[go: up one dir, main page]

JP4362655B2 - 電波受信装置、電波時計及び電波受信制御方法 - Google Patents

電波受信装置、電波時計及び電波受信制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4362655B2
JP4362655B2 JP2004351256A JP2004351256A JP4362655B2 JP 4362655 B2 JP4362655 B2 JP 4362655B2 JP 2004351256 A JP2004351256 A JP 2004351256A JP 2004351256 A JP2004351256 A JP 2004351256A JP 4362655 B2 JP4362655 B2 JP 4362655B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
radio wave
digit
reception
standard radio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004351256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006162329A (ja
Inventor
薫 染谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2004351256A priority Critical patent/JP4362655B2/ja
Priority to US11/230,342 priority patent/US7411870B2/en
Priority to CN2008100806987A priority patent/CN101241349B/zh
Publication of JP2006162329A publication Critical patent/JP2006162329A/ja
Priority to US12/133,542 priority patent/US7738322B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4362655B2 publication Critical patent/JP4362655B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

本発明は、電波受信装置、電波時計及び電波受信制御方法に関する。
現在、各国(例えば、ドイツ、イギリス、スイス、日本等)において、時刻データ即ちタイムコード入りの標準電波が送出されている。我が国(日本)では、2つの送信所(福島県及び佐賀県)より、標準電波のフォーマットを用いて時刻情報(タイムコード)を振幅変調した40kHz及び60kHzの長波標準電波が送出されている。標準電波のタイムコードは、正確な時刻の分の桁が更新されるごと、即ち1分毎に1周期60秒のフレームで送出されている。
この標準電波を受信して計時時刻(以下、適宜「内部時刻」という。)のデータを修正する、いわゆる電波時計が製品化されている。
電波時計は、例えばAM2時といった定時に1日1回標準電波を受信するものが一般的である。常時標準電波を受信するとしてもよいが、その場合には電波受信回路の動作に係る電力消費が大きくなること、時刻修正を行う時間間隔と許容される時刻の誤差との関係からして1日1回程度の修正で十分であることがその理由である。
しかし、腕時計型の電波時計などにおいては、電力消費は時計としての継続動作可能時間に直接関わる問題であるため、一層の消費電力の削減が要求されている。そこで、電波受信回路の動作時間をできるだけ低減して、消費電力を抑える技術が種々発明されている。例えば、標準電波に含まれる1フレームに係るタイムコード全体を受信して内部時刻全体を修正する場合と、M信号と呼ばれるタイムコードの切り替わりの信号(以下、適宜「正分信号」という。)を利用して内部時刻の秒部分データを修正する場合とを適宜に切り替える発明が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−235093号公報
しかし、1つのタイムコード全体を受信する場合には、最低60秒要するが、実際には、電波受信回路の受信が安定するまでに要する時間や、少なくとも1フレーム分のタイムコードを受信するための余裕時間等を考慮する必要があるため、120秒以上受信状態を継続する必要があった。また、特許文献1に記載されている正分信号を受信するとする場合は、正分信号を受信するまで継続的に標準電波を受信することとなる上、電波受信回路の受信が安定するために要する時間を考慮すると、少なくとも、1フレームに相当する時間は受信状態を継続することとなる。従って、標準電波の受信に要する時間は未だ長時間であった。
上述した課題に鑑み、本発明の目的とすることは、時刻修正にかかる標準電波の受信を短時間に行うことで消費電力を低減させることである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載された発明に係る電波受信装置は、
内部時刻を計時する時刻計時手段(例えば、1の計時回路部80)、フレーム単位時刻データが変調されて送信された標準電波を受信する受信手段(例えば、1の電波受信回路部60)、および、この受信手段によって受信された標準電波の時刻データに基づいて、前記時刻計時手段により計時されている時刻を修正する時刻修正手段(例えば、1のCPU10)とを備えている電波受信装置において、
前記時刻修正手段により前回修正された修正時刻から前記時刻計時手段により計時されている時刻までの間の時間差と前記時刻計時手段の有する設計上の計時精度とから、前記時刻計時手段により計時されている時刻の誤差の範囲を算出する誤差範囲算出手段(例えば、1のCPU10;図3のステップA12)と、
この誤差範囲算出手段によって算出され時間差が5秒の時間差内であるか否かを判別する第1の判別手段(例えば、1のCPU10;図3のステップA14)と、
この第1の判別手段による判別の結果、前記算出され時間差が5秒の時間差内であると判別された場合、前記受信手段により標準電波の受信を開始させる受信開始制御手段(例えば、1のCPU10;図3のステップA16))と、
この受信開始制御手段の制御により受信された標準電波のフレーム中に10秒の時間間隔で配置されている識別データ(P信号)を検出する識別データ検出手段(例えば、1のCPU10;図3のステップA20)と、
この識別データ検出手段によって検出された識別データが検出された際において、前記時刻計時手段により計時されている内部時刻の秒部分における2桁の数値のうちの1桁目の数値が5から9の数値か、0から4の数値か否かを判別する第2の判別手段(例えば、1のCPU10;図3のステップA22)と備え、
前記時刻修正手段は、
前記第2の判別手段による判別の結果、前記1桁目の数値が5から9の数値であると判別された場合は、前記識別データが検出されてから1秒後に、前記内部時刻の秒部分における2桁目の数値を桁上げした数値に修正し、かつ、1桁目の数値を0に修正し、他方、前記1桁目の数値が0から4の数値であると判別された場合は、前記識別データが検出されてから1秒後に、前記内部時刻の秒部分における2桁目の数値を桁上げせずに1桁目の数値を0に修正する桁修正手段(例えば、1のCPU10;図3のステップA24、ステップA26;[0039][0040])を備えることを特徴とする。
請求項2に記載された発明に係る電波受信装置は、請求項1記載の電波受信装置において、前記時刻修正手段により内部時刻の秒部分を修正した場合、前記受信手段により標準電波の受信を終了させる受信終了制御手段(例えば、1のCPU10;図3のステップA28))を更に備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明に係る電波時計は、
請求項1または請求項2に記載の電波受信装置と、
この電波受信装置における時刻修正手段により修正された修正時刻を表示する表示手段(例えば、1の表示部30)と、
を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明に係る電波受信制御方法は、
内部時刻を計時する時刻計時手段(例えば、1の計時回路部80)、フレーム単位で時刻データが変調されて送信された標準電波を受信する受信手段(例えば、1の電波受信回路部60)、および、この受信手段によって受信された標準電波の時刻データに基づいて、前記時刻計時手段により計時されている時刻を修正する時刻修正手段(例えば、1のCPU10)とを備えている電波受信装置に用いられる電波受信制御方法において、
前記時刻修正手段により前回修正された修正時刻から前記時刻計時手段により計時されている時刻までの間の時間差と前記時刻計時手段の有する設計上の計時精度とから、前記時刻計時手段により計時されている時刻の誤差の範囲を算出する誤差範囲算出ステップ(図3のステップA12)と、
この誤差範囲算出ステップによって算出され時間差が5秒の時間差内であるか否かを判別する第1の判別ステップ(図3のステップA14)と、
この第1の判別ステップによる判別の結果、前記算出され時間差が5秒の時間差内であると判別された場合、前記受信手段により標準電波の受信を開始させる受信開始制御ステップ(図3のステップA16)と、
この受信開始制御ステップの制御により受信された標準電波のフレーム中に10秒の時間間隔で配置されている識別データ(P信号)を検出する識別データ検出ステップ(図3のステップA20)と、
この識別データ検出ステップによって検出された識別データが検出された際において、前記時刻計時手段により計時されている内部時刻の秒部分における2桁の数値のうちの1桁目の数値が5から9の数値か、0から4の数値か否かを判別する第2の判別ステップ(図3のステップA22)と備え、
前記時刻修正手段は、
前記第2の判別ステップによる判別の結果、前記1桁目の数値が5から9の数値であると判別された場合は、前記識別データが検出されてから1秒後に、前記内部時刻の秒部分における2桁目の数値を桁上げした数値に修正し、かつ、1桁目の数値を0に修正し、他方、前記1桁目の数値が0から4の数値であると判別された場合は、前記識別データが検出されてから1秒後に、前記内部時刻の秒部分における2桁目の数値を桁上げせずに1桁目の数値を0に修正するように制御する時刻修正制御ステップ(図3のステップA24、ステップA26;[0039][0040])を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明に係る電波受信制御方法は、請求項4記載の電波受信制御方法において、前記時刻修正ステップにより内部時刻の秒部分を修正した場合、前記受信手段により標準電波の受信を終了させる受信終了制御ステップ(図3のステップA28))を更に備えることを特徴とする。
請求項1に記載された発明によれば、時刻修正手段により前回修正された修正時刻から時刻計時手段により計時されている時刻までの間の時間差と時刻計時手段の有する設計上の計時精度とから、時刻計時手段により計時されている時刻の誤差の範囲を算出し、この算出され時間差が5秒の時間差内であるか否かを判別し、この判別の結果、算出され時間差が5秒の時間差内であると判別された場合、受信手段により標準電波の受信を自動的に開始させることができる。
請求項1に記載された発明によれば、そればかりでなく、この受信された標準電波のフレーム中に10秒の時間間隔で配置されている識別データを検出し、この検出された識別データが検出された際において、時刻計時手段により計時されている内部時刻の秒部分における2桁の数値のうちの1桁目の数値が5から9の数値か、0から4の数値か否かを判別し、この判別の結果、1桁目の数値が5から9の数値であると判別された場合は、識別データが検出されてから1秒後に、内部時刻の秒部分における2桁目の数値を桁上げした数値に修正し、かつ、1桁目の数値を0に修正し、他方、1桁目の数値が0から4の数値であると判別された場合は、識別データが検出されてから1秒後に、内部時刻の秒部分における2桁目の数値を桁上げせずに1桁目の数値を0に修正することができる。したがって、標準電波のフレーム総てを受信する必要がなくなり、標準電波の受信を短時間に済ますことが可能となる。このため、標準電波の受信に係る消費電力を大幅に低減させることができる。
請求項に記載された発明によれば、請求項1に記載された発明の場合と同様な効果を奏することができる。
次に、本発明を電波受信装置の一種である電波時計に適用した場合の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
まず、標準電波から生成されるタイムコードのフォーマットについて説明する。図11に示されたタイムコードは、1分毎に、1周期60秒のフォーマットからなる時刻情報を1フレームとして送出されている。このタイムコードのフォーマットは次の通りである。すなわち、この60秒のフレームの開始時点である正分(毎分0秒)の立ち上がりには、先頭にM信号が配されている。このM信号は、パルス幅0.2秒のものが配され、またこれと同じパルス幅0.2秒のP信号が、9秒(P1)、19秒(P2)、29秒(P3)、39秒(P4)、49秒(P5)及び59秒(P0)の時点にも配されている。
このため、フレームの境界には、ほぼ1秒の間隔をおいてパルス幅0.2秒のものが2個(即ち、先頭のM信号及びP信号)配されていることになり、これにより新フレームの開始を認識することができるようになっている。また、M信号は、フレームの基準を示す信号であり、このM信号で示されるパルスの立ち上がり時点が、現在時刻の分の桁の正確な更新時となる。そして、上記フレーム内には、当該フレーム開始時点の時刻の分のデータが0秒目〜9秒目、時のデータが10秒目〜19秒目、通算日(1月1日からの日数)のデータが20秒目〜39秒目、年(西暦下2桁)のデータが40秒目〜49秒目、曜日等のデータが50秒目〜59秒目に2進化10進数で配されており、この場合、ロジック1及び0は、それぞれ、パルス幅が0.5秒及び0.8秒のパルスで表されている。尚、図11に示すフレームには、通算日114日の17時25分のデータが示されている。
発明者は、このタイムコードフォーマットを解析することにより一定の特徴(規則性)が有ることを発見した。タイムコードフォーマットの特徴を図2に示す。図2に示すように、例えば、P信号であれば10秒ごとに1回配されている。したがって、標準電波を用いて時刻修正を行う場合、誤差が±5秒以内であれば、P信号の位置(9秒目)を利用することにより高速に時刻を修正することが可能となる。また、M信号は、0秒目〜10秒目のみに配されており、正分の開始時刻である。したがって、標準電波を用いて時刻修正を行う場合、誤差が±30秒以内であればM信号を利用することにより高速に時刻を修正することが可能となる。
このように、タイムコードの特徴を組み合わせて利用することにより、1フレームに係るタイムコード全体を受信することなく高速な時刻補正を行うことができる。一般的な時計に内臓されている計時回路によって計時される時間の誤差は、おおよそ月差±15秒程度である。したがって、電波時計において1週間以内に1度しか標準電波を受信していなくとも、計時された時刻の誤差は±5秒以内に収まるのが通常である。したがって、本実施の形態においては一例として、P信号に着目してより高速な時刻修正を行うことを説明する。
〔第1実施形態〕
まず、第1実施形態について説明する。第1実施形態は、受信した標準電波に含まれるP信号を利用することにより、計時回路部80で計時されている内部時刻の秒の部分を補正するものである。
[1.1 構成]
[1.1.1 全体構成]
図1は、電波時計1の機能構成の一例を示すブロック図である。同図によれば、電波時計1は、CPU(Central Processing Unit)10と、入力部20と、表示部30と、ROM(Read Only Memory)40と、RAM(Random Access Memory)50と、電波受信回路部60と、タイムコード生成回路部70と、発振回路部90から出力されるクロック信号を計数して現在時刻データを得る計時回路部80とがバス100にそれぞれ接続されて構成されている。
[1.1.2 入力部・表示部]
入力部20は、電波時計に各種機能を実行させるためのスイッチ等で構成され、このスイッチがユーザによって押下操作された際に、押下されたスイッチに対応する操作信号をCPU10へ出力する。
表示部30は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やセグメント型ディスプレイ等で構成された表示装置であり、CPU10から出力される表示データに基づいて、現在日時等をデジタル表示する。
[1.1.3 ROM・RAM]
ROM40は、主に、電波時計に係るシステムプログラムやアプリケーションプログラム等を記憶する読み込み専用メモリである。図1によれば、ROM40は、第1標準電波受信プログラム402を記憶している。
RAM50は、CPU10が実行する各種プログラムや、これらのプログラムの実行にかかるデータ等を一時的に保持する随時書き込み可能なメモリである。本実施の形態では、受信した標準電波に基づいて前回内部時刻を修正した時刻(以下、適宜「前回修正時刻」という。)が前回修正時刻データ502に記憶される。例えば、電波時計1は、少なくとも1回はタイムコード全体を受信することにより内部時刻を修正(初期化)しており、このときの時刻が前回修正時刻データ502として記憶されている。
[1.1.4 CPU]
CPU10は、予め定められたタイミング或いは入力部20から出力された操作信号に応じて、ROM40内に格納された各種プログラムを読み出してRAM50内に展開し、当該プログラムに基づいて各機能部への指示やデータの転送等を行う。例えば、所定時刻に電波受信回路部60を制御して標準電波を受信させる。また、タイムコード生成回路部70から出力されるタイムコードに基づいて計時回路部80が計時する内部時刻としての時刻データを修正するとともに、この修正した時刻データに基づいて現在日時の表示を更新させる等の各種制御を行う。
CPU10は、ROM20に記憶されている第1標準電波受信プログラム402に従った第1標準電波受信処理(図3参照)を実行する。具体的に、CPU10は、前回修正時刻と現在の内部時刻である現在時刻との差と、計時回路部80において発生しうる単位時間当たりの誤差のうち最も大きな誤差の時間(以下、適宜「最大誤差単位時間」という。)との差を乗じたものを誤差範囲として算出する。さらに、CPU10は、受信された標準電波からP信号を検出し、P信号が検出されたタイミングに応じて内部時刻の秒の部分(以下、適宜「秒部分内部時刻」という。)を修正する。
[1.1.5 電波受信回路部等]
電波受信回路部60は、アンテナANTで受信された受信信号から不要な周波数成分をカットして標準電波に該当する周波数の信号を取り出し、この取り出した信号を検波してタイムコード生成回路部70へ随時出力する。この場合、特開2004−242157、及び特開2004−179948に基づいて、高速なAGC動作を実現させることにより、受信開始時から時刻情報を検出しタイムコードが生成されるまでのタイムラグを大幅に短くすることが可能となる。
タイムコード生成回路部70は、電波受信回路部60から出力されてくる信号に基づいて時刻情報を検出しタイムコードを随時生成して、CPU10へ出力する。
[1.1.6 計時回路部等]
計時回路部80は、発振回路部90から出力されるクロック信号を計数して電波時計1の現在時刻データ(内部時刻)を得る。そして、現在時刻のデータをCPU10へ出力する。発振回路部90は、水晶発振器等で構成され、常時一定周波数のクロック信号を計時回路部80へ出力する。
[1.2 第1標準電波受信処理]
次に、第1標準電波処理の動作処理について説明する。図3は、第1標準電波受信処理に係る電波時計1の動作を説明するためのフローチャートである。この第1標準電波受信処理は、CPU10がROM40に記憶された第1標準電波受信プログラム402を実行することによって実現される処理である。
まず、CPU10は、前回修正時刻データ502に記憶されている前回修正時刻と、計時回路部80により計時されている現在時刻との差をRとして算出する(ステップA10)。つづいて、CPU10は、最大誤差単位時間と、ステップA10において算出されたRとを乗算することにより、計時回路部80が計時している時刻の誤差範囲を算出する(ステップA12)。ここで、最大誤差単位時間とは、計時回路部80の計時精度から求めた単位時間あたりの計時誤差範囲をいう。つまり、単位時間(例えば「1秒」)毎に、計時回路部80において発生する誤差の範囲であり、例えば、月差±15秒の誤差範囲を1秒当たりの誤差範囲に換算した値となる。
つづいて、CPU10は、ステップA12で算出した誤差範囲が±5秒以内か否かを判定する(ステップA14)。ここで、誤差範囲が±5秒以内の範囲外の場合に(ステップA14;No)、CPU10は別の時刻修正方法を実行する。ここで、別の時刻修正方法とは、例えば、従来から行われているように、受信した1〜3フレームの時刻情報に基づいて時刻を修正する方法等を言う。
他方、CPU10は、ステップA12で算出した誤差範囲が±5秒以内の場合に(ステップA14;Yes)、電波受信回路部60に標準電波の受信を開始させる(ステップA16)。電波受信回路部60により受信された標準電波の信号は、タイムコード生成回路部70に随時出力される。タイムコード生成回路部70は、随時入力される信号からタイムコードを随時生成し、CPU10に随時出力する(ステップA18)。続いて、CPU10は、出力されたタイムコードに含まれるP信号のうち何れか一つのP信号を検出する(ステップA20)。
ここで、P信号の検出タイミング時において、秒部分内部時刻の1の位が「5」〜「9」である場合(ステップA22;Yes)には、P信号を検出してから「1」秒後に、秒部分内部時刻を桁上げし、1の位を「0」秒とする(ステップA24)。即ち、内部時刻が受信する標準電波の時刻と比較して5秒以下の遅れを有する場合には、内部時刻を進ませることにより内部時刻の修正を行う。
他方、P信号の検出されたタイミング時において、秒部分内部時刻の1の位が「0」〜「4」である場合、つまり、内部時刻が、受信した標準時刻と比較して5秒未満の進みを有している場合(ステップA22;No)には、P信号を検出してから1秒後に、秒部分内部時刻を桁上げせずに、1の位を「0」秒とする(ステップA26)。即ち、内部時刻が、受信した標準電波の時刻と比較して5秒未満の進みを有する場合には、内部時刻を遅らせることにより内部時刻の修正を行う。
そして、CPU10は、電波受信回路部60に標準電波の受信を終了させる(ステップA28)。
具体的な例を挙げて説明する。誤差範囲として算出された値が0〜−5秒の間の場合、例えば、P信号(例えば、図11のパルスP2)が検出されたタイミング(標準電波における時刻で「19」秒時)において、計時回路部80が内部時刻として、例えば「16」秒を計時していた場合(ステップA22;Yes)、CPU10は、「1」秒後に秒部分内部時刻を桁上げして「20」秒に修正する(ステップA24)。また、誤差範囲として算出された値が0〜+5秒の間の場合、例えば、P信号(例えば、図11のパルスP2)を検出したタイミングにおいて、計時回路部80が内部時刻として、例えば「22」秒を計時していた場合(ステップA22;No)、「1」秒後に秒部分内部時刻を桁上げせず「20秒」に修正する(ステップA26)。
[1.3 効果]
このように、第1実施形態によれば、標準電波の時刻に対して計時回路部80が計時する時刻の誤差が±5秒以内と想定されるとき、受信した標準電波からP信号を検出し、このP信号を検出したときの計時回路部80が計時する下一桁の秒時刻に基づいて時刻を修正することができる。これにより、時刻を修正する際に、1フレームに係るタイムコード全体を受信する必要が無く、1フレームに係るタイムコード全体を受信する場合と比較して短時間で済む。
〔第2実施形態〕
続いて、第2実施形態について説明する。
[2.1 構成]
第2実施形態における電波時計の構成は、第1実施形態において図1に示したROM40を図4に示すROM42に置き換えた構成であり、以下、第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
図4を参照してROM42の構成について説明する。図4に示すように、ROM42は、第2標準電波受信プログラム422を記憶している。ここで、第2標準電波受信プログラム422は、本実施形態における第2標準電波受信処理を実現するためのプログラムであり、CPU10がこの第2標準電波受信プログラム422を実行することで、第2標準電波受信処理が実現される。具体的には、ユーザにより標準電波を受信して時刻修正を行う旨の指示操作が入力されると、CPU10は、第2標準電波処理を実行する。第2標準電波処理において、CPU10は、受信する標準電波のタイムコードの時間のデータとして想定される「時」部分データと内部時刻における「時」部分のデータ(以下、適宜「「時」部分内部時刻」という。)が一致したと判断された場合は、次のP信号を検出してその「1」秒後に、秒部分内部時刻を「20.00」秒にセットする。
[2.2 第2標準電波受信処理]
続いて、第2標準電波受信処理について詳細に説明する。図5は、第2標準電波受信処理に係る電波時計1の動作を説明するためのフローチャートである。この第2標準電波受信処理は、CPU10がROM42に記憶された第2標準電波受信プログラム422を実行することによって実現される処理である。
まず、CPU10は、前回修正時刻データ502に記憶されている前回修正時刻と、計時回路部80により計時されている現在時刻との差をRとして算出する(ステップC8)。つづいて、CPU10は、最大誤差単位時間と、ステップC10において算出されたRとを乗算し、例えば、「1」を加算した結果をSとして算出する(ステップC10)。ここで「1」は、最大誤差単位時間に対するマージンである。
続いて、CPU10は、受信予定の標準電波のタイムコードのうち、「時」部分データと想定される時刻のS秒前から、電波受信回路部60に標準電波の受信を開始させる(ステップC14)。そして、電波受信回路部60により受信された標準電波の信号は、タイムコード生成回路部70に随時出力される。タイムコード生成回路部70は、随時入力される信号に従ってタイムコードを随時生成し、CPU10に出力する(ステップC16)。続いて、CPU10は、タイムコード生成回路部70で随時生成されたタイムコードに含まれるP信号を検出する(ステップC18)。
続いて、ステップC18において検出されたP信号に続くタイムコードの「時」部分データと、計時回路部80が計時する内部時刻の「時」部分内部時刻とを照合する(ステップC20)。照合した結果、各データが一致しなかったと判断された場合(ステップC22;No)には、所定時間の間標準電波の受信を休止させ、ステップC14から繰り返し処理を実行する。ここで、所定時間とは、再び「時」部分データを受信するための時間のことをいい、例えば、再びタイムコードの「時」部分データが現れる「50秒」後等である。
また、ステップC20において照合した各データが一致したと判断された場合(ステップC22;Yes)には、生成されたタイムコードにおける「時」部分データの次のP信号を検出し、その1秒後に内部時刻の「秒」部分を「20.00」秒にセットする(ステップC26)。そして、CPU10は、電波受信回路部60に標準電波の受信を終了させる(ステップC28)。
ここで、具体的に図を用いて説明する。図6は、タイムコードの一部を図示したものであり、内部時刻が「15」時台において、第2標準電波受信処理が実行された場合における図である。CPU10は想定される「時」部分データの開始位置であるタイミングT10のS秒前であるタイミングT7から標準電波の受信を開始させる。そして、タイミングT9の時に、P信号(P1信号)が検出されることとなる。P信号が検出されると、CPU10は、続くタイムコードから「時」部分データを読み出す。ここで、タイムコードに含まれている「時」部分データは「15」であり、内部時刻の「時」部分の「15」と一致する。したがって、CPU10は、次のP信号の検出待ちとなる。そして、タイミングT19でP信号(P2信号)を検出すると、1秒後のタイミングT20の時に内部時刻の「秒」部分を「20.00」秒にセットする。
[2.3 効果]
このように、第2実施形態によれば、標準電波のタイムコードに含まれる「時」部分データと計時回路部80のカウントする内部時刻の「時」部分内部時刻とが一致したときに、内部時刻の「秒」部分を修正することができる。さらに、一般的な計時回路であれば、通常内部時刻の誤差範囲は、月差±15秒程度であるため、1週間時刻修正をしない場合であっても±5秒以内の誤差範囲に収まる。そうすると、特別な状況を除き、標準電波のタイムコードに含まれる「時」部分データと、内部時刻の「時」部分内部時刻とは一致するため、一度の標準電波の受信で効率よく、且つ、消費電力を極力消費することなく時刻修正を行うことができる。
[2.4 変形例]
なお、本実施形態においては、ユーザ操作に従って第2標準電波受信処理を開始して、内部時刻を修正することとして説明したが、予め決められた時刻に第2標準電波受信処理を実行することとしても良いことは勿論である。具体的には、例えば、内部時刻が「午前2時」になると、CPU10は、自動的に第2標準電波受信処理を実行することとする。この場合、ステップC20において、タイムコードの「時」部分データは、自動受信される時刻「2」と一致するか否かを比較すればよい。このように構成した場合には、日々自動的に内部時刻が修正されることから、内部時刻の誤差範囲はわずかなものとなり、標準電波を受信する時間は更に短くて良いこととなる。
また、第2実施形態は、P信号に続くタイムコードの「時」部分データと、計時回路部80が計時する内部時刻の「時」部分内部時刻との照合を行ったが、P信号に続くタイムコードの「分」部分データと、計時回路部80が計時する内部時刻の「分」部分内部時刻との照合を行うようにしても良い。
〔第3実施形態〕
続いて、第3実施形態について説明する。
[3.1 構成]
第3実施形態における電波時計の構成は、第1実施形態において図1に示したROM40を図7に示すROM44に置き換えた構成であり、以下、第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
図7を参照してROM44の構成について説明する。図7に示すように、ROM44は、第3標準電波受信プログラム442を記憶している。ここで、第3標準電波受信プログラム442は、本実施形態における第3標準電波受信処理を実現するためのプログラムであり、CPU10がこの第3標準電波受信プログラム442を実行することで、第3標準電波受信処理が実現される。具体的には、CPU10は、内部時刻の「秒」部分における1の位が「9」になると、その時の内部時刻の「秒」部分の1の位を「9.00」のまま保持する。そして、標準電波の受信を開始して、P信号のパルスの立ち上がりを検出すると、「9.00」の保持を解除して計時を再開することにより内部時刻を修正する。
また、第3実施形態の計時回路部80は、計時誤差が、受信した標準電波の時刻と比較して必ず進む状態となる進み誤差となるように、予め設定されているものとする。
[3.2 第3標準電波受信処理]
続いて、第3標準電波受信処理について詳細に説明する。図8は、第3標準電波受信処理に係る電波時計1の動作を説明するためのフローチャートである。この第3標準電波受信処理は、CPU10がROM44に記憶された第3標準電波受信プログラム442を実行することによって実現される処理である。
まず、CPU10は、前回修正時刻データ502に記憶されている前回修正時刻と、計時回路部80により計時されている現在時刻との差をRとして算出する(ステップD10)。つづいて、CPU10は、最大誤差単位時間と、ステップD10において算出されたRとを乗算した値が、1秒未満か否かを判定する(ステップD12)。ここで、当該値が1秒以上と判断されたの場合(ステップD12;No)には、CPU10は別の時刻修正方法を実行する。ここで、別の時刻修正方法とは、例えば、従来から行われているように、受信した1〜3フレームの時刻情報に基づいて時刻を修正する方法や、第1標準電波処理に基づいて時刻を修正する方法等を言う。
他方、ステップD12において当該値が1秒未満と判定された場合(ステップD12;Yes)には、標準電波の受信を開始する(ステップD14)。そして、内部時刻の「秒」部分の1の位が「9」になるまで待機し(ステップD16;No)、1の位が「9」となったと判断された場合(ステップD16;Yes)には、計時回路部80の計時を停止させ、秒部分内部時刻を「9.00」に保持させる(ステップD18)。
そして、CPU10は、電波受信回路部60に標準電波の受信を開始させ、受信した標準電波に含まれるP信号のパルス波の立ち上がりが検出されると(ステップD20;Yes)、計時回路部80に計時を再開させる(ステップD22)。さらに、CPU10は、電波受信回路部60に標準電波の受信を終了させる指示を出力することにより、標準電波の受信を終了する(ステップD24)。
ここで、具体的な例として図9を参照して説明する。図9は、タイムコードの一部を図示したものである。まず、CPU10は、電波受信回路部60に標準電波の受信を開始させる。T1は、内部時刻の「秒」部分の1の位が「9」になったタイミングである。計時回路部80が進み誤差であるため、内部時刻の「秒」部分の1の位が「9」となったT1の時点では、標準電波における「9」の時点に到達していない。このT1の時点でCPU10は、計時回路部60に計時を停止させ、秒部分内部時刻を保持させる。そして、タイミングT2の時点でP信号(P2信号)のパルス波形の立ち上がりを検出する。したがって、CPU10は、タイミングT2の時点から計時回路部60に計時を再開させる。
なお、図9ではP2信号の場合について具体的な説明を行ったが、P0信号〜P5信号について同様のことを行うことができる。
[3.3 効果]
以上のように、第3実施形態によれば、誤差範囲が1秒以内で有る場合には、内部時刻の「秒」部分の1の位が「9」となった時に計時回路部80の計時を停止しておき、P信号の検出時に計時回路部80の計時を再開することで内部時刻を修正することができる。これにより、標準電波の受信は極めて短時間で済む。
[3.4 変形例]
なお、上述した実施形態では、P信号のパルス波の立ち上がりを検知するとすぐに計時を再開するとして説明したが、P信号を受信してから、内部時刻を修正するまでのタイムラグを考慮して例えば1秒後等の所定時間後に時刻を修正することとしても良い。例えば、当該タイムラグに「50」ミリ秒の遅延が発生すると考えられる場合、P信号を受信してから「950」ミリ秒後に内部時刻を桁上げし、1の位を「0」秒とする修正を行うことにより、より正確な内部時刻の修正が可能となる。
また、上述した実施形態では、計時回路部80の誤差の性質は進み誤差であるとして説明したが、遅れ誤差の性質を有することとしても良いことは勿論である。この場合、内部時刻の「秒」部分の1の位が「8」になったときから標準電波の受信を開始し、P信号のパルスの立ち上がりを検出した時に、内部時刻の「秒」部分における1の位を「9」に修正することとすればよい。
〔変形例〕
[4.変形例]
なお、上述した実施形態においては、日本で送信されている標準電波に従って時刻修正をするとして説明したが、外国において外国の標準電波に従って時刻修正を行う場合にも同様に実現可能である。
但し、標準電波のタイムコードフォーマットは各国で異なるため、各国のタイムコードフォーマットに合った設計変更を行う必要がある。
図10は、各国のタイムコードフォーマットの一部分を示す図である。(a)は日本(JJY)、(b)は米国(WWVB)、(c)はドイツ(DCF77)で使用されているタイムコードフォーマットを示している。ここで、図10(a)に示すように、日本では正秒毎のタイミングがパルス波の立ち上がりとなっているが、米国やドイツにおいてはパルス波の立ち下がりが正秒毎となっている。したがって、P信号を検出する際に、パルス波の終わり(立ち下がり)を検出するように設計変更すればよい。
さらに、図10(c)に示すように、ドイツのタイムコードにはP信号が含まれていない。この場合、適切な時部分データを利用することにより、内部時刻の修正を行うこととしても良い。例えば、図10(c)の場合、M信号を識別データとして利用することにより内部時刻の修正を行うことができる。
また、本実施形態においては、P信号を1回検出することにより時刻の修正を行うものとして説明したが、複数回のP信号を受信した後に内部時刻を修正することとしても良い。この場合、1回の受信で修正する場合と比較して、長い間標準電波を受信する必要があるが、ノイズ等により標準電波が安定しない場合であっても、正確に時刻の修正が可能となり有効である。
本発明における電波時計の構成を示す図。 タイムコードフォーマットの特徴を示す図。 本発明の第1実施形態における第1標準電波受信処理の動作フローを示す図。 本発明の第2実施形態におけるROMの構成を示す図。 本発明の第2実施形態における第2標準電波受信処理の動作フローを示す図。 本発明の第2実施形態における第2標準電波受信処理の動作を説明する為の図。 本発明の第3実施形態におけるROMの構成を示す図。 本発明の第3実施形態における第3標準電波受信処理の動作フローを示す図。 本発明の第3実施形態における第3標準電波受信処理の動作を説明する為の図。 各国におけるタイムコードフォーマットを説明するための図。 日本におけるタイムコードフォーマットを説明するための図。
符号の説明
1 電波時計
10 CPU
20 入力部
30 表示部
40、42、44 ROM
402 第1標準電波受信プログラム
422 第2標準電波受信プログラム
442 第3標準電波受信プログラム
50 RAM
60 電波受信回路部
70 タイムコード生成回路部
80 計時回路部
90 発信回路部

Claims (5)

  1. 内部時刻を計時する時刻計時手段、フレーム単位時刻データが変調されて送信された標準電波を受信する受信手段、および、この受信手段によって受信された標準電波の時刻データに基づいて、前記時刻計時手段により計時されている時刻を修正する時刻修正手段とを備えている電波受信装置において、
    前記時刻修正手段により前回修正された修正時刻から前記時刻計時手段により計時されている時刻までの間の時間差と前記時刻計時手段の有する設計上の計時精度とから、前記時刻計時手段により計時されている時刻の誤差の範囲を算出する誤差範囲算出手段と、
    この誤差範囲算出手段によって算出され時間差が5秒の時間差内であるか否かを判別する第1の判別手段と、
    この第1の判別手段による判別の結果、前記算出され時間差が5秒の時間差内であると判別された場合、前記受信手段により標準電波の受信を開始させる受信開始制御手段と、
    この受信開始制御手段の制御により受信された標準電波のフレーム中に10秒の時間間隔で配置されている識別データを検出する識別データ検出手段と、
    この識別データ検出手段によって検出された識別データが検出された際において、前記時刻計時手段により計時されている内部時刻の秒部分における2桁の数値のうちの1桁目の数値が5から9の数値か、0から4の数値か否かを判別する第2の判別手段と備え、
    前記時刻修正手段は、
    前記第2の判別手段による判別の結果、前記1桁目の数値が5から9の数値であると判別された場合は、前記識別データが検出されてから1秒後に、前記内部時刻の秒部分における2桁目の数値を桁上げした数値に修正し、かつ、1桁目の数値を0に修正し、他方、前記1桁目の数値が0から4の数値であると判別された場合は、前記識別データが検出されてから1秒後に、前記内部時刻の秒部分における2桁目の数値を桁上げせずに1桁目の数値を0に修正する桁修正手段を備えることを特徴とする電波受信装置。
  2. 前記時刻修正手段により内部時刻の秒部分を修正した場合、前記受信手段により標準電波の受信を終了させる受信終了制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の電波受信装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電波受信装置と、
    この電波受信装置における時刻修正手段により修正された修正時刻を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする電波時計。
  4. 内部時刻を計時する時刻計時手段、フレーム単位で時刻データが変調されて送信された標準電波を受信する受信手段、および、この受信手段によって受信された標準電波の時刻データに基づいて、前記時刻計時手段により計時されている時刻を修正する時刻修正手段とを備えている電波受信装置に用いられる電波受信制御方法において、
    前記時刻修正手段により前回修正された修正時刻から前記時刻計時手段により計時されている時刻までの間の時間差と前記時刻計時手段の有する設計上の計時精度とから、前記時刻計時手段により計時されている時刻の誤差の範囲を算出する誤差範囲算出ステップと、
    この誤差範囲算出ステップによって算出され時間差が5秒の時間差内であるか否かを判別する第1の判別ステップと、
    この第1の判別ステップによる判別の結果、前記算出され時間差が5秒の時間差内であると判別された場合、前記受信手段により標準電波の受信を開始させる受信開始制御ステップと、
    この受信開始制御ステップの制御により受信された標準電波のフレーム中に10秒の時間間隔で配置されている識別データを検出する識別データ検出ステップと、
    この識別データ検出ステップによって検出された識別データが検出された際において、前記時刻計時手段により計時されている内部時刻の秒部分における2桁の数値のうちの1桁目の数値が5から9の数値か、0から4の数値か否かを判別する第2の判別ステップと備え、
    前記時刻修正手段は、
    前記第2の判別ステップによる判別の結果、前記1桁目の数値が5から9の数値であると判別された場合は、前記識別データが検出されてから1秒後に、前記内部時刻の秒部分における2桁目の数値を桁上げした数値に修正し、かつ、1桁目の数値を0に修正し、他方、前記1桁目の数値が0から4の数値であると判別された場合は、前記識別データが検出されてから1秒後に、前記内部時刻の秒部分における2桁目の数値を桁上げせずに1桁目の数値を0に修正するように制御する時刻修正制御ステップを備えることを特徴とする電波受信制御方法。
  5. 前記時刻修正ステップにより内部時刻の秒部分を修正した場合、前記受信手段により標準電波の受信を終了させる受信終了制御ステップを更に備えることを特徴とする請求項4記載の電波受信制御方法。
JP2004351256A 2004-09-30 2004-12-03 電波受信装置、電波時計及び電波受信制御方法 Expired - Lifetime JP4362655B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004351256A JP4362655B2 (ja) 2004-12-03 2004-12-03 電波受信装置、電波時計及び電波受信制御方法
US11/230,342 US7411870B2 (en) 2004-09-30 2005-09-20 Radio-wave timepieces and time information receivers
CN2008100806987A CN101241349B (zh) 2004-09-30 2005-09-29 时刻信息接收装置
US12/133,542 US7738322B2 (en) 2004-09-30 2008-06-05 Radio-wave timepieces and time information receivers

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004351256A JP4362655B2 (ja) 2004-12-03 2004-12-03 電波受信装置、電波時計及び電波受信制御方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009012446A Division JP4576569B2 (ja) 2009-01-23 2009-01-23 電波受信装置、電波時計及び電波受信制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006162329A JP2006162329A (ja) 2006-06-22
JP4362655B2 true JP4362655B2 (ja) 2009-11-11

Family

ID=36664521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004351256A Expired - Lifetime JP4362655B2 (ja) 2004-09-30 2004-12-03 電波受信装置、電波時計及び電波受信制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4362655B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5320789B2 (ja) * 2008-03-25 2013-10-23 カシオ計算機株式会社 電波受信装置および電波時計
JP5408025B2 (ja) * 2010-04-28 2014-02-05 カシオ計算機株式会社 時刻情報取得装置、および、電波時計
EP2874025B1 (en) 2012-07-11 2020-02-26 Citizen Watch Co., Ltd. Satellite radio-wave wristwatch
US9317017B2 (en) 2012-07-11 2016-04-19 Citizen Holdings Co., Ltd. Satellite radio-controlled wristwatch
JP2015040756A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 学校法人 名城大学 電波時計の時刻補正方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006162329A (ja) 2006-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7738322B2 (en) Radio-wave timepieces and time information receivers
KR100596264B1 (ko) 전파 수정 시계 및 그 제어 방법
JP6435762B2 (ja) 電子機器、プログラム、及び、日時情報の取得方法
JP4362655B2 (ja) 電波受信装置、電波時計及び電波受信制御方法
JP2003279678A (ja) 電波修正時計および電波修正時計の制御方法
JP2011174870A (ja) 電波修正時計およびその制御方法
JP4349247B2 (ja) 時刻情報受信装置および時刻情報受信制御方法
US7385876B2 (en) Radio-controlled timepiece, electronic device, time correcting method and computer product
EP2458459A2 (en) Time-Information Obtaining Apparatus and Radio-Controlled Timepiece
JP2503376B2 (ja) 電波修正時計
JP4576569B2 (ja) 電波受信装置、電波時計及び電波受信制御方法
JP4539739B2 (ja) 電波受信装置および電波時計
CN101859094B (zh) 模拟式电子时钟
CN103415816B (zh) 电子时钟
JP2004279107A (ja) 電波修正時計およびその制御方法
EP2407836B1 (en) Marker detecting apparatus and radio-controlled timepiece
JPS6322276B2 (ja)
JP2011214871A (ja) 時刻受信装置、電波修正時計および時刻受信装置の制御方法
JP6558289B2 (ja) 電子時計および電子時計の制御方法
JP2005140595A (ja) 電波時計及びその時刻修正方法
JP7375447B2 (ja) 電波修正時計及び電波修正時計の時刻修正方法
JP4888498B2 (ja) 時刻情報受信装置及びプログラム
JP4985670B2 (ja) 時刻情報受信装置及びプログラム
JP6741058B2 (ja) 電子機器、プログラム、及び、日時情報の取得方法
JP2006184198A (ja) 時刻情報受信装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090721

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090803

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4362655

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130828

Year of fee payment: 4

EXPY Cancellation because of completion of term