JP4366104B2 - 紙葉類判別装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙葉類判別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
紙葉類判別装置として、例えば紙幣取扱装置(ATMともいう)や自動販売機等のように紙幣を取り扱う装置では、紙幣の真偽を判別することが重要であるため、内部に紙幣判別装置が備えられている。
【0003】
従来の紙幣の真偽を判別する紙幣判別装置としては、例えば特開昭63−247895号公報に記載のものがある。
この公報に記載の紙幣判別装置は、基準ローラと検知レバーの一端との間に紙幣を挿入して、検知レバーの他端に設けた変位検出手段でレバーの変位を検出し、その変位信号の凹凸の数で真偽を判定し、カラープリンタ、カラーコピー等で作成された偽紙幣を排除することができる。
【特許文献1】
特開昭63−247895号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開昭63−247895号公報に記載の装置は、紙幣厚さを検出することにより出力される検出信号から凹凸の数を検出して真偽を判定する構成である。
【0005】
しかしながら、偽紙幣には、印刷面や紙にわざわざ凹凸を付けた巧妙なものがあり、このような偽紙幣は真券との区別がつきにくく、従来の紙幣判別装置では見落としてしまう可能性があった。
また、紙幣にできた微妙なしわを凹凸と認識して偽紙幣と判定する誤検知の可能性があった。
【0006】
本発明の目的は、高精度な真偽判定ができる紙幣取扱装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、紙葉類の厚さを検出する紙葉類厚さ検知装置を備えた紙葉類判別装置において、前記紙葉類厚さ検知装置で検出した前記紙葉類の厚さ検出信号から特定の波長以下の成分を抽出する波長抽出手段と、前記波長抽出手段で抽出した特定の波長以下の振幅の値が一定値以上出現する位置を求める出現位置抽出手段と、前記出現位置抽出手段で求めた出現位置とあらかじめ記憶してある前記紙葉類の特定の波長以下の振幅が一定値以上出現する出現位置とを照合する照合手段とを備え、前記紙葉類の特定の波長以下の振幅の出現位置が一致するか否かを判定して紙葉類の真偽を判別するようにしたことにより達成される。
【0008】
また上記目的は、紙葉類の厚さを検出する紙葉類厚さ検知装置を備えた紙葉類判別装置において、前記紙葉類厚さ検知装置を通過した前記紙葉類の2辺の通過点を結んだ直線の通過位置を検出する通過位置検出手段と、前記紙葉類厚さ検知装置で検出した前記紙葉類の厚さ検出信号から特定の波長以下の成分を抽出する波長抽出手段と、前記波長抽出手段で抽出した特定の波長以下の振幅の値が一定値以上出現する位置を求める出現位置抽出手段と、前記出現位置抽出手段で抽出した出現位置と前記紙葉類の通過位置に対応してあらかじめ記憶してある前記紙葉類の特定の波長以下の振幅が一定値以上出現する出現位置とを照合する照合手段とを備え、前記紙葉類の特定の波長以下の振幅の出現位置が一致するか否かを判定して紙葉類の真偽を判別するようにしたことにより達成される。
【0009】
また上記目的は、前記波長抽出手段で抽出した波形からあらかじめ記憶してある前記紙葉類の特定の波長以下の成分を抽出した波形を減算する減算手段を設け、前記減算手段の出力波形から前記出現位置抽出手段により特定の波長以下の振幅の値が一定値以上出現する前記紙葉類の出現位置を求め、前記照合手段により前記出現位置抽出手段により求めた出現位置とあらかじめ記憶してある前記紙葉類の特定の波長以下の振幅が一定値以上出現する出現位置とを照合し、前記あらかじめ記憶してある出現位置以外で特定の波長以下の振幅が出現した場合は偽と判定するようにしたことにより達成される。
【0010】
また上記目的は、前記抽出した特定の波長以下の振幅が一定値以下になる前記紙葉類の出現位置を求め、あらかじめ記憶してある前記紙葉類の特定の波長以下の振幅の値が一定値以下出現する出現位置と照合することにより紙葉類の真偽を判定するようにしたことにより達成される。
【0011】
また上記目的は、前記紙葉類厚さ検知装置は、紙幣の搬送方向と直交方向に複数備えられており、隣接する前記紙葉類厚さ検知装置間で、前記紙葉類の特定の波長以下の振幅の値が一定値以上、又は一定値以下出現する出現位置の連続性を照合することにより紙葉類の真偽を判定するようにしたことにより達成される。
【0012】
また上記目的は、前記あらかじめ記憶してある前記紙葉類の特定の波長以下の振幅の値が一定値以上、又は一定値以下出現する位置は、前記紙葉類の直交する2辺の交点を原点とする座標系の幾何学式で記憶されており、前記紙葉類の通過位置に対する特定の波長以下の振幅が一定値以上、又は一定値以下出現する位置を演算により求めるようにしたことにより達成される。
【0013】
また上記目的は、前記厚さ検出信号から抽出する波長は、前記紙葉類厚さ検知装置の前記紙葉類の搬送方向に接触、又は投影された検出幅以下の波長を抽出するようにしたことにより達成される。
【0014】
また上記目的は、前記厚さ検出信号から抽出する波長は、波長0.8mm以下の波長を抽出するようにしたことにより達成される。
【0015】
また上記目的は、紙葉類の厚さを検出する紙葉類厚さ検知装置を備えた紙葉類判別装置において、前記紙葉類厚さ検知装置で検出した前記紙葉類の厚さ検出信号から特定範囲の波長を抽出する波長抽出手段と、前記波長抽出手段で抽出した波長を全波整流したのち、前記全波整流値の積分値を求める積分手段とを備え、前記積分手段の積分値が一定値以上ある場合は皺のある紙葉類であると判定するようにしたことにより達成される。
【0016】
また上記目的は、紙葉類の厚さを検出する紙葉類厚さ検知装置を備えた紙葉類判別装置において、前記紙葉類厚さ検知装置を通過した前記紙葉類の通過位置を検出する通過位置検出手段と、前記紙葉類厚さ検知装置で検出した前記紙葉類の厚さ検出信号から特定範囲の波長を抽出する波長抽出手段と、前記波長抽出手段で抽出した波長を全波整流したのち、前記全波整流値の積分値を求める積分手段とを備え、前記紙葉類の通過位置に対応して検出された前記積分手段の積分値が一定値以上ある場合は皺のある紙葉類であると判定するようにしたことにより達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】
まず、一般的な現金自動取引装置に用いられる紙幣判別装置を図15を用いて説明する。
図15は、現金自動取引装置(ATM)に用いられる紙幣取扱装置の概略構成図である。
図15において、紙幣取扱装置90は、顧客との間で紙幣96aの入出金を行う入出金口91と、出金に適さない紙幣を収納するリジェクトボックス94と、紙幣96bを収納又は放出する紙幣収納庫95a,95b,95Cと、紙幣の状態を判別する紙幣判別装置97と、入金される紙幣を一時的に保管する一時保管部93と、これら各構成要素を結んで紙幣取扱装置90で取扱われる紙幣を搬送する紙幣搬送路92a,92bとを備えて構成される。
【0018】
ここで、上記の紙幣判別装置97について説明する。
紙幣判別装置97は、紙幣の絵柄を検出する画像センサと、紙幣の磁気パターンを検出する磁気センサと、紙幣の蛍光画像を検出する蛍光センサからなる紙幣の金種又は真偽を判定する真偽判定装置と、紙幣厚さ検知装置からなる。紙幣厚さ検知装置は紙幣の搬送方向と直交する方向に多数の厚さ検知センサをいわゆる千鳥状に配置し、100ミクロンメートル程度の紙幣厚さに対して10ミクロンメートル以下のバラツキ精度で厚さを検出する。
【0019】
これにより、紙幣が二枚以上重なっている重送、テープや紙等が貼られた紙幣、一部が欠損した紙幣、一部が折れている紙幣等を検出することが可能である。
また、検出した紙幣厚さ信号の高周波成分を抽出し紙幣の凹版印刷等の凹凸を検出して紙幣の真偽を判定する真偽判定装置に用いる。
さらに、検出した紙幣厚さ信号の周波数成分より紙幣のしわを検出してしわのある紙幣は還流させないようにする。
【0020】
ところで、課題の欄にも記載したように、偽紙幣製造防止の一貫として紙幣に塗布された塗料のあつみを色ごとに微妙に変化させている。ところが近年、巧妙な手口により色ごとの微妙な厚み変化さえも付けた偽紙幣が出てきている。
このため、一般的な真偽判定装置では性格な判定ができない可能性が出てきた。
【0021】
そこで、本発明は、高精度な真偽判定ができる装置を種々検討した結果、以下のような実施例を得た。
【0022】
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例を備えた紙幣判別装置の上面図である。
図2は、図1の側面図である。
図1、図2において、上フレーム51a、51bと、図2に示す下フレーム65と、この下フレーム65に固定された横板52a、52bと、透明材からなり紙幣9の搬送を案内するために一定の隙間を設け平行に配置された上フレーム51に固定された上ガイド31、下フレーム65に固定された下ガイド32からなる。上フレーム51は回転部65により上下に開閉できる。上ガイド31には、基準ローラ28、48と上搬送ローラ34、36、54、56を突出させるための窓33a、33b、33c、33d(図1に示す)が設けられる。
同様に、図2に示す下ガイド32には、基準ローラ28、48に対向する位置に設けた検知ローラ11と上搬送ローラ34、36、54、56に対向する位置に設けた下搬送ローラ78、70,72,74を突出させるための窓(図示せず)が設けられる。駆動ローラ軸29、49は、図1に示す転がり軸受け30a、30b及び50a、50bを介してフレーム51a、51bに取り付けられ、紙幣の厚さを検出するための多数の基準ローラ28、48と紙幣を搬送するための上搬送ローラ34a乃至34d及び54a乃至54dが設けられ回転駆動される。
同様に、上搬送ローラ軸60、62は、転がり軸受け37a、37b及び57a、57bを介してフレーム51a、51bに取り付けられ、紙幣を搬送するための多数の上搬送ローラ36及び56が設けられ回転駆動される。厚さ検知センサ1乃至8及び厚さ検知センサ41乃至47は、L部材26によって一定の間隔58を設けて横板52a、52b取り付けられる。
【0023】
また、上ガイド31、下ガイド32には、紙幣の絵柄を検出する画像センサ63,73(図2に示す)と、紙幣の磁気パターンを検出する磁気センサ61と、紙幣の蛍光画像を検出する蛍光センサ59,79が設けられる。
図2に示す下搬送ローラ78、70、72、74には、上搬送ローラ34、36、56、54に押付けるためのばね(図示せず)が設けられている。ばねは下搬送ガイド32に固定されたホルダで支持されている。図1の矢印40は紙幣9を両方向に搬送するところの搬送方向を示す。
【0024】
厚さ検知センサ1乃至8及び41乃至47は、転がり軸受けよりなる検知ローラと、一端に検知ローラ11を設け他端に変位を検出するスリット20を設けたレバー10と、レバー10を回転支持する回転支持部13と、この回転支持部13の軸を固定するL部材26と、検知ローラ11を基準ローラ28に押付けるためのばね35と、発光素子19と受光素子27a、27bからなる変位変換部22で構成される。レバー10は略直角に曲げた形状をしており、一端に軸を設け検知ローラ11が軸方向に移動しないように内輪を軸に固定する。
また、他方の端部には光が貫通するスリット20を設ける。レバー10の回転支持部13は図1に示すようにL部材26に固定された軸と、レバー10に外輪を固定された一対の転がり軸受けからなる。転がり軸受けはラジアル方向、アキシャル方向軸に変動しないように予圧を加え軸に内輪を接着する。
【0025】
図1の厚さ検知センサ1は、紙幣9が基準ローラ28と検知ローラ11に噛み込まれると検知ローラ11は下方向に移動する。スリット20は左方向に移動する。スリット20の移動で発光素子19からの光は、受光素子27aの受光量が増加し、受光素子27bの受光量が減少する。この受光素子27a、27bの差動で変化する出力電圧a、bを検出し(a−b)/(a+b)の演算により紙幣9の厚さを検出する。この場合のレバー10のレバー比は1対1である。厚さ検知センサ41も同様に動作する。
【0026】
このように本実施例によれば、二つの受光素子の変位信号a、bが変位に対して差動で変化するため(a−b)/(a+b)の算出方法と組み合わせることにより、外部ノイズ、発光素子特性、受光素子特性、加工誤差等の影響をキャンセルでき数ミクロンメートル程度の高精度な検出が可能となる。また、温度変化、経年変化による発光素子、受光素子の劣化、埃による光量減少による変位信号の出力低下等の影響をキャンセルできる。
【0027】
これらの紙幣厚さ検知装置のうち、図1中左側に位置する検出部を第一の検出部、図1中右側に位置する検出部を第二の検出部とする。すなわち、第一の検出部は、厚さ検知センサ1乃至8と、基準ローラ28と、検知ローラ11と、転がり軸受け30a及び30bとを備え、第二の検出部は、厚さ検知センサ41乃至47と、基準ローラ48と、検知ローラ11と、転がり軸受け50a及び50bとを備えて構成される。
【0028】
なお、第一の検出部に備えられる厚さ検知センサ1乃至8と第二の検出部に備えられる厚さ検知センサ41乃至47とは、千鳥状、すなわち、図1に示すとおり駆動ローラ29、49の軸方向に互いに補完するように互い違いに配置される。
【0029】
なお、駆動ローラ軸29、49の上搬送ローラ34a乃至34d、54a乃至54dと、搬送ローラ軸60、62の上搬送ローラ36、56は金属のローラにゴム等の弾性体を設けたものである。
また、基準ローラ28、48は金属のローラである。金属のローラは紙幣を噛みこんだ時にローラ径の変形がないため、紙幣の微小な厚さの変化を検出することができる。この場合の検知ローラ外径は10φ、幅は4mm、検知ローラの紙幣押付け力は300gf、基準ローラ径は20φ、が好適であった。この時の検知ローラ11と紙幣9との接触幅は約0.8mmである。
また、検知ローラ11は転がり軸受けを複数横に並べた構成にしても良く、ローラの両端に転がり軸受けを内蔵した一つのローラでも良い。また、転がり軸受けの代わりにすべり軸受を使用しても良し、または省いても良い。
【0030】
このような構成によれば、第一の検出部に備えられる複数の厚さ検出センサ1乃至8の相互の間隔を補うように配置される複数の厚さ検出センサ41乃至47を備える第二の検出部を有することによって、紙幣の全面に亘り検出した紙幣厚さ信号の高周波成分を抽出し紙幣の凹版印刷等の凹凸を検出して紙幣の真偽を判定できる効果がある。さらに、検出した紙幣厚さ信号の周波数成分より紙幣のしわを検出してしわのある紙幣は還流させないようにできる効果がある。
【0031】
図3は、厚さ検知センサの変位検出部と判別処理の構成図である。
図3において、厚さ検知センサの変位検出部は、LEDの発光素子19と、フォトダイオードの受光素子27a、27bで構成される。レバー10に設けたスリット20が移動すると受光素子27a、27bの発光素子19からの受光量が増加したり減少したりする。受光素子27a、27bの間隔を小さくするために、基板上に一体で形成しているので、受光素子の形状を小さくできる。
【0032】
判別処理は、発光素子19の発光を制御する回路80と、受光素子27a、27bの差動出力のa、bを増幅し、(a−b)/(a+b)の演算値82aを出力する差動演算回路81と、図1の厚さ検知センサ1乃至8及び41乃至47の(a−b)/(a+b)の演算値82a乃至82nの信号から紙幣厚さを検出する。また、画像センサ63、73から紙幣の搬送路における位置(シフト)と傾き(スキュー)から紙幣の通過位置を算出する。この紙幣の通過位置と紙幣厚さを検出し、あらかじめ記憶してある紙幣の通過位置における厚さ基準値および厚さパターンから紙幣が二枚以上重なっている重送か、テープや紙等が貼られた紙幣か、欠損した紙幣か、折れている紙幣等を判別し、回収か循環させるかの制御信号85を出力する。
また、検出した紙幣厚さ信号の高周波成分を抽出し紙幣の凹版印刷等の凹凸を検出して、あらかじめ記憶してある紙幣の通過位置における凹凸位置との照合から紙幣の真偽を判定し真券か偽券かの制御信号86を出力する。さらに、検出した紙幣厚さ信号の周波数成分より紙幣のしわを検出してしわのある紙幣は還流させないようにする制御信号87を出力する判定処理部83で構成される。なお、判定処理部83で厚さ検知センサ1乃至8及び41乃至47の信号を用いて紙幣のスキュー、シフト量を算出することもできる。
【0033】
紙幣の通過位置は、紙幣長手方向の二つのコーナーの座標を測定することにより求められる。二つの座標を(x1、y1)、(x2、y2)、また、n個の検知ローラ11のx座標である位置をx0からxnとすれば、n個の検知ローラ11に対する紙幣の通過位置は幾何学的に求められる。
【0034】
図4に紙幣の絵柄と紙幣厚さ検出信号の関係を示す図である。
図4において、紙幣100は、凹版印刷された金種文字部101と、透かし部102と、透かし部102の端部103、104と、絵柄の無い部位105等からなる。また、紙幣100の端部からの透かし部102と絵柄の無い部位105の位置をそれぞれ106、107、108、109、110、111で示す。また、厚さ検知センサの位置を符号88、89で示す。また、紙幣100が厚さ検知センサ4を通過した位置を矢印112で示す。また、その時の厚さ検知センサ4である厚さ検出信号115の横軸を時間、縦軸を(a−b)/(a+b)の電圧で示す。厚さ検出信号115の符号116は、紙幣の通過が無い時の厚さ検出信号、符号117は、紙幣が通過した時の厚さ検出信号である。このように、厚さ検出信号115は、紙幣の噛み込み時に紙幣の厚さに応答してオーバーシュートを示す。その後、紙幣の厚さ変化、凹版印刷、透かし部、絵柄の無い部位等に応答した信号を出力する。また、厚さ検出信号115の大きなうねりは基準ローラの偏芯による変動である。したがって、線画で描かれた凹版印刷部はインクを盛り上げた凹凸(細かい所で10本/mmの細線で描かれている。)があるため、周波数が高い特徴のある出力変化を示す。特に、金種文字部、肖像部、器物等の絵柄で周波数が高く大きな振幅の特徴ある出力変化を示す。また、透かし部は、紙幣の厚さを変化させて製作されているので振幅の大きな特徴のある出力変化を示す。また、絵柄の無い部位では周波数が低く振幅の小さい特徴のある出力変化となる。
【0035】
図5は図4の厚さ検出信号をハイパスフィルタを通した出力信号を示す図である。
図5において、ハイパスフィルタ出力信号120は、横軸を時間、縦軸を電圧で示す。符号121は紙幣通過前の出力信号、符号122は紙幣通過時の出力信号を示す。符号123は絵柄の無い部位105の周波数が低く振幅の小さな出力信号、符号127は紙幣絵柄、紙幣厚さ等の凹凸変化の大きな所の周波数が高く大きな振幅の出力信号、符号124は透かし部102の端部103の振幅が大きな出力信号、符号128は透かし部102の凹凸変化の大きな所の振幅の大きな出力信号、符号125は透かし部102の端部104の振幅の大きな出力信号、符号126は絵柄の無い部位105の周波数が低く振幅の小さな出力信号を各々示す。この場合、紙幣搬送速度は1.6m/s、ハイパスフィルタのカットオフ周波数は7.5kHz(波長0.2mm)である。なお、紙幣搬送速度を1.6m/sとした場合のハイパスフィルタのカットオフ周波数は2kHz以上(波長0.8mm以下)であれば良い。
【0036】
このように、厚さ検出信号がハイパスフィルタを通した高周波信号にすることにより、低い周波数の基準ローラの偏芯、しわによる変動等の急激な変動ノイズを除去できる。そして、線画によって描かれた凹版印刷等の周波数の高い所の特徴部位で長さと高さを安定して検出できる効果がある。
【0037】
図6は図5のハイパスフィルタ出力信号を全波整流した出力波形を示す図である。
図6において、全波整流波形130は、横軸を時間、縦軸を電圧で示す。符号131は紙幣通過前の出力信号、符号132は紙幣通過時の出力信号を示す。
【0038】
図7は図6の全波整流波形を移動平均処理した出力波形を示す図である。
図7において、移動平均処理波形140は、横軸を時間、縦軸を電圧で示す。符号141は紙幣通過前の出力波形、符号142は紙幣通過時の出力波形を示す。符号123乃至128は、図5に示す波形の符号と同じであって、図4に示す紙幣100が厚さセンサを通過したところの絵柄に対応した出力波形を示す。また、符号106乃至111は、図4に示す紙幣100が厚さセンサを通過したところの絵柄に対応した位置を示す。また、閾値143は、凹凸変化の大きい特徴位置を抽出するための閾値を、閾値144は、凹凸のない特徴位置を抽出するための閾値を示す。なお、ここでは、移動平均処理をしたが、ローパスフィルタを通した出力波形でも良い。また、半波波形のピーク値を繋げた波形でも良い。
【0039】
図8は図7の移動平均処理波形から凸部を抽出した2値化出力波形を示す図である。
図8において、凸部抽出2値化波形150は、横軸を時間、縦軸を電圧で示す。符号151は紙幣通過前の出力波形、符号152は紙幣通過時の出力波形を示す。ここでは、図7に示す移動平均処理波形が閾値143より大きいところをレベル1とし、閾値143未満をレベル0とした波形である。このようにして、紙幣の特徴部位である124、125の位置109、110、111を検出することができる。そして、あらかじめ記憶してある紙幣の通過位置ごとの凸部が特徴部位の位置と照合して一致した場合を真券、一致しない場合は偽券として判定する。紙幣の特徴部位は通過位置によって一つ又は複数であったり、無かったりする場合もある。そのために、複数の厚さ検出センサを用いて検出することが好ましい。なお、凸部127,128は特徴部位ではないのでノイズとして扱い判定の対象外である。
【0040】
また、前述とは逆に紙幣の通過位置ごとに凸部があってはならない特徴部位、例えば、絵柄のない部位126をあらかじめ記憶しておき、検出した波形と照合して一致した場合を偽券、一致しない場合は真券として判定することもできる。
【0041】
図9は図7の移動平均処理波形から凹部を抽出した2値化出力波形を示すである。
図9において、凹部抽出2値化波形160は、横軸を時間、縦軸を電圧で示す。符号161は紙幣通過前の出力波形、符号162は紙幣通過時の出力波形を示す。ここでは、図7に示す移動平均処理波形が閾値144未満のところをレベル1とし、閾値144以上をレベル0とした波形である。このようにして、紙幣の特徴部位である123、126の位置106、107、108を検出することができる。そして、あらかじめ記憶してある紙幣の通過位置ごとの凹部が特徴部位の位置と照合して一致した場合を真券、一致しない場合は偽券として判定する。なお、特称部位である123は厚さ検出センサのオーバーシュートと移動平均処理の積分特性に阻まれて検出できない。このような場合は、特徴部位を126のみとして照合する。このように、紙幣の特徴部位は通過位置によって一つ又は複数であったり無かったりする場合もある。そのために、複数の厚さ検出センサを用いて検出することが好ましい。
【0042】
また、前述とは逆に紙幣の通過位置ごとに凹部があってはならない特徴部位、例えば、絵柄のある部位124、125をあらかじめ記憶しておき、検出した波形と照合して一致した場合を偽券、一致しない場合は真券として判定することもできる。
【0043】
また、図8と図9に示す凸部、凹部のパルス幅が一定値以下の場合はノイズとして排除することもできる。
【0044】
また、図8と図9に示す凸部と凹部の特徴部位の位置を同時に検出して、あらかじめ記憶してある紙幣の通過位置ごとの凸部と凹部の特徴部位の位置と照合して一致した場合を真券、一致しない場合は偽券として判定することもできる。
【0045】
また、あらかじめ記憶しておく紙幣の通過位置ごとの凹部又は凸部の特徴部位の位置は、紙幣の直交する2辺の交点を原点とする座標系の直線の式、円の式等の幾何学模様を表す式で記憶しておき、紙幣の通過位置に対して凹部又は凸部の特徴部位の出現する位置を演算により求めることもできる。
【0046】
また、厚さ検出センサを紙幣の搬送方向と直交方向に複数備え、隣接する厚さ検出センサ間で、紙幣の通過位置の凹部又は凸部の特徴部位の出現する出現位置の連続性を照合して特徴部位が連続していた場合を真券、連続しない場合は偽券として判定することもできる。
【0047】
このように本発明によれば、厚さ検出信号がハイパスフィルタを通した高周波信号にすることにより、紙幣の特徴部位の凹凸を精度良く検出できるので、あらかじめ記憶してある紙幣の通過位置ごとの特徴部位の凹凸位置と照合して紙幣の真偽を判定できる効果がある。
【0048】
次に、移動平均処理波形から特徴部位の位置を抽出する他の一実施例を図10に示す。
図10は偽券の移動平均処理した出力波形を示す図である。
図10において、移動平均処理波形170は、横軸を時間、縦軸を電圧で示す。符号171は紙幣通過前の出力波形、符号172は紙幣通過時の出力波形を示す。符号123乃至128は、図5に示す波形の符号と同じであって、図4に示す紙幣100が厚さセンサを通過したところの絵柄に対応した出力波形を示す。また、符号106乃至111は、図4に示す紙幣100が厚さセンサを通過したところの絵柄に対応した位置を示す。
図10に示す偽券波形では、符号125の部位は凹凸が小さく、符号126の部位では凹凸が大きくなっており、真券と異なっていることを示す。
【0049】
図11はあらかじめ記憶してある真券の移動平均処理波形から図10の偽券の移動平均処理波形を減算した移動平均処理減算波形を示す図である。
図11において、移動平均処理減算波形180は、横軸を時間、縦軸を電圧で示す。符号181は紙幣通過前の出力波形、符号182は紙幣通過時の出力波形を示す。符号123乃至128と、符号106乃至111は、図10に示す波形の符号と同じである。
【0050】
まず、あらかじめ記憶してある真券の移動平均処理波形は、図7に示すノイズ部位の符号127、符号128を除いた信号とする。その結果、図11の移動平均処理減算波形は、あらかじめ記憶してある真券の移動平均処理波形とほぼ同じ波形の符号123、124のところは電圧が零近くになり、同じ波形でない符号127、128、125、126では大きな電圧変化が現われる。また、閾値183は、凹凸変化の正電圧を抽出するための閾値を、閾値184は、凹凸変化の負電圧を抽出するための閾値を示す。
【0051】
図12は図11の移動平均処理減算波形から正電圧側の凹凸部を抽出した2値化出力波形を示す図である。
図12において、2値化波形190は、横軸を時間、縦軸を電圧で示す。符号191は紙幣通過前の出力波形、符号192は紙幣通過時の出力波形を示す。ここでは、図11に示す移動平均処理減算波形が閾値183より大きいところをレベル1とし、閾値183未満をレベル0とした波形である。この場合、紙幣の特徴部位123、124、126では、レベル0でありあらかじめ記憶してある紙幣の特徴部位が存在していると判断する。一方、紙幣の特徴部位125では、レベル1でありあらかじめ記憶してある紙幣の特徴部位が存在していないので偽券と判定できる。
【0052】
図13は図11の移動平均処理減算波形から負電圧側の凹凸部を抽出した2値化出力波形を示す図である。
図13において、2値化波形200は、横軸を時間、縦軸を電圧で示す。符号201は紙幣通過前の出力波形、符号202は紙幣通過時の出力波形を示す。ここでは、図11に示す移動平均処理減算波形が閾値184未満のところをレベル1とし、閾値184以上をレベル0とした波形である。この場合、紙幣の特徴部位123、124、125では、レベル0でありあらかじめ記憶してある紙幣の特徴部位が存在していると判断する。一方、紙幣の特徴部位126では、レベル1でありあらかじめ記憶してある紙幣の特徴部位が存在していないので偽券と判定できる。なお、凸部127,128は特徴部位ではないのでノイズとして扱い判定の対象外である。
【0053】
また、図12と図13に示すパルス幅が一定値以下の場合はノイズとして排除することもできる。
【0054】
また、図12と図13に示す特徴部位の位置を同時に検出して真偽を判定することもできる。
【0055】
また、あらかじめ記憶しておく紙幣の通過位置ごとの凹部又は凸部の特徴部位の位置は、紙幣の直交する2辺の交点を原点とする座標系の直線の式、円の式等の幾何学模様を表す式で記憶しておき、紙幣の通過位置に対して凹部又は凸部の特徴部位の出現する位置を演算により求めることもできる。
【0056】
また、厚さ検出センサを紙幣の搬送方向と直交方向に複数備え、隣接する厚さ検出センサ間で、紙幣の通過位置の凹部又は凸部の特徴部位の出現する出現位置の連続性を照合して特徴部位が連続していた場合を真券、連続しない場合は偽券として判定することもできる。
【0057】
このように本発明によれば、厚さ検出信号がハイパスフィルタを通した高周波信号にすることにより、紙幣の特徴部位の凹凸を精度良く検出できるので、あらかじめ記憶してある紙幣の通過位置ごとの特徴部位の凹凸位置と照合して紙幣の真偽を判定できる効果がある。
【0058】
図14は真券としわ券の厚さ検出信号がハイパスフィルタを通した後の紙幣1枚当たりの出力信号が全波整流の積分値を示すグラフ図である。
図14において、横軸をハイパスフィルタのカットオフ周波数、縦軸をハイパスフィルタの出力信号の全波整流積分値で示す。符号211はしわ券の特性を示す。符号210、212は変動幅の上限値と下限値を示す。また、符号214は真券の特性を示す。符号213、215は変動幅の上限値と下限値を示す。
ここでは、しわ券は真券を手のひらで球状に硬く握り潰し、また、しわを伸ばして広げる動作を3回行ったものを使用した。このように、ハイパスフィルタのカットオフ周波数が750Hz(波長2mm)から1.5kHz(波長1mm)でしわ券と真券に積分値の差が見られる。これは、厚さ0.1mm程度の紙幣を握り潰した場合、しわの発生が波長2mm以上で多く発生し、波長1mm以下のしわは少ないことを示している。これらの数値は、流通している紙幣にも適用できる。
【0059】
したがって、紙幣厚さ検出信号の波長1mmから波長2mmの間(中心周波数1kHz(波長1.6mm))のハイパスフィルタ出力信号の全波整流積分値があらかじめ記憶してある紙幣の通過位置ごとの全波整流積分値と比較して大きい場合はしわ券であると判断し、還流させないようにできる。
【0060】
なお、図14において、レーザプリンタ、インクジェットプリンタ等のOA機器で作成された紙葉類での特性は、2kHz以上(波長0.8mm以下)で真券の半分以下の全波整流積分値(図示せず)となる。したがって、2kHz以上(波長0.8mm以下)の全波整流積分値があらかじめ記憶してある紙幣の通過位置ごとの全波整流積分値と比較して小さい場合は偽券として判定できる。このことは、厚さ検出信号がハイパスフィルタを通した高周波信号にすることにより、基準ローラの偏芯、しわによる変動等のノイズを除去できたからである。そして、線画によって描かれた凹版印刷等の周波数の高い所の特徴部位を紙幣ごとのばらつきがない状態で精度よく検出することができからである。
【0061】
本実施例の紙幣判定装置を用いた現金自動取扱装置の一実施例を図15を用いて説明する。
図15の現金自動取扱装置に搭載される紙幣取扱装置90は、現金預け入れ時に供給された紙幣96aを収納するための紙幣の分離と現金払い出し時に利用者が指定した金額を払い出すための紙幣供給受取機構91がある。この紙幣供給受取機構91には、紙幣搬送路92a、92bと、紙幣の絵柄を検出する画像センサと、紙幣の磁気パターンを検出する磁気センサと、紙幣の蛍光画像を検出する蛍光センサからなる紙幣の金種又は真偽を判定する真偽判定装置が接続されている。
紙幣が二枚以上重なっている重送されたり、テープや紙等が貼られた紙幣であったり、一部が欠損した紙幣であったり、一部が折れている紙幣等があった場合の検出を行う紙幣厚さ検知装置を備えている。97は紙幣厚さ検知装置で検出した紙幣厚さ信号の高周波成分を抽出し紙幣の凹版印刷等の凹凸位置を検出して紙幣の真偽を判定する真偽判定と、さらに、紙幣厚さ信号の周波数成分より紙幣のしわを検出してしわのある紙幣は還流させないようにする紙幣判定装置である。
【0062】
93は紙幣の収納時と払い出し時に一時的に紙幣を蓄積しておく一時スタッカである。94は機械処理ができない紙幣を収納するための紙幣回収箱である。95a、95b、95cは金種別に紙幣96bを収納し払い出すための金種収納箱である。
【0063】
次に、図15の動作について説明する。
現金預け入れ時は紙幣供給受取機構91に供給された紙幣96aは一枚づつ分離され搬送路92aに供給される。紙幣鑑別部97において紙幣が真券であるか偽券であるかを鑑別し、また、紙幣が一枚か二枚以上かを判別する。紙幣が真券であり一枚及び折れ券の場合は一時スタッカ93に蓄積され取引金額を表示する。
【0064】
一方、供給した紙幣に問題がある場合は供給した全ての紙幣は紙幣供給受取機構91に戻される。取引が成立した場合は再び紙幣判定装置97を通り紙幣が一枚か二枚以上かをチェックしてそれぞれの金種収納箱95に収納する。現金払い出し時には金種収納箱95の紙幣96bを一枚づつ分離し搬送路92bに供給する。紙幣判定装置97において紙幣が一枚か二枚以上かを判別する。紙幣が一枚の場合は紙幣供給受取機構91に払い出される。二枚以上、折れ券及びしわ券の場合は一時スタッカに蓄積され、その後、紙幣回収箱94に収納される。
なお、紙幣判定装置97は往復どちらの方向から紙幣が搬送されても鑑別可能なように構成されている。
【0065】
このように本実施例によれば、本発明の小型の紙幣判定装置と紙幣搬送路を往復搬送路で構成したことにより設置面積を小さくでき装置の小型化に効果がある。また、搬送路を短くできるため預け入れ及び払い出しの時間を短縮できる効果がある。
【0066】
これまでの説明では現金自動取扱装置に使用する紙幣判定装置について述べたが、自動販売機の紙幣判定装置にも適用できる。また、金属板、樹脂板等、基準ローラと検知ローラの間を通過できるものであれば厚さを検知できる。また、レーザ変位計、静電容量変位計、超音波式厚さ計等の非接触の変位センサを用いて紙幣の厚さを検出することもできる。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、高精度な真偽判定ができる紙幣取扱装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例を備えた紙幣判定装置の上面図である。
【図2】図2は、図1の側面図である。
【図3】図3は、本発明の一実施例を備えた変位検出部と判定処理の構成図である。
【図4】図4は、本発明の紙幣通過位置に対する厚さ検出信号の関係を示す図である。
【図5】図5は、本発明の図4の厚さ検出信号のハイパスフィルタ出力信号を示す図である。
【図6】図6は、本発明の図5のハイパスフィルタ出力信号の全波整流波形を示す図である。
【図7】図7は、本発明の図6の全波整流波形の移動平均処理した出力波形を示す図である。
【図8】図8は、本発明の図7の移動平均処理波形の凸部の2値化出力波形を示す図である。
【図9】図9は、本発明の図7の移動平均処理波形の凹部の2値化出力波形を示す図である。
【図10】図10は、本発明の偽券の全波整流波形の移動平均処理した出力波形を示す図である。
【図11】図11は、本発明の真券と図10の偽券との移動平均処理減算波形を示す図である。
【図12】図12は、本発明の図11の移動平均処理減算波形の正電圧の2値化出力波形を示す図である。
【図13】図13は、本発明の図11の移動平均処理減算波形の負電圧の2値化出力波形を示す図である。
【図14】図14は、本発明の真券としわ券のハイパスフィルタカットオフ周波数とハイパスフィルタ出力の全波整流積分値の関係を示すグラフである。
【図15】図15は、本発明の紙幣判定装置を用いた現金自動取扱装置の一実施例を示す。
【符号の説明】
1〜8、41〜47…厚さ検知センサ、9…紙幣、10…レバー、11…検知ローラ、13…回転支持部、26…L部材、28、48…基準ローラ、29、49…駆動ローラ軸、30、37、50、57…転がり軸受け、31…上ガイド、32…下ガイド、33…窓、34、36、54、56…上搬送ローラ、40…紙幣搬送方向、35…ばね、51…上フレーム、52…横板、58…隣接ローラ間距離。59…蛍光センサ、60…搬送ローラ軸、61…磁気センサ、62…搬送ローラ軸、63…画像センサ。
Claims (12)
- 紙葉類の厚さを検出する紙葉類厚さ検知装置を備えた紙葉類判別装置において、
前記紙葉類厚さ検知装置で検出した前記紙葉類の厚さ検出信号から特定の波長以下の成分を抽出する波長抽出手段と、前記波長抽出手段で抽出した特定の波長以下の振幅の値が一定値以上出現する位置を求める出現位置抽出手段と、前記出現位置抽出手段で求めた出現位置とあらかじめ記憶してある前記紙葉類の特定の波長以下の振幅が一定値以上出現する出現位置とを照合する照合手段とを備え、前記紙葉類の特定の波長以下の振幅の出現位置が一致するか否かを判定して紙葉類の真偽を判別するようにしたことを特徴とする紙葉類判別装置。 - 紙葉類の厚さを検出する紙葉類厚さ検知装置を備えた紙葉類判別装置において、
前記紙葉類厚さ検知装置を通過した前記紙葉類の2辺の通過点を結んだ直線の通過位置を検出する通過位置検出手段と、前記紙葉類厚さ検知装置で検出した前記紙葉類の厚さ検出信号から特定の波長以下の成分を抽出する波長抽出手段と、前記波長抽出手段で抽出した特定の波長以下の振幅の値が一定値以上出現する位置を求める出現位置抽出手段と、前記出現位置抽出手段で抽出した出現位置と前記紙葉類の通過位置に対応してあらかじめ記憶してある前記紙葉類の特定の波長以下の振幅が一定値以上出現する出現位置とを照合する照合手段とを備え、前記紙葉類の特定の波長以下の振幅の出現位置が一致するか否かを判定して紙葉類の真偽を判別するようにしたことを特徴とする紙葉類判別装置。 - 前記波長抽出手段で抽出した波形からあらかじめ記憶してある前記紙葉類の特定の波長以下の成分を抽出した波形を減算する減算手段を設け、前記減算手段の出力波形から前記出現位置抽出手段により特定の波長以下の振幅の値が一定値以上出現する前記紙葉類の出現位置を求め、前記照合手段により前記出現位置抽出手段により求めた出現位置とあらかじめ記憶してある前記紙葉類の特定の波長以下の振幅が一定値以上出現する出現位置とを照合し、前記あらかじめ記憶してある出現位置以外で特定の波長以下の振幅が出現した場合は偽と判定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類判別装置。
- 前記抽出した特定の波長以下の振幅が一定値以下になる前記紙葉類の出現位置を求め、あらかじめ記憶してある前記紙葉類の特定の波長以下の振幅の値が一定値以下出現する出現位置と照合することにより紙葉類の真偽を判定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類判別装置。
- 前記紙葉類厚さ検知装置は、紙幣の搬送方向と直交方向に複数備えられており、隣接する前記紙葉類厚さ検知装置間で、前記紙葉類の特定の波長以下の振幅の値が一定値以上、又は一定値以下出現する出現位置の連続性を照合することにより紙葉類の真偽を判定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類判別装置。
- 前記あらかじめ記憶してある前記紙葉類の特定の波長以下の振幅の値が一定値以上、又は一定値以下出現する位置は、前記紙葉類の直交する2辺の交点を原点とする座標系の幾何学式で記憶されており、前記紙葉類の通過位置に対する特定の波長以下の振幅が一定値以上、又は一定値以下出現する位置を演算により求めるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類判別装置。
- 前記厚さ検出信号から抽出する波長は、前記紙葉類厚さ検知装置の前記紙葉類の搬送方向に接触、又は投影された検出幅以下の波長を抽出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類判別装置。
- 前記厚さ検出信号から抽出する波長は、波長0.8mm以下の波長を抽出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類判別装置。
- 紙葉類の厚さを検出する紙葉類厚さ検知装置を備えた紙葉類判別装置において、
前記紙葉類厚さ検知装置で検出した前記紙葉類の厚さ検出信号から特定範囲の波長を抽出する波長抽出手段と、前記波長抽出手段で抽出した波長を全波整流したのち、前記全波整流値の積分値を求める積分手段とを備え、前記積分手段の積分値が一定値以上ある場合は皺のある紙葉類であると判定するようにしたことを特徴とする紙葉類判別装置。 - 紙葉類の厚さを検出する紙葉類厚さ検知装置を備えた紙葉類判別装置において、
前記紙葉類厚さ検知装置を通過した前記紙葉類の通過位置を検出する通過位置検出手段と、前記紙葉類厚さ検知装置で検出した前記紙葉類の厚さ検出信号から特定範囲の波長を抽出する波長抽出手段と、前記波長抽出手段で抽出した波長を全波整流したのち、前記全波整流値の積分値を求める積分手段とを備え、前記紙葉類の通過位置に対応して検出された前記積分手段の積分値が一定値以上ある場合は皺のある紙葉類であると判定するようにしたことを特徴とする紙葉類判別装置。 - 前記特定範囲の波長は、波長1mmから2mmであることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類判別装置。
- 請求項1に記載の紙葉類判別装置を備えたことを特徴とする紙幣取扱装置。
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