JP4380880B2 - 排ガス浄化用触媒 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の内燃機関から排出される排ガス中の有害成分である炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)を効率よく浄化する排ガス浄化用触媒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内燃機関から排出される排ガス中のHC、CO、NOxを浄化する排ガス浄化用触媒は種々提案されている。
【0003】
なかでも貴金属を活性成分とする排ガス浄化用触媒にセリウム、ジルコニウムを適当量添加すると触媒性能が向上することが知られている。そこで触媒を製造する過程において、活性アルミナ、あるいは活性アルミナ層を形成させた後のモノリス担体に、セリウムおよびジルコニウムを硝酸塩水溶液などにより含浸担持させる工程を含む方法や、セリウム、ジルコニウムをそれぞれの酸化物粉末または炭酸塩粉末またはセリウムジルコニウム複合酸化物などを活性アルミナと混合、スラリー化しモノリス担体に塗布する工程を含む方法、などが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の排ガス浄化用触媒の製造方法においては、セリウムおよびジルコニウムを触媒に添加するにあたって、硝酸塩等による含浸添加する方法ではセリウム、ジルコニウムはアルミナの細孔あるいは触媒コート層マクロポアに担持されるため、添加量が多くなるとこれらの孔構造を閉塞し充分な触媒性能の向上効果が得られない。
【0005】
セリウム、ジルコニウムそれぞれの酸化物または炭酸塩粉末またはセリウムジルコニウム複合酸化物を活性アルミナなどと混合してスラリー状とし、モノリス担体に塗布する方法では、熱処理工程後、生成するセリアとジルコニアの相互作用が小さくまたセリウム、ジルコニウムそれぞれがシンタリングしてしまい充分な助触媒作用が得られない等の問題があった。
【0006】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、セリウム、ジルコニウムそれぞれがシンタリングするのを抑制して耐久性、耐熱性に優れた排ガス浄化用触媒を提案することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の排ガス浄化用触媒は、担体と、該担体に担持された耐熱性無機粉末からなる担持層と、該担持層に担持された貴金属とからなる排ガス浄化用触媒において、
前記耐熱性無機粉末は、Al(OH) 3 の組成式で表される水酸化アルミニウム粉末と、セリウムおよびジルコニウムの少なくとも1種のイオンを含む水溶液とから沈殿生成反応で形成されたアルミニウム複合酸化物粉末を含むことを特徴とする。
【0008】
前記耐熱性無機粉末は、さらに活性アルミナ粉末を含むことが好ましい。
【0009】
前記アルミニウム複合酸化物粉末を構成するアルミニウム、セリウムおよびジルコニウムのモル比はAl:(Ce+Zr)=1:2〜5:1であることが好ましい。
【0010】
前記アルミニウム複合酸化物粉末を構成するセリウムおよびジルコニウムのモル比はCe:Zr=1:3〜3:1であることが好ましい。
【0011】
前記貴金属は、白金、パラジウム、ロジウムから選ばれた少なくとも1種であることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の排ガス浄化用触媒は、担体と、該担体に担持された耐熱性無機粉末からなる担持層と、該担持層に担持された貴金属とからなる。
【0013】
担体は、多数の筒状でハニカム形状のセラミック製、金属製のモノリス担体が利用できる。
【0014】
本発明の特徴は担持層を構成する耐火性無機粉末を構成する、アルミニウム複合酸化物粉末にある。このアルミニウム複合酸化物粉末は、貴金属触媒の助触媒として働くと共に、希土類酸化物または希土類と遷移金属の複合酸化物のシンタリングによる粒成長を抑制して高温域での触媒耐熱性を維持することができる。その結果、排ガス浄化触媒の耐久性、耐熱性を付与することができる。
【0015】
アルミニウム複合酸化物粉末は、アルミナを核として周囲にセリウムとジルコニウムが酸化物として付着した形状であると考えられる。すなわちイオン状セリウムおよびジルコニウムが水酸化物の沈殿として生成する際に、溶液中に存在する水酸化アルミニウム粉末の表面を核として析出する。この水酸化アルミニウムはセリウムやジルコニウムの水酸化物に対する親和性が高く、沈殿生成物は水酸化アルミニウムへの付着が優先し、セリウムとジルコニウムの単独ないしは複合水酸化物の生成は抑制される。
【0016】
得られた沈殿生成物は、濾別後乾燥、焼成してセリウムとジルコニウムが付着ないしは固溶したアルミニウム複合酸化物粉末が得られる。
【0017】
上記の沈殿生成反応は、水酸化アルミニウムの変わりに活性アルミナ粉末を用いた場合は比較例3に示したように、十分な排ガス浄化の効果が得られないことから、セリウム、ジルコニウムが水酸化アルミニウムの様には活性アルミナ粉末に付着していないと推測される。
【0018】
さらに、アルミニウムイオン、セリウムイオン、ジルコニウムイオンの三者の混合溶液から沈殿生成方法によって形成した沈殿生成酸化物や、セリウムイオン、ジルコニウムイオンの二者の混合溶液から沈殿生成方法によって形成した沈殿生成物粉末においても、比較例2および比較例1に示したように本発明のアルミニウム複合酸化物粉末のような排ガス浄化効果が十分発現しないことからも明らかである。
【0019】
本発明で用いるアルミニウム複合酸化物粉末は、例えばAl(OH) 3 の組成式で表される水酸化アルミニウム粉末を含む、硝酸セリウム、硝酸ジルコニウム混合水溶液等のセリウムイオン、ジルコニウムイオンを含む酸性水溶液に、アンモニア、尿素、アミン類等の沈殿物を生成しない容易に除去可能な塩基性物質を添加し、必要に応じて加圧、加熱して、アルカリ性溶液とする。するとアルカリ性溶液は、セリウムイオン、ジルコニウムイオンが水酸化物として水酸化アルミニウム粉末上に沈殿して、得られた沈殿物を濾別洗浄、乾燥、焼成することで容易に製造することができる。
【0020】
前記アルミニウム複合酸化物粉末を構成するアルミニウム、セリウムおよびジルコニウムのモル比は、セリウムイオン、ジルコニウムイオンの濃度を調製することで形成できる。
【0021】
前記アルミニウム複合酸化物粉末を構成するアルミニウム、セリウムおよびジルコニウムのモル比はAl:(Ce+Zr)=1:2〜5:1であることが好ましい。アルミニウムのモル比が5より大きくなるとアルミニウム複合酸化物の効果が発現しなくなるので好ましくない。また、アルミニウムのモル比が1より小さくなるとセリウムとジルコニウムの複合酸化物を添加したことになりアルミニウム複合酸化物の効果が発現しなくなるので好ましくない。
【0022】
前記アルミニウム複合酸化物粉末を構成するセリウムおよびジルコニウムのモル比はCe:Zr=1:3〜3:1であることが好ましい。セリウムのモル比が3より大きくなるとジルコニウムによるセリウムの安定化効果が失われるので好ましくない。セリウムのモル比が1より小さくなるとセリウムの添加効果が発現できなくなるので好ましくない。
【0023】
アルミニウム複合酸化物粉末は、例えば活性アルミナ粉末、アルカリ土類金属酸化物粉末、希土類酸化物粉末、チタニア粉末、シリカ粉末などと共に担体にコートされて担持層を形成して使用することができる。アルミニウム複合酸化物粉末は、担持層中50重量%含まれていることが本発明の排ガス浄化効果を発現させる上で好ましい。
【0024】
貴金属は白金、パラジウム、ロジウムから選ばれた少なくとも1種が用いられ、各貴金属イオンの溶液に担持層を含浸することで担持される。担持量は特に限定されるものでなく通常の排ガス浄化用触媒に使用されている範囲の量で十分な浄化効果が得られる。
【0025】
水酸化アルミニウムから調製されたアルミナは、空気中1000℃5時間の条件においても、40m2/g前後の表面積を有することから高温耐久後においてもアルミナ表面は動的不安定であると考えられる。したがって、この動的に不安定なアルミナ表面が高温耐久時に起こるセリウム酸化物またはセリウムジルコニウム複合酸化物粒子の熱振動などでシンタリングして粒成長するのを抑制していると考えられる。
【0026】
本発明のアルミニウム複合酸化物粉末を触媒の担持層に用いることにより、高温域においてセリウムのシンタリングが抑制され粒成長が阻止される結果、排ガス浄化触媒の酸素ストレージ機能を保持して排ガス浄化性能を長く保持することができる。
【0027】
【実施例】
以下、実施例により具体的に説明する。
(実施例1)
硝酸セリウムと硝酸ジルコニウムを所定量溶解した混合水溶液を調製し、これに水酸化アルミニウム粉末(Al(OH)3)を加えて攪拌して均一な混合溶液とした後、攪拌しながらアンモニア水溶液を徐々に加え溶液を塩基性にし、約1時間攪拌を行った。その後生成した水酸化物の沈殿を濾別し250℃で12時間以上乾燥した。その後、700℃で焼成してアルミニウムとセリウムとジルコニウムを含むアルミニウム複合酸化物粉末を得た。このアルミニウム複合酸化物粉末中の各元素のモル比はAl:Ce:Zr=2:1:1、BET比表面積90m2/gであった。
【0028】
上記のアルミニウム複合酸化物粉末850g、ランタン4重量%を担持して熱安定化した活性アルミナ粉末(BET比表面積200m2/g)800g、および硝酸酸性アルミナゾル(ベーマイトアルミナ3重量%)464gとを混合してボールミルで混合粉砕してスラリー液を作製した。
【0029】
このスラリー液にコージェライト質モノリス担体を浸漬し、引き上げた後、空気流にてセル内の余剰のスラリー液を取り除き、乾燥、空気中で焼成して、コート層重量165g/リットルの担持層を形成した担体を得た。
【0030】
得られた担体にジニトロジアンミン白金硝酸溶液と硝酸ロジウム溶液を用いて含浸法により白金とロジウムを担持層に担持した後、空気中で乾燥して触媒Aを作製した。
【0031】
(実施例2)
実施例1と同様の方法で作製したアルミニウムとセリウムとジルコニウムを含むアルミニウム複合酸化物粉末850gに、実施例1で用いたのと同し活性アルミナに白金を担持した白金担持量1.0重量%担持した活性アルミナ粉末640g、ロジウム担持量1.0重量%担持した活性アルミナ粉末160gおよび硝酸酸性アルミナゾル464gとをボールミルにて混合粉砕してスラリー液を得た。
【0032】
このスラリー液を用い、実施例1と同様の方法でモノリス担体に塗布し、乾燥、焼成してコート層重量165g/リットル−担体の触媒Bを作製した。
【0033】
(比較例1)
硝酸セリウムと硝酸ジルコニウムの混合水溶液を調整し、攪拌しながら、アンモニア水溶液を徐々加えて溶液を塩基性とし、約1時間攪拌を行った。その後生成した水酸化物の沈殿を濾別し250℃で12時間以上乾燥した後、700℃で焼成してセリウムとジルコニウムを含む酸化物粉末を得た。(酸化物粉末中のモル比はCe:Zr=1:1、BET比表面積=50m2/g)
上記の酸化物粉末630g、ランタン4重量%を担持して熱安定化した活性アルミナ粉末(BET比表面積200m2/g)1020g、および硝酸酸性アルミナゾル(ベーマイトアルミナ3重量%)464gとをボールミルにて混合粉砕してスラリー液を得た。
【0034】
このスラリー液にコージェライト質モノリス担体を浸漬し、引き上げた後、空気流にてセル内の余剰のスラリーを取り除いて乾燥、空気中で焼成し、コート層重量165g/リットル−担体のコーティング担体を得た。
【0035】
得られたコーティング担体にジニトロアンミン白金硝酸溶液と硝酸ロジウム溶液を用い、含浸法により白金、ロジウムを担持した後、空気中で乾燥し触媒−1を得た。
【0036】
(比較例2)
硝酸アルミニウム硝酸セリウムと硝酸ジルコニウムの混合水溶液を調整し、攪拌しながら、アンモニア水溶液を徐々に加え、約1時間攪拌を行った。その後生成した水酸化物の沈殿を250℃で12時間以上乾燥した後、700℃で焼成してセリウムとジルコニウムを含む酸化物を得た。(酸化物中のモル比はAl:Ce:Zr=2:1:1、BET比表面積=85m2/g)
上記の酸化物粉末630g、ランタン4重量%を担持して熱安定化した活性アルミナ粉末(BET比表面積200m2/g)1020g、および硝酸酸性アルミナゾル(ベーマイトアルミナ3重量%)464gとをボールミルにて混合粉砕してスラリー液を得た。
【0037】
このスラリー液にコージェライト質モノリス担体を浸漬し、引き上げた後、空気流にてセル内の余剰のスラリーを取り除いて乾燥、空気中で焼成し、コート層重量165g/リットル−担体のコーティング担体を得た。
【0038】
得られたコーティング担体にジニトロアンミン白金硝酸溶液と硝酸ロジウム溶液を用い、含浸法により白金、ロジウムを担持した後、空気中で乾燥し触媒−2を得た。
(比較例3)
硝酸セリウムと硝酸ジルコニウムの混合水溶液を調製し、攪拌しながら活性アルミナ粉末(BET比表面積100m2/g以上)を添加混合した。この混合溶液にアンモニア水溶液を徐々に加えて溶液を塩基性とし、約1時間攪拌を行った。その後、生成した水酸化物の沈殿を濾別して250℃で12時間以上乾燥した後、700℃で焼成してアルミニウムとセリウムおよびジルコニウムを含む酸化物粉末を得た。(酸化物粉末中のモル比はAl:Ce:Zr=2:1:1、BET比表面積=120m2/g)
上記の酸化物粉末630g、ランタン4重量%を担持して熱安定化した活性アルミナ粉末(BET比表面積200m2/g)1020g、および硝酸酸性アルミナゾル(ベーマイトアルミナ3重量%)464gとをボールミルにて混合粉砕してスラリー液を得た。
【0039】
このスラリー液にコージェライト質モノリス担体を浸漬し、引き上げた後、空気流にてセル内の余剰のスラリーを取り除いて乾燥、空気中で焼成し、コート層重量165g/リットル−担体のコーティング担体を得た。
【0040】
得られたコーティング担体にジニトロアンミン白金硝酸溶液と硝酸ロジウム溶液を用い、含浸法により白金、ロジウムを担持した後、空気中で乾燥し触媒−3を得た。
【0041】
(実施例3)
実施例1と同様の調製方法でアルミニウムとセリウムとジルコニウムを含む酸化物中のモル比がAl:Ce:Zr=1:1:1のアルミニウム複合酸化物粉末を得た。
【0042】
上記アルミニウム複合酸化物粉末850g、ランタン4重量%を担持して熱安定化した活性アルミナ粉末(BET比表面積200m2/g)910g、および硝酸酸性アルミナゾル(ベーマイトアルミナ3重量%)464gとをボールミルに投入し、混合粉砕してスラリー液を得た。
【0043】
このスラリー液にコージェライト質モノリス担体を浸漬し、引き上げた後空気流にてセル内の余剰のスラリーを取り除いて乾燥、空気中で焼成し、コート層重量165g/リットル−担体のコーテイング担体を得た。
【0044】
得られたコーテイング担体にジニトロジアンミイン白金硝酸溶液と硝酸ロジウム溶液を用い、含浸法により白金、ロジウムを担持した後、空気中で乾燥し触媒−Cを得た。
【0045】
(実施例4)
実施例1と同様の調製方法でアルミニウムとセリウムとジルコニウムを含む酸化物中のモル比がAl:Ce:Zr=4:1:1のアルミニウム複合酸化物粉末を得た。
【0046】
上記アルミニウム複合酸化物粉末850g、ランタン4重量%を担持して熱安定化した活性アルミナ粉末(BET比表面積200m2/g)580g、および硝酸酸性アルミナゾル(ベーマイトアルミナ3重量%)464gとをボールミルに投入し、混合粉砕してスラリー液を得た。
【0047】
このスラリー液にコージェライト質モノリス担体を浸漬し、引き上げた後空気流にてセル内の余剰のスラリーを取り除いて乾燥、空気中で焼成し、コート層重量165g/リットル−担体のコーテイング担体を得た。
【0048】
得られたコーテイング担体にジニトロジアンミイン白金硝酸溶液と硝酸ロジウム溶液を用い、含浸法により白金、ロジウムを担持した後、空気中で乾燥し触媒−Dを得た。
【0049】
(実施例5)
実施例1と同様の調製方法でアルミニウムとセリウムとジルコニウムを含む酸化物中のモル比がAl:Ce:Zr=6:1:1のアルミニウム複合酸化物粉末を得た。
【0050】
上記アルミニウム複合酸化物粉末850g、ランタン4重量%を担持して熱安定化した活性アルミナ粉末(BET比表面積200m2/g)140g、および硝酸酸性アルミナゾル(ベーマイトアルミナ3重量%)464gとをボールミルに投入し、混合粉砕してスラリー液を得た。
【0051】
このスラリー液にコージェライト質モノリス担体を浸漬し、引き上げた後空気流にてセル内の余剰のスラリーを取り除いて乾燥、空気中で焼成し、コート層重量165g/リットル−担体のコーテイング担体を得た。
【0052】
得られたコーテイング担体にジニトロジアンミイン白金硝酸溶液と硝酸ロジウム溶液を用い、含浸法により白金、ロジウムを担持した後、空気中で乾燥し触媒−Eを得た。
【0053】
(実施例6)
実施例1と同様の調製方法でアルミニウムとセリウムとジルコニウムを含む酸化物中のモル比がAl:Ce:Zr=8:1:1のアルミニウム複合酸化物粉末を得た。
【0054】
上記アルミニウム複合酸化物粉末850g、および硝酸酸性アルミナゾル(ベーマイトアルミナ3重量%)464gとをボールミルに投入し、混合粉砕してスラリー液を得た。
【0055】
このスラリー液にコージェライト質モノリス担体を浸漬し、引き上げた後空気流にてセル内の余剰のスラリーを取り除いて乾燥、空気中で焼成し、コート層重量165g/リットル−担体のコーテイング担体を得た。
【0056】
得られたコーテイング担体にジニトロジアンミイン白金硝酸溶液と硝酸ロジウム溶液を用い、含浸法により白金、ロジウムを担持した後、空気中で乾燥し触媒−Fを得た。
【0057】
(実施例7)
実施例1と同様の調製方法でアルミニウムとジルコニウムを含む酸化物中のモル比がAl:Ce:Zr=2:1:3の酸化物粉末を得た。
【0058】
上記の酸化物粉末850g、および硝酸酸性アルミナゾル(ベーマイトアルミナ3重量%)464gとをボールミルに投入し、混合粉砕してスラリー液を得た。
【0059】
このスラリー液にコージェライト質モノリス担体を浸漬し、引き上げた後、空気流にてセル内の余剰のスラリーを取り除いて乾燥、空気中で焼成し、コート層重量165g/リットル−担持のコーテイング担体を得た。
【0060】
得られたコーテイング担体にジニトロジアンミン白金硝酸溶液と硝酸ロジウム溶液を用い、含浸法により白金、ロジウムを担持した後、空気中で乾燥し触媒−Gを得た。
【0061】
(実施例8)
実施例1と同様の調製方法でアルミニウムとジルコニウムを含む酸化物中のモル比がAl:Ce:Zr=2:3:1の酸化物粉末を得た。
【0062】
上記の酸化物粉末850g、および硝酸酸性アルミナゾル(ベーマイトアルミナ3重量%)464gとをボールミルに投入し、混合粉砕してスラリー液を得た。
【0063】
このスラリー液にコージェライト質モノリス担体を浸漬し、引き上げた後、空気流にてセル内の余剰のスラリーを取り除いて乾燥、空気中で焼成し、コート層重量165g/リットル−担持のコーテイング担体を得た。
【0064】
得られたコーテイング担体にジニトロジアンミン白金硝酸溶液と硝酸ロジウム溶液を用い、含浸法により白金、ロジウムを担持した後、空気中で乾燥し触媒−Hを得た。
【0065】
(実施例9)
水酸化アルミニウム粉末と硝酸セリウムと硝酸ジルコニウムの混合水溶液を調製し、攪拌しながら、アンモニア水溶液を徐々に加え、約1時間攪拌を行った。その後、生成した水酸化物の沈殿を濾別し250℃で12時間以上乾燥した後、700℃で焼成してアルミニウムとセリウムとジルコニウムを含む酸化物中のモル比がAl:Ce:Zr=2:1:1、BET表面積=90m2/gのアルミニウム複合酸化物粉末を得た。
【0066】
上記アルミニウム複合酸化物粉末850g、ランタン4重量%を担持して熱安定化した活性アルミナ粉末(BET比表面積200m2/g)800g、および硝酸酸性アルミナゾル(ベーマイトアルミナ3重量%)464gとをボールミルに投入し、混合粉砕してスラリー液を得た。
【0067】
このスラリー液にコージェライト質モノリス担体を浸漬し、引き上げた後空気流にてセル内の余剰のスラリーを取り除いて乾燥、空気中で焼成し、コート層重量165g/リットル−担体のコーテイング担体を得た。
【0068】
得られたコーテイング担体に硝酸パラジウム溶液と硝酸ロジウム溶液を用い、含浸法によりパラジウム、ロジウムを担持した後、空気中で乾燥し触媒−Iを得た。
【0069】
(比較例4)
硝酸セリウムと硝酸ジルコニウムの混合水溶液を調製し、攪拌しながら、アンモニア水溶液を徐々に加え、約1時間攪拌を行った。その後、生成した水酸化物の沈殿を250℃で12時間以上乾燥した後700℃で焼成してセリウムとジルコニウムを含む酸化物粉末を得た。(酸化物中のモル比Ce:Zr=1:1、BET表面積50m2/g)
上記酸化物粉末630g、ランタン4重量%を担持して熱安定化した活性アルミナ粉末(BET比表面積200m2/g)1020g、および硝酸酸性アルミナゾル(ベーマイトアルミナ3重量%)464gとをボールミルに投入し、混合粉砕してスラリー液を得た。
【0070】
このスラリー液にコージェライト質モノリス担体(1.3リットル)を浸漬し、引き上げた後空気流にてセル内の余剰のスラリーを取り除いて乾燥、空気中で焼成し、コート層重量165g/リットル−担体のコーテイング担体を得た。
【0071】
得られたコーテイング担体に硝酸パラジウム溶液と硝酸ロジウム溶液を用い、含浸法によりパラジウム、ロジウムを担持した後、空気中で乾燥し触媒−4を得た。
(評価)
実施例1〜9および比較例1〜4の各触媒について、下記の条件で耐久試験を行った後のHC、CO、NOxの浄化率を測定した。
【0072】
性能評価結果を図1および表1に示した。
【0073】
性能評価条件
触媒入り口の排ガス温度 460℃
排気量 2000ml
燃料 無鉛ガソリン
平均空燃比 14.6
【0074】
【表1】
【0075】
表1および図1に示したように、本実施例の各触媒は比較例の各触媒に比べてHC、CO、NOxの転化率が高く浄化性能に優れていることを示している。
【0076】
実施例1は、担持層を形成した後貴金属を担持した例であり、実施例2は活性アルミナ粉末に予め貴金属を担持させたもので担持層を形成したもので、実施例1と同じ組成の触媒であり、実施例1以上の転化率を示している。比較例1は水酸化アルミニウム無しでセリウムとジルコニウムの沈殿生成反応をおこなって製造した触媒である。比較例2はアルミニウム、セリウム、ジルコニウムの三者共イオンからの沈殿生成反応を行った製造した触媒である。比較例3は水酸化アルミニウムの変わりに活性アルミナを用いて沈殿生成反応を行って製造した触媒である。これらの比較例の各触媒(1、2、3)はいずれも転化率が実施例1、2より低く浄化性能が不十分であることを示している。
【0077】
実施例3〜9はアルミニウム、セリウム、ジルコニウムのモル比を変えた例で、いずれも優れた浄化効果を示している。比較例4は比較例1と同じ担持層で貴金属の種類を白金、ロジウムからパラジウム、ロジウムに変えた触媒であるが浄化性能は比較例1とほぼ同じで実施例の転化率にはおよばないことを示している。したがって、実施例の触媒(A〜I)はいずれも優れた浄化触媒の要件を満たしている。
【0078】
【発明の効果】
本発明の排ガス浄化用触媒においては、担持層にアルミニウム複合酸化物粉末が含まれている。このアルミニウム複合酸化物粉末は、セリウムとジルコニウムの酸化物または複合酸化物がアルミナ上に高分散して存在している。その結果、本発明の排ガス浄化用触媒はアルミナ複合酸化物粉末によるセリウム酸化物のシンタリング抑制およびそれに伴う酸素ストレージ機能の保持が行われて、高温域での浄化能力の低下が抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例および比較例の各触媒の性能評価結果を示す棒グラフである。
Claims (5)
- 担体と、該担体に担持された耐熱性無機粉末からなる担持層と、該担持層に担持された貴金属とからなる排ガス浄化用触媒において、
前記耐熱性無機粉末は、Al(OH) 3 の組成式で表される水酸化アルミニウム粉末と、セリウムおよびジルコニウムの少なくとも1種のイオンを含む水溶液とから沈殿生成反応で形成されたアルミニウム複合酸化物粉末を含むことを特徴とする排ガス浄化用触媒。 - 前記耐熱性無機粉末は、さらに活性アルミナ粉末を含む請求項1に記載の排ガス浄化用触媒。
- 前記アルミニウム複合酸化物粉末を構成するアルミニウム、セリウムおよびジルコニウムのモル比はAl:(Ce+Zr)=1:2〜5:1である請求項1に記載の排ガス浄化用触媒。
- 前記アルミニウム複合酸化物粉末を構成するセリウムおよびジルコニウムのモル比はCe:Zr=1:3〜3:1である請求項3に記載の排ガス浄化用触媒。
- 前記貴金属は、白金、パラジウム、ロジウムから選ばれた少なくとも1種である請求項1に記載の排ガス浄化用触媒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000080489A JP4380880B2 (ja) | 2000-03-22 | 2000-03-22 | 排ガス浄化用触媒 |
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