JP4413445B2 - 空調ダクト装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、高気密・高断熱住宅等で使用される空調ダクト装置において、特に、効率よく発生させた負イオンを空気搬送路に供給することにより、空調ダクト内で微生物が増殖することを防止することができる空調ダクト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、省エネルギーの追求により、高気密・高断熱住宅が増加傾向にあり、当該高気密・高断熱住宅に使用する空調ダクト装置の需要が増えてきている。空調ダクト装置において、空気搬送路であるダクト内での微生物の増殖が問題になっているので、ダクト内で微生物が増殖するのを防止することが重要である。
【0003】
従来の空調ダクト装置において、関連する内容が記載されている文献としては、例えば特表平8−510040号公報がある。図25は前記公報に示された従来の空調ダクト装置を示す構成図である。図25において、101は空気搬送路であるダクト、102はダクト101内を矢印の方向に流れる空気流、103は流量センサ、104は針状の空気イオン化電極の集合体、105は殺菌剤噴霧器の集合体、106はオゾンセンサ、107は各装置を電気的に接続する電線、108は空気イオン化電極の集合体104に高電圧を供給する高電圧電源を有する制御装置、109は殺菌剤を殺菌剤噴霧器の集合体105に導出する管、110は殺菌剤を吸い上げるポンプ、111は水に溶解した殺菌剤が蓄えられるリザーバ、112は接地電極である。
【0004】
次に動作について説明する。
流量センサ103は、空気流102の流量が、もし与えられた閾値以下になった場合に、ポンプ110の動作を停止し、さらに必要であれば空気イオン化電極の集合体104への電圧供給も停止するために設けられている。また、空気流102の流速に応じてポンプ110を動作させるようにすることもできる。オゾンセンサ106は、オゾン量が閾値を超えた場合に、空気イオン化電極の集合体104の電圧を下げるようにするために設けられている。
【0005】
空気をイオン化することにより、特に負イオンを生じさせることにより、空気流102に存在する微生物、ウィルス等を全滅させることができる。このイオン化の非常に重要な効果は、殺菌剤噴霧器の集合体105から噴射された殺菌剤の粒子に電荷を与えられることであり、接地電極112により接地されたダクト101の壁部に向けて噴射され、殺菌剤の粒子は壁部に沈殿する。そこで、カビや藻類等も壁部に沈殿していれば、それらの成長は殺菌剤との長時間におよぶ接触により危険のない程度にまで抑制される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の空調ダクト装置は以上のように構成されているので、殺菌剤等の薬剤を使用するため、住宅やビルなどの人間が居住する空間で使用すると、健康に障害を与えたり、或いは不快感を与えるなどの課題があった。
【0007】
また、従来の空調ダクト装置は、ダクトの内面にむらなく殺菌剤を散布することは困難であるので、微生物やウィルス、或いはカビや藻類等を完全に除去することができないという課題があった。
【0008】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、殺菌剤を使用することなくダクト内で微生物が増殖することを防止することができるので、住宅やビルなどの人間が居住する空間で問題なく使用することができる空調ダクト装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る空調ダクト装置は、空気を吸気すると共に前記空気に含まれる塵や埃を除去した後に空気を空気搬送路に送風する送風手段と、高電圧電源と高電圧印加電極と高電圧印加電極と対向するように風上側に設置された接地電極とを有し送風手段が送風した空気に負イオンを供給する負イオン発生手段とを備え、空気搬送路は、負イオン発生手段により発生した負イオンが流れると共に、内面が絶縁体で構成され、かつ、空気搬送路の風下側末端に空気搬送路の内面に沿った形状で導電性のリングを設け、リングを接地したものである。
【0011】
この発明に係る空調ダクト装置は、空気を吸気すると共に空気に含まれる塵や埃を除去した後に空気を空気搬送路に送風する送風手段と、高電圧電源と高電圧印加電極と高電圧印加電極と対向するように風上側に設置された接地電極とを有し送風手段が送風した空気に負イオンを供給する負イオン発生手段とを備え、空気搬送路は、負イオン発生手段により発生した負イオンが流れると共に、内面が絶縁体で構成され、かつ、空気搬送路の風下側末端に導電性のメッシュを設け、メッシュを接地したものである。
【0012】
この発明に係る空調ダクト装置は、メッシュは、送風手段が送風した空気を通気すると共に、通気路断面積が調節可能に構成されるようにしたものである。
【0016】
この発明に係る空調ダクト装置は、負イオン発生手段は、空気搬送路の長手方向に直交する通気路断面において、送風手段が送風した空気の流速が最も速い部位に設置されるようにしたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による空調ダクト装置を示す構成図である。図1において、1は全体が絶縁体で形成されており人間が居住する空間に空気を排気する図示されない排気口を備える空気搬送路、2は空気搬送路1の内部における風向きを表す空気流、3は空気搬送路1に接続している送風ユニットである。送風ユニット3において、4は一方を空気搬送路1に接続され他方に外気(空気)を吸気するための吸気口を備える送風ユニット3の空気搬送路、5は外気を空気搬送路4に吸入する際に外気に含まれる塵や埃を除去するために吸気口に付設されたフィルタ、6はフィルタ5を介して外気を吸気すると共に吸気した外気を空気搬送路4及び空気搬送路1に送風するために吸気口付近に設置された送風機である。なお、空気搬送路4,フィルタ5及び送風機6とで送風手段を構成する。
【0025】
また、図1において、7は送風機6の風下側に設置され送風機6が送風した空気の温度を調節する熱交換機、8は熱交換機7とパイプ9で接続され空気の温度を設定する温度調節機、9は熱交換機7と温度調節機8とを接続するパイプである。なお、温度調節機8は空気搬送路4の外部に設置される。熱交換機7,温度調節機8及びパイプ9で温度調節手段が構成される。
【0026】
さらに、図1において、10は空気搬送路4の内部に設置され空気流2の方向に沿って両端が開口している中空の筐体、11は筐体10の内部における風上側に設置され負イオンを発生させるために高電圧を印加する線状の高電圧印加電極(高電圧印加電極)、12は筐体10の内部における風下側に線状の高電圧印加電極11と対向するように設置される金網状の接地電極(接地電極)、13は空気搬送路4の内部において筐体10を任意の場所に固定する支持台、14は線状の高電圧印加電極11と電気的に接続し線状の高電圧印加電極11に高電圧を印加する高電圧供給電源、15は金網状の接地電極12と電気的に接続しているアースである。なお、筐体10,線状の高電圧印加電極11,金網状の接地電極12,支持台13,高電圧供給電源14及びアース15で負イオン発生器(負イオン発生手段)が概略構成される。さらに、負イオン発生器,空気搬送路4,フィルタ5,送風機6,熱交換機7,温度調節機8,パイプ9によって送風ユニット3が概略構成されており、空気搬送路1に接続されている。
【0027】
次に動作について説明する。
送風機6が回転を始めると、空気搬送路4の吸気口に付設されたフィルタ5を介して外気を吸気する。この際に、フィルタ5は外気に含まれる塵や埃を除去するので、塵や埃を含まない空気流2を空気搬送路4に送風することができる。送風機6によって送風される塵や埃を含まない空気流2は、熱交換機7と当該熱交換機7にパイプ9を介して接続された温度調節機8とによって温度が調節される。温度調節機8の設定によって、空気搬送路4及び空気搬送路1に送風される空気流2を冷房や暖房に適した温度に調節することができる。
【0028】
温度が調節された空気流2の一部は、負イオン発生器の筐体10の内部(通気路)に送風される。この際に、負イオン発生器は高電圧供給電源14によって線状の高電圧印加電極11に高電圧が印加されており、この高電圧によってコロナ放電が生じている。負イオン発生器の筐体10の内部では、コロナ放電に伴って負イオンが発生し、空気搬送路1に負イオンを含んだ空気流2を送風している。一方、温度が調節された空気流2の一部であり、負イオン発生器の筐体10の外部に送風された空気流2は、負イオンを含むことなく空気搬送路1に送風される。すなわち、負イオンを含んだ空気流2と、負イオンを含まない空気流2とが負イオン発生器の風下側で合流していることになる。
【0029】
また、空気流2はフィルタ5によって外気に含まれる塵や埃が除去されているが、フィルタ5によって除去することができなかった浮遊微生物(細菌やカビ胞子など)が空気流2に含まれていると、浮遊微生物(浮遊物)に負イオンが衝突することによって、浮遊微生物が負極性に帯電する。同様に、負イオン発生器から送風された負イオンが、絶縁体で形成されている空気搬送路1の内壁面に衝突することによって、空気搬送路1の内壁面全体を負極性に帯電させることができる。この際に、負イオン発生器の設置位置を空気搬送路1の入り口近傍に設けることによって、空気搬送路1の内壁面全体を負極性に帯電させることが容易になる。
【0030】
上述したように、空気搬送路1は絶縁体で構成されており、負イオンによって供給された負極性電荷は逃げることができないので、空気搬送路1の内壁面は負極性に帯電する。このような状態になると、負極性に帯電した浮遊微生物と、同じく負極性に帯電した空気搬送路1の内壁面とが同じ極性になるので、浮遊微生物が空気搬送路1の内壁面に付着することを防止するように、浮遊微生物と空気搬送路1の内壁面との間でクーロン斥力が働く。すなわち、浮遊微生物はクーロン斥力によって空気搬送路1の内壁面に付着せずに空気搬送路1が備える図示されない排気口から空気流2と共に排気される。
【0031】
次に空気搬送路1の材質について説明する。
絶縁体は、絶縁体の表面における電子の分布状態によって、正極性に帯電し易い材質や負極性に帯電し易い材質が存在することが知られている。図2は代表的な材質の帯電列を示す特性図である。図2において、横軸の左側から正極性に帯電し易い材質を示し、横軸の右側は負極性に帯電し易い材質を示している。図2から明らかなように、ガラスは正極性に帯電し易く、塩化ビニールは負極性に帯電し易いことがわかる。
【0032】
図3は空気搬送路1における空気搬送路の長さと空気搬送路1の内壁面における表面電位との関係を示す特性図である。図3において、実線は材質がガラスウールで形成された空気搬送路1の内壁面における表面電位を示しており、破線は材質がポリエチレンで形成された空気搬送路1の内壁面における表面電位を示している。図3から明らかなように、図2に示された帯電列より正極性に帯電し易いと考えられたガラスウールが、負極性に帯電できることを示しているので、絶縁体であればほとんどの材質が、クーロン斥力によって浮遊微生物の付着を防止することができると考えられる。
【0033】
次に負イオン発生器及び負イオン濃度について説明する。
図4は負イオン発生器の内部を通過する空気流の流速と負イオン発生量との関係を示す特性図である。図4から明らかなように、負イオン発生器の内部を通過する空気流の流速と単位時間あたりの負イオン発生量との関係は、空気流の流速の増加に伴い負イオン発生量も増加することがわかる。すなわち、空気流の流速の増加に伴い、空気搬送路1の内壁面における表面電位が増加するので、クーロン斥力も増大させることができる。
【0034】
空気搬送路1の内部において、空気流の流速が最も速い場所に負イオン発生器を設置することによって、負イオン発生器の内部を通過する空気流の流速を増加させることができるので、効率良く負イオンを発生させることができる。図5は空気搬送路1の内部における到達負イオン濃度の測定結果を示す説明図である。図において、到達負イオン濃度は負イオン発生器から50cm離れた地点に到達した負イオン濃度を示しており、風速の速い場所は負イオン発生器を空気搬送路1の長手方向に直交する通気路断面の中央部に設置した場合であり、風速の遅い所は負イオン発生器を空気搬送路1の内壁面付近に設置した場合を示している。図5から明らかなように、風速の速い場所である空気搬送路1の中央部では、到達負イオン濃度が大きくなっているので、負イオン発生器を空気搬送路1の中央部に設置することによって、効率良く負イオンを発生させることができる。すなわち、負イオン発生器を空気搬送路1の中央部に設置することによって、空気搬送路1の内壁面における表面電位が増加するので、クーロン斥力も増大させることができる。
【0035】
また、図1に示されたこの発明の実施の形態1による空調ダクト装置を示す構成図のように、負イオン発生器の内部における通気路断面積となる筐体10の断面積よりも空気搬送路1の通気路断面積を大きくする構造にすることによって、負イオンを含んだ空気流2と負イオンを含まない空気流2とが負イオン発生器の風下側で合流するようになるので、負イオンが自己消滅することを防ぎ、負イオン発生器が生成した負イオンを有効に利用することができる。
【0036】
図6は空気搬送路1における空気搬送路の長さと負イオン濃度の減衰割合との関係を示す特性図である。図6において、実線は負イオンを含んだ空気流2と負イオンを含まない空気流2とが負イオン発生器の風下側で合流した場合の負イオン濃度の減衰割合を示しており、破線は温度が調節された空気流2の全部を負イオン発生器の筐体10の内部に送風した場合の負イオン濃度の減衰割合を示している。図6から明らかなように、負イオンを含んだ空気流2と負イオンを含まない空気流2とが負イオン発生器の風下側で合流した場合は、負イオンの減衰割合が小さく負イオン発生器が生成した負イオンを有効に利用していることがわかる。
【0037】
負イオン発生器が生成した負イオンは、電荷を帯びた粒子であるので、ある容積中に存在する量が多くなるとクーロン斥力(電荷の2乗に比例し、距離の2乗に反比例する力)が働き、負イオンはお互いに反発する力を受ける。クーロン斥力によって、負イオンは拡散するので、空気搬送路1の内壁面に衝突して消滅する。容積中に存在する負イオン量、つまり負イオン濃度が増大すると、各粒子間の距離が短くなるので、クーロン斥力はより大きくなる。したがって、負イオン濃度が高くなると、空気搬送路1の内壁面に衝突して消滅する負イオンが増大する。一方、負イオンを含んだ空気流2と負イオンを含まない空気流2とが負イオン発生器の風下側で合流した場合は、合流した時点で急激に負イオン濃度は低下するので、クーロン斥力も小さくなり、空気搬送路1の内壁面に衝突して消滅する負イオンが減少する。すなわち、負イオンを含んだ空気流2と負イオンを含まない空気流2とが負イオン発生器の風下側で合流した場合は、空気搬送路1の内壁面に衝突して消滅する負イオンが減少するので、負イオン発生器が生成した負イオンを有効に利用することができる。
【0038】
以上のように、この実施の形態1によれば、空気搬送路1に流れ込む空気流2に浮遊微生物が含まれている場合でも、空気搬送路1の内壁面と浮遊微生物とが負極性に帯電し、空気搬送路1の内壁面に浮遊微生物が付着することを防止するので、浮遊微生物が空気搬送路1に付着して増殖することにより空気搬送路1に流れ込む空気流2を微生物汚染することがなく、外気と同じように自然に近い居住環境を提供できる空調ダクト装置を得ることができるという効果を奏する。
【0039】
また、この実施の形態1によれば、負イオン発生器を空気搬送路1の中央部分に設置することによって、効率良く負イオンを発生することができるので、空調ダクト装置に投入するエネルギーを変化させないで、効率よく空気搬送路1の内壁面に浮遊微生物が付着することを防止することができるという効果を奏する。
【0040】
さらに、この実施の形態1によれば、負イオン発生器の内部における通気路断面積となる筐体10の断面積よりも空気搬送路1の通気路断面積を大きくする構造にすることによって、負イオンを含んだ空気流2と負イオンを含まない空気流2とが負イオン発生器の風下側で合流するようになるので、負イオンが自己消滅することを防ぎ、負イオン発生器が生成した負イオンを有効に利用することができるという効果を奏する。
【0041】
さらに、この実施の形態1によれば、負イオン発生器の内部における通気路断面積となる筐体10の断面積よりも空気搬送路1の断面積を大きくする構造にすることによって、負イオン発生器の内部における通気路に空気流2が通過する場合に増加する圧力損失において、当該圧力損失の増加を抑制することができるから、送風機6で消費するエネルギーを低減できると共に、投入するエネルギー当たりの浮遊微生物の付着防止効率を高めることができるという効果を奏する。
【0042】
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2による空調ダクト装置を示す構成図である。図7において、1は空気搬送路、2は空気流、4は空気搬送路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、9はパイプ、10は筐体、11は線状の高電圧印加電極、12は金網状の接地電極、13は支持台、14は高電圧供給電源、15はアースであり、図1と同一符号を付して示したものと同一部分である。
【0043】
また、図7において、21はパイプ9により熱交換機7に接続された温水機または冷水機(温度調節手段)であり、3は温度調節機8の代わりに温水機または冷水機21を備える点で、図1に符号3を付したものとは異なる送風ユニットである。
【0044】
次に動作について説明する。
実施の形態1と異なる動作について説明する。送風機6によって送風される塵や埃を含まない空気流2は、熱交換機7と当該熱交換機7にパイプ9を介して接続された温水機または冷水機21とによって温度が調節される。温水機または冷水機21の設定によって、空気搬送路4及び空気搬送路1に送風される空気流2を冷房や暖房に適した温度に調節することができる。また、冷房や暖房を独立して行う装置を用いるような構成でもよく、冷房や暖房のどちらかの作用のみが必要な空調ダクト装置にも使用できる。また、実施の形態2の動作において、上述した部分以外の動作は実施の形態1と同一であるのでその説明を省略する。
【0045】
以上のように、この実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、温水機または冷水機21を備えるようにしたので、冷房や暖房のどちらかの作用のみが必要な空調ダクト装置にも使用でき、安価な空調ダクト装置を得ることができるという効果を奏する。
【0046】
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3による空調ダクト装置を示す構成図である。図8において、1は空気搬送路、2は空気流、4は空気搬送路、5はフィルタ、6は送風機、10は筐体、11は線状の高電圧印加電極、12は金網状の接地電極、13は支持台、14は高電圧供給電源、15はアースであり、図1と同一符号を付して示したものと同一部分である。また、図8において、3は熱交換機7,温度調節機8及びパイプ9を取り除いた点で、図1に符号3を付したものとは異なる送風ユニットである。
【0047】
次に動作について説明する。
実施の形態1と異なる動作について説明する。送風機6によって送風される塵や埃を含まない空気流2は、温度調節されることなく、空気流2の一部が、負イオン発生器の筐体10の内部に送風される。負イオン発生器の筐体10の内部では、コロナ放電に伴って負イオンが発生し、空気搬送路1に負イオンを含んだ空気流2を送風している。一方、負イオン発生器の筐体10の外部に送風された空気流2は、負イオンを含むことなく空気搬送路1に送風される。このことによって、換気設備にも応用できる利点がある。また、実施の形態3の動作において、上述した部分以外の動作は実施の形態1と同一であるのでその説明を省略する。
【0048】
以上のように、この実施の形態3によれば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、熱交換機7,温度調節機8及びパイプ9を取り除いた構成にしたので、換気設備にも応用でき、より安価な空調ダクト装置を得ることができるという効果を奏する。
【0049】
実施の形態4.
図9はこの発明の実施の形態4による空調ダクト装置を示す構成図である。図9において、1は空気搬送路、2は空気流、4は空気搬送路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、8は温度調節機、9はパイプ、10は筐体、13は支持台、14は高電圧供給電源、15はアースであり、図1と同一符号を付して示したものと同一部分である。また、図8において、22は負イオンを発生させるために高電圧を印加する針状の高電圧印加電極(高電圧印加電極)、23は針状の高電圧印加電極22と対向するように設置され穴が空いている板状の接地電極(接地電極)、3は針状の高電圧印加電極22と板状の接地電極23とを備える点で、図1に符号3を付したものとは異なる送風ユニットである。
【0050】
次に動作について説明する。
実施の形態1と異なる動作について説明する。負イオン発生器は高電圧供給電源14によって針状の高電圧印加電極22に高電圧が印加されており、この高電圧によってコロナ放電が生じている。負イオン発生器の筐体10の内部では、コロナ放電に伴って負イオンが発生し、空気搬送路1に負イオンを含んだ空気流2を送風している。また、実施の形態1に示された線状の高電圧印加電極11はバネを用いて筐体10に固定するのに対して、針状の高電圧印加電極22は、直接筐体10に固定するので、部品点数が減るためメンテナンスが容易になる。さらに、実施の形態1に示された線状の高電圧印加電極11は金網状の接地電極12と一定距離を保って並行に置く組立作業は労力を要するのに対して、針状の高電圧印加電極22は、筐体10に固定するだけなので、組立作業が容易である。また、実施の形態4の動作において、上述した部分以外の動作は実施の形態1と同一であるのでその説明を省略する。
【0051】
以上のように、この実施の形態4によれば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、負イオン発生器が、針状の高電圧印加電極22と板状の接地電極23とを備えるようにしたので、部品点数が減るためメンテナンスが容易になると共に、組立作業が容易になるという効果を奏する。
【0052】
実施の形態5.
実施の形態1において、負イオン発生器が、線状の高電圧印加電極11と金網状の接地電極12とを備えるように構成し、さらに実施の形態4において、負イオン発生器が、針状の高電圧印加電極22と板状の接地電極23とを備えるように構成したが、線状の高電圧印加電極11と板状の接地電極23とを備えるように構成してもよく、また、針状の高電圧印加電極22と金網状の接地電極12とを備えるように構成してもよい。
【0053】
以上のように、この実施の形態5によれば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、メンテナンス頻度や使用環境に応じて部品の選択をすることができるという効果を奏する。
【0054】
実施の形態6.
図10はこの発明の実施の形態6による空調ダクト装置を示す構成図である。図10において、1は空気搬送路、2は空気流、4は空気搬送路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、8は温度調節機、9はパイプ、10は筐体、13は支持台、14は高電圧供給電源、15はアース、22は針状の高電圧印加電極、23は板状の接地電極であり、図9と同一符号を付して示したものと同一部分である。また、図10において、3は針状の高電圧印加電極22及び板状の接地電極23の設置位置が、電極間の負イオンの移動方向と空気流2の方向とが直角になるように設置している点で、図9に符号3を付したものとは異なる送風ユニットである。
【0055】
以上のように、この実施の形態6によれば、実施の形態4と同様の効果を奏すると共に、負イオン発生器の内部における通気路に設置されているものは、針状の高電圧印加電極22だけになるので、圧力損失を低減できるため、効率よく負イオンを発生させることができるという効果を奏する。
【0056】
実施の形態7.
図11はこの発明の実施の形態7による空調ダクト装置を示す構成図である。図11において、1は空気搬送路、2は空気流、4は空気搬送路、5はフィルタ、7は熱交換機、8は温度調節機、9はパイプ、10は筐体、11は線状の高電圧印加電極、12は金網状の接地電極、13は支持台、14は高電圧供給電源、15はアースであり、図1と同一符号を付して示したものと同一部分である。また、図11において、24はフィルタ5を介して外気を吸気すると共に吸気した外気を空気搬送路4及び空気搬送路1に送風するために吸気口付近に設置されたプロペラ型送風機(送風手段)、3は送風機6の代わりにプロペラ型送風機24を備え、負イオン発生器の設置位置が内壁面付近である点で、図1に符号3を付したものとは異なる送風ユニットである。
【0057】
次に動作について説明する。
実施の形態1と異なる動作について説明する。プロペラ型送風機24が回転を始めると、空気搬送路4の吸気口に付設されたフィルタ5を介して外気を吸気する。プロペラ型送風機24によって送風される塵や埃を含まない空気流2は、熱交換機7と当該熱交換機7にパイプ9を介して接続された温度調節機8とによって温度が調節される。温度が調節された空気流2の一部は、内壁面付近に設置された負イオン発生器の筐体10の内部に送風される。プロペラ型送風機24は、中央部分にモータなどの送風に関与しない部分が存在するので、効率良く負イオンを発生させるためには、内壁面付近に負イオン発生器を設置する必要がある。また、温度が調節された空気流2の一部であり、負イオン発生器の筐体10の外部に送風された空気流2は、負イオンを含むことなく空気搬送路1に送風される。また、実施の形態7の動作において、上述した部分以外の動作は実施の形態1と同一であるのでその説明を省略する。
【0058】
以上のように、この実施の形態7によれば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、メンテナンス頻度や使用環境に応じて送風機の種類を選択することができるという効果を奏する。
【0059】
実施の形態8.
図12はこの発明の実施の形態8による空調ダクト装置を示す構成図である。図12において、1は空気搬送路、2は空気流、4は空気搬送路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、8は温度調節機、9はパイプ、10は筐体、11は線状の高電圧印加電極、12は金網状の接地電極、14は高電圧供給電源、15はアースであり、図1と同一符号を付して示したものと同一部分である。また、図12において、25は筐体10の開口している一方の端部で線状の高電圧印加電極11付近に付設され負イオン発生器に送風するための負イオン送風機であり、3は負イオン発生器において、その設置位置と負イオン送風機25を備える点で、図1に符号3を付したものとは異なる送風ユニットである。なお、実施の形態8における負イオン発生器は、実施の形態1に示された支持台13は含まれていない。なお、空気搬送路1において、負イオン発生器を設置した場所を凹陥部と称する。
【0060】
次に動作について説明する。
実施の形態1と異なる動作について説明する。温度が調節された空気流2の一部は、負イオン送風機25によって負イオン発生器の筐体10の内部に送風される。負イオン発生器の筐体10の内部では、コロナ放電に伴って負イオンが発生し、空気搬送路1に負イオンを含んだ空気流を送風している。すなわち、負イオン送風機25によって空気搬送路1に供給する負イオン濃度を調整できる。また、実施の形態8の動作において、上述した部分以外の動作は実施の形態1と同一であるのでその説明を省略する。
【0061】
以上のように、この実施の形態8によれば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、負イオン発生器を空気流2の妨げにならないような位置(凹陥部)に設置するようにしたので、空気搬送路1における圧力損失を小さくできるため、送風機6が消費するエネルギーを低減できるという効果を奏する。
【0062】
また、この実施の形態8によれば、負イオン発生器に送風するための負イオン送風機25を備えるように構成したので、負イオン送風機25の回転速度によって空気搬送路1に供給する負イオン濃度を調整できるという効果を奏する。
【0063】
実施の形態9.
図13はこの発明の実施の形態9による空調ダクト装置を示す構成図である。図13において、2は空気流、3は送風ユニット、4は空気搬送路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、8は温度調節機、9はパイプ、10は筐体、11は線状の高電圧印加電極、12は金網状の接地電極、13は支持台、14は高電圧供給電源、15はアースであり、図1と同一符号を付して示したものと同一部分である。また、図13において、1は絶縁体ではなく導電体で形成されている点で、図1に符号1を付して示したものとは異なる空気搬送路であり、26は空気搬送路1の内壁面に塗布または貼り付けすることにより形成される絶縁体(表面電位発生手段)である。
【0064】
以上のように、この実施の形態9によれば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、負極性に帯電する絶縁体26を塗布または貼り付けによって形成したので、空気搬送路1の材質が導電体である場合でも効率よく空気搬送路1の内壁面に浮遊微生物が付着することを防止することができるという効果を奏する。
【0065】
なお、この実施の形態9によれば、導電体である空気搬送路1と絶縁体26とを組み合わせて構成したが、これに限られるものではなく、絶縁体である空気搬送路1と絶縁体26とを組み合わせて構成した場合においても上記と同等の効果を奏する。
【0066】
実施の形態10.
図14はこの発明の実施の形態10による空調ダクト装置を示す構成図である。図14において、1は空気搬送路、2は空気流、4は空気搬送路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、8は温度調節機、9はパイプ、10は筐体、11は線状の高電圧印加電極、12は金網状の接地電極、13は支持台、14は高電圧供給電源、15はアースであり、図1と同一符号を付して示したものと同一部分である。また、図14において、3は負イオン発生器を備えていない点で、図1に符号3を付したものとは異なる送風ユニットである。
【0067】
以上のように、この実施の形態10によれば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、負イオン発生器を送風ユニット3から空気搬送路1に移設したので、送風ユニット3の取り付け取り外しが容易になるという効果を奏する。
【0068】
実施の形態11.
図15はこの発明の実施の形態11による空調ダクト装置を示す構成図である。図15において、1は空気搬送路、2は空気流、3は送風ユニット、4は空気搬送路、6は送風機、7は熱交換機、8は温度調節機、9はパイプ、10は筐体、11は線状の高電圧印加電極、12は金網状の接地電極、13は支持台、14は高電圧供給電源、15はアースであり、図1と同一符号を付して示したものと同一部分である。また、図15において、3は負イオン発生器とフィルタ5を備えていない点で、図1に符号3を付したものとは異なる送風ユニットであり、31は塵や埃を電気によって強制的に集塵する電気集塵機(送風手段)である。電気集塵機31において、32は高圧電極、33は高圧電極支持台、34は円筒接地極、35は接地電極である。
【0069】
次に動作について説明する。
実施の形態1と異なる動作について説明する。送風ユニット3の吸気口に付設された電気集塵機31は、放電機器の一つで、外気に含まれる塵や埃などに正電荷を与え、高圧電極32と接地電極35との間に発生させた電界によって、外気に含まれる塵や埃などを接地電極35に付着させて外気中から除去する。電気集塵機31が外気に含まれる塵や埃を除去するので、塵や埃を含まない空気流2を空気搬送路4に送風することができる。また、実施の形態11の動作において、上述した部分以外の動作は実施の形態1と同一であるのでその説明を省略する。
【0070】
以上のように、この実施の形態11によれば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、電気集塵機31を備えるように構成したので、外気に含まれる塵や埃などを電気によって強制的に集塵することができるという効果を奏する。
【0071】
実施の形態12.
図16はこの発明の実施の形態12による空調ダクト装置を示す構成図である。図16において、1は空気搬送路、2は空気流、4は空気搬送路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、8は温度調節機、9はパイプ、10は筐体、11は線状の高電圧印加電極、12は金網状の接地電極、13は支持台、14は高電圧供給電源、15はアースであり、図1と同一符号を付して示したものと同一部分である。また、図16において、3は線状の高電圧印加電極11が風下側に設置され、金網状の接地電極12が風上側に設置されている点で、図1に符号3を付したものとは異なる送風ユニットである。
【0072】
図17は空気搬送路1における空気搬送路の長さと負イオン濃度との関係を示す特性図である。図17において、実線は線状の高電圧印加電極11が風下側に設置され金網状の接地電極12が風上側に設置されている場合の負イオン濃度を示しており、破線は金網状の接地電極12が風下側に設置され線状の高電圧印加電極11が風上側に設置されている場合の負イオン濃度を示している。図17から明らかなように、線状の高電圧印加電極11が風下側に設置され金網状の接地電極12が風上側に設置されている場合は、負イオンが効率よく生成されていることがわかる。これは、負イオンが金網状の接地電極12において消滅しないようになったためである。
【0073】
以上のように、この実施の形態12によれば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、線状の高電圧印加電極11が風下側に設置され金網状の接地電極12が風上側に設置されるように構成したので、効率よく負イオンを発生させることができるという効果を奏する。
【0074】
なお、この実施の形態12において、線状の高電圧印加電極11の代わりに針状の高電圧印加電極22を備えた場合、また、金網状の接地電極12の代わりに板状の接地電極23を備えた場合、さらに、線状の高電圧印加電極11の代わりに針状の高電圧印加電極22を備え金網状の接地電極12の代わりに板状の接地電極23を備えた場合においても上記と同様の効果を奏する。
【0075】
実施の形態13.
図18はこの発明の実施の形態13による空調ダクト装置を示す構成図である。図18において、1は空気搬送路、2は空気流、4は空気搬送路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、8は温度調節機、9はパイプ、10は筐体、13は支持台、14は高電圧供給電源、15はアース、23は板状の接地電極であり、図9と同一符号を付して示したものと同一部分である。また、図18において、41は針先(先鋭部分)以外の部分を誘電体で覆うと共に針先を貫通孔を備える板状の接地電極23よりも風下側になるように、且つ、板状の接地電極23に接触しないように貫通孔を貫通して設置した針状の誘電体付き高電圧印加電極(高電圧印加電極)である。3は針状の高電圧印加電極22の代わりに針状の誘電体付き高電圧印加電極41を備えた点で、図9に符号3を付したものとは異なる送風ユニットである。
【0076】
次に動作について説明する。
実施の形態4と異なる動作について説明する。針状の誘電体付き高電圧印加電極41は、針先以外を誘電体で覆うことにより、誘電体で覆われた部分は直流放電の場合では放電しなくなるので、針先のみで効率良くコロナ放電を発生させることができるようになる。すなわち、コロナ放電に伴って発生する負イオンを効率良く発生させることができる。また、放電部分は針電極の先端であり、針状の誘電体付き高電圧印加電極41の先端だけが板状の接地電極23よりも風下側になるように設置しているので、負イオンが板状の接地電極23で消滅しないようになるため、効率良く負イオンを発生させることができる。また、実施の形態13の動作において、上述した部分以外の動作は実施の形態4と同一であるのでその説明を省略する。
【0077】
以上のように、この実施の形態13によれば、実施の形態4と同様の効果を奏すると共に、針先以外の部分を誘電体で覆うと共に針先を板状の接地電極23よりも風下側になるように誘電体付き高電圧印加電極41を設置したので、効率よく負イオンを発生させることができるという効果を奏する。
【0078】
実施の形態14.
図19はこの発明の実施の形態14による空調ダクト装置を示す構成図である。図19において、1は空気搬送路、2は空気流、3は送風ユニット、4は空気搬送路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、8は温度調節機、9はパイプ、10は筐体、11は線状の高電圧印加電極、12は金網状の接地電極、13は支持台、14は高電圧供給電源、15はアースであり、図1と同一符号を付して示したものと同一部分である。また、図19において、42は空気搬送路1の内部における任意の場所に設けられ空気流2を通気できるように通気孔を備えリング状の形状を有する導電性のリング(接地導電体)、43はリング42と電気的に接続しているアースである。
【0079】
次に動作について説明する。
実施の形態1と異なる動作について説明する。アース43によって接地されているリング42を設けることによって、負イオンがリング42に誘導されるので、リング42が設置されている部分まで空気搬送路1の内壁面を負極性に帯電させることが容易になる。例えば、リング42を空気搬送路1の図示されない排気口付近に設けた場合には、空気搬送路1の内壁面全体を効率よく負極性に帯電させることが容易になる。また、実施の形態14の動作において、上述した部分以外の動作は実施の形態1と同一であるのでその説明を省略する。
【0080】
以上のように、この実施の形態14によれば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、アース43によって接地されているリング42を備えるように構成したので、負イオン発生器が発生させた負イオンがリング42に誘導されるから、空気搬送路1の内壁面を効率よく負極性に帯電させることが容易になるという効果を奏する。
【0081】
実施の形態15.
図20はこの発明の実施の形態15による空調ダクト装置を示す構成図である。図20において、1は空気搬送路、2は空気流、3は送風ユニット、4は空気搬送路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、8は温度調節機、9はパイプ、10は筐体、11は線状の高電圧印加電極、12は金網状の接地電極、13は支持台、14は高電圧供給電源、15はアースであり、図1と同一符号を付して示したものと同一部分である。また、図20において、44は空気搬送路1の内部における任意の場所に設けられ空気流2を通気できる通気孔を備えメッシュ状の形状を有する導電性のメッシュ(接地導電体)、45はメッシュ44と電気的に接続しているアースである。
【0082】
次に動作について説明する。
実施の形態1と異なる動作について説明する。アース45によって接地されているメッシュ44を設けることによって、負イオンがメッシュ44に誘導されるので、メッシュ44が設置されている部分まで空気搬送路1の内壁面を負極性に帯電させることが容易になる。例えば、メッシュ44を空気搬送路1の図示されない排気口付近に設けた場合には、空気搬送路1の内壁面全体を効率よく負極性に帯電させることが容易になる。さらに、空気搬送路1から排気する空気流2の負イオン濃度が、メッシュ44の目を粗くすると負イオン濃度が上昇し、メッシュ44の目を細かくすると負イオン濃度が下降する。すなわち、居住空間に必要な負イオン濃度を容易に設定できる。また、実施の形態15の動作において、上述した部分以外の動作は実施の形態1と同一であるのでその説明を省略する。
【0083】
以上のように、この実施の形態15によれば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、アース45によって接地されているメッシュ44を備えるように構成したので、負イオン発生器が発生させた負イオンがメッシュ44に誘導されるから、空気搬送路1の内壁面を効率よく負極性に帯電させることが容易になるという効果を奏する。
【0084】
また、この実施の形態15によれば、メッシュ44の目の粗さ(通気路断面積)を調節するように構成したので、居住空間に必要な負イオン濃度を容易に設定できるという効果を奏する。
【0085】
実施の形態16.
図21はこの発明の実施の形態16による空調ダクト装置を示す構成図である。図21において、1は空気搬送路、2は空気流、3は送風ユニット、4は空気搬送路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、8は温度調節機、9はパイプ、10は筐体、11は線状の高電圧印加電極、12は金網状の接地電極、13は支持台、14は高電圧供給電源、15はアースであり、図1と同一符号を付して示したものと同一部分である。また、図21において、46は導電体で形成されており空気流2を通気できるように空気搬送路1と同一の通気断面積を有する導電体の空気搬送路(空気搬送路)、47は導電体の空気搬送路46と電気的に接続されており導電体の空気搬送路46の内壁面の表面電位を設定できる電位調節器(表面電位発生手段)である。
【0086】
次に動作について説明する。
実施の形態1と異なる動作について説明する。電位調節器47は、導電体の空気搬送路46の内壁面の表面電位を負極性に設定することにより、負イオンの衝突により負極性に帯電した浮遊微生物が導電体の空気搬送路46に付着することを防止することができる。また、導電体の空気搬送路46と当該導電体の空気搬送路46に電気的に接続された電位調節器47とを離隔して複数配置することによって、高濃度の負イオンを効率よく空気搬送路1の末端部分まで供給することができる。また、空気搬送路1が導電体で形成されている場合では、空気搬送路1と電位調節器47を電気的に接続することによって、空気搬送路1の内壁面の表面電位を設定できるので、負極性に帯電した浮遊微生物が空気搬送路1の内壁面に付着することを容易に防止することができる。また、実施の形態16の動作において、上述した部分以外の動作は実施の形態1と同一であるのでその説明を省略する。
【0087】
以上のように、この実施の形態16によれば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、導電体の空気搬送路46に電位調節器47を電気的に接続するように構成したので、導電体の空気搬送路46の内壁面の表面電位を負極性に設定することにより、負イオンの衝突により負極性に帯電した浮遊微生物が導電体の空気搬送路46に付着することを防止することができると共に、高濃度の負イオンを効率よく空気搬送路1の末端部分まで供給することができるという効果を奏する。
【0088】
実施の形態17.
図22はこの発明の実施の形態17による空調ダクト装置を示す構成図である。図22において、図21と同一符号は同一または相当部分を示すのでその説明を省略する。48は導電体の空気搬送路46と電気的に接続されており、抵抗の値を調節することによって、導電体の空気搬送路46が電荷を蓄えることができるように備えられた可変抵抗器(表面電位発生手段)である。49は可変抵抗器48に電気的に接続されたアースである。
【0089】
次に動作について説明する。
実施の形態1と異なる動作について説明する。可変抵抗器48は、抵抗の値を調節することによって、負イオン発生器で発生した負イオンが導電体の空気搬送路46の内壁面に衝突し、導電体の空気搬送路46に与える負極性の電荷がある電荷量に達するまで電荷を蓄えることができるので、負極性に帯電した浮遊微生物が導電体の空気搬送路46に付着することを防止することができる。また、導電体の空気搬送路46と当該導電体の空気搬送路46に電気的に接続された可変抵抗器48とを離隔して複数配置することによって、高濃度の負イオンを効率よく空気搬送路1の末端部分まで供給することができる。さらに、抵抗値を適切な値に調節することによって、導電体の空気搬送路46が蓄える電荷量を調節することができるので、静電気による障害発生を未然に防止できる。また、実施の形態17の動作において、上述した部分以外の動作は実施の形態1と同一であるのでその説明を省略する。
【0090】
以上のように、この実施の形態17によれば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、導電体の空気搬送路46に可変抵抗器48を電気的に接続するように構成したので、導電体の空気搬送路46に電荷を蓄えることができるので、負極性に帯電した浮遊微生物が導電体の空気搬送路46に付着することを防止することができると共に、抵抗値を適切な値に調節することによって静電気による障害発生を未然に防止できるという効果を奏する。
【0091】
また、この実施の形態17によれば、導電体の空気搬送路46に可変抵抗器48を電気的に接続するように構成したので、実施の形態16に示された電位調節器47を備える場合と比較して安価に空調ダクト装置を構成できるという効果を奏する。
【0092】
実施の形態18.
図23はこの発明の実施の形態18による空調ダクト装置を示す構成図である。図23において、1は空気搬送路、2は空気流、4は空気搬送路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、8は温度調節機、9はパイプ、10は筐体、11は線状の高電圧印加電極、12は金網状の接地電極、13は支持台であり、図1と同一符号を付して示したものと同一部分である。また、図21において、3は負イオン発生器を備えていない点で、図1に符号3を付して示したものとは異なる送風ユニットであり、14は複数の線状の高電圧印加電極11に高電圧を供給する点で、図1に符号14を付して示したものとは異なる高電圧供給電源であり、15は複数の金網状の接地電極12に接地電位を供給する点で、図1に符号15を付して示したものとは異なるアースである。なお、空気搬送路1と負イオン発生器とで一つのモジュールを構成しており、実施の形態18は前記モジュールを複数備える構成を示すものである。
【0093】
次に動作について説明する。
実施の形態1と異なる動作について説明する。空気搬送路1と負イオン発生器とで一つのモジュールを構成し、複数のモジュールを任意の位置に配置することによって、空気搬送路1の内部で負イオン濃度が浮遊微生物の帯電に必要な負イオン量よりも低下することを防止でき、空気搬送路1の内壁面に浮遊微生物が付着することを防止するためのクーロン斥力の低下を抑制し、安定して浮遊微生物が付着することを防止することができる。また、実施の形態18の動作において、上述した部分以外の動作は実施の形態1と同一であるのでその説明を省略する。
【0094】
以上のように、この実施の形態18によれば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、空気搬送路1と負イオン発生器とで一つのモジュールを構成し、複数のモジュールを任意の位置に配置するようにしたので、クーロン斥力の低下を抑制し、安定して浮遊微生物が付着することを防止することができるという効果を奏する。
【0095】
実施の形態19.
図24はこの発明の実施の形態19による空調ダクト装置を示す構成図である。図24において、1は空気搬送路、2は空気流、3は送風ユニット、4は空気搬送路、5はフィルタ、6は送風機、7は熱交換機、8は温度調節機、9はパイプ、10は筐体、11は線状の高電圧印加電極、12は金網状の接地電極、13は支持台、14は高電圧供給電源、15はアースであり、図1と同一符号を付して示したものと同一部分である。また、図24において、50は絶縁体で形成された空気搬送路1の排気口、51は居住空間と空調ダクト装置が備えられている空間とを分けるための壁である。
【0096】
以上のように、この実施の形態19によれば、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、排気口51も絶縁体で構成するようにしたので、排気口51に浮遊微生物が付着することを防止できるという効果を奏する。
【0097】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、空気を吸気すると共に前記空気に含まれる塵や埃を除去した後に空気を空気搬送路に送風する送風手段と、高電圧電源と高電圧印加電極と高電圧印加電極と対向するように風上側に設置された接地電極とを有し送風手段が送風した空気に負イオンを供給する負イオン発生手段とを備え、空気搬送路は、負イオン発生手段により発生した負イオンが流れると共に、内面が絶縁体で構成され、かつ、空気搬送路の風下側末端に空気搬送路の内面に沿った形状で導電性のリングを設け、リングを接地するようにしたので、浮遊物が空気搬送路の内壁面に付着して増殖することにより空気搬送路に流れ込む空気を浮遊物が汚染することがなく、外部の空気と同じように自然に近い居住環境を提供できる空調ダクト装置を得ることができるという効果を奏する。
【0099】
この発明によれば、空気を吸気すると共に空気に含まれる塵や埃を除去した後に空気を空気搬送路に送風する送風手段と、高電圧電源と高電圧印加電極と高電圧印加電極と対向するように風上側に設置された接地電極とを有し送風手段が送風した空気に負イオンを供給する負イオン発生手段とを備え、空気搬送路は、負イオン発生手段により発生した負イオンが流れると共に、内面が絶縁体で構成され、かつ、空気搬送路の風下側末端に導電性のメッシュを設け、メッシュを接地したので、浮遊物が空気搬送路の内壁面に付着して増殖することにより空気搬送路に流れ込む空気を浮遊物が汚染することがなく、外部の空気と同じように自然に近い居住環境を提供できる空調ダクト装置を得ることができるという効果を奏する。
【0100】
この発明によれば、メッシュは、送風手段が送風した空気を通気すると共に、通気路断面積が調節可能に構成されるように構成したので、居住空間に必要な負イオン濃度を容易に設定できるという効果を奏する。
【0101】
この発明によれば、負イオン発生手段は、空気搬送路の長手方向に直交する通気路断面において、送風手段が送風した空気の流速が最も速い部位に設置されるように構成したので、効率良く負イオンを発生させることができるため、空調ダクト装置に投入するエネルギーを変化させないで、効率よく空気搬送路の内壁面に浮遊物が付着することを防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による空調ダクト装置を示す構成図である。
【図2】 代表的な材質の帯電列を示す特性図である。
【図3】 空気搬送路の長さと表面電位との関係を示す特性図である。
【図4】 負イオン発生器の内部を通過する空気流の流速と負イオン発生量との関係を示す特性図である。
【図5】 空気搬送路の内部における到達負イオン濃度の測定結果を示す説明図である。
【図6】 空気搬送路における空気搬送路の長さと負イオン濃度の減衰割合との関係を示す特性図である。
【図7】 この発明の実施の形態2による空調ダクト装置を示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態3による空調ダクト装置を示す構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態4による空調ダクト装置を示す構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態6による空調ダクト装置を示す構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態7による空調ダクト装置を示す構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態8による空調ダクト装置を示す構成図である。
【図13】 この発明の実施の形態9による空調ダクト装置を示す構成図である。
【図14】 この発明の実施の形態10による空調ダクト装置を示す構成図である。
【図15】 この発明の実施の形態11による空調ダクト装置を示す構成図である。
【図16】 この発明の実施の形態12による空調ダクト装置を示す構成図である。
【図17】 空気搬送路の長さと負イオン濃度との関係を示す特性図である。
【図18】 この発明の実施の形態13による空調ダクト装置を示す構成図である。
【図19】 この発明の実施の形態14による空調ダクト装置を示す構成図である。
【図20】 この発明の実施の形態15による空調ダクト装置を示す構成図である。
【図21】 この発明の実施の形態16による空調ダクト装置を示す構成図である。
【図22】 この発明の実施の形態17による空調ダクト装置を示す構成図である。
【図23】 この発明の実施の形態18による空調ダクト装置を示す構成図である。
【図24】 この発明の実施の形態19による空調ダクト装置を示す構成図である。
【図25】 従来の空調ダクト装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 空気搬送路、2 空気流、3 送風ユニット、4 空気搬送路、5 フィルタ、6 送風機、7 熱交換機、8 温度調節機、9 パイプ、10 筐体、11 線状の高電圧印加電極(高電圧印加電極)、12 金網状の接地電極(接地電極)、13 支持台、14 高電圧供給電源、15 アース、21 温水機または冷水機、22 針状の高電圧印加電極(高電圧印加電極)、23 板状の接地電極(接地電極)、24 プロペラ型送風機(送風手段)、25 負イオン送風機、26 絶縁体(表面電位発生手段)、31 電気集塵機(送風手段)、32 高圧電極、33 高圧電極支持台、34 円筒接地極、35 接地電極、41 誘電体付き高電圧印加電極(高電圧印加電極)、42 リング(接地導電体)、43 アース、44 メッシュ(接地導電体)、45 アース、46 導電体の空気搬送路(空気搬送路)、47 電位調節器(表面電位発生手段)、48 可変抵抗器(表面電位発生手段)、49 アース、50 排気口、51 壁。
Claims (4)
- 空気を吸気すると共に前記空気に含まれる塵や埃を除去した後に前記空気を空気搬送路に送風する送風手段と、高電圧電源と高電圧印加電極と該高電圧印加電極と対向するように風上側に設置された接地電極とを有し前記送風手段が送風した空気に負イオンを供給する負イオン発生手段とを備え、前記空気搬送路は、前記負イオン発生手段により発生した負イオンが流れると共に、内面が絶縁体で構成され、かつ、前記空気搬送路の風下側末端に該空気搬送路の内面に沿った形状で導電性のリングを設け、該リングを接地したことを特徴とする空調ダクト装置。
- 空気を吸気すると共に前記空気に含まれる塵や埃を除去した後に前記空気を空気搬送路に送風する送風手段と、高電圧電源と高電圧印加電極と該高電圧印加電極と対向するように風上側に設置された接地電極とを有し前記送風手段が送風した空気に負イオンを供給する負イオン発生手段とを備え、前記空気搬送路は、前記負イオン発生手段により発生した負イオンが流れると共に、内面が絶縁体で構成され、かつ、前記空気搬送路の風下側末端に導電性のメッシュを設け、該メッシュを接地したことを特徴とする空調ダクト装置。
- メッシュは、送風手段が送風した空気を通気すると共に、通気路断面積が調節可能に構成されていることを特徴とする請求項2記載の空調ダクト装置。
- 負イオン発生手段は、空気搬送路の長手方向に直交する通気路断面において、送風手段が送風した空気の流速が最も速い部位に設置されることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の空調ダクト装置。
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