のように単一のカーテンウオールユニットは、上枠301、下枠352、左縦枠353、右縦枠354からなる枠体39と、該枠体39を上下に仕切る無目355と、無目355により仕切られた枠体39の上部にはめ込まれた単板ガラスパネルSGと、枠体39の下部にはめ込まれた複層ガラスパネルPGとを備えている。上枠301の上面側にはその上に配置されるユニットの下面に形成された凹部と嵌合する凸部が形成されている。下枠352の下面側にはその下に配置されるユニットの上面に形成された凸部を受け容れる凹部が形成されている。左縦枠353の左端側にはその右側に配置されるユニットの右枠右端側に形成されている凹部と嵌合する凸部が形成されている。右縦枠354の右端側にはその左側に配置されるユニットの左枠左端側に形成されている凸部を受け容れる凹部が形成されている。
上記各凹部と凸部の嵌合あるいは係合により上下左右のユニ.ットの連結が実現されている。これらの詳細については後に詳しく説明する。
以下に図面を参照しつつ、カーテンウォール10を構成する各ユニット100〜400の連結構造及びシール構造について説明することとする。
1.上下ユニツト間の連結構造及びシール構造
上下のユニット間の連結構造について、図4並びに図5を参照して説明する。図4は、上下、左右の4つのユニットが交差する部分を示す。図5は、図2における左右のユニット接合部のV−V線に沿った垂直断面図であり、この図5には左上ユニット400の下枠と、左下ユニット300の上枠とを連結するインターロック型の連結構造が示されている。
各ユニットの上枠(図5においては左下ユニット300の上枠301)上面側には、上枠の長手方向に2本の突条302、303が平行に延び、ユニットの横方向の全長に亘って形成されている。この突条302、303は、凹型連結部を構成するもので、突条302、303の上部には、長手方向全長に延びるシール装着部302a、303aが形成されている。それぞれシール装着部302a、303aには、細長い弾性シール材304、305が取り付けられている。
一方、各ユニットの下枠(図5においては左上ユニット400の下枠401)下面側には、2枚の壁404、405が下枠の長手方向にユニット両端部を除きほぼ全長に亘って平行に延びるようになっている。この壁404、405は、上記の突条302、303からなる凹型連結部に嵌合する凸型連結部を構成している。
上下のユニットの連結状態において、室外側の壁404の室外側面には、突条302の弾性シール材304が、ユニット400の横方向ほぼ全長に亘って密着するようになっている。このまた、室内側の壁405の室内側面には、突条303の弾性シール材305がユニット400の横方向ほぼ全長に亘って密着している。
かくして、上下に隣り合うユニット400、300では、ユニット300の下枠に設けた突条302、303からなる凹型連結部に、ユニット400の上枠に設けた壁404、405からなる凸型連結部を嵌め込むことにより、上下のユニット400、300の室内外方向の移動が規制され、両者の位置関係が定まり、同時に壁404、405に弾性シール材304、305が密着してシールが行われる。
なお、弾性シール材304、305のうち、室外側の弾性シール材304は、雨水の浸入を防止するため機密性を確保するシール材である。これに対して室内側の弾性シール材305は、気密性を確保するためのシール材であり、室内側の弾性シール材304に較べてシール性能の高いシールが用いられている。
一方、各ユニットの下枠401の下面には見込み方向に縦ヒレ部406、407が設けられている。連結作業時には、上側のユニット400の凸型連結部を凹型連結部に押し込むと、室外側縦ヒレ部406の下端に、下方に連結されたユニット300の突条302の上端が当接される。また、室内側縦ヒレ部407の下端には下方に連結されたユニット300の突条303の上端が当接される。かくして、上下ユニット間のそれ以上の上下方向の移動が規制される。
このようにして、上下ユニット間の室内外方向、及び上下方向の位置関係が連結により規制される。この状態においては、未だ左右横方向の相対位置関係は変動可能であるが、最終的に各ユニットは前記したように建物躯体横材に固定されるので、これによって、上下のユニット間の連結位置関係が確定する。
2.左右ユニット間のシール
左右ユニツト間のシールについて、主に図4、図6、図7を参照して説明する。
図6において、左右のユニット200、400の縦枠353、354は、上下方向に延びる主端部縦材501b、501dを含み、主端部縦材501b、501dの室外側にはさらに第一ガラスパネル固定部502b、502dが延在する。この第一ガラスパネル固定部502b、502dからは、さらに直角に室外方向にパネル固定部連結材503b、503dが延在されている。またさらにパネル固定部連結材503b、503dには、横方向に第一ガラスパネル固定壁502b、502dと対向するように第ニガラスパネル固定壁504b、504dが延設されており、これらによってガラスパネル取り付け部500Aが構成されている。
本実施形態では、左右のユニット200、400の縦枠同士353、354を連結する連結構造にインターロック型の連結構造が採用されている。
右上ユニット200において、パネル固定部連結材503bの室内側先端は、第一ガラスパネル固定部502bとの交点を超えて、さらに室内方向まで延長しており、その先端は、直角に曲折して左上ユニット400側に延びる嵌合壁部505となっている。そして、主端部縦材501bからは、直角に第一縦壁510と第二縦壁520とが平行に左上ユニット400側に向かって延びている。この第一縦壁510からはさらに嵌合壁部505と平行な嵌合壁部508が形成されている。これらの嵌合壁部505、508は、左右のユニット200、400の縦枠同士を連結するインターロック型の凸型連結部を構成している。
左上ユニット400においては、縦枠353の主端部縦材501dからは直角に右上ユニット200側に向かって延びる第三縦壁530と第四縦壁540と第五縦壁550が平行に延びるようになっている。そして、第1ガラスパネル固定壁502dと第四縦壁540とによって、上記嵌合壁部505、508からなる凸型の連結部が嵌合する凹型の連結部が構成されている。
このように左右のユニット200、400の縦枠353、354同士がインターロック型の凹凸連結部で嵌合し合った状態では、第一ガラスパネル固定壁502b、502dと、主端部縦材501b、501dの室外側の略3分の2と、第一縦壁510と、第四縦壁540とで、室外等圧室500Bが形成されている。また、第一縦壁510と、第四縦壁540と、主端部縦材501b、501dの室内側の略3分の1と、第二縦壁520と、第五縦壁550とで、室内等圧室500Cが形成されている。なお、ガラスパネル取り付け部500A、室外等圧室500B、及び、室内等圧室500Cを構成する各縦材は、連結部を除き、各ユニットの高さ方向全長に亘り形成されている。
さらに、左右のユニット200、400の縦枠353、354同士を連結するインターロック型連結部用のシール部材として、弾性シール材506、507が用いられている。この場合、嵌合壁部505の室外側には水密性を確保するための弾性シール材506が装着され、この弾性シール材506は、縦枠の全高に亘って延び、第一ガラスパネル固定面502dの室内側の側面が密着するようになっている。同様に、室内側の嵌合壁面508には、気密性を確保するための弾性シール材507が装着されている。この弾性シール材507は、縦枠全長に亘って延び、左上ユニット400の第四縦壁540と密着するようになっている。さらに、第二縦壁520の先端部室内側面は、第五縦壁550の先端部室外側面に当接されている。
このように、左右のユニット200、400の縦枠同士をインターロック型の凹凸連結部を嵌め合わせて連結すると、弾性シール材506、507が効いて、気密性並びに水密性を確保できるようになっている。
なお、図6は、ユニット上部における左右の縦枠353、354同士の連結部を示し、図7は、ユニットの上枠301の下の位置における左右の縦枠353、354同士の連結部を示している。したがって、図6では、ガラスパネル取り付け部500Aには複層ガラスパネルPGがビードにより直接はめ込まれているのに対して、図7では単板ガラスパネルSGが隙間保障部材600a、600cを介してガラスパネル取り付け部500Aに取り付けられている。
3.上下、左右ユニットの交差する部分でのシール構造
次に、上下、左右の各ユニットのコーナ部が交差する部分でのシール構造について、適宜上下左右のユニツト100〜400を個別に示す図8〜11を参照して説明する。この図面では、右下ユニット100の左端部と、左下ユニット300の右端部とが連結されて示されている。図8は、右下ユニット100の左上部を示す図であり、(a)は左側面図、(b)は室外側からの正面図、(c)は右側面図、(d)は図2(a)のVI−VI線を基準に上方を望む水平断面図である。図8は、右上ユニット200の左下部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は室外側からの正面図、(d)は右側面図である。図10は、左下ユニット300の右上部を示す図であり、(a)は左側面図、(b)は室外側からの正面図、(c)は右側面図、(d)は図2(a)のVI−VI線を基準に上方を望む水平断面図である。図11は、左上ユニット400の右下部を示す図であり、(a)は平面図、(b〉は左側面図、(c)は室外側からの正面図、(d)は右側面図である。
図6を参照して、カーテンウォール10において、ガラスパネル取り付け部500Aの室外側には開ロ512が設けられている。ガラス取り付け部500Aの室内側に配置される室外等圧室500Bは、嵌合壁部505の弾性シール材506に第一ガラス固定部502cが当接されることによりユニットの高さ方向ほぼ全長に亘りシールラインが形成される。
しかし、上下左右のユニット100〜400の交差部A(図2参照)においては、このシールラインは欠落するので、室外等圧室500B内の圧力は外気と同一となる。したがって、雨水等も室外等圧室500Bの内部までは侵入する。
カーテンウォール10において、外気や雨水が室内側に侵入するのを防止しているのは、左右のユニットの縦枠353、354のインターロック型連結部が嵌合し合う部分を水密にシールする縦枠弾性シール材507(これらによりシールされている部分を以下においては縦シール部と呼ぶ。)と、上下のユニット間で下枠と上枠のインターロック型嵌合部が嵌合し合う部分を水密にシールする横枠弾性シール材305(これらによりシールされている部分を以下においては横シール部と呼ぶ)が主たるものである。しかしこれらのみでは、上記室外等圧室500Bの室外側壁(502a、505、502c)同様、上下左右のユニット100〜400の交差部Aにおいては、シールの連続性が欠落する。
なぜなら、図15に示すように、例えば、右上のユニット200と左上ユニット400では、縦枠弾性シール材507は、左右に隣合う縦枠353、354の嵌合部しあった部分に対してだけシールの効き目がある。しかし、右上のユニット200と左上ユニット400の縦枠353、354の下端部は、右下のユニット100と左下のユニット300の上枠401の端部とも組み合うので、この交差部Aにおいて、縦弾性シール材507は、右上のユニット200と左上ユニット400の上枠401の端部と組み合わされる部分に対してはシールすることができない。同様に、横枠弾性シール材305についても、上下に嵌合し合う下枠301と上枠401の嵌合部にはシールが効いても、左右に隣合う縦枠353、354の端部に対してはシールすることができない。
そこで、従来は、組立現場において左右ユニットの上枠接合部上面にキャッチパンを渡して、その周囲をコーキング材等によりシールし、さらに弾性シール材との連続性を担保するように、コーキング材等によりシール形成するウェットシール工法を採用せざるを得なかった。
本発明のカーテンウォール10では、上記キャッチパンや、コーキング材等によるウェットシール工法をよるシール形成作業を必要とせず、工場等で事前に各ユニットに所定の弾性シール材を組み合わせて組み付けることにより、完全なドライウェット工法によって交差部Aにおける完全な気密水密構造を実現している。その詳細は以下のとおりである。
左右各ユニット100、300の上枠301では、インターロック型連結部を構成する凹型嵌合部が突条302、303によって形成されており、この突条302、304の両端には、略「∪」字形状をなす端部弾性シール材700a、700cが取り付けられている。左右ユニット100、300の連結状態においては、これら弾性シール材700a、700c同士が突き当たって密着する。
図4、図12に示すように、この端部弾性シール材700は、発泡シリコーン、発泡樹脂や、合成ゴムなどの弾性材料とするU字型のシール材である。シール材の材料としては、圧縮されたときに永久歪みが残留し難い発泡シリコーンが好ましい。端部弾性シール材700の内部には、金属製の補強板710が一体的に埋め込まれている。この補強板710は、図14に示すように、端部弾性シール材700のU字形の断面形状と略相似したU字型の平面形状を有する金属板である。端部弾性シール材700は、成形時に成形型内に補強板710を入れたままシール材を充填することにより一体成形される。補強板710は、この実施形態のように、全体がシール材の材料の発泡シリコーンで覆われるように埋め込むことことが好ましいが、一部分が発泡シリコーンから露出していてもよい。
補強板710には、この実施形態では、所要位置の縁に曲げ返し部711a乃至711dが曲げ加工により形成されている。この部分での発泡シリコーンの強度を補強してシール材の縁部の変形を防止するためである。また、発泡シリコーンが補強板710の表面から剥離しないようにするために、補強板710には所要数の穴712が打ち抜かれている。これは、一体成形時に、穴712を通して発泡シリコンが補強板720の表側と裏側でつながって発泡シリコーンを剥離し難くするためである。
図12において、番号734で示す端面が端部弾性シール材700のシール面である。この端部弾性シール材700は、室内側半分の厚さの方が室外側半分の厚さよりも若干厚くなっており、δだけ厚さの差が設定されている。これは、室外側がレインバリア、室内側がウインドバリアというように、シール性能に違いを保たせるためで、肉厚の増えた分だけレインバリア側の圧縮率が大きくなり、シール性能が高くなるようになっている。
図4並びに図12において、端部弾性シール材700は、中央が大きく窪んだ凹部720をなして、その両側が凸部730a、730bになっている。凹部720の幅は、ユニットの上枠、下枠、縦枠においてインターロック型連結部の凹凸連結部が嵌合可能な間隔に設定されている。また、図12に示すように、端部弾性シール材700は、補強板710を取付ベースにしてビスなどを用いて上枠301の端面に取り付けられる。そして、上横枠弾性シール材305の、枠301の端部まで延びるシール端が、端部弾性シール材700の凸部730aに形成された接続穴732に嵌め込まれた状態で接着されている。このようにして、各ユニットの上枠301(図11参照)には、凹型のインターロック連結部を構成する突条302、303の両端部を覆うように端部弾性シール材700が設けられる。
上下、左右のユニットの交差部Aでは、右下ユニット100の端部弾性シール材700a(図14参照)と、左下ユニット300の端部弾性シール材700c(図16参照)とが左右から突き合わされて、シール面734同士が密着し合い、略U字状のシール面(以下において端部シール面」という。)を形成する(図11および12参照)。
本発明にかかるカーテンウォール10では、端部弾性シール材700と組み合わせるシール材として、縦枠の下部に下部隙間塞ぎピース900(図15参照)と、縦枠の上部に上部隙間塞ぎピース800(図14参照)を配して、シールの連続性を担保している。
このうち、上部隙間塞ぎピース800は、縦枠354の凸型のインターロック連結部の一部をなし縦枠弾性シール材507が装着される第一縦壁510の室内側の面の上端に取り付けられている。すなわち、上部隙間塞ぎピース800の下端は縦枠弾性シール材507の上端と接着されている。また上部隙間塞ぎピース800の上端は端部弾性シール材700の下側面に接着されている(図14参照)。なお、右隣のユニットの縦枠353との関係では、上部隙間塞ぎピース800は、縦弾性シール材507とともに、縦枠353の凹型のインターロック連結部の一部をなす第四縦壁540の室外側の面が密着するようになっている(図12参照)。
同様に、下部隙間塞ぎピース900は、縦枠354の第一縦壁510の室内側の面の下端に取り付けられている。その上端は弾性シール材507の下端に接着されている。そして、下部隙間塞ぎピース900は、縦弾性シール材507とともに縦枠353、354間のシールを構成するとともに、端部弾性シール材700a、700bの図15(a)において参照符号Pで示される面、図16(c)では参照符号Qで示される面に密着するようになっている。
本発明のカーテンウォールの各ユニットによれば、インターロック型の凹凸嵌合部を嵌め合わせるだけのドライシール工法により、次のように、左右上下のユニット間で連続するシールを形成することができる。
図6および図15において、まず、左下ユニット300と右下ユニット100を連結する場合を説明する。
左下ユニット300に右下ユニット100の縦枠353、354同士のインターロック型の凹凸連結部を嵌合させると、縦枠全高に亘って縦枠弾性シール材507による縦シール部が形成される。同時に、上枠401の端部弾性シール材700同士のシール面734が突き当たって密着するようになる。
次に、右下ユニット100の下枠301に右上ユニット200の上枠401を嵌合させ、次に、左下ユニット300の上枠401に左上ユニット400の下枠301並びに右上ユニット200と左上ユニット400の縦枠353、354同士を順次嵌合させる。そうすると、横弾性シール材305よる横シール部は、交差部に位置する端部弾性シール材700を仲介にして左右に隣接し合うユニット間で連続する。
これと同時に、縦弾性シール材507によって形成される縦シール部についても交差部に位置する端部シール材700を仲介にして上下に隣り合うユニット間で連続するようになる。すなわち、右下ユニット100と左下ユニット300の縦枠353、354同士の上端部では、上部塞ぎピース800よるシールが効いている。しかも、上部塞ぎピース800の上端は、端部弾性シール材700にあらかじめ接着されているから、左下ユニット300と右下ユニット100の全体としては、縦弾性シール材507から下部塞ぎピース900を介して端部弾性シール材700まで連続する縦シール部が形成される。同じように、右上ユニット200と左上ユニット400の縦枠同士の下端部では、下部塞ぎピース900よるシールが効いている。しかも、下部塞ぎピース900の下端は、端部弾性シール材700によって塞がれているから、左上ユニット400と右上ユニット200の全体としては、縦弾性シール材507から下部塞ぎピース900を介して端部弾性シール材700まで連続する縦シール部が形成される。
図6により明らかなように、壁405と第一縦壁510、及び第四縦壁540とは、主端部縦材501を隔てて横方向左右の同一平面上に形成されている。したがって、ユニット中央部における弾性シール材305と壁405とのシールは室内等圧室500Cにおいても弾性シール材305と第一縦壁510とのシール部S1と、弾性シール材305と第四縦壁540とのシール部S2により連続が保たれている。さらに、S1とS2との間は、下部隙間塞ぎピース900により連続性が保たれている。かくして、室内等圧室500Cのシールは完全に行われ、室外等圧室500Bまで入り込んだ雨水等の、室内等圧室500C側への侵入が防止される。
この実施形態では、端部弾性シール材700は、補強板710を内部に埋め込み発泡シリコーン等のシール材との一体成形された構造を有している。このような構造をもつことによって、次のようにドライ工法による安定したシール性能を発揮する。
図12において、お互いに突き当たる端部弾性シール材700では、安定したシールの必要な箇所は、密着し合うシール面734でのシールであることはもちろんであるが、シール面734の反対側の面と上枠301の端部との間にもシールが必要である。
この点、端部弾性シール材700では、内部に補強板710が埋め込まれているので、補強版710からシール面734までの部分が圧縮されてシール面734同士で安定したシール性能が得られる。そして、補強板710から上枠301までの端面までの部分が補強板710をビスにより取り付ることで圧縮されて、上枠301の端面との間での安定したシール性能が得られる。
しかも、上述したように、補強板710には曲げ返し部711a乃至711dや穴712を形成して、シール材がはがれたり変形することがないように補強板の構造に工夫が加えられているので、シール性能の低下の虞もなく、上下、左右のユニット交差部において長期間にわたる安定したシール性能を維持できる。
以上のように、本発明のカーテンウォール10によれば、工場等であらかじめシール材が装着されたユニットを現場で組み立てるだけで、ドライシール工法が実現可能であるので、現場におけるウェットシール工法によるシール形成作業の必要がなく、工期を大幅に短縮することができ、また作業コストを大幅に削減することが可能となる。また工場生産により、一様な性状を持ったシール材が取り付けられているので、シール作業者の技量の差の入り込む余地がなく、常に高品質のカーテンウォールを構成することが容易となる。また従来のように上枠部にキャッチパンを設けて、かつその周囲をシールする必要もない。
第2実施形態
次に、本発明を上下のユニット間の連結構造がインターロック型であり、左右のユニット間の連結構造がガスケット型であるカーテンウォールに適用した実施形態について説明する。
1.上下ユニツト間の連結
この第2実施形態では、上下のユニット間の連結構造は、第1実施形態と同様のインターロック型であり、基本的に、同一の構造である。図16は、上下左右のユニットの交差部を示す斜視図であり、図17は、左右のユニット接合部の垂直断面図であり、左上ユニット400の下部と、左下ユニット300上部との連結状態が示されている。第2実施形態では、左右ユニットの連結構造にガスケット型を採用したことにより、図5に示されている上部塞ぎピース800と、下部塞ぎピース900が不要となる。それ以外の構成要素は、第1実施形態の図5と同一の構成要素と同一であり、同一の参照符号を付してその説明は省略する。
2.左右ユニット間の連結
左右ユニット間の連結について、主に図18、及び図19を参照しつつ以下に説明する。図18は、図17におけるV−V線に沿った水平断面図である。この図面では、右上ユニット200の左端部と、左上ユニット400の右端部とが連結されて示されている。図19は、図17におけるVI−VI線に沿った水平断面図である。この図面では、右下ユニット100の左端部と、左下ユニット300の右端部とが連結されて示されている。
この第2実施形態では、右上ユニット200の縦枠354を構成する主端部縦材501bの略中央に横方向に左上ユニット400に向かって第一縦壁510が、さらに室内寄りに第二縦壁511そして、主端部縦材501bの室内側先端から室内側縦壁520が延設されている。一方、左上ユニット400の縦枠353の主端部縦材501dの略中央から横方向に右上ユニット200に向かって第三縦壁530が、そして、右上ユニット200の第一縦壁510に対応する位置には第四縦壁540が、さらに主端部縦材501dの室内側先端から室内側縦壁550が延設されている。
LS、RSは、ガスケット型の連結構造に用いられるシール材を示す。右上ユニット200において、第一縦壁510と第二縦壁511の先端部には弾性シール材LSがユニットの高さ方向全長に亘り延びるように取り付けられている。一方、左上ユニット400においても、第三縦壁530と第四縦壁540の先端部に弾性シール材RSがユニットの高さ方向全長に亘り延びるように取り付けられている(図20〜図23も参照)。
このように左右のユニット200、400の縦枠353、354同士がガスケット型の連結部で連結された状態では、第一ガラスパネル固定部502b、502dと、主端部縦材501b、501dの室外側の略2分の1と、第一縦壁510と、第四縦壁540とで、室外等圧室500Bが構成されている。また、第一縦壁510、第二縦壁511、第四縦壁530、第四縦壁540、並びに弾性シール材LS、RSとで、シール部500Cが形成されている。さらに、主端部縦材501b、501dの室内側の略3分の1と、第二縦壁511、室内側縦壁520、及び、第四縦壁540、室内側縦壁550とで、室内等圧室500Dを構成している。ガラスパネル取り付け部500A、室外等圧室500B、シール部500C及び、室内等圧室500Dを構成する各縦材は、連結部を除き、各ユニットの高さ方向全長に亘り形成されている。
室内側縦壁520の先端と、室内側縦壁550の先端とがなす隙間は、室内側縦壁520の先端部に取り付けられた弾性片560により塞がれている。一方、図6の左右各下側ユニット100、300の上枠301及び突条302、303の左右両端には、第1実施形態と同様に、略U字形状をなす端部弾性シール材700a、700cが取り付けられている(図20及び図22も参照)。
この端部弾性シール材700a、700cは、発泡ウレタンなどの材料で、U字方の金属製の補強部材を埋め込んで一体成形されたシール部材である点は、第1実施形態と同じである。
以上のような第2実施形態によるカーテンウォールの各ユニットによれば、上下ユニット同士はインターロック型の凹凸連結部を嵌め合わせ、左右ユニットはガスケット型の連結部を突き合わせるだけのドライシール工法により、次のように、左右上下のユニット間で連続するシールを形成することができる。
図18並びに図24において、まず、左下ユニット300と右下ユニット100を連結する場合を説明する。
左下ユニット300に右下ユニット100の縦枠353、354同士の結合は、ガスケットタイプの結合方式であるので、縦枠全高に亘って延びる弾性シール材RS、LS同士を密着させることにより縦シール部が形成される。同時に、上枠401の端部シール材700同士のシール面734が突き当たって密着するようになる。
次に、右下ユニット100の下枠301に右上ユニット200の上枠401を嵌合させ、次に、左下ユニット300の上枠401に左上ユニット400の下枠301並びに右上ユニット200と左上ユニット400の縦枠353、354同士を順次連結させる。そうすると、横弾性シール材305よる横シール部は、交差部に位置する端部弾性シール材700を仲介にして左右に隣接し合うユニット間で連続する。この点は第1実施形態と同様である。
これと同時に、縦枠全長に延びる弾性シール材RS、LSによって形成される縦シール部についても交差部に位置する端部シール材700を仲介にして上下に隣り合うユニット間で連続するようになる。
この第2実施形態では、左右のユニット同士の結合がインターロック型であった第1実施形態と異なり、弾性シール材RS、LSの上端は、端部弾性シール材700につながっているのので、左下ユニット300と右下ユニット100の全体としては、端部弾性シール材700まで連続する縦シール部が形成される。同じように、右上ユニット200と左上ユニット400の縦枠353、354同士の下端部では、弾性シール材RS、LSの下端は端部弾性シール材700までつながっているから、左上ユニット400と右上ユニット200の全体としては、端部弾性シール材700まで連続する縦シール部が形成される。
このようにして上下、左右のユニット交差部において、端部弾性シール材700を仲介に縦シール部、横シール部について断絶した部分のない連続したシール構造が容易に形成される。
以上のように、第2実施形態のカーテンウォールによれば、各ユニットには左右のユニットを連結するためのインターロック型の凹凸の嵌合部がないので、建物壁面に取り付ける際に一方向に順に取り付けてゆく必要がなく、取り付け工事の自由度を高めることができる。
また、以上の説明では、全てのユニットの左右に弾性シール材を配する場合について説明したが、本発明の一形態として、横方向一列のユニットのうち一枚のみのユニットの片側のみ弾性シール材を配するように構成しても良い。このように構成した場合には、横方向最後の一枚のユニットを取り付ける際に、従来のように取り付けの際に左右のユニットを横にずらす必要がない。また、各ユニット両側のインターロッキングを司る嵌合部材の部分を切り取り、その部分にシールを施す必要がない。かかるユニットの場合、左右一方の側は従来のインターロッキング方式で隣接するユニットと連結しておき、この部分を支点として、他方の側は、あたかも開いたドアを閉めるようにして、組み込みを完了することができる。
カーテンウォールの外観を示す図。 図1の一部を拡大して示す図。 カーテンウォールの1ユニットを示す図。 上下左右のユニットが交差する部分の斜視図。 上下左右のユニットが交差する部分を示す垂直断面図。 図5におけるV−V線に沿った水平断面図。 図5におけるVI−VI線に沿った水平断面図。 右下ユニットを示す図。 右上ユニットを示す図。 左下ユニットを示す図。 右下ユニットを示す図。 上枠の端部に取り付た端部シール部材を示す平面図。 端部シール部材における横弾性シール材との接続部を示す断面図。 端部シール部材に埋め込まれている補強板を示す平面図。 第1実施形態の各ユニットの交差部の側面図。 本発明の第2実施形態による左上ユニットを示す図。 図16の上下左右のユニットが交差する部分を示す垂直断面図。 図17におけるV−V線に沿った水平断面図。 図17におけるVI−VI線に沿った水平断面図。 右下ユニットを示す図。 右上ユニットを示す図。 左下ユニットを示す図。 左上ユニットを示す図。 第2実施形態の各ユニットの交差部の側面図。
符号の説明
10 カーテンウォール
100、200、300、400 カーテンウォールユニット
301 上枠
303 突条
305 弾性シール材(第1のシール材)
405 壁
507 弾性シール材(第2のシール材)
700 端部弾性シール材(第3のシール材)
800 上部隙間塞ぎピース(第4のシール材)
900 下部隙間塞ぎピース(第5のシール材)
LS,RS ガスケット型の弾性シール材

Claims (2)

  1. 四辺に連結のためのインターロック型の連結部を備えたカーテンウォールユニットを縦横に連結して隣接配置されたカーテンウォ一ルであって、
    上下に隣接するカーテンウォールユニット同士の結合部に沿って横方向に配置される第1のシール材と、
    左右に隣接するカーテンウォールユニット同士の結合部に沿って縦方向に配置される第2のシール材と、
    各カーテンウォールユニットの上枠の両端部に取り付けられ、上下、左右に隣り合うカーテンウォールユニットの間の交差部で、前記第1シール材の端部間と、第2シール材の端部間のシールの連続を仲介する第3のシール材とを備え、
    前記第3シール材は、前記交差部で密着し合うシール面と、インターロック型の凸形連結部が嵌合可能な断面形状を有し、折り返し部が縁部に形成されるとともに、打ち抜き穴を有する金属製の補強板とシール材料との一体成形構造を有すること特徴とするカーテンウォール。
  2. 各ユニットを縦横に連結して連続的に隣接配置する、カーテンウォールであって、
    前記各ユニットの上枠上面には上下のユニットを連結するための上下連結突条が見付方向に形成されるとともに、前記各ユニット下部にはその下方に配置されるユニットの前記上下連結突条に隣接される横壁が設けられ、
    前記各ユニットの左右方向一方の端面には、前記横壁の一方の端部に連続して形成されるとともに前記左右のユニットを連結するための左右連結突条がユニット上下方向の略全長にわたり形成され、前記各ユニットの他方の端面には前記横壁の他方の端部に連続して形成されるとともに、前記左右連結突条に隣接する縦壁がユニットの略全長にわたり設けられ、
    さらに、前記上下連結突条と横壁とを密着させる横シール材と、
    前記左右連結突条と縦壁とを密着させる縦シール材と、
    前記上枠及び上下連結突条及び上枠の両端部を覆うとともに前記横シール材と連続して前記横壁と密着し、折り返し部が縁部に形成されるとともに、打ち抜き穴を有する金属製の補強板とシール材料との一体成形構造を有する端部シール材と、を備えることを特徴とするカーテンウォール。
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