JP4389397B2 - データ記録方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、書き換え可能なディスク状記録媒体にシーケンシャルライト方式でデータを記録し、上記データの末端に管理情報を記録するデータ記録方法及び装置に関し、詳しくは、最新のデータを上記ディスク状記録媒体から物理的に削除するデータ記録方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ソニーとフィリップスは、1980年のCD−DA(Compact Disk Digital Audio)に次いで、1983年にCD−ROM(CD Read Only Memory)を発表した。CD−ROMは、記憶容量が大きく、非接触でデータが読み出されるため摩耗及び損傷等がない利点がある。また、CD−ROMは、接触型の磁気テープ等の記録媒体と比べて、ヘッドクラッシュを起こすことがない。このようにCD−ROMは、他のメディアと比べて優れたディスク状記録媒体である。
【0003】
ここで、CD−DAの規格書であるRed Bookについて述べる。Red Bookでは、ディスク状記録媒体を図5に示すとおり、「リードイン(Lead In)情報」、「プログラム領域(Program Area)」、「リードアウト(Lead Out)情報」というセグメントで構成することを規定している。このリードイン情報からリードアウト情報までをYellow Book(CD−ROMの規格書)では、セッションと呼んでいる。プログラム領域は、ディスク状記録媒体の中でコンピュータデータ及びディジタルオーディオデータ(以下、データと呼ぶ。)を実際に含んでいる部分である。Red Bookでは、このデータを最高99のトラックに分割することが可能で、各トラックの間に2秒のギャップを入れると規定している。リードインは、トラックのインデックス情報であるTOC(Table Of Contents)を含んでいる。
【0004】
CDに関するすべての使用では、データをセクタという単位に区切ってディスク上に配置するように決められている。1セクタのサイズは、2352bytesである。これには、2048bytesのデータ領域と、セクタのヘッダ、サブヘッダ及びエラー検出コードなどが含まれている。データ領域は、論理ブロックとしても扱われるが、通常は、2048bytesのユーザー領域として扱われる。各セッション内では、各論理ブロックに一連の論理的なアドレスが付けられている。ディスク状記録媒体からデータを再生する装置は、この論理ブロック番号(LBN、Logical Block Number)を使用して各セクタにアクセスする。
【0005】
近年において、データの記録可能媒体であるCD−R(CD Recordable)及び書き換え可能媒体であるCD−RW(CD Rewritable)が登場した。CD−Rは、記録層が有機系の光反応色素膜でできており、この記録層に高温のレーザ光を照射して情報の記録が行われるディスク状記録媒体である。CD−Rは、データを記録した後、新規なデータを追記することができ、また、書き換えができないたライトワンス(Write Once)であるため、物理データ・トラックが複数のセッションに分かれている、いわゆるマルチセッション追記記録により情報が記録される。CD−RWは、例えば、記録層がAg−In−Sb−Teの相変化材料でできており、この記録層に高温のレーザ光を照射して情報の記録が行われるディスク状記録媒体である。CD−RWは、具体的には、結晶質と非結晶質との物理的移転である相変化を利用している。
【0006】
上述したCD−ROM等のディスク状記録媒体は、ディスクの内側から外側に向けて、連続的に螺旋状(スパイラル)にデータを記録する。このような記録方法をシーケンシャルライト方法と呼ぶ。シーケンシャルライト方法には、DAO(Disk At Once)、TAO(Track At Once)及びパケットライトがある。DAOは、ディスク一枚分のデータを一気に記録し、後でデータの追記ができない記録方法である。TAOは、トラック単位でデータを記録し、後でデータの追記ができる記録方法である。パケットライトは、TAOのトラックより更に小さな単位でデータを記録することができ、後でデータの追記もできる記録方法である。
【0007】
TAOは、上述のRed Bookの規定により最大99トラックまでしか記録できないが、パケットライトは、パケット数に制限がなく、使用上扱いやすい記録方法である。OSTA(Optical Storage Technology Association)は、CD−R及びCD−RWの再生及び/又は記録に関わる規格として、UDF(Universal Disk Format)ファイルシステムを策定した。
【0008】
ここで、UDFについて説明する。UDFに準拠したディスク状記録媒体は、CD−R/RW Official Guide Book(オレンジフォーラム著、(株)エクシード・プレス発行)に記載されているとおり、データの書き込みを行う際、パケットライティングを使用している。パケットライティングに使われるパケットには、固定長と可変長の2つのタイプがある。データが、例えば、CD−Rに書かれるとき、1つのパケットに対して、1つのリンクブロックと、4つのランインブロックと、1つのデータと、2つのランアウトブロックとの4つの異なるタイプの情報が連続してCD−R上に記録される。また、固定長と可変長のパケットの違いは、データセグメント部が固定サイズか、可変サイズかという点での相違である。
【0009】
UDFでは、ディレクトリ及びファイルの管理情報を実際の記録位置として直接管理する代わりに、ファイル識別子(FID、File Identifier Descriptor)、仮想割り当てテーブル(VAT、Virtual Allocation Table)、ファイルエントリICB(File Entry Information Control Block)等を用いて間接的に管理している。
【0010】
VATとは、シーケンシャルライト方式のディスク状記録媒体を仮想的にランダムリードライト方式のディスク状記録媒体のごとくに扱う技術であり、ファイルが実際に記録されている論理アドレスと、上記論理アドレスに対応する仮想アドレスとを対応テーブルとして管理するものである。
【0011】
従って、UDFのファイルシステムでは、間接的にディレクトリ及びファイルの位置情報を参照している。VATの位置は、パケット構造の中で自由に配置できるが、VATを指し示している仮想割り当てテーブルICB(VAT ICB)は、ディスク状記録媒体上に記録されている最終セクタからリンキングエリア(Linking Area)分だけ戻ったところに必ず配置されるように決められている。リンキングエリアとは、隣接パケット間の7ブロックの接合領域のことである。
【0012】
UDFに準拠したファイルシステムでは、ディスクの最終アドレス位置からリンキングエリアとして用意されている7ブロック分だけ戻った位置に、必ず最新のVAT ICBが記述されている。そのためUDFでは、まず最初に、このVAT ICBが指し示すVATを読み込むことによって、仮想アドレスを実アドレスに変換することができる。
【0013】
上述のUDFファイルフォーマットによりデータが記録されたディスク状記録媒体は、データを削除する際、UDF削除情報をデータの末端に記録することにでデータの削除を行っている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のデータ削除は、見かけ上の削除であり、書き換え可能なディスク状記録媒体を使用しても、実際にディスク状記録媒体から部分的なデータの削除を行えず、データ領域を有効に利用できない問題がある。
【0015】
そこで、本発明は、上述したような実情に鑑みて提案されたものであり、部分的なデータの削除を物理的に行うデータ記録方法及び装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決するために、書き換え可能なディスク状記録媒体のデータ領域にシーケンシャルライト方式でデータを記録し、上記データの末端にデータ管理情報を記録するデータ記録方法であって、データを上記ディスク状記録媒体に記録する際、上記データの記録開始時のアドレスである記録開始アドレス及び記録終了時のアドレスである記録終了アドレスを記憶し、データの削除を行う際、削除すべきデータを指定し、上記記録終了アドレスと上記指定されたデータの末端アドレスとを比較し、上記記録終了アドレスと上記末端アドレスとが同一の場合、上記指定されたデータを上記ディスク状記録媒体から物理的に削除し、上記記録終了アドレスと上記末端アドレスとが異なる場合、指定されたデータを削除するデータ管理情報を上記ディスク状記録媒体に記録することを特徴とする。
【0018】
また、本発明は、上述の課題を解決するために、書き換え可能なディスク状記録媒体のデータ領域にシーケンシャルライト方式でデータを記録し、上記データの末端にデータ管理情報を記録するデータ記録装置であって、上記ディスク状記録媒体にデータを記録する際、上記データの記録開始時のアドレスである記録開始アドレス及び記録終了時のアドレスである記録終了アドレスを記憶する記憶手段と、データの削除を行う際、削除すべきデータを指定する削除データ指定手段と、上記記録終了アドレスと上記削除データ指定手段により指定されたデータの末端アドレスとを比較する比較手段と、上記比較手段が上記記録終了アドレスと上記末端アドレスとが同一であると判断した場合、上記指定されたデータを上記ディスク状記録媒体から物理的に削除する制御を行い、上記比較手段により上記記録終了アドレスと上記末端アドレスとが異なると判断した場合、上記指定されたデータを削除するデータ管理情報を上記ディスク状記録媒体に記録する制御を行うことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0021】
本発明は、例えば図1に示すようなデジタルスチルカメラ(DSC、Digital Still Camera)1に適用される。
【0022】
DSC1は、UDF(Universal Disk Format)に準拠したファイルシステムに基づいて、書き換え可能なディスク状記録媒体(以下、ディスク状記録媒体と呼ぶ。)に対して、撮影した画像データの記録、再生、消去及び追記録を行うものであって、画像データが格納されているファイルの記録、再生、消去及び追記録の際には、ディスク状記録媒体の最終セッションの末端に記録されたVAT(Virtual Allocation Table)を読み出すことによって以前に記録されたデータを参照できるようにしたものである。
【0023】
UDFは、CD−R(Compact Disk Recordable)、CD−RW(Compact Disk Rewtitable)及びCD−MO(Compact Disk Magnet Optical)等の各種メディア間で使用できるファイルシステムであり、OSTA(Optical Storage Technology Association)により策定された。
【0024】
UDFは、主なデータ構造として、ファイルエントリICB(File Entry Information Control Block)が用いられている。また、UDFは、すべてのファイルとディレクトリが独自のICBを持っている。
【0025】
VATは、ディスク状記録媒体上に記録されている各ファイルに仮想参照と呼ばれるシーケンシャルな番号を割り当てる、いわゆるマッピングテーブルのことである。ISO 9660ファイルシステムに準拠するファイルシステムでは、ディスク状記録媒体上の各ファイルやディレクトリを論理アドレスによって直接参照するが、UDFでは、上述のような仮想アドレスで参照している。仮想アドレスは、ディスク状記録媒体にパケットが記録され、ファイルの論理アドレスが変わってもVAT ICBによって参照されるので変化することはない。UDFにおいてVAT ICBは、ディスク状記録媒体の最終セッションに記録された物理アドレスに置くことが決められている。VATは、複数のエクステント上に分割され配置されているが、VAT ICBは、VATのエクステント・リストを含んでいる。従ってUDFでは、ファイルが何らかの方法で変更されても、一連のファイルポインタ全体を変更する必要がなく、最終的にはVAT ICBのみを変更すれば、変更されたファイルにたどり着くことができる。また、エクステントとは、CD−ROM等のディスク状記録媒体において、連続して書き込まれるブロック集合のことである。
【0026】
UDFは、互換性を確保し相互利用できる環境を提供するため、あらゆるのOS(Operating System)による記録を可能とし、かつ、記録したファイルを特別なリード用プログラムを使用せずにあらゆるOS上で再生を可能とすることを目的としている。
【0027】
DSC1は、撮影部10と、画像信号演算処理部(Image Signal Processor)11と、表示部12と、OP(Optical Pickup)部13と、RF信号処理部14と、サーボ信号処理部15と、アナログフィルタ処理部16と、信号処理部17と、スピンドルドライバ18と、スレッドドライバ19と、トラッキングドライバ20と、フォーカスドライバ21と、スピンドルモータ22と、スレッドモータ23と、制御部24とを備え、ディスク状記録媒体25に撮影した画像データの記録、再生、消去及び追記録を行う。
【0028】
撮影部10は、撮影した画像データを画像信号演算処理部11に供給する。撮影部10は、被写体の像を取り込むレンズ部30と、CCD31と、S/H回路32と、A/D変換器33とを備えている。CCD31は、レンズ部30から供給された被写体の像から画像信号を生成し、生成した画像信号をS/H回路32に供給する。S/H回路32は、上記画像信号をサンプリング及びホールドし、A/D変換器33に供給する。A/D変換器33は、上記画像信号をディジタル信号に変換し、画像信号演算処理部11に供給する。
【0029】
画像信号演算処理部11は、撮影部10と、表示部12と、信号処理部17と、制御部24とに接続されている。画像信号演算処理部11は、制御部24により制御されて、撮影部10から供給されたディジタル画像信号に対して、RGB信号から色差・輝度信号への色基準形変換、ホワイトバランス、ガンマ補正及び縮小画像処理等の画像処理を行う。処理されたディジタル画像信号は、信号処理部17及び表示部12に供給される。
【0030】
表示部12は、画像信号演算処理部11から供給されるディジタル画像信号を表示する。表示部12は、例えば、液晶ディスプレイである。OP部13は、RF処理部14と、信号処理部17と、トラッキングドライバ20と、フォーカスドライバ21とに接続されている。OP部13は、対物レンズと、レーザダイオードと、レーザダイオードドライバ(LDdri)と、フォトディテクトIC(PDIC)と、ハーフミラー等を備えており、光信号を検出してRF処理部14に供給する。また、OP部13は、ディスク状記録媒体25にデータを記録する際、ピット形成に必要なレーザの点滅・駆動信号及びレーザ強度と明滅の最適値を示すライトストラテジ信号等が信号処理部17により供給される。また、OP部13は、トラッキングドライバ20及びフォーカスドライバ21により制御される。
【0031】
RF処理部14は、OP部13と、サーボ信号処理部15と、信号処理部17とに接続されている。RF処理部14は、OP部13から検出されたビームシグナル、サイド、メインからなる8系統の信号を、サンプリング及びホールドし、演算処理を行い、8系統の信号のうち所定の信号からフォーカスエラー(FE、Focus Error)、トラッキングエラー(TE、Tracking Error)、ミラー(MIRR、Mirror)、ATIP(Absolute Time In Pregroove)、読み出し主信号等の信号を生成する。RF処理部14は、生成した信号のうち、FMDT(Frequency Modulation Data)、FMCK(Frequency Modulation Clock)、FE、TEをサーボ信号処理部15に供給し、試し書きにより検出したレーザ強度の最適値(OPC、Optical Power Calibration)信号及びレーザ点滅・駆動信号を信号処理部17に供給し、MIRRを制御部24に供給する。
【0032】
サーボ信号処理部15は、RF処理部14とアナログフィルタ処理部16とに接続されており、制御部24により制御されている。サーボ信号処理部15は、RF処理部14からFMDT、FMCK、TE及びFEを入力し、制御部24により制御されて各種サーボを制御する信号を生成し、上記信号をアナログフィルタ処理部16に供給する。
【0033】
アナログフィルタ処理部16は、サーボ信号処理部15と、スピンドルドライバ18と、スレッドドライバ19と、フォーカスドライバ21と、トラッキングドライバ20とに接続されている。アナログフィルタ処理部16は、サーボ信号処理部15から供給された各種サーボ制御信号からアナログ信号を生成し、上記アナログ信号をスピンドルドライバ18、スレッドドライバ19、トラッキングドライバ20及びフォーカスドライバ21に供給する。
【0034】
信号処理部17は、OP部13とRF処理部14とに接続されており、制御部24により制御されている。信号処理部17は、制御部24により制御されて、RF処理部14からOPCが供給され、CIRC(Cross Interleaved Reed−Solomon Code)デコード及びエンコード、ライトストラテジ、ADDrデコード等の処理を行う。また、信号処理部17は、ディスク状記録媒体25にデータの記録を行う際、レーザの点滅・駆動信号、レーザ強度の最適値を示す信号等をOP部13に供給する。
【0035】
スピンドルドライバ18は、アナログフィルタ処理部16とスピンドルモータ22とに接続されており、アナログフィルタ処理部16から供給される信号に基づいてスピンドルモータ22の回転を制御する。スレッドドライバ19は、アナログフィルタ処理部16とスレッドモータ23とに接続されており、アナログフィルタ処理部16から供給される信号に基づいてスレッドモータ23のスレッド動作を制御する。トラッキングドライバ20は、アナログフィルタ処理部16とOP部13とに接続されており、アナログフィルタ処理部16から供給される信号に基づいてOP部13を揺動し、ディスク状記録媒体25に照射されるビームスポットの位置を制御する。フォーカスドライバ21は、アナログフィルタ処理部16とOP部13とに接続されており、アナログフィルタ処理部16から供給される信号に基づいてOP部13をディスク状記録媒体25に対して垂直方向に移動させることにより、ビームの焦点位置を制御する。
【0036】
スピンドルモータ22は、スピンドルドライバ18に接続されており、スピンドルドライバ18から供給される信号に基づいてディスク状記録媒体25を回転させる。スレッドモータ23は、スレッドドライバ19に接続されており、スレッドドライバ19から供給される信号に基づいてOP部13のスレッド動作を行う。
【0037】
制御部24は、CPUと、プログラムメモリと、DRAM(Dynamic Random Access Memory)と、SRAM(Static Random Access Memory)とを備えており、画像信号演算処理部11と、サーボ信号処理部15と、信号処理部17とを制御する。プログラムメモリには、各種の処理を行うためのプログラムが格納されている。DRAMには、VAT ICB及び各種データを一時的に記憶するワークエリアが確保されている。制御部24は、VAT ICBの読み出し及び書き込みを制御している。
【0038】
ディスク状記録媒体25は、UDFに準拠したファイルシステムに基づいてデータの記録、再生、消去及び追記録される書き換え可能な記録媒体であり、例えば、CD−RWである。
【0039】
ここで、図2に示すフローチャートを用いて、DSC1によりディスク状記録媒体25にデータを記録する際、上記データの記録前アドレス及び記録後アドレスの読み出し及び記憶動作について説明する。なお、ディスク状記録媒体25としては、CD−RWを用いることとする。
【0040】
ステップST1において、DSC1は、CD−RWから記録前アドレスを読み出す。DSC1は、CD−RWにデータを記録する際に、CD−RWからデータの記録開始位置である記録前アドレスを読み出す。
【0041】
ステップST2において、DSC1は、CD−RW上の上記記録前アドレスからデータの記録を行う。このときデータは、UDFのファイルシステムで記録される。
【0042】
ここで、UDFファイルシステムのライト方式について説明する。CD−RW等の書き換え可能なディスク状記録媒体は、UDFファイルシステムによりデータを記録する場合には、固定長パケットを用いたランダムライト方式を採用するが、本例では、CD−R等の追記型のディスク状記録媒体と同様に、可変長パケットを用いたシーケンシャルライト方式を採用する。
【0043】
ステップST3において、DSC1は、CD−RWから記録後アドレスを読み出す。DSC1は、CD−RWにデータの記録が終了したとき、CD−RWからデータの記録終了位置である記録後アドレスを読み出す。
【0044】
ステップST4において、DSC1は、記録前アドレス及び記録後アドレスを制御部24に記憶する。記録前アドレス及び記録後アドレスは、データがCD−RWに記録されるごとに制御部24の例えばSRAMに記録される。
【0045】
次に、図3に示すフローチャートを用いて、DSC1によりディスク状記録媒体25からデータを削除する一連の動作について説明する。なお、ディスク状記録媒体25としては、CD−RWを用いることとする。
【0046】
ステップST5において、DSC1は、削除するデータが指定される。DSC1は、例えば、CD−RWのデータを表示部12に表示させ、表示部12上で所定の操作により削除するデータを指定させるようにする。なお、上記以外の方法で削除するデータを指定してもよい。
【0047】
ステップST6において、DSC1は、ステップST5で指定されたデータの末端アドレスをCD−RWから読み出す。
【0048】
ステップST7において、DSC1は、記憶部から記録後アドレスを読み出す。DSC1は、上述のステップST4において記憶した記録後アドレスを記憶部から読み出す。
【0049】
ステップST8において、DSC1は、末端アドレスと記録後アドレスとを比較する。
【0050】
ステップST9において、DSC1は、末端アドレスと記録後アドレスとが同一であるかどうかを判断する。末端アドレスと記録後アドレスとが同一の場合は、ステップST12に進み、末端アドレスと記録後アドレスとが同一ではない場合は、ステップST10に進む。
【0051】
ステップST10において、DSC1は、データを削除するUDF削除情報を生成する。
【0052】
ステップST11において、DSC1は、図4(a)に示すとおり、ステップST10で生成したUDF削除情報をCD−RWに記録する。DSC1は、CD−RWにシーケンシャルライト方式でデータを記録するので、末端のデータをまたぐ形で物理的にデータを削除することができない。そのため、DSC1は、データを削除するUDF削除情報を記録することにより、削除対象のデータ及びUDF管理情報の見かけ上のデータの削除を行っている。
【0053】
ステップST12において、DSC1は、データを削除する。DSC1は、図4(b)に示すとおり、CD−RW上から末端のデータを物理的に削除する。削除対象であるデータ及びUDF管理情報は、未使用領域となる。また、DSC1は、末端のデータから順々に上位のデータ及びUDF管理情報の削除も行うことができる。
【0054】
UDF管理情報は、ディレクトリ位置を示すディレクトリICB、ファイル位置を示すファイルICB及びVAT ICBからなっている。また、物理的なデータの削除には、例えば、SCSIコマンドの「Blank」を用いることとする。SCSIコマンドの「Blank」には、任意のアドレスから記録最終位置までを物理的に削除するものがある。例えば、末端アドレスと記録後アドレスが同一の場合は、ステップST4において制御部24に記憶した記録前アドレスを読み出し、上記記録前アドレスから記録後アドレスまでをSCSIコマンドの「Blank」を用いてデータを削除する。なお、SCSIコマンド以外のコマンドにより物理的にデータの削除を行ってもよい。
【0055】
このように構成されたDSC1は、CD−RWに記録されているデータを削除する際に、データ記録時の記録終了アドレスと削除するデータの末端アドレスとを比較し、上記記録終了アドレスと上記末端アドレスとが同一である場合に、上記指定されたデータの削除を物理的に行うことができる。
【0056】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係るデータ記録方法は、シーケンシャルライト方式でデータが記録されている、書き換え可能なディスク状記録媒体から部分的にデータを削除する際に、データ記録時の記録終了アドレスと削除するデータの末端アドレスとを比較し、上記記録終了アドレスと上記末端アドレスとが同一であるかどうかを判断し、同一である場合、上記指定されたデータを物理的に削除することができ、上記書き換え可能なディスク状記録媒体の特性を十分に利用することができる。
【0057】
また、本発明に係るデータ記録装置は、データの記録開始時に記録開始アドレス及び記録終了時に記録終了アドレスを記憶する記憶手段と、削除するデータを指定する削除データ指定手段と、上記記録終了アドレスと上記指定されたデータの末端アドレスとを比較する比較手段とを備えるので、シーケンシャルライト方式でデータが記録されている、書き換え可能なディスク状記録媒体から部分的にデータを削除する際に、上記比較手段により上記記録終了アドレスと上記末端アドレスとが同一であると判断された場合、上記指定されたデータを物理的に削除することができ、上記書き換え可能なディスク状記録媒体の特性を十分に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す図である。
【図2】本発明を適用したディジタルスチルカメラによりデータを記録する際に行う、記録前アドレス及び記録後アドレスの読み出し及び記憶動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明を適用したディジタルスチルカメラによりディスク状記録媒体に記録されているデータを削除する一連の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明を適用したディジタルスチルカメラによりディスク状記録媒体に記録されているデータを、見かけ上削除したときのブロック構造と、物理的に削除したときのブロック構造とを示す図である。
【図5】ディスク状記録媒体上におけるデータのブロック構造を示す図である。
【符号の説明】
1 ディジタルスチルカメラ、10 撮影部、11 画像信号演算処理部、12 表示部、13 OP部、14 RF信号処理部、15 サーボ信号処理部、16 アナログフィルタ処理部、17 信号処理部、18 スピンドルドライバ、19 スレッドドライバ、20 トラッキングドライバ、21 フォーカスドライバ、22 スピンドルモータ、23 スレッドモータ、24 制御部、25ディスク状記録媒体
Claims (4)
- 書き換え可能なディスク状記録媒体のデータ領域にシーケンシャルライト方式でデータを記録し、上記データの末端にデータ管理情報を記録するデータ記録方法であって、
データを上記ディスク状記録媒体に記録する際、上記データの記録開始時のアドレスである記録開始アドレス及び記録終了時のアドレスである記録終了アドレスを記憶し、
データの削除を行う際、削除すべきデータを指定し、
上記記録終了アドレスと上記指定されたデータの末端アドレスとを比較し、
上記記録終了アドレスと上記末端アドレスとが同一の場合、上記指定されたデータを上記ディスク状記録媒体から物理的に削除し、
上記記録終了アドレスと上記末端アドレスとが異なる場合、指定されたデータを削除するデータ管理情報を上記ディスク状記録媒体に記録するデータ記録方法。 - UDF(Universal Disk Format)ファイルフォーマットを採用して、上記ディスク状記録媒体のデータ領域にシーケンシャルライト方式でデータ及びデータ管理情報を記録する請求項1記載のデータ記録方法。
- 書き換え可能なディスク状記録媒体のデータ領域にシーケンシャルライト方式でデータを記録し、上記データの末端にデータ管理情報を記録するデータ記録装置であって、
上記ディスク状記録媒体にデータを記録する際、上記データの記録開始時のアドレスである記録開始アドレス及び記録終了時のアドレスである記録終了アドレスを記憶する記憶手段と、
データの削除を行う際、削除すべきデータを指定する削除データ指定手段と、 上記記録終了アドレスと上記削除データ指定手段により指定されたデータの末端アドレスとを比較する比較手段と、
上記比較手段が上記記録終了アドレスと上記末端アドレスとが同一であると判断した場合、上記指定されたデータを上記ディスク状記録媒体から物理的に削除する制御を行い、上記比較手段により上記記録終了アドレスと上記末端アドレスとが異なると判断した場合、上記指定されたデータを削除するデータ管理情報を上記ディスク状記録媒体に記録する制御を行うデータ記録装置。 - UDF(Universal Disk Format)ファイルフォーマットを採用して、上記ディスク状記録媒体のデータ領域にシーケンシャルライト方式でデータ及びデータ管理情報を記録する請求項3記載のデータ記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001067459A JP4389397B2 (ja) | 2001-03-09 | 2001-03-09 | データ記録方法及び装置 |
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