JP4406382B2 - 音声符号化選択制御方法 - Google Patents
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Description
音声パケット通信における音切れの原因として、現在広く使われているインターネットがベストエフォート型のIPネットワークであり、パケットが確実に着信先に到着する保証がないため、ネットワークの輻輳等の原因により、パケットが通信の途中で消失(パケットロス)してしまうことがあり、受信側にパケットが到着せず、再生する音を作成できないために音切れが発生することがある。このようなネットワークの輻輳に起因するパケット消失を抑制する手法として、ネットワークの輻輳時に低ビットレートの音声符号化を使用することが効果的である。例えば特許文献1にはパケット損失率等によりネットワークの状態を評価し、ネットワークの状態によって符号化方式を切り替えることでパケットロスを防止する手法が提案されている。
本発明で提案する音声符号化選択制御方法は、離散音声楽音サンプルを入力とし、離散音声楽音信号サンプルを符号化し、符号化されたディジタル符号をパケット化して送信する際に、所定時間毎の離散音声楽音信号サンプルを符号化するために必要な演算量の異なる少なくとも2種類の音声符号化方式を動的に切り替える音声符号化選択制御方法であって、所定時間毎の音声区間を音声符号化する時間を測定するステップと、音声符号化に要する時間が所定時間より長くなった場合に、演算量の少ない音声符号化方式を選択するステップとを備えることを特徴とする。
本発明による音声符号化選択制御方法は演算量が少ない音声符号化方式を選択するステップでは、更に演算時間がある一定の閾値よりも長い場合に、同時に動作している画像符号化処理を一時停止する制御を行なうステップを備える。
コンピュータに本発明による音声パケット受信装置として機能させるには、コンピュータには音声パケット受信部と、音声符号化信号と符号化識別信号とを分離する音声符号化列分離部と、演算量が異なる符号化方式により符号化された符号化データをそれぞれ復号する少なくとも2種類の復号化部と、音声符号化列分離部で分割した符号化識別信号により復号化部の何れかを選択した復号動作させる復号選択部とを構築する。
タイマー101はある一定の時間(例えば1msなど)ごとに時刻データを出力する。時刻データは2つの時刻間の相対時間が分かる形式であれば良い。例えば0から始まる一定の時間(例えば1msなど)ごとに1ずつ増える時刻データを出力する。
符号化時間計測部103はタイマー101が出力する時刻データを用いて符号化部102の符号化に要する時間を計測する。符号化に要する時間とは入力音声信号フレーム長(音声信号をディジタル化したディジタル符号列を所定時間間隔に区切る長さ)を例えば20msとした場合、この20msの間に存在するNサンプルのデータを符号化する時間を指す。符号化時間計測部103は符号化部102で動作する符号化手段102A又は102Bの符号化に要する時間を計測し、その計測結果を音声符号化方式選択部104に出力する。音声符号化に要した演算時間は演算時間(=(符号化終了時刻)−(開始時刻))で求める。
これに対し、演算時間が5msより大きくなった場合には演算量が小さい符号化手段102Bに入力音声信号を供給する状態に切り替わる。
符号化部102で符号化された音声符号化列データ及び1フレーム遅延部109で1フレーム分の遅延が与えられた符号化識別信号を音声パケット作成部106に入力する。音声パケット作成部106では、従来のVoIPと同様に音声符号化列データを入力とし、パケットを区別するためのパケット番号及び符号化識別信号、時刻情報などが記載されたパケットヘッダを付加した音声パケットデータを出力する。図3にその様子を示す。
図2に本発明による音声パケット受信装置の実施例を示す。この実施例では音声パケット受信部201と、音声パケット受信バッファ202と、音声符号化列分離部203と、復号化選択部204と、復号化部205とによって音声パケット受信装置200を構成した場合を示す。
音声パケット受信バッファ202は音声パケットデータを入力とし、各パケットに付されたパケット番号に従って並び替えを行ない、格納されている音声パケットの中で最も時間的に早く送信されたパケット番号を持つ音声パケットデータを出力する。
音声符号化列分離部203は音声パケットデータを入力とし、図3に示した形式の音声パケットデータの中から、パケットヘッダと音声符号化列データとを分離して取り出す。更に、パケットヘッダから符号化識別信号を取り出し、この符号化識別信号を復号選択部204に入力する。復号化選択部204では符号化識別信号に従って音声符号化列分離部203から入力される音声符号化列データの供給先を決定する。
図6に示す100は図1を用いて説明した本発明による音声パケット送信装置を示す。従ってこの実施例でも音声パケット送信装置100はタイマー101と、符号化部102と、符号化時間計測部103と、音声符号化方式選択部104と、符号化方式選択部105と、音声パケット作成部106と、音声パケット送信バッファ107と、音声パケット送出部108と、1フレーム遅延部109とを備え、図1の実施例と同様の音声パケットの送出動作を実行する。
画像符号化選択部604は符号化時間計測部103の計測結果を入力とし、音声符号化のための演算時間が所定値以上に達した時点で画像符号化制御信号の状態を反転させ、画像符号化部611の符号化動作を停止させる。
つまり、音声符号化方式選択部104は図5に示した規則に従って符号化方式の選択を行なう。ここでは音声符号化のための演算時間が例えば5msより長くなると、演算処理量が少ない音声符号化方式(例えばG.711)に切り替えられる。演算処理量が少ない音声符号化に切り替えられることにより、演算時間は短くなる方向に変化する。音声符号化方式が演算量が少なくて済む方式(例えばG.711)で動作していたとしても送信機を構成するコンピュータの負荷が益々増加すると再び音声符号化のための演算時間は再び長くなる方向に変化する。
画像符号化手段611Aで符号化された画像データは画像パケット作成部612に入力され、この画像パケット作成部612で時刻データと共に図3に示したパケットヘッダが付加され、パケット化され、画像パケットとして出力される。画像パケット作成部612から出力された画像パケットは画像パケット送信バッファ613でバッファリングされ、バッファ内に存在する画像パケットの中の最も早い時点でパケット化された画像パケットを出力し、画像パケット送出部614からネットワークに送り出される。
本発明の音声パケット送信プログラム及び音声パケット受信プログラムはそれぞれ、コンピュータが解読可能なプログラム言語によって記述され、コンピュータが読み取り可能な例えば磁気ディスク或はCD-ROMのような記録媒体に記録され、これらの記録媒体から或は通信回線を通じてコンピュータにインストールされる。コンピュータにインストールされたプログラムをコンピュータに備えられたCPUに解読させてコンピュータに図1又は図6及び図2又は図7を用いて説明した音声パケット送信装置及び音声パケット受信装置として機能させる。
101 タイマー 604 画像符号化選択部
102 符号化部 610 符号化動作制御部
102A、102B 符号化手段 612 画像パケット作成部
103 符号化時間計測部 613 画像パケット送信バッファ
104 音声符号化方式選択部 614 画像パケット送出部
105 符号化方式選択部 700 画像パケット受信装置
106 音声パケット作成部 701 画像パケット受信部
107 音声パケット送信バッファ
108 音声パケット送出部 702 画像パケット受信バッファ
200 音声パケット受信装置 703 画像符号化分離部
201 音声パケット受信部 704 画像復号化部
202 音声パケット受信バッファ
204 復号化選択部
205 復号化部
Claims (3)
- 音声信号をディジタル化したディジタル符号列を所定時間間隔に区切る長さをフレーム長とし、離散音声楽音サンプルを入力とし、離散音声楽音信号サンプルを符号化し、符号化されたディジタル符号をパケット化して送信する際に、所定時間毎の離散音声楽音信号サンプルを符号化するために必要な演算量の異なる符号化処理をフレーム長単位で動的に切り替える音声符号化選択制御方法であって、
所定時間毎の音声区間を音声符号化する時間を測定するステップと、
上記音声符号化に要する時間が所定時間より長くなった場合に、演算量の少ない符号化処理を行なうステップと、
を備えることを特徴とする音声符号化選択制御方法。 - 請求項1記載の音声符号化選択制御方法において、上記音声符号化に要する時間が所定時間より短かくなった場合に、伝送する情報量が少ない符号化処理を行なうステップを備えることを特徴とする音声符号化選択制御方法。
- 請求項1又は2の何れかに記載の音声符号化選択制御方法において、上記演算量が少ない音声符号化処理を行なうステップは、更に上記演算時間がある一定の閾値よりも長い場合に、同時に動作している画像符号化処理を一時停止する制御を行なうステップを備えることを特徴とする音声符号化選択制御方法。
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