JP4389247B2 - 4−イミノ−n−アルコキシまたはオキシポリアルキルピペリジン化合物および重合調節剤としてのそれらの使用 - Google Patents
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Description
時に開始/調節の能力が変わらないことを示す。
よびG4が炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す場合、少なくとも一つはメチル基よ
り高級なアルキル基を表す;G5およびG6はそれぞれ互いに独立して水素原子もしくは炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す。
1を表し、R1がアルキル基もしくはアリール基を表す場合、Yは付加的に直接結合を表
し;R2は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基もしくはフェニル基を表す。
R1は水素原子、直鎖もしくは枝分かれした炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素
原子数3ないし18のアルケニル基または炭素原子数3ないし18のアルキニル基であって、非置換であるかもしくは、OH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上によって置換されて良いもの;
炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基または、炭素原子数5ないし12のシクロア
ルケニル基;
フェニル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基またはナフチル基であって、非置換であるかもしくは、炭素原子数1ないし8のアルキル基、ハロゲン原子、OH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上によって置換されて良いもの;
−C(O)−炭素原子数1ないし36のアルキル基、または3ないし5個の炭素原子を有するα、β―不飽和カルボン酸もしくは7ないし15個の炭素原子を有する芳香族カルボン酸のアシル部分;
−SO3 -Q+ 、−PO(O-Q+)2 、−P(O)(OR2)2 、−SO2−R2 、−CO
−NH−R2、−CONH2、−COOR2、または、−Si(Me)3、を表し、;(式中、Q+はH+、アンモニウムまたは、アルカリ金属の陽イオンを表す。)
R1は、炭素原子数1ないし18のアルキレン基、炭素原子数3ないし18のアルケニレ
ン基または炭素原子数3ないし18のアルキニレン基であって、非置換であるかもしくは、OH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つによって置換されて良いもの;またはキシリレン基を表すか;もしくは
R1は、2ないし36個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸の、または8ないし14
個の炭素原子を有する環状脂肪族もしくは芳香族ジカルボン酸の、ビスアシル基を表す。
R1は、脂肪族、環状脂肪族、芳香族トリカルボン酸の3価の基を表す。
R1は、脂肪族、環状脂肪族、芳香族テトラカルボン酸の4価の基を表し、
そしてXは以下のものからなる群より選択される。
−CH2−アリール、
前記アルキル基は非置換であるかまたは−OH、−COOHもしくは−C(O)R20基の一つ以上で置換されており;そして
アリール基は、非置換であるかまたは炭素原子数1ないし12のアルキル基、ハロゲン原子、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基、炭素原子数1ないし12のアルキルカルボニル基、グリシジルオキシ基、OH、−COOHもしくは−COO(炭素原子数1ないし12の)アルキル基で置換されたフェニル基もしくはナフチル基を表す。
COOH、(CH2)3−COOHまたは、CH2− CHCOOH− CH2−CH3があ
る。
4−ペンタジイニル基、3−メチル−2−ブチニル基、n−2オクチニル基、n−2−ドデシニル基、イソドデシニル基である。
基、カプロイル基、ステアロイル基、アクリロイル基、メタクリロイル基、ベンゾイル基、またはβ−(3,5−ジ−第三−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル基である。
基、グルタリル基、アジポイル基、スベロイル基、セバコイル基、マレオイル基、イタコニル基、フタロイル基、ジブチルマロニル基、ジベンジルマロニル基、ブチル(3,5−ジ−第三−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロニル基またはビシクロヘプテンジカルボニル基である。
リル基、またはニトリロトリアセチル基である。
ルボン酸もしくはピロメリット酸の4価の基である。
)アルキル基を表す。
特に好ましいのは、X が、
いし4の)アルキル基を表す。もっとも好ましい置換基は、
Yは、酸素原子を表し、
nは1を表し、
R1は、水素原子、直鎖もしくは枝分かれした炭素原子数1ないし18のアルキル基また
は炭素原子数3ないし18のアルケニル基;
炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基または炭素原子数5ないし12のシクロアルケニル基;
フェニル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基またはナフチル基であって非置換であるかもしくは炭素原子数1ないし8のアルキル基、ハロゲン原子、OH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基の一つ以上で置換されて良いもの;または
−C(O)−(炭素原子数1ないし36の)アルキル基、または3ないし5個の炭素原子を有するα,β−不飽和カルボン酸もしくは7ないし15個の炭素原子を有する芳香族カルボン酸のアシル部分を表し;
Xは、以下のものからなる群から選択され、
a) 2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−ピペリジン−4−オンオキシム(化合物 101、表 1)、
b) 2, 6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−4−アセトキシイミノ−ピペリジン(化合物 102、表 1)、
c) 2,2−ジエチル−6,6−ジメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−ピペリジン−4−オンオキシム (化合物 104、表 1)、
d) 2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−4−ピバロイルオキシイミノ−ピペリジン(化合物 105、表1)または
e) 2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−4−ベンゾイルオキシイミノ−ピペリジン(化合物 106、表 1)。
a)少なくとも一つのエチレン性不飽和モノマーもしくはオリゴマーおよび
b)式(I)
X はXから誘導されたフリーラジカルX(がエチレン性不飽和モノマーの重合を開始さ
せ得るような基を表す。
Yは、酸素原子、NR2を表すかまたは、nが1を表し、R1がアルキル基またはアリール基を表す場合、Yは付加的に直接結合を表し、
R2は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基もしくはフェニル基を表す。
R1は、水素原子、直鎖もしくは枝分かれした炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭
素原子数3ないし18のアルケニル基または炭素原子数3ないし18のアルキニル基であって、非置換であるかもしくはOH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上によって置換されて良いもの、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルケニル基;
フェニル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基またはナフチル基であって、非置換であるかもしくは炭素原子数1ないし8のアルキル基、ハロゲン原子、OH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上によって置換されて良いもの;
−C(O)−炭素原子数1ないし36のアルキル基、または3ないし5個の炭素原子を有するα、β―不飽和カルボン酸もしくは7ないし15個の炭素原子を有する芳香族カルボン酸のアシル部分;
−SO3 -Q+ 、−PO(O-Q+)2 、−P(O)(OR2)2 、−SO2−R2 、
−CO−NH−R2、−CO−NH2、−COOR2、−Si(Me)3、を表し;(式中、Q+はH+、アンモニウムまたは、アルカリ金属の陽イオンを表す。)
R1は、炭素原子数1ないし18のアルキレン基、炭素原子数3ないし18のアルケニレ
ン基、炭素原子数3ないし18のアルキニレン基であって、非置換であるかもしくはOH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上により置換されて良いもの、またはキシリレン基を表すか、もしくは
R1は、2ないし36個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸の、または8ないし14
個の炭素原子を有する環状脂肪族もしくは芳香族のジカルボン酸の、ビスアシル基を表し;
R1は、脂肪族、環状脂肪族、芳香族トリカルボン酸の3価の基を表し、
R1は、脂肪族、環状脂肪族、芳香族テトラカルボン酸の4価の基を表す。
エチレン、プロピレン、n−ブチレン、イソブチレン、スチレン、置換されたスチレン、共役ジエン、アクロレイン、ビニルアセテート、ビニルピロリドン、ビニルイミダゾール、マレイン酸無水物、(アルキル)アクリル酸無水物、(アルキル)アクリル酸塩、(アルキル)アクリルエステル、(メタ)アクリロニトリル、(アルキル)アクリルアミド、ハロゲン化ビニルもしくはハロゲン化ビニリデンからなる群より選択される。
、で表される化合物である。
[式中、Ra は水素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基、Rbは、NH2、O-(Me+)、グリシジル基、非置換の炭素原子数1ないし18のアルコキシ基、少なくと
も一つの窒素原子および/または酸素原子で中断されている炭素原子数2ないし100のアルコキシ基もしくはヒドロキシ基で置換されている炭素原子数1ないし18のアルコキシ基、非置換の 炭素原子数1ないし18のアルキルアミノ基、ジ(炭素原子数1ないし18のアルキルアミノ)基、ヒドロキシ基で置換されている炭素原子数1ないし18のアルキルアミノ基、ヒドロキシ基で置換されているジ(炭素原子数1ないし18のアルキル)アミノ基、−O−CH2−CH2−N(CH3)2または−O−CH2−CH2−N+H(C
H3)2 An-を表し、
An- は、無機または有機酸で一価の陰イオンを表し、
Me は、一価の金属原子またはアンモニウムイオンを表し、
Z は、酸素原子または硫黄原子を表す。)]
1ないし18のアルキル基で置換されたフェニル基を表し、Rd は水素原子もしくはメ
チル基でvは1から50までの数を表す。これらのモノマーは例えば、対応するアルコキシラート化したアルコ−ル類もしくはフェノ−ル類のアクリル化により、非イオン性の界面活性剤から誘導される。繰り返しの単位はエチレンオキシド、プロピレンオキシド、または両方の混合物から誘導されても良い。)
ンジル基を表し、An-は、好ましくはCl-、Br-または-O3S−CH3を表す。
好ましくは、Raは、水素原子またはメチル基を表し、Rbは、NH2、ジシジル基、非置
換もしくはOHで置換された炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、非置換の炭素原子数1ないし4のアルキルアミノ基、ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ基、OHで置換された(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ基またはOHで置換されたジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ基を表し、
そしてZは、酸素原子を表す。
水性溶媒は、すべての重合化反応が完了するまでに反応物またはポリマー生成物の沈殿を防止する溶媒系を提供するのに効果的である限り、いかなる水溶性、水混和性の共溶媒も使用し得る。
詳細な例は、メタノ−ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、ジオキサン、エチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、ジエチレングリコ−ル、グリセロール、ジプロピレングリコ−ル、テトラヒドロフランおよび他の水溶性または水混和性の物質およびそれらの混合物を含む。水と水溶性または水混和性の有機溶媒の混合物が水性反応媒体として選択される場合、水の共溶媒に対する共溶媒の重量比は概ね約100:0ないし10:90の範囲である。
レ−ザ−脱離/イオン化質量分析(MALDI−MS)または、もし開始剤が容易にモノマーと区別できる基を与える場合はNMRもしくは他の慣用の方法により決定され得る。
接着剤、洗浄剤、分散剤、乳化剤、界面活性剤、消泡剤、定着剤、防食剤、粘度向上剤、潤滑油、流動調節剤、増粘剤、架橋剤、紙処理、水処理、電子材料、塗料、コ−ティング剤、写真、インク材料、画像材料、超吸収剤、化粧品、洗髪・調髪製品、防腐剤、殺生物剤またはアスファルト、皮製品、セラミックス、木質、改質剤。
アンギュー.ケミー.(Angew.Chemie),1995,107,1623ないし1627頁、に記載された星型およびグラフト(共)重合体、K.マチャチェウスキー( Matyaszewski)らにより、マクロモレキュールズ(Macrmolecules)1996,29巻,No.12,4167ないし4171頁に記載されたデンドリマー、C. J.ホーカー(Hawker)らにより、マクロモレキュール.ケミカルフィジックス(Macromole.Chem.Phys.)198,155ないし166頁(1997)に記載されたグラフト(共)重合体、C.J.ホーカー(Hawker)により、マクロモレキュールズ(Macrmolecules)1996,29,2686ないし2688頁に記載されたランダム共重合体、N.A.リスティゴバーズ(Listigovers)により、マクロモレキュールズ(Macrmolecules)1996,29,8992ないし8993頁に記載されたジブロックとトリブロック共重合体である。
びG4は、独立して炭素原子数2ないし4のアルキル基を表し、
G5およびG6は、それぞれ互いに独立して水素原子もしくは炭素原子数1ないし4のアルキル基を表し、
Yは、酸素原子、NR2を表すかまたは、nが1を表し、R1がアルキル基もしくはアリール基を表す場合、Yは付加的に直接結合を表し、
R2は、水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基もしくはフェニル基を表す。
R1は、水素原子、直鎖もしくは枝分かれした炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭
素原子数3ないし18のアルケニル基または、炭素原子数3ないし18のアルキニル基であって、非置換であるか、OH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上によって置換されて良いもの;
炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基または、炭素原子数5ないし12のシクロアルケニル基;
フェニル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基またはナフチル基であって非置換であるかもしくは炭素原子数1ないし8のアルキル基、ハロゲン原子、OH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上によって置換されて良いもの;
−C(O)−炭素原子数1ないし36のアルキル基、または3ないし5個の炭素原子を有するα、β−不飽和カルボン酸もしくは7ないし15個の炭素原子を有する芳香族カルボン酸のアシル部分;
−SO3 -Q+ 、−PO(O-Q+)2 、−P(O)(OR2)2 、−SO2−R2 、−CO
−NH−R2、−CONH2、−COOR2、または、−Si(Me)3、を表し、;(式中、Q+はH+、アンモニウムまたは、アルカリ金属の陽イオンを表す。)
R1は、炭素原子数1ないし18のアルキレン基、炭素原子数3ないし18のアルケニレ
ン基または炭素原子数3ないし18のアルキニレン基、非置換であるかもしくはOH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上によって置換されて良いもの;またはキシリレン基;もしくは
R1は、2ないし36個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸の、または8ないし14
個の炭素原子を有する環状脂肪族もしくは芳香族のジカルボン酸の、ビスアシル基を表す。
R1は、脂肪族、環状脂肪族、芳香族トリカルボン酸の3価の基を表し、
R1は、脂肪族、環状脂肪族、芳香族テトラカルボン酸の4価の基を表す。
a)少なくとも一つはエチレン性不飽和モノマーもしくはオリゴマーと
b)式(II)による化合物
Yは、酸素原子、NR2を表すかまたは、nが1を表し、R1がアルキル基を表すかもしくはアリール基を表す場合、Yは付加的に直接結合を表し、
R2は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基もしくはフェニル基を表す。
R1は、水素原子、直鎖もしくは枝分かれした炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭
素原子数3ないし18のアルケニル基または炭素原子数3ないし18のアルキニル基であって、非置換であるかもしくはOH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上によって置換されて良いもの;炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基または、炭素原子数5ないし12のシクロアルケニル基;
フェニル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基またはナフチル基であって、非置換であるかもしくは、炭素原子数1ないし8のアルキル基、ハロゲン原子、OH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上によって置換されて良いもの;
−C(O)−炭素原子数1ないし36のアルキル基、または3ないし5個の炭素原子を有するα、β−不飽和カルボン酸もしくは7ないし15個の炭素原子を有する芳香族カルボン酸のアシル部分;−SO3 -Q+、−PO(O-Q+)2、−P(O)(OR 2)2、−SO2−R2、−CO−NH−R2、−CONH2、COOR2、またはSi(Me)3、を表し、(式中、Q+はH+、アンモニウムまたは、アルカリ金属の陽イオンを表す。)
R1は、炭素原子数1ないし18のアルキレン基、炭素原子数3ないし18のアルケニレ
ン基または炭素原子数3ないし18のアルキニレン基であって、非置換であるかもしくはOH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上によって置換されて良いもの;またはキシリレン基;もしくは
R1は、2ないし36個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸の、または8ないし14
個の炭素原子を有する環状脂肪族もしくは芳香族のジカルボン酸の、ビスアシル基を表す。
R1は、脂肪族、環状脂肪族、芳香族トリカルボン酸の3価の基を表し、
R1は、脂肪族、環状脂肪族、芳香族テトラカルボン酸の4価の基を表す。]で表される
化合物;および
c) フリーラジカル源、からなる重合性組成物である。
Organischen Chemie),E19a巻,60ないし147頁の中に記載されている。これらの方法は広く類似の分野に応用され得る。
リル)、2,2'−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、 1
,1'−アゾビス(1−シクロヘキサンカルボニトリル)、2,2'−アゾビス(イソブチルアミド)ジハイドレート、2−フェニルアゾ−2,4−ジメチル−4−メトキシバレロニトリル、ジメチル2,2'−アゾビスイソブチレート、2−(カルバモイルアゾ)イソ
ブチロニトリル、2,2'−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)、 2,2'−アゾビス(2−メチルプロパン)、2,2'−アゾビス(N,N'−ジメチレンイソブチルアミジン)前記化合物の遊離塩基または塩素酸化合物、2,2'−アゾビス(2−アミジ
ノプロパン)前記化合物の遊離塩基又塩素酸化合物、2,2'−アゾビス{2−メチル−
N−[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)エチル]プロピオンアミド}または、2,2'
−アゾビス{2−メチル−N−[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチル]プロピオンアミドである。
好ましい過酸化物とハイドロパーオキサイドは、アセチルシクロへキサン、シクロへキサンスルフォニルパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、t−アミルパーネオデカノート、t−ブチルパーネオデカノエート、t−ブチルパ−ピバレート、t−アミルパーピバレート、ビス(2,4−ジクロロベンゾイル)パーオキサイド、ジイソノナノイルパーオキサイド、ジデカノイルパーオキサイド、ジオクタノイルパーオキサイド、ジラウロイルパーオキサイド、ビス(2−メチルベンゾイル)パーオキサイド、琥珀酸パーオキサイド、ジアセチルパーオキサイド、ジベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパー2−エチルヘキサノエート、ビス−(4−クロロベンゾイル)−パーオキサイド、t−ブチルパーイソブチレート、t−ブチルパーマレイネート、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,5,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、t−ブチルパーイソノナオネート、2,5−ジメチルへキサン2,5−ジベンゾネート、t−ブチル
パーアセテート、t−アミルパーベンゾネート、t−ブチルパーベンゾネート、2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタン、2,2ビス(t−ブチルパーオキシ)プロパン、ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジ−t−ブチルパーオキサイド、 3−t−ブチルパーオキシ3−フェニルフタライド、ジ−t−アミルパーオキサイド、 α,α'−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、3,5−ビ
ス(t−ブチルパーオキシ)3,5−ジメチル1,2−ジオキソラン、ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチルヘキシン−2,5−ジ−t−ブチルパーオキサイド、3,3,6,6,9,9−ヘキサメチル1,2,4,5−テトラオクサシクロノナン、p−メンタンハイドロパーオキサイド、ピナンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンモノ−α−ハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド または、t−ブチルハイドロパーオキサイドである。
一つ以上のラジカル源が使用される場合は、さまざまな置換のパターンの混合が得られ得る。
式 (III)で表される基
様々な立体異性体が、通常、個々の異性体との異なる比率の混合物として得られる。しかしながら純粋な形で個々の異性体を分別することが可能である。純粋な個々の異性体と同様に立体異性体の混合物は本発明の範囲内にある。
立体異性体の比率は、塩基または酸のような適する触媒によって影響をうける。この異性体の平衡は4−オキソ−アルコキシアミンの段階で、イミン形成反応の間に、または、最終的な4−イミノ−アルコキシアミンの段階で達せられる。立体異性体の比率の変化により全体的な収量が増加されるが、それは、例えば結晶化により達成される。
H3、NaOCH2CH3、Mg−エタノレートもしくはK−第三ブチラートのようなアル
カリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物またはアルコラ−トである。適する塩基はまたアミン類、特にピペリジン、モルフォリン、ピリジン、トリエチルアミンのような第二アミンまたは、第三アミンまたはDBU(ジアザビシクロウンデカン)、DABCO (ジアザビシクロオクタン)のようなアミジン類である。
あって、
式(I)
[式中、置換基は上記で定義されたような意味を有する。]とを反応させることからなり、式(X)で表される化合物が最初に酸もしくは塩基の触媒で処理されるかまたは酸もしくは塩基の触媒がイミンを形成する反応の間に添加されることを特徴とする方法である。
実施例A1:2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−ピペリジン−4−オンオキシム(表1、化合物101)
独国出願公開第199 09 767号明細書にしたがって製造した2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−4−オキソピペリジンを、10重量%のKOHを含有するメタノ−ルの中に溶解し、そして室温にて5時間撹拌した。
メタノ−ルを蒸発させ、残査を水で洗浄し、そして真空乾燥した。
150 ml のメタノ−ル中の2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−4−オキソピペリジン95.24g(0.3 モル)およびヒドロキシルアミン50%29.7g(0.45 モル)水溶液を還流下で5時間撹拌した。懸濁液をその後−8℃まで冷却し、ろ過した。100mlの冷えた(−20 oC)メ
タノ−ルで固形分を洗浄し、乾燥して、白色、微結晶粉状、融点130−145 ℃の標題化合物64g(64.1%)を得た。
C20H32N2O2(332.49)計算値C72.25%、H9.70%、N8.43%、実測値72.19%C、 9.54 %H、 8.43 %N。
エチルアセテート20ml中の2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−ピペリジン−4−オンオキシム10g(0.03モル)の懸濁液に4−ジメチルアミノ−ピリジン0.1gと無水酢酸3.8ml(0.04 モル)を添加した。該混合物をその後2時間室温で撹拌した。この間に形成された均一な透明溶液を水とNaHCO3溶液で洗浄し、そして真空乾燥し、無色油状物として標題化合物11.
2g(99.7%)を得る。
1H−NMR (300 HMz, CDCl3): 7.33−7.20 m (5ArH), 4.81−4.72 m (1H), 3.3−0.62 m (22H), 2.15 s (OC−CH3), 1.45 d (CH3).
シ)−ピペリジン−4−オンセミカルバゾン(表1、化合物103)
独国出願公開第199 09 767号明細書にしたがって製造した2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−4−オキソピペリジン を重量比で10%のKOHを含有するメタノ−ル中に溶解し、そして5時間室温で撹拌したメタノ−ルを蒸発させ、残査を水で洗浄し、真空乾燥した。2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−ピペリジン−4−オン6.4 g (0.02 モル)のメタノ−ル20ml溶液にセミカルバジドハイドロクロライド 3.3g(0.03モル)と水酸化カリウム1.67g(0.025モル)(85%)を添加した。混合物は5時間還流下で撹拌したのち水200mlで希釈した。沈殿物をジクロロメタン100ml中に抽出し、有機層を水で洗浄し、MgSO4で乾燥した後、蒸発さ
せて、わずかに黄色い樹脂として標題化合物7.8g(98.8%)を得た。
1H−NMR (300 HMz, CDCl3): 8.5−7.7 bm (1H),
7.39−7.16 m (5 ArH), 6.5−5.0 bm (2H), 4.87−4.64 m (1H), 2.7−0.63 m (25H)
2,2−ジエチル−6,6−ジメチル−ピペリジン−4−オン[製造は、モナシェフテフューアケミー(Monatshefte fur Chemie)88,464(195
7)参照]を対応するニトロキシドに転換し、それをさらには独国出願公開第199 09 767号明細書に記載の方法を用いて2,2−ジエチル−6,6−ジメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−ピペリジン−4−オンに変換した。無色油状物を得た。
1H−NMR (300 HMz, CDCl3): 7.34−7.23 m (5 ArH), 4.80−4.73 m (1H), 2.6−0.64 m (20H), 1.49 d (CH3).
このアルコキシアミン(6.06g、0.02モル)をその後実施例1に類似してメタノ−ル中10mlでヒドロキシルアミン1.77ml(0.03 モル)50%水溶液、と反応させた。標題化合物(5.15 g, 81%)はヘキサン−エチルアセテート (4:1)を用いたシリカゲル上でのクロマトグラフィ−後無色油状物として得られた。
1H−NMR (300 HMz, CDCl3): 8.5 bs (1H), 7.36−7.21 m (5ArH), 4.78−4.70 m (1H),
3.1−0.64 m (20H), 1.52 d (CH3).
トルエン70ml中の2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−ピペリジン−4−オンオキシム10g(0.03モル)の懸濁液にトリエチルアミン4.6ml(0.033モル)を加え、その後ピロバイルクロリド4g (0.033 モル)を滴下添加した。該混合物をその後室温で17時間撹拌した。沈殿した
Et3N.HClをろ過除去し、ろ液を5%NaOH50mlで2回洗浄し、MgSO4で乾燥し、真空乾燥した。残査をヘキサン−エチルアセテート(9:1)を用いシリカゲル上でクロマトグラフィ−をおこなって、無色油状物として標題化合物12.1 g (96.8%)を得た。
1H−NMR (300 HMz, CDCl3): 7.34−7.20 m (5ArH), 4.81−4.73 m (1H), 3.3−0.62 m (22H), 1.45 d (CH3), 1.30 bs (9H, t−Bu).
2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−ピペリ
ジン−4−オンオキシム10g(0.03モル)、ベンゾイルクロライド4.65g (0.033 モル)および、トリエチルアミン4.6ml(0.033 モル)から実施例A5に類似して製造した。
標題化合物8.1g(61.8%)をメタノ−ルで処理した後、mp.78−125 o
C(異性体の混合物)の無色の固形分として得た。
1H−NMR (300 HMz, CDCl3): 8.05−8.0 (m, 2ArH), 7.59−7.54 m (1ArH), 7.50−7.42 m (2ArH), 7.31−6.91 m (5ArH), 4.83−4.75 m (1H), 3.3−0.62 m (22H), 1.47 d (CH3).
トルエン50ml中の2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−ピペリジン−4−オンオキシム10g(0.03モル)の懸濁液にエチルソシアネート2.6ml(0.033モル)を添加した。混合物を室温で3時間撹拌し、その後、35℃で更に3時間加熱しその後、ろ過し、減圧下で蒸発させて、無色油状物として標題化合物12.1 g (99.2%)を得た。
1H−NMR (300 HMz, CDCl3): 7.33−7.12 m (5ArH), 6.36−6.30 bs (NH), 4.80−4.71 m (1H),
3.39−3.30 (q, CH2), 3.25−0.62 m (25H),
1.45 d (CH3).
2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−ピペリジン−4−オンオキシム10g(0.03モル)、ステアロイルクロライド9.7g (0.032 モル)とトリエチルアミン4.6 ml(0.033 モル)を実施例5に類似して反応させた。ヘキサン−エチルアセテート(10:1)を用いたシリカゲル上でのクロマトグラフィ−後、無色油状物として16.65g(92.7%)の標題化合物を得た。
1H−NMR (300 HMz, CDCl3): 7.33−7.20 m (5ArH), 4.78−4.74 m (1H), 3.20−0.62 m (57H),
1.45 d (CH3).
ジメチルホルムアミド40ml中に2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−ピペリジン−4−オンオキシム12g(0.036モル)の懸濁液に窒素存在下で水素化ナトリウム(鉱油中で55% )1.75 g (0.0397モル)を添加し、混合物を35oCで2時間撹拌した。わずかににごった黄色溶液に
その後10−20oCでヨウ化メチル5.65g(0.0397モル)を滴下添加した。
該混合物を室温中で18時間撹拌した後冷水200mlで希釈し、へキサン100 mlで2回抽出をおこなった。抽出物をMgSO4で乾燥し、そして減圧下で蒸発させた。ヘ
キサン−エチルアセテート(24 :1)を用いたシリカゲル上でクロマトグラフィ−は、無色油状物として標題化合物9.6g(77%)を与えた。1H−NMR (300
HMz, CDCl3): 7.32−7.19 m (5ArH), 4.80−4.
72 m (1H), 3.82 (s, CH3O), 3.25−0.62 m (
22H), 1.45 d (CH3).
a)石油エ−テル200ml(40−60 oC)中の2,6−ジエチル−2,3,6−
トリメチル−ピペリジン−4−オンオキシム−1−オキシル20g(96.8 mmol)を窒素存在下で水にアスコルビン酸ナトリウム80gの溶液といっしょに激しく17時間撹拌した。スラリーを10oCまで冷却した後、ろ過し、沈殿物を水とヘキサンで洗浄
し、真空乾燥して、白色の 2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−ヒドロキシ−ピペリジン−4−オン、19.95gを得た。
b)DMFA 40ml中に水素化ナトリウム3.8g(87.5 mmol)(鉱油中で55% )のスラリ−に2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−ヒドロキシ−ピペリジン−4−オン8g(35 mmol)を添加した。該混合物を30℃で1時間撹拌し、そして、その後5℃まで冷却した。そして臭化ベンジル10.4ml(87.5
mmol)を5℃〜10℃で滴下添加した。混合物を更に3時間撹拌し、その後冷たい水200mlを注ぎ入れ、メチル−t−ブチルエ−テル50mlで2回抽出した。抽出物を蒸発させ、ヘキサン−エチルアセテート(39:1)を用いシリカゲル上でクロマトグラフィーし、無色油状物として標題化合物10.8g(75.5%)を得た。
1H−NMR (300 MHz, CDCl3): 7.5−7.2 m (10 ArH), 5.1−5.04 m (2H), 4.9−4.7 m (2 H), 3.4−0.7 (m, 22H).
DMFA 50ml中に水素化ナトリウム5.2g(120mmol)(鉱油中で55% )のスラリ−に2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−ヒドロキシ−ピペリジン−4−オン9.6g(42mmol)を添加した。該混合物を30℃で75分間撹拌し、そしてその後室温まで冷却した。そして臭化アリル14.5g(120mmol)を室温で滴下添加した。該混合物を更に2時間撹拌し、その後冷水200ml中に注ぎ入れ、ヘキサン50mlで3回抽出した。抽出物を蒸発させ、ヘキサン−エチルアセテート(39:1)を用いシリカゲル上でクロマトグラフィ−し、無色油状物として標題化合物10.75g(83%)を得た。C18H32N2O2 についての計算値:C 70.09%、H 10.46%、 N 9.08%; 実測値C 70.03、 H 11.23%、 N 9.14%。
トルエン70ml中の2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−ピペリジン−4−オンオキシム10g(30mmol)の撹拌した懸濁液にトリエチルアミン4.6ml(33mmol)、ジエチルクロロホスフェート5.7 ml(33 mmol)および4−ジメチルアミノピリジン0.15gを添加した。該混合物を室温で72時間撹拌し、そしてその後更に24時間60℃で加熱した。そして室温まで冷却し、水50mlで2回洗浄し、MgSO4で乾燥し、蒸発させた。残査をヘキサ
ン−エチルアセテート(2:1)を用いシリカゲル上でクロマトグラフィーし、無色油状物として標題化合物9.3g(66%)を得た。
1H−NMR (300 MHz, CDCl3): 7.33−7.22 m(5H),
4.79−4.74 m (1H), 4.26−4.16 m(4H), 3.5−0.5 m (31H).
31P−NMR (162 MHz, CDCl3): 1.655−1.355 m
エトキシ)−ピペリジン−4−イリデンアミノオキシ]−酢酸−第三ブチルエステル (表2、化合物113)
乾燥DMFA 70ml中の2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−ピペリジン−4−オンオキシム16.62g(50 mmol) の懸濁液に水素化ナトリウム(鉱油中で55% )2.4g(55mmol)を添加した。該混合物を40℃で1時間撹拌し、10℃まで冷却した。その後t−ブチル−ブロモアセテート8.1ml(55mmolを滴下添加し、そして該混合物を室温で18時間撹拌した。その後水300mlで希釈し、メチル−t−ブチルエ−テル100mlで2回抽出した。抽出物を水50mlで3回洗浄し、MgSO4で乾燥し、蒸発させる。残査をヘキ
サン−エチルアセテート(19:1)を用いシリカゲル上でクロマトグラフィーして、無色油状物として標題化合物20.85g(93.5%)を得た。
1H−NMR (300 MHz, CDCl3): 7.33−7.19 m (5 H), 4.81−4.73 m (1 H), 4.47−4.45 m (2H), 3.1−0.5 m (25 H), 1.46 s (9H)
トリフルオロ酢酸30ml中に[2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−ピペリジン−4−イリデネアミノオキシ]酢酸−t−ブチルエステル10.1g(22.6 mmol)を溶解し、そして透明溶液を窒素存在下室温で4時間撹拌した。その後、該混合物を水300mlで希釈し、そしてメチル−t−ブチルエ−テル50 ml で2回抽出した。抽出物を水50mlで3回洗浄し、蒸留し、そしてヘキサン−エチルアセテート(2:1)を用いシリカゲル上でクロマトグラフィーし、無色油状物として標題化合物4.7g(53%)を得た。
1H−NMR (300 MHz, CDCl3): 7.37−7.20 m (5 H), 4.80−4.72 m (1 H), 4.62−4.60 m (2H), 3.4−0.5 m ( 26H).
メタノ−ル50ml中の2,2,6,6−テトラメチル−1−(1−フェニル−エトキシ)−ピペリジン−4−オン(欧州特許出願(1990),欧州特許389430で記述されているように製造したもの)36g(130mmol)の溶液に50%ヒドロキシルアミン水溶液26g(390mmol)を添加した。該混合物を90分間還流し、蒸発させる。残査をヘキサン−エチルアセテート(4:1)を用い450gのシリカゲル上でクロマトグラフィーし、無色油状物で静置で徐々に結晶化する標題化合物21.05 g (55%)を得た。
1H−NMR (300 MHz, CDCl3): 8.9 bs 1H, 7.37−7.05 m (5 H), 4.83 q (1 H), 3.2−0.7m (16H), 1.51 d (3H).
セテート(5:1)を用いシリカゲル上でクロマトグラフィーし、無色油状物として標題
化合物9.35g(76%)を得た。
1H−NMR (300 MHz, CDCl3): 7.33−7.20 m (10 H), 4.8−4.74 m (2 H), 3.4−0.5 m (58 H)
エチルアセテート20mlの2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−ピペリジン−4−オンオキシム、ブルネッティー,ヘイモ(Brunetti,Heimo);ロディー,ジーン(Rody,Jean);サマ,ノブオ;クルマダ,トモユキ:独国特許(1976),独国特許2621924 号明細書で記述されているように製造したもの)4.2g(20mmol)の溶液中に室温で撹拌しながら、エチルアセテート20 ml中のm−クロロ過安息香酸(70%)7.4g(30mmol)溶液を滴下添加した。添加完了後の該混合物を更に室温で80分間撹拌し、へキサン100mlで希釈し、1M NaHCO3100mlで3回洗浄した後、MgSO4で乾燥し、静置により固化する赤濁した油状物4.5g(〜100%)を得た。
a)トルエン40ml中の2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−ピペリジン−4−オンオキシム45.3g(0.213モル)の溶液に4−ジメチルアミノピリジン0.2 gおよび無水酢酸20.8mlを添加した。該混合物を75分間30℃で撹拌し、その後トルエン100mlで希釈し、30%水酸化ナトリウム水溶液50 mlおよび水50 mlで洗浄した。有機層をMgSO4で乾燥し、蒸発させ2,6−ジエチル−2,3
,6−トリメチル−4−アセトキシイミノ−ピペリジン46.65gを得た。
b)エチルアセテート100ml中の2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−4−アセトキシイミノ−ピペリジン25.45g(0.1モル)の溶液を室温で撹拌の下過酢酸(酢酸中で40%)29.9ml(0.19モル) を添加した。該混合物を更に室温で22時間撹拌し、へキサン100mlで希釈し、水100mlと1M NaHCO3
100mlで洗浄した後、MgSO4で乾燥し、そして蒸発させた。残査をヘキサン−エ
チルアセテート(4:1)を用いシリカゲル上でクロマトグラフィーし、赤色油状物として標題化合物12.45g(46%)を得た。
C12H23N2O2(227.33)についての計算値: C 62.43%、 H 9.35 %、 N 10.40%、実測値62.46%、H 9.24%、 N 10.28%。
ジクロロメタン25ml、50%水酸化ナトリウム水溶液26g、塩化ベンジル17.3
ml(0.15モル)、(C4H9)4NHSO4 0.66gおよび、2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−ピペリジン−4−オンオキシム−1−オキシル22.7g (0.1 mmol)の該混合物を12時間室温で激しく撹拌した。そして有機層を分離し、水20mlで洗浄し、MgSO4で乾燥し、最後に0.01mbar/58 oCで蒸発させる。赤色油状物として標題化合物31.4g(99%)を得た。
ジクロロメタン30ml、50%水酸化ナトリウム水溶液50g、ヨウ化メチル7ml 、(C4H9)4NHSO40.35gおよび2,6−ジエチル−2,3,6−トリメチル−ピペリジン−4−オンオキシム−1−オキシル1.75g(7.7mmol)の混合物を5時間室温で激しく撹拌した。その後有機層を分離し、水20mlで3回洗浄した後、M
gSO4で乾燥し、蒸発させた。赤色の油状の残査をヘキサン−エチルアセテート (9
:1)を用いシリカゲル上でクロマトグラフィーし、赤色油状物として標題化合物1.52g(82%)を得た。
し、凍結融解サイクルを適用して減圧下で排気した。反応の混合物をその後アルゴン雰囲気の下で重合した。
冷却器、磁気撹拌子および温度計を備えた50mlの三口フラスコ中で、化合物 101、1.556g(4.68mmol)とn−ブチルアクリレート40g(312 mmol)を混合し、そして脱気した。得られた透明溶液をアルゴン存在下145℃に加熱し、そして5時間重合を行った。その後、反応混合物を70℃まで冷却した。残存モノマーを高真空下での蒸発により除去した。初期モノマーの33.9g(84.8%)が反応した。透明な燈色の粘稠ある流動物を得た。
Mn = 7600 , Mw = 10260 , PD = 1.35
冷却器および磁気撹拌子を備えた50mlの三口フラスコ中で、化合物102、1.753g(4.68mmol)とn−ブチルアクリレート40g(312mmol)を混合し、そして脱気した。得られた透明溶液をアルゴン存在下145℃に加熱し、そして5時間重合を行った。その後、反応混合物を70℃まで冷却した。残存モノマーを高真空下での蒸発により除去した。
初期モノマーの31.6g(79%)が反応した。透明な燈色の粘稠ある流動物を得た。Mn = 6060 , Mw = 7575 , PD = 1.25
冷却器、磁気撹拌子および温度計を備えた50 mlの三口フラスコ中で、化合物 103、438 mg(1.17 mmol)とn−ブチルアクリレート10 g (78 mmol)を混合し、そして脱気した。得られた透明溶液をアルゴン存在下145℃に加
熱し、そして5時間重合を行った。その後、反応混合物を70℃まで冷却した。残存モノマーを高真空下での蒸発により除去した。
初期モノマーの7.7g(77%)が反応した。無色透明の粘稠ある流動物を得た。
Mn = 9150 , Mw = 12810 , PD = 1.4
冷却器、磁気撹拌子および温度計を備えた50mlの三口フラスコ中で、化合物 104、373mg(1.17mmol)とn−ブチルアクリレート10g(78mmol)を混合し、そして脱気した。得られた透明溶液をアルゴン存在下145℃に加熱し、そして5時間重合を行った。その後、反応混合物を70℃まで冷却した。残存モノマーを高真空下での蒸発により除去した。
初期モノマーの6.5 g (65%)が反応した。無色透明の粘稠ある流動物を得た。Mn = 6380 , Mw = 9890 , PD = 1.55
冷却器、磁気撹拌子および温度計を備えた100mlの三口フラスコ中で、化合物 105 、1.816g(4.36mmol)とスチレン45.45g(436mmol)を混合し、そして脱気した。得られた透明溶液をアルゴン存在下130℃に加熱し、そして6時間重合を行った。その後、反応混合物を80℃まで冷却した。残存モノマーを高真空下での蒸発により除去し、40.45g(89%)のポリスチレンを得た 。
Mn = 7844 , Mw = 9107 , PD = 1.2
Mn =8400, Mw =9436 , PD = 1.1
Mn =7907, Mw =9162 , PD = 1.2
Mn =8616, Mw =9952, PD = 1.2
09、1.511g(4.36mmol)とスチレン45.45g(436mmol) を混合し、そして脱気した。得られた透明溶液をアルゴン存在下130℃に加熱し、そして6時間重合を行った。その後、反応混合物を80℃まで冷却した。残存モノマーを高真空下での蒸発により除去し、37.3 g (82%)のポリスチレンを得た 。
Mn =7882, Mw =8820, PD = 1.1
乾燥し、アルゴンでパ−ジしたシュレンクチュ−ブ中で化合物 101で末端修飾したポリスチレン2.5gをn−ブチルアクリレート15g中に溶解した。該混合物を3回の連続した凍結溶融サイクルで脱気し、アルゴンでパ−ジした。撹拌した溶液を、オイルバスに浸し、145℃で6時間加熱した。残存モノマーを40℃で真空下除去し、ブロック共重合体を質量一定になるまで40℃で乾燥した。モノマー(n−ブチルアクリレート)に関する転化率は 36.2%であった。分子量(MP)は、9300g/mol(化合物
101−末端修飾−ポリススチレン)から47300 g/mol(ポリスチレン−b−ポリブチルアクリレート)へ、重合度分布は1.2から1.8へ増加した。
乾燥し、アルゴンでパ−ジしたシュレンクチュ−ブ中で化合物101で末端修飾したポリ−ブチルアクリレート2.5gをスチレン15gで溶解した。該混合物を3回の連続した凍結溶融サイクルで脱気し、アルゴンでパ−ジした。撹拌した溶液をオイルバスに浸し、130℃で6時間加熱した。残存モノマーを40℃で真空下除去し、ブロック共重合体を質量一定になるまで40℃で乾燥した。モノマー(スチレン)に関する転化率は 66.0%であった。分子量(MP)は8600g/mol(CG41−0330−末端修飾−
ポリブチルアクリレート)から47500g/mol(ポリブチルアクリレート−b−ポリスチレン)へ、重合度分布は1.3 から1.5へ増加した。
Claims (9)
- 式(I)
nは、1もしくは2を表し、
Yは、酸素原子、NR2を表すかまたは、nが1を表し、R1がアルキル基もしくはアリール基を表す場合、Yは付加的に直接結合を表し、R2は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基もしくはフェニル基を表し、
nが1の場合
R1は、水素原子、直鎖もしくは枝分かれした炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基または炭素原子数3ないし18のアルキニル基であって、非置換であるかもしくは、OH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上によって置換されて良いもの;
炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基または、炭素原子数5ないし12のシクロアルケニル基;
フェニル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基またはナフチル基であって、非置換であるかもしくは、炭素原子数1ないし8のアルキル基、ハロゲン原子、OH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上によって置換されて良いもの;
−C(O)−炭素原子数1ないし36のアルキル基、または3ないし5個の炭素原子を有するα、β―不飽和カルボン酸もしくは7ないし15個の炭素原子を有する芳香族カルボン酸のアシル部分;
−SO3 -Q+ 、−PO(O-Q+)2 、−P(O)(OR2)2 、−SO2−R2 、−CO−NH−R2、−CONH2、−COOR2、または、−Si(Me)3、(式中、Q+は、H+、アンモニウムまたは、アルカリ金属陽イオンを表す。)を表し、
nが2の場合
R1は炭素原子数1ないし18のアルキレン基、炭素原子数3ないし18のアルケニレン基または炭素原子数3ないし18のアルキニレン基であって、非置換であるかもしくは、OH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つによって置換されて良いもの;またはキシリレン基を表すか;もしくは
R1は、2ないし36個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸の、または8ないし14個の炭素原子を有する環状脂肪族もしくは芳香族ジカルボン酸の、ビスアシル基を表し、そしてXは以下のものからなる群より選択され、
−CH2−アリール、
前記アルキル基は非置換であるかまたは−OH、−COOHもしくは−C(O)R20基の一つ以上で置換されており、そして
アリール基は、非置換であるかまたは炭素原子数1ないし12のアルキル基、ハロゲン原子、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基、炭素原子数1ないし12のアルキルカルボニル基、グリシジルオキシ基、OH、−COOHもしくは−COO(炭素原子数1ないし12の)アルキル基で置換されたフェニル基もしくはナフチル基を表す。]で表される化合物。 - G1およびG3は、メチル基を表し、G2およびG4は、エチル基を表すかまたは、G1およ
びG2は、メチル基を表し、G3およびG4は、エチル基を表し;G5およびG6 はそれぞれ互いに独立して水素原子またはメチル基を表し、
そして
Yは、酸素原子を表し、
nは、1を表し、
R1は、水素原子、直鎖もしくは枝分かれした炭素原子数1ないし18のアルキル基または炭素原子数3ないし18のアルケニル基;
炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基または炭素原子数5ないし12のシクロアルケニル基;
フェニル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基またはナフチル基であって非置換であるかもしくは炭素原子数1ないし8のアルキル基、ハロゲン原子、OH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基の一つ以上で置換されて良いもの;または
−C(O)−(炭素原子数1ないし36の)アルキル基、または3ないし5個の炭素原子を有するa,b−不飽和カルボン酸もしくは7ないし15個の炭素原子を有する芳香族カルボン酸のアシル部分を表し;
Xは、
- a)少なくとも一つのエチレン性不飽和モノマーもしくはオリゴマーと
b)式(I)
そしてXは以下のものからなる群より選択され、
−CH 2 −アリール、
前記アルキル基は非置換であるかまたは−OH、−COOHもしくは−C(O)R 20 基の一つ以上で置換されており、そして
アリール基は、非置換であるかまたは炭素原子数1ないし12のアルキル基、ハロゲン原子、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基、炭素原子数1ないし12のアルキルカルボニル基、グリシジルオキシ基、OH、−COOHもしくは−COO(炭素原子数1ないし12の)アルキル基で置換されたフェニル基もしくはナフチル基を表す。);
nは1または2を表し、
Yは、酸素原子、NR2を表すかまたは、nが1を表し、R1がアルキル基またはアリール基を表す場合、Yは付加的に直接結合を表し、
R2は、水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基もしくはフェニル基を表し、
nが1の場合、
R1は、H、直鎖もしくは枝分かれした炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基または炭素原子数3ないし18のアルキニル基であって、非置換であるかもしくはOH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上によって置換されて良いもの、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルケニル基;
フェニル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基またはナフチル基であって非置換もしくは炭素原子数1ないし8のアルキル基、ハロゲン原子、OH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上によって置換されて良いもの;
−C(O)−炭素原子数1ないし36のアルキル基、または3ないし5個の炭素原子を有するα、β―不飽和カルボン酸もしくは7ないし15個の炭素原子を有する芳香族カルボン酸のアシル部分;
−SO3 -Q+ 、−PO(O-Q+)2 、−P(O)(OR2)2 、−SO2−R2 、−CO−NH−R2、−CO−NH2、−COOR2または、−Si(Me)3、(式中、Q+はH+、アンモニウムまたは、アルカリ金属の陽イオンを表す)を表し、
nが2の場合
R1は、炭素原子数1ないし18のアルキレン基、炭素原子数3ないし18のアルケニレン基または炭素原子数3ないし18のアルキニレン基であって、非置換であるかもしくはOH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上により置換されて良いもの、またはキシリレン基を表すか、もしくは
R1は、2ないし36個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸の、または8ないし14個の炭素原子を有する環状脂肪族もしくは芳香族のジカルボン酸の、ビスアシル基を表す]に従う化合物よりなる重合性組成物。 - 少なくとも一つのエチレン性不飽和モノマーもしくはオリゴマ−のフリーラジカル重合によリオリゴマ−、コオリゴマ−、ポリマー、コポリマー(ブロックまたはランダム)を製造する方法であって、該方法は、前記モノマーもしくはモノマー類/オリゴマ−類を、請求項3に記載の式(I)で表される開始剤化合物の存在下で、O−C結合を分断させて二つのフリーラジカル(ここでラジカル・Xが重合を開始できるものである)を形成する反応条件下で、(共)重合することからなる方法。
- 式(II)
G2およびG4は、独立して炭素原子数2ないし4のアルキル基を表し、
G5およびG6は、それぞれ互いに独立して水素原子もしくは炭素原子数1ないし4のアルキル基を表し、
nは、1または2を表し、
Yは、酸素原子、NR2を表すかまたは、nが1を表し、R1がアルキル基もしくはアリール基を表す場合、Yは付加的に直接結合を表し、
R2は、水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基もしくはフェニル基を表し、
nが1の場合 、
R1は、水素原子、直鎖もしくは枝分かれした炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基または炭素原子数3ないし18のアルキニル基であって、非置換であるかもしくはOH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上によって置換されて良いもの;炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基または、炭素原子数5ないし12のシクロアルケニル基;
フェニル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基またはナフチル基であって非置換であるかもしくは炭素原子数1ないし8のアルキル基、ハロゲン原子、OH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上によって置換されて良いもの;
−C(O)−炭素原子数1ないし36のアルキル基、または3ないし5個の炭素原子を有するα、β−不飽和カルボン酸もしくは7ないし15個の炭素原子を有する芳香族カルボン酸のアシル部分;
−SO3 -Q+、 −PO(O-Q+)2、 −P(O)(OR 2)2、−SO2−R2、−CO−NH−R2、−CONH2、COOR2、またはSi(Me)3、(式中、Q+はH+、アンモニウムまたはアルカリ金属の陽イオンである。)を表し、
nが2の場合
R1は、炭素原子数1ないし18のアルキレン基、炭素原子数3ないし18のアルケニレン基または炭素原子数3ないし18のアルキニレン基、非置換であるかもしくはOH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上によって置換されて良いもの;またはキシリレン基;もしくはR1は、2ないし36個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸の、または8ないし14個の炭素原子を有する環状脂肪族もしくは芳香族のジカルボン酸の、ビスアシル基を表す。]で表される
化合物。 - a)少なくとも一つのエチレン性不飽和モノマーもしくはオリゴマー、および
b)式(II)
nは、1または2を表し、
Yは、酸素原子、NR2を表すかまたは、nが1を表し、R1がアルキル基もしくはアリール基を表す場合、Yは付加的に直接結合を表し、
R2は、水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基もしくはフェニル基を表し、
nが1の場合
R1は、水素原子、直鎖もしくは枝分かれした炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基または炭素原子数3ないし18のアルキニル基であって、非置換であるかもしくはOH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上によって置換されて良いもの;
炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基または、炭素原子数5ないし12のシクロアルケニル基;
フェニル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基またはナフチル基であって、非置換であるかもしくは、炭素原子数1ないし8のアルキル基、ハロゲン原子、OH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上によって置換されて良いもの;
−C(O)−炭素原子数1ないし36のアルキル基、または3ないし5個の炭素原子を有するα、β−不飽和カルボン酸もしくは7ないし15個の炭素原子を有する芳香族カルボン酸のアシル部分;−SO3 -Q+、−PO(O-Q+)2、−P(O)(OR2) 2 、 −SO2−R2、−CO−NH−R2、−CONH2、COOR2、またはSi(Me)3、(式中、Q+はH+、アンモニウムまたは、アルカリ金属陽イオンを表す。)を表し、
nが2の場合
R1は、炭素原子数1ないし18のアルキレン基、炭素原子数3ないし18のアルケニレ
ン基または炭素原子数3ないし18のアルキニレン基であって、非置換であるかもしくはOH、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシカルボニル基の一つ以上によって置換されて良いもの;またはキシリレン基;もしくは
R1は、2ないし36個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸の、または8ないし14個の炭素原子を有する環状脂肪族もしくは芳香族のジカルボン酸の、ビスアシル基を表す。]で表される
化合物;および
c)フリーラジカル源、
からなる重合性組成物。 - 少なくとも一つのエチレン性不飽和モノマーまたはオリゴマーのフリーラジカル重合により、オリゴマー、コオリゴマー、ポリマーまたは、コポリマー(ブロックまたはランダム)を製造する方法であって、前記モノマーもしくはモノマー類/オリゴマー類を請求項6に記載の式(II)で表される化合物およびフリーラジカル源(該フリーラジカルは重合化を開始することができる)の存在下、(共)重合することからなる方法。
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