JP4362192B2 - 引き出し内蔵の紙包装容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数の内容物を収納し、内容物の保管および運搬を容易にするとともに、オフィスや喫茶店、家庭などにおける消費の場面においては、内容物を収納して運搬されたままで該内容物を他の容器に移し替えることなく、必要の都度それら内容物を容易に取り出し得るようにした紙包装容器に関し、特に砂糖などを封入されたスティックと称される小包を多数個収納するのに適した紙包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまでの紙包装容器は、通常箱と称され、その構造を大きく別けてみると、内部空間を形成する本体と本体の開口を覆う蓋とに別れている。収納物は本体の内部空間に収納される。収納物の取出しは、蓋は開け、開口へ手を入れ、収容物を手で掴み、収容物を掴んだ手を開口から出し、開口を蓋で覆うという手順で行われる。
【0003】
一般的な紙包装容器としては、例えば、お歳暮の季節によく手にする調味料や飲み物を納めている箱がある。これらの箱では、蓋は本体とは別体である。
【0004】
お菓子のキャラメルの箱や鉛筆一ダースを納めた箱は、本体と蓋とは、一枚の厚紙を折り曲げて形成されている。この種の箱では,蓋の一辺が本体における開口の一つの縁に連接してある。蓋が本体に連接された構造の紙包装容器では、収納物を取り出す際には、蓋は本体開口の縁に連接された一辺をヒンジとして折り曲げられる。
【0005】
贈り物の調味料や飲み物を納めている箱の如く、蓋と本体とが別体の箱でも、お菓子のキャラメルの箱、鉛筆一ダースを納めた箱の如く、蓋が本体に連接されている箱でも、内容物を取り出す際には蓋を開けることになる。通常の品物を収納する紙包装容器ではこの構造で、さしたる支障はない。
【0006】
ところが、オフィスや喫茶店で使われるシュガースティック用の容器としては、口広の籠や、ティッシュペーパーの箱のように単なる蓋なしの四角筒形または円筒形の容器が使われている。仕入れてきた箱に入っているシュガースティックは、籠や蓋なしの別の容器に移し替えられて、取り出し易い形態に置かれる。
【0007】
あるいは、シュガースティックを収納し、その保管や運搬に用いられた容器をオフィスなどの使用の場面に置き、その容器の一部分をはさみなどで切り取り、或いは予め形成されたミシン目に沿って容器の上部等を取り去り、残部を使用の場面における容器とすることも考えられる。このように、保管及び運搬の用に供した容器と、使用の場面における取出しの容易性を重視した容器とを兼用させることは、既にティッシュペーパーの箱などで実用化されている。兼用タイプは収納物の移し変えの手間を省くので、便利である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そのシュガースティックのように、保管場所からの取出しが頻繁にあるものについては、従来の蓋を開ける紙包装容器では、取り出すことに便利ではない。収納・運搬・保管の用に供する箱以外の別の容器に移し替えた方が一般的には便利である。ただ、シュガースティックの例では、コーヒーや紅茶を1カップ飲む度に1本が消費されるのであるから、使用される頻度と1つの容器に収納される本数とによっては、シュガースティックは数週間から、ときには数ヶ月もの間にわたってオフィス等の使用の環境に置かれる。そこで、別の容器でも、口広の籠や、ティッシュペーパーの箱のように単なる蓋なしの四角筒形または円筒形の容器を使用すると、取出しには便利でも、埃や小さなゴミが入り、不衛生である。
【0009】
前述のように、保管及び運搬の用に供した容器と、使用の場面における取出しの容易性を重視した容器とを兼用した兼用タイプは、収納物の移し替えの手間を省くので便利ではあるが、取出し開口が常時開いているものであれば、埃を被り易いという事情は同じである。
【0010】
そこで、本発明の目的は、シュガースティックなどの多数の収納物を収納し、収納物の保管および運搬を容易にするとともに、オフィスや喫茶店、あるいは家庭などにおける消費の場面に置かれたときは、収納物を収納して運搬されたままで該収納物を他の容器に移し替えることなく、使用の都度それの収納物を容易に取り出し得るようにし、しかも使用しないときは殆ど開口がなく、埃が内部空間に入りにくい紙包装容器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために本発明は次の手段を提供する。
【0012】
(1)コーヒー1杯分用程度の砂糖の如く少量の食品が封入されおり、細長い柱状の小包であるスティックを多数本平行に並べた状態で収納する内部空間を有し、該食品が使用されるオフィスなどの使用環境に置かれたとき、該食品の使用者等により使用の度に該内部空間から該スティックを手軽に取り出せるようにする取出手段が設けてあり、該取出手段は、該スティックの保管及び運搬の際には該スティックの取出を不能にする形態にあり、該使用環境において手による処理を加えられてスティックの取出を可能にする形態となり、該取出手段が下部に位置するとともに、前記スティックの長手方向が水平になる設置姿勢にあるときに該取出手段から該スティックを容易に取出せるようにした紙包装容器において、前記設置姿勢において底となる側において表面をなす面を底面と称し、前記取出手段により前記スティックが取出される側において表面をなす面を前面と称し、該底面における該前面側の縁を前縁と称するとき、
前記取出手段は、前記前縁を折目として折り曲げられた領域の紙でなる引出しと、前記前面に設けられる引出し用開口とを備えて成り、
前記取出不能形態では、前記引出しは前記内部空間に収められており、前記前面にはミシン目が形成してあり、
前記ミシン目の切断により切り離された前記前面の部分面は扉となり、該扉を外方へ開くことにより前記引出し用開口が形成され、
前記引出し用開口は、前記引出しの前部を前記前面の外へ引出すのを可能にするだけの広さを有し、
前記引出しの引出量は、前記折目において該引出しが折り曲げられる角度により定まり、
前記処理は、カッター等の刃物による前記ミシン目の切断と、前記扉を外方へ開くことであり、
前記引出量が所定値を超えるのを阻止する引出量制限構造が設けてある
ことを特徴とする引出し内蔵の紙包装容器。
【0013】
(2)前記引出しは、前記底面から前記前縁で折り曲げられた第1の平面と、該第1の平面の左右で折り曲げられた第2および第3の平面とでなり、
前記取出不能形態では、前記第1の平面は、前記底面に対し90度の角度をなして曲げられ、前記前面の裏面にほぼ接触する程度に近接しており、前記第2及び第3の平面は該第1の平面に対し90度だけ角度なして該第1の平面から折り曲げられ、前記内部空間をなす側壁にそれぞれ接触する程度に近接しており、
前記取出可能形態では、前記第1の平面の上縁に指を掛けて、該第1の平面を前後させることにより、該第1の平面は前記前縁をヒンジとして揺動するとともに、前記第2及び第3の平面は前記第1の平面と一体に揺動する
ことを特徴とする前記(1)に記載の引出し内蔵の紙包装容器。
【0014】
(3)前記ミシン目は、前記設置姿勢において前記前面の下部となる領域に形成してあり、横方向に延びながら上方に弧状に張り出した第1のミシン目と、該第1のミシン目の左右中央の位置から該前面の下縁まで伸びる直線状の第2のミシン目とでなり、
前記第1の平面の上縁は、横方向に延びながら前記前縁の方向へ弧状に張り出しており、
前記左右中央の位置におけ前記第1のミシン目から前記前縁に至る距離をR0、左右の端における該第1のミシン目から該前縁に至る距離をR1とし、左右の中央における前記第1の平面の上縁から前記前縁に至る距離をr0、左右の端における前記第1の平面の上縁から前記前縁に至る距離をr1とするとき、R0>r0、R1>r1であり、
前記取出可能形態においては、前記R0と前記r0との差、即ち前記引出し用開口の上縁と前記第1の平面の上縁との間隙は人の指が入る程度である
ことを特徴とする前記(2)に記載の引出し内蔵の紙包装容器。
【0015】
(4)前記第2及び第3の平面の上縁から前記前縁までの距離は,前記前記第1の平面に連接されている側から前記内部空間側に向かって延びる第1の範囲では前記r1であり、
前記第2及び第3の平面の上縁であって、前記第1の範囲から更に先の第2の範囲には、該上縁から前記前縁までの距離が前記R1より大きい突起があり、
前記突起は、前記第1の平面がある角度だけ前方に傾けられたとき、前記前面の裏側の面に当接し、
前記突起及び該突起が当接する前記裏側の面が前記引出量制限構造をなす
ことを特徴とする前記(3)に記載の引出し内蔵の紙包装容器。
【0016】
(5)前記底面を一方の端面とする4角柱形を成し、前記前面は左右どちらか一方の側面から90度だけ折り曲げられた面であり、他方の側面には縦方向に延びる切り込みが2箇所に形成してあり、該他方の側面に平行な平面が該前面から折り曲げられてなる組み立て用側面が設けてあり、該組み立て用側面の端部には前記切り込みに挿入される2つの耳型突起部が形成してある
ことを特徴とする前記(1)乃至(4)に記載の引出し内蔵の紙包装容器。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を挙げ、本発明を一層詳しく説明する。
【0018】
図1乃至図17は、本発明の一実施の形態である引き出し内蔵の紙包装容器を示す図である。この実施の形態の紙包装容器はシュガースティック収納用である。図1は、この紙包装容器の蓋31を開き、引出し30を前に倒し、全体構成を分かり易くした状態で描いた斜視図である。
【0019】
図2乃至図10は、本実施の形態が取出不能形態にあるときを示す。これら図2乃至図10は、蓋31の左側に折り曲げられた面8の耳型突起部8a,8bを左側面1における切り込み1a,1bへ差し込み、蓋31を閉じた状態を示す図である。図2乃至図10の状態では、ミシン目51,52は切断されていない。図2は斜視図、図3は正面図、図4は背面図、図5は平面図、図6は底面図、図7は左側面図、図8は右側面図、図9は横断面図、図10は図9におけるA-A線矢視縦断面図、図11は図9におけるB-B線矢視縦断面図である。図9の断面は図10及び図11におけるC-C面であり、その見る方向は矢印方向である。
【0020】
図12は本実施の形態の展開図である。本図において、斜線を施した領域6a,7a,12は糊代であり、糊代6a,7aには図示の面に糊が塗られ、糊しろ12には図示の裏面に糊が塗られる。
【0021】
図13乃至図17は、本実施の形態が取出可能形態にあるときを示す。図13乃至図17では、図2及び図3に描かれているミシン目51,52がカッターで切断され、ミシン目51,52で切り離された部分面5a,5bが左右の扉となり、これら扉が左右へ開かれ、引出し用開口となり、引出し(図1に符号30で示した構造)の前方部分(符号20で示す面の全て、並びに符号21及び22で示す面の半分程度)が引出し用開口から前へ出され、引出し30の上側がシュガースティック取出し用の開口となっている状態を示す。図13は斜視図、図14は正面図、図15は平面図、図16は底面図、図17は左側面図である。なお、図13乃至図16では、部分面5a,5bは、図15及び図16によく現れているように、正面方向に対し約45度の角度をなして開いてある。これに対し、図17では、部分面5aを左側面1に接触させるまで折り曲げ、引出しの側面形状がよく現れる状態で描いてある。
【0022】
この実施の形態は、図12の展開図に示す1枚の厚紙を折り曲げ、糊しろ6a,7a,12に糊を着け、符号4の面を底面としたときに設置姿勢となるように、組み立てられている。設置姿勢では、取出手段は下部に位置する。取出手段は、引出し30と、引出し用開口とからなる。引出し用開口は、前面5に形成されたミシン目51,52をカッターなどの刃物で切断し、前面5の下部領域であって、ミシン目51,52で仕切られた部分領域5a,5bを前面5の左右の端で折り曲げ、該部分領域5a,5bを左右に開いて形成される。図2乃至図11の取出不能形態では、ミシン目51,52が切断されていないから、引出し用開口は閉じており、引出し30は前面5の内側、即ち内部空間に収められいる。
【0023】
シュガースティックを内部空間い収納するときは、図1の如くに蓋31を開き、図11によく現れている奥の面、即ち面6,7,10,11でなる面を下面する。この状態で、その下面に面収納物であるシュガースティックを長手方向を横に向けて(長手軸を側面1,2に直行させて)、内部空間をほぼ一杯にシュガースティックで満たす。そして、蓋31を閉め、耳型突起8a,8bを切り込み1a,1bに挿入し、シュガースティックの収納は完了する。このとき、取出手段は取出不能形態にあり、シュガースティックが容器外にこぼれ出ることはない。
【0024】
このようにシュガースティックを収納し、倉庫に保管したり、車両で運搬したのに、オフィス等の使用の環境に置かれると、前面5のミシン目51,52がカッターなどの刃物で切断され、部分領域5a,5bを開き、取出手段を取出可能形態にし、引出し30の上縁に指を掛け、引出し30を前方へ倒し、引出し30の上方に取出しようの開口を形成し、シュガースティックを指で摘んで、取出し、引出し30の上縁近傍を置きに押し、引出しを押し戻す。このとき、面20は、前面5と同じ平面にほぼ揃う。面20下辺は、底面4の前縁と連接している。面20は、その前縁で底面4から折り曲げられてなる。面20の両脇には面21,22が設けてある。面21,22は、面20の左右の端で90度だけ折り曲げられなる。
【0025】
ミシン目51,52は、設置姿勢において前面5の下部となる領域に形成してあり、横方向に延びながら上方に弧状に張り出したミシン目52と、ミシン目52の左右中央の位置から前面5の下縁まで伸びる直線状のミシン目51とでなる。
【0026】
引出し30を構成する平面20の上縁は、横方向に延びながら底面4の前縁の方向へ弧状に張り出している。
【0027】
左右中央の位置におけミシン目52から底面4の前縁に至る距離をR0、左右の端におけるミシン目52から該前縁に至る距離をR1とし、左右の中央における面20の上縁から底面4の前縁に至る距離をr0、左右の端における面20の上縁からその前縁に至る距離をr1とするとき、R0>r0、R1>r1である。
【0028】
取出可能形態において、R0とr0との差、即ち引出し用開口の上縁と面20の上縁との間隙は人の指が入る程度である。この間隙に指を入れて、該面20を手前に引くことにより、引出し30を容易に開くことができる。その間隙は、指が漸く入る程度に狭くても差し支えなく、しかも引出し30を奥に位置させている状態、即ち引出し30を閉めた状態では、引出し30を構成する面20は前面5にほぼ揃い、前面5よりやや奥に窪む程度であるから、埃は殆ど内部空間には入らない。
【0029】
面21,22の上縁から底面4の前縁(面20と底面4との連接線で、面20の折り曲げ線)までの距離は、面20に連接されている側から内部空間側に向かって延びる第1の範囲(面20の上縁の各端から面21b,22bに至る範囲)ではr1であり、面21,22の上縁であって、該第1の範囲から更に先の第2の範囲(ストッパ21a,22aの上縁)には、該上縁から前記前縁までの距離が前記R1より大きいストッパ(突起)21a,22aがある。該突起ストッパ21a,22aは、面20がある角度だけ前方に傾けられたとき、前面5の裏側の面に当接する。ストッパ21a,22a及び表面5の裏側の面が引出量制限構造をなしている。
【0030】
以上に実施の形態を挙げ、本発明を詳しく説明したが、本発明はこの実施の形態に限られるものではなく、各種の変形が可能であることは勿論である。シュガースティック収納用の容器を例示したが、シュガースティックに代えて例えば乾燥ジュース粉などでも本発明の紙包装容器は収納できる。前述の実施の形態は1枚の厚紙を折り曲げて製作したので、安価に製造できた。しかし、複数の紙片を接着して図12のような構造を製作することも容易にできる。
【0031】
【発明の効果】
以上に実施の形態を挙げ、詳しく説明したように、本発明によれば、シュガースティックなどの多数の収納物を収納し、収納物の保管および運搬を容易にするとともに、オフィスや喫茶店、あるいは家庭などにおける消費の場面に置かれたときは、収納物を収納して運搬されたままで該収納物を他の容器に移し替えることなく、使用の都度それの収納物を容易に取り出し得るようにし、しかも使用しないときは殆ど開口がなく、埃が内部空間に入りにくい紙包装容器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である紙包装容器を示し、蓋31を開き、引出し30を前に倒し、全体構成を分かり易くした状態で描いたその紙包装容器の斜視図である。
【図2】図1の実施の形態の斜視図である。
【図3】図1の実施の形態の正面図である。
【図4】図1の実施の形態の背面図である。
【図5】図1の実施の形態の平面図である。
【図6】図1の実施の形態の底面図である。
【図7】図1の実施の形態の左側面図である。
【図8】図1の実施の形態の右側面図である。
【図9】図1の実施の形態の横断面図である。
【図10】図1の実施の形態の縦断面図である。
【図11】図1の実施の形態の別の縦断面図である。
【図12】本実施の形態の展開図である。
【図13】図1の実施の形態が取出可能形態にあるときを示す斜視図である。
【図14】図1の実施の形態が取出可能形態にあるときを示す正面図である。
【図15】図1の実施の形態が取出可能形態にあるときを示す平面図である。
【図16】図1の実施の形態が取出可能形態にあるときを示す底面図である。
【図17】図1の実施の形態が取出可能形態にあるときを示す左側面図である。
【符号の説明】
1・・・・・左側面
2・・・・・右側面
3・・・・・上面
4・・・・・底面
5・・・・・前面
5a,5b・・・・・ミシン目で仕切られた前面5の部分領域
6・・・・・背面を構成する1つの面
7・・・・・背面を構成する1つの面
8・・・・・前面5の左端から折り曲げられる面
9・・・・・上面3から下方へ折り曲がられる面
10・・・・・上面3から下方へ折り曲がられる背面側の面
11・・・・・底面4から上方へ折り曲がられる背面側の面
12・・・・・糊代
20・・・・・引出しを構成する前側の面
21,22・・・・・引出しを構成する脇側の面
22a,22b・・・・・ストッパ
30・・・・・引出し
31・・・・・蓋
51,52・・・・・ミシン目
Claims (5)
- コーヒー1杯分用程度の砂糖の如く少量の食品が封入されおり、細長い柱状の小包であるスティックを多数本平行に並べた状態で収納する内部空間を有し、該食品が使用されるオフィスなどの使用環境に置かれたとき、該食品の使用者等により使用の度に該内部空間から該スティックを手軽に取り出せるようにする取出手段が設けてあり、該取出手段は、該スティックの保管及び運搬の際には該スティックの取出を不能にする形態にあり、該使用環境において手による処理を加えられてスティックの取出を可能にする形態となり、該取出手段が下部に位置するとともに、前記スティックの長手方向が水平になる設置姿勢にあるときに該取出手段から該スティックを容易に取出せるようにした紙包装容器において、
前記設置姿勢において底となる側において表面をなす面を底面と称し、前記取出手段により前記スティックが取出される側において表面をなす面を前面と称し、該底面における該前面側の縁を前縁と称するとき、
前記取出手段は、前記前縁を折目として折り曲げられた領域の紙でなる引出しと、前記前面に設けられる引出し用開口とを備えて成り、
前記取出不能形態では、前記引出しは前記内部空間に収められており、前記前面にはミシン目が形成してあり、
前記ミシン目の切断により切り離された前記前面の部分面は扉となり、該扉を外方へ開くことにより前記引出し用開口が形成され、
前記引出し用開口は、前記引出しの前部を前記前面の外へ引出すのを可能にするだけの広さを有し、
前記引出しの引出量は、前記折目において該引出しが折り曲げられる角度により定まり、
前記処理は、カッター等の刃物による前記ミシン目の切断と、前記扉を外方へ開くことであり、
前記引出量が所定値を超えるのを阻止する引出量制限構造が設けてある
ことを特徴とする引出し内蔵の紙包装容器。 - 前記引出しは、前記底面から前記前縁で折り曲げられた第1の平面と、該第1の平面の左右で折り曲げられた第2および第3の平面とでなり、
前記取出不能形態では、前記第1の平面は、前記底面に対し90度の角度をなして曲げられ、前記前面の裏面にほぼ接触する程度に近接しており、前記第2及び第3の平面は該第1の平面に対し90度だけ角度なして該第1の平面から折り曲げられ、前記内部空間をなす側壁にそれぞれ接触する程度に近接しており、
前記取出可能形態では、前記第1の平面の上縁に指を掛けて、該第1の平面を前後させることにより、該第1の平面は前記前縁をヒンジとして揺動するとともに、前記第2及び第3の平面は前記第1の平面と一体に揺動する
ことを特徴とする請求項1に記載の引出し内蔵の紙包装容器。 - 前記ミシン目は、前記設置姿勢において前記前面の下部となる領域に形成してあり、横方向に延びながら上方に弧状に張り出した第1のミシン目と、該第1のミシン目の左右中央の位置から該前面の下縁まで伸びる直線状の第2のミシン目とでなり、
前記第1の平面の上縁は、横方向に延びながら前記前縁の方向へ弧状に張り出しており、
前記左右中央の位置におけ前記第1のミシン目から前記前縁に至る距離をR0、左右の端における該第1のミシン目から該前縁に至る距離をR1とし、左右の中央における前記第1の平面の上縁から前記前縁に至る距離をr0、左右の端における前記第1の平面の上縁から前記前縁に至る距離をr1とするとき、R0>r0、R1>r1であり、
前記取出可能形態においては、前記R0と前記r0との差、即ち前記引出し用開口の上縁と前記第1の平面の上縁との間隙は人の指が入る程度である
ことを特徴とする請求項2に記載の引出し内蔵の紙包装容器。 - 前記第2及び第3の平面の上縁から前記前縁までの距離は,前記前記第1の平面に連接されている側から前記内部空間側に向かって延びる第1の範囲では前記r1であり、
前記第2及び第3の平面の上縁であって、前記第1の範囲から更に先の第2の範囲には、該上縁から前記前縁までの距離が前記R1より大きい突起があり、
前記突起は、前記第1の平面がある角度だけ前方に傾けられたとき、前記前面の裏側の面に当接し、
前記突起及び該突起が当接する前記裏側の面が前記引出量制限構造をなす
ことを特徴とする請求項3に記載の引出し内蔵の紙包装容器。 - 前記底面を一方の端面とする4角柱形を成し、前記前面は左右どちらか一方の側面から90度だけ折り曲げられた面であり、他方の側面には縦方向に延びる切り込みが2箇所に形成してあり、該他方の側面に平行な平面が該前面から折り曲げられてなる組み立て用側面が設けてあり、該組み立て用側面の端部には前記切り込みに挿入される2つの耳型突起部が形成してある
ことを特徴とする請求項1乃至4に記載の引出し内蔵の紙包装容器。
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