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JP4434224B2 - 走行支援用車載装置 - Google Patents

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Description

本発明は、走行支援用車載装置に関するものである。
従来、特許文献1〜6に記載のように、路側装置から車載装置に対して、車両が安全に走行するうえで必要な情報を通知し、車載装置において、通知された情報を元に車両の走行を支援する走行支援技術が提案されている。
特開2001−23098号公報 特開2001−101599号公報 特開2001−167387号公報 特開2001−319295号公報 特開2004−38244号公報 特開2006−236094号公報
路側装置から通知される路側情報は、例えば、車両からは見通すことのできない場所に存在する障害物など、車両に搭載した各種センサ(以下、自律系センサと呼ぶ)では検知することのできない障害物などの情報が含まれるため、このような路側情報を車両で利用することで、障害物などに対する危険判定を早期に行うことができる。
しかしながら、路側情報は、”なりすまし”による情報の可能性があるほか、路側情報の精度(例えば、障害物の検出精度など)が車両において不明であるため、自律系センサによる情報に比較して、その情報の信頼性は一般に低い。
すなわち、路側情報は、自律系センサによる情報に比較して危険判定を早期に行うことができる情報であるものの、その信頼性は低く、一方、自律系センサによる情報は、路側情報に比較して信頼性が高いものの、危険判定を早期に行うことができない情報である。
このように、路側情報と自律系センサによる情報は、いずれも一長一短があり、信頼性を保ちつつ、早期に危険判定を行うことができる走行支援用車載装置が望まれていた。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたもので、信頼性を保ちつつ、早期に危険判定を行うことができる走行支援用車載装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1記載の走行支援用車載装置は、
自車両の外部から、当該自車両の周辺に存在する他車両、及び歩行者の少なくとも1つの物体の位置情報を含む外部情報を受信し、その受信した外部情報を用いて自車両の走行を支援するものであって、
自車両に搭載され、当該自車両から見通すことのできる他車両、及び歩行者の少なくとも1つの物体を検出する自律系検出手段と、
外部情報に含まれる物体の位置情報が示す物体の位置を基準として自律系検出手段の検出範囲を調整する制御を行う制御手段と、
制御手段により検出範囲が調整された自律系検出手段によって物体を検出したかどうかを判定する物体検出判定手段と、
物体検出判定手段により物体が検出されたと判定した場合、その物体に対する自車両の危険判定を行う危険判定手段と、
危険判定手段の判定結果に応じた走行支援を行う走行支援手段とを備え、
自律系検出手段は、自車両の周辺の画像を撮像するカメラを含むものであって、
制御手段は、外部情報に含まれる物体の位置情報に基づいて、現在の物体の位置からの将来の挙動を推定し、その推定した挙動、自車両の現在位置、速度、進行方向から、視野角を絞る前よりも遠方の物体を認識できるようにするために、カメラの撮像範囲である視野角を絞るように調整する制御を行うことを特徴とする走行支援用車載装置。
このように、本発明は、路側情報と自律系検出手段による情報(自律センサ情報と呼ぶ)の各々の強みに着目したものであり、自車両の外部から取得した路側情報を用いて、自律系検出手段の検出範囲を調整する。これにより、自律系検出手段によって、自車両の周辺に存在する他車両や歩行者などの物体が存在する方向や、その物体が自車両から最初に見通すことのできる方向を重点的に検出することができるため、自律系検出手段で検出した情報から危険判定を行うことで、信頼性を保ちつつ、早期に危険判定を行うことができるようになるのである。
また、自律系検出手段は、自車両の周辺の画像を撮像するカメラであって、制御手段は、外部情報に含まれる物体の位置情報に基づいて、現在の物体の位置からの将来の挙動を推定し、その推定した挙動、自車両の現在位置、速度、進行方向から、視野角を絞る前よりも遠方の物体を認識できるようにするために、カメラの撮像範囲である視野角を絞るように調整する制御を行うので、より効果を発揮することができる。
すなわち、カメラの視野角を絞れば、その絞った視野角に割り当てられる画素数が視野角を絞る前に比べて高くなるため、視野角を絞る前よりも、さらに遠方の物体を認識することが可能となるからである。例えば、視野角を1/nに絞れば、約n倍離れた距離の物体を認識することが可能となるからである。
以下、本発明の走行支援用車載装置の実施形態について図面を用いて説明する。図1に、走行支援用車載装置の全体構成を示す。走行支援用車載装置は、インフラ情報受信機10、自律系センサ群20、走行支援装置30、情報提供装置40、及び車両走行制御装置50によって構成される。
インフラ情報受信機10は、道路に設置された路側装置から、路側装置にて入手したインフラ情報を受信する路車間通信を行うための受信機である。インフラ情報には、自車両の周辺に存在する他車両、歩行者などの物体毎の位置情報(緯経度など)、進行方向情報(真北方向を0度とした場合の方向角など)、進行速度情報(時速など)が含まれる。このインフラ情報は、自車両からは見通すことのできない物体に関する情報が主であり、自車両から見通すことのできる物体に関する情報が含まれる場合もある。
また、インフラ情報受信機10は、車々間通信にも対応可能なものであってもよい。すなわち、他車両の位置情報、進行方向情報、進行速度情報を含む他車両情報を他車両から受信するものであってもよい。
自律系センサ群20は、図2に示すように、画像検出装置21、レーダ装置22、位置検出装置23で構成される。位置検出装置23は、自車両の現在位置を検出するものであり、地磁気から自車両の進行方位を検出するための地磁気センサ23a、自車両の回転運動の大きさを検出するジャイロセンサ23b、自車両の前後方向に発生する加速度等から走行した距離を検出するための距離センサ23c、及びGPS(Global Positioning System、全地球測位システム)用の人工衛星からの送信電波をGPSアンテナを介して受信し、自車両の現在位置を検出するGPS受信機23dで構成されている。
画像検出装置21は、図3に示すように、CCD(Charge Coupled Device、電荷結合素子)等の撮像素子を用いたカメラ21a、カメラ21aで撮像した画像の全ての画素の画像データを受信し、走行支援装置30から指定された画素を抽出して、その抽出した画素の画像データを画像処理装置21cに送信する指定画素抽出装置21b、及び指定画素抽出装置21bから送信された画像データをNTSC方式(National Television Standards Committee、毎秒30フレーム、1フレーム約30万画素)にて受信し、所定の画像処理を行う画像処理装置21cから構成される。
カメラ21aは、例えば数百万画素の高解像度の撮像素子が採用される。指定画素抽出装置21bは、画像処理装置21cに対しNTSC方式で画像データを送信するため、その画素数が約30万画素に制限される。従って、撮像した画像が約30万画素の画像となるように指定された画素のみを抽出し、その抽出した画像データを画像処理装置21cに送信する。
なお、走行支援装置30では、通常の場合、画像を構成する画素を全体的に均一に間引くように、抽出すべき画素を指定する。一方、カメラ21aの視野角をある角度範囲に絞る場合には、画像を構成する画素のうち、絞った視野角に相当する範囲の画素が抽出されるように、抽出すべき画素を指定する。画像処理装置21cでは、画像データに所定の画像処理を施して、画像に映し出された物体を認識する。
レーダ装置22は、図5に示すように、送信アンテナASと受信アンテナARを備えるアンテナAT、送信回路22a、受信回路22b、レーダECU22c、及びアンテナATの送受信方向(検出範囲の照準)を、アンテナATの回転軸CRを中心に自車両の左右方向に回転させるモータMから構成される。レーダ装置22は、ミリ波帯の電波を送信アンテナASから送波し、その反射波を受信アンテナARで受信することで、反射波を反射した物体と自車両との距離、相対速度、及び自車両に対する相対方位を検出する。レーダECU22cは、アンテナATの送受信方向が走行支援装置30から指定された方位と一致するようにモータMを駆動する。
図1に示す走行支援装置30は、インフラ情報受信機10で受信したインフラ情報と、自律系センサ群20で検出した自律センサ情報を取得して、自車両の周辺に存在する物体に対する自車両の危険判定を行い、その判定結果に応じた走行支援を、情報提供装置40及び車両走行制御装置50を用いて実行する。
情報提供装置40は、いずれも図示しない表示装置及び音声出力装置から構成され、走行支援装置30にて判定された、自車両の周辺の物体に対する自車両の危険度に応じて、その物体に対する運転者の注意を喚起するための情報提供や警報を行う。車両走行制御装置50は、走行支援装置30からの指示に応じて、ブレーキアクチュエータ(図示せず)を駆動することで、自車両を減速、あるいは停止させる制御を行う。
走行支援装置30は、図1に示すように、インフラ情報判定部31、検出範囲制御部32、危険度判定部33、及び走行支援指示部34によって構成される。インフラ情報判定部31は、インフラ情報受信機10から取得したインフラ情報に含まれる物体毎の位置情報、進行方向情報、及び進行速度情報から、自車両と衝突する危険性のある対象物(以下、単に対象物)を判定し、その判定結果を危険度判定部33に送信する。また、インフラ情報判定部31は、インフラ情報とその判定結果を検出範囲制御部32に送信する。
検出範囲制御部32では、自律系センサ群20にて対象物を早期に検出するため、対象物の位置を基準として、自律系センサ群20の目標とすべき検出範囲や検出範囲の照準をインフラ情報に基づいて算出する。すなわち、インフラ情報に基づいて、現在の対象物の位置からの将来の挙動(軌道)を推定し、その推定した挙動、自車両の現在位置、速度、進行方位などから、カメラ21aの絞り視野角θ/n、及びレーダ装置22のアンテナATの送受信方向の方位を算出する。この算出結果から、カメラ21aの視野角を絞ったときの視野角θ/nに相当する画像の抽出すべき画素座標と、アンテナATの回転角をさらに算出し、自律系センサ群20に送信する。
図4(a)に、カメラ21aの視野角を絞っていないときの視野角θを示す。カメラ21aは広角レンズ(図示せず)を採用しているため、自車両の左右約180度の視野角をもつ。図4(b)は、視野角を1/n倍に絞ったときの視野角θ/nを示している。
このように、本実施形態では、対象物の位置を基準としてカメラ21aの視野角を絞るように調整する。カメラ21aの視野角を絞れば、その絞った視野角に割り当てられる画素数が視野角を絞る前に比べて高くなるため、視野角を絞る前よりも、さらに遠方の対象物を認識することが可能となる。例えば、視野角θを1/nに絞れば、約n倍離れた距離の対象物を認識することが可能となる。
なお、視野角θ/nに絞る場合には、走行支援装置30から指定された画素座標の画素を指定画素抽出手段21bにて抽出し、その抽出した画像処理装置21cに送信することで、画像処理装置21cにて受信した画像データは、視野角を絞った画像となる。なお、指定画素抽出装置21bは、カメラ21aに内蔵されたものであってもよい。
また、レーダ装置22では、アンテナATの送受信方向が走行支援装置30から指定された方位と一致するようにモータMを駆動する。これにより、信頼性の高い自律センサ情報を得ることのできる画像検出装置21とレーダ装置22を用いて、早期に対象物を検出することが可能となる。
図1に示す危険度判定部33は、自律系センサ群20で対象物を検出した場合に、その対象物に対する自車両の危険度(例えば、高い、低いの2段階)を判定する。走行支援指示部34では、危険度判定部33の判定結果である危険度が低い場合には、情報提供装置40から対象物と衝突する危険性がある旨の情報提供を行ったり、警報を発生するための走行支援指示を情報提供装置40に出力する。これにより、自車両の運転者に対して、対象物への注意を喚起することができる。
また、危険度判定部33の判定結果である危険度が高い場合には、情報提供装置40から対象物と衝突する危険性がある旨の情報提供を行ったり、警報を発生するための走行支援指示を情報提供装置40に出力するとともに、ブレーキアクチュエータを駆動するための駆動信号を車両走行制御装置50に出力する。これにより、自車両の運転者に対して、対象物への注意を喚起するとともに、対象物との衝突を未然に防いだり、衝突の衝撃を緩和させることができる。
次に、走行支援用車載装置による走行支援処理について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。図6のステップS1では、最新のインフラ情報が有るかどうかを判断する。ここで、肯定判断した場合にはステップS2へ処理を進め、否定判断した場合には、最新のインフラ情報を取得するまで待機状態を保持する。
ステップS2では、インフラ情報及び自律センサ情報を取得する。ステップS3では、自車両と衝突する危険性のある対象物を判定し、ステップS4では、ステップ3の判定結果から、自車両と衝突する危険性のある対象物が有るかどうかを判断する。ここで、肯定判断した場合にはステップS5へ処理を進め、否定判断した場合には、ステップS1へ処理を移行して、上述した処理を繰り返す。
ステップS5ではインフラ情報から対象物の挙動を推定し、ステップS6では、ステップS5での挙動推定結果から対象物が自律系センサ群20の検出可能範囲に進入するタイミング(現在の時刻からの時間など)とその位置を算出する。
ステップS7では、対象物が自律系センサ群20の検出可能範囲に進入するタイミングになったかどうかを判断する。ここで、肯定判断した場合にはステップS8へ処理を進め、否定判断した場合には、対象物が自律系センサ群20の検出可能範囲に進入するタイミングとなるまで待機状態を保持する。
ステップS8では、自律系センサ群20の検出範囲及びその照準を対象物の位置を基準として合わせる(調整する)ための指示(画像検出装置21には、抽出すべき画素座標、レーダ装置22にはアンテナATの回転角)を自律系センサ群20に出力する。ステップS9では、自律系センサ群20で対象物を検出したかどうかを判断する。ここで、肯定判断した場合にはステップS10へ処理を進め、否定判断した場合には自律系センサ群20で対象物を検出するまで待機状態を保持する。
ステップS10では、自律系センサ群20によって対象物をトラッキング検出し、対象物の危険度に応じた走行支援を行うための指示を出力する。ステップS11では、通常の自律系センサ群20のみによる走行支援に戻すかどうかを判断する。ここで、肯定判断した場合には本処理を終了し、否定判断した場合にはステップS1へ処理を移行し、上述した処理を繰り返す。
図7〜図9を用いて、本走行支援用車載装置がどのような場面で効果を発揮するかについて、具体的に説明する。なお、以下では、カメラ21aの視野角を絞る場合について説明する。
(交差点右折)
図7は、自車両が交差点を右折する際に、対向車両の死角に二輪車が存在する場面を示している。このような場面において、路側装置では、対象車両の死角に存在する二輪車の位置、進行方向、進行速度を検出することができるので、自車両では、インフラ情報から二輪車の存在を知ることができる。一方、自律系センサ群20では、自車両から見通すことのできない二輪車は検出することができない。
そこで、このような場合には、図7に示すように、カメラ21aの視野角を二輪車が飛び出して来る(対向車両の死角から現れる)と想定される位置に絞るように調整する。これにより、カメラ21aにより、高精度にかつ早期に二輪車を検出することができる。なお、インフラ情報に対象物が二輪車であるとする情報(すなわち、対象物の種類を特定する情報)が含まれる場合には、自律系センサ群20で検出した対象物の位置、速度などから、二輪車と認識しないようにしてもよい(あるいは、二輪車と認識するレベルを低下させてもよい。)。自律系センサ群20にて二輪車を検出した場合には、危険度に応じた走行支援を実行し、二輪車が自車両前方を通過した場合には、自車両が安全に発進できる旨の情報を提供する。
なお、二輪車が現れる推定位置に自律系センサ群20の検出範囲やその照準を合わせる方法は、自車両の走行軌跡、自車両のステアリングの操舵角などから自車両の進行方向を計算してもよいし、カメラ21a、レーダ装置22などで路側物や他車両を検出して、その検出した路側物や他車両の位置と自車両の位置から計算するようにしてもよい。
(T字路接近)
図8は、自車両が停止標識の設置されたT字路を通過する際に、自車両から見通すことのできない非優先方向から他車両が接近する場面を示している。このような場合、路側装置では、自車両から見通すことのできない他車両の位置、進行方向、進行速度などを検出することができるので、自車両では、インフラ情報から他車両の存在を知ることができる。一方、自律系センサ群20では、自車両から見通すことのできない他車両は検出することができない。
そこで、このような場合には、図8のように、カメラ21aの視野角を他車両が飛び出して来る(死角から現れる)と想定される位置に絞るように調整する。これにより、カメラ21aにより、高精度にかつ早期に他車両を検出することができる。
自律系センサ群20にて他車両を検出するまでは自車両を減速し、自律系センサ群20にて他車両を検出した場合、他車両が停止中であれば自車両の減速を解除し、他車両が進行中であれば、自車両を停止させる。そして、他車両が停止した場合には、自車両が安全に発進できる旨の情報を提供する。また、自車両がT字路を通過したのであれば、走行支援処理を終了する。
(交差点での出会い頭)
図9は、見通しの悪い信号の無い交差点を通過する際に、自車両から見通すことのできない右方向から他車両が交差点に接近する場面を示している。このような場面において、従来のように、自律センサ情報のみを用いて危険判定する場合、例えば、画像検出装置21を用いて他車両を検出する場合には、自車両が交差点に十分に接近しなければ、他車両が左右どちらの方向から接近するのかがわからない。また、カメラ21aの視野角が自車両の左右約180度である場合、視野角が広いために、他車両が小さく画像に映し出され、他車両が自車両に十分に接近しなければ、撮像された画像から他車両であることが認識できない。従って、自律センサ情報のみでは、危険判定を早期に行うことができない。
また、上記場面において、インフラ情報のみを用いて危険判定する場合、インフラ情報は、光ビーコンのようなスポット的に提供される情報であったり、路側装置の検出範囲の制約により、特定の範囲に限られた情報であったりするため、一般的にリアルタイムな情報ではない。また、上述したように、インフラ情報は、自律センサ情報に比較して信頼性の低い情報である。
そこで、上記場面では、インフラ情報により、自車両の右側から他車両が接近するとの情報が得られれば、図9のように、その情報に基づいてカメラ21aの視野角を右斜め前方に絞る。これにより、対象物となる他車両を画像にて大きく映し出すことができ、視野角を1/nに絞れば、約n倍離れた距離から他車両を認識できるようになる。
なお、カメラ21aの視野角を絞ることができない場合には、画像処理装置21cにおける画像認識範囲を1/nにするようにしてもよい。これにより、画像処理装置21cにおける画像認識時間が約1/nになるので、対象物を早期に検出することが可能となる。
以上、説明した本走行支援用車載装置は、インフラ情報と自律センサ情報の各々の強みに着目したものであり、自車両の外部から取得したインフラ情報を用いて、自律系センサ群20の検出範囲やその照準を調整する。これにより、自律系センサ群20によって、自車両の周辺に存在する他車両や歩行者などの物体が存在する方向や、その物体が自車両から最初に見通すことのできる方向を重点的に検出することができるため、自律系センサ群20で検出した自律センサ情報から危険判定を行うことで、信頼性を保ちつつ、早期に危険判定を行うことができるようになる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することができる。
例えば、運転者への情報提供において、インフラ情報と自律センサ情報の双方で同じ対象物が確認できた場合には、その情報の信頼性が十分に高いことから、インフラ情報、若しくは自律センサ情報のいずれかで確認できた場合に比較して、情報提供の方法を変更するようにしてもよい。例えば、表示の色彩、形状、音声などを強調したものに変更することで、運転者に安心感を与えることができる。
走行支援用車載装置の全体構成を示したブロック図である。 自律系センサ群20の構成を示すブロック図である。 画像検出装置21の構成を示すブロック図である。 (a)はカメラ21aの視野角を絞る前の視野角θを示す図であり、(b)はカメラ21aの視野角を1/nに絞った際の視野角θ/nを示す図である。 レーダ装置22の構成を示すブロック図である。 走行支援処理の流れを説明するためのフローチャートである。 交差点を右折する際の具体例を説明するための図である。 T字路に接近する際の具体例を説明するための図である。 見通しの悪い信号のない交差点に接近する際の具体例を説明するための図である。
符号の説明
10 インフラ情報受信機
20 自律系センサ群
21 画像検出装置
21a カメラ
21b 指定画素抽出装置
21c 画像処理装置
22 レーダ装置
22c レーダECU
30 走行支援装置
40 情報提供装置
50 車両走行制御装置
AT アンテナ
AS 送信アンテナ
AR 受信アンテナ

Claims (1)

  1. 自車両の外部から、当該自車両の周辺に存在する他車両、及び歩行者の少なくとも1つの物体の位置情報を含む外部情報を受信し、その受信した外部情報を用いて前記自車両の走行を支援する走行支援用車載装置であって、
    前記自車両に搭載され、当該自車両から見通すことのできる他車両、及び歩行者の少なくとも1つの物体を検出する自律系検出手段と、
    前記外部情報に含まれる物体の位置情報が示す前記物体の位置を基準として前記自律系検出手段の検出範囲を調整する制御を行う制御手段と、
    前記制御手段により検出範囲が調整された前記自律系検出手段によって物体を検出したかどうかを判定する物体検出判定手段と、
    前記物体検出判定手段により物体が検出されたと判定した場合、その物体に対する前記自車両の危険判定を行う危険判定手段と、
    前記危険判定手段の判定結果に応じた走行支援を行う走行支援手段とを備え、
    前記自律系検出手段は、前記自車両の周辺の画像を撮像するカメラを含むものであって、
    前記制御手段は、前記外部情報に含まれる物体の位置情報に基づいて、現在の物体の位置からの将来の挙動を推定し、その推定した挙動、自車両の現在位置、速度、進行方向から、視野角を絞る前よりも遠方の物体を認識できるようにするために、前記カメラの撮像範囲である視野角を絞るように調整する制御を行うことを特徴とする走行支援用車載装置。
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