JP4415278B2 - 交差点における交通流挙動推定システム - Google Patents
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Description
特に一般道路では、超音波式車両感知器が広く利用されている。超音波式車両感知器は、交差点の停止線からの距離をベースとした設置基準が決められているが、超音波式車両感知器の設置は百メートル以上の間隔と非常に粗いものである。さらに地方の道路では、必ずしも基準通り超音波式車両感知器が設置されているわけではない。従って、交差点をボトルネックとした行列末尾の位置や旅行時間を精度良く推定、予測することができていないのが現状である。
なお、画像感知器により、直接、行列の末尾を認識する方法も考えられるが、新たに大量の設備を路側に設置する必要があり、現実的でない。
本発明は、車両の行列内の停止位置、行列内停止時間、停止から交差点の交差点付近の所定地点通過までの所要時間といった交通流挙動を実時間で精度良く推定、予測することのできる交差点における交通流挙動推定システムを提供することを目的とする。
このシステムでは、交差点でのプローブ車両の交通流挙動と、信号切換タイミングと、交通量との関係を統計解析し、その相関関係を作成しておき、作成された相関関係と、一般車両について計測された交通量と信号切換タイミングとから、車両感知器を通過した一般車両の現時刻の交通流挙動の推定情報、又は近未来の交通流挙動の予測情報を作成することができる。
また、本発明の他の交通流挙動推定システムは、車両に搭載された車載装置によって計測される車両位置データを含むプローブデータを取得するプローブデータ取得手段と、交差点に設置された信号機の信号切換タイミング情報を取得する信号切換タイミング取得手段と、当該交差点に進入する道路に設置された車両感知器により計測された当該道路の交通量のデータを取得する交通量取得手段と、車両の車両感知器通過時刻を求める通過時刻取得手段と、前記プローブデータにより車両の行列内の停止位置、行列内停止時間、停止から交差点付近の所定地点通過までの所要時間のいずれかを求める交通流挙動取得手段と、車両の車両感知器通過時刻から信号切換タイミングまでの時間と、前記車両感知器通過時刻における交通量又は当該車両感知器通過時刻から遡って1回若しくは複数回計測された交通量と、前記車両の行列内の停止位置、行列内停止時間、停止から交差点付近の所定地点通過までの所要時間のいずれかとの関係をデータとして記憶する記憶手段と、当該交差点に進入する道路を通過する任意の車両について、当該車両の車両感知器通過時刻と、信号切換タイミングと、当該車両感知器通過時刻における交通量又は当該車両感知器通過時刻から遡って1回若しくは複数回計測された交通量と、前記記憶手段に記憶されたデータとから、当該車両の行列内の停止位置、行列内停止時間、停止から交差点付近の所定地点通過までの所要時間のいずれかを出力する交通流挙動出力手段とを有するものである。
この発明の態様では、システムは、交差点でのプローブ車両の交通流挙動と、信号切換タイミングと、交通量との関係をデータの形で記憶手段に記憶している。そのデータと、計測された交通量と信号切換タイミングとから、車両感知器を通過した一般車両の現時刻の交通流挙動の情報、又は近未来の交通流挙動の予測情報を作成することができる。
前記記憶手段は、交通量の値0から、前記車両感知器通過時刻における交通量又は当該車両感知器通過時刻から遡って複数回計測された交通量のうち最大値となる交通量までを複数の交通量区分に分割して、前記車両感知器通過時刻における交通量又は当該車両感知器通過時刻から遡って複数回計測された交通量を、その計測された交通量の値に応じて何れかの交通量区分に当てはめ、交通量区分ごとに前記関係をデータとして記憶するものであることが望ましい。これにより、記憶手段の記憶区分を妥当な大きさに設定することにより、全体としての記憶容量を減らし、アクセス時間を短くすることができる。
また、算出した交差点の交通流挙動の予測情報を利用して、信号の青時間の延長の必要性を判断し、以て渋滞の開始を遅らせたり、渋滞の発生を抑止したりする予測信号制御を行うことができる。また、交差点の交通需要に比例してスプリットを決定する適応信号制御を行うことができる。さらに、交通流挙動の推定情報を常時記録し、信号制御の評価を行うことも可能である。
「交通量」:単位時間あたりの車両の通過台数。
「占有時間」:単位時間当たりに車両感知器の検出領域に車両が存在する時間の総和。
「占有率」: 占有時間/単位時間
「プローブ車両」:本発明の実施に必要な車両位置、速度、時刻等のデータを送信することのできる特定の車載装置を搭載した車両。
「プローブデータ」:プローブ車両の車載装置から入手した車両位置、速度、時刻等のデータ。プローブデータは、所定時間ごと、所定距離走行ごと、所定加減速度ごと、又は所定方位変化ごとの車両の位置、速度、時刻等のデータであり、車両の停止時、車両の発進時の車両の位置、速度、時刻等のデータを含む。
「信号切換タイミング情報」:交差点の赤、青、黄の切換時刻に関する情報。
「信号周期」:信号の赤(青)開始から次の赤(青)開始までの期間。
「交通流挙動」:交差点付近の所定地点から行列内の車両停止位置までの距離、交差点の停止待ち行列内の車両の停止時間、車両発進後から交差点付近の所定地点通過までの所要時間のいずれかをいう。
交差点に流入する道路Rの上流の路側位置に、車両との間で路車間通信を行う上流側の路側装置5を設置している。また、交差点の出口に下流側の路側装置5を設置している。これらの路側装置5は、光ビーコン、DSRC等の狭域無線通信を利用することができるが、無線LAN等の中域無線通信、携帯電話機等の広域無線通信を利用しても良い。
路側装置5は、後に図6などを用いて説明するように交通管制センタ3と通信回線で接続されている。
なお、プローブデータの扱いについては、後に図8の実施例に示すように、路側装置5を経由せずに、プローブ車両から、プローブ車両に搭載され又は持ち込まれた携帯電話機等の広域無線通信を利用して直接プローブセンタ3aに送信するようにする実施も考えられる。
また、交通量を計測する車両感知器6が、図1における路側位置5の近辺に設置されている。交差点の停止線と車両感知器6との距離をLsとする。車両感知器6は、所定の周期で交通量計測を行うものとする。なお、路側装置5が光ビーコンの場合、交通量計測をすることができるので、路側装置5は車両感知器6を兼用することになる。
図2は、交差点における車両の走行挙動を表すグラフであり、横軸に時刻、縦軸に交差点の停止線からの距離を表している。赤信号開始時点を時刻tr、青信号開始時刻をtgとする。
図2の縦線で表した三角の部分は、車両の停止待ち行列を表している。三角形の上辺は、停止待ち行列に進入した車両の停止位置を表す。図2の例では、車両は赤信号の停止待ち行列の末尾に加わり停止する。三角形の斜め下辺は、青信号になって交差点から発進する車両の発進位置を表す。青信号になると車両は停止待ち行列の先頭から発進する。停止位置、発進位置は、それぞれ時間とともに上流側へ延びていくので、それぞれ伝搬速度を持っている。それらを「停止波」、「発進波」という。
プローブ車両が車両感知器6を通過した時刻をtp、プローブ車両が停止待ち行列に突入し停止した時刻をts、プローブ車両が停止待ち行列の先頭から発進した時刻をtmとする。停止中のプローブ車両から交差点の停止線までの距離をLpとする。図2では、プローブ車両は、時刻tsに、交差点停止線からの距離Lpの地点で停止待ち行列末尾に到達して停止し、その後、時刻tgに信号が青に変わり、時刻tmに交差点に向けて動き出し交差点の停止線を通過したことが分かる。
以下、「交通流挙動」として交差点の停止線から行列内で停止している車両までの距離Lを例にとって、当該距離Lの推定方法を説明する。なお、交差点通過後の下流には先詰まりがなく、自由流である場合を想定する。
L=f(T,Q) (1式)
前記交通量Qは、プローブ車両が車両感知器6を通過した時刻tpから遡って最も近い時間前(直近)の周期を基準として、この周期とこの周期以前に計測された周期の交通量を必要時間分累計して用いてもよい。また、プローブ車両が車両感知器6を通過した時刻tpを含む時間の周期を基準として、この周期とこの周期以前に計測された周期の交通量を必要時間分累計して用いてもよい。
Lp=f(Tp,Qp) (2式)
となる。
このために、まず信号の一周期Cを(T0,T1),...,(Ti-1,Ti),..., (Tm-1,Tm)(1≦i≦m、T0=0、Tm=C)のように、m分割する。そして、プローブ車両が車両感知器6を通過した時刻tpから信号の赤開始時刻trまでの時間Tpが、これらの分割されたデータ範囲のいずれに入るか判定する。ただし、0≦Tp≦C、Cは一信号周期、とする。
信号の一周期Cのデータ範囲(Ti-1,Ti)ごとに前記の過去のデータQp,Lpを統計解析し、Qの任意の出現値に対して、Lが一意的に決定されるように、以下のような処理をする。
<方式1>(相関解析)
Tのそれぞれのデータ範囲(Ti-1,Ti)で、LとQとは次のような相関関係にあると考える。
<方式1-1>(単相関解析)
各データ範囲(Ti-1,Ti)において、L,Qの関係式
T0≦Tp<T1のとき L=a1Q+b1 (3-1式)
T1≦Tp<T2のとき L=a2Q+b2 (3-2式)
・・・
Tm-1≦Tp<Tmのとき L=amQ+bm (3-m式)
を想定する。a1〜am,b1〜bmを相関パラメータという。
<方式1-2> (重相関解析)
次に、車両感知器6で時刻tpを遡って複数回計測した交通量を用いる場合の重相関解析処理を説明する。
T0≦Tp<T1のとき L=a(1,1)Q1+a(1,2)Q2+---a(1,j)Qj+---+a(1,n)Qn+b1(4-1式)
T1≦Tp<T2のとき L=a(2,1)Q1+a(2,2)Q2+---a(2,j)Qj+---+a(2,n)Qn+b2(4-2式)
・・・
Tm-1≦Tp<Tmのとき L=a(m,1)Q1+a(m,2)Q2+---a(m,j)Qj+---+a(m,n)Qn+bm(4-m式)
を想定する。ただし1≦j≦nとする。
Tpの各データ範囲ごとの不偏分散σ2は例えば次のようにして算出する。目的変量であるLの生起データLiのベクトルを、次式のようにyとする。なおここで(*)Tは、(*)の転置を表す。
y=(L1,L2,---,Ln)T
また、係数a(i,1),a(i,2),---,a(i,n)による各生起データの回帰推定値をYiとし、そのベクトルをYとする。
Y=(Y1,Y2,---,Yn)T
Yi=a(i,1)Q1,i+a(i,2)Q2,i+---a(i,j)Qj,i+---+a(i,n)Qn,i+bi
このとき、回帰分析における、あてはめの誤差(回帰からの残差の変動)EVは、次式で算出できる。
EV=Σ(Li−Yi)2=(y−Y)T(y−Y)
従って、EVを重相関解析の分散、その平方根を標準偏差と考えればよい。
なお、交通の混み具合に応じて、Tの分割数m,交通量Qの採用計測回数(何回まで遡った計測値を採用するか)n、交通量Qの採用計測間隔tjを変更しても良い。例えば、交通が混雑しているほど分割数mを小さくし,採用計測回数nを大きくし、採用計測間隔tjを長くする。逆に交通が空いていれば分割数mを大きくし,採用計測回数nを小さくし、採用計測間隔tjを短くしてもよい。交通の混み具合は、例えばしきい値を決め、LpやQpの大きさをしきい値と比較することによって評価することができる。
なお前記手法では、線形(一次式)の相関関係の定式化の例を示したが、2つの直線からなる関係や2次式等の非線形の定式化を用いても良い。また前記では、時刻によらないで相関関係を算出する例を示したが、時刻単位で算出しても良い。
<方式2>(パターン分類)
Lp,Qの定式化の精度が低い場合(例えば線形関係が必ずしも保証されない場合)、記憶メモリに余裕がある場合など、次のようなパターンごとにLを分類してテーブル化する方法がある。
このような複数回の計測により、時間T,交通量Q1,Q2,...,Qnからなる(n+1)次元空間が形成される。
さらに本<方式2>では、各交通量Qjを、データ範囲(Qj,0,Qj,1),-----,(Qj,k-1,Qj,k),…(Qj,r-1,Qj,r)にr分割する。ただし、1≦j≦n、1≦k≦r、Qj,0=0、Qj,r=maxQjであり、maxQjは、各プローブ車両が車両感知器を通過するごとに計測された交通量Qjのうち、最大値をいう。
表1に、プローブ車両の行列内の停止位置を各データ範囲で区切って記憶した、記憶フォーマットの一例を示す。時刻tpから遡ってn=3回計測されたQjを用いているので、T,Q1,Q2,Q3からなる四次元空間が形成される。時間Tを5つのデータ範囲に分割し、各Qj(1≦j≦3)のデータ分割数rをそれぞれ4としている。
所定台数のプローブ車両のデータが集まれば、各データ範囲内でLを抽出して、その平均値、分散を算出する。
表2は、各データ範囲内で抽出された当該プローブ車両の行列内の停止位置Lのデータ数、Lの平均値、Lの分散を示している。ここで「分割有無」「分割数」については<方式3>で説明する。
<方式3>(適応型パターン分類)
この方法は、<方式2>において、T,Qのデータ範囲(Ti-1,Ti)の分割数m,(Qj,k−1,Qj,k)の分割数rを予め固定せず、過去のデータの処理過程で、データ範囲ごとのプローブデータ数、Lの数値のばらつきに応じて、そのデータ範囲を粗い範囲から細かい範囲に、あるいは細かい範囲から粗い範囲に変更してゆく。
再分割した場合、「分割有無」を1とし、その分割数を[表2]に記録する。再分割しない場合、「分割有無」は0となる。
したがって、以上の発明の実施形態では、行列内の停止位置の算出方法を説明したが、交通流挙動の指標としては、行列内の停止位置のみならず、行列内停止時間、対象道路における交差点の停止線通過までの所要時間を算出の対象としてもよい。
以下に説明する処理の全部又は一部は、CD−ROMやハードディスクなど所定の媒体に記録されたプログラムを、システムの処理装置が実行することにより実現される。なお、システムの処理装置の設置場所は任意であり、後述するように、路側装置5に設置される場合もあり、交通管制センタ3に設置される場合もあり、プローブセンタ3aに設置される場合もある。
次に、前述した<方式1>、<方式2>又は<方式3>を用いて、交差点の停止線から行列内の停止位置までの距離、交差点の停止待ち行列内の停止時間、又は発進後から交差点の停止線通過までの所要時間である交通流挙動と、信号切り換えタイミングと、交通量との関係を統計解析する(ステップS2)。そして、解析の結果相関パラメータを得、又はテーブルデータを作成する(ステップS3)。
まず、車両感知器で計測した交通量に基づいて、前記相関パラメータ又はテーブルデータを用いて交通流挙動を推定し、予測情報を作成する(ステップS5)。
次にナビゲーション等の情報提供に利用するのかどうか判定し(ステップS6)、利用するのであれば、交差点での渋滞長、渋滞度、旅行時間の算出に利用する(ステップS7)。
次に、車両への情報提供や車両走行制御に利用するかどうかを判定し(ステップS10)、利用するのであれば、交差点に到着するまでの交通流挙動の予測情報を、路車間通信を使って車両に情報提供する(ステップS11)。車両内では、交通流挙動を利用し、ドライバに安全、環境に配慮した情報提供を行い又は車両を走行自動制御する(ステップS12)。
−システム構成の例−
以下、本発明の交通流挙動推定システムの構成例を説明する。
図6は、本発明の交通流挙動推定システムの全体構成を示すブロック図である。
交通流挙動推定システムは、プローブ車両Cの車載装置2と、交通管制センタ3と、信号制御装置4と、路側装置5とを備える。
前記位置検出装置は、GPS受信機などを備えていて、時刻ごとの自車両の位置を検出することができる。取得された位置データ等は、プローブデータとして、通信装置から送信される。送信されたデータは、路側装置5で受信される。
路側装置5には、車載装置2と通信するための通信装置と、処理装置とが設けられている。処理装置は、図6に示したように、路側装置5内に設置されているが、この必要は必ずしもなく、路側装置5とは別の場所に設置されていてもよい。処理装置は、プローブデータを取得し、信号制御装置4から信号切換タイミング情報を取得し、車両感知器6から交通量の情報を取得すると、交通流挙動予測のための情報(相関パラメータ又はテーブルデータ)を算出する。そして、交通流挙動の推定、予測を行う。
また、交通管制センタ3は、路側装置5と通信して、路側装置5から交通流挙動の推定、予測データを得る。交通管制センタ3は、統計解析を行って日頃の交通管理に利用したり、ナビゲーション等に提供する情報の作成に利用したりする。
次に、プローブデータはプローブ車両Cから路側装置5を経由して交通管制センタ3に送信され、交通量の情報は車両感知器6から交通管制センタ3に送信され、信号切り換えタイミング情報は信号制御装置4から交通管制センタ3に送信され、交通管制センタ3で相関パラメータ又はテーブルデータを作成する場合のシステム構成を説明する。
図7と図6の構成との異なるところを説明すると、信号制御装置4から信号切り換えタイミング情報が交通管制センタ3に直接送信され、交通量の情報が車両感知器6から交通管制センタ3に直接送信され、路側装置5からプローブデータが交通管制センタ3に転送される。
次に、プローブデータがプローブ車両Cからプローブセンタ3aを経由して交通管制センタ3に送信され、信号切り換えタイミング情報は信号制御装置4から交通管制センタ3に直接送信され、交通量の情報は車両感知器6から交通管制センタ3に直接送信され、相関パラメータ又はテーブルデータを作成する場合のシステム構成を説明する。
図8と図7の構成との異なるところを説明すると、プローブ車両Cと携帯電話等で広域通信を行ってプローブデータを蓄積するプローブセンタ3aが存在することである。このプローブセンタ3aから交通管制センタ3にプローブデータが供給される。
交通管制センタ3の処理装置は、このプローブデータを用いて、前述したのと同様、交通流挙動予測のための情報(相関パラメータ又はテーブルデータ)の算出、路側装置で作成された交通流挙動の推定、予測情報を受信して、ナビ等に提供する情報の作成を行う。
3 交通管制センタ
4 信号制御装置
5 路側装置
6 車両感知器
Claims (7)
- 車両に搭載された車載装置によって計測される車両位置データを含むプローブデータを取得するプローブデータ取得手段と、
交差点に設置された信号機の信号切換タイミング情報を取得する信号切換タイミング取得手段と、
当該交差点に進入する道路に設置された車両感知器により計測された当該道路の交通量のデータを取得する交通量取得手段と、
車両の車両感知器通過時刻を求める通過時刻取得手段と、
前記プローブデータにより車両の行列内の停止位置、行列内停止時間、停止から交差点付近の所定地点通過までの所要時間のいずれかを求める交通流挙動取得手段と、
車両の車両感知器通過時刻から信号切換タイミングまでの時間と、前記車両感知器通過時刻における交通量又は当該車両感知器通過時刻から遡って1回若しくは複数回計測された交通量と、前記車両の行列内の停止位置、行列内停止時間、停止から交差点付近の所定地点通過までの所要時間のいずれかとの相関関係を求める相関演算手段と、
当該交差点に進入する道路を通過する任意の車両について、当該車両の車両感知器通過時刻と、信号切換タイミングと、当該車両感知器通過時刻における交通量又は当該車両感知器通過時刻から遡って1回若しくは複数回計測された交通量と、前記相関関係とから、当該車両の行列内の停止位置、行列内停止時間、停止から交差点付近の所定地点通過までの所要時間のいずれかを算出して出力する交通流挙動出力手段とを有する、交差点における交通流挙動推定システム。 - 前記相関演算手段は、前記信号機の一信号周期を複数の時間帯に分割し、前記車両の車両感知器通過時刻から信号切換タイミングまでの時間を何れかの時間区分に当てはめ、時間区分ごとに相関関係を求めるものである請求項1記載の交差点における交通流挙動推定システム。
- 車両に搭載された車載装置によって計測される車両位置データを含むプローブデータを取得するプローブデータ取得手段と、
交差点に設置された信号機の信号切換タイミング情報を取得する信号切換タイミング取得手段と、
当該交差点に進入する道路に設置された車両感知器により計測された当該道路の交通量のデータを取得する交通量取得手段と、
車両の車両感知器通過時刻を求める通過時刻取得手段と、
前記プローブデータにより車両の行列内の停止位置、行列内停止時間、停止から交差点付近の所定地点通過までの所要時間のいずれかを求める交通流挙動取得手段と、
車両の車両感知器通過時刻から信号切換タイミングまでの時間と、前記車両感知器通過時刻における交通量又は当該車両感知器通過時刻から遡って1回若しくは複数回計測された交通量と、前記車両の行列内の停止位置、行列内停止時間、停止から交差点付近の所定地点通過までの所要時間のいずれかとの関係をデータとして記憶する記憶手段と、
当該交差点に進入する道路を通過する任意の車両について、当該車両の車両感知器通過時刻と、信号切換タイミングと、当該車両感知器通過時刻における交通量又は当該車両感知器通過時刻から遡って1回若しくは複数回計測された交通量と、前記記憶手段に記憶されたデータとから、当該車両の行列内の停止位置、行列内停止時間、停止から交差点付近の所定地点通過までの所要時間のいずれかを出力する交通流挙動出力手段とを有する、交差点における交通流挙動推定システム。 - 前記記憶手段は、前記信号機の一信号周期を複数の時間帯に分割し、前記車両の車両感知器通過時刻から信号切換タイミングまでの時間を何れかの時間区分に当てはめ、時間区分ごとに関係を求めるものである請求項3記載の交差点における交通流挙動推定システム。
- 前記記憶手段は、交通量の値0から、前記車両感知器通過時刻における交通量又は当該車両感知器通過時刻から遡って複数回計測された交通量のうち最大値となる交通量までを複数の交通量区分に分割して、前記車両感知器通過時刻における交通量又は当該車両感知器通過時刻から遡って複数回計測された交通量を、その計測された交通量の値に応じて何れかの前記交通量区分に当てはめ、交通量区分ごとに前記関係をデータとして記憶するものである請求項3又は請求項4記載の交差点における交通流挙動推定システム。
- 前記記憶手段は、時間区分の大きさを、区分内のデータ数に応じて可変とする請求項4記載の交差点における交通流挙動推定システム。
- 前記記憶手段は、交通量区分の大きさを、区分内のデータ数に応じて可変とする請求項5記載の交差点における交通流挙動推定システム。
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