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JP4377369B2 - リソース割当調停装置およびリソース割当調停方法 - Google Patents

リソース割当調停装置およびリソース割当調停方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数のコンピュータの中から所望の業務アプリケーションに割り当てるコンピュータを決定する技術に関する。
近年、インターネットを利用して、所定のアプリケーションを処理することが広く行われるようになってきた。特に、業務アプリケーションは、従来、操作端末数が固定されているシステムで利用されるに過ぎなかった。しかし、近年ではインターネットを利用して処理されるため、操作端末数およびリクエスト数の見積もりが難しい。
このため、リクエスト数などに応じて、業務用アプリケーションを稼働させるリソース量(コンピュータ数)を増やして負荷を分散させ、リクエストに対する応答性や稼動の安定性を向上させる技術が提案されている。例えば、特許文献1には、あるサービス(業務アプリケーション)を稼働させている計算機リソースを別のサービスに割り当て直すための技術が開示されている。該技術では、待機系計算機リソースは、少なくともアプリケーションがインストールされていないデッドスタンバイ状態を持ち、このデッドスタンバイ状態の計算機リソースを複数サービスあるいは複数ユーザで共有することで、遊休計算機リソースの使用率の向上およびサーバ統合を実現し、計算機リソース維持に必要なコストを削減する。また、個々のサービスに関し過去の稼動履歴を用いて負荷予測を行い、余剰のでるサービスから、当該サービスが確保して維持している遊休計算機リソースを、予測結果に応じて他のサービスへ投入する。
特開2005−141605号公報
大規模な計算センタでは、複数の業務アプリケーション(例えばWebサービスプログラム)のそれぞれを複数のコンピュータのうちの少なくともいずれか一つで稼動させ、業務アプリケーションに対するリクエストを当該業務アプリケーションが稼動しているコンピュータに振り分けて処理するシステムが構築されている。このようなシステムでは、業務アプリケーションが割り当てられていないコンピュータをプールしておき、処理数の多い業務アプリケーションにプールしておいたコンピュータを割り当てて、割り当てたコンピュータで当該業務アプリケーションを稼動させることにより、当該処理数の多い業務アプリケーションに対するリソース量(コンピュータ数)を増やす。このようにすることで、当該処理数の多い業務アプリケーションのサービスレベルの低下を防止している。ここで、サービスレベルとは、サービス提供者からサービス利用者に対して提供されるサービスのレベルのことであり、例えばサービス利用者の端末がリクエストを送信してから、該リクエストに対する結果を該サービス利用者の端末に応答するまでの時間で表される。
上記特許文献1に記載の技術は、上記のシステムにおいて、共有リソースプールに空きりソースがない場合でも、負荷の低い業務アプリケーションから余剰分の計算機リソースを負荷の高い業務アプリケーションへ割り当て直すことが可能である。しかし、上記特許文献1に記載の技術は次の点を考慮していない。
(1)該計算センタで利用される計算機リソースが全て同じスペックであるとは限らない。
(2)あるスペックの計算機リソースで許容できる(安定的に処理できる)リクエスト数は、業務アプリケーションによって異なる。
このため、複数の業務アプリケーションのそれぞれを複数のコンピュータのうちの少なくともいずれか一つで稼動させ、業務アプリケーションに対するリクエストを当該業務アプリケーションが稼動しているコンピュータに振り分けて処理するシステムにおいて、各業務アプリケーションへの計算機リソースの割り当てに上記特許文献1に記載の技術を適用した場合、効率のよい(計算機リソースが不足したり、あるいは計算機リソースが過剰に割り当てられることのない)計算機リソースの割り当てが困難である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、業務アプリケーションに対するリクエストを当該業務アプリケーションが稼動している計算機リソースに振り分けて処理する複数の業務システム間で計算機リソースを融通させることで、各業務システムの負荷を平準化することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、業務システム毎に、処理対象の業務アプリケーションを処理するために要求されている実際の処理量である実際処理量と、当該業務アプリケーションに割り当てられている計算機リソースが提供可能な処理量である許容可能処理量との割合を余裕率として計算する。
そして、該余裕率が所定値以上の業務システム、つまり計算機リソースが余っている業務システムに割り当てられている少なくとも1つの計算機リソースを、余裕率が所定値未満の業務システム、つまり計算機リソースが不足している業務システムに割り当て直す。あるいは、業務システム間における余裕率のバラツキが所定の条件を満たすように、最も余裕率の高い業務システムに割り当てられている計算機リソースを、最も余裕率の低い業務システムに割り当て直す。
例えば、本発明は、複数の業務アプリケーションのそれぞれを複数の計算機リソースのうちの少なくともいずれか一つで稼動させ、業務アプリケーションに対するリクエストを当該業務アプリケーションが稼動している計算機リソースに振り分けて処理するシステムに対して、業務アプリケーションを稼動させる計算機リソースの割り当てを変更するリソース割当調停装置であって業務アプリケーション各々について、前記計算機リソースのスペック、当該スペックを持つ計算機リソースで当該業務アプリケーションを稼動させた場合に期待できる処理能力とを記憶する処理能力記憶手段と、前記複数の計算機リソースの各々について、当該計算機リソースに割当てられた前記業務アプリケーションの処理量を記憶する処理量記憶手段と、前記業務アプリケーション毎に、前記処理量記憶手段から読み出した、当該業務アプリケーションが割り当てられた計算機リソース各々に対する当該業務アプリケーションの前記処理量の合計値である適正処理能力と、前記処理能力記憶手段から読み出した、当該業務アプリケーションが割当てられた計算機リソース各々の当該業務アプリケーションに対する前記処理能力の合計値である現状処理能力との比率に基づいて、余裕率を計算する余裕指数計算手段と、前記余裕指数計算手段が業務アプリケーション毎に計算した余裕率に基づいて、計算機リソースと、当該計算機リソースに割り当てられている業務アプリケーションである引当元業務アプリケーションと、当該計算機リソースに割り当てる業務アプリケーションである引当先業務アプリケーションとを特定した引当変更を計画する調整計画手段と、前記調整計画手段が決定した引当変更の画に従い、前記計算機リソースに割り当てられている前記引当元業務アプリケーションを解放して、前記計算機リソースに前記引当先業務アプリケーションを設定する構成変更手段と、を有し、前調整計画手段は、更に、前記業務アプリケーション毎に、前記処理能力記憶手段で記憶されている処理能力と前記現状処理能力とから、前記計算機リソースのスペックで前記引当元業務アプリケーションを稼動させたときに期待できる引当元の処理能力と、前記計算機リソースと同じスペックで前記引当先業務アプリケーションを稼動させたときに期待できる引当先の処理能力とを算出する手段と前記適正処理能力及び前記引当元の処理能力から、引当後における前記引当元業務アプリケーションの余裕率を算出し、前記適正処理能力及び前記引当先の処理能力から、前記引当先業務アプリケーションの余裕率を算出する手段と、前記業務アプリケーション各々の引当前の余裕率から前記引当前の余裕率のバラツキ度を算出し、前記業務アプリケーション各々の引当後の余裕率から前記引当後の余裕率のバラツキ度とを算出する手段と、前記引当前の余裕率のバラツキ度と前記引当後の余裕度のバラツキ度とを比較する手段と、を有し、前記調整計画手段は、業務アプリケーション各々の余裕率のバラツキ度が小さくなるように、引当変更を計画する
本発明によれば、計算機リソースのスペックが多様である場合でも、また、いずれの業務アプリケーションにも割り当てられていない計算機リソース(空きリソース)が存在しない場合でも、複数の業務システム間で計算機リソースを融通させ、これにより、各業務システムの負荷を平準化することができる。
以下に、本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態が適用されたリソース割当調停システムの動作概要を説明するための図である。図示するように、本実施形態のリソース割当調停システムは、リソース割当調停装置101と、リソース割当調停装置101を操作するための管理者端末103と、管理対象業務システム151と、管理対象業務システム151を利用する少なくとも1台の利用者端末152と、を有する。
管理対象業務システム151は、複数の業務システム153A〜153C(単に業務システム153とも称する)を有する。業務システム153は、利用者端末152の指示に従い業務アプリケーションを実行し、その結果を当該利用者端末152に送信する。業務システム153A〜153Cの各々は、リソース割当調停装置101によって制御されるロードバランサ154a〜154c(単にロードバランサ154とも称する)、Webサーバ155a〜155c(単にWebサーバ155とも称する)、およびデータベースサーバ156a〜156c(単にデータベースサーバ156とも称する)を備えて構成されている。なお、各業務システム153がどのようなサーバで構成されるかについては、後述するリソース割当調停装置101の業務システム構成管理テーブル111に登録されている。
さて、リソース割当調停装置101は、各業務システム153からリクエスト数、CPU利用率などのメトリック情報を収集する。そして、各計算機リソースに割り当てられている業務アプリケーションを管理するリソース管理テーブル113を用いて、収集したメトリック情報を、収集先の計算機リソースに割り当てられた業務アプリケーションに対応付けてメトリック情報記録テーブル114に記録する(T121)。
次に、リソース割当調停装置101は、タイマ131より起動タイミングを通知されると、あるいは、いずれかの業務システム153からイベントを通知されると、あるいは、管理者端末103からの指示が通知されると、処理能力テーブル112と、業務システム構成管理テーブル111と、メトリック情報記録テーブル114とを用いて、業務システム153毎に、当該業務システム153が提供可能な業務アプリケーションの処理量である現状処理能力と、当該業務システム153が要求されている業務アプリケーションの処理量である適正処理能力との割合を余裕率として計算し、その結果を業務余裕指数テーブル115に記録する(T122)。ここで、処理能力テーブル112には、各業務システムについて、計算機リソースのスペック毎に、当該スペックを持つ計算機リソースで業務アプリケーションを稼動させた場合に安定的に達成できる処理量である処理能力が登録されている。また、業務システム構成管理テーブル111には、各業務システムについて、計算リソースの種別毎に、当該種別の計算機リソースを多重化して業務アプリケーションに割り当てることができるか否かを示す情報が登録されている。
次に、リソース割当調停装置101は、業務余裕指数テーブル115と、リソース調整ポリシテーブル116と、リソース設定・解放時間記録テーブル118と、リソース管理テーブル113とを用いて、どの業務システム153A〜153Cからどの業務システム153A〜153Cへ計算機リソースを割り当て直すかを決定し、その決定内容をリソース調整計画テーブル117に記録する(T123)。ここで、リソース調整ポリシテーブル116には、業務システム毎に、当該業務システムに割り当て直す計算機リソースの条件が登録されている。また、リソース設定・解放時間記録テーブル118には、各業務システムについて、計算機リソースのスペック毎に、当該計算機リソースから業務アプリケーションを設定(インストール)して利用可能な状態になるまでの時間と、業務アプリケーションを解放(アンインストール)して他の業務アプリケーションの設定を開始できる状態になるまでの時間とが登録されている。
次に、リソース割当調停装置101は、リソース調整計画テーブル117に記録されている調整計画に従い、稼動する業務アプリケーションを変更する計算機リソースを決定すると共に、該決定内容に従いリソース管理テーブル113を更新する(T124)。それから、リソース割当調停装置101は、業務システム各々で稼動させる業務アプリケーションが登録されたプログラムリポジトリ119から、新たに計算機リソースを割り当てる業務システムの業務アプリケーションを読出し、これを該決定した計算機リソース(稼動する業務アプリケーションを変更する計算機リソース)に配布する(T125)。これを受けて、該計算機リソースは、稼動中の業務アプリケーションを解放(アンインストール)し、それから、リソース割当調停装置101より配布された業務アプリケーションを設定(インストール)して稼動させる。
図2は図1に示すリソース割当調停システムの概略図である。図示するように、本実施形態のリソース割当管理システムは、リソース割当調停装置101と、複数のロードバランサ1231A〜1231B(単にロードバランサ1231とも称する)と、複数の計算機リソース1241A〜1241Cと(単に計算機リソース1241とも称する)と、インターネット1221に接続されたルータ1211と、管理者端末103と、利用者端末152と、を有する。なお、Webサーバとして動作させた計算機リソース1241が図1に示すWebサーバ155に該当する。また、データベースサーバとして動作させた計算機リソース1241が図1に示すデータベースサーバ156に該当する。
リソース割当調停装置101、ロードバランサ1231、計算機リソース1241、およびルータ1211は、業務用ネットワーク1223および管理用ネットワーク1222のそれぞれを介して互いに接続されている。
業務用ネットワーク1223は、計算機リソース1241が業務アプリケーションによるサービスをインターネット1221に接続された利用者端末152に提供するために使用されるネットワークである。また、管理用ネットワーク1222は、リソース割当調停装置101がロードバランサ1231、計算機リソース1241、およびルータ1211の保守・管理に用いるためのネットワークである。管理用ネットワーク1222には、ロードバランサ1231、計算機リソース1241、およびルータ1211の保守・管理に用いる管理者端末103が接続されている。なお、業務用ネットワーク1223および管理用ネットワーク1222は、別々のケーブルを用いて物理的に異ならせて構築してもよいし、あるいは、同じケーブル上に論理的に異ならせて構築してもよい。
ルータ1211は、ロードバランサ1231毎に、グローバルIPアドレスとローカルIPアドレスとの対応関係が記憶されたルーティング管理テーブル1212を有する。ルータ1211は、インターネットを介して利用者端末152から受信したリクエストを、ルーティング管理テーブル1212に従い、該リクエストの宛先として指定されているグローバルIPアドレスに対応するローカルIPアドレスを持つロードバランサ1231に送信する。また、ロードバランサ1231から受信した該リクエストの処理結果を、インターネット1221を介して当該リクエストの送信元である利用者端末152に送信する。ルータ1211のその他の機能は、既存のルータと同様であるので、その詳細な説明を省略する。
ロードバランサ1231は、業務用ネットワーク1223を介して少なくとも1つの計算機リソース1241と業務アプリケーションの負荷分散(水平スケーリング)システムである業務システム153を形成する。ロードバランサ1241は、自身が接続可能な計算機リソース1241の情報が登録された振分先管理テーブル1232を有する。そして、ルータ1211から送られてきたリクエストを、業務用ネットワーク1223を介して、振分先管理テーブル1232に登録されている計算機リソース1241のうちのいずれかの計算機リソース1241に送信し、当該計算機リソース1241に当該リクエストを処理させる。また、業務用ネットワーク1223を介して、振分先管理テーブル1232に登録されている計算機リソース1241からリクエストの処理結果を受信し、この処理結果を、ルータ1211を介して該リクエストの送信元に返信する。また、ロードバランサ1231は、管理用ネットワーク1222を介してリソース割当調停装置101から受信した指示に従い、振分先管理テーブル1232を更新する。ロードバランサ1231のその他の機能は、既存の負荷分散システムで用いられているロードバランサと同様であるので、その詳細な説明を省略する。
計算機リソース1241は、実行中の業務アプリケーションに従って、業務用ネットワーク1223を介して受信したリクエストを処理し、自計算機リソース1241と共に業務システム153を形成するロードバランサ1231あるいは他の計算機リソース1241にその結果を送信する。また、計算機リソース1241は、管理用ネットワーク1222を介してリソース割当調停装置101より受信した指示に従い、業務アプリケーションの実行を制御する。
図示するように、計算機リソース1241は、業務用ネットワーク1223および管理用ネットワーク1222に接続するためのネットワークIF(インターフェース)部1251と、メトリック情報計測部1252と、インストーラ1253と、モジュール実行部1254と、を有する。
メトリック情報計測部1252は、自計算機リソース1241のメトリック情報を計測し、管理用ネットワーク1222を介してリソース割当調停装置101に送信する。本実施形態では、メトリック情報として、単位時間当たりに業務用ネットワーク1223から受信するリクエストの数を計測する。そして、計測したメトリック情報を、自計算機リソース1241の識別情報(例えばローカルアドレス)である計算機IDと共に、管理用ネットワーク1222を介してリソース割当調停装置101に送信する。
インストーラ1253は、管理用ネットワーク1222を介してリソース割当調停装置101より受信した指示に従い、リソース割当調停装置101より指定されたプログラムファイル(業務アプリケーションのプログラム)をインストールして、モジュール実行部1254に実行させる。あるいは、モジュール実行部1254に実行中の業務アプリケーションを停止させ、該業務アプリケーションをアンインストールする。
モジュール実行部1254は、実行中の業務アプリケーションに従い、業務用ネットワーク1223を介して受信したリクエストを処理し、その結果を、業務用ネットワーク1223を介して、自計算機リソース1241と共に業務システム153を形成するロードバランサ1231あるいは他の計算機リソース1241に送信する。
計算機リソース1241のその他の機能は、既存の負荷分散システムで用いられている計算機リソースと同様であるので、その詳細な説明を省略する。なお、本実施形態において、全ての計算機リソース1241が同じスペックであるとは限らない。
リソース割当調停装置101は、管理用ネットワーク1222に接続するためのネットワークIF部1203と、演算部1202と、記憶部1201と、を有する。
記憶部1201は、業務システム構成管理テーブル111と、処理能力テーブル112と、リソース管理テーブル113と、メトリック情報記録テーブル114と、業務余裕指数テーブル115と、リソース調整ポリシテーブル116と、リソース調整計画テーブル117と、リソース設定・解放時間テーブル118と、プログラムリポジトリ119と、を有する。各テーブル111〜119の説明は後述する。
演算部1202は、メトリック情報収集部121と、業務余裕指数計算部122と、リソース調整計画部123と、構成変更指示部124と、プログラム配布・設定部125と、タイマ131と、を有する。各処理部121〜125の説明は後述する。
図3はリソース割当調停装置101のハードウェア構成例を示す図である。図示するように、本実施形態のリソース割当調停装置101は、CPU1301と、メモリ1302と、HDD等の外部記憶装置1303と、CD−ROMやDVD−ROMやICカードなどの記憶媒体からデータを読み取る読取装置1304と、キーボードやマウスなどの入力装置1306と、モニタやプリンタなどの出力装置1307と、管理用ネットワーク1222に接続するための通信装置1308と、これらの各装置を接続するバス1309と、を備えた一般的なコンピュータにおいて、CPU1301がメモリ1302上にロードされたプログラムを実行することで実現できる。このプログラムは、読取装置1304を介して記憶媒体から、あるいは、通信装置1308を介して管理用ネットワーク1222から、外部記憶装置1303にダウンロードされ、それから、メモリ1302上にロードされてCPU1301により実行されるようにしてもよい。あるいは外部記憶装置1303を経由せずに、メモリ1302上に直接ロードされ、CPU1301により実行されるようにしてもよい。なお、この場合において、記憶部1201にはメモリ1302や外部記憶装置1303や読取装置1304に搭載された記憶媒体が利用される。また、ネットワークIF部1203には通信装置1308が利用される。
次に、記憶部1201に設けられている各テーブル111〜119を説明する。
メトリック情報記録テーブル113は、業務システム153を構成する各計算機リソース1241の負荷の計測結果(メトリック情報)を蓄積するためのテーブルである。図4はメトリック情報記録テーブル113を模式的に表した図である。図示するように、メトリック情報記録テーブル113には、計算機リソース1241毎にレコード221が登録される。レコード221は、対象の計算機リソース1241の計算機IDを登録するフィールド201と、当該計算機リソース1241が属する業務システム153を識別するための業務IDを登録するフィールド202と、当該計算機リソース1241の種類(Webサーバ155なのか、それともデータベースサーバ156なのか)を示すサーバ種別を登録するフィールド203と、当該計算機リソース1241で計測されたメトリック情報を登録するフィールド210と、を有する。本実施形態では、メトリック情報として、単位時間当たりのリクエスト数204およびCPU利用率205を用いている。
例えば、レコード221Aは、計算機ID「M_001」の計算機リソース1241が業務ID「APP_01」の業務システムに属しており、サーバ種別「WEB」であり、メトリック情報の計測値がリクエスト数「1000(件/分)」、CPU利用率「90(%)」であることを示している。
処理能力テーブル112は、各業務システム153のサーバ種別各々について、計算機リソース1241のスペック毎に、当該スペックを持つ計算機リソース1241で当該業務システム153の当該サーバ種別に対応する業務アプリケーションを稼動させた場合の処理能力を記録するためのテーブルである。図5は処理能力テーブル112を模式的に表した図である。図示するように、処理能力テーブル112には、各業務システム153についてサーバ種別および計算機リソース1241のスペックの組合せ毎にレコード321が登録される。レコード321は、対象の業務システムの業務IDを登録するフィールド301と、サーバ種別を登録するフィールド302と、スペック情報を登録するフィールド310と、処理能力を登録するフィールド306と、を有する。
なお、本実施形態では、スペック情報として、CPU名303、CPU周波数304、およびメモリ容量305を用いている。また、本実施形態では、処理能力として、フィールド310に登録されているスペック情報を持つ計算機リソース1241でフィールド301、302に登録されている業務ID、サーバ種別に対応する業務アプリケーションを稼動させた場合に、安定的に動作できるリクエスト数の限界値、すなわち、その計算機リソース1241が1台で許容できるリクエスト数を予め性能テストなどで計測しておいた値を格納している。処理能力は、同じスペックの計算機リソース1241であっても、動作させる業務アプリケーションによって異なるため、各業務システム153についてサーバ種別および計算機リソース1241のスペックの組合せ毎に、処理能力テーブル112に格納している。
例えば、レコード321Aは、業務ID「AP_01」の業務システム153において、サーバ種別「WEB」に対応する業務アプリケーションを、CPU名「AAA」、CPU周波数「866MHz」、メモリ容量[1024Mbyte]を持つ計算機リソース1241で稼動させた場合の処理能力が「250件/分」であることを示している。
業務システム構成管理テーブル111は、各業務システムを構成するサーバ種別毎にサーバが多重化可能か否かを示す情報を登録するためのテーブルである。図6は業務システム構成管理テーブル111を模式的に示す図である。図示するように、業務システム構成管理テーブル111には、各業務システムについてサーバ種別の組合せ毎にレコード421が登録される。レコード421は、対象の業務システムの業務IDを登録するフィールド401と、サーバ種別を登録するフィールド402と、サーバが多重化可能か否かを示す情報、つまり、該サーバ種別の計算機リソース1241を並列に稼動させることが可能か否かを示す情報を登録するフィールド403と、を有する。
例えば、レコード421Aは、業務ID「APP_01」の業務システム153について、サーバ種別「LB」のサーバ(ロードバランサ)が多重化不可能であることを示している。また、レコード421Bは、業務ID「APP_01」の業務システム153について、サーバ種別「WEB」のサーバ(Webサーバ)が多重化可能であることを示している。また、レコード421Cは、業務ID「APP_01」の業務システム153について、サーバ種別「DB」のサーバ(データベースサーバ)が多重化不可能であることを示している。なお、本実施形態においてソース割当調停処理の対象となるのは、多重化可能とされている業務システムのサーバ種別のみである。
リソース管理テーブル113は、リソース割当調停装置101の管理対象となる全ての計算機リソース1241について、スペック情報および業務システム153への割り当て情報を登録するためのテーブルである。図7はリソース管理テーブル113を模式的に表した図である。図示するように、リソース管理テーブル113には、計算機リソース1241毎にレコード521が登録される。レコード521は、計算機リソース1241の計算機IDを登録するフィールド501と、スペック情報(CPU名502、CPU周波数503、メモリ容量504)を登録するフィールド510と、当該計算機リソース1241に割り当てられている業務システム153の業務IDを登録するフィールド505と、当該計算機リソース1241の当該業務システム153におけるサーバ種別を登録するフィールド506と、を有する。プールされている計算機リソース1241のレコード521では、フィールド505、506に、当該計算機リソース1241が未だ割り当てられていないことを示す「未割当」が登録される。
例えばレコード521Aは、計算機ID「M_001」の計算機リソース1241が、CPU名「AAA」、CPU周波数「2200MHz」、メモリ容量「1024Mbyte」のスペックを持ち、業務ID「APP_01」の業務システム153のサーバ種別「WEB」として割り当てられていることを示している。レコード521Bは、計算機ID「M_002」の計算機リソース1241が、CPU名「AAA」、CPU周波数「2200MHz」、メモリ容量「1024Mbyte」のスペックを持ち、業務ID「APP_01」の業務システム153のサーバ種別「DB」として割り当てられていることを示している。そして、レコード521Cは、計算機ID「M_004」の計算機リソース1241が、CPU名「AAA」、CPU周波数「866MHz」、メモリ容量「1024Mbyte」のスペックを持ち、業務システム153に割り当てられていないことを示している。
余裕率指数テーブル115は、業務システム153間における計算機リソース1241の割り当て直し方法(どの業務システム153からどの業務システム153へ計算機リソース1241を移動させるか)を決定するために必要な情報を格納したテーブルである。図8は余裕率指数テーブル115を模式的に表した図である。図示するように、余裕率指数テーブル115には、各業務システム153についてサーバ種別毎にレコード621が登録される。レコード621は、業務システム153の業務IDを登録するフィールド601と、サーバ種別を登録するフィールド602と、当該業務システム153において当該サーバ種別に割り当てられている計算機リソース1241各々の処理能力の合計値である現状処理能力を登録するフィールド603と、当該業務システム153において当該サーバ種別の計算機リソース1241に要求される処理能力である適正処理能力を登録するフィールド604と、現状処理能力の適正処理能力に対する割合((現状処理能力/適正処理能力)×100)から求めた余裕率を登録するフィールド605と、を有する。
例えばレコード621Aは、業務ID「APP_01」の業務システム153において、サーバ種別「WEB」の計算機リソース1241は、現状処理能力が「1150」であり、適正処理能力が「2350」であり、そして、余裕率が「48.9」であることを示している。余裕率が100を下回る場合は、安定的に処理可能なリクエスト数よりも多いリクエストを処理している状況であり、業務システム153の負荷が高い(余裕がない)状況である。反対に、余裕率が100以上の場合は、安定的に処理可能なリクエスト数の限界値よりも少ないリクエストを処理している状況で、業務システム153の負荷が低い(余裕がある)状況である。
リソース調整計画テーブル117は、どの業務システム153のどの計算機リソース1241をどの業務システム153のどのサーバ種別のサーバとして再割り当てするか否かを示す情報を登録するためのテーブルである。図9はリソース調整計画テーブル117を模式的に表した図である。図示するように、リソース調整計画テーブル117には、計算機リソース1241毎にレコード721が登録される。レコード721は、計算機リソース1241の計算機IDを登録するフィールド701と、当該計算機リソース1241の引当元の業務システム153である引当元システムの情報を登録するフィールド710と、当該計算機リソース1241の引当先の業務システム153である引当先システムの情報を登録するフィールド711と、引当変更が計画された日時(調整日時)を登録するフィールド706と、反映フラグを登録するフィールド707と、を有する。なお、本実施形態において、引当元システム情報は、引当元の業務システム153の業務ID702と、当該業務システム153における当該計算機リソース1241のサーバ種別703と、を有する。また、引当先システム情報は、引当先の業務システム153の業務ID704と、当該業務システム153における当該計算機リソース1241のサーバ種別705と、を有する。反映フラグは、レコード721の内容がリソース管理テーブル113に反映されたか否かを示す。
例えばレコード721Aは、業務ID「APP_03」を持つ業務システム153においてサーバ種別「WEB」に割り当てられている計算機ID「M_009」の計算機リソース1241を、業務ID「APP_01」を持つ業務システム153においてサーバ種別「WEB」に割り当て直す計画が、調整日時「2005/3/15/18:00」に計画され、その計画が既に実施されて、その内容がリソース管理テーブル113に反映されていることを示している。
リソース調整ポリシテーブル116は、業務システム153に追加する計算機リソース1241の希望条件(スペックおよび調達時間)を格納するためのテーブルである。図10はリソース調整ポリシテーブル116を模式的に表した図である。図示するように、図示するように、リソース調整ポリシテーブル116には、業務システム、サーバ種別および計算機リソースの希望順位の組合せ毎にレコード921が登録される。レコード921は、業務システム153の業務IDを登録するフィールド901と、サーバ種別を登録するフィールド902と、希望順位を登録するフィールド903と、追加を希望する計算機リソース1241のCPU名、CPU周波数の条件およびメモリ容量の条件を登録するフィールド904〜906と、当該計算機リソース1241の調達時間の条件を登録するフィールド907と、を有する。本実施形態では、業務システムおよびサーバ種別の同じ組合せに対して、計算機リソース1241の希望条件を複数指定することができる。この場合、フィールド903に希望順位を登録する。調達時間の条件には、計算機リソース1241の追加にかかる時間として許容できる時間の上限を指定する。CPU周波数の条件およびメモリ容量の条件には、「=」、「>」、「<」、「>=」、「<=」等の演算子を用いて指定する。
例えばレコード921Aは、業務ID「APP_01」の業務システム153のサーバ種別「WEB」に割り当てる希望順位「1番目」の計算機リソース1241が、CPU名「AAA」、CPU周波数「866MHz以上」、メモリ容量「512Mbyte以上」であり、当該計算機リソース1241の調達時間の上限が「30分」であることを示している。
リソース設定・解放時間記録テーブル118は、計算機リソース1241に、業務アプリケーションを設定(インストール)して利用可能な状態になるまでの時間、および当該計算機リソース1241から当該業務アプリケーションを解放(アンインストール)して他の業務アプリケーションの設定を開始できる状態になるまでの時間を登録するためのテーブルである。図11はリソース設定・解放時間記録テーブル118を模式的に表した図である。図示するように、リソース設定・解放時間記録テーブル118には、業務システム、サーバ種別および計算機リソースのスペックの組合せ毎にレコード1021が登録される。レコード1021は、業務システム153の業務IDを登録するフィールド1001と、サーバ種別を登録するフィールド1002と、計算機リソース1241のスペック情報を登録するフィールド1010と、当該計算機リソース1241に当該業務システム153の当該サーバ種別に対応する業務アプリケーションを設定するのに要する設定時間を登録するフィールド1006と、当該計算機リソース1241から当該業務システム153の当該サーバ種別に対応する業務アプリケーションを解放するのに要する解放時間を登録するフィールド1007と、を有する。本実施形態において、スペック情報は、CPU名1003、CPU周波数1004およびメモリ容量1005を有する。
例えばレコード1021Aは、業務ID「APP_01」の業務システム153のサーバ種別「WEB」に、CPU名「AAA」でCPU周波数「866MHz」、メモリ容量「1024Mbyte」の計算機リソース1241を用いる場合、当該計算機リソース1241に当該業務システム153の当該サーバ種別に対応する業務アプリケーションを設定するのに要する設定時間が「4分」であり、当該計算機リソース1241から当該業務アプリケーションを解放するのに要する解放時間が「2分」であることを示している。
プログラムリポジトリ119は、業務システム153各々について、サーバ種別毎に当該サーバ種別として計算機リソースを稼動させるための業務アプリケーションプログラムが登録されている。図12はプログラムリポジトリ119を模式的に表した図である。このプログラムリポジトリ119は、例えばファイルシステム上に構築されており、図示するように、業務ID毎にプログラムファイルを格納するフォルダ1100A、1100Bによって、どの業務システム153で使用されるファイルかが区別できるようになっている。また、業務IDを示すフォルダ1100A、1100Bの下位には、サーバ種別を区別するためのフォルダ1110A〜1110Dがあり、それぞれのフォルダに各サーバでの動作に必要なプログラムファイル、設定データファイル等1111A〜1111Dが格納されている。プログラムリポジトリ119によれば、業務アプリケーションプログラムは、業務IDおよびサーバ種別の組合せによって特定される。
例えば、プログラムファイル「WEB_001WAR」1111Aは、業務ID「APP_01」を持つフォルダ1100Aの下位フォルダであるサーバ種別「WEB」を持つフォルダ1110Aに格納されていることを示している。
次に、演算部1202に設けられている各処理部121〜125を説明する。
メトリック情報収集部121は、業務アプリケーションを実行中の各計算機リソース1241から、メトリック情報を、管理用ネットワーク1222を介して受信し、受信したメトリック情報に基づいてメトリック情報記録テーブル114を更新する。
具体的には、計算機リソース1241からメトリック情報を受信すると、当該計算機リソース1241の計算機IDを持つレコード521をリソース管理テーブル113から検索し、該レコード521から業務IDおよびサーバ種別の値を取得する。次に、メトリック情報記録テーブル114から、当該計算機リソース1241の計算機IDを持つレコード221を検索する。当該レコード221が存在する場合は、該レコード221の業務IDおよびサーバ種別を当該取得した業務IDおよびサーバ種別の値に更新すると共に、メトリック情報を当該計算機リソース1241から受信したメトリック情報に更新する。一方、当該レコード221が存在しない場合は、メトリック情報記録テーブル114に新たなレコード221を追加して、当該追加したレコード221に、当該計算機リソース1241の計算機IDと、当該取得した業務IDおよびサーバ種別の値と、当該計算機リソース1241から受信したメトリック情報と、を登録する。
業務余裕指数計算部122は、業務システム構成管理テーブル111、処理能力テーブル112、リソース管理テーブル113、およびメトリック情報記録テーブル114を用いて、業務IDおよびサーバ種別の組合せ毎に、現状処理能力、適正処理能力、および余裕率を計算して、業務余裕指数テーブル115を更新する。
リソース調整計画部123は、リソース管理テーブル113を参照し、未割り当ての計算機リソース1241がある場合は、当該未割り当ての計算機リソース1241を新たに割り当てる計算機リソース1241に決定する。一方、未割り当ての計算機リソース1241がない場合は、業務余裕指数テーブル115、リソース調整ポリシ116、およびリソース設定・解放時間記録テーブルに基づいて、割り当てを変更する計算機リソース1241を決定する。そして、決定した計算機リソース1241の割当変更前後の情報、すなわち、引当元システムおよび引当先システムの情報が記述されたレコード721を、リソース調整計画テーブル125に登録する。
構成変更指示部124は、リソース調整計画テーブル125に従い、プログラム配布・設定部125に対して、業務アプリケーションプログラムの解放(アンインストール)、設定(インストール)、および業務システム153に対する割り当てが変更された計算機リソース1241を利用するためのロードバランサの再設定等の指示を行う。指示を出して成功した場合は、リソース管理テーブル113を更新することで、リソース管理テーブル113に該変更内容を反映させる。
プログラム配布・設定部125は、構成変更指示部124からの指示に従い、管理用ネットワーク1222を介して計算機リソース1241にアクセスし、当該計算機リソース1241に業務アプリケーションプログラムの解放(アンインストール)を指示する。あるいは、プログラムリポジトリ119からプログラムファイルおよび/または設定データファイルを読出して当該計算機リソース1241に送信し、業務アプリケーションプログラムの設定(インストール)を指示する。あるいは、管理用ネットワーク1222を介してロードバランサ1231にアクセスし、振分先管理テーブル1232に登録されている業務アプリケーションプログラムを実行する計算機リソース1241の情報を更新する。
次に、上記構成のリソース割当調停装置101の動作を説明する。
図13はリソース割当調停装置101の動作フローを説明するための図である。以下このフロー図を参照しながら、リソース割当調停処理の流れを説明する。なお、このフローには示さないが、上述したように、メトリック情報収集部121は、管理用ネットワーク1222を介して各計算機リソース1241からメトリック情報を受信して、メトリック情報記録テーブル114をこのメトリック情報で更新する処理を常に行っている。
さて、図13において、演算部1202は、タイマ131を用いて、所定時間の経過や所定時刻の到来などのリソース割当判定タイミングを検出すると、あるいは、管理者端末103を介してユーザよりリソース割当調整指示を受け付けると(S10でYES)、業務余裕指数計算部122に業務余裕指数テーブル更新処理の実施を指示する。
これを受けて、業務余裕指数計算部122は、業務余裕指数テーブル更新処理を実施する(S11)。すなわち、業務システム構成管理テーブル111、リソース管理テーブル113、およびメトリック情報記録テーブル114を用いて、業務IDおよびサーバ種別の組合せ毎に、現状処理能力、適正処理能力、および余裕率を計算する。そして、業務余裕指数テーブル115の各レコード621を、当該レコード621のフィールド601、602に登録されている業務ID、サーバ種別を持つ業務アプリケーションに対して計算した現状処理能力、適正処理能力、および余裕率で更新する。
図14は図13のS11(業務余裕指数テーブル更新処理)の動作フローを説明する図である。
先ず、業務余裕指数計算部122は、業務余裕指数テーブル115の登録内容をクリアする(S1101)。次に、業務余裕指数計算部122は、業務システム構成管理テーブル111から、フィールド403に多重化「可」が登録されているレコード421であって未注目のレコード421を特定し、このレコード421を注目レコードとする(S1102)。
次に、業務余裕指数計算部122は、注目レコードの業務ID、サーバ種別を持つレコード521をリソース管理テーブル113から検索し抽出する(S1103)。例えば図7に示す例では、注目レコードの業務IDが「APP_01」であり、サーバ種別が「WEB」である場合、計算機ID「M_001」のレコード521、および計算機ID「M_002」のレコード521が抽出される。
次に、業務余裕指数計算部122は、処理能力テーブル112を参照し、S1103で抽出した全てのレコード521のそれぞれに対し、業務ID、サーバ種別、スペック情報(CPU名、CPU周波数、メモリ容量)が一致するレコード321を検索し、検索したレコード321のフィールド306から処理能力の値を取得する。そして、取得した処理能力の合計値を算出し、これを注目レコードの業務ID、サーバ種別に対する業務アプリケーションの現状処理能力として一旦メモリに記憶する(S1104)。例えば図5に示す例では、S1103で抽出したレコード521が計算機ID「M_001」のレコード521、および計算機ID「M_002」のレコード521である場合、現状処理能力は500+650=1150となる。
次に、業務余裕指数計算部122は、メトリック情報記録テーブル114を参照し、注目レコードの業務ID、サーバ種別が一致するレコード221を抽出する(S1105)。例えば図4に示す例では、注目レコードの業務IDが「APP_01」であり、サーバ種別が「WEB」である場合、計算機ID「M_001」のレコード221、および計算機ID「M_002」のレコード221が抽出される。
次に、業務余裕指数計算部122は、S1105で抽出した各レコード221のメトリック情報のリクエスト数を合計し、該合計値を注目レコードの業務ID、サーバ種別に対する業務アプリケーションの適正処理能力として一旦メモリに記憶する(S1106)。例えば図4に示す例では、S1105で抽出したレコード221が計算機ID「M_001」のレコード221、および計算機ID「M_002」のレコード221である場合、適正処理能力は1000+1350=2350となる。
次に、業務余裕指数計算部122は、S1104で求めた現状処理能力と、S1106で求めた適正処理能力とを用いて余裕率を計算し、一旦メモリに記憶する(S1107)。余裕率の計算は、例えば「現状処理能力÷適正処理能力×100」で算出する。業務システムの現構成での処理能力と、業務システムが現状のリクエスト量を安定的に処理できるために必要な適正処理能力との割合が示せる値となっていればよい。例えば、注目レコードの業務IDが「APP_01」であり、サーバ種別が「WEB」である場合、S1104において図5から求まる現状処理能力は「1150」であり、S1106において図4から求まる適正処理能力は「2350」である。したがって、余裕率は、「1150÷2350×100=48.9」となる。
次に、業務余裕指数計算部122は、注目レコードの業務ID、サーバ種別に対する計算結果(S1104、S1106、S1107でメモリに保持した値)を業務余裕指数テーブル115のレコード621として追加する(S1108)。例えば、注目レコードの業務IDが「APP_001」であり、サーバ種別が「WEB」である場合、図8に示すレコード621Aが業務余裕指数テーブル115に追加される。
次に、業務余裕指数計算部122は、業務システム構成管理テーブル111に登録されている多重化「可」の全てのレコード421に注目したか否かを確認し(S1109)、注目したのであれば(S1109でYES)、リソース調整計画部123にリソース調整計画テーブル更新処理の実行を指示して、このフローを終了する。一方、注目していないレコード421があれば(S1109でNO)、S1102へ戻り、該未注目レコード421を次の注目レコードに設定して、S1102〜S1108の処理を実行する。
図13に戻って説明を続ける。リソース調整計画部123は、業務余裕指数計算部122からリソース調整計画テーブル更新処理の実行を指示されると、リソース調整計画テーブル更新処理を実行する(S12)。すなわち、リソース管理テーブル113を参照し、未割り当ての計算機リソース1241がある場合は、それを新たに割り当てる計算機リソース1241に決定する。一方、未割り当ての計算機リソース1241がない場合は、業務余裕指数テーブル115、リソース調整ポリシ116、およびリソース設定・解放時間記録テーブルに基づいて、割り当てを変更する計算機リソース1241を決定する。そして、決定した計算機リソース1241の割当変更前後の情報、すなわち、引当元システムおよび引当先システムの情報が記述されたレコード721を、リソース調整計画テーブル125に登録する。
図15および図16は図8のS12(リソース調整計画テーブル更新処理)の動作フローを説明する図である。
先ず、リソース調整計画部123は、リソース調整計画テーブル125の登録内容をクリアする(S1201)。次に、業務余裕指数テーブル115について、全てのレコード621の余裕率が所定値(例えば100%)以上であるか否かをチェックする(S1202)。S1202のチェックの結果、YESであれば、構成変更指示部124に構成変更処理の実行を指示してこのフローを終了する。一方、NOであれば、S1203に進む。
S1203において、リソース調整計画部123は、業務余裕指数テーブル115を参照し、余裕率が最も小さい未注目のレコード621に注目し、これを注目レコードとする(S1203)。例えば、図8に示す例では、業務ID「APP_01」、サーバ種別「WEB」のレコード621が注目レコードに設定される。
次に、リソース調整計画部123は、リソース調整ポリシテーブル116を参照し、注目レコードの業務IDおよびサーバ種別と一致するレコード921を検索する。そして、検索した各レコード921のポリシを取得する(S1204)。例えば、図10に示す例において、注目レコードの業務ID、サーバ種別が「APP_01」、「WEB」である場合、希望順位「1」、CPU名「AAA」、CPU周波数「866MHz以上」、メモリ容量「512Mbyte以上」、時間条件「30分」を内容とするポリシが取得される。また、注目レコードの業務ID、サーバ種別が「APP_03」、「WEB」である場合、希望順位「1」、CPU名「AAA」、CPU周波数「2200MHz以上」、メモリ容量「512Mbyte以上」、時間条件「40分」を内容とするポリシと、希望順位「2」、CPU名「AAA」、CPU周波数「866MHz以上」、メモリ容量「512Mbyte以上」、時間条件「25分」を内容とするポリシとが取得される。
次に、リソース調整計画部123は、リソース管理テーブル113から、業務ID、サーバ種別が共に「未割当」のレコード521を検索する。また、リソース設定・解放時間記録テーブル118から、該検索したレコード521のスペック情報と一致し、且つ注目レコードの業務ID、サーバ種別と一致するレコード1021を検索する。そして、検索したレコード521の中に、当該レコード521のスペック情報と、当該レコード521に対して検索されたレコード1021の設定時間とが、S1204で取得したポリシにマッチするレコード521が存在するか否かをチェックする(S1205)。S1205でのチェックの結果、そのようなレコード521が存在する場合は、該レコード521を新規割り当て対象レコードに設定してS1206へ進み、そのようなレコード521が存在しない場合は、S1208へ進む。
S1206において、リソース調整計画部123は、新規割り当て対象レコードのフィールド501に登録されている計算機IDを持つ計算機リソース1241を、注目レコードの業務ID、サーバ種別により特定される業務アプリケーションに割り当てる旨決定する。ここで、新規割り当て対象レコードが複数ある場合は、希望順位が最も高いポリシにマッチする新規割り当て対象レコードを1つ選択する。それから、決定した計算機リソース1241を、注目レコードの業務ID、サーバ種別により特定される業務アプリケーションに割り当てるために、レコード721をリソース調整計画テーブル125に追加する(S1206)。
例えば、図10に示す例において、S1204で取得したポリシの内容が、希望順位「1」、CPU名「AAA」、CPU周波数「666MHz以上」、メモリ容量「512Mbyte以上」、時間条件「40分」である場合、図7および図11に示す例によれば、計算機ID「M_004」を持つ計算機リソース1241は、スペックがCPU名「AAA」、CPU周波数「866MHz」、メモリ容量「1024Mbyte」であり、当該計算機リソース1241を、業務ID「APP_01」、サーバ種別「WEB」に適用する場合の設定時間が「4分」であるため、当該計算機リソース1241を注目レコードの業務ID、サーバ種別により特定される業務アプリケーションに割り当てる旨決定される。そして、リソース調整計画テーブル125には、計算機IDが「M_004」であり、引当元システムの業務ID、サーバ種別が共に「未割当」であり、そして、引当先システムの業務ID、サーバ種別が注目レコードの業務ID、サーバ種別であるレコード721が登録される。また、このレコード721のフィールド706には、調整日時(例えば、このリソース調整計画テーブル更新処理(S12)を開始した日時)が登録され、フィールド707には反映フラグ「未」が登録される(図9の721B参照)。
次に、リソース調整計画部123は、S1206でリソース調整計画テーブル125に追加したレコード721の計算機IDを持つ計算機リソース1241のスペック情報を、リソース管理テーブル113から取得し、該スペック情報と、注目レコードの業務ID、サーバ種別とを持つレコード321を処理能力テーブル112から検索する。そして、検索したレコード321のフィールド306に登録されている処理能力を、注目レコードのフィールド603に登録されている現状処理能力に加算する。同時に、余裕率を再計算して、注目レコードのフィールド605を更新する(S1207)。
例えば、計算機ID「M_004」を持つ計算機リソース1241を追加する場合、当該計算機リソース1241のスペック情報は、図7に示す例によればCPU名「AAA」、CPU周波数「866MHz」、メモリ容量「1024Mbyte」である。そして、このスペック情報を持つ計算機リソース1241を注目レコードの業務ID、サーバ種別「APP_01」、「WEB」に割り当てた場合の処理能力は、図5に示す例によれば「500件/分」である。この値を注目レコードのフィールド603に登録されている現状処理能力に加算する。その結果、現状処理能力は「1150+500=1650」となる。また、余裕率は「1650÷2350×100=70.2」となる。その結果、図8に示す業務余裕指数テーブル115は、図17の115Aに示す状態から115Bに示す状態に遷移する。このように、未割当の計算機リソース1241を、業務ID「APP_01」、サーバ種別「WEB」により特定される業務アプリケーションに割り当てることで、当該業務アプリケーションの現状処理能力を増やすことができ、余裕率を改善する(業務システムの負荷を軽減する)ことができる。
リソース調整計画部123は、S1207を実行したならば、S1202に戻り、処理を続ける。
一方、S1208において、リソース調整計画部123は、リソース管理テーブル113から、業務ID、サーバ種別が共に「未割当」、あるいは注目レコードの業務ID、サーバ種別でないレコード521を検索する。また、検索した各レコード521について、リソース設定・解放時間記録テーブル118から、当該レコード521のスペック情報と一致し、且つ当該レコード521の業務ID、サーバ種別と一致するレコード1021の解放時間と、当該レコード521のスペック情報と一致し、且つ注目レコードの業務ID、サーバ種別と一致するレコード1021の設定時間とを取得する。そして、検索したレコード521の中に、当該レコード521のスペック情報と、当該レコード521に対して取得された解放時間および設定時間の合計とが、S1204で取得したポリシにマッチするレコード521が存在するか否かをチェックする。S1208でのチェックの結果、そのようなレコード521が存在しない場合は、割り当て直す計算機リソース1241が存在しないことになる。この場合、構成変更指示部124に構成変更処理の実行を指示してこのフローを終了する。一方、そのようなレコード521が存在する場合は、該レコード521を割り当て変更対象レコードに設定してS1209へ進む。
例えば、図10に示す例において、S1204で取得したポリシの内容が、希望順位「1」、CPU名「AAA」、CPU周波数「666MHz以上」、メモリ容量「512Mbyte以上」、時間条件「40分」である場合、図7および図11に示す例によれば、計算機ID「M_051」を持つ計算機リソース1241は、スペックがCPU名「AAA」、CPU周波数「3000MHz」、メモリ容量「1024Mbyte」であり、当該計算機リソース1241から現在稼動中の業務アプリケーション(業務ID「APP_03」、サーバ種別「WEB」)を解放するのに要する解放時間が「8分」であり、当該計算機リソース1241を注目レコードの業務ID「APP_01」、サーバ種別「WEB」に適用する場合の設定時間が「2分」である。したがって、計算機ID「M_051」を持つ計算機リソース1241は、S1204で取得したポリシとマッチする。また、計算機ID「M_052」を持つ計算機リソース1241は、スペックがCPU名「AAA」、CPU周波数「2200MHz」、メモリ容量「1024Mbyte」であり、当該計算機リソース1241から現在稼動中の業務アプリケーション(業務ID「APP_02」、サーバ種別「WEB」)を解放するのに要する解放時間が「8分」であり、当該計算機リソース1241を注目レコードの業務ID「APP_01」、サーバ種別「WEB」に適用する場合の設定時間が「3分」である。したがって、計算機ID「M_052」を持つ計算機リソース1241も、S1204で取得したポリシとマッチする。このため、計算機ID「M_051」を持つ計算機リソース124のレコード521、および計算機ID「M_051」を持つ計算機リソース124のレコード521のそれぞれが、割り当て変更対象レコードに設定される。
次に、S1209において、リソース調整計画部123は、業務余裕指数テーブル115を参照し、余裕率の値のバラツキを計算し、メモリに保持する。図17の115Bに示す例では、各余裕率の値が「70.2」、「125.0」、「200」、「100」であるため、例えば各値の平均値からの差分の絶対値の合計をバラツキとして計算する。4つの値の平均値は、「123.8」で、この平均値から各値を引いたものの絶対値は、「53.6」「1.2」「76.2」「23.8」で、その合計は「154.8」となる。バラツキの計算方法は他の方法でもよい。
次に、リソース調整計画部123は、割り当て変更対象レコードの業務ID、サーバ種別を持つ業務アプリケーションのうち、余裕率が最も大きい業務アプリケーションを引当元システムに仮決めする。そして、仮決めされた業務アプリケーションの業務ID、サーバ種別を持つ割り当て変更対象レコードを1つ選択し、該割り当て変更対象レコードのフィールド501に登録されている計算機IDを持つ計算機リソース1241を、注目レコードの業務ID、サーバ種別により特定される業務アプリケーション(引当先システム)に割り当て直す計算機リソース1241に仮決めする(S1210)。
例えば、S1208において計算機ID「M_051」を持つレコード521と、計算機ID「M_052」を持つレコード521とが割り当て変更対象レコードに設定された場合、図17の115Bに示す例によれば、計算機ID「M_051」が割り当てられている業務アプリケーション(業務ID「APP_03」、サーバ種別「WEB」)の余裕率「200」の方が、計算機ID「M_052」が割り当てられている業務アプリケーション(業務ID「APP_02」、サーバ種別「WEB」)の余裕率「125」より大きいため、計算機ID「M_051」が割り当てられている業務アプリケーションが引当元システムに仮決めされる。そして、計算機ID「M_051」を持つ計算機リソース1241が引当先システムに割り当て直す計算機リソース1241に仮決めされる。
次に、リソース調整計画部123は、S1210で仮決めした計算機リソース1241のスペック情報を、リソース管理テーブル113から取得し、該スペック情報と、注目レコードの業務ID、サーバ種別とを持つレコード321を処理能力テーブル112から検索する。そして、業務余裕指数テーブル115において、検索したレコード321のフィールド306に登録されている処理能力を、S1210で仮決めした引当元システムのレコード621のフィールド603に登録されている現状処理能力から減算する。同時に、余裕率を再計算して、引当元システムのレコード621のフィールド605を更新する(S1211)。
例えば、注目レコードの業務ID、サーバ種別が「APP_01」、「WEB」であり、該業務ID、サーバ種別により特定される業務アプリケーション(引当先システム)の割り当て直す計算機リソース1241として、計算機ID「M_051」を持つ計算機リソース1241が仮決めされた場合、当該計算機リソース1241のスペック情報(CPU名「AAA」、CPU周波数「3000MHz」、メモリ容量「1024Mbyte)の引当元システムに対する処理能力は、図5に示す例によれば「1800」である。この値を引当元システムのレコード621のフィールド603に登録されている現状処理能力から減算する。その結果、図17の115Bに示す状態にある業務余裕指数テーブル115は、115Cに示す状態に遷移し、現状処理能力が「7800-1800=6000」となる。また、余裕率は「6000÷5000×100=120.0」となる。
また、リソース調整計画部123は、S1210で仮決めした計算機リソース1241のスペック情報を、リソース管理テーブル113から取得し、該スペック情報と、注目レコードの業務ID、サーバ種別とを持つレコード321を処理能力テーブル112から検索する。そして、検索したレコード321のフィールド306に登録されている処理能力を、注目レコードのフィールド603に登録されている現状処理能力に加算する。同時に、余裕率を再計算して、注目レコードのフィールド605を更新する(S1212)。
例えば、注目レコードの業務ID、サーバ種別が「APP_01」、「WEB」であり、該業務ID、サーバ種別により特定される業務アプリケーション(引当先システム)の割り当て直す計算機リソース1241として、計算機ID「M_051」を持つ計算機リソース1241が仮決めされた場合、当該計算機リソース1241のスペック情報(CPU名「AAA」、CPU周波数「3000MHz」、メモリ容量「1024Mbyte)の引当先システムに対する処理能力は、図5に示す例によれば「650」である。この値を注目レコードのフィールド603に登録されている現状処理能力に加算する。その結果、図17の115Bに示す状態にある業務余裕指数テーブル115は、115Cに示す状態に遷移し、現状処理能力が「1650+650=2300」となる。また、余裕率は「2300÷2350×100=97.9」となる。
それから、リソース調整計画部123は、業務余裕指数テーブル115を参照し、余裕率の値のバラツキを計算し、メモリに保持する(S1213)。図17の115Cに示す例では、各余裕率の値が「97.9」、「125.0」、「120.0」、「100.0」であるため、例えば各値の平均値からの差分の絶対値の合計をバラツキとして計算する。4つの値の平均値は、「110.7」で、この平均値から各値を引いたものの絶対値は、「12.8」「14.3」「9.3」「10.7」で、その合計は「11.8」となる。バラツキの計算方法は他の方法でもよい。
次に、リソース調整計画部123は、S1213で計算したバラツキ(変更後)がS1209で計算したバラツキ(変更前)より小さくなっているか否かを調べる(S1214)。小さくなっていない場合は、構成変更指示部124に構成変更処理の実行を指示してこのフローを終了する。一方、小さくなっている場合、リソース調整計画部123は、仮決めした計算機リソース1241を、仮決めした引当元システムから引き剥がして、引当先システムに割り当て直すべく、レコード721をリソース調整計画テーブル125に追加する(S1215)。
例えば、引当元システムの業務ID、サーバ種別が「APP_03」、「WEB」であり、計算機ID「M_051」を持つ計算機リソース1241が仮決めされた場合、リソース調整計画テーブル125には、計算機IDが「M_051」であり、引当元システムの業務ID、サーバ種別が「APP_03」、「WEB」であり、そして、引当先システムの業務ID、サーバ種別が注目レコードの業務ID、サーバ種別であるレコード721が登録される。また、このレコード721のフィールド706には、調整日時(例えば、このリソース調整計画テーブル更新処理(S12)を開始した日時)が登録され、フィールド707には反映フラグ「未」が登録される(図9の721C参照)。
リソース調整計画部123は、S1215を実行したならば、S1202に戻り、処理を続ける。
以上説明したS1202〜S1215は、業務余裕指数テーブル115の全てのレコードの余裕率の値が所定値(例えば100)以上、または、各業務システムの余裕率のバラツキについてS1209で求めた値がS1213で求めた値よりも大きくなるまで繰り返される。その結果、全ての業務システムで計算機リソースが十分に割り当てられた状態になるか、または、全ての業務システムで計算機リソースが十分に割り当てられていなくても、各業務システム間で余裕率が平準化されて計算機リソースが割当られた状態になるように、リソースの調整計画が決定される。
図13に戻って説明を続ける。構成変更指示部124は、リソース調整計画部123から構成変更処理の実行を指示されると、構成変更処理を実行する(S13)。すなわち、リソース調整計画テーブル125に従い、プログラム配布・設定部に対して、業務アプリケーションのアンインストール、業務アプリケーション(プログラムファイル)のインストール、ロードバランサの再設定等の指示を行う。指示を出して成功した場合は、リソース管理テーブル113を更新することで、リソース管理テーブル113に該変更内容を反映させる。
図18は図13のS13(構成変更処理)の動作フローを説明する図である。
先ず、リソース調整計画テーブル125の全てのレコード721を処理したか否か(フィールド707の反映フラグが「済」か否か)をチェックする(S1301)。処理していないレコード721がある場合は、S1302へ進み、全てのレコード721を処理した場合はこのフロー終了する。
次に、構成変更指示部124は、リソース調整計画テーブル125のレコード721の中から、まだ処理していないレコード721を1つ選択し、プログラム配布・設定部125に対して、該レコード721の計算機IDが示す計算機リソース1241の業務アプリケーションの終了処理、およびプログラムのアンインストールを指示する(S1302)。業務アプリケーションの終了処理は業務アプリケーションによって異なるが、ロードバランサ1231の振分先テーブル1232から、対象の計算機リソース1241のエントリを削除する処理も含むものとする。
次に、構成変更指示部124は、プログラム配布・設定部125に対して、S1302によって未割り当てとなった計算機リソース1241に、引当先システムの業務ID、サーバ種別に対応する業務アプリケーションのプログラムをインストールし、開始処理を行なうように指示する(S1303)。必要なプログラムファイルは、プログラムリポジトリ119に格納されている。
次に、構成変更指示部124は、リソース管理テーブル113において、業務アプリケーションを変更した計算機リソース1241の計算機IDを持つレコード521のフィールド505、506に、引当先システムの業務ID、サーバ種別を格納する。また、該選択したレコード721のフィールド707に登録されている反映フラグを「未」から「済み」に変更する(S1304)。その後、S1301に戻る。
以上、本発明の一実施形態について説明した。
本実施形態において、リソース割当調停装置101は、各業務システムの余裕率を計算し、全ての業務システムの余裕率の値が所定値以上、つまり、全ての業務システムで計算機リソース1241が十分に割り当てられた状態になるか、または、各業務システムの余裕率のバラツキが最小になるようにして各業務システム間で余裕率が平準化されて計算機リソース1241が割当られた状態になるように、各業務システムに割り当てる計算機リソース1241を再調整する。したがって、本実施形態によれば、各業務アプリケーションのサービスレベルの低下を防止できるように、各業務アプリケーションに割り当てる計算機リソース1241を管理することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。例えば、上記の実施形態では、管理用ネットワーク1222と、業務用ネットワーク1223とを別々に設けているが、1つのネットワークで管理用ネットワークおよび業務用ネットワークを兼用するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、リソース割当調停システム101がプログラムファイルを計算機リソース1241に配布するようにしているが、計算機リソース1241に予めプログラムファイルを記憶させておき、インストーラ1253がリソース割当調停システム101より指定されたプログラムファイルをインストールして、該プログラムファイルをモジュール実行部1254に実行させるようにしてもよい。
図1は本発明の一実施形態が適用されたリソース割当調停システムの動作概要を説明するための図である。 図2は本発明の一実施形態が適用されたリソース割当調停システムの概略図である。 図3はリソース割当調停装置101のハードウエア構成例を示す図である。 図4はメトリック情報記録テーブル114を模式的に表した図である。 図5は処理能力テーブル112を模式的に表した図である。 図6は業務システム構成管理テーブル111を模式的に示す図である。 図7はリソース管理テーブル113を模式的に表した図である。 図8は業務余裕指数管理テーブル115を模式的に表した図である。 図9はリソース調整計画テーブル125を模式的に表した図である。 図10はリソース調整ポリシテーブル116を模式的に表した図である。 図11はリソース設定・解放時間記録テーブル118を模式的に表した図である。 図12はプログラムリポジトリ119を模式的に表した図である。 図13はリソース割当調停装置101の動作フローを説明するための図である。 図14は図13のS11(業務余裕指数テーブル更新処理)の動作フローを説明する図である。 図15は図13のS12(リソース調整計画テーブル更新処理)の動作フローを説明する図である。 図16は図13のS12(リソース調整計画テーブル更新処理)の動作フローを説明する図である。 図17は業務余裕指数テーブル115の変遷を説明するための図である。 図18は図14のS13(構成変更処理)の動作フローを説明する図である。
符号の説明
101…リソース割当調停システム、103…管理者端末、111…業務システム構成管理テーブル、112…処理能力テーブル、113…リソース管理テーブル、114…メトリック情報記録テーブル、115…業務余裕指数テーブル、116…リソース調整ポリシテーブル、117…リソース調整計画テーブル、118…リソース設定・解放時間記録テーブル、119…プログラムリポジトリ、121…メトリック情報収集部、122…業務余裕指数計算部、123…リソース調整計画部、124…構成変更指示部、125…プログラム配布・設定部、131…タイマ、151…管理対象業務システム、152…利用者端末、153…業務システム、154…ロードバランサ、155…Webサーバ(計算機リソース)、156…データベースサーバ(計算機リソース)

Claims (2)

  1. 複数の業務アプリケーションのそれぞれを複数の計算機リソースのうちの少なくともいずれか一つで稼動させ、業務アプリケーションに対するリクエストを当該業務アプリケーションが稼動している計算機リソースに振り分けて処理するシステムに対して、業務アプリケーションを稼動させる計算機リソースの割り当てを変更するリソース割当調停装置であって、
    業務アプリケーション各々について、前記計算機リソースのスペック、当該スペックを持つ計算機リソースで当該業務アプリケーションを稼動させた場合に期待できる処理能力とを記憶する処理能力記憶手段と、
    前記複数の計算機リソースの各々について、当該計算機リソースに割当てられた前記業務アプリケーションの処理量を記憶する処理量記憶手段と、
    前記業務アプリケーション毎に、前記処理量記憶手段から読み出した、当該業務アプリケーションが割り当てられた計算機リソース各々に対する当該業務アプリケーションの前記処理量の合計値である適正処理能力と、前記処理能力記憶手段から読み出した、当該業務アプリケーションが割当てられた計算機リソース各々の当該業務アプリケーションに対する前記処理能力の合計値である現状処理能力との比率に基づいて、余裕率を計算する余裕指数計算手段と、
    前記余裕指数計算手段が業務アプリケーション毎に計算した余裕率に基づいて、計算機リソースと、当該計算機リソースに割り当てられている業務アプリケーションである引当元業務アプリケーションと、当該計算機リソースに割り当てる業務アプリケーションである引当先業務アプリケーションとを特定した引当変更を計画する調整計画手段と、
    前記調整計画手段が決定した引当変更の画に従い、前記計算機リソースに割り当てられている前記引当元業務アプリケーションを解放して、前記計算機リソースに前記引当先業務アプリケーションを設定する構成変更手段と、を有し、
    前記調整計画手段は、更に、
    前記業務アプリケーション毎に、前記処理能力記憶手段で記憶されている処理能力と前記現状処理能力とから、前記計算機リソースのスペックで前記引当元業務アプリケーションを稼動させたときに期待できる引当元の処理能力と、前記計算機リソースと同じスペックで前記引当先業務アプリケーションを稼動させたときに期待できる引当先の処理能力とを算出する手段と
    前記適正処理能力及び前記引当元の処理能力から、引当後における前記引当元業務アプリケーションの余裕率を算出し、前記適正処理能力及び前記引当先の処理能力から、前記引当先業務アプリケーションの余裕率を算出する手段と、
    前記業務アプリケーション各々の引当前の余裕率から前記引当前の余裕率のバラツキ度を算出し、前記業務アプリケーション各々の引当後の余裕率から前記引当後の余裕率のバラツキ度とを算出する手段と、
    前記引当前の余裕率のバラツキ度と前記引当後の余裕度のバラツキ度とを比較する手段と、を有し、
    前記調整計画手段は、業務アプリケーション各々の余裕率のバラツキ度が小さくなるように、引当変更を計画すること
    を特徴とするリソース割当調停装置。
  2. 複数の業務アプリケーションのそれぞれを複数の計算機リソースのうちの少なくともいずれか一つで稼動させ、業務アプリケーションに対するリクエストを当該業務アプリケーションが稼動している計算機リソースに振り分けて処理するシステムに対して、業務アプリケーションを稼動させる計算機リソースを決定するリソース割当調停方法であって、
    業務アプリケーションの各々について、前記計算機リソースのスペックと、当該スペックを持つ計算機リソースで当該業務アプリケーションを稼動させた場合に期待できる処理能力とを記憶する処理能力記憶テーブルと、
    前記複数の計算機リソースの各々について、当該計算機リソースに割当てられた前記業務アプリケーションの処理量を記憶する処理量記憶テーブルと、を記憶する記憶手段を有するコンピュータが、
    前記業務アプリケーション毎に、前記処理量記憶テーブルから読み出した、当該業務アプリケーションが割り当てられた計算機リソース各々に対する当該業務アプリケーションの前記処理量の合計値である適正処理能力、前記処理能力記憶テーブルから読み出した、当該業務アプリケーションが割当てられた計算機リソース各々の当該業務アプリケーションに対する前記処理能力の合計値である現状処理能力との比率に基づいて、余裕率を計算し、
    前記業務アプリケーション毎に、前記処理能力記憶テーブルで記憶されている処理能力と前記現状処理能力とから、前記計算機リソースのスペックで前記引当元業務アプリケーションを稼動させたときに期待できる引当元の処理能力と、前記計算機リソースと同じスペックで前記引当先業務アプリケーションを稼動させたときに期待できる引当先の処理能力とを算出し、
    前記適正処理能力及び前記引当元の処理能力から、引当後における前記引当元業務アプリケーションの余裕率を算出し、前記適正処理能力及び前記引当先の処理能力から、前記引当先業務アプリケーションの余裕率を算出し、
    前記業務アプリケーション各々の引当前の余裕率から前記引当前の余裕率のバラツキ度を算出し、前記業務アプリケーション各々の引当後の余裕率から前記引当後の余裕率のバラツキ度とを算出し、
    前記引当前の余裕率のバラツキ度と前記引当後の余裕度のバラツキ度とを比較し、
    業務アプリケーション各々の余裕率のバラツキ度が小さくなるように、計算機リソースと、当該計算機リソースに割り当てられている業務アプリケーションである引当元業務アプリケーションと、当該計算機リソースに割り当てる業務アプリケーションである引当先業務アプリケーションとを特定した引当変更を計画し、
    前記引当変更の計画に従い、前記計算機リソースに割り当てられている前記引当元業務アプリケーションを解放して、前記計算機リソースに前記引当先業務アプリケーションを設定すること
    を特徴とするリソース割当調停方法。
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