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JP4375717B2 - 静電潜像現像用トナーの供給システム及び装置 - Google Patents

静電潜像現像用トナーの供給システム及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真分野における静電潜像現像用トナーの供給システム及び装置に関するものである。
電子写真プロセスに用いるトナーなどの消耗品については、顧客が常時予備分を持っていることが好ましいが、顧客側のスペースの関係上余分に持っておくことが困難な場合もあり、それぞれの機種特有のトナー等の消耗品では消耗品が終わった時点で発注をかけても直ちに入手することは困難な場合がある。
供給者側の立場から考えても、原材料からトナーを生産するためのトナー生産施設をもった特定の工場内で生産が行なわれ、そして、工場内でトナーが充填されたトナー収納容器は、所定のパッケージングが施され、いくつかの倉庫や販売拠点等を介して、トナー等消耗品を使用して画像形成作業するユーザの元に配送されていた。
しかしながら、トナーメーカーが持つトナー生産施設や工場の数は、販売拠点やユーザ数に比較してきわめて少なく、一般的に、上記工場は、販売拠点や画像形成作業をするユーザから遠隔の地にあることが多い。
そうすると、例えば、ユーザの元でトナー切れがおこり、販売店などにトナー充填済みトナー収納容器を発注したがその販売店にも在庫がないような場合には、遠隔地にある工場やストックヤードから配送する必要が生じて、相当の時間を要し、その間、ユーザにおける画像形成作業はできなくなってしまうという大きな問題が生ずる。
また、ユーザが必要とする品種のトナーの充填済みボトルが予備として在庫されていることが多く、そのような現象を広域地域で考えれば、その流通容器(ボトル)数は膨大なものとなり、資源の有効活用という観点からの問題があるといえる。さらには、トナー容器の取り扱いは、トナーによる汚れを生じ勝ちである。
電子写真画像形成装置内に多くのトナーを確保する方法としては、特許文献1に開示されたものがあるが、マシン内へのトナーの保管はマシン本体の巨大化になり、オフィス空間の有効利用上好ましくない。
そのために、ネットワークから自動的に消耗品を発注することが考えられている(特許文献2参照)が、消耗品を蓄える在庫管理から変化はない。
また、既にトナーを必要な量だけ供給することは提案されている(特許文献3参照)が、ー飛散の問題は解消されてない。
特開平11−212348号公報 特開2000−194767号公報 特開2002−296886号公報
したがって、本発明の目的は、ユーザのニーズに直ちに応じて、消耗品であるトナーを販売できるトナー自動販売システムを提供することにある。また、本発明の目的は、販売に備えて長期間常温貯蔵された場合にも二次凝集物のない、一定品質に管理されたトナーの自動販売システムを提供することにある。更に、本発明の目的は、ユーザが所望する品質や品種のトナーを、ユーザが必要とする時点に確実に供給するトナー自動販売システムを提供することにある。更に、本発明の目的は、トナーによる汚れなしに、使用済み或いは使用途中のトナーボトル(これら使用済み或いは使用途中のトナーボトルは、空又は少なくとも一部トナーが消費されて一部空隙を有するものであるので、これらを、本発明においては「空トナーボトル」という)にトナーを供給するトナー自動販売システムを提供することにある。
上記課題は、本発明の(1)「トナーボトルに供給すべき品種のトナーを保有するタンクを具備し、該タンク内に保有されるトナーバルクに対して、気体を供給し、該トナーを気体混合流体にせしめることが可能なトナー流動化手段、前記トナー流動化手段によって流動化されたトナーの品種と前記トナー容器より入手されたトナー品種情報が照合され、合致していることを確認した後、該流動化トナーを、トナー搬送経路を経て、前記容器に供給するトナー搬送手段、トナー容器内のトナー残量検出手段からなる、該検出手段より得られた供給必要トナー重量に対応するトナー量をトナー容器に供給することを特徴とするトナー自動販売システム」、
(2)「定期的に該タンク内のトナーが流動化されることを特徴とする前記第(1)項に記載のトナー自動販売システム」、
(3)「該タンク内のトナー残量データをサービス拠点または生産拠点に送信する手段を有することを特徴とする前記第(1)項又は第(2)項に記載のトナー自動販売システム」、
(4)「トナー容器にトナーを充填する手段が、密閉構造であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(3)項のいずれかに記載のトナー自動販売システム」により達成される。
また、上記課題は、本発明の(5)「トナーボトル載置手段(a)、購入要求トナー量を含むトナー購入者用の情報入力手段(b)、プレペイドカード処理手段(c)、トナー収納タンクを有するトナー充填手段(e)、充填トナー量を計量するためのトナー量計量手段(f)、トナー充点済みのボトルにキャップを装着するボトルキャップ装着手段(g)、充点済みのトナーボトルを清掃するためのボトル清掃手段(h)、領収書及び/又は納品書を発行するための納品書発行手段(j)、吸引手段(k)、及びこれらの動作を制御するための制御手段(m)を含み、前記トナーボトル載置手段(a2)にボトルの種類を識別してボトルに充填すべきトナーの種類を決定するセンサ手段が設けられていることを特徴とするトナーボトルにトナーを充填する装置」、
(6)「前記トナーボトルが、使用済みのトナーボトルであり、前記トナー充填手段(e)が、該使用済みのトナーボトルにトナーを再充填する手段であることを特徴とする前記第(5)項に記載のトナーを充填する装置」、
(7)「さらに、前記トナー収納タンク中のトナーを攪拌するトナー攪拌手段(e2)を有することを特徴とする前記第(5)項又は第(6)項に記載のトナーを充填する装置」、
(8)「前記トナー攪拌手段(e2)が、前記トナー中に気体を導入、混合して、トナーの流動性を高めるための気体導入手段(L)であることを特徴とする前記第(7)項に記載のトナーを充填する装置」、
(9)「前記トナー攪拌手段(e2)が、トナー収納タンク中に設けられたアジテータ(e14)であることを特徴とする前記第(7)項に記載のトナーを充填する装置」、
(10)「前記トナー攪拌手段(e2)が、定期的に一定時間だけ作動する機能を有することを特徴とする前記第(5)項乃至第(9)項のいずれかに記載のトナーを充填する装置」、
(11)「さらに、購入代金受領及びつり銭払出しのための現金取扱手段(d)を有することを特徴とする前記第(5)項乃至第(10)項のいずれかに記載のトナーを充填する装置」、
(12)「情報記憶用のメモリ手段(m2)(m3)を有し、該メモリ手段(m2)(m3)は、前記トナーボトル載置手段(a)、トナー購入者用情報入力手段(b)、プレペイドカード処理手段(c)、現金取扱手段(d)、トナー充填手段(e)、充填トナー量計量手段(f)、ボトルキャップ装着手段(g)、ボトル清掃手段(h)、領収書及び/又は納品書の発行手段(j)、吸引手段(k)、トナー攪拌手段(e2)のうちの少なくとも一部手段の稼動履歴の情報を呼び出し可能に格納するものであることを特徴とする前記第(5)項乃至第(11)項のいずれかに記載のトナーを充填する装置」、
(13)「前記トナーボトル載置手段(a)の近傍に、吸引手段(k)が設けられていることを特徴とする前記第(5)項乃至第(12)項のいずれかに記載のトナーを充填する装置」、
(14)「前記トナー購入者用情報入力手段(b)が、文字情報−バイナリコード情報の相互変換手段を含む入出力インターフェース(m5)を有することを特徴とする前記第(5)項乃至第(13)項のいずれかに記載のトナーボトルにトナーを充填する装置」、
(15)「前記プレペイドカード処理手段(c)が、プレペイドカード発行手段(c1)(c34)(c47)(c58)、プレペイドカード読取手段(c33)(c43)(c51)(c53)(c54)(c55)、プレペイドカードに書込まれた情報を書き換えるための書換手段(c38)(c47)のうち少なくとも1つの手段を有することを特徴とする前記第(5)項乃至第(14)項のいずれかに記載のトナーボトルにトナーを充填する装置」、
(16)「前記現金取扱手段(d)が、各種紙幣及びコイン識別手段(d4)、紙幣及びコインの授受口(d2)から運搬路(d25)(d26)(d27)(d28)を経て繋がる各種紙幣及びコインを収納する現金収納部(d15)(d16)(d17)(d18)、紙幣及びコイン払出し手段(d8)(d9)(d10)(d11)のうち少なくとも1つの手段を有することを特徴とする前記第(11)項に記載のトナーボトルにトナーを充填する装置」、
(17)「前記トナー充填手段(e)が、前記トナー攪拌手段(e2)、トナーボトル載置手段の近傍まで進退可能な充填ヘッド手段(e9)を有するトナー払出手段(e50)、該トナー払出手段(e50)に設けられたトナー払出量調節手段(e8)のうち少なくとも1つの手段を有することを特徴とする前記第(5)項乃至第(16)項のいずれかに記載のトナーボトルにトナーを充填する装置」、
(18)「前記ボトルキャップ装着手段(g)が、ボトルキャップのストック手段(g1)、ボトルキャップ装着手段の進退手段(g4)、ボトルキャップの締付手段(g2)のうち少なくとも1つの手段を有することを特徴とする前記第(5)項乃至第(17)項のいずれかに記載のトナーボトルにトナーを再充填する装置」、
(19)「前記領収書発行又は納品書発行手段(j)が、領収書又は納品書印刷手段(j8)を有することを特徴とする前記第(5)項乃至第(18)項のいずれかに記載のトナーボトルにトナーを再充填する装置」により達成される。
更に、上記課題は、本発明の(20)「前記第(5)項乃至前記(19)いずれか1に記載のトナー充填装置を用いてトナーボトルにトナーを充填する充填方法」により達成される。

本発明によれば、ユーザのニーズに直ちに応じて、消耗品であるトナーを販売できるトナー自動販売システムが提供され、また、販売に備えて長期間常温貯蔵された場合にも二次凝集物の混入がないトナー自動販売システムが提供され、更に、ユーザが所望する品質や銘柄のトナーを間違いなく供給し、ユーザが所望するトナー量だけを間違いなく供給するトナー自動販売システムが提供され、更に、トナーによる汚れなしに空トナーボトル(空又は少なくとも一部トナーが消費されて一部空隙を有する使用済み或いは使用途中のトナーボトル)にトナーを供給するトナー自動販売システムが提供されるという優れた効果が発揮される。
また、トナーを収納、保管、運搬するために用いられるトナーボトルには、大型複写機の現像剤タンクにトナーを充填するために用いられるものと、キャップをはずし複写機の現像部位にトナー排出可能とされた状態で容器ごと小型複写機の現像部に装填される多機能型のものとがあり、通常これらトナーボトルの材質には、紙、樹脂加工紙及び、特にPEやPET、ポリ(メタ)アクリレートのような樹脂材料が用いられ、この樹脂材料には機械的強度及び耐熱性向上のためフィラー粒子が混練されていることも多いため、また、OA機器の小型化及び高性能化の要請が高まっているたので、後者のウエイトは大きく、また、小型化された複写機内に大きなトナーボトルを装填するためのスペースは採り難いので、後者の多機能型トナーボトルの頻繁な更新装填は避け難いのが現状である。その際、ユーザは複写機本体のトナーボトル交換シグナルを受け、ボトルの予備ボトルと交換するが、そのボトルを保管するための場所を必要としたり、あるいは、販売店への煩雑なボトル発注を必要とするが、本発明によれば、該問題の解消が可能となる。
以下、本発明を詳細に説明する。
上記のように、トナーを収納、保管、運搬するために用いられるトナーボトルには、大型複写機の現像剤タンクにトナーを充填するために用いられるものと、キャップをはずし複写機の現像部位にトナー排出可能とされた状態で容器ごと小型複写機の現像部に装填される多機能型のものとがあるが、OA機器の小型化及び高性能化が進む中、後者のウエイトは大きく、また、小型化された複写機内に大きなトナーボトルを装填するためのスペースは採り難いので、後者の多機能型トナーボトルの頻繁な更新装填は避け難いのが現状である。
そして図1に示されるように、後者の使用済みの多機能型ボトルは、新品時点では、外栓が外され、その内栓保持のまま複写機本体の現像部に装填され、複写機本体に内蔵される自動内栓着脱機構により内栓が取り外され、該内栓は退避保管状態で維持される。ボトル交換時のボトル取り出し時点、前記自動内栓着脱機構により、取り出しメカニズムとは逆の動きにより、今度は内栓が自動的に封栓される。このような封栓状態にあるボトルへの本発明の自動販売システムにおいては、前掲の自動内栓着脱手段を有することが好ましいものとなる。
したがって、本発明のトナーボトルへのトナー充填装置によりトナーボトルにトナーを充填する際には、トナー充填装置が、空ボトルのキャップをボトルから除去するためのキャップ取外手段を有することが好ましいとは云え、そのようなキャップ取外手段を該トナー充填装置が有することは必ずしも必要不可欠ではなく、例えば、トナー充填装置にユーザーが最初にアクセスしてトナー購入信号(トナー要補充信号)入力スイッチまたはボタンを押したときに、挨拶メッセージ表示と共に、キャップを外してボトルを本発明のトナー充填装置のボトル載置台のようなボトル載置手段に載置してほしい旨のメッセージを表示するようにしても、或いは、ボトル載置台のようなボトル載置手段に空ボトルが載置された状態で、キャップが付されたままの状態であるか否かを、ボトル載置手段に設けられたセンサ手段例えば光学的センサ手段によりモニタし、その結果に基いて、もしキャップが付されたままの状態であれば、キャップを外して載置し直すべき旨の表示をするようにしてもよい。
換言すれば、ボトル載置手段に設けられたセンサ手段は、ボトル載置手段にボトルが正しい姿勢且つ正しい位置にセットされているか否かをモニタし、且つボトルの種類を識別してこの情報信号により、トナー充填装置はそのボトルに充填すべきトナーの種類を決定するのが主な役割であって、この種目的に加えてさらに、ボトルにキャップが付されているか否かをモニタするものであってもよい。
そして、このトナー充填装置は、トナー充填段階中及び/又はその後の充填手段離脱時、キャップ取付時に飛散したトナーにより汚れ得るボトル表面を清掃するためのボトル清掃手段、例えば、トナー帯電極性とは逆の極性の帯電を帯びている布の摺擦を機械的に行なうボトル清掃手段が具備されていることが好ましい。
また、トナータンクに長期間貯蔵されることにより部分的に二次凝集する可能性があるトナーを時々攪拌するための攪拌装置、例えば、トナータンクの縦方向中心部を軸とし、該軸より放射状に伸びる櫛状の複数の撹拌棒を備えて回転するアジテータあるいはトナータンク下部にトナー不通過空気通過の多孔板より空気を放出させ、空気にて撹拌する撹拌手段を具備することが好ましい。
以下、図面に基いて本発明のトナー充填装置の1例及びこれを用いたトナー充填方法の1例を具体的に説明するが、これらの説明は、本発明の内容を容易かつ充分に理解させるためのものであって、本発明をこれにより限定するためのものではない。
図2には、本発明のトナー充填装置例の側面図が示され、図3には、前面図が示され、図4には、平面図が示される。
図2〜4の例のトナー充填装置(1)は、トナーボトル載置手段の1例としての載置台(a)、トナー購入者用の情報入力手段(b)、プレペイドカード処理手段(c)、購入代金受領及びつり銭払出しを行なう現金取扱手段(d)、トナー収納タンク(e4)を有するトナー充填手段(e)、トナー量計量手段(f)、ボトルキャップ装着手段(g)、ボトル清掃手段(h)、領収書及び納品書発行手段(j)、吸引手段(k)、トナー攪拌手段(e2)、情報表示手段(r)、制御手段(m)、及び各種センサ(s)を有する。図中、各手段の駆動源、そのためのスイッチ、動力ライン、制御手段(m)との間の通信ラインは省略されている。
制御手段(m)は、情報入力手段(b)、(各種)センサ(s)、プレペイドカード処理手段(c)、現金取扱手段(d)、領収書及び納品書発行手段(j)から図示してない通信ラインを介して送信された各種情報を処理し、格納し、トナー充填装置(1)が有する各手段の動作を制御し、情報表示手段(r)に所要の情報を表示し、外部の情報ネットワークに所要情報を発信するものである。そのため、制御手段(m)は、CPU(m1)、これに付設されたデータを出入力自在に格納するメモリとしてのRAM(m2)、プログラムを読み出し自在に格納するメモリとしてのROM手段(m3)、各種制御手段に指令情報信号を出力するコントローラ(m4)、入出力インターフェース(m5)、情報ネットワーク接続手段(m6)を有する。入出力インターフェース(m5)は、情報入力手段(b)や各センサから送信された情報信号や、コントローラ(m4)や表示手段(r)に出力する情報信号を、バイナリコード情報−画像情報及び/又は音声情報の間の相互変換をし、又は相互にエンコード化−デコード化し又はその際パケット化又は送信可能にシフトレジスタに格納し分周し払い出し、情報ネットワーク接続手段(m6)は、制御手段(m)と外部の情報処理装置との間の情報伝達を可能にする。
すなわち、入出力インターフェース(m5)は、各処理手段のセンサや情報入力手段(b)からの入力信号を受けてCPU(m1)に入力データを与えるとともにCPU(m1)からの出力信号を受けて外部の各処理手段や表示手段に所要の指令情報を出力する。このため、図示していないが、パワーオンリセット回路、クロック発生回路、パルス分周回路(割込パルス発生回路)、アドレスデコーダ回路とを含み、CPU(m1)は、パルス分周回路から定期的に与えられる割込パルスに応じて、割込制御ルーチンの動作を実行することが可能となる。また、アドレスデコード回路はCPU(m1)からのアドレスデータをデコードし、RAM(m2)、ROM(m3)、入出力インターフェース(m5)にそれぞれ信号を与える。入出力インターフェース(m5)には、複数(図中では6個)の端子が接続されており、情報入力手段(b)、プリンタ(リーダライタ)の形式のプレペイドカード処理手段(c)、現金取扱手段(d)、トナー充填手段(e)が有するトナー重量計量手段を含む各センサ手段、情報表示手段(r)のタッチパネル等からの所定データ情報がこの接触端子から入出力インターフェース(m5)を介してCPU(m1)に入力される。CPU(m1)は、入力信号に応答して、かつROM(m3)内に格納されたプログラム及びデータに従って、各動作を行い、かつ、所定のデータ、信号を入出力インターフェース(m5)を介して前記各処理手段や情報入力手段(b)、現金取扱手段(d)、情報表示手段(r)、トナー充填手段(e)が有する各種処理手段、領収書及び納品書発行手段(j)等に所要の指令情報を出力する。
而して、この例のトナー充填装置(1)の主要な動作は、概略、つぎのように纏めることができる。すなわち、
・(i)トナー充填装置(1)前面にトナー購入候補者が存在することを正面センサ(a5)で感知したことを、制御手段(m)に送信し、
・(ii)制御手段(m)からの指令信号に基いて、情報表示手段(r)で、挨拶メッセージ、充填販売可能なトナーの種類及び使用可能ボトル種類を案内し、
・(iii)トナー購入のための所要操作順序を前面の情報表示手段(r)に表示し、
・・(iv)トナー購入者が、表示された操作順序にしたがって、プレペイドカード購入を希望し選択する旨を情報入力手段(b)に入力したときは、購入代金受領、保管及びつり銭払出しのための現金取扱手段(d)への購入代金の支払額が不足ないことを確認し、
・・(v)プレペイドカード購入代金の支払額が不足する場合は、購入代金の追加支払い、又は、より低額プレペイドカード購入希望の再入力、の指示を情報表示手段(r)に表示し、
・・(vi)プレペイドカード処理手段(c)により、希望する額のトナー購入用プレペイドカードを発行すると共につり銭を払い戻し、
・・(vii)プレペイドカード及びつり銭を忘れることなく受取るべき旨のメッセージを情報表示手段(r)に表示し、
・(viii)プレペイドカード処理手段(c)に挿入されたプレペイドカードの残存有価価値及び/又は現金取扱手段(d)に挿入された支払現金の合計額を認識し、
・(ix)プレペイドカードの残存有価価値及び/又は現金取扱手段(d)に挿入された支払現金の合計額が前記購入希望トナーの種類及び購入希望量を満たす額であるか否かを判断し、
・・(x)不足しているときは不足額の支払い又は購入希望量を再入力すべき旨のメッセージを情報表示手段(r)に表示し、
・(xi)情報入力手段(b)から購入希望トナーの種類及び購入希望量を入力すべき旨のメッセージを情報表示手段(r)に表示し、
・(xii)トナー充填装置(1)前面のシャッタを開いてその奥の凹部のトナーボトル載置台(a)を露出させ、
・(xiii)ボトル(2)をトナーボトル載置台(a)に載置すべき旨のメッセージを情報表示手段(r)に表示し、
・(xiv)ボトル載置台(a)に載置されたボトル(2)が、正規の位置及び姿勢で載置されているか否かをボトル載置センサ(a2)により判断し、
・・(xv)否である場合は、ボトル(2)を正規の位置及び姿勢に直すべき旨のメッセージを情報表示手段(r)に表示し、
・(xvi)ボトル載置台(a)に載置されたボトル(2)が、トナー購入者が要求する種類トナー用のボトルであるか否かをボトル載置センサ(a2)により判断し、該当品種のボトルであると認識した場合、装置内メモリーからボトル品種のトナー最大充填許容重量(容器重量込み)を読み出し、該最大充填可能量と装置ボトル載置台に載る現ボトル重量との差より充填必要重量を規定して、ボトルにトナーを供給する。
・・(xvii)否である場合は、前記購入希望トナーの種類を、トナー充填操作の中止指令の入力、又は当該ボトルに合致するトナーに変更するための所要操作を案内し、
・(xviii)当該ボトルへの充填可能トナー量が購入者の入力した前記購入希望量以上であるかを、メモリー中の該当品種トナーボトルの充填許容重量との対比から判断し、
・・(xix)否の場合は、前記購入希望量を充填可能トナー量以下の値に入力し直すべき旨のメッセージを情報表示手段(r)に表示し、
・(xx)さらにボトル(2)からキャップが取り除かれているか否かを識別し、
・・(xxi)否である場合はトナー充填装置(1)前面のシャッタを開き、
・(xxii)ボトル(2)を載置台(a)から取り出してキャップを取り除いた後、再度、載置台(a)に載置すべき旨のメッセージを情報表示手段(r)に表示し、
・(xxiii)トナー充填装置(1)前面のシャッタを閉じ、
・(xxiv)ボトル(2)にトナーを充填する操作を行い、
・(xxv)ボトル(2)にキャップを装着する操作を行い、
・(xxvi)ボトル(2)を清掃する操作を行い、
・(xxvii)トナー充填装置(1)前面のシャッタを開き、
・(xxviii)領収書、又は、例えば特に料金一括後払の場合には、納品書の印刷、発行を行い、
・(xxix)ボトル(2)を載置手段の1例としての載置台(a)から取り出すべき旨のメッセージを情報表示手段(r)に表示し、
・(xxx)領収書又は納品書を受取り可能に払い出し口に搬送、露出し、
・(xxxi)トナー販売操作の終了及びお礼のメッセージを情報表示手段(r)に表示する。
・(xxxii)また別に、トナー収納タンク(e4)中に保存されているトナーを時々攪拌し、
・(xxxiii)トナー販売量を含むトナー充填装置(1)の作動履歴の情報を保存し、
・(xxxiv)得られた情報の一部を、情報ネットワークを介して外部の情報処理手段に送信する。これらの詳細な動作態様は後程詳述される。
そして、これを実行するため、この例のトナー充填装置(1)は、次のような構成を有する。
すなわち、この例のトナー充填装置(1)において、トナーボトル載置台(a)は、ターンテーブル(a4)上に設けられている。ターンテーブル(a4)は、トナーボトル載置台(a)を、トナー充填装置の前面に設けられた凹部(4)の底の位置、ボトルキャップ装着手段(g)が配置されている位置、及びボトル清掃手段(h)が配置されている位置、に停止するように回転する。
トナー充填装置の前面に設けられた凹部(4)にはトナーボトル(2)の種類識別手段としてのボトル載置センサ(a2)が設けられており、このセンサ(a2)は、トナーボトル(2)がトナーボトル載置台(a)に載置されることにより導通作動して、トナーボトル(2)の種類を識別し、結果としての識別信号を、図示されてないトナーボトル種類識別信号の送信手段を介して、制御手段(m)に付されたRAM(m2)に送信し、呼び出し自在に格納される。CPU(m1)は、ROM(m3)に予め格納されていたトナーボトル(2)の種類毎の標準データを呼び出してこれと、ボトル識別信号に基く識別データを比較して、識別データが標準データの許容誤差範囲であるか否かを判断し、かつ、ボトル(2)種類に応じたトナー充填時の総重量情報をも閾値としてROM(m3)から呼び出してこれと、当該ボトル(2)の実際の重量とから演算した差重量を、ボトル載置台(a)に載置された当該ボトル(2)の充填可能トナー量としてRAM(m2)に格納する。ROM(m3)には、このような演算をするためのプログラムも格納されている。
この例の装置におけるボトル載置センサ(a2)は、トナーボトル載置台(a)に載置されたトナーボトル(2)の固有の輪郭を認識して内容物トナーの色及び種類を識別するフオトカプラーのアレイであるので、ボトルにキャップが付いているか否かをも識別し、また、ボトル載置台(a)に載置されたトナーボトル(2)の載置位置や姿勢が正常であるか否かをも同時に識別できるものであるが、無論、他のタイプのセンサであってもよい。
また、トナーボトル(2)は、同一形状のボトルに、内容物トナーの色及び種類を識別するための従来から知られた他の情報、例えば色や模様やバーコード等の印刷物、ボトル(2)表面に固定されたタグ、磁気記録手段、不揮発性メモリチップ等を有するものであっても、内容物トナーの色及び種類に応じたボトル特有の突起や凹凸部分を有するものであってもよい。
トナー充填装置(1)の前面のトナーボトル載置台(a)が配置される凹部(4)にはスライド式に開閉されるシャッタ(5)が設けられ、また、凹部(4)の底には、吸引ポンプ(P2)により吸引される吸引手段(k)が設けられている。このシャッタ(5)は、閉の位置に移動してその端部が、図示されてないリミットスイッチに接触することにより、該吸引ポンプ(P2)の電源回路を閉成して電源回路を通電させるので、これにより、吸引ポンプ(P2)が作動し、凹部(4)内に飛散するトナーを吸引除去する。
また、ボトル載置台(a)の下部には、トナー量計量手段の1例としてのロードセル(f)が設けられ、ロードセル(f)の上には、リフタ(図示せず)が設けられている。このリフタは、ボトル載置台(a)とロードセル(f)の間に介在し、ターンテーブル(a4)に設けられて回転移動してきたボトル載置台(a)を円滑に受け止めてトナー充填位置に停止させ、かつ自動的に自からの厚みを加減してボトル載置台(a)−ロードセル(f)間の間隙を埋める。ロードセル(f)には、重量や圧力を受け弾性変形する程度に応じて変化した電圧信号を発生する公知手段、又は受圧力に応じて直接起電力を変化させる圧電素子等の公知圧力検知素子が用いられている。
また、本発明において必要不可欠ではないが、この例のトナー充填装置におけるトナー量計量手段(f)は、発生した電圧に応じた載置重量の信号を、図示してない通信ライン及び入出力インターフェース(m5)を介して制御手段(m)に時々刻々送信し、制御手段(m)は、時々刻々送信されてくる重量信号に基いて、トナーの充填可能量を時々刻々演算し直し、演算結果に基いて、トナー収納タンク(e4)の下部の排出路(e20)に設けられたトナー排出量調節手段としての排出路開閉弁(e8)用の制御信号を、コントローラ(m4)を介して図示してない排出路開閉弁移動用電源回路に出力する。
トナー充填手段(e)は、トナータンク(e4)、気体導入手段(L)から分岐したトナー攪拌手段(e2)、タンク(e4)頂部の開口(e3)を自動開閉自在に被覆するゴムシート(e31)の蓋、開口(e3)の内側に設けられたフィルタ(e5)、トナー収納タンク(e4)の底部排出路(e20)に設けられた凝集トナー除去手段としてのメッシュフィルタ(e6)、トナー収納タンク(e4)底部のメッシュフィルタ(e6)に近隣して設けられポンプ(P3)を介してトナーを返送するトナー返送路(e7)、ボトル脱気手段の1例としての脱気管(e10)、トナー収納タンク(e4)の頂部に設けられその喉元にシャッタ(e11)を、頂部に開閉蓋(e12)をそれぞれ有するホッパ(e13)、トナータンク(e4)の下部内壁及び排出路(e20)に設けられトナー攪拌手段(e2)から導入された気体をタンク(e4)内に均一に分配するための気体分配手段(e19)、トナー払出手段(e50)を有し、トナー払出手段(e50)は、トナータンク底部の排出路(e20)、トナー攪拌手段(e2)、トナー排出量調整手段(e8)、フレキシブルチューブ部分を介してタンク(e4)の底部に連結しトナーボトル載置台(a)の近傍まで進退可能なノズル等の充填ヘッド手段(e9)により構成されている。
タンク(e4)は、断熱性であることが不可欠ではないが好ましく、この例では断熱性の樹脂材料で、後面から前面に向かって底部が深くなりかつ狭まり、最も深い底部が最も狭くなるような4角形のロート状に形成されているが、本発明においてタンク(e4)はこのようなものに限らず、例えばSUS製のタンクに断熱性シート材料を貼着することにより断熱性が付与されたものであってもよい。
気体導入手段(L)に連なるトナー攪拌手段又はトナー流動化手段(e2)は、断続的に作動可能してタンク(e4)内への気体導入が可能であり、ポンプ(P1)により送られた空気を、角ロート形のトナー収納タンク(e4)の斜側面、底面及びトナー排出口に設けられた気体分配手段(e19)を介して、タンク内に均一に導入することにより、断続的に作動してタンク内への気体導入可能であることにより、トナー攪拌手段として、またトナー流動化手段として作働する。
しかしながら、この例のトナー充填装置においては、タンク(e4)内下部に、補助的なトナー攪拌手段として、例えば、トナータンクの縦方向中心部を軸とし、該軸より放射状に伸びる櫛状の複数の撹拌棒を備えて回転するアジテータを有している。この攪拌装置(e14)は、タンク(e4)内のトナーが湿気を嫌うものであり、かつ、高湿時または高湿の場所で、トナー攪拌する必要がある場合に、また、トナー凝集物を解きほぐすため充分に攪拌する必要がある場合に、トナー攪拌手段(e2)の作動に加えて又はトナー攪拌手段(e2)の作動に代えて、作動する。
ゴムシート(e31)は、タンク(e4)内への湿気や高温気体等の好ましくない気体の侵入を避けるため、通常は開口(e3)を被覆しているが、タンク(e4)内が気体導入により過度に昇圧したときには頂部の開口(e3)から端面が自動的に浮き上って内部ガスを放出させるものであり、開口(e3)の内側に設けられたフィルタ(e5)は、タンク(e4)内の気体を逃がす際にこれに随伴するトナーの逃げを防止する。
トナー収納タンク(e4)の底部に設けられた凝集トナー除去手段の1例としてのメッシュフィルタ(e6)は、凝集して例えば塊状に大きくなったトナー粒子が排出されてトナーボトル(2)に充填されることを防止するものであり、この排出されないトナーは、フィルタ(e6)近隣に設けられポンプ(P3)を介してトナーを返送するトナー返送路(e7)を経て、ホッパ(e13)から再度、タンク(e4)内に返送され、タンク(e4)内のトナー攪拌手段で解きほぐされる。しかしながら、本発明における凝集トナー除去手段は、このようなメッシュフィルタのみに限定されず、他のタイプの除去手段とすることもできる。
この例のトナー充填装置におけるトナー払出量調節手段(e8)は、トナー収納タンク(e4)底部の排出路(e20)に設けられ、通電量変化により、排出路を横切る方向にスライドされて排出路(e20)の断面積の広さを変化させる電磁式板状弁であるが、本発明において、トナー払出量調節手段(e8)はこのようなもののみに限られず、例えば、トナー収納タンク(e4)底部の排出路(e20)内に設けられたバタフライ式の開閉弁等であっても、また、トナー攪拌手段(e2)への通気量を調節する手段(例えば送気ポンプ(P1)の回転数の調節手段)であっても、トナー収納タンク(e4)底部の排出路と充填ヘッド(e9)を連結するフレキシブルチューブ部分をチョークする手段であっても、充填ヘッド(e9)と共にボトル(2)に進退自在に移動可能な脱気手段(e10)の脱気量を調節する手段(例えば吸引ポンプ(P2)の回転数の調節手段)であってもよい。
充填ヘッド(e9)は、充填用キャップ(e15)に設けられており、充填用キャップ(e15)は、充填用ヘッド移動手段(e21)の昇降によりボトル(2)の充填口からボトル(2)に進退するように充填用ヘッド移動手段(e21)に支承されている。充填用ヘッド移動手段(e21)は、後退した位置(図2中では上部位置)で左右に向きを変更できるように枢動軸にピボット保持されている。そして、充填用キャップ(e15)には充填ヘッド(e9)と共に脱気手段(e10)も設けられており、したがって、モータ(M1)により駆動される充填用ヘッド移動手段(e21)の昇降に伴ない、上記のように、脱気手段(e10)と充填ヘッド(e9)が一緒にボトル(2)に進退する。脱気手段(e10)は、充填用キャップ(e15)の装着によりボトル(2)内に挿入されたときに、最下部がボトル(2)内の上部空間に位置する構造を有しており、最下部には、脱気時にトナーがタンク外に随伴することを避けるためのメッシュフィルタ付吸引口が設けられている。また、脱気手段(e10)の最上部には排気管(a1)が付けられており、排気管(a1)は、凹部(4)底に設けられ吸引ポンプ(P2)により吸引される吸引手段(k)に連通している。
ボトルキャップ装着手段(g)は、キャップ収納器(g1)、キャップ締め手段(g2)及びキャップ装着センサ(g5)を有し、キャップ収納器(g1)は、トナー充填装置(1)のハウジングの空間内に配置されているが、この空間は、トナー充填装置(1)のハウジング内でトナータンク(e4)が配置されて残った部分であり、この例のトナータンク(e4)は前記のように、後面から前面に向かって底部が深くなりかつ狭まり、最も深い底部が最も狭くなるような角形のロート状に形成されたものであるので、キャップ収納器(g1)は若干変形した形状をしているが、キャップを天地逆転させずに、ボトルに装着可能な姿勢で排出孔内に自然に送り出すには差し支えない。
キャップ締め手段(g2)は、キャップ装着位置に進退するように配置され、ボトル(2)の充填口に落下したキャップを把持―解放するように開閉自在且つ回転自在な把持爪(g3)とこの把持爪(g3)を支承するアーム管(g4)からなり、把持爪(g3)はアーム管(g4)の管内空孔を走る力伝達手段(把持爪開閉バー及び回転力伝達用無端ベルト)により開閉及び回転する。
図3に示されるように、ボトル清掃手段(h)は、ボトル感知用センサ(h1)、静電式トナー除電手段(h2)、吸気手段(h3)を有し、吸気手段(h3)は吸気手段(k)に連通しており、ボトル(2)が、清掃位置に移送され、ボトルセンサ(h1)がボトル(2)の存在をモニタすると、ボトルの存在信号を制御手段(m)に送信し、制御手段(m)中のCPU(m1)は受信したボトル存在信号に基いてコントローラ(m4)を介し静電式トナー除電手段(h2)、吸気手段(h3)を一定時間作動させる。ボトル感知用センサ(h1)は、この例の装置においては光学的センサであるが、本発明においては光学的センサに限らず、ボトルに接触すると回路を閉じ通電するリミットスイッチ等、他のものを用いることができる。また、ボトル清掃手段(h)は、静電式トナー除電手段(h2)及び吸気手段(h3)に加えて/又は代えて、他の例えばワイパーブラシを有していてもよい。
また、このトナー充填装置(1)の前面には、正面センサ(a5)及びトナーボトル見本(6)が設けられている。正面センサ(a5)は、ユーザー(トナー購入候補者)が存在すること感知すると、感知信号を制御手段(m)に送信し、トナーボトル見本(6)は、このトナー充填装置(1)に利用可能なボトルの種類及び充填可能なトナーの種類を案内する。
図4は、この例のトナー充填装置(1)の平面図である。ターンテーブル(a4)は、トナー載置台(a)上のボトルが、トナー充填ポジション、キャップ装着ポジション、ボトル清掃ポジションで停止するように回転し、トナー充填ポジションではボトルを、トナー載置台(a)上に置き、トナー充填操作がなされ、また、クリーニング後のボトルを取り除く。本発明において、これら各ポジションへのトナーボトルの移動、各ポジションにおける例えば凹部(4)前面のシャッタ(5)の移動、充填ヘッド(e9)及び脱気手段(e10)が付された充填用キャップ(e15)の昇降移動、キャップ装着手段等の移動や変移は、これらに接触するリミットスイッチや電磁リレー手段を介して、後続する操作のためのトリガー信号として用いることができ、また、各種センサによって得られるモニタ信号を、後続する各操作の制御、シーケンス制御のためのトリガー信号として用いることができる。
さらに、例えば、吸引ポンプ(P2)の負荷変動による駆動源回路への供給電力量(電流)変化を、シーケンス制御のためのトリガー信号として用いることができる。
トナー充填ポジション及びボトル清掃ポジションで停止しているときには吸引操作が行なわれるが、キャップ装着ポジションでは吸引操作は行なわれない。この例のトナー充填装置(1)においては、トナータンク(e4)がロート形をしていて下部にボトルの回転移動を可能とするスペースを採ることが偶々できたため、トナー載置台(a)上のボトルが、トナー充填ポジション、キャップ装着ポジション、ボトル清掃ポジションに移動できるように、ターンテーブル上に設けられているが、本発明においては、無論、ボトルを一箇所に置いた状態で、トナー充填、キャップ装着、ボトル清掃を順次行なうようにすることもできる。
また、この例のトナー充填装置(1)におけるトナー購入者用の情報入力手段(b)は、購入希望トナーの種類や量又は購入希望金額、あるいは購入希望プレペイドカードの種類を選択的に入力できるスイッチ又は押しボタン、或いは好ましくは制御手段(m)により一定のプログラムに基いて制御されるタッチパネル式入力手段とすることができる。
図5には、この例のトナー充填装置(1)におけるプレペイドカード処理手段(c)の概要が示されている。図5に示される例のプレペイドカード処理手段(c)においては、可逆的感熱記録層すなわち、可逆的に書き換え可能な可視像記録層と、磁気記録層とを有するプレペイドカードを発行し、感熱記録層に可視像を、磁気記録層に磁気情報を記録し、記録されている可視像及び磁気情報を識別し、該可視像及び磁気情報を更新することができる。このようなプレペイドカード処理装置は、特開平11−105435号公報等により従来公知であるが、本発明においては、プレペイドカード処理手段(c)は、必ずしもこのようなものである必要はなく、例えば磁気ストライブのみ又は磁気ストライブ及び印刷情報が設けられたプレペイドカードの磁気情報のみを処理するものであってもよい。
図5のプレペイドカード処理装置(c)においては、カード授受口(c30)から挿入された可逆性感熱記録層及び磁気記録層を有するカード(c100)は搬送路(c50)に沿って進行し、或いはリミットスイッチ(c52)に接触した後、搬送路(c50)に沿って装置内を逆方向に進行する。カード授受口(c30)から挿入されたカード(c100)は、図示していない回転制御手段により制御(停止を含む回転速度及び回転方向の制御)される無端ベルト状の搬送ベルト(c32)により記録装置内を搬送され、搬送路(c50)の所定位置に到達するとセンサ(c33)により、図2中の制御手段(m)を介してその存在及び磁気記録情報の存否を認識され、磁気ヘッド(c34)とプラテンローラ(c35)間で磁記録層に磁気記録若しくは記録消去され又は磁気記録情報が書き換えられ、搬送ベルト(c36)で搬送され、センサ(c43)により可逆的感熱性可視画像情報の内容が識別されて、セラミックヒータ制御手段(c37)を介して作動するセラミックヒータ(c38)とプラテンローラ(c44)間で像消去のため加熱処理され、停止及び逆転することが可能な搬送ベルト(c45)(c99)により搬送路(c50)内を搬送され、バタフライ型の搬送路切替手段(c31)により新カード排出路(c39)との分枝部が閉じられた搬送路(c50)内をガイドローラ対(c40)により上方に搬送され、センサ(c41)によりカード(c100)の存在が認識されることにより稼動する搬送ベルト(c42)により搬送路(c50)内を搬送され、所定位置にてセンサ(c51)により、図示されてないサーマルヘッド制御手段を介してその存在を認識して作動するサーマルヘッド(c47)及びプラテンローラ(c48)間で像形成又は画像書換えされ、搬送路(c50)から搬送ベルト(c49)(図示していない回転手段により制御される)により、装置の最端部分に到達する。
そして、ここで、図示されてない出口から装置外に排出されるか又は、リミットスイッチ(c52)に接触することにより、回転方向が逆転する搬送ベルト(c49)、(c42)、ガイドローラ対(c40)、搬送ベルト(c45)、(c36)及び(c32)を介してカード授受口(c30)に搬送される。
また、新規カードは、カード購入情報の入力信号を受けて、図2に示される制御手段(m)のCPU(m1)から入出力インターフェース(m5)を介して送られてくる指令信号により作動するシャッタ手段(c56)が開状態になり、搬送路切替手段(c31)が開状態になると共に、新カードケース(c58)の底まで延設された搬送ベルト(c57)が稼動することにより、新カードケース(c58)底からカード排出路(c39)に排出され、搬送路切替手段(c80)の切り替えにより開通するプレペイドカード発行手段としての新カード発行路(c1)を経てリミットスイッチ(c52)に到り、ここで逆方向に搬送される間に、サーマルヘッド(c47)及びプラテンローラ(c48)間で像形成され、次に磁気ヘッド(c34)とプラテンローラ(c35)間で磁気記録層に磁気記録されて、カード授受口(c30)から排出排出される。
図中、符号(c33)(c43)(c51)(c53)(c54)(c55)は光センサ、符号(c61)はセラミックヒータ(c38)のための温度センサ、符号(c62)はサーマルヘッド(c47)のための温度センサを示し、したがって、磁気ヘッド(c34)と光センサ(c33)(c54)(c55)は、この例ではカード読取手段を構成し、磁気ヘッド(c34)とサーマルヘッド(c47)は、この例ではカード中の情報を書き換える書換手段を構成している。
ここで、セラミックヒータ(c38)の設定温度は、110℃以上が好ましく、112℃以上が更に好ましく、115℃以上が特に好ましい。符号(c59)は、使用済みの残存有価価値が零になり、回収されたプレペイドカードを示す。
図6には、先に説明した本発明のプレペイドカード処理装置(c)に関連し、該装置における通電量微調整手段を有するセラミックヒータ(c38)及びサーマルヘッド(c47)のための制御回路の一例が示されている。この例においては、トランジスタ(TR11)とトランジスタ(TR12)とでセラミックヒータ(c38)のための第1の自走マルチバイブレータを形成し、(TR11)と(TR12)とを交互に導通させ、トランスの1次側コイル(L11)への交番入力に対応する高電圧の2次誘導出力を2次側コイル(L21)に得、これを、負荷として抵抗(R1)と(R11)を有するセラミックヒータ(c38)の電源とすることにより、パルス通電加熱を行なうものであり、また、この自走マルチバイブレータ回路の制御を、トランジスタ(TR1)と抵抗(RX)と図5における温度センサ(c61)のサーミスタ(SM1)とで構成され、該自走マルチバイブレータ回路の負荷変動に対して負の入出力関係が成立する帰還回路により行なう。該自走マルチバイブレータについて付言すると、1方のトランジスタ例えば(TR11)が導通するとトランスの1次側コイル(L11)が通電し、その結果、2次側コイル(L21)には若干時間を置いて2次誘導出力を得てこれをヒータ源とすると同時にこの2次出力により、コイル(L11)にはまた若干時間を経て発生する3次誘導出力を得て、この時間を置いて得られた3次出力を今度は他方のトランジスタ(TR12)に帰還してこれを導通させることによりトランジスタ(TR12)の場合にもトランジスタ(TR11)の場合と同様の動作をさせ、以下交互にこの動作を繰り返させて、マルチバイブレータとするものである。コンデンサ(C101)は、回路中のコイル(L11)と共働して両トランジスタの導通時定数(即ちパルス通電頻度)を定めるためのものであり、また、この回路の電源には無論整流器(C102)からの直流成分が充てられる。
サーマルヘッド(c47)、図5の温度センサ(c62)のサーミスタ(SM2)を含む第2の自走マルチバイブレータについても同様である。
スイッチ(SW)は、セラミックヒーター(c38)を高発熱量(R1+R11)と低発熱量(R1のみ)に切換えることができ、またサーマルヘッド(c47)を高発熱量(R2+R12)と低発熱量(R2のみ)に切換えることができるようになっている。
さらに、回路素子をサ−ジ電圧から保護するための従来公知の手段を組み合わせることができ、例えば、整流器(C102)のための抵抗(R3)部分には突然の過電圧流から整流器(C102)を保護するため、ツェナー破壊電圧に達すると導通するツェナーダイオードを抵抗(R3)+整流器(C102)に並列配置することにより、過電流バイパス路を設けることができる。この回路装置の場合には、パルス出力であるという利点だけでなく、ダイオードと抵抗からなるような一般的な高時定数の逆起電力吸収回路を含まないという利点がある。
図7には、この例のトナー充填装置(1)における現金取扱手段(d)の概要が模式的に示されている。図7に示される例の現金取扱手段(d)においては、タッチパネル(d1)の表示内容にしたがって、現金授受部(d2)のシャッタ(d3)が開かれた後、購入希望のプレペイドカードの種類に応じ又はトナー購入希望量に応じた所定金額を満たす貨幣を現金授受部(d2)に入れると、入れられた貨幣は、貨幣搬送手段(d5)(d6)(d7)により搬送路(d28)を運ばれ、貨幣認識手段(d4)によりその種類が判別されると、図2の制御手段(m)には、貨幣種別情報が送信される。その結果、制御手段(m)のコントローラ(m4)から、貨幣搬路切替手段1(d12)、貨幣搬路切替手段2(d13)、貨幣搬路切替手段3(d14)の作動手段(図示されず)に開閉を制御する指令信号が発信されて、貨幣搬路(d25)(d26)(d27)(d28)のうちの所定の貨幣搬路が選定されると共に、各現金収納部(d15)(d16)(d17)(d18)にそれぞれ設けられた横方向スライド式シャッタ(d21)(d22)(d23)(d24)のうち所定のシャッタが開にされ、かつシャッタ(d21)(d22)(d23)(d24)の開閉回数の情報が、制御手段(m)のCPU(m1)に送信され、CPU(m1)は、先にトナー充填装置(1)の情報入力手段(r)から送信されRAM(m2)に格納されていた希望購入額情報と、新たに送信されてきたシャッタ(d21)(d22)(d23)(d24)の開閉数の情報とに基いて、払い戻すべきつり銭額を演算する。また、CPU(m1)は、RAM(m2)に格納されていたシャッタ(d21)(d22)(d23)(d24)の累積開閉回数情報を呼び出し、これと、新たに送られきた開閉回数情報とを演算し、結果を再度、RAM(m2)に格納(書き換え)し、同時に、ROM(m3)に格納されていたプログラムに基いて、現金取扱手段(d)が有する前記各手段の駆動回路に、つり銭の払い出し操作の指令情報信号を発信する。
この例は、理解を容易にするため、本発明のトナー充填装置(1)における現金取扱手段(d)の概念を紙幣取扱いの場合に限って模式的に示すものであって詳細は省略されているが、しかし、このような現金取扱装置は、コイン及び紙幣の双方共取り扱うものが、例えば特開平1−118986号公報、特開平8−180240号公報、特開平11−250352号公報等により従来から知られており、本発明においては、このような公知のものを用いても無論よい。
図8には、この例のトナー充填装置(1)における領収書及び納品書発行手段(j)の概要が示されている。図8に示される例の領収書及び納品書発行手段(j)は、ロール状の感熱記録紙(俗称「サーマル記録紙」)を用いた発行手段として示されており、この領収書及び納品書発行手段(j)において、ロール状の感熱記録紙(j1)は、記録紙搬送ローラ対(j2)(j3)の回転により上下から挟持され搬送路(j4)を前進するように搬送され、センサ(j5)によりシート境目マーク(j6)が認識されると前進が停止され、印字ローラ(j7)上のサーマルヘッド(j8)により所用の印字がされ、印字が終ると記録紙搬送ローラ対(j9)(j10)及び記録紙搬送ローラ対(j11)(j12)により搬送路(j4)をさらに前進させられ、センサ(j13)によりシート境目マーク(j6)が認識されると前進が停止され、プラテンローラ(j14)上のカッタ刃(j15)の降下により所定幅の紙片に切断されて取出口(j16)に排出される。図8に示される例の領収書及び納品書発行手段(j)は、ロール状の感熱記録紙(俗称「サーマル記録紙」)を用いた発行手段として示されているが、本発明においては、無論、トナーを用いた静電記録方式や液体インクを用いたインクジェット印字方式であってもよい。
図5、6のプレペイドカード処理装置(c)、図7の現金取扱手段(装置)(d)、図8の領収書及び納品書発行手段(装置)(j)は、トナー充填装置(1)躯体と別個に設置することができ、また、これらには、制御手段(m)と別個にそれぞれのための制御手段を設けてもよい。更に、本発明においては、これら各手段の他に、新規トナーボトルや用紙等他の消耗品自動販売装置を併設していてもよい。
次に、この例のトナー充填装置(1)における各手段、ユニット、機器の作動シーケンスを説明する。
この例のトナー充填装置(1)において、トナー購入者用の情報入力手段(b)から入力された情報に基いて、制御手段(m)は、情報表示手段(r)に、プレペイドカード処理手段(c)及び/又は現金取扱手段(d)の稼動メッセージ入力方法を、予めROM(m3)に格納されていたプログラムにしたがって表示し、ユーザー(トナー購入者)により所望の稼動メッセージが情報入力手段(b)に入力されると、次に制御手段(m)は、プログラムにしたがって、プレペイドカードを新規発行し、又はカード授受口(c30)から導入されたプレペイドカードの残存有価価値の読み取り、所要の有価価値の引き去り、残存有価価値の書き換え等所要の処理を実行した後、プレペイドカードを、カード授受口(c30)から払い出し、及び/又は、現金取扱手段(d)を稼動させて、所要の現金授受を行ない、これらの結果を情報表示手段(r)に表示すると共に、ボトル(2)へのトナー充填操作を開始すべき旨のメッセージ入力をユーザーに促す。
トナー購入者用の情報入力手段(b)から入力されたトナー充填操作開始指示の情報に基いて、制御手段(m)のコントローラ(m4)が発する指令信号により、装置(1)前面の凹部(4)を開閉するシャッタ(5)をスライドさせる電磁リレー(図示せず)が閉成されると、凹部(4)を閉じていたシャッタ(5)が横方向にスライドして凹部(4)を開くと、移動したシャッタ(5)の端部が接触することにより閉成されるリミットスイッチ(図示せず)に接触し、このリミットスイッチを有する吸引ポンプ(P2)及びモータ(M1)用の電源回路が閉成して吸引ポンプ(p2)が作動し、凹部(4)のための吸引手段(k)及び脱気手段(e10)のための排気管(a1)を吸引する。と共に、モータ(M1)が作動して、充填ヘッド(e9)及び脱気手段(e10)が付された充填用キャップ(e15)を保持する充填用ヘッド移動手段(e21)をボトル(2)の充填口に降下させて塞ぐ。トナー収納タンク(e4)底部の排出路(e20)に設けられたトナー排出量調整手段(e8)は閉じられたままである。
本発明においては、ボトル(2)内空気の吸引段階は、ボトル(2)へのトナー充填段階と同時、または好ましくはボトル(2)へのトナー充填段階よりも前に開始される。このため(吸引段階の後、若干時間が経過したときにトナー充填段階を開始するため)には、制御手段(m)が有するクロックを利用してトナー充填開始のタイミングを取る方策と、クロックを利用しないで実際のボトル(2)内の減圧状態を反映してトナー充填開始のタイミングを取る方策、が採用でき、いずれであってよい。この装置における他のシーケンス制御の場合も同様である。そして、この例の充填装置(1)の吸引段階とトナー充填段階においては、クロックを利用しないで実際のボトル(2)内の減圧状態を反映してトナー充填開始のタイミングを取る方策を採用している。
一方、このトナー充填装置(1)のトナー収納タンク(e4)中のトナーは、長期間保存されることにより擬似凝集する可能性があるので、これを防ぐため、上記のように、送気ポンプ(P1)は時々作動して攪拌用の気体をタンク(e4)内に送気し、及び/又は、補助的なトナー攪拌手段としてのスクリュ形の攪拌装置(e14)は時々回転作動して内部トナーを攪拌するが、このタイミングは、制御手段(m)が有するクロックを利用して、制御手段(m)内のROM(m3)に予め格納されているプログラムにより決定される。
ボトル(2)の充填口の閉鎖終了後、吸引ポンプ(P2)で吸引することにより、ボトル(2)内の気圧が小さくなり、その結果、負荷が小さくなった吸引ポンプ(P2)の動力源は、必要供給電力量の変化(減少)を示す情報を生じ、この情報は制御手段(m)に入力される。入力された情報信号に基いて、制御手段(m)のコントローラ(m4)は、送気ポンプ(P1)の動力電源制御回路(図示せず)に指令信号を発し、この指令信号により、送気ポンプ(P1)の動力電源回路が閉成されて、気体導入手段(L)及びトナー流動化手段(e2)を介してトナー充填手段(e)のトナータンク(e4)中には気体が導入され、これにより、内部トナーは、流動化される。送気ポンプ(P1)が充分な時間稼動したこと(トナー流動化に充分な空気量をトナータンク(e4)中に送気したこと)をモニタした制御手段(m)は、タンク(e4)底部の排出路(e20)に設けられたトナー排出量調整手段(e8)を開くべき旨の指令信号を、トナー排出量調整手段(e8)の開閉のための電磁回路に発信し、その結果、トナー排出量調整手段(e8)が開かれて、ボトル(2)へのトナー充填段階が開始される。
トナーボトル(2)へのトナー充填中、トナー量計量手段(f)は、発生した電圧に応じた重量信号を、図示してない通信ライン及び入出力インターフェース(m5)を介して制御手段(m)に時々刻々送信し、制御手段(m)は、時々刻々送信されてくる重量信号に基いて、トナーの充填可能量を時々刻々演算し直し、計算結果に基いて時々刻々の要求充填量を更新し、更新された要求充填量信号をRAM(m2)に再三格納し直し、また、演算結果に基いて、トナー収納タンク(e4)の下部の排出路に設けられたトナー排出量調節手段としての排出路開閉弁(e8)用の制御信号を、コントローラ(m4)を介して図示してない電源制御回路に出力する。
すなわち、制御手段(m)のCPU(m1)は、時々刻々送信されてくるトナー重量信号(実際にはボトル重量+トナー重量)に基いてRAM(m2)に当初格納されていた充填可能量情報を書き換える(つまり、CPU(m1)は、ROM(m3)に格納されているプログラムに基いて、RAM(m2)に格納されていた元の充填可能量情報を呼び出し、これと新たに送信されてきた重量情報とを演算し、演算結果としての新たな充填可能量情報をRAM(m2)に格納し直す動作を時々刻々行なう)と共に、充填可能量情報が零となった時には、該プログラムに基いて、排出路開閉弁(e8)を完全閉にすべき旨の指令信号をコントローラ(m4)を介して電源制御回路に出力する。無論、充填可能量が残り少ない1定量になったときは、プログラムに基き、排出路開閉弁(e8)の開状態を小さくすべき旨の指令信号を発して、充填を徐々に実行し、ついには排出路開閉弁(e8)を閉じて充填を終了すると共に、送気ポンプ(P1)の動力電源制御回路に指令信号を発して、送気ポンプ(P1)の動力電源回路を開き、トナータンク(e4)中への気体導入を停止する。
トナー充填操作が終了した後も暫く経時すると、吸引ポンプ(P2)を介して脱気手段(e10)はトナーボトル(2)内の空気を吸引し、したがって、閉鎖系としてのトナーボトル(2)内の気圧は低下し、これに伴って吸引ポンプ(P2)の負荷は小さくなり、その動力源に供給される電流値も少なくなる。負荷が小さくなった吸引ポンプ(P2)の動力源は、電力供給量(電流)の変化を示す情報を自然に生じ、この情報は制御手段(m)に入力される。入力された情報信号に基いて、制御手段(m)のコントローラ(m4)は、モータ(M1)の電源回路(図示せず)中のスイッチを閉成する指令信号を発し、これにより、モータ(M1)の電源回路が作動して、充填ヘッド(e9)及び脱気手段(e10)が付された充填用キャップ(e15)を、これを保持する充填用ヘッド移動手段(e21)により、ボトル(2)の充填口から離脱させ、上昇させた後、充填口の直上部から逸れたホームポジションに枢動させる。
これにより、ホームポジションに位置する充填用キャップ(e15)は隣接するリミットスイッチ(図示せず)に接触してこれを閉じ、ターンテーブル(a4)の駆動源に駆動信号を送信してターンテーブル(a4)のボトル載置台(a)上のボトル(2)をキャップ装着手段の直下位置まで回転させ、そこに設けられたリミットスイッチ(図示せず)に接触してこれを開成させ、ターンテーブル(a4)の駆動源に停止信号を送信してターンテーブル(a4)を停止させる。代わりに、センサ(a5)によりモニタされた情報に基いて、ターンテーブル(a4)の駆動を制御するようにしてもよい。これらは、ボトル清掃ポジションやトナー充填ポジションへの移動や停止、更には、それらポジションにおける各手段の操作開始及び終了の場合も同様である。
キャップ締め手段(g2)は、キャップ装着位置に進退移動するように配置され、ボトル(2)の充填口に落下したキャップを把持―解放するように開閉自在且つ回転自在な把持爪(g3)とこの把持爪(g3)を支承するアーム管(g4)からなり、把持爪(g3)はアーム管(g4)の管内空孔を走る力伝達手段(進退自在バー及び無端ベルト)により開閉及び回転するが、ボトルキャップ装着ポジションにおいて、キャップ装着センサ(g5)によりボトル(2)の存在が認識されるとキャップ収納器(g1)からキャップがボトル(2)の充填口に配置される。ボトル(2)の充填口にキャップが配置されると、キャップ収納器(g1)、キャップ締め手段(g2)及びキャップ装着センサ(g5)を有するボトルキャップ装着手段(g)の駆動手段(図示せず)は、制御手段(m)からの指令信号に基いて、キャップ締め手段(g2)のアーム管(g4)を移動させ、把持爪(g3)を閉じてキャップを掴み、把持爪(g3)を回転させてボトル(2)の充填口のキャップを締めし、キャップ締めの後にはアーム管(g4)が元の位置に移動して、次のシーケンス処理開始のためのリミットスイッチに接触する。
これにより、ターンテーブル(a4)の駆動源に駆動信号が送信されてターンテーブル(a4)のボトル載置台(a)上のボトル(2)をボトル清掃位置まで回転させ、そこに設けられたリミットスイッチ(図示せず)に接触してこれを開成させ、ターンテーブル(a4)の駆動源に停止信号を送信してターンテーブル(a4)を停止させる。代わりに、センサ(a5)によりモニタされた情報に基いて、ターンテーブル(a4)の駆動を制御するようにしてもよい。
ボトル清掃位置において、ボトル感知用センサ(h1)がボトル(2)の存在を認識するとボトル清掃手段(h)の吸気手段(h3)が吸引を開始し、次に静電式トナー除電手段(h2)が一定時間作動して後に作動を停止し、その後、吸気手段(h3)が吸引を停止する。これら両手段の作動及び停止のタイミングは、トナー充填の際の吸引ポンプ(p2)による脱気手段(e10)、及び吸引ポンプ(P3)による充填ヘッド(e9)の作動及び停止のタイミングに似ている。
清掃が終了したボトル(2)は、ターンテーブル(a4)の回転により、再び元のトナー充填位置に戻り、前面シャッタ(5)の開方向へのスライドにより、取り出し可能な状態に露出され、情報表示手段(r)には、ボトル(2)を載置台(a)から取り出すべき旨のメッセージが一定時間表示された後、載置台(a)からボトル(2)が取り出されたことをトナー量計量手段が感知することにより、及び/又は、トナー購入者の手が領収書又は納品書の払い出し口(j60)に触れることにより、トナー販売操作の終了及びお礼のメッセージが表示される。
このトナー充填装置(1)の制御手段(m)に付いたメモリ手段は、トナー販売量を含むトナー充填装置(1)の作動履歴の情報を保存しているが、これら情報の一部は、情報ネットワーク接続手段(m6)を介して外部情報ネットワークの情報処理手段に送信される。したがって、外部管理者及び関係者は、この装置(1)についての(持参したボトル種類の間違いやトナー種類選択の間違いを含む)トナー購入希望者の誤操作の種類別頻度、プレペイドカードの販売状況、新規カードのストック枚数、トナーの種類別にトナータンクの空部容量や甚だしいときにはトナーの不足、トナーの排出速度の変化、トナーを流動化する難易度、ボトル清掃手段の性能劣化程度、キャップのストック量等を、遠隔地においても入力されたパスワード及びIDコードの種類に応じ随時把握することができる。
また、特定ユーザーが、現在販売可能なトナーの種類毎のタンク内残存量を把握でき、また、所要の消耗品の自動発注のため要求リストを入力することができるように、該特定ユーザーにはアクセスのためのパスワード及びIDコードを予め与えておくこともできる。更に、本発明のトナー充填装置は、これを企業の大規模事業所内、総合ビル内、ショッピングモール内等に設置することができると共に、トラックに搭載して移動式のものにすることができる。
本トナー自動販売システムにおいて、従来の販売の仕組みにて存在していた、顧客からのトナーボトルの発注により、トナー供給者側(販売店)が顧客の墨トナーボトル購入実績を管理する点を補足するため、トナーボトルに装着されるICチップに書き込まれている顧客コードをボトルの装置載置台への載置時点で呼び出し、該情報をオンラインにてトナー供給者側の管理センターにて集計することで、従来の如き顧客管理が可能となる。一方、プレペイドカードの販売をトナー供給者側からの直接購買方式を採った場合、カード内に顧客コードを記録しておき、該カード使用による購入時点、装置本体よりトナー購入量と顧客コードの情報がトナー供給者側の販売管理センターにて、蓄積管理することも可能である。
本発明で用いるトナーボトルの1例を示す図である。 本発明のトナー充填装置例の側面図である。 図2のトナー充填装置の前面図である。 図2のトナー充填装置の平面図である。 本発明のトナー充填装置に組み込まれたプレペイドカード処理手段を示す図である。 図5のプレペイドカード処理手段の情報書き換え用電源を示す図である。 本発明のトナー充填装置に組み込まれた現金取扱手段を概念的に説明する図である。 本発明のトナー充填装置に組み込まれた領収書及び納品書発行手段を概念的に説明する図である。
符号の説明
a トナーボトル載置手段、載置台
b トナー購入者用情報入力手段
c プレペイドカード処理手段
d 現金取扱手段
e トナー充填手段
f トナー量計量手段(ロードセル)
g ボトルキャップ装着手段
h ボトル清掃手段
j 領収書及び納品書発行手段
k 吸引手段
L 気体導入手段
m 制御手段
r 情報表示手段
s センサ
1 トナー充填装置
2 ボトル
4 凹部
5 シャッタ
6 トナーボトル見本
a1 排気管
a2 ボトル載置センサ
a4 ターンテーブル
a5 正面センサ
c1 新カード発行路
c30 カード授受口
c31 搬送路切替手段
c32 搬送ベルト
c33 センサ
c34 磁気ヘッド
c35 プラテンローラ
c36 搬送ベルト
c37 セラミックヒータ制御手段
c38 セラミックヒータ
c39 新カード排出路
c40 ガイドローラ対
c41 センサ
c42 搬送ベルト
c43 センサ
c44 プラテンローラ
c45 搬送ベルト
c47 サーマルヘッド
c48 プラテンローラ
c49 搬送ベルト
c51 センサ
c50 搬送路
c52 リミットスイッチ
c53 センサ
c54 センサ
c55 センサ
c56 シャッタ手段
c57 搬送ベルト
c58 新カードケース
c59 回収されたプレペイドカード
c60 カードの払い出し口
c61 セラミックヒータのための温度センサ
c62 サーマルヘッドのための温度センサ
c80 搬送路切替手段
c99 搬送ベルト
c100 カード
d1 タッチパネル
d2 現金授受部
d3 シャッタ
d4 貨幣認識手段
d5 貨幣搬送手段
d6 貨幣搬送手段
d7 貨幣搬送手段
d8 貨幣払出し手段
d9 貨幣払出し手段
d10 貨幣払出し手段
d11 貨幣払出し手段
d12 貨幣搬路切替手段1
d13 貨幣搬路切替手段2
d14 貨幣搬路切替手段3
d15 現金収納部
d16 現金収納部
d17 現金収納部
d18 現金収納部
d21 シャッタ
d22 シャッタ
d23 シャッタ
d24 シャッタ
d25 貨幣搬路
d26 貨幣搬路
d27 貨幣搬路
d28 貨幣搬路
d60 貨幣の払い出し口
e2 トナー攪拌手段又はトナー流動化手段
e3 開口
e4 トナー収納タンク
e5 フィルタ、
e6 メッシュフィルタ
e7 トナー返送路
e8 トナー排出量調整手段
e9 充填ヘッド手段
e10 脱気管
e11 シャッタ
e12 開閉蓋
e13 ホッパ
e14 撹拌装置(アジテータ)
e15 充填用キャップ
e19 気体分配手段
e20 排出路
e21 充填用ヘッド移動手段
e31 ゴムシート
e50 トナー払出手段
g1 キャップ収納器
g2 キャップ締め手段
g3 把持爪
g4 アーム管
g5 キャップ装着センサ
h1 ボトル感知用センサ
h2 静電式トナー除電手段
h3 吸気手段
j1 感熱記録紙
j2 ローラ対
j3 ローラ対
j4 搬送路
j5 センサ
j6 シート境目マーク
j7 印字ローラ
j8 サーマルヘッド
j9 ローラ
j10 ローラ
j11 ローラ
j12 ローラ
j13 センサ
j14 プラテンローラ
j15 カッタ刃
j16 取出口
j60 領収書又は納品書の払い出し口
M1 モータ
m1 CPU
m2 RAM
m3 ROM
m4 コントローラ
m5 入出力インターフェース
m6 情報ネットワーク接続手段
P1 送気ポンプ
P2 吸引ポンプ
P3 ポンプ
TR1 トランジスタ
TR11 トランジスタ
TR12 トランジスタ
L11 1次側コイル
L21 2次側コイル
R1 抵抗
R2 抵抗
R3 抵抗
R11 抵抗
R12 抵抗
RX 抵抗
SM1 サーミスタ
SM2 サーミスタ
SW スイッチ
C101 コンデンサ
C102 整流器

Claims (36)

  1. トナーボトルに供給すべき品種のトナーを保有するタンクを具備し、該タンク内に保有されるトナーバルクに対して、気体を供給し、該トナーを気体混合流体にせしめることが可能なトナー流動化手段、前記トナー流動化手段によって流動化されたトナーの品種と前記トナー容器より入手されたトナー品種情報が照合され、合致していることを確認した後、該流動化トナーを、トナー搬送経路を経て、前記容器に供給するトナー搬送手段、トナー容器内のトナー残量検出手段からなる、該検出手段より得られた供給必要トナー重量に対応するトナー量をトナー容器に供給することを特徴とするトナー自動販売システム。
  2. 定期的に該タンク内のトナーが流動化されることを特徴とする請求項1に記載のトナー自動販売システム。
  3. 該タンク内のトナー残量データをサービス拠点または生産拠点に送信する手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー自動販売システム。
  4. トナー容器にトナーを充填する手段が、密閉構造であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のトナー自動販売システム。
  5. トナーボトル載置手段(a)、購入要求トナー量を含むトナー購入者用の情報入力手段(b)、プレペイドカード処理手段(c)、トナー収納タンクを有するトナー充填手段(e)、充填トナー量を計量するためのトナー量計量手段(f)、トナー充点済みのボトルにキャップを装着するボトルキャップ装着手段(g)、充点済みのトナーボトルを清掃するためのボトル清掃手段(h)、領収書及び/又は納品書を発行するための納品書発行手段(j)、吸引手段(k)、及びこれらの動作を制御するための制御手段(m)を含み、前記トナーボトル載置手段(a2)にボトルの種類を識別してボトルに充填すべきトナーの種類を決定するセンサ手段が設けられていることを特徴とするトナーボトルにトナーを充填する装置。
  6. 前記トナーボトルが、使用済みのトナーボトルであり、前記トナー充填手段(e)が、該使用済みのトナーボトルにトナーを再充填する手段であることを特徴とする請求項5に記載のトナーを充填する装置。
  7. さらに、前記トナー収納タンク中のトナーを攪拌するトナー攪拌手段(e2)を有することを特徴とする請求項5又は6に記載のトナーを充填する装置。
  8. 前記トナー攪拌手段(e2)が、前記トナー中に気体を導入、混合して、トナーの流動性を高めるための気体導入手段(L)であることを特徴とする請求項7に記載のトナーを充填する装置。
  9. 前記トナー攪拌手段(e2)が、トナー収納タンク中に設けられたアジテータ(e14)であることを特徴とする請求項7に記載のトナーを充填する装置。
  10. 前記トナー攪拌手段(e2)が、定期的に一定時間だけ作動する機能を有することを特徴とする請求項5乃至9のいずれかに記載のトナーを充填する装置。
  11. さらに、購入代金受領及びつり銭払出しのための現金取扱手段(d)を有することを特徴とする請求項5乃至10のいずれかに記載のトナーを充填する装置。
  12. 情報記憶用のメモリ手段(m2)(m3)を有し、該メモリ手段(m2)(m3)は、前記トナーボトル載置手段(a)、トナー購入者用情報入力手段(b)、プレペイドカード処理手段(c)、現金取扱手段(d)、トナー充填手段(e)、充填トナー量計量手段(f)、ボトルキャップ装着手段(g)、ボトル清掃手段(h)、領収書及び/又は納品書の発行手段(j)、吸引手段(k)、トナー攪拌手段(e2)のうちの少なくとも一部手段の稼動履歴の情報を呼び出し可能に格納するものであることを特徴とする請求項5乃至11のいずれかに記載のトナーを充填する装置。
  13. 前記トナーボトル載置手段(a)の近傍に、吸引手段(k)が設けられていることを特徴とする請求項5乃至12のいずれかに記載のトナーを充填する装置。
  14. 前記トナー購入者用情報入力手段(b)が、文字情報−バイナリコード情報の相互変換手段を含む入出力インターフェース(m5)を有することを特徴とする請求項5乃至13のいずれかに記載のトナーボトルにトナーを充填する装置。
  15. 前記プレペイドカード処理手段(c)が、プレペイドカード発行手段(c1)(c34)(c47)(c58)、プレペイドカード読取手段(c33)(c43)(c51)(c53)(c54)(c55)、プレペイドカードに書込まれた情報を書き換えるための書換手段(c38)(c47)のうち少なくとも1つの手段を有することを特徴とする請求項5乃至14のいずれかに記載のトナーボトルにトナーを充填する装置。
  16. 前記現金取扱手段(d)が、各種紙幣及びコイン識別手段(d4)、紙幣及びコインの授受口(d2)から運搬路(d25)(d26)(d27)(d28)を経て繋がる各種紙幣及びコインを収納する現金収納部(d15)(d16)(d17)(d18)、紙幣及びコイン払出し手段(d8)(d9)(d10)(d11)のうち少なくとも1つの手段を有することを特徴とする請求項11に記載のトナーボトルにトナーを充填する装置。
  17. 前記トナー充填手段(e)が、前記トナー攪拌手段(e2)、トナーボトル載置手段の近傍まで進退可能な充填ヘッド手段(e9)を有するトナー払出手段(e50)、該トナー払出手段(e50)に設けられたトナー払出量調節手段(e8)のうち少なくとも1つの手段を有することを特徴とする請求項5乃至16のいずれかに記載のトナーボトルにトナーを充填する装置。
  18. 前記ボトルキャップ装着手段(g)が、ボトルキャップのストック手段(g1)、ボトルキャップ装着手段の進退手段(g4)、ボトルキャップの締付手段(g2)のうち少なくとも1つの手段を有することを特徴とする請求項5乃至17のいずれかに記載のトナーボトルにトナーを再充填する装置。
  19. 前記領収書発行又は納品書発行手段(j)が、領収書又は納品書印刷手段(j8)を有することを特徴とする請求項5乃至18のいずれかに記載のトナーボトルにトナーを再充填する装置。
  20. 請求項5乃至請求項19いずれか1に記載のトナー充填装置を用いてトナーボトルにトナーを充填する充填方法。
  21. 前記トナーボトルが、使用済みのトナーボトルであり、前記トナー充填が、該使用済みのトナーボトルにトナーを再充填する操作であることを特徴とする請求項20に記載のトナーを充填する方法。
  22. さらに、前記トナー充填装置中のトナーを時々攪拌する段階(H)を含むことを特徴とする請求項22に記載のトナーを充填する方法。
  23. 前記トナーを時々攪拌する段階(H)が、前記充填装置中のトナーに気体を導入、混合して、トナーの流動性を高める操作を含むものであることを特徴とする請求項22に記載のトナーを充填する方法。
  24. 前記トナー充填装置に購入代金を支払う段階(C)が、プレペイドカードを用いて遂行されることを特徴とする請求項20に記載のトナーを充填する方法。
  25. 前記トナー充填装置に購入代金を支払う段階(C)が、プレペイドカードによる支払いに加え、現金による支払いを含むことを特徴とする請求項24に記載のトナーを充填する方法。
  26. 前記トナー充填装置は、情報記憶用のメモリ手段を有し、該メモリ手段は、前記充填位置へのトナーボトルの載置段階(A)、及び該トナーボトルの種類、前記購入要求トナー量の入力段階(B)、前記トナー充填装置に購入代金を支払う段階(C)、前記トナー充填段階(D)、前記充填済みボトルへのキャップ装着段階(E)、前記トナーボトルの清掃段階(F)、前記つり銭支払段階(J)、前記領収書又は納品書の発行段階(K)における動作の履歴情報を、呼び出し可能に格納するものであることを特徴とする請求項20乃至25のいずれかに記載のトナーを充填する方法。
  27. 前記充填位置へのトナーボトルの載置段階(A)が、(A−i)載置台に載置された空トナーボトルの姿勢及び種類を識別する段階、及び(A−ii)前記トナー充填装置のボトル充填口が開いていることを確認する段階のうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項20乃至26のいずれかに記載のトナーを充填する方法。
  28. 前記購入要求トナー量の入力段階(B)が、(B−i)購入要求トナー量情報及び所要料金額情報を、前記トナー充填装置に設けられた記憶手段に格納し、(B−ii)前記トナー充填装置が投入されたプリペイドカードの有価価値額を認識し、(B−iv)投入プリペイドカードの残存有価価値額を書き換え、(B−v)購入要求トナー量情報及び所要料金額を表示し、(B−vi)投入金額又はプリペイドカードの投入有価価値額を表示する各段階のうちの少なくとも一つの段階を含むことを特徴とする請求項20乃至27のいずれかに記載のトナーを充填する方法。
  29. 前記購入要求トナー量の入力段階(B)が、さらに、(B−iii)投入現金を受領して所定箇所に収納する動作も含むものであることを特徴とする請求項28に記載の空トナーボトルにトナーを再充填する方法。
  30. さらに、つり銭を支払う段階(J)を含むことを特徴とする請求項29に記載のトナーを充填する方法。
  31. 前記(D)のトナー充填のための充填動作指令情報入力によるトナー充填段階が、(D−i)ボトルの充填口内部に充填手段及び脱気手段を挿入する段階、(D−ii)充填手段及び吸引脱気手段の作動による充填作業段階、(D−iii)充填作業中の時々刻々の実際充填量をモニタリングする段階、(D−iv)要求充填量が零となった時点で充填作業を停止する段階、(D−vi)ボトル充填口から前記充填手段及び脱気手段を撤去する段階からなる各段階のうちの少なくとも一段階を含むことを特徴とする請求項20乃至30のいずれかに記載のトナーを充填する方法。
  32. 前記充填済みボトルへのキャップ装着段階(E)が、(E−i)キャップ装着手段をボトル充填口に移動するか又はボトルの方をキャップ装着手段に移動する段階、(E−ii)キャップをボトル充填口に装着する段階、(E−iii)キャップ装着手段を撤去するか又はボトルの方をキャップ装着手段から離脱する段階からなる各段階のうちの少なくとも一段階を含むことを特徴とする請求項20乃至31のいずれかに記載のトナーを充填する方法。
  33. 前記ボトル清掃段階(F)が、(F−i)ボトル清掃手段をボトルに移動するか又はボトルの方をボトル清掃手段に移動する段階、(F−ii)ボトルを清掃する段階、(F−iii)ボトル清掃手段を撤去するか又はボトルの方をボトル清掃手段から離脱させる段階からなる各段階のうちの少なくとも一段階を含むことを請求項20乃至32のいずれかに記載のトナーを充填する方法。
  34. 前記充填位置からのトナーボトルの撤去段階(G)が、(G−i)充填位置からトナーボトルを撤去することが可能である旨の情報を表示する段階、(G−ii)トナーボトルが撤去されたことを確認する段階のいずれかの段階を含むことを特徴とする請求項20乃至33のいずれかに記載のトナーを充填する方法。
  35. 前記つり銭の支払段階(J)が、(J−i)つり銭の払い出し段階を含むことを特徴とする請求項30に記載のトナーを充填する方法。
  36. 前記領収書又は料金一括後払の場合は納品書発行段階(K)が、(K−i)該領収書又は料金一括後払の場合は納品書を印刷する印刷段階をその前に含むことを特徴とする請求項20乃至35のいずれかに記載のトナーを充填する方法。
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