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JP4415455B2 - タイヤ構成部材の製造方法 - Google Patents

タイヤ構成部材の製造方法 Download PDF

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JP4415455B2
JP4415455B2 JP2000159509A JP2000159509A JP4415455B2 JP 4415455 B2 JP4415455 B2 JP 4415455B2 JP 2000159509 A JP2000159509 A JP 2000159509A JP 2000159509 A JP2000159509 A JP 2000159509A JP 4415455 B2 JP4415455 B2 JP 4415455B2
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manufacturing
tire
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信雄 長谷川
利夫 田中
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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  • Tyre Moulding (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、インナーライナー等のタイヤ構成部材の製造方法にかかわり、更に詳しくはシート状に成形した複数層のシート材料の幅方向両端部を段差の無い状態で同種材質同志を貼合わせることを可能としたタイヤ構成部材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、二本または複数本カレンダーによりタイヤ構成材質として使用するインナーライナー等のシート材料を成形する際、その圧延時に、タイヤ仕様幅でトリムカットし、そして長尺に巻取った後、シート材料をタイヤ成形機において所要長さ(例えば、ドラム周長に対応した長さ)に切断して使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、シート材料の貼合わせ端末部を品質向上や外観等を向上させる目的から斜めに切断する方法が行われているが、その切断端面の角度には限界があり、従って、端末部の突き合わせた状態、または重ね合わせた状態で貼合わせた際に接合強度が不足したり、段差が出来たりして外観不良等の問題が生じていた。
【0004】
また、2層シート材料の端末部を貼合わせる場合、貼合わせ部(スプライス部)各層の間に、別の層が挟まった貼合わせとなり、同一コンパウンドのシート材料同士の貼合わせ接合にはならず、この場合にも接合強度が不足する等の問題があり、品質の低下を招いていた。
【0005】
この発明の目的は、複数層のシート材料の端末部を貼合わせる場合に、各シート材料の端末部を突き合わせ、または重ね合わせて貼合わせることにより、他部と同一なシート断面の2層が得られ、十分な接合強度と、タイヤの品質並びにタイヤの外観を向上させることが出来るタイヤ構成部材の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するため、プロファイル付き圧延手段により二種類のシート材料を積層させて同時に押し出して成形する際、前記シート材料の幅方向両端部に、先端位置をずらせて一定の傾斜角度のテーパ部を形成すると共に、成形ドラムのドラム周長に対応させた幅に形成し、前記シート材料を所定の長さに切断して幅方向両端部のテーパ部を貼合わせる際に、同種材質同士段差の無い状態で貼合わせることを要旨とするものである。
【0007】
ここで、前記シート材料の幅方向両端部のテーパ部を、突き合わせて貼合わせたり、シート材料の幅方向両端部のテーパ部を、重ね合わせて貼合わせて製造することも可能である。
【0008】
また、プロファイル付き圧延手段は、鉛直向きに、接近離反可能に取付けられた二本の上下圧延ロールからなり、一方の圧延ロールに、表面にシート材料のプロファイル形状に対応する形態の溝を備えた圧延ロールを使用したり、表面にシート材料のプロファイル形状に対応する形態の溝を備えた一本のロールを使用することも可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づきこの発明の実施の形態を説明する。
【0010】
図1は、この発明のタイヤ構成部材の製造方法を実施するための製造装置の正面図、図2は図1のAーA矢視側面図を示し、1は二種類のシート材料W1,W2を積層させて押し出す押出し機、2は押出し機1のヘッド、3は押出しヘッドに取付けられたプロファイル付き圧延手段を示し、このプロファイル付き圧延手段3は、表面にシート材料W1のプロファイル形状に対応する形態の溝4を一方のロールに備えた二本の上下圧延ロール5a,5bが鉛直向きに、接近離反可能に取付けられている。
【0011】
そして、前記押出し機1から押出される二種類のゴム状弾性体は、図3(a)に示すように、押出しヘッド2により幅方向両端部の先端位置を所定の長さLによりずらせた2層のシート材料W1,W2が積層されて成形され、更に二本の圧延ロール5a,5bにより、図3(b),(c)に示すように幅方向両端部を一定の傾斜角度のテーパ部6a,6bを備え、かつ図示しない成形ドラムのドラム周長に対応させた幅Hで成形される。
【0012】
このように形成された2層のシート材料W1,W2を貼合わせる場合の第1実施形態としては、シート材料W1,W2の長手方向で図示しない切断装置により所定の長さに切断され、切断されたシート材料W1,W2は、搬送コンベヤーや転写ドラム等の搬送手段を介して成形ドラム側に供給されて、図4(a),(b),(c)に示すようにような方法により貼合わされる。
【0013】
即ち、幅方向両端部の先端位置を左右位置においてそれぞれ所定の長さLによりずらせた2層のシート材料W1,W2を成形ドラムに巻付けてその端末部を突き合わせて貼付ける場合には、(b)に示すように、左端部のシート材料W1a及びW2aと右端部のシート材料W1b及びW2bとが突き合わされ、圧着後には、(c)に示すように平滑な面状態で完全に同種材質同士が圧着されることになる。
【0014】
また、幅方向両端部を一定の傾斜角度のテーパ部6a,6bに形成してなることから、図5(a),(b)、または図6(a),(b)に示すように、重ね代Xが大きくても、上記第1実施形態と同様な効果を奏することが出来る。
【0015】
即ち、図5(a),(b)の場合には、若干の重ね代Xの貼合わせで、2層+1層となった場合であり、また図6(a),(b)の場合には、2層+2層の貼合わせである。
【0016】
更に、図7に示すように、下側のシート材料W2だけが、その両端部においてテーパ部6a,6bに形成されている場合においても、上記第1実施形態と同様な効果を奏することが出来、また重ね代Xが大きくでも同様の効果を得ることが出来る。
【0017】
以上のように、この発明の各実施形態では、プロファイル付き圧延手段により複数層(この実施形態では2層)のシート材料W1,W2を同時に成形する際、幅方向両端部に先端位置をずらせた一定の傾斜角度のテーパ部6a,6bを形成すると共に、成形ドラムのドラム周長に対応させた幅に形成したり、または幅方向両端部に一定の傾斜角度のテーパ部6a,6bを形成すると共に、成形ドラムのドラム周長に対応させた幅に形成し、シート材料W1,W2を所定の長さに切断して幅方向両端部のテーパ部6a,6bを貼合わせる際に、少なくとも同種材質同士を段差の無い状態で貼合すことが出来、従って他部と同一なシート断面の2層が得られ、十分な接合強度と、タイヤの品質並びにタイヤの外観を向上させることが出来るものである。
【0018】
なお、上記の実施形態では、二本の圧延ロール5a,5bにより成形する方法について説明したが、図8に示すような2層シングルローラダイ方式でも形成することが可能である。
【0019】
即ち、表面にシート材料のプロファイル形状に対応する形態の溝を備えた一本のロール5cで、押出し機1から押出された2層のシート材料W1,W2を積層させて、上記第1実施形態と同様に幅方向両端部を一定の傾斜角度のテーパ部6a,6bを備え、かつ成形ドラムのドラム周長に対応させた幅Hで成形することもできる。
【0020】
【発明の効果】
この発明は、上記のような方法により複数層のシート材料の両端部を突き合わせ、または重ね合わせて貼合わせるので、他部と同一なシート断面の2層が得られ、十分な接合強度と、タイヤの品質を向上させることが出来、更にタイヤの外観も向上させることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のタイヤ構成部材の製造方法を実施するための製造装置の正面図である。
【図2】図1のAーA矢視側面図である。
【図3】(a),(b),(c)は、2層シート材料の成形工程において、両端先端部をずらせ、かつ一定の傾斜角度のテーパ部に成形する工程の説明図である。
【図4】(a),(b),(c)は、2層のシート材料を貼合わる第1実施形態の工程説明図である。
【図5】(a),(b)は、2層のシート材料を貼合わる他の実施形態の工程説明図である。
【図6】(a),(b)は、2層のシート材料を貼合わる他の実施形態の工程説明図である。
【図7】2層のシート材料を貼合わる他の実施形態の工程説明図である。
【図8】この発明の他の実施形態を示す2層シングルローラダイ方式の断面図である。
【符号の説明】
押出し機
押出しヘッド
プロファイル付き圧延手段

5a,5b 二本の圧延ロール
5c シングルローラ
6a,6b テーパ部
W1,W2 シート材料
W1a,W2a シート材料
シート材料の幅Lずらせた長さ
重ね代

Claims (5)

  1. プロファイル付き圧延手段により二種類のシート材料を積層させて同時に押し出して成形する際、前記シート材料の幅方向両端部に、先端位置をずらせて一定の傾斜角度のテーパ部を形成すると共に、成形ドラムのドラム周長に対応させた幅に形成し、前記シート材料を所定の長さに切断して幅方向両端部のテーパ部を貼合わせる際に、同種材質同士段差の無い状態で貼合わせるタイヤ構成部材の製造方法。
  2. 前記シート材料の幅方向両端部のテーパ部を、突き合わせて貼合わせる請求項1に記載のタイヤ構成部材の製造方法。
  3. 前記シート材料の幅方向両端部のテーパ部を、重ね合わせて貼合わせる請求項1に記載のタイヤ構成部材の製造方法。
  4. 前記プロファイル付き圧延手段は、鉛直向きに、接近離反可能に取付けられた二本の上下圧延ロールからなり、一方の圧延ロールに、表面にシート材料のプロファイル形状に対応する形態の溝を備えた圧延ロールを使用する請求項1に記載のタイヤ構成部材の製造方法。
  5. 前記プロファイル付き圧延手段は、表面にシート材料のプロファイル形状に対応する形態の溝を備えた一本のロールを使用する請求項1に記載のタイヤ構成部材の製造方法。
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