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JP4420029B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP4420029B2
JP4420029B2 JP2007011489A JP2007011489A JP4420029B2 JP 4420029 B2 JP4420029 B2 JP 4420029B2 JP 2007011489 A JP2007011489 A JP 2007011489A JP 2007011489 A JP2007011489 A JP 2007011489A JP 4420029 B2 JP4420029 B2 JP 4420029B2
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Description

本発明は画像形成装置に関する。
特許文献1に従来の画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、画像形成に伴って発生する廃トナーを被収容物として収容する収容部と、複数のセンサと、判定手段と、測定手段とを備えている。
収容部は、具体的には、画像形成装置の側面から見て扁平、かつ画像形成装置の横方向に延在する略箱状体であり、廃トナーを発生させる感光体や用紙を搬送する搬送機構等の下方に配置されている。
各センサは、収容部内に向けて検知動作を実施することにより、廃トナーが存在するか否かのON/OFF信号を出力するものである。実施例では、センサの種類は明示されていないが、圧電式振動センサが一般的であると記載されている。また、各センサは、収容部の前記横方向の一方側から他方側に向けて、所定の位置関係で順次配置されている。実施例ではセンサは2個であり、1個目のセンサは収容部の一方側と他方側とのほぼ中間に配置され、2個目のセンサは収容部の一方側に配置されている。
判定手段は、各センサ毎に単独で実施する検知動作により出力されたON/OFF信号に基づいて、廃トナーが各センサの配置箇所に存在しているか否かを判定する判定ステップを有している。
測定手段は、判定手段の上記判定ステップの判定に基づき、廃トナーの量を測定するものである。
また、この画像形成装置は、回収手段も備えている。回収手段は、感光体の表面に残留したトナーを除去して収容部内の一方側に送り、さらに、収容部を特定方向に周期的に揺動させることにより、廃トナーを収容部内の一方側から他方側に移送するものである。
このような構成である従来の画像形成装置では、画像形成に伴って発生する廃トナーが収容部内の他方側から一方側に向けて徐々に堆積していく。そして、判定手段は上記判定ステップを随時実施し、測定手段は上記判定ステップの判定に基づいて廃トナーの量を測定する。
ここで、1個目のセンサがON信号を出力する一方、2個目のセンサがON信号を出力しない場合、判定手段は、上記判定ステップにおいて、1個目のセンサが配置された一方側と他方側とのほぼ中間に廃トナーが存在しているが、2個目のセンサが配置された一方側には廃トナーが存在していないと判定する。
その後、2個目のセンサがON信号を出力すれば、判定手段は、上記判定ステップにおいて、2個目のセンサが配置された一方側に廃トナーが存在していると判定する。
そして、測定手段は、上記判定ステップの判定に基づき、1個目のセンサ及び2個目のセンサの出力の時間差等も考慮して、収容部に収容された廃トナーの量を測定する。
こうして、この画像形成装置は、複数のセンサにより、収容部に収容される廃トナーの量を段階的に測定することが可能となっている。
特開平11−38850号公報
ところで、上記従来の画像形成装置は、複数のセンサについて単独で検知動作を実施し、各センサのON/OFF信号の組合せに基づいて判定しているにすぎないことから、より精度良く測定することが困難であった。
例えば、この画像形成装置が上述した通り2個のセンサを備えている場合において、各センサの一方又は両方がON信号を出力したとしても、そのときの廃トナーの堆積状態(部分的な片寄り等)に応じて、測定手段の測定した量と、実際に収容部に収容されている廃トナーの量との間に、大きな食い違いが生じ易かった。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、収容部に収容される被収容物の量をより精度良く測定可能な画像形成装置を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の画像形成装置は、量が増加又は減少する被収容物を収容する収容部と、投光部及び受光部からなり、該収容部内に向けて該投光部から投光された光を該受光部にて受光する検知動作の結果、該受光部が受ける受光量の変化に応じた検出値であって、該受光量の変化に応じて流れる電流値又は電圧差の絶対値を出力する複数のセンサと、各該センサ毎に単独で実施する該検知動作により出力されたそれぞれの該検出値が所定の閾値Vg1以下であるか否かを各センサ毎に判定する第1判定ステップと、該複数のセンサについて同時に実施する該検知動作により出力された該検出値の合成値であって、それぞれの受光部が受ける受光量の変化に応じて流れる合成した電流値又は電圧差の絶対値が所定の閾値Vg2以下であるか否かを判定する第2判定ステップとを有する判定手段と、該判定手段の該第1判定ステップ及び該第2判定ステップの判定に基づき、閾値Vg1及び閾値Vg2に対する該被収容物の相対的な量を測定する測定手段とを備え、
前記測定手段は、該第1判定ステップにおいて、それぞれの該検出値が所定の閾値Vg1以下である場合、該第2判定ステップにおいて、該検出値の合成値が所定の閾値Vg2以下であるときと、該検出値の合成値が所定の閾値Vg2以下でないときとで該被収容物の相対的な量を区別することを特徴とする(請求項1)。
このような構成である本発明の画像形成装置は、各センサ毎に単独で実施する第1判定ステップと、複数のセンサについて同時に実施する第2判定ステップとを判定手段が有していることから、各センサ毎に単独で実施するという1つの判定ステップのみからなる上記従来技術と比較して、より精度良く被収容物の量を測定することができる。特に、被収容物が一方のセンサに片寄るような場合でも、複数のセンサについて同時に実施する上記第2判定ステップにより、より精度良く判定できる。
「受光量の変化に応じた検出値」とは、非検知動作時の受光量を基準として、受光量の変化に応じて変化する値であり、具体例としては、非検知動作時(センサ投光部消灯時)の受光量を基準として、受光部が受光量の変化に応じて変化する電流値又は電圧差の絶対値とすることができる。この電流値又は電圧差の絶対値は、一般的に受光量の減少に応じて減少する。また、閾値Vg1、Vg2も、これに対応して正の値が設定される。このため、回路の構成や計測方法により、電流値や電圧差のプラスマイナスが反転しても、上記判定手段は成立することとなる。
被収容物としては、画像形成装置の内部に収容され、その量が減少又は増加するものであれば、どのようなものでもかまわないが、例えば、未使用トナー、廃トナー、紙粉等である。
本発明の画像形成装置において、複数のセンサは、収容部の入口から同一距離に配置されていることが好ましい(請求項2)。
このような構成の画像形成装置であれば、収容部内で被収容物が片寄り易い場合であっても、本発明の効果を確実に享受することができる。
本発明の画像形成装置において、閾値Vg1と閾値Vg2とは、Vg1×n>Vg2、(nはセンサの個数、n≧2)の関係にあることが好ましい(請求項3)。
この場合、この画像形成装置は、第1判定ステップにおいて、「収容部に被収容物がある程度堆積している状態」と判定してから、現実に、収容部に被収容物が一杯に堆積するまでの間で、第2判定ステップが「収容部に被収容物がかなり堆積している状態」又は「収容部に被収容物がある程度堆積しているが、まだ余裕がある状態」のどちらかであると判定することができる。このため、この画像形成装置は、効果的に被収容物の量を測定することができる。
本発明の画像形成装置において、閾値Vg1と閾値Vg2とは、Vg1=Vg2の関係にあることが好ましい(請求項4)。
この場合、この画像形成装置は、第1判定ステップにおいて、「収容部に被収容物がある程度堆積している状態」と判定してから、現実に、収容部に被収容物が一杯に堆積するまでのほぼ中間で、第2判定ステップが「収容部に被収容物がかなり堆積している状態」又は「収容部に被収容物がある程度堆積しているが、まだ余裕がある状態」のどちらかであると判定することができる。このため、この画像形成装置は、より効果的に被収容物の量を測定することができる。
本発明の画像形成装置は、第1判定ステップにおいて、各センサ毎に出力された検出値がいずれも所定の閾値Vg1以下である場合に、第2判定ステップによる判定を行うものであり得る(請求項5)。
この場合、この画像形成装置は、第2判定ステップの実施が不必要な場合に、第2判定ステップを実施しないようにすることができるので、処理効率を向上させることができる。
本発明の画像形成装置において、複数のセンサにより出力された各検出値は、判定手段における1つのポートに入力され得る(請求項)。
この場合、この画像形成装置は、判定手段のポートの数を低減することができるので、装置構成を簡素化することが可能となる。
本発明の画像形成装置において、前記一つのポートはコンパレータの一方の入力端子であり、コンパレータの他方の入力端子には閾値Vg1及び閾値Vg2が比較値として入力され得る(請求項)。
この場合、この画像形成装置は、装置構成をより簡素化することが可能となり、製品コストの低廉化を図ることができる。
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、実施例の画像形成装置としてのレーザプリンタ1は、複数色のトナーを用いて、被記録媒体としての用紙やOHPシート等(以下、単に用紙という。)にカラー画像を形成するものである。このレーザプリンタ1は、図1に示すように、紙面上側を重力方向上方側として設置され、通常、紙面右側を前側として使用されるものであり、略箱状(直方体状)のハウジング3の内部に、制御部40、フィーダ部20、搬送機構30、画像形成部10、収容部110及び回収手段100等を具備している。また、ハウジング3の上面側には、画像形成を終えてハウジング3から排出される用紙が載置される排紙トレイ5が設けられている。以下、レーザプリンタ1の各構成要素について、より詳しく説明する。
1.制御部
制御部40は、外部の電子計算機等から伝送される画像形成用データに基づいて用紙に画像を形成するため、フィーダ部20、搬送機構30及び画像形成部10等を制御するものである。また、制御部40は、詳細は後述するが、画像形成に伴って発生する被収容物としての廃トナーを収容部110に収容するため、回収手段100を制御するものである。さらに、制御部40は、収容部110に収容される廃トナーの量を測定するため、詳細は後述するが、収容部110に付設される第1センサー111及び第2センサー112と、制御部40に内蔵される判定手段と、同じく制御部40に内蔵される測定手段とを備えている。
2.フィーダ部
フィーダ部20は、図1に示すように、ハウジング3の最下部に収納された給紙トレイ21、給紙トレイ21の前端部上方に設けられて給紙トレイ21に載置された用紙を画像形成部10に給紙(搬送)する給紙ローラ22、及び用紙に所定の搬送抵抗を与えることで給紙ローラ22により給紙される用紙を1枚毎に分離する分離パッド23等を有して構成されている。
そして、給紙トレイ21から画像形成部10を経由して、排紙トレイ5に至る用紙の搬送経路Pのうち、前方の略U字状に転向する部位には、略U字状に湾曲しながら画像形成部10に搬送される用紙に搬送力を与える搬送ローラ24、25が配設されている。
また、搬送ローラ24よりも搬送経路Pの下流側には、搬送ローラ24により搬送されてくる用紙の先端に接触することでその用紙の斜行を補正した後、その用紙をさらに画像形成部10へ向けて搬送するレジストローラ26、27が設けられている。
3.搬送機構
搬送機構30は、下方の給紙トレイ21と上方の画像形成部10との間に配置された搬送ベルト33、並びに画像形成部10の後方に配置された排出シュート(図示せず。)及び排出ローラ91等を有して構成されている。
搬送ベルト33は、画像形成部10の作動と連動して回転する駆動ローラ31と、駆動ローラ31と離隔した位置に回転可能に配設された従動ローラ32との間に巻き付けられて循環可能とされている。
このような構成である搬送機構30は、搬送ベルト33が用紙を載せた状態で回転することにより、フィーダ部20から搬送されてきた用紙を4つのプロセスカートリッジ70K、70Y、70M、70Cを有する画像形成部10に順次搬送する。そして、画像形成部10にて画像形成を終えた用紙を排出シュート及び排出ローラ91により、搬送経路Pに沿って搬送し、排出部7から排紙トレイ5に排出させるようになっている。
4.画像形成部
画像形成部10は、図1に示すように、スキャナ部60、プロセスカートリッジ70K、70Y、70M、70C及び定着器ユニット80等を有して構成されている。
4.1.スキャナ部
スキャナ部60は、ハウジング3内の上部に配設され、レーザ光源、ポリゴンミラー、fθレンズ及び反射鏡等を有して構成されている。
そして、レーザ光源から発光されるレーザビームは、ポリゴンミラーで偏向されて、fθレンズを通過した後、反射鏡によって光路が折り返され、さらに、反射鏡によって光路が下方に屈曲されることにより、4つのプロセスカートリッジ70K、70Y、70M、70Cそれぞれに設けられた感光体71の表面上に照射され、静電潜像が形成されるようになっている。
4.2.プロセスカートリッジ
4つのプロセスカートリッジ70K、70Y、70M、70Cはトナーの色が異なるのみで、その他は同一であるので、以下、プロセスカートリッジ70Cを例にその構造を説明する。
プロセスカートリッジ70Cは、周知の感光体71、帯電器72及びトナーカートリッジ74等を収納するケーシング75等を有して構成されている。
また、搬送ベルト33を挟んで感光体71と反対側には、転写ローラ73が回転可能に配置されている。転写ローラ73は、用紙が感光体71近傍を通過する際に、感光体71の表面に付着したトナーを用紙に転写させるものである。
トナーカートリッジ74は、トナーが収容されたトナー収容室74A、トナーを現像ローラ74Cに供給する供給ローラ74B及び現像ローラ74C等を有して構成されている。そして、トナー収容室74Aに収容されているトナーは、供給ローラ74Bの回転によって現像ローラ74C側に供給され、さらに、現像ローラ74C側に供給されたトナーは、現像ローラ74Cの表面に担持されるとともに、層厚規制ブレード74Dにより担持されたトナーの厚みが所定の厚みにて均一となるよう調整された後、感光体71の表面に供給されるようになっている。
4.3.定着ユニット
定着ユニット80は、感光体71より搬送経路Pの下流側に配設され、周知の加熱ローラ81及び加圧ローラ82等を有して構成されている。
定着ユニット80は、加熱ローラ81及び加圧ローラ82により用紙に転写されたトナーを加熱溶融させて定着させるようになっている。
4.4.画像形成作動の概略
このような構成である画像形成部10においては、以下のようにして用紙に画像が形成される。すなわち、画像形成が開始されると、制御部40は、フィーダ部20、搬送機構30を制御して用紙を画像形成部10に搬送するともに、画像形成用データに基づいて画像形成部10のスキャナー部60、プロセスカートリッジ70K、70Y、70M、70C等を制御する。このため、感光体71の表面は、その回転に伴って、帯電器72により一様に正帯電された後、スキャナ部60から照射されるレーザビームにより露光され、その結果、感光体71の表面に画像形成用データに対応した静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ74Cの回転により、現像ローラ74C上に担持され、かつ、正帯電されているトナーが、感光体71に対向して接触するときに、感光体71の表面上に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光体71の静電潜像は可視像化され、感光体71の表面には反転現像によるトナー像が担持される。
その後、感光体71の表面上に担持されたトナー像は、転写ローラ73に印加される転写バイアスによって用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は定着ユニット80に搬送されて加熱され、トナー像として転写されたトナーが用紙に定着して、画像形成が完了する。
5.収容部
収容部110は、いわゆる廃トナーボックスであり、図1に示すように、ハウジング3内において、下方の給紙トレイ21と上方の搬送機構30との間に形成された上下方向に薄い空間に配置されている。このため、収容部110は、側面から見て扁平、かつレーザプリンタ1の横方向(図1における紙面手前から奥側に向かう方向)に延在する略箱状体とされている。また、収容部110は、ハウジング3内に設けられたフレーム部材(図示しない)に着脱可能に固定されており、収容部110内に廃トナーが一杯に堆積すれば、収容部110を取り外して、メンテナンス作業を実施することが可能となっている。
収容部110の上面には、図2に拡大して示すように、搬送ベルト33の幅と略同一の幅に開口された入口110aが形成されている。そして、搬送ベルト30の表面に付着した廃トナーは、後述する回収手段100により入口110aから収容部110内に送られ、収容部110内の前方から後方に向けて徐々に堆積するようになっている。
6.回収手段
回収手段100は、図2に示すように、クリーニングローラ101、掻き取りローラ102、剥離ブレード103、楕円ロータ105、リードバルブ106等により構成されている。
クリーニングローラ101は、外表面側に樹脂製スポンジ層が形成された中実円柱であり、入口110a内の前方に配設され、駆動ローラ31及び従動ローラ32と平行な枢軸101aによって回転可能に軸支されている。
そして、クリーニングローラ101は、搬送ベルト33の循環方向D1とは逆向きの回転方向D2に回転駆動されつつ、搬送ベルト33に下方から接触するように構成されている。このため、クリーニングローラ101は、搬送ベルト33の表面に付着したトナーを擦り落とすように自己の表面に付着させて、搬送ベルト33から除去することが可能となっている。
掻き取りローラ102は金属製の中実円柱であり、入口110a内において、クリーニングローラ101より後方に位置し、枢軸101aと平行な枢軸102aによって回転可能に軸支されている。
そして、掻き取りローラ102は、トナーが帯びている電荷と反対の電荷(本実施例では、負電荷)が印加された状態で、クリーニングローラ101の表面に接触しながら、回転方向D3に回転するように構成されている。このため、掻き取りローラ102は、クリーニングローラ101の表面に付着したトナーを電気的に吸着して、掻き取りローラ102の表面に転写させることが可能となっている。
剥離ブレード103は、後端側が入口110aの後方に固定され、前端側が掻き取りローラ102の表面に撓みつつ当接するように配置されている。このため、剥離ブレード103は、掻き取りローラ102の表面に付着したトナーを剥離させて、下方に落下させることが可能となっている。
楕円ロータ105は、中実楕円柱であり、入口110a内において、掻き取りローラ102及び剥離ブレード103の下方に位置し、枢軸101a、102aと平行な枢軸105aによって回転可能に軸支されている。そして、楕円ロータ105は、掻き取りローラ102の回転に従動して、回転方向D4に回転するように構成されている。また、楕円ロータ105は、収容部110の垂直壁面110b、収容部110の底面及びリードバルブ106により囲まれている。
リードバルブ106は、楕円ロータ105に撓みつつ当接するように配置されている。
この回収手段100では、搬送ベルト33に付着したトナーがクリーニングローラ101を経由して掻き取りローラ102に移る。次に、剥離ブレード103が掻き取りローラ102の表面に付着する廃トナーを剥離させて、収容部110内に掻き落とすと、楕円ロータ105が廃トナーを収容部110の後方に送る。この際、リードバルブ106も楕円ロータ105の回転に伴って周期的に前後方向に撓んで、楕円ロータ105とともに廃トナーを収容部110の後方に送る。こうして、回収手段100は、収容部110の入口110aから収容部110内に廃トナーを送り、収容部110内の前方から後方に向けて徐々に廃トナーを堆積させることが可能となっている。
このような構成である実施例のレーザプリンタ1では、画像形成に伴って発生する廃トナーが収容部110内に堆積して一杯になれば、収容部110をハウジング3から取り外して、廃トナーを廃棄する等のメンテナンス作業を実施する必要がある。このため、このレーザプリンタ1において、制御部40は、収容部110に収容される廃トナーの量を測定するため、第1センサー111及び第2センサー112と、判定手段と、測定手段とを備えている。
以下、図2〜図7を参照しつつ、第1、2センサー111、112と、判定手段と、測定手段とを説明する。予め説明しておくが、図6のグラフにおいて、横軸は、後述する第1、2センサ用凹部110e、110fの検出窓110g、110hが堆積した廃トナーにより遮蔽される率(以下、「検出窓遮蔽率」という。)であり、縦軸は、図4に示す電気回路の接続点P1の電圧である。
また、図6のグラフにおいて、実線L1は、第1センサ111単独の検知動作又は第2センサ112単独の検知動作の際の接続点P1の電圧を示している。破線M1は、廃トナーが第1センサ111及び第2センサ112のどちらかの側に片寄ることなく、均等に収容部110内の前方から後方に向けて堆積していくという条件下において、第1、2センサ111、112同時の検知動作の際の接続点P1の電圧を示している。一点鎖線N1は、抵抗R2と抵抗R3との接続点P2の電圧を示している。二点鎖線Oは、第1、2センサ111、112の非検知動作時及び検出窓遮蔽率が100%のときの接続点P1の電圧を示している。
さらに、図7に示すグラフは、上記図6のグラフについて、第1、2センサ111、112の非検知動作時及び検出窓遮蔽率100%のときの接続点P1の電圧(二点鎖線Oで示す)を基準(0V)にして、そこからの差分(変化量)を絶対値で表したグラフである、そして、実線L1に対応する実線L2は、後述する検出値C1、C2を示し、破線M1に対応する破線M2は、後述する合成値C3を示している。また、一点鎖線N1に対応する一点鎖線N2は、後述する閾値Vg1、Vg2を示している。
7.第1センサ及び第2センサ
第1センサ111及び第2センサ112はそれぞれ、図2及び図3に示すように、収容部110の後端側下方の2箇所に形成された第1センサ用凹部110e及び第2センサ用凹部110fに付設されている。
そして、図3に示すように、第1センサ用凹部110e及び第2センサ用凹部110fは、横方向(図3における左右方向)で、収容部110の中央から等距離に位置している。このため、第1センサ111及び第2センサ112は、収容部110の入口110aから同一距離に配置されている。
図2〜図4に示すように、第1センサ111は、投光部Aと受光部111aとからなる。投光部Aは発光ダイオードであり、受光部111aはフォトトランジスタである。そして、第1センサ用凹部110eに設けられた透光性材料からなる検出窓110gを介して、収容部110内に向けて投光部Aから投光された光を受光部111aにて受光する検知動作の結果、受光部111aに流れる電流の変化によってコレクタ電位が変化する。
具体的には、図6のグラフの実線L1で示すように、検出窓遮蔽率(検出窓110gが堆積した廃トナーによって遮蔽される率)が0〜100%まで変化する場合において、第1センサ111単独の検知動作が行われると、受光部111aのコレクタ電位(図4に示す接続点P1の電圧)は、受光量の減少に応じて増大する。ここで、第1、2センサ111、112の非検知動作時に対し、投光部Aを駆動させて受光部111aが受ける受光量の変化に応じて第1センサが出力する検出値C1は、受光部111aに流れる電流の変化によって生じたコレクタ電位変化量の絶対値である。このため、検出値C1は、図7のグラフの実線L2で示すように、受光部111aが受ける受光量の減少に応じて減少する。
第2センサ112は、第1センサ111と同様に、投光部Bと受光部112aとからなる。投光部Bは発光ダイオードであり、受光部112aはフォトトランジスタである。そして、第2センサ用凹部110fに設けられた透光性材料からなる検出窓110hを介して、収容部110内に向けて投光部Bから投光された光を受光部112aにて受光する検知動作の結果、受光部112aに流れる電流の変化によってコレクタ電位が変化する。
具体的には、図6のグラフの実線L1で示すように、検出窓遮蔽率(検出窓110hが堆積した廃トナーによって遮蔽される率)が0〜100%まで変化する場合において、第2センサ112単独の検知動作が行われると、受光部112aのコレクタ電位(図4に示す接続点P1の電圧)は、受光量の減少に応じて増大する。ここで、第1センサ112の非検知動作時に対し、投光部Bを駆動させて受光部112aが受ける受光量の変化に応じて第2センサが出力する検出値C2は、受光部112aに流れる電流の変化によって生じたコレクタ電位変化量の絶対値である。このため、検出値C2は、図7のグラフの実線L2で示すように、受光部112aが受ける受光量の減少に応じて減少する。
8.判定手段
判定手段は、制御部40に内蔵されており、図4に示すように、第1センサ111の投光部AをON/OFFするスイッチング回路121と、第2センサ112の投光部BをON/OFFするスイッチング回路122と、コンパレータ回路123とを有して構成されている。
コンパレータ回路123は、制御部40内のCPU入力ポート40aに出力端子が接続される1つのオペアンプ123aを有している。オペアンプ123aの非反転入力端子は、受光部111aのコレクタ端子と、受光部112aのコレクタ端子との接続点P1に、抵抗R4を介して接続されている。また、接続点P1には、他端が給電側に接続される抵抗R1の一端が接続されている。このため、検出窓遮蔽率(検出窓110g、100hが堆積した廃トナーによって遮蔽される率)が0〜100%まで変化する場合において、第1、2センサ111、112について同時に検知動作を実施すれば、受光部111aに流れる電流と受光部112aに流れる電流の合成電流が抵抗R1を流れる。そして、図6のグラフの破線M1で示すように、この合成電流に対応して接続点P1の電圧が変化する。ここで、第1、2センサ111、112の検出値の合成値C3は、第1、2センサ111、112の非検知動作時に対し、投光部A、Bを駆動させて受光部111a、112aに流れる電流の変化によって生じた接続点P1の電圧変化量の絶対値である。このため、合成値C3は、図7のグラフの破線M2で示すように、受光部111a、112aが受ける受光量の減少に応じて減少する。
オペアンプ123aの反転入力端子は、他端が給電側に接続される抵抗R2の一端と、他端がアース側に接続される抵抗R3の一端との接続点P2に接続されている。ここで、接続点P2の電圧は、抵抗R2、R3の抵抗値が調整されることにより、約1.73Vに設定されている(図6の一点鎖線N1で示す)。このため、接続点P1の電圧が接続点P2の電圧より大きければ、オペアンプ123aの出力端子から最大電圧値がCPU入力ポート40aに出力される。他方、接続点P1の電圧が接続点P2の電圧より小さければ、オペアンプ123aの出力端子から最小電圧値がCPU入力ポート40aに出力される。
上記接続点P2の電圧(約1.73V)は、第1センサ111の検出値C1及び第2センサ112の検出値C2に対する閾値Vg1(比較値、図7の一点鎖線N2で示す)、及び合成値C3に対する閾値Vg2(比較値、図7の一点鎖線N2で示す)に対応するものである(Vg1=Vg2=約1.57V)。以下、コンパレータ回路123による接続点P1の電圧と接続点P2の電圧との比較を検出値C1、C2及び合成値C3と閾値Vg1、Vg2との比較に置き換えて説明する。
判定手段は、図5に示す廃トナー量測定ルーチン(ステップS100〜ステップS120)の中の第1判定ステップ(ステップS101〜ステップS106)及び第2判定ステップ(ステップS108〜ステップS110)も有している。第1判定ステップは、各第1、2センサ111、112毎に単独で実施する検知動作により出力された検出値C1、C2が閾値Vg1以下であるか否かを判定するものである。第2判定ステップは、第1、2センサについて同時に実施する検知動作により出力された検出値の合成値C3が閾値Vg2以下であるか否かを判定するものである。各ステップの詳細については、廃トナー量測定ルーチンを後述する際に説明する。
9.測定手段
測定手段は、図5に示すステップS107、ステップS111〜ステップS115により構成されている。そして、測定手段は、判定手段の第1判定ステップ及び第2判定ステップの判定に基づき、廃トナーの量を「収容部110内に廃トナーがかなり堆積している状態。(以下、単に『フル』と呼ぶ)」、「収容部110内に廃トナーがある程度堆積しているが、まだ余裕がある状態。(以下、単に『ニアフル』と呼ぶ。)」、「収容部110内に廃トナーがあまり堆積していない状態。(以下、単に『ロー』と呼ぶ。)」の3段階で測定するものである。
10.廃トナー量測定ルーチン
制御部40は、収容部110に収容される廃トナーの量を測定するため、レーザプリンタ1の起動時や画像形成動作時等に、図5に示す廃トナー量測定ルーチンを随時実施する。以下、各ステップ毎に詳しく説明する。
まず、ステップS100において、処理が開始される。
次に、ステップS101において、制御部40からスイッチング回路121に、第1センサ111の投光部AのON信号が送られ、スイッチング回路121が投光部Aを点灯させる。この結果、投光部Aが第1センサ用凹部110e内に向けて投光する。
次に、ステップS102において、投光部Aから投光された光を受光部111aが受光する検知動作を実施し、受光部111aが受ける受光量の減少に応じて減少する検出値C1を第1センサ111が出力する。そして、この検出値C1がコンパレータ回路123のオペアンプ123aの非反転入力端子に入力され、オペアンプ123aの反転入力端子にて設定された閾値Vg1と比較される。そして、検出値C1と閾値Vg1との比較結果がオペアンプ123aの出力端子からCPU入力ポート40aに伝えられる。
次に、ステップS103において、制御部40からスイッチング回路121に、第1センサ111の投光部AのOFF信号が送られ、スイッチング回路121が投光部Aを消灯させる。
次に、ステップS104において、制御部40からスイッチング回路122に、第2センサ112の投光部BのON信号が送られ、スイッチング回路122が投光部Bを点灯させる。この結果、投光部Bが第2センサ用凹部110e内に向けて投光する。
次に、ステップS105において、投光部Bから投光された光を受光部112aが受光する検知動作を実施し、受光部112aが受ける受光量の減少に応じて減少する検出値C2を第2センサ112が出力する。そして、この検出値C2がコンパレータ回路123のオペアンプ123aの非反転入力端子に入力され、オペアンプ123aの反転入力端子にて設定された閾値Vg1と比較される。そして、検出値C2と閾値Vg1との比較結果がオペアンプ123aの出力端子からCPU入力ポート40aに伝えられる。
次に、ステップS106において、制御部40からスイッチング回路122に、第2センサ112の投光部BのOFF信号が送られ、スイッチング回路122が投光部Bを消灯させる。
次に、ステップS107において、「検出値C1≦閾値Vg1、かつ検出値C2≦閾値Vg1」が「Yes」であると判断された場合、ステップS108に移行する。
そして、ステップS108において、制御部40からスイッチング回路121、122に、第1、2センサ111、112の投光部A、BのON信号が送られ、スイッチング回路121、122が投光部A、Bを点灯させる。この結果、投光部A、Bが第1センサ用凹部110e及び第2センサ用凹部110f内に向けて投光する。
次に、ステップS109において、投光部Aから投光された光を受光部111aが受光する検知動作と、投光部Bから投光された光を受光部112aが受光する検知動作を同時に実施し、第1、2センサ111、112の検出値の合成値C3を第1、2センサ111、112が出力する。そして、この合成値C3がコンパレータ回路123のオペアンプ123aの非反転入力端子に入力され、オペアンプ123aの反転入力端子にて設定された閾値Vg2と比較される。そして、合成値C3と閾値Vg2との比較結果がオペアンプ123aの出力端子からCPU入力ポート40aに伝えられる。
次に、ステップS110において、制御部40からスイッチング回路121、122に、第1、2センサ111、112の投光部A、BのOFF信号が送られ、スイッチング回路121、122が投光部A、Bを消灯させる。
次に、ステップS111において、「検出値C3≦閾値Vg2」が「Yes」であると判断された場合、ステップS112に移行する。そして、ステップS112において、廃トナー量が「フル」であると判断し、ステップS120に移行して、処理を終了する。
他方、ステップS111において、「検出値C3≦閾値Vg2」が「No」であると判断された場合、ステップS114に移行する。そして、ステップS114において、廃トナー量が「ニアフル」であると判断し、ステップS120に移行して、処理を終了する。
一方、ステップS107において、「検出値C1≦閾値Vg1、かつ検出値C2≦閾値Vg1」が「No」であると判断された場合、ステップS113に移行する。
そして、ステップS113において、「検出値C1>閾値Vg1、かつ検出値C2>閾値Vg1」が「Yes」であると判断された場合、ステップS115に移行する。そして、ステップS115において、廃トナー量が「ロー」であると判断し、ステップS120に移行して、処理を終了する。
他方、ステップS113において、「検出値C1>閾値Vg1、かつ検出値C2>閾値Vg1」が「No」であると判断された場合、ステップS114に移行する。そして、ステップS114において、廃トナー量が「ニアフル」であると判断し、ステップS120に移行して、処理を終了する。
こうして、制御部40は、収容部110内の廃トナー量を測定し、廃トナー量の測定結果を適宜ユーザに通知し、収容部110のメンテナンスを実施するよう通知する等の必要な処理を実施する。
ここで、図6及び図7のグラフに示すように、廃トナーが第1センサ111及び第2センサ112のどちらかの側に片寄ることなく、均等に収容部110内の前方から後方に向けて堆積していくという条件下において、上記廃トナー測定ルーチンがどのような処理を行うかを説明する。
図7のグラフにおいて、縦線S1より左側の領域では、ステップS107で「No」と判断され、ステップS113で「Yes」と判断されるので、その結果として、廃トナー量が「ロー」であると判断される。また、縦線S2から右側の領域では、ステップS107で「Yes」と判断され、ステップS111で「Yes」と判断されるので、その結果として、廃トナー量が「フル」であると判断される。さらに、縦線S1から縦線S2までの領域では、ステップS107で「Yes」と判断され、ステップS111で「No」と判断されるので、その結果、廃トナー量が「ニアフル」であると判断される。
ここで、仮に第2判定ステップ(ステップS108〜ステップS110)及びステップS111がないとすれば、第1、2センサ111、112の検出窓遮蔽率が例えば80%である場合、ステップS107で「Yes」と判断された後、廃トナー量が「フル」であると判断されてしまう。
これに対して、本実施例では、第2判定ステップ(ステップS108〜ステップS110)及びステップS111があることにより、第1、2センサ111、112の検出窓遮蔽率が80%である場合に、廃トナー量が「ニアフル」であると判断することができる。このため、本実施例では、「フル」と「ニアフル」とをより精度よく見分けることが可能となっている。
さらに、実施例のレーザプリンタ1における廃トナー量測定の試験例を図8、図9を参照しつつ説明する。
(試験例)
試験例では、レーザプリンタ1の画像形成に伴って発生する廃トナーが第2センサ112よりも第1センサ111側に片寄りながら、収容部110内の前方から後方に向けて堆積していくという条件設定をしている。このため、図8のグラフに示すように、レーザプリンタ1の画像形成の枚数(横軸に示す)が増加するにつれて、第1センサ111の検出窓遮蔽率(折れ線X1で示す)が第2センサ112の検出窓遮蔽率(折れ線X2で示す)より速く上昇していく。
この場合において、廃トナー測定ルーチンが随時実施されると、図9のグラフに示すように、検出値C1(実線L3で示す)、検出値C2(実線L4で示す)、合成値C3(破線M3で示す)が変化する。
図9のグラフにおいて、縦線T1より左側の領域では、ステップS107で「No」と判断され、ステップS113で「Yes」と判断されるので、その結果として、廃トナー量が「ロー」であると判断される。また、縦線T1から縦線T2までの領域では、ステップS107で「No」と判断され、ステップS113で「No」と判断されるので、その結果として、廃トナー量が「ニアフル」であると判断される。さらに、縦線T2から縦線T3までの領域では、ステップS107で「Yes」と判断され、ステップS111で「No」と判断されるので、その結果として、廃トナー量が「ニアフル」であると判断される。そして、縦線T3から右側の領域では、ステップS107で「Yes」と判断され、ステップS111で「Yes」と判断されるので、その結果として、廃トナー量が「フル」であると判断される。
ここで、仮に第2判定ステップ(ステップS108〜ステップS110)及びステップS111がないとすれば、画像形成枚数が縦線T2から縦線T3までの領域内にある場合、廃トナー量が「フル」であると判断してしまう。
これに対して、本実施例では、第2判定ステップ(ステップS108〜ステップS110)及びステップS111があることにより、画像形成枚数が縦線T2から縦線T3までの領域内にある場合に、廃トナー量が「ニアフル」であると判断することができる。このため、本実施例では、「フル」と「ニアフル」とをより精度よく見分けることが可能となっている。
上述した通り、実施例のレーザプリンタ1は、第1判定ステップと、第2判定ステップとを判定手段が有していることから、1つの判定ステップのみからなる上記従来技術と比較して、より精度良く廃トナーの量を測定することができる。特に、廃トナーが第1、2センサ111、112のどちらかに片寄るような場合でも、上記第2判定ステップにより、より精度良く判定できる。
したがって、実施例のレーザプリンタ1は、収容部110に収容される廃トナーの量をより精度良く測定できる。
その結果、このレーザプリンタ1では、収容部110内に廃トナーが一杯になった場合に実施するメンテナンス作業の周期が不必要に短くなってしまう事態が生じ難い。
また、このレーザプリンタ1において、閾値Vg1と閾値Vg2とは、Vg1=Vg2、(Vg1×n>Vg2、n=2)の関係にあることから、第1判定ステップにおいて、「収容部110に廃トナーがある程度堆積している状態」と判定してから、現実に収容部110に廃トナーが一杯に堆積するまでのほぼ中間で、第2判定ステップが「フル」又は「ニアフル」のどちらかであると判定することができる。このため、このレーザプリンタ1は、より効果的に廃トナーの量を測定することができる。
さらに、このレーザプリンタ1は、第1判定ステップにおいて、各第1、2センサ111、112毎に出力された検出値C1、C2が双方とも閾値Vg1以下である場合に、第2判定ステップによる判定を行うものであるので、第2判定ステップの実施が不必要な場合に、第2判定ステップを実施しないようにすることができ、処理効率を向上させることができる。
また、このレーザプリンタ1は、収容部110の入口110aから収容部110内に廃トナーを送る回収手段100を備えるものであるから、本発明の作用効果を確実に享受することができる。
さらに、このレーザプリンタ1において、第1、2センサ111、112は、収容部110の入口110aから同一距離に配置されているので、収容部110内で廃トナーが片寄り易い場合であっても、本発明の効果を確実に享受することができる。
また、このレーザプリンタ1において、収容部110は、側面から見て扁平な略箱状体であることから、収容部110内で廃トナーが片寄り易いので、本発明の作用効果をより確実に享受することができる。
さらに、このレーザプリンタ1において、第1、2センサ111、112により出力された各検出値C1、C2は、1個のオペアンプ123aの非反転入力端子に入力され、オペアンプ123aの反転入力端子には、給電部から抵抗R2、R3により分圧で得られる閾値Vg1及び閾値Vg2が入力されている。このため、閾値Vg1及び閾値Vg2を別々に設定したり、変更したりする構成に比べ、装置構成をより簡素化することができ、製品コストの低廉化を図ることができる。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
本発明は画像形成装置に利用可能である。
実施例の画像形成装置の概略断面図である。 実施例の画像形成装置に係り、収容部及び回収手段を示す部分拡大断面図である。 実施例の画像形成装置に係り、図2のIII−III断面を示す断面図である。 実施例の画像形成装置に係り、第1、2センサ及び判定手段を示す電気回路図である。 実施例の画像形成装置に係り、廃トナー測定ルーチンを示すフローチャートである。 実施例の画像形成装置に係り、第1、2センサの検出窓遮蔽率と接続点P1の電圧との関係を示すグラフである。 実施例の画像形成装置に係り、第1、2センサの検出窓遮蔽率と検出値C1、C2及び合成値C3との関係を示すグラフである。 実施例の画像形成装置に係り、試験例における画像形成枚数と第1、2センサの検出窓遮蔽率との関係を示すグラフである。 実施例の画像形成装置に係り、試験例における第1、2センサの検出窓遮蔽率と検出値C1、C2及び合成値C3との関係を示すグラフである。
1…画像形成装置(レーザプリンタ)
100…回収手段
110…収容部
110a…収容部の入口
111、112…センサ(111…第1センサ、112…第2センサ)
111a、112a…受光部
123…コンパレータ回路
123a…オペアンプ
A、B…投光部
C1、C2…検出値
C3…検出値の合成値
Vg1、Vg2…閾値
S101〜S106…第1判定ステップ
S108〜S110…第2判定ステップ

Claims (7)

  1. 量が増加又は減少する被収容物を収容する収容部と、
    投光部及び受光部からなり、該収容部内に向けて該投光部から投光された光を該受光部にて受光する検知動作の結果、該受光部が受ける受光量の変化に応じた検出値であって、該受光量の変化に応じて流れる電流値又は電圧差の絶対値を出力する複数のセンサと、
    各該センサ毎に単独で実施する該検知動作により出力されたそれぞれの該検出値が所定の閾値Vg1以下であるか否かを各センサ毎に判定する第1判定ステップと、該複数のセンサについて同時に実施する該検知動作により出力された該検出値の合成値であって、それぞれの受光部が受ける受光量の変化に応じて流れる合成した電流値又は電圧差の絶対値が所定の閾値Vg2以下であるか否かを判定する第2判定ステップとを有する判定手段と、
    該判定手段の該第1判定ステップ及び該第2判定ステップの判定に基づき、閾値Vg1及び閾値Vg2に対する該被収容物の相対的な量を測定する測定手段とを備え、
    前記測定手段は、該第1判定ステップにおいて、それぞれの該検出値が所定の閾値Vg1以下である場合、該第2判定ステップにおいて、該検出値の合成値が所定の閾値Vg2以下であるときと、該検出値の合成値が所定の閾値Vg2以下でないときとで該被収容物の相対的な量を区別することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記複数のセンサは、前記収容部の入口から同一距離に配置されている請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記閾値Vg1と前記閾値Vg2とは、
    Vg1×n>Vg2、(nはセンサの個数、n≧2)
    の関係にある請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記閾値Vg1と前記閾値Vg2とは、
    Vg1=Vg2
    の関係にある請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記第1判定ステップにおいて、各前記センサ毎に出力された前記検出値がいずれも所定の閾値Vg1以下である場合に、第2判定ステップによる判定を行う請求項1乃至4のいずれか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記複数のセンサにより出力された各前記検出値は、前記判定手段における1つのポートに入力される請求項1乃至のいずれか1項記載の画像形成装置。
  7. 前記一つのポートはコンパレータの一方の入力端子であり、該コンパレータの他方の入力端子には前記閾値Vg1及び前記閾値Vg2が比較値として入力される請求項記載の画像形成装置。
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