[go: up one dir, main page]

JP4382672B2 - 通信信号を復号する方法、装置およびデバイス - Google Patents

通信信号を復号する方法、装置およびデバイス Download PDF

Info

Publication number
JP4382672B2
JP4382672B2 JP2004554277A JP2004554277A JP4382672B2 JP 4382672 B2 JP4382672 B2 JP 4382672B2 JP 2004554277 A JP2004554277 A JP 2004554277A JP 2004554277 A JP2004554277 A JP 2004554277A JP 4382672 B2 JP4382672 B2 JP 4382672B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
amplitude
communication signal
bits
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004554277A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006507738A (ja
Inventor
ボ ベルンハルドッソン,
ベニト リンドフ,
ペーター マルム,
Original Assignee
テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from EP02388074A external-priority patent/EP1422896A1/en
Application filed by テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) filed Critical テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Publication of JP2006507738A publication Critical patent/JP2006507738A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4382672B2 publication Critical patent/JP4382672B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0045Arrangements at the receiver end
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/06DC level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection
    • H04L25/067DC level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection providing soft decisions, i.e. decisions together with an estimate of reliability
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/32Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
    • H04L27/34Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
    • H04L27/38Demodulator circuits; Receiver circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)

Description

本発明は、デジタル通信システムに関し、特に、多値信号に対する軟信頼度値(soft reliability value)の生成に関する。
デジタル通信分野において、複数の信号シンボル、すなわち、信号空間内の複数の点を有する信号アルファベットに、複数のビットシーケンスをマッピングするために、多値変調が使用される。例えば、ビットシーケンスは、複素信号空間内の点にマッピングされることもある。サイズがMの信号アルファベットであれば、log2 (M)ビットを各シンボルにマッピングすることができる。しかしながら、シンボルが受信機において受信されるときは、そのシンボルが雑音の影響を受けている可能性があるため、送信されたビットシーケンスを抽出する際に、信号の復号に影響が生じるおそれがある。多値変調を、チャネルコーディングと関連させて使用した場合、BCJRアルゴリズムに基づいた繰り返し復号器等の多くのチャネル復号器は、入力として、受信ビットに対する尤度値、いわゆる、軟判定値(soft value)を必要とする。軟判定値は、0又は1の1ビットの尤度値に対応する。
多値変調の例は、パルス振幅変調(PAM)における多値振幅レベル変調や、直交振幅変調(QAM)における多値信号点変調などがある。
第三世代の移動電話システムに関連したインターネット、マルチメディア、ビデオ及びその他は、大きなメモリ容量を必要とするアプリケーションであり、例えば、広帯域デジタル無線通信のための次世代技術が、3GPP標準化の一部として規格化された進化版広帯域CDMA(WCDMA)である。この技術分野において、16値QAMを使用する高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)を含む高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)が、提供される。16値QAMでは、M=16である。すなわち、信号アルファベットの各信号は、4ビットを表す。将来は、64値QAMなどのより大きな信号配置も公開される可能性がある。16値QAMは、QPSKと異なり、振幅情報も変調に含まれている。
上述の問題及び他の問題を解決すべく、振幅情報を含む変調方式に従って通信信号が変調されるデジタル通信システムにおいて前記通信信号を復号する方法であって、
‐受信された通信信号に対する尤度値を生成するステップと、
‐少なくとも前記生成された尤度値に基づいて、前記通信信号を復号するステップとを含み、
‐前記方法は、前記受信された通信信号により搬送された前記振幅情報の信頼度指標を提供するステップをさらに含み、
‐前記尤度値を生成するステップは、前記提供された信頼度指標に基づいて、前記尤度値を生成するステップをさらに含むことを特徴とする。
これによって、振幅情報に関する信頼度情報を提供し、かつこの信頼度情報を尤度値の算出に含めることにより、信頼性のある振幅情報と、信頼性に欠ける振幅情報とを区別することが可能となる。また、算出された尤度値の精度を向上させることができるため、復号の品質を大幅に改善することができる。
さらに、本発明によれば、算出された尤度値は、振幅ひずみの影響を受けにくいという利点がある。
一実施形態において、尤度値は、受信された通信信号が、所定位置に所定ビット値を有するビットシーケンスを表すことについての確からしさを示している。そのため、尤度値は、送信されたビットシーケンスの各ビットについて算出されることが好ましい。一実施形態において、尤度値は、軟判定値に基づいて動作する復号器によって使用される当該軟判定値である。復号器は、ビタビ復号器、ターボ復号器、BCJR復号器などである。
本発明の好適な実施の形態によると、前記方法は、受信機モジュールが前記通信信号を受信するステップと、前記受信機モジュールが前記信頼度指標を提供するステップとをさらに含む。
発明者らは、振幅情報に関する信頼度情報が、多くの場合、受信機において入手可能であるため、その信頼度情報を後続するベースバンド処理において利用できるものと理解してきた。例えば、信号強度の調整などのために、端末は、受信機における利得を変更してもよい。校正の問題及び同期の問題のため、このような利得変更は、受信機により訂正されなくてもよいし、あるいは少なくとも部分的にのみ訂正されてもよい。
そのため、本発明のさらなる好適な実施の形態によれば、前記通信信号を受信するステップは、増幅器により前記通信信号をスケーリングすることをさらに含み、前記信頼度指標を提供するステップは、前記増幅器の利得設定に基づいて、前記信頼度指標を生成することを含む。従って、前記発生した利得変更に関する情報を、受信機からベースバンド処理へ転送することにより、ベースバンドシステムは、この情報を軟判定値の算出に組み込んでもよい。これにより、信頼できる値と信頼性に欠ける値とを区別できるようになるので、受信機において混入した振幅ひずみを効率的に処理することができる。
さらに、本発明によれば、振幅ひずみ、特に、受信機において混入した振幅ひずみの影響を低減する、単純かつ費用効果のある方法を提供するという利点がある。
前記提供された信頼度指標に基づいて、前記尤度値を生成するステップは、所定強度の振幅変動が、所定の期間内に発生したか否かを判定するステップを含むことが好ましい。そのため、振幅情報が信頼できるとみなされたか否かを判定するための単純な機構が提供されてもよい。多くの状況下では、振幅ひずみの完全なモデルを使用できないため、この判定は、特に有益である。さらに、このアルゴリズムは、計算のために多くのリソースを必要とすることのない、単純かつ費用効果のある実現例を構築可能とする。本明細書において、所定強度の振幅変動という用語は、所定の閾値よりも大きい振幅変動を含む。
信号レベルの変動のための受信機における利得の調整値は、所定の閾値よりも大きいことがある。例えば、複数の離散レベルにわたって増幅器の利得が変化する受信機において、所定強度の振幅変動は、増幅器の利得設定に係る何れかの変化、または所定の閾値よりも大きい利得変更に対応することがある。同様に、利得が連続的に、または半連続的に変動した場合、所定強度の振幅変動は、所定の閾値よりも大きい利得変更として検出されることがある。
前記所定の期間は、ビットシーケンスを通信するタイムスロットに対応することが好ましい。そのため、ビットシーケンスを表す信号シンボルの受信中に、利得変更が発生したか否かが検出される。このような利得変更によって、信号シンボルの受信中に振幅ひずみが発生するため、このシンボルに対応する復号ビットの信頼度は低いといえる。
さらに好適な実施の形態において、前記提供された信頼度指標に基づいて、前記尤度値を生成するステップは、振幅変動が発生し、かつ前記ビット値が振幅情報を使用して符号化された場合、前記尤度値をある値に調整する。この値は、不確実である可能性がより高い所定のビット値に対応する値である。上記のHSDPAのために提案された16値QAM方式などの多くの変調方式において、1つの信号シンボルに係る全ビットが、振幅情報に依存するとは限らない。従って、振幅情報に基づく尤度値の調整を、実際に振幅情報に依存するビットに限定することにより、復号された信号の品質を低下させることなく、システムの効率性を向上させることができる。
尤度値「ゼロ」が最大の不確実性に対応している一実施形態において、振幅ひずみの影響を受けていることが予めわかっている尤度値は、尤度値がゼロに設定される等のように、尤度値の絶対値を低下させるように調整される。
そのため、さらに別の好適な実施の形態において、前記変調方式は、16値QAMであり、各信号シンボルが4ビットを有し、前記4ビットのうち所定の2ビットが振幅情報に依存するものであり、前記方法は、振幅変動が、前記4ビットのシーケンスを通信する前記タイムスロットにおいて検出された場合、前記所定の2ビットの前記尤度値を、より高い不確実性に対応する値に調整することを含む。
多くの受信機において、複数の連続したタイムスロットに対応する複数のビットシーケンスは、同時に復号される。
そのため、本発明の好適な実施の形態において、前記方法は、複数の連続したタイムスロットについて、所定の大きさの振幅変動が所定率を超える率でもって検出された場合、前記複数の連続したタイムスロットを含む時間間隔内に受信された全ての信号シンボルを拒否することをさらに含む。その結果、実際の復号段階前に、信頼性に欠けるとして複数の信号シンボルを拒否することにより、復号処理を高速化することができ、受信機のスループットを増大させることができる。
本発明の一実施形態において、前記方法は、例えば、BCJRアルゴリズムを使用した繰り返し復号器などの復号器、又は入力として軟判定値を使用する任意の他の復号器などに、入力として信頼度値を供給するステップをさらに含む。本発明は、正確で資源効率の良い軟判定値の近似処理を提供することにより、振幅ひずみに影響されにくい軟判定値が得られるという利点を有する。
信号空間は、1以上の次元を有する。例えば、QAM変調において、振幅が変調された2つの信号は、単一の搬送波で送信されるが、相互に90°位相シフトされている。従って、生成された信号点は、複素平面内において表現されてもよい。複素平面は、QAM信号のいわゆる同相(I)成分及び直交(Q)成分を表すものである。
本発明は、上述の方法、並びに以下の構成及びさらなる手段を含む他の異なる方法によっても実現できる。各手段は、最初に説明した方法と関連して説明された1以上の利点及び長所をもたらすものであり、最初に説明した方法と関連して説明され、添付の特許請求の範囲において開示される好適な実施の形態に対応する1以上の好適な実施の形態を含む。
なお、上述した方法の特徴及び以下の方法は、ソフトウェアとして実現可能であり、この場合、データ処理システム又は他の処理手段において実行されよう。他の処理手段は、コンピュータにより実行可能な命令に基づいて動作する。この命令は、記憶媒体から、又はコンピュータネットワークを介した他のコンピュータから、RAM等のメモリ内に読み込まれたプログラムコードなどであってもよい。あるいは、上述の特徴は、ソフトウェア又はソフトウェアとの組み合わせを使用せずに、ハードウエア回路によって実現されてもよい。
さらに、本発明は、振幅情報を含む変調方式に従って通信信号が変調されるデジタル通信システムにおいて前記通信信号を復号する装置であって、
‐受信された通信信号に対する尤度値を生成する処理手段と、
‐少なくとも前記生成された尤度値に基づいて、前記通信信号を復号する復号器と、
‐前記受信された通信信号により搬送された前記振幅情報の信頼度指標を提供する手段とを具備し、
前記処理手段は、前記振幅情報の信頼度指標に基づいて、前記尤度値をさらに生成するものである。
処理手段という用語は、任意の適切な汎用/特定用途向けのプログラム可能なマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラム可能な論理アレイ回路(PLA)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、特定用途向け電子回路等、又はそれらの組み合わせを含むものである。
受信された通信信号により搬送された振幅情報の信頼度指標を提供する手段は、振幅情報の信頼度に関する適切な基準を決定し、かつ信頼度信号などに対応する信頼度指標を生成する任意の適切な回路、プロセッサ等を具備してもよい。
本発明の好適な実施の形態において、前記装置は、
‐通信信号を受信する受信機と、
‐所定の増幅器利得に従って、前記受信された通信信号をスケーリングする増幅器と、
‐前記増幅器を受信信号の強度に従って制御し、かつ前記増幅器に利得制御信号を供給する利得制御モジュールと、
‐振幅情報を生成する制御ユニットであって、前記利得制御ユニットから前記利得制御信号を受信し、かつ振幅情報信号を生成する制御ユニットとを具備し、
前記処理手段は、前記制御ユニットから前記振幅情報信号を受信する。
無線受信器などの受信機は、通信信号を受信する任意の適切な回路又はデバイスを具備していてもよい。
他の実施形態において、信頼度情報は、送信チャネルなどの振幅変動を検出する検出器等の他の手段により提供されてもよい。
本発明に係る構成のさらなる好適な実施形態は、最初に説明された方法と関連して説明され、かつ添付の特許請求の範囲において開示された好適な実施の形態に対応する。
さらに、本発明は、通信信号を受信するデバイスに関し、当該デバイスは、上述の装置構成及び以下の装置構成を有する。
デバイスは、任意の電子機器又はこのような電子機器の一部であってもよい。この場合、電子機器は、固定型PC又は携帯型PCなどのコンピュータ、固定型無線通信機器及び携帯型無線通信機器を含む。携帯型無線通信機器は、移動電話、ページャ、電子オーガナイザ、スマートフォン、PDAなどに代表される通信機などの移動無線端末を含む。
例えば、セルラー通信システムにおいて、本発明にかかる装置は、移動端末または携帯通信システムの基地局の少なくとも一方に含まれてもよい。
以下、好適な実施形態及び添付の図面と関連して、本発明をより詳細に説明する。
図1は、通信システムの一般的なモデルを概略的に示す。通信システムは、通信チャネル103を介して通信を行う送信機101と受信機102とを具備する。例えば、実際の実現例において、送信機は、移動端末であり、受信機は、携帯高周波数(RF)通信システムの基地局であってもよい。あるいは、受信機は、移動端末であり、送信機は、基地局であってもよい。移動端末と基地局は、エアインタフェースを介して送信される通信信号を介して、相互に通信を行う。以下の説明のため、送信機101は、変調器105を具備するものとする。変調器105は、信号が通信チャネルを介して送信可能となるように、必要な変調を信号に適用する。受信機は、復調器106を具備する。復調器106は、変調器105により実行される変調処理に対応する復調処理を実行する。これにより、受信信号からの最初に送信された情報を復元することができる。直交振幅変調(QAM)方式などの多くの変調方式において、変調モジュールは、送信信号の振幅変調として送信情報の少なくとも一部を変調する。上述のように、16値QAM変調の例において、送信機がビットストリームを送信する場合、所定の長さは4ビットとなる。一般に、M−QAMの場合、log2 (M)ビットの長さのビットシーケンスが、複数ある信号シンボルのうちの対応する1つのシンボルとして符号化される。信号シンボルは、図2の例で示すように、I/Q平面内の信号配置として表現されうる。
図2は、16個の信号シンボルを有する信号配置の一例を示す。信号配置は、2次元信号空間におけるM=16個の信号点Sないし信号点S16(例えば、16値QAM信号配置におけるI/Q成分)を有する。各信号点について最も隣接した信号点への距離が同一になるように、信号点が、規則的に分布していることが好ましい。信号点は、当該実現例に適合する値を有する。図2の例は、上述のHSDPAのために提案された信号配置に対応している。しかしながら、提案された信号配置の代わりに、他の信号配置が選択されてもよい。図2において、16個の異なるビットシーケンス0000から1111は、信号点Sから信号点S16上にマッピングされる。ここで各ビットシーケンスは、log2 (M)=4ビットで構成される。各信号点のビットシーケンスが、最も隣接した信号点と1ビットのみ異なるように、ビットシーケンスの信号点へのマッピングを選択することで、復号性能を最適化することが好ましい。例えば、図2において、信号点Sは、3つの最隣接信号点S、S及びS12を有する。この例では、信号点Sのビットシーケンス、すなわち、0011は、信号点Sのビットシーケンス0010と4番目の位置のビットだけが異なるにすぎない。あるいは、他のマッピングが選択されてもよい。
なお、図2の信号配置において、1つのビットシーケンスに係る4ビットを、それぞれ、符号(I)、符号(Q)、振幅(I)及び振幅(Q)として理解してもよい。例えば、ビットシーケンスの第1のビットが1である場合、対応する信号シンボルのI成分は、負である。すなわち、信号シンボルは、図中符号201で示される領域内に位置する。あるいは、ビットシーケンスの第1のビットが0である場合、対応する信号シンボルのI成分は、正である。すなわち、信号シンボルは、図中の符号202で示される領域内に位置する。同様に、ビットシーケンスにおける第3番目のビットが0である場合、I成分の振幅は小さいことになる。すなわち、信号シンボルは、図中の符号205で示される領域内に位置する。あるいは、ビットシーケンスの第3番目のビットが1である場合、I成分の振幅は、大きい。すなわち、信号シンボルは、図中の符号206で示される領域内に位置することになる。同様に、それぞれ、第2番目のビットは、Q成分の符号を示し、かつ第4番目のビットは、Q成分の振幅を示すものとして、理解できる。第2番目のビットが0である場合、Q成分は、正である。すなわち、信号シンボルは、領域203内に位置する。第2番目のビットが1である場合、Q成分は、負である。すなわち、信号シンボルは、領域204内に位置する。第4番目のビットが0である場合、Q成分は、小さい。すなわち、信号シンボルは、領域207内に位置する。第4番目のビットが1である場合、Q成分は、大きい。すなわち、信号シンボルは、領域208内に位置する。
そのため、図2の例において、第3番目のビット及び第4番目のビットのみが、対応する信号の振幅と関連付けられるので、第3番目のビット及び第4番目のビットの復号のみが、振幅ひずみに影響されやすい。一方、最初の2ビットの復号は、振幅ひずみの影響を受けない。そのため、受信信号の振幅にひずみがある場合、第3番目のビット及び第4番目のビットに対して算出された軟判定値は、信頼性に欠けるので、受信機性能の劣化を引き起こす可能性がある。なお、この軟判定値の性質は、図2に示す特定のコーディング例についての性質である。すなわち、信号シンボル上のビットシーケンスに係る特定マッピングの性質である。他の信号配置において、異なるビットは、振幅情報に依存してもよい。さらに他の例では、異なる数、いくつかの例においては、全ての数のビットは、振幅情報に依存してもよい。
図3は、本発明の一実施形態に係る受信機のブロック図を示す。受信機102は、送信チャネル103を介して、無線信号を受信する。一実施形態において、信号は、スペクトラム拡散技術を使用した符号分割多元アクセス(CDMA)信号である。
受信機102は、無線受信回路301を具備する。無線受信回路301は、受信したスペクトラム拡散信号を、M個の信号シンボルの信号配置を含む信号空間内において、変調に対応する信号点rに変換する。さらに、受信機102が、受信信号点rの復号により、log2 (M)ビットを有する復号ビットシーケンス305を得るためのチャネル復号器304を具備する。チャネル復号器304は、ターボ復号器、BCJR復号器またはビタビ復号器などである。復号器304は、入力として、軟判定値を必要とする。そのため、さらに、受信機102は、受信信号点rのlog2 (M)ビットに対する軟判定値を算出し、かつ算出された軟判定値を復号器304に供給する回路303を具備する。軟判定値を利用した復号器は、デジタル通信システムの技術分野等において知られているため、本明細書では、特に詳細には説明しない。
受信信号点rに対して、軟判定値算出回路303は、l番目の受信信号シンボルのm=1, ..., log2 (M)ビット、例えば、16値QAMシンボルのビットに対する軟判定値Ll,mを算出する。軟判定値は、受信無線シンボルと共に、復号器304へ供給される。軟判定値は、全ての受信シンボルの各ビットに対して算出される。軟判定値Ll,mは、次式により規定されてもよい。
Figure 0004382672
式中、Sl,mは、送信信号により表現されるl番目の信号シンボル内のm番目のビットであり、P(Sl,m=i|r)(i=0, 1)は、ビットSl,mの事後確率である。この場合、rは、受信信号である。そのため、Ll,mの負の値が大きいことは、ビットSl,mが0である尤度(確からしさ)が高いことに対応する。一方、Ll,mの正の値が大きいことは、ビットSl,mが1である尤度が高いことに対応する。Ll,m値が0付近である場合は、ビットの信頼性が欠けることに対応する。特に、Ll,m=0であることは、ビットの信頼性が欠けることに対応する。この場合、Sl,m=0である確率とSl,m=1である確率とは、等しいことになる。
なお、式(1)の第2の等式では、選択されたアルファベット内でSl,m=1である確率とSl,m=0である確率とは、等しいものと仮定する。あるいは、以下で全ての確率を考慮する必要がある。しかしながら、全ての確率を考慮すると、定数の係数が生成されるのみである。そのため、Ll,mは、確率の対数尤度比に対応する。式(1)の確率P(r|Sl,m=i)は、次式により表すことができる。
Figure 0004382672
この場合、Slは、l番目の受信シンボルであり、Ai,m={Sl|Sl,m=i}は、ビット位置mにおける値iを有するシンボル配置内の信号シンボルの集合であり、cは、定数の係数である。
そのため、上記の確率の算出は、各々が結合確率P(r, Sl,m)を含むM/2項の和を含む。この確率の算出は、特に、Mが大きい場合、例えば、M=16の場合、あるいはM=64である場合には、計算に必要となるコストが高いタスクとなる。
多くのアプリケーションにおいて、上記の軟判定値Ll,mは、次式により近似される。
Figure 0004382672
式中、S^i,l,m(i=0, 1)は、信号点であり、式(2)の和を求めるために重要である。従って、確率の算出の際に、M/2項の和は、次式に従って、それぞれの支配項により近似される。
Figure 0004382672
上記の近似は、「max log MAP」近似と呼ばれることが多い。「max log MAP」近似は、信号対雑音比(SNR)が大きい場合のガウス雑音の例のように、上記の和が1つの項により支配される場合、良好な近似が得られる。上記した複数の確率は、受信信号rとそれぞれの信号点との間の距離に依存する。例えば、分散σを有する加法的ゼロ平均ガウス雑音の場合、式(3)の対数尤度比は、次式のように展開される。
Figure 0004382672
従って、軟判定値Ll,mは、位置mにおける反対のビット値を有する最短の信号点への距離の2乗でスケーリングされた差分により近似される。
好適な実施形態において、受信信号シンボルSlの既定ビットmに対して、式(5)の尤度比は、まず、最短信号点Slを識別し、その信号点Slへの距離δ1を決定し、続いて位置mにおけるビット値を有する最短信号点への距離δ2を決定することにより得られる。位置mは、Slの対応するビット値と異なる。従って、この実施形態では、軟判定値の算出を、安価なコストで実現することができる。
Slと反対のビット値を有する最短信号点は、ルックアップテーブルにより調査されることが好ましい。他の好適な実施形態において、Slと反対のビット値を有する最短信号点への距離は、SlとSlと反対のビット値を有する最短信号点との間の既知の距離により近似される。同様に、予め算出された距離のルックアップテーブルでこの距離を参照することにより、さらに、軟判定値算出の計算的な煩雑さを軽減することができる。
なお、以下において、より詳細に説明するように、上述した信頼度値の推定において、信号配置内の信号点の適切なスケーリングを考慮することが好ましい。しかしながら、この説明のために、式(5)の信号は、適切にスケーリングされるものと仮定する。
本発明によると、さらに、受信機102は、軟判定値算出回路303に対して信頼度指標を提供する制御回路302を具備する。信頼度指標は、受信信号シンボルrの振幅情報が信頼できるか否かの指標を提供するものである。以下に詳細に説明するように、軟判定値の算出の際に、軟判定値算出回路が、この情報を使用することにより、軟判定値算出を改善することができる。
一般に、軟判定値算出では、次式を用いる。
Figure 0004382672
式中、Aは、例えば、受信機が圧縮を導入しているという情報など、妥当な振幅情報を表す。従って、信号rが受信され、かつ振幅情報Aを与えられたと仮定すると、P(Sl,m=i|r, A)は、ビット値Sl,m=iの確率を表す。
受信機が、ひずみ信号を再生することができない場合において、受信機が、ひずみを検知した場合、ひずみ信号は、復号信号の誤り率を改善することができる。例えば、復号信号の誤り率は、ブロック誤り率(BLER)として測定されてもよい。
いくつかの実施形態において、Aの真の分布を得ることは困難なため、上記の式(6)への近似に依存することは、有用である。以下では、このような近似に関する実施形態を、より詳細に説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る受信機のより詳細なブロック図を示す。受信機102は、アンテナ401と、無線信号を受信するためのフロントエンド受信機402とを具備する。フロントエンド受信機は、無線信号を受信し、この受信した無線信号をベースバンド信号にダウンコンバートする。さらに、受信機102は、受信機における後段のデジタル処理領域のダイナミックレンジをより良くするために、フロントエンド受信機402からのダウンコンバート信号を受信し、かつこのダウンコンバート信号をスケーリングする増幅器403を具備する。図4の実施の形態において、増幅器403は、自動利得制御回路410により実現される。さらに、受信機102は、スケーリングされた無線信号をデジタル表現に変換するためのアナログデジタル変換器404を具備する。自動利得制御回路410は、適切なスケーリングを得るために、デジタル信号を受信し、増幅器403の利得を制御する。スケーリングは、受信信号の絶対強度に依存する。同様に、受信信号の絶対強度は、受信機と送信機との間の距離、及び現在のフェージング状態に依存する。受信機と送信機との間の距離は、通常、低速で変化するが、フェージングは、通常、WDCMAにおいて1タイムスロット、すなわち、0.67ms未満の時間スケールで極めて高速に変化する。このような自動利得制御は、デジタル通信システムの技術分野において知られているため、自動利得制御の詳細な説明は、本明細書において省略する。
さらに、受信機102は、チャネル推定器と、デジタル信号を入力として受信するRAKE受信機405とを具備する。RAKE受信機は、いくつかのベースバンド相関器を使用して、いくつかの信号のマルチパス成分を個別に処理する。相関器出力が合成されることにより、通信信頼度及び通信性能の改善が実現される(例えば、「Digital Communications」、第4版、John G. Proakis、McGraw-Hill、2000年を参照)。RAKE受信機は、復号されるべき信号シンボルrを生成する。さらに、回路405は、例えば、従来技術において知られている何れかの適切なチャネル推定技術を実現するチャネル推定器を具備する。チャネル推定器は、受信された無線信号に係るデジタルでのベースバンド表現を受信し、基準チャネル又はパイロットチャネルに基づいて無線チャネルを推定する。一実施形態において、チャネル推定器は、N通りの異なる無線パス又はチャネルタップhr = (hr1, ... hrN)を識別する。さらに、チャネル推定器は、複素合成器重みの集合w = [w1 w2 ... wN]を提供する。複素合成器重みは、チャネル推定を含み、いくつかの実施形態においては、干渉推定を含む。例えば、重みは、受信信号対干渉信号比(SIR)の最大化など、最適化基準に従って決定される。通常、チャネル推定値は、タイムスロットに基づいて計算される。すなわち、チャネル推定値は、1つのタイムスロットにわたる実際のチャネルの平均を表す。
以下、信頼度を改善し、かつ潜在的な実現例を説明するために、信号シンボルのスケーリングをさらに詳細に説明する。上述したように、軟判定値を算出する際に、信号シンボルは、適切にスケーリングされる必要がある。以下、チャネル推定器は、基準チャネルhr又はパイロットチャネルhrに基づいて、チャネル利得を推定する。チャネルhrは、HS−DSCHなど、トラフィックチャネルの実際の利得とは異なるチャネル利得を有する。基準チャネルとトラフィックチャネルとの間の利得差をgで示す。従って、RAKE受信機405の受信後の受信信号rは、次式により表現される。
r = g wHhrs + n
式中、wHは、wのエルミート共役行列である。また、wHhrは、内積を示す。sは、送信シンボルである。・nは、雑音項である。雑音項は、例えば、加法的白色ガウス雑音(AWGN)を表す。利得パラメータgの信号は、受信機へ送信される。wは、受信機内の合成器により選択される。hrは、チャネルタップであると仮定される。従って、受信機において、基準信号シンボルS1 ... SMは、次式に従って、適切にスケーリングされる。
Figure 0004382672
このスケーリングが考慮された場合、上記の対数尤度比は、次式により表すことができる。
Figure 0004382672
すなわち、適切にスケーリングされた信号を使用して、
Figure 0004382672
この場合、
Figure 0004382672
式(10)は、信号対雑音比に依存する定数である。
回路405のRAKE受信機の出力は、式(5)及び式(8)と関連させて説明したように、軟判定値を算出する軟判定値算出回路406に供給される。算出された軟判定値は、上述したように、受信信号シンボルを対応するビットシーケンスへと復号するための復号器408に供給される。復号が十分に実行された場合、復号器は、受信機におけるさらなる処理のために、受理されたビットシーケンス416を転送する。あるいは、復号器は、信号シンボルの復号に失敗したことを示す信号415を生成する。この信号を送信機回路(不図示)へと帰還することにより、再送信を要求することができる。送信機回路は、信頼性に欠ける信号シンボルを送信した送信機に対し、NACKメッセージを返信する。
本発明によると、さらに、受信機102は、自動利得制御ユニット410から、利得変更に関する情報を受信する制御ユニット302を具備する。制御ユニット302は、この情報に基づいて、タイムスロット内に引き起こされた振幅変動が存在するか否かを判定する。制御ユニットが、このような変動を検出した場合、制御ユニットは、この情報を軟判定値算出回路406に転送する。軟判定値算出回路406は、この情報を使用して、算出された軟判定値を適宜調整する。
通常、デジタル通信システムにおいて、多くのタイムスロットは、送信時間間隔(TTI:transmition time interval)に含まれる。受信機は、1つのTTIに含まれる複数のタイムスロットに対して、同時にデインタリーブ及び復号を行う。例えば、HSDPAにおいて、TTIの長さは、3タイムスロットである。すなわち、3つのタイムスロットに対して、同時にデインタリーブ及び復号が行われる。
そのため、本発明によると、制御ユニット302は、TTIにおいて、信頼性に欠ける振幅情報を有する複数のタイムスロットの割合を検出する。図4の実施の形態において、制御ユニットは、振幅ひずみの影響を受けた軟判定値の割合が、所定の閾値より大きい、例えば、50%より大きいか否かを検出する。軟判定値の割合が、所定の閾値よりも大きい場合、制御信号412を介して制御ユニット302により制御されるスイッチ回路407で示されるように、対応する信号は、復号器に転送されることもないし、復号の試行さえも行われることはない。あるいは、NACKレポート414が、制御ユニットにより生成され、送信機へと返信される。この実施形態は、振幅ひずみが発生したTTIを、受信機内において初期の段階で検出し、無駄な復号の試行を抑制することによって、受信機の全体のスループットを改善することができる点で有用である。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る受信機のより詳細なブロック図を示す。この実施形態の受信機102は、アンテナ501と、フロントエンド受信機502と、増幅器503と、A/D変換器504と、チャネル推定器及びRAKE受信機505と、軟判定値算出回路506と、復号器508とを具備する。上記の構成要素は、図4の実施形態と関連させて説明するそれぞれの構成要素に対応する。
第2の実施形態によると、受信機は、制御ユニット302を具備する。制御ユニット302は、RAKE受信機の出力を受信し、例えば、チャネル推定器のチャネル推定に基づいて、振幅の変化を判定する。
例えば、一実施形態において、量子化効果は、時間的に変化するスケーリングを使用して、RAKE受信機505の合成器内で処理される。スケーリングの変化は、一時的な振幅ひずみを引き起こす。従って、スケーリングのこの変化に関する情報を受信機から入手可能なため、制御回路302は、この情報を使用して、影響を受けたビットに対して算出された軟判定値を調整することができる。
上述したように、制御ユニット302は、振幅ひずみに関する判定情報を軟判定値算出回路506へ帰還する。軟判定値算出回路506は、算出された軟判定値を調整するために判定情報を使用する。
図6は、本発明の一実施形態に係る方法のフローチャートを示す。以下の説明において、図5のブロック図を参照する。ステップ601において、送信データを含むタイムスロットが受信される。ステップ602において、例えば、式(5)と関連させて説明したように、軟判定値が算出される。ステップ603において、制御ユニット302は、受信された振幅情報が、信頼できるか否かを検出する。受信された振幅情報が、信頼できる場合、ステップ605に進む。受信された振幅情報が、信頼性に欠ける場合、ステップ604に進み、検出された振幅ひずみの影響を受けた軟判定値が、ステップ605の処理の前に調整される。例えば、軟判定値を、スケーリング係数0 η > 1(例えば、η = 0.1)で乗算することにより、軟判定値の絶対値を低減することができる。ステップ605において、算出された軟判定値に基づいて信号を復号することにより、受信シンボルは、信頼できるものとして受理される。あるいは、復号ステップが失敗である場合、受信シンボルは、信頼性に欠けるとして拒否される。
図7は、本発明の他の実施形態に係る方法のフローチャートを示す。図7のフローチャートは、複数のタイムスロットを含む送信時間間隔の範囲内で受信された信号シンボルの復号処理を示す。また、以下の説明において、図4のブロック図を参照する。ステップ701において、送信時間間隔における次のタイムスロットが受信される。ステップ702において、現在のタイムスロット中に、利得制御ユニット410により増幅器403の利得設定に対して変更が発生したか否かが検出される。この変化は、利得制御回路が、タイムスロット境界を使用して、利得変更が発生した時刻を比較することにより検出されてもよい。
利得変更が発生した場合、ステップ704へ進み、振幅ひずみの影響を受けた軟判定値は、ゼロに設定される。例えば、図2のシンボル配置において、影響を受けた軟判定値は、それぞれ、シンボルに係る第3ビットの軟判定値Ll,3及び第4ビットの軟判定値Ll,4である。従って、式(6)の実際の分布が、知られていないか、又は少なくとも計算が困難である場合においても、上記の方法は、図4に示す受信機においても有用と思われる単純な近似を提供する。
利得変更が発生しなかった場合、ステップ703において、増幅器が飽和に到達したか否かが検出される。増幅器が飽和に到達した場合、振幅情報は、信頼性に欠けるとみなされ、ステップ704へ進む。あるいは、軟判定値の調整は、実行されず、ステップ705へ進む。
ステップ705において、現在の送信時間間隔の範囲内で影響を受けた軟判定値の総数が、所定の閾値、例えば、全ての軟判定値の50%に到達したか否かが判定される。影響を受けた軟判定値の総数が、所定の閾値に達した場合、受信機は、NACKレポートを生成し、対応する信号シンボルのうち、何れかの信号シンボルの復号を試行せずに、現在の送信時間間隔に係るタイムスロットの処理を終了する。
あるいは、ステップ706へ進み、現在の送信時間間隔に係る全てのタイムスロットが、受信されたか否かが判定される。全てのタイムスロットが受信されていない場合、ステップ701へ戻り、次のタイムスロットを処理する。
送信時間間隔に係る全てのタイムスロットが、受信され、かつ送信時間間隔が、ステップ705において拒否されなかった場合、影響を受けなかったビットの軟判定値、すなわち、ゼロに設定されなかった軟判定値が、式(5)及び式(8)と関連させて前述したように、ステップ707において算出される。
続いて、ステップ708へ進み、現在の送信時間間隔に係る信号シンボルを、上述のように復号することにより、復号信号は、受理されるか、又は拒否される。
図8は、通信信号の一例と関連して、図7の方法を示す。図8は、9つのタイムスロット811、タイムスロット812、タイムスロット813、タイムスロット814、タイムスロット815、タイムスロット816,タイムスロット817,タイムスロット818及びタイムスロット819を含む時間フレームに対応する受信信号を示す。図8において、HSDPAのように、送信時間間隔は、3つのタイムスロットを有し、かつ受信信号は、図2に示す信号配置の使用により16値QAMに従って変調されると仮定する。そのため、図示されたフレームは、TTI807、TTI808及びTTI809を有する。受信信号強度は、実線801で示される。そのため、図8の例において、信号強度は、フレームの中央部に向かって減少し、フレームの端部に向かって再び増大する。そのため、この例において、振幅は、TTIに対応する時間スケールで、特に、TTI808内の時間スケールで大幅に変動する。上述のように、このような振幅変動は、フェージング状態の変化により引き起こされる。
上述のように、受信機では、上述の振幅変動は、例えば、図4と関連させて説明したように、利得制御回路により、増幅器における利得設定を変化させる。線802は、受信信号801に対応する利得設定を示す。線802は、特に、図中符号821、822、823、824、825、826、827及び828で示す利得設定の変化を示す。そのため、タイムスロット813、タイムスロット814、タイムスロット816及びタイムスロット817の間に、利得は変化している。図8において、さらに、チャネルに対して、タイムスロット当たり一回の推定を行うことにより、チャネル推定h1、h2、h3、h4、h5、h6、h7、h8及びh9が得られると仮定する。
破線803は、増幅器の最大利得レベルを示す。図8の例において、図中符号804で示すように、利得は、TTI808の間に、最大レベルに到達したと仮定される。この状態は、図4の制御ユニット302により同様に検出される。また、この結果、タイムスロット815は、信頼性に欠けるとしてマーキングされる。
従って、図中の符号830で示すように、タイムスロット813、タイムスロット814、タイムスロット815、タイムスロット816及びタイムスロット817は、振幅ひずみの影響を受けることになる。
TTI807内において、最後のタイムスロット、すなわち、タイムスロット813のみが、振幅ひずみの影響を受ける。図7の方法によると、対応する影響を受けた軟判定値、すなわち、図2の信号配置を仮定すると、図中符号805で示す軟判定値Ll,3及び軟判定値Ll,4は、ゼロに設定される。従って、この例において、TTI807の1/3のタイムスロットは、振幅ひずみの影響を受ける。軟判定値の1/6は、振幅ひずみの影響を受ける。同様に、TTI809内において、第1のタイムスロット、すなわち、タイムスロット817のみが、振幅ひずみの影響を受ける。従って、タイムスロット817の軟判定値Ll,3及び軟判定値Ll,4は、図中の符号806で示すように、ゼロに設定される。TTI809の1/3、すなわち、タイムスロットは、振幅ひずみの影響を再び受ける。軟判定値の1/6も、振幅ひずみの影響を再び受ける。
一方、TTI808、すなわち、信号強度801のフェージングの傾斜が最大であると判定されたTTI内において、全てのタイムスロットは、振幅ひずみの影響を受ける。振幅ひずみにより、TTI808の軟判定値の50%にひずみが起こる。図7の方法によると、図4の制御ユニット302は、対応する信号の復号以前にこの状態を検出する。制御ユニット302は、復号処理を開始せずに、NACKレポートをトリガーする可能性を有する。
なお、本発明について、軟判定値と関連させて説明してきた。軟判定値は、受信シーケンスのビット値に対する信頼度値を示す対数尤度比として定義されたものである。しかしながら、他のように定義され尤度値についても、本発明の趣旨の範囲内で使用可能である。
なお、さらに、図2の信号配置は、一例に過ぎない。本発明に係る軟判定値の算出は、この信号配置に限定されることはない。
なお、一般に、上述の実施形態は、本発明を限定するものではなく、例証するものであり、当業者であれば、添付の特許請求の範囲を逸脱することなく、多くの他の実施形態を構成することができる。例えば、当業者であれば、各実施形態と関連して例証された特徴を適宜組み合わせることができよう。
図1は、通信システムの一般的なモデルを概略的に示す図である。 図2は、16個の信号シンボルを有する信号配置の一例を示す図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る受信機のブロック図である。 図4は、本発明の第1の実施形態に係る受信機のより詳細なブロック図である。 図5は、本発明の第2の実施形態に係る受信機のより詳細なブロック図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る方法のフローチャートである。 図7は、本発明の他の実施形態に係る方法のフローチャートである。 図8は、受信された通信信号の一例と関連して、図7の方法を示す図である。

Claims (19)

  1. 直交振幅変調方式に従って複数ビットを表す振幅情報と複数ビットを表す位相情報とによって通信信号を形成するデジタル通信システムにおいて前記通信信号を復号する方法であって、
    ‐受信された通信信号に対する尤度値を生成するステップと、
    ‐少なくとも前記生成された尤度値に基づいて前記通信信号を復号するステップと
    ‐前記受信された通信信号により搬送される前記振幅情報についての信頼度指標を提供するステップ
    含み、
    ‐前記尤度値を生成するステップは、前記提供された信頼度指標に基づいて、前記尤度値を生成するステップをさらに含み、
    さらに、前記尤度値を生成するステップは、振幅変動が発生した場合、前記振幅情報を使用して表されているビット値の尤度値を不確実である可能性がより高いことを表す尤度値へと調整するステップを含む
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記通信信号を受信機モジュールによって受信するステップをさらに含み、前記信頼度指標は前記受信機モジュールによって提供されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記通信信号を受信するステップは、増幅器により前記通信信号をスケーリングするステップをさらに含み、前記信頼度指標を提供するステップは、前記増幅器の利得設定に基づいて前記信頼度指標を生成するステップをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記尤度値を生成するステップは、所定強度の振幅変動が所定の期間内に発生したか否かを判定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の方法。
  5. 前記所定の期間は、ビットシーケンスを通信するためのタイムスロットに対応することを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記直交振幅変調方式は、16値QAMであり、各信号シンボルは4ビットを有し、前記4ビットのうち所定の2ビットが振幅情報に依存するビットであり、前記方法は、前記4ビットのシーケンスを通信するためのタイムスロットにおいて振幅変動が検出された場合、前記所定の2ビットに係る前記尤度値をより高い不確実性を表す値に調整するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の方法。
  7. 複数の連続したタイムスロットについて、所定の大きさの振幅変動が所定割合を超える割合でもって検出された場合、前記複数の連続したタイムスロットを含む時間間隔内において受信された全ての信号シンボルを拒否するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の方法。
  8. 前記通信信号は、3GPPの広帯域符号分割多元接続規格における高速ダウンリンクパケットアクセスの通信信号であることを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載の方法。
  9. 直交振幅変調方式に従って複数ビットを表す振幅情報と複数ビットを表す位相情報とによって通信信号を形成するデジタル通信システムにおいて前記通信信号を復号する装置であって、
    ‐受信された通信信号に対する尤度値を生成する処理手段と、
    ‐少なくとも前記生成された尤度値に基づいて前記通信信号を復号する復号器と
    ‐前記受信された通信信号により搬送された前記振幅情報の信頼度指標を提供する手段
    を含み、
    前記処理手段は、前記振幅情報の信頼度指標に基づいて前記尤度値を生成するする手段であり、さらに、前記処理手段は、振幅変動が発生した場合、前記振幅情報を使用して表されているビット値の尤度値を不確実である可能性がより高いことを表す尤度値へと調整すること特徴とする装置。
  10. 前記通信信号を受信し、前記信頼度指標を提供する受信機モジュールをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 前記通信信号をスケーリングする増幅器をさらに含み、前記受信機は、前記増幅器の利得設定に基づいて前記信頼度指標を生成することを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 前記処理手段は、所定強度の振幅変動が所定の期間内に発生したか否かを判定することを特徴とする請求項9ないし11の何れか1項に記載の装置。
  13. 前記所定の期間は、ビットシーケンスを通信するためのタイムスロットに対応することを特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 前記直交振幅変調方式は、16値QAMであり、各信号シンボルは4ビットを有し、前記4ビットのうち所定の2ビットが振幅情報に依存するビットであり、前記処理手段は、前記4ビットのシーケンスを通信するためのタイムスロットにおいて振幅変動が検出された場合、前記所定の2ビットに係る前記尤度値をより高い不確実性を表す値に調整することを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 前記処理手段は、複数の連続したタイムスロットについて、所定の大きさの振幅変動が所定割合を超える割合でもって検出された場合、前記複数の連続したタイムスロットを含む時間間隔内において受信された全ての信号シンボルを拒否することを特徴とする請求項9ないし14の何れか1項に記載の装置。
  16. 前記通信信号は、3GPPの広帯域符号分割多元接続規格における高速ダウンリンクパケットアクセスの通信信号であることを特徴とする請求項9ないし15の何れか1項に記載の装置。
  17. 通信信号を受信するデバイスであって、請求項9ないし16の何れか1項に記載の装置を含むことを特徴とするデバイス。
  18. 前記信頼度指標を前記装置からの入力として受信する復号器をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載のデバイス。
  19. 前記デバイスは、移動端であることを特徴とする請求項17または18に記載のデバイス。
JP2004554277A 2002-11-22 2003-10-09 通信信号を復号する方法、装置およびデバイス Expired - Fee Related JP4382672B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP02388074A EP1422896A1 (en) 2002-11-22 2002-11-22 Calculation of soft decision values using reliability information of the amplitude
US42957902P 2002-11-26 2002-11-26
PCT/EP2003/011230 WO2004049661A1 (en) 2002-11-22 2003-10-09 Calculation of soft decision values using reliability information of the amplitude

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006507738A JP2006507738A (ja) 2006-03-02
JP4382672B2 true JP4382672B2 (ja) 2009-12-16

Family

ID=32395468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004554277A Expired - Fee Related JP4382672B2 (ja) 2002-11-22 2003-10-09 通信信号を復号する方法、装置およびデバイス

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7583760B2 (ja)
JP (1) JP4382672B2 (ja)
AU (1) AU2003273979A1 (ja)
WO (1) WO2004049661A1 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10255606A1 (de) * 2002-11-28 2004-06-17 Infineon Technologies Ag Verstärkeranordnung, Empfänger mit der Verstärkeranordnung und Verfahren zum Betrieb eines programmierbaren Verstärkers
KR100561414B1 (ko) 2003-02-24 2006-03-16 삼성전자주식회사 브라우저블 슬라이드 쇼 제공을 위한 데이터 복호 장치,그 복호 방법 및 이를 위한 정보저장매체
KR100619009B1 (ko) 2003-03-28 2006-08-31 삼성전자주식회사 재생 장치
GB2404822B (en) * 2003-08-07 2007-07-11 Ipwireless Inc Method and arrangement for noise variance and sir estimation
US7269205B2 (en) * 2003-09-26 2007-09-11 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for signal demodulation
US7668226B2 (en) * 2005-02-23 2010-02-23 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for estimating gain offsets for amplitude-modulated communication signals
DE102005053701A1 (de) * 2005-10-06 2007-04-12 Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zur Ermittlung einer Zuverlässigkeitsinformation über ein empfangenes Bit mittels kartesischer Metriken
US7924753B2 (en) * 2005-11-15 2011-04-12 Qualcomm Incorporated Method and system for decoding
JP4539539B2 (ja) * 2005-11-18 2010-09-08 株式会社デンソー 軟判定値補正方法,受信装置,プログラム
DE502006001381D1 (de) * 2006-01-10 2008-10-02 Alcatel Lucent Interkanal-Zeit-Codierungsverfahren für mehrkanalige Übertragungssysteme
JP4673237B2 (ja) * 2006-02-27 2011-04-20 富士通株式会社 無線受信装置
US10365935B1 (en) 2008-09-23 2019-07-30 Open Invention Network Llc Automated system and method to customize and install virtual machine configurations for hosting in a hosting environment
US8514015B2 (en) 2008-12-10 2013-08-20 Qualcomm, Incorporated Amplifier with programmable off voltage
US9331717B2 (en) 2009-02-27 2016-05-03 Blackberry Limited Forward error correction decoding avoidance based on predicted code block reliability
ATE542321T1 (de) * 2009-02-27 2012-02-15 Research In Motion Ltd Vorwärtsfehler- korrekturentschlüsselungsvermeidung basierend auf der vorhergesagten verschlüsselungsblockierungsverlässlichkeit
US8543881B2 (en) * 2009-09-11 2013-09-24 Qualcomm Incorporated Apparatus and method for high throughput unified turbo decoding
US8837301B2 (en) 2010-11-08 2014-09-16 Motorola Mobility Llc Interference measurements in enhanced inter-cell interference coordination capable wireless terminals
US9344248B2 (en) 2010-11-12 2016-05-17 Google Technology Holdings LLC Positioning reference signal assistance data signaling for enhanced interference coordination in a wireless communication network
US8640014B2 (en) 2011-03-07 2014-01-28 Acacia Communication Incorporated Soft bit metric generation
CN111756381B (zh) * 2020-07-13 2024-11-12 山东浪潮科学研究院有限公司 一种硬件实现信号幅度调节系统

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5271042A (en) 1989-10-13 1993-12-14 Motorola, Inc. Soft decision decoding with channel equalization
US5217042A (en) * 1990-10-26 1993-06-08 Delle Cave Steven F Residential waste water disposal system
US5214675A (en) * 1991-07-02 1993-05-25 Motorola, Inc. System and method for calculating channel gain and noise variance of a communication channel
JPH05315977A (ja) * 1992-05-12 1993-11-26 Hitachi Ltd 軟判定最尤復号方法および復号器
JP3745502B2 (ja) 1997-06-24 2006-02-15 ソニー株式会社 受信装置及び送受信装置並びに通信方法
JP4076202B2 (ja) 2000-08-07 2008-04-16 富士通株式会社 スペクトラム拡散信号受信機及び受信方法
JP2002076920A (ja) 2000-08-30 2002-03-15 Toshiba Corp 誤り訂正装置
US6529559B2 (en) * 2001-01-12 2003-03-04 Comsys Communication & Signal Processing Ltd. Reduced soft output information packet selection
JP2004104717A (ja) 2002-09-12 2004-04-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 受信装置、誤り訂正復号装置及び誤り訂正復号方法
JP2005014123A (ja) 2003-06-24 2005-01-20 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 低反動マニピュレータユニット及び低反動マニピュレーションシステム
JP4416578B2 (ja) 2004-06-22 2010-02-17 株式会社日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2004049661A1 (en) 2004-06-10
US20060126761A1 (en) 2006-06-15
US7583760B2 (en) 2009-09-01
AU2003273979A1 (en) 2004-06-18
JP2006507738A (ja) 2006-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4382672B2 (ja) 通信信号を復号する方法、装置およびデバイス
JP4891303B2 (ja) 無線通信システムにおいて受信した電力制御コマンドを結合する方法および装置
US7324785B2 (en) Transmit power control of wireless communication devices
EP1671462B1 (en) Method and apparatus for signal demodulation
JP4017917B2 (ja) 信号受信方法
JP3713241B2 (ja) フェージング抑制多重レベル直交振幅変調受信機
US20090036155A1 (en) E-HICH/E-RGCH adaptive threshold setting
KR101101630B1 (ko) 통신 시스템에서 m-qam 검출을 위한 방법 및 시스템
CA2434806A1 (en) Apparatus and method for symbol combining in a mobile communication system
EP1929647A1 (en) A method and apparatus for received communication signal processing
JP4528193B2 (ja) 誤り訂正復号方法、通信装置、及び、デジタル伝送システム
JP2005519532A (ja) マルチレベル信号のためのソフト値計算
RU2608776C2 (ru) Радиоприемное устройство и радиопередающее устройство
US20050141628A1 (en) Fast soft value computation methods for gray-mapped QAM
US7035343B2 (en) Closed loop transmit diversity antenna verification using trellis decoding
JP2004194079A (ja) 多値qamを用いた無線装置及びしきい値推定方法
EP1309096A1 (en) Spread spectrum communication system apparatus
US7873324B2 (en) Apparatus and method for E-HICH/E-RGCH processing, metric estimation and detection
JP2002043991A (ja) 無線受信装置および無線受信方法
KR101704096B1 (ko) 연판정 준 ml 검출기에서 로그 우도율 클리핑을 수행하는 프로세스 및 그 검출기
EP1422896A1 (en) Calculation of soft decision values using reliability information of the amplitude
JP4139706B2 (ja) 受信装置
US20070047675A1 (en) Method and apparatus for scaling demodulated symbols for fixed point processing
EP2039104A1 (en) Blind amplitude estimation for received symbols
WO2003073718A1 (fr) Appareil et procede de demodulation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090821

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090917

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees