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JP4430262B2 - 入力指紋状態判定方法及び装置 - Google Patents

入力指紋状態判定方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は入力指紋状態判定方法及び装置に関する。
【0002】
近年,指紋を使用した個人認証装置が実用化されて利用されるようになったが,指紋を利用したバイオメトリクス(生体情報)による個人認証システムでは,指荒れ,乾燥指,湿潤指,入力された指紋が細いなどの要因で指紋認証に適さない指紋が登録用テンプレートデータ作成用に入力された場合,登録用テンプレートとして適さないデータを作成することが考えられる。また,同様の指紋が本人認証用として入力された場合,本人と認証される一致率をクリアできなくなることが考えられる。
【0003】
本発明は,指紋センサから得た画像をソフトウエアレベルで細線化のように一般的に時間がかかると言われている画像処理を行うことなく入力画像が指紋認証に適しているかどうかを判定すると同時に,指紋認証に適さないと判定した指紋は,乾燥,湿潤,指荒れ,指が細いなどの指紋状態を判定する方法に関する。
【0004】
【従来の技術】
従来の指の状態を判定する技術としては,例えば特開平5−309082号公報に開示された「指紋認識判別装置乾燥指検出方法」がある。この方法は,図15に示す従来例の構成として示す。この従来例では,指紋検出部80に指81を置き,抵抗値検出電極82にて抵抗値を電圧値に変換し,A/Dコンバータ又はコンパレータ83でデジタル信号にしてCPU84で判定することで指の乾燥又は,濡れ具合を測定するものである。しかしながら,この従来例の方法ではハードウエアによる検出を行うものであり,検出する乾燥や,湿り気等の程度を変更するにはハードウエア(抵抗値検出電極82やA/Dコンバータまたはコンパレータ83等)を変更しなければならず,必然的にコストアップは避けられない。
【0005】
これを回避するために,既存の指紋センサで得た画像を取り込むかどうかをソフトウエアで制御することが考えられる。例えば,入力された指紋を取り込むタイミングとして,入力画像の面積だけで取り込みを許可するような処理が考えられる。具体的には,指紋情報入力部から入力された画像を所定の大きさで細分化(ブロック化)して各ブロックのヒストグラムを計算する。ヒストグラムは,各ブロック内の画素の明度を白を256,黒を0として各明度に何個の画素が分布するかを求めることでヒストグラムが得られ,ヒストグラムの平均値が所定の閾値をクリアしている場合,ブロック上に指紋(隆線(山線)と谷線)が存在していると認識する。そして,全ブロック分割数と指紋が存在したブロック数の比率が,所定の閾値をクリアしていれば,入力画像に適度に指紋が存在するとして画像を取り込み,本人認証を行うのである。
【0006】
図16は従来例の説明に使用する指紋画像の例を示す。この画像は,256階調の縦300画素×横300画素の正方形である。この画像を細分化するが,細分化する1ブロックのサイズは,最終的に全ブロック数とデータが存在したブロック数との比率で適切に比率の比較ができることと,あまり細かく細分化して処理速度に影響が出ない程度であることだけに注意すれば,任意の大きさでブロック化すればよい。例えば,図16のような画像(縦300画素×横300画素)であれば,縦横15ブロックの計225ブロックとすればよい。この場合,1ブロックのサイズは20画素×20画素の400画素となる。図17は図14の画像を細分化した状態を示す。
【0007】
次に,各ブロックのヒストグラムを計算し,そのヒストグラムの平均値を得る。例えば,図18に2つのブロックの画素の分布を示し,図18のA.は図17の7列目7番目のブロックを示し,このブロックには,間違いなく隆線と谷線が存在している。このブロックのヒストグラムの平均値は約210である。逆に,図18のB.は図17の14列目13番目のブロックは,データは存在しているが隆線(凸状の線)と谷線(凹状の線)が存在するとは判定しにくい。このブロックのヒストグラムの平均値は約250(白に近い画素のブロック)である。このようにして得た平均値が,所定の閾値を超えているかどうかを調べ,そのブロックを指紋あり,越えないブロックを指紋なしとして判定する。このようにして算出した平均値は,隆線の濃さやブロック内の隆線の数によってまちまちであるが,1ブロックのサイズを400画素とした場合,適度に隆線と谷線が存在するブロックのヒストグラムの平均値は,およそ100から230の間を示す。このことから,ヒストグラムの平均値がこの範囲内(以降,閾値範囲と記載する)にある場合,指紋が存在していると判定することができる。なお,閾値範囲は細分化するブロックのサイズや,指紋画像の背景色によって最適な値を用いる必要がある。
【0008】
このようにして各ブロックを判定し,指紋ありと判定したブロックの比率が全ブロックに対して所定の閾値(例えば,80%とする)を超える場合,指紋ありと判定する。
【0009】
上記したように,従来の技術でも,指紋入力装置から入力された画像が照合に適した面積で入力されたかを判定することができ,面積の小さい画像に関しては,予め破棄することが可能であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように,上記従来技術でも,指紋入力装置から入力された画像が照合に適した面積で入力されたかどうかを判定することができ,面積の小さい画像に関しては,予め破棄することが可能である。しかしながら,この従来技術では実際に隆線の存在を確認しているわけではないので,判定結果は不安定と言わざるを得ない。また,採取指紋の面積だけを判定していることから,指紋の状態までは判定することが出来ず,指紋とは認識できないほど指荒れしている指が入力された場合でも,ある一定の面積さえ満たしていれば取り込みをしてしまい,本人認証率を著しく低下させてしまうという問題点があった。
【0011】
本発明は,上記従来技術の持つ問題点を解決し,多くの計算時間を必要とする画像処理を行うことなく,指紋情報入力部から入力された指紋が指紋認証に適した画像かどうかを簡易な構成で正確に判別することができる入力指紋状態判定方法及び装置を提供することを目的とし,更に指紋認証に適していないと判定した場合は,乾燥,湿潤,指荒れ,指が細いといった理由を検出して通知することを他の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明における個人認証技術では,指紋認証を行う前処理として,指紋センサに入力された画像から乾燥,湿潤,指荒れ,指が細いなどの状態を的確に判定し,指紋認証に適さない入力画像を予め除外することが可能となる。この結果,指紋認証に適さない指紋画像で指紋認証を実行してしまい,認証失敗となることを回避することが可能となる。また,指紋認証に適さない画像の取り込み拒否と,その対策の指示を,全てソフトウエアレベルで行うことで,既存の指紋センサを変更することなく,精度の高い指紋照合システムを実現することが可能となる。
【0013】
図1は本発明の原理構成を示し,図2は本発明による処理フローを示す。
【0014】
図1において,1は指紋情報入力部,2は画像細分化部,3は細分化画像隆線存在判定部,4は細分化画像状態判定部,5は画像取り込み決定部,6は画像状態判定部である。
【0015】
図2の処理の流れを参照しながら,図1の動作を説明すると,指紋登録をしようとする人や指紋登録済で認証を受けたい人が,指紋情報入力部1の入力位置に指を置くと,所定の面積が走査されて指紋情報(指紋画像)が入力される(図2のS1)。次に画像細分化部2においてこの指紋画像を所定のサイズでブロックに細分化する(図2のS2)。次に細分化画像隆線存在判定部3で細分化画像(ブロック)の全てについて,画素の黒(隆線またはノイズ)と白(谷線または背景)の連続性に着目して隆線の存在を判定する(図2のS3)。また,細分化画像状態判定部4において,細分化画像の画素の状態から湿潤傾向にあるか,乾燥傾向にあるか,湿潤でも乾燥でもどちらでもないかの画像状態を判定する(図2のS4)。こうして細分化画像隆線存在判定部3と細分化画像状態判定部4により各ブロックについて判定された結果は,画像取り込み決定部5へ供給され,全ブロック数と指紋の存在が確認できたブロック数の比率,および,画像状態の判定結果を元に入力指紋状態を判定し(図2のS5),指紋認証に適した画像かどうかを判別する(図2のS6)。この結果,指紋認証に適していると判定した場合は,図示されていない指紋認証機構,または指紋登録機構などにより所定の処理に移行する(図2のS7)。指紋認証に適さないと判定した場合は,画像状態判定部6で指紋認証に適さないとした理由を判定し,再度指紋の入力処理に移行する。なお,この際に画像状態通知手段(図示省略された表示手段または音声出力手段等)を設けることにより,指紋認証に適さないと判定した理由と,それを改善するための対策を利用者に示すことができ,利用者はストレスを感じることなく指紋認証を行うことができる。
【0016】
このように,本発明の方法を用いれば,入力された画像が指紋認証に適しているかどうかを複雑な画像処理を行うことなく迅速に判定でき,こうして判定結果が指紋認証に適していない画像であれば,その画像を破棄して採取を繰り返すことで,指紋認証に適した画像でのみ指紋認証を行うことが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図3は実施例の構成を示す。図中,1〜5は上記図1の同じ符号の各部と同じであり,1は指紋情報入力部,2は画像細分化部,3’は細分化画像について指紋が存在するか判定する細分化画像指紋存在判定部(図1の細分化画像隆線存在判定部3に対応),4は細分化画像状態判定部,5は画像取り込み決定部であり,1aは画像2値化部である。また,6a〜6cは図1の画像状態判定部6に対応し,6aは細い指判定部,6bは乾燥指紋判定部,6cは湿潤指紋判定部である。
【0018】
図4は実施例の処理フローであり,以下に実施例の動作を説明する。最初に,指紋情報入力部1に指紋画像を入力し(図4のS1),入力された指紋情報は,画像2値化部1aにおいて2値化される。この時,2値化処理の閾値決定方法は従来から種々の方法があり,例えば,ヒストグラムを用いて中間値を求めて,その中間値より大きいか小さいかにより2値化を行うモード法を使用するが,どのような方式を使用してもよい。次に2値化された画像は,画像細分化部2において,所定のサイズで細分化される(図4のS2)。細分化された全ての画像は,細分化画像指紋存在判定部3’で隆線の存在を判定することにより指紋の存在判定をすると同時に,細分化画像状態判定部4により,画素の状態から湿潤傾向にあるか,乾燥傾向にあるか,湿潤と乾燥のどちらでもない状態かの何れであるかを判定する(図4のS3)。隆線存在判定の詳細な方法は,図5〜図9を用いて後述する。
【0019】
こうして判定された各ブロックは,画像取り込み決定部5において全細分化数と指紋の存在が確認できたブロック数の比率を計算し(図4のS4),指紋認証に適した画像かどうかを判定する(同S5)。この結果,指紋認証に適していると判定した場合は,図示されていない指紋認証機能部,または指紋登録部などにより所定の登録照合処理に移行する(図4のS6)。指紋認証に適さないと判定した場合は,指紋認証に適していないと判定された理由を調べるため,入力画像の状態の判定に移行し(図4のS7),最初に細い指判定部6aによる指が細い(指紋の面積が小さい)かの判定(図4のS8,S9),乾燥指紋判定部6bによる乾燥指紋かの判定(図4のS10,S11),湿潤指紋判定部6cによる湿潤指紋かの判定(図4のS12,S13)の順に判定し,湿潤指紋でない場合は指が荒れていると判定し(図4のS14),この判定要素に合致するとそれを指紋認証に適さないと判定した理由とし出力手段(図示省略した表示装置)に出力し,利用者に知らせて再度,指紋情報入力部1からの指紋の入力を待つ。上記の指紋認証に適していないと判定した理由を判定するための,処理の詳細は図12〜図14を用いて後述する。なお,指紋認証に適していないと判定された理由を得るための処理順序は,自由に入れ替えることが出来ることは言うまでも無い。
【0020】
ここで,具体的な指紋画像の例を用いて実施例の詳細な動作を説明をする。図5は入力指紋画像の例を示す。この指紋画像は,指紋画像として必要なサイズである縦15mm×横15mmの画像が,縦300画素×横300画素の正方形で,背景色が白とする。この図5に示す入力指紋画像に対して,画像2値化部1aで二値化を施すことにより図6に2値化画像の例として示す画像を得ることができる。なお,この例では,閾値を230を用いて2値化したものである。この図6に示す2値化画像に対して画像細分化部2で細分化を施す場合,人の指紋の隆線間隔は人によって異なり,同一指においても広い部位,狭い部位が共存し,0.5mm間に1〜4本といった分布を成していることが分かっている。本実施例では,0.5mm×0.5mm角が10画素×10画素(100画素)の領域(ブロック)となるように細分化し,この100画素の領域の画像サイズを採用する。すなわち,図7は図6の画像を細分化した状態を示し,縦30個×横30個(=900個)の領域(ブロック)に細分化されており,1領域(ブロック)は10画素×10画素である。なお,この実施例では10画素×10画素の正方形の領域で処理する例であるが,この領域は,隆線が1本から4本で確認できるサイズであれば,細分化手法や領域形状は限定されない。
【0021】
図8は図7の細分化した領域の中の6列目18行目の領域の内容を例として示す。画像は既に2値化されているので,図8では背景色や谷線を0(白),指紋またはノイズなどのデータを1(黒)として表現している。
【0022】
ブロック内に隆線が存在するか否かを判定するため,本発明ではブロック内の縦,横の方向に判定ラインを設けて,画素の連続性を判定する方式とする。そのため,この実施例では,1ブロックの画素は10画素×10画素なので,ブロック内の判定ラインは,縦横で20ラインとなる。しかし,上記したように人間の指紋の隆線間隔は0.5mm間に1〜4本であることから,本実施例で説明するブロック(0.5mm角100画素)内に隆線が4本存在する場合,1本あたりの隆線幅は2.5画素となる。このことから,判定ラインに黒(隆線を表す画素)が3画素以上連続しており,白(谷線を示す画素)も3画素以上連続していれば,判定ライン上に指紋(隆線と谷線)が存在すると判定する。
【0023】
図9は実施例の判定ライン位置を示す図である。上記したように,連続性の確認を3画素とすることから,2ラインおきに判定すれば十分評価が可能であるため,1ブロックに横方向の(1) 〜(3) の3本の判定ラインと,縦方向の(4) 〜(6) の3本の判定ラインの合わせて6ラインとする。このように判定ラインを限定することで,処理速度の向上をはかることができる。この場合,判定6ライン中に3ライン以上に隆線の連続性が確認できれば隆線ありと判定するように設定する。図9では,判定ライン(2) ,判定ライン(4),判定ライン(5) ,判定ライン(6) の計4ラインに隆線と谷線の3画素の連続性(“1”または“0”が3個以上連続すること)が確認でき,このブロックは隆線が存在すると判定することが出来る。そして,図9が示す画像(6列目18行目)には,指紋(隆線と谷線)の存在が確認できる。
【0024】
図10,図11は各ブロックに対する判定の処理フロー(その1),(その2)である。上記図9に示す判定ラインを用いて各ブロックについて処理を行い,その際に図10の右側に示すように各ブロックに対応して▲1▼〜▲5▼で示すデータの格納エリアが設けられる。図10において,最初のブロックを処理対象として選択し(図10のS1),ブロック番号(No)を対応するエリアの▲1▼に格納する(同S2)。次にこのブロックは判定処理に適しているか判定する(図10のS3)。この判定は当該ブロックに背景画素(背景が白の場合,全ての画素が白)しか含まれていないか識別したり,又はブロック内に隆線が3画素以上含まれていないかの識別等により行う。このようなブロックは判定処理に適していないものとし,データ格納エリアの▲2▼に処理対象としないことを表すセットを行い(同S4),次のブロックを処理対象として(図10のS5),S2に戻る。S3において,ブロックが判定処理に適していると判定されると,その旨を表すよう▲2▼をセットし(図10のS6),i=0,k=1(但し,iは判定ラインのカウント値を表し,kは隆線と谷線の存在が確認されたライン数を表す)をセットする(同S7)。次にiが7を越えたか判別し(同S8),越えた場合は図11のS13に移行するが,越えてない場合は,i番目の判定ラインに3画素以上の白と,3画素以上の黒が存在するかを判定する(同S9)。
【0025】
ここで,3画素以上の白と黒の存在が確認できたか判別し(図10のS10),確認できた場合はkを更新(+1)し(同S11),次にiを更新(+1)する(同S12)。また,S10において確認できない場合はS12に移行してiを更新し,S8に戻る。こうして,iが1〜6になるまで繰り返しS9〜S12が実行され,iが7になると,図11のS13に移行すると,k≧3であるか判別し,該当しない(3画素以上の白と黒の存在するラインが2本以下)と処理対象ブロックは指紋が存在しないと判定し(同S14),このブロック対応のデータ格納エリアの▲3▼に指紋は存在しない旨をセットする(同S15)。ステップS13において,イエスと判定された場合,処理対象ブロックには指紋が存在すると判定し(同S16),このブロック対応のデータ格納エリアの▲3▼に指紋が存在することを表す状態にセットし(同S17),そのブロックの座標(画面全体に対する)をデータ格納エリアの▲5▼にセットし(同S18),続いて,当該ブロックの状態(湿潤状態か,乾燥状態か,または湿潤でも乾燥でもない状態の何れか)をデータ格納エリアの▲4▼にセットする(同S19)。なお,ブロックの状態は,ブロック内の全画素中の黒が存在する比率,白が存在する比率,黒と白の比率を検出して,予め設定した比率を越えるか判別することにより判定する。
【0026】
続いて,全ブロックの処理を終了したか判別し(図11のS20),終了しないと次のブロックを処理対象とし(同S21),図10のS2に戻り,全ブロックの処理が終了するまで繰り返される。
【0027】
なお,判定ラインは,図9の通りでなくとも,2ラインおきに判定できれば特に判定位置を定めるものではない。
【0028】
このようにして分割されたブロックの状態を個々に判定する。判定対象とするブロックに関しては,分割した900ブロック全てに対して行っても良いが,上記図10のように1画素もデータが存在しないブロック(全画素が背景色)を処理しても無駄であることから,そのような画像は予め隆線は存在しないとして処理対象から除外することで,処理速度を向上することができる。
【0029】
なお,画素の連続性で指紋の存在を判定する方式をとることから,ブロック内に3画素以上のデータ(黒)が存在しないブロックも,予め隆線は存在しないとして処理対象から除外することも出来る。このように,無駄な処理ブロックを処理対象から除外し,予め隆線の存在しないブロックとして定義しておくことで,さらに処理速度の向上をはかることができる。
【0030】
処理対象としたブロックは,画素の連結による指紋の存在確認処理と共に,画素の白と黒の比率や連続性の状態によって,湿潤,乾燥,乾燥でも湿潤でもないの3段階で処理対象ブロックの状態を認識する。具体的には,例えば連続性の有無に関わらず,黒の比率が80%程度であれば,湿潤の傾向にあると判定し,逆に白の比率が80%程度であれば,乾燥の傾向にあると判定する。このどちらでも無ければ,乾燥でも湿潤でもないと判定する。なお,状態を判定する比率を多少変えることで,判定の厳しさを自由に設定できることは言うまでもない。
【0031】
また,入力画像に対する絶対座標として,処理対象としたブロックの隆線の存在に関わらず,データが存在したブロックの上下左右の座標を上記図11のS18の処理により保持しておけば,全ブロックの判定が完了したときに,最も上に位置するブロックの上座標,最も左に位置するブロックの左座標,最も右に位置するブロックの右座標,最も下に位置するブロックの下座標で,入力指紋座標と入力指紋面積が認識できる。
【0032】
次に,こうして判定した900ブロックの情報を元に,入力指紋画像が指紋認証用指紋画像として適しているか否かを判定する方法を説明する。
【0033】
本実施例では,仮りに全体の80%程度に隆線と谷線が存在していれば問題なく指紋認証が行える指紋照合機能がシステムに組み込まれているものとして説明する。よって,900ブロック中の80%すなわち720ブロック以上に指紋(隆線と谷線)の存在が確認できれば,指紋認証に適した画像として入力画像を取り込んで指紋照合機能に移行すればよい。
【0034】
ただし,指紋認証に適していると判定する要素は,実際に指紋の照合を行う指紋照合機能の性能を元に定義しなければならない。
【0035】
なお,指紋センサの種別によっては,採取する画像の背景色が白のものや黒のものが存在する。また,入力画像サイズも様々である。しかし,そのような画像においても,画像のサイズを変更したり背景色の認識方法を変えることにより,本実施例を元に同様の処理をすることが可能である。
【0036】
次に,入力指紋が指紋認証に適していないと判定した場合に,入力画像の状態を判定するまでの処理を説明する。
【0037】
図12に細い指と判定するまでのフローチャートを示し,上記図3の細い指判定部6aにおいて実行され,図4のS8,S9の詳細である。
【0038】
この場合,画像全体に対する入力指紋(隆線と谷線が含まれるブロック)の面積比率を変数nとして設定する(図12のS1)。次にn>60%であるか判別し(図12のS2),60%に達しないと湿潤または乾燥指紋の判定処理へ移行し,60%以上なら入力指紋のブロック数と隆線確認ブロック数の比率を変数mとして設定し(同S3),mが70%を越えているか判別し(同S4),越えてないと湿潤または乾燥指紋の判定処理へ移行し,70%を越えていると指が細い(または入力した指紋の面積が小さい)と判定して(同S5),終了する。
【0039】
図12の処理では入力画像面積に対して処理対象ブロックの比率が大きければ,入力面積に問題無しとして湿潤/乾燥の判定処理に移行する。入力画像面積に対して処理対象ブロックの比率が小さい場合,細い指による指紋が入力されたと考えられる。ここで判定要素とする処理対象ブロックの面積には,前述した入力指紋面積を用いればよい。しかし,入力画像面積は小さく指が細いが,処理対象ブロックが著しく湿潤している,または著しく乾燥している場合が考えられるので,処理対象ブロックに対して隆線ありと判定したブロックの比率が小さい場合,最終判定は湿潤指判定,および乾燥指判定に移行する。逆に処理対象ブロックに対して隆線ありと判定したブロックの比率が大きければ,間違いなく指が細いと判定できる。このように,入力画像面積に対して入力指紋面積が小さく,且つ処理対象ブロックの隆線の存在比率が高い場合,指が細いと判定する。指が細いと判定される場合,指を指紋入力部に軽く置いたため指紋の一部しか入力されないことが原因である場合と,実際に指が細いことが原因である場合とがある。前者の場合は,再度指紋入力を行うことにより正常なものとして採用される可能性があり,後者の場合は,他の太い指を認証用に使用するよう変更することで対処することができる。
【0040】
なお,図12では,入力画像面積に対する処理対象ブロックの比率を60%,処理対象ブロックに対する隆線ありと判定したブロックの比率を70%としているが,この比率に関しては,実際に指紋を認証するエンジン性能などの要素によって多少の設定変更が可能なことは言うまでもない。
【0041】
図13は乾燥指紋と判定するまでのフローチャートである。図13では,この処理の前に,図12に示す細い指の判定は完了していると考えている。まず,処理対象ブロックとした全てのブロックに対して,乾燥(上記の例では白(谷または背景)の比率が80%程度分布),湿潤(上記の例では黒(隆線)の比率が80%程度分布),および乾燥でも湿潤でもないと判定した数をカウントしてi,j,kとして設定する(図13のS1)。判定処理対象ブロック中の乾燥と判定したブロックの比率が所定の閾値(60%)を超えているか判定し(図13のS2),越えている場合は乾燥指紋と判定する(同S4)。また,乾燥と判定したブロックの比率が所定の閾値(60%)を超えていない場合でもi,j,kの比率が50%以上,30%以下,30%以下であるか判別し(図13のS3),該当する場合は乾燥指紋と判定し,該当しない場合は湿潤指紋の判定処理に移行する。
【0042】
なお,図13では,乾燥指紋と判定する閾値を60%,ブロック状態の判定比率を乾燥50%以上:湿潤30%以下:乾燥でも湿潤でもないものを30%以下,としているが,この比率に関しては,実際に指紋を認証するエンジン性能などの要素によって,多少の設定変更が可能なことは言うまでもない。
【0043】
図14に湿潤指紋と判定するまでのフローチャートを示す。なお,図14では,この処理の前に,図12に示す細い指の判定と,図13に示す乾燥指紋の判定処理は完了しているものとする。
【0044】
まず,処理対象ブロックと,隆線ありと判定したブロックの比率と,処理対象ブロックとした全てのブロックに対し,乾燥,湿潤,および乾燥でも湿潤でもないと判定した数をカウントしてi,j,kとして設定する(図14のS1)。この処理は,乾燥指紋の判定で算出した値をそのまま流用することが出来る。処理対象ブロックに対し,湿潤と判定したブロックの比率が所定の閾値(60%)を超えているか判別し(図14のS2),越えている場合は湿潤指紋と判定する(同S4)。そして,湿潤と判定したブロックの比率が所定の閾値を超えていない場合でも,i,j,kの比が,30%以下,50%以上,30%以下であるか判別する(図14のS3)。すなわち,湿潤と判定したブロック,および乾燥でも湿潤でもないと判定したブロックよりも,湿潤と判定したブロックの比率が明らかに大きい場合は,湿潤指紋と判定して,終了する。この条件に該当しない場合は,指が荒れていると判定し(図14のS5),終了する。
【0045】
図14では,湿潤指紋と判定する閾値を60%,ブロック状態の判定比率を湿潤50%以上:乾燥30%以下:乾燥でも湿潤でもないものを30%以下としているが,この比率に関しては,実際に指紋を認証するエンジン性能などの要素によって,多少は設定を変更可能なことは言うまでもない。
【0046】
ここまでで湿潤指紋と判定できない場合,採取した指紋が乾燥部と湿潤部が同比率で混在することが考えられる。この場合も指紋認証に適さない指紋となるが,指荒れが著しい指でこのような判定となることが多いことから,指荒れと判定する。
【0047】
なお,この実施例では画像の状態を判定する処理順として,指が細い指紋を判定する処理,乾燥指紋を判定する処理,湿潤指紋を判定する処理の順で処理を行うように説明したが,判定処理の組み方次第では,この判定順を変えることが可能であることは言うまでもない。例えば,湿潤指紋の判定にかからない画像で乾燥指紋の判定を行うなど,判定処理は自由に入れ替えることが出来る。
【0048】
すなわち,入力画像を分割した各々のブロック(細分化領域)の隆線存在と,各々のブロックが湿潤傾向にあるか,乾燥傾向にあるか,湿潤でも乾燥でもないかというような画像の状態,および,隆線の存在に関わらずに各々のブロックの座標からの入力指紋座標と入力指紋面積の情報を判定しておけば,その内容を使用して入力画像の状態を自由に判定することが可能となる。また,指紋特徴点を作成して照合を行う機能が,指紋の中心付近の画像が正確に採取できないと認証率が落ちるといった傾向にある場合,上記の入力指紋座標からさらに中心付近の座標を特定し,その座標内の指紋の状態が湿潤傾向や乾燥傾向にあるかどうかを判定して,認証に不向きな指紋かどうかを判定することも出来る。このように,利用する指紋照合機能の性質に合わせて,部分的に状態を判定した結果で異常指紋とするか正常指紋とするかの自由度を増すことも可能である。
【0049】
(付記1)入力指紋画像が認証に適しているかを判定する入力指紋状態判定方法において,入力指紋画像を所定の大きさの領域に細分化し,細分化した各領域中に隆線と谷線とからなる指紋が存在するかどうかを判定すると共に,細分化した領域での皮膚表面の状態を判定し,前記各領域毎の指紋存在判定結果と状態判定結果から指紋認証に適当な指紋画像かどうかを判定することを特徴とする入力指紋状態判定方法。
【0050】
(付記2) 付記1において,少なくとも,隆線または谷線の1本を識別できる程度の大きさで細分化するサイズを選択することを特徴とする入力指紋状態判定方法。
【0051】
(付記3) 付記1において,前記細分化した各領域の画像毎に,縦・横に配置された各画素について,縦方向と横方向に少なくとも隆線または谷線の幅だけ間隔を置いた判定ラインにより,隆線または谷線を表す画素が所定個数連続するか否かにより指紋が存在するか否かを判定することを特徴とする入力指紋状態判定方法。
【0052】
(付記4) 付記1において,前記細分化した各領域の画像毎に,画像内の隆線を表す画素が存在する比率と谷線または背景を表す画素が存在する比率を求め,隆線を表す画素の比率が所定値以上の場合を湿潤状態,谷線または背景を表す画素の比率が所定値以上の場合を乾燥状態として設定し,全領域に対する湿潤状態の領域の比率,乾燥状態の比率及び湿潤状態でも乾燥状態でもない領域の比率を求め,これらの各状態の比率を判別して指紋状態を判定することを特徴とする入力指紋状態判定方法。
【0053】
(付記5) 付記4において,前記指紋状態の判定は,指紋が細いか,乾燥か,湿潤か,または荒れているかの各状態を判定することを特徴とする入力指紋状態判定方法。
【0054】
(付記6) 入力指紋画像が認証に適しているかを判定する入力指紋状態判定装置において,入力指紋画像を所定の大きさの領域に細分化する細分化部と,細分化した各領域中に隆線と谷線とからなる指紋が存在するかどうかを判定する指紋存在判定部と,細分化した領域での皮膚表面の状態を判定する状態判定部と,各領域毎の前記指紋存在判定部の判定結果と前記状態判定部の判定結果とに基づいて指紋認証に適当な指紋画像かどうかを判定する指紋画像状態判定部とを備えることを特徴とする入力指紋状態判定装置。
【0055】
(付記7) 付記6において,前記指紋存在判定部は,細分化した各領域の画像毎に,縦・横に配置された各画素について,縦方向と横方向に少なくとも隆線または谷線の幅だけ間隔を置いた判定ラインにより,隆線または谷線を表す画素が所定個数連続するか否かにより指紋が存在するか否かを判定することを特徴とする入力指紋状態判定装置。
【0056】
(付記8) 付記6において,前記指紋画像状態判定部は,細分化した各領域の画像毎に,画像内の隆線を表す画素が存在する比率と谷線または背景を表す画素が存在する比率を求め,隆線を表す画素の比率が所定値以上の場合を湿潤状態,谷線または背景を表す画素の比率が所定値以上の場合を乾燥状態として設定し,全領域に対する湿潤状態の領域の比率,乾燥状態の比率及び湿潤状態でも乾燥状態でもない領域の比率を求め,これらの各比率を判別して指紋状態を判定することを特徴とする入力指紋状態判定装置。
【0057】
(付記9) 付記6において,前記指紋画像状態判定部において,指紋認証に適当でないと判定された場合,指紋が細い,乾燥状態,湿潤状態等の理由を出力することを特徴とする入力指紋状態判定装置。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば,指紋画像入力部に入力された画像を細線化のような大きな計算時間を必要とする処理を行うことなく,高速に隆線の存在を確認し,指紋認証に適さない画像である場合,乾燥,湿潤,指荒れ,指が細いなどの適さないと判定した理由も判定して,その画像の取り込みを拒否する機能の提供を実現するものである。
【0059】
また,画像として指紋情報を採取する機能をもつ指紋情報入力部を備えた,個人認証システム等において,入力した画像から指紋特徴データを抽出する前処理として,採取された画像が指紋認証に適しているかどうかの判定をその場で的確に判定して,認証に適していないと判定した場合は,適していないと判定した原因を判定することで,指紋認証に適した指紋画像を取り込むことが可能となる。また,指紋認証に失敗しやすい利用者(湿潤または乾燥した指紋を入力する傾向がある利用者)には,判定結果を元にして状況を改善するために必要となる対応策を利用者にフィードバックすれば,利用者にストレスを与えることなく,安定した認証率で指紋照合を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示す図である。
【図2】本発明による処理フローを示す図である。
【図3】実施例の構成を示す図である。
【図4】実施例の処理フローを示す図である。
【図5】入力指紋画像の例を示す図である。
【図6】2値化画像の例を示す図である。
【図7】図6の画像を細分化した状態を示す図である。
【図8】図7の細分化した領域の中の6列目18行目の領域の内容を示す図である。
【図9】実施例の判定ライン位置を示す図である。
【図10】各ブロックに対する判定の処理フロー(その1)を示す図である。
【図11】各ブロックに対する判定の処理フロー(その2)を示す図である。
【図12】細い指と判定するフローチャートを示す図である。
【図13】乾燥指紋と判定するフローチャートを示す図である。
【図14】湿潤指紋と判定するフローチャートを示す図である。
【図15】従来例の構成を示す図である。
【図16】従来例の説明に使用する指紋画像の例を示す図である。
【図17】図16の画像を細分化した状態を示す図である。
【図18】2つのブロックの画素の分布を示す図である。
【符号の説明】
1 指紋情報入力部
2 画像細分化部
3 細分化画像隆線存在判定部
4 細分化画像状態判定部
5 画像取り込み決定部
6 画像状態判定部

Claims (2)

  1. 入力指紋画像が認証に適しているかを判定する入力指紋状態判定方法において,
    入力指紋画像を所定の大きさの領域に細分化し,前記細分化した各領域の画像毎に,縦・横に配置された各画素について,縦方向と横方向に少なくとも隆線または谷線の幅だけ間隔を置いた判定ラインにより,隆線または谷線を表す画素が所定個数連続するか否かにより指紋が存在するか否かを判定すると共に,細分化した領域での皮膚表面の状態を判定し,前記各領域毎の指紋存在判定結果と状態判定結果から指紋認証に適当な指紋画像かどうかを判定することを特徴とする入力指紋状態判定方法。
  2. 入力指紋画像が認証に適しているかを判定する入力指紋状態判定装置において,
    入力指紋画像を所定の大きさの領域に細分化する細分化部と,
    細分化した各領域の画像毎に,縦・横に配置された各画素について,縦方向と横方向に少なくとも隆線または谷線の幅だけ間隔を置いた判定ラインにより,隆線または谷線を表す画素が所定個数連続するか否かにより指紋が存在するか否かを判定する細分化画像指紋存在判定部と,
    細分化した領域での皮膚表面の状態を判定する細分化画像状態判定部と,
    各領域毎の前記細分化画像指紋存在判定部の判定結果と前記細分化画像状態判定部の判定結果とに基づいて指紋認証に適当な指紋画像かどうかを判定する指紋画像状態判定部と,
    を備えることを特徴とする入力指紋状態判定装置。
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