JP4359872B2 - 液体化粧料容器 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
この発明は、化粧料、特にコーンシーラー、アイシャドウ、アイブロー、マスカラ等の液体化粧料に使用される液体化粧料容器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、化粧料、特にコーンシーラー、アイシャドウ、アイブロー、マスカラ等の液体化粧料に使用される液体化粧料容器において、当該液体化粧料容器の容器本体内に貯留する液体化粧料を塗布するために使用する塗布体を一体に内装するキャップは、当該容器本体に一体となるよう構成され、外表面に雄ネジを配設する筒状の雄ネジ部と、当該キャップ内に内設される雌ネジ部とを螺合させることにより、当該容器本体と一体となるものである。そして、この容器本体とキャップとを一体とする容器本体の雄ネジ部は、使用に際してキャップに一体に内装される塗布体に余分に付着した液体化粧料を拭えるようにシゴキ等が必要であることから、容器本体に一体に形成された口筒部に対して、雄ネジ体、シゴキ体等の複数の部品をカバー体を該口筒部にカシメて固定することにより構成されているものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の液体化粧料容器の雄ネジ部は、容器本体に一体に形成された口筒部に対して、雄ネジ体、シゴキ体等の複数の部品をカバー体を該口筒部にカシメて固定するだけのものであるから、この雄ネジ部に対して一体となるキャップを反復して開け閉めすることで繰り返し大きな負荷が加わると、該口筒部のカシメにおいて緩みが生じやすく、当該雄ネジ部を構成する複数の部品を一体にカシメて固定している力が失われやすいという欠点を有するものである。このため、液体化粧料を塗布する際に、容器本体内に貯留する液体化粧料が僅かでも当該雄ネジ部に付着し、この雄ネジ部に付着した液体化粧料が乾燥固化したり、またキャップを当該雄ネジ部に締め込む際に当該キャップの雌ネジ部が雄ネジ部の終端に達しているにもかかわらず、更に強く締め込むことでキャップの雌ネジ部と該雄ネジ部とが互いにそのネジを噛み込みながら変形すること等によりキャップと雄ネジ部とが一体に固着してしまうと、再度キャップを取り外そうとしても、キャップは容器本体の雄ネジ部と共に一体となって共回りしてしまい、最終的にはキャップを取り外すことができなくなるというおそれがある。
【0004】
そこで、上記従来の液体化粧料容器に対して、上記キャップを螺合させる雄ネジ部を、容器本体の口筒部に対して、カバー体である金属リングにより、雄ネジ体である筒部材及びシゴキ部材を固定してなるものであって、該筒部材には、互いに対向して位置するように一対の係止脚部を設けると共に、口筒部の上部部分に、平坦面からなる係止部を互いに周方向に180度離間して設けてなるものであって、該筒部材の係止脚部を口筒部の上部部分の係止部に係合させた上で、金属リングを口筒部の上部部分を含めシゴキ部材と筒部材に被せ、その金属リングの下端を口筒部の上部部分の下方に巻き付けるようにカシメてなるものが提案されている(特開平9−308524号)。
【0005】
上記特開平9−308524号の場合は、確かにキャップが螺合する雄ネジ部を構成する筒部材は、口筒部の上部部分に互いに周方向に180度離間して設けてなる平坦面からなる係止部に対して、該筒部材の係止脚部を口筒部の上部部分の係止部に係合させた上で金属リングを被せて固定するものであるので、付着した液体化粧料の乾燥固化や過剰な締め込みによるネジの噛み込みよりキャップと雄ネジ部とが一体に固着してしまっても、キャップに大きな荷重をかけることで、上記筒部材の係止脚部と口筒部の上部部分の係止部との係合によってこのキャップに係る大きな荷重を受けることとなるので、両者が共回りすることはなく、キャップと雄ネジ部を構成する筒部材との固着を確実に解いて、キャップを容器本体の雄ネジ部から取り外すことができるものである。
しかし、雄ネジ部を構成する筒部材及びシゴキ部材を容器本体の口筒部に対して固定するにあたっては、従来の液体化粧料容器と同様に、金属リングの下端を口筒部の上部部分の下方に巻き付けるように単にカシメて固定しているだけなので、金属リングを容器本体の口筒部に対して固定する力は従来と変わらず、付着した液体化粧料の乾燥固化によるキャップと金属リング自体との固着や、反復してキャップの過剰な締め込みが行われることにより生じる筒部材のねじ部とキャップとが噛み込むことによる強固な固着を解くために、その固着したキャップを介して当該金属リングの口筒部の上部部分の下方に対するカシメに直接的又は間接的に過大な荷重が加わると、金属リングの下端を口筒部の上部部分の下方に巻き付けるようにカシメている部分に緩みが発生すると共に、次第に筒部材の係止脚部と口筒部の上部部分の係止部との係合にも変形が生じて、筒部材の係止脚部と口筒部の上部部分の係止部との係合にも緩みが生じるものとなる。従って、金属リングによる容器本体の口筒部に対する筒部材及びシゴキ部材の固定が不十分となって緩みが生じると、上記雄ネジ部を構成する筒部材及びシゴキ部材間にガタが生じ、キャップの脱着を円滑に行うことができない上、液体化粧料の漏出等の不具合を招いてしまうこともある。
【0006】
そこで、この発明は上記従来のものの有する問題を解決するものであり、キャップを脱着する化粧料容器本体の雄ネジ部において、この雄ネジ部を構成する各部品を確実に固定し、キャップと該雄ネジ部との固着を防ぎつつ円滑且つ確実ななキャップの脱着を確保することができるようにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのために、内部に液体化粧料を貯留すると共に、その上部に内部に連通する孔部を有する雄ネジ部を付設する化粧料容器本体と、該化粧料容器本体内部に貯留する液体化粧料を塗布するために使用する塗布体を一体に内装し、該化粧料容器本体の上部に付設する雄ネジ部に対して、その内側に配設される雌ネジ体を以て螺合させることで化粧料容器本体と一体になるキャップからなり、
当該化粧料容器本体の上部においてキャップを螺合させるため付設する雄ネジ部は、カバー体、雄ネジ体、シゴキ体及び化粧料容器本体の上部に一体に形成される口筒部から構成され、
該雄ネジ部を構成するカバー体は中空円筒体であって、その上端には、中央を開口し、該開口部の周縁を例えば、多角形係合部又は半径外方向に向かう係合凹部等の係合部としてなる蓋部が設けられるとともに、下端は開口した上、下端縁から係止凹リブを上方向に設けてなるものであり、
該雄ネジ部を構成する雄ネジ体は、外表面に雄ネジを螺設するとともにカバー体の開口部を貫通する中空のネジ体円筒部の下端に、前記カバー体の蓋部下面と当接するフランジを有するものであって、このフランジ上に上記カバー体の開口部周縁に設けられる例えば、多角形係合部又は半径外方向に向かう係合凹部等の係合部と係合する例えば多角形被係合部又は半径外方向に突出して設けられる係合凸部等の被係合部を設けてなるものであり、
該雄ネジ部を構成するシゴキ体は、前記雄ネジ体のネジ体円筒部に下側から挿嵌する中空の円筒部の下端にフランジを有するとともに、当該円筒部内部に舌片状のシゴキを配置してなるものであり、
該雄ネジ部を構成し、化粧料容器本体に一体に形成される口筒部は、化粧料容器本体内に連通するように孔部を有する円筒状であって、該円筒状の口筒部上部において、前記雄ネジ体及びシゴキ体の各フランジを上面において係止する径大部を設けると共に、上記カバー体の係止凹リブと係合する係止凸リブを該径大部下縁に下方向に向けて突出するように設けてなるものであって、
ネジ体円筒部がカバー体の下側より蓋部の開口部を貫通して上方へ突出するとともに、フランジ上に設ける被係合部が該開口部周縁に設ける係合部と係合する雄ネジ体と、円筒部が該雄ネジ体のネジ体円筒部の下側から挿嵌されたシゴキ体とが、化粧料容器本体に一体に形成される口筒部上部の径大部の上面によってその各フランジを係止されるとともに、下端縁に設けられた係止凹リブが口筒部の径大部下縁に設けられた係止凸リブに嵌合して係止されつつ、該径大部下縁に対してその下端をカシメられるカバー体により、化粧料容器本体に形成される口筒部と一体となって、上記雄ネジ部を構成してなるものである。
【0008】
また、内部に液体化粧料を貯留すると共に、その上部に内部に連通する孔部を有する雄ネジ部を付設する化粧料容器本体と、当該化粧料容器本体内部に貯留する液体化粧料を塗布するために使用する塗布体を一体に内装し、当該化粧料容器本体の上部に付設する雄ネジ部に対して、その内側に配設される雌ネジ体を以て螺合させることで化粧料容器本体と一体になるキャップからなり、
当該化粧料容器本体の上部においてキャップを螺合させるため付設する雄ネジ部は、カバー体、雄ネジ体、シゴキ体及び化粧料容器本体の上部に一体に形成される口筒部から構成され、
該雄ネジ部を構成するカバー体は多角形筒体であって、その上端には、中央に開口部を設けた蓋部が設けられるとともに、下端は開口してなるものであり、
該雄ネジ部を構成するネジ体は、外表面に雄ネジを螺設するとともにカバー体の開口部を貫通する中空のネジ体円筒部の下端にフランジを有するものであって、このフランジの外周縁を上記多角形筒体であるカバー体の内壁面と係合する同形状の多角形被係合部とするものであり、
該雄ネジ部を構成するシゴキ体は、前記雄ネジ体のネジ体円筒部に下側から挿嵌する中空の円筒部の下端にフランジを有するとともに、当該円筒部内部に舌片状のシゴキを配置してなるものであり、
該雄ネジ部を構成し、化粧料容器本体に一体に形成される口筒部は、化粧料容器本体内に連通するように孔部を有する筒状であって、該筒状の口筒部上部において、外側へ肉厚となって、前記雄ネジ体及びシゴキ体の各フランジを上面において係止するとともに、前記多角形筒体であるカバー体の内壁面と係合する同形状の多角形被係合部を形成してなるものであって、
ネジ体円筒部がカバー体の下側より蓋部の開口部を貫通して上方へ突出するとともに、フランジに設ける多角形被係合部が該カバー体の多角形状の内壁面と係合する雄ネジ体と、円筒部が雄ネジ体のネジ体円筒部の下側から挿嵌されたシゴキ体とが、化粧料容器本体に一体に形成される口筒部上部の外側へ肉厚となった多角形被係合部の上面によってその各フランジを係止されるとともに、該多角形被係合部とその内壁面とが係合しつつ、該多角形被係合部下縁に対してその下端をカシメられるカバー体により、化粧料容器本体に形成される口筒部と一体となって、上記雄ネジ部を構成してなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明の実施において、化粧料容器本体の雄ネジ部おいて、カバー体と雄ネジ体は、カバー体の開口部周縁に設けられる、例えば多角形係合部又は半径外方向に向かう係合凹部等の係合部と、ネジ体のフランジ上に設ける例えば多角形被係合部又は半径外方向に突出して設けられる係合凸部等の被係合部とを係合させることで一体となるものであり、更にカバー体は雄ネジ体とシゴキ体を覆いつつ、口筒部の径大部下縁にカバー体の下端縁をカシメて、該カバー体の下端縁に設けられた係止凹リブを口筒部の径大部下縁に設けられた係止凸リブに係合させるものであるので、キャップと雄ネジ部を構成する雄ネジ体とが、液体化粧料の乾燥固化やネジ部の噛み合いによる変形によって固着した時に、このキャップと雄ネジ部との固着を解くべくキャップに対して大きな荷重をかけても、化粧料容器本体の雄ネジ部をシゴキ体と共に構成するカバー体、雄ネジ体及び化粧料容器本体に形成される口筒部とは、互いにカバー体の係合部と雄ネジ体の被係合部との係合及びカバー体の下端縁の係止凹リブと口筒部の径大部下縁に設けられる係止凸リブとの係合により、一体に強固に固定されているので、キャップを介しての大きな荷重を化粧料容器本体のシゴキ体を除く雄ネジ部全体で受けることができるものとなるので、キャップと雄ネジ体は共回りすることはなく、化粧料容器本体の雄ネジ部とキャップの固着を確実に解き、しかもカバー体のカシメ部分に対する過大な荷重の負荷を防止して、円滑にキャップを脱着することができる。
【0010】
また、化粧料容器本体の雄ネジ部を構成するカバー体、雄ネジ体のフランジ及び化粧料容器本体に一体に形成される口筒部上部を同形状である多角形形状とした上で、化粧料容器本体に一体に形成される口筒部上部の外側へ肉厚となった口筒部上部の多角形被係合部上面に対して係止される雄ネジ体及びシゴキ体が、カバー体の内壁面を口筒部上部の多角形被係合部に係合させつつ、該多角形被係合部下縁に対してカシメて雄ネジ部を構成するものとすることで、キャップと雄ネジ部を構成するネジ体とが液体化粧料の乾燥固化やネジ部の噛み合いによる変形によって固着した時に、このキャップと雄ネジ部との固着を解くべくキャップに対して大きな荷重をかけても、この大きな荷重を化粧料容器本体のシゴキ体を除く雄ネジ部全体によって受けるものとなるので、キャップと雄ネジ体は共回りすることはなく、化粧料容器本体の雄ネジ部とキャップの固着を確実に解き、しかもカバー体のカシメ部分に対する過大な荷重の負荷を防止して、円滑にキャップを脱着することができる。
【0011】
【実施例】
この発明を図に示す実施例により更に説明する。(52)はこの発明の実施例である液体化粧料容器であり、この液体化粧料容器(52)は、その内部において、例えばコーンシーラー、アイシャドウ、アイブロー、マスカラ等の液体化粧料を貯留する化粧料容器本体(1)とキャップ(25)とから構成される。
【0012】
そして、図3は第1実施例の要部たる、化粧料容器本体(1)上部に付設される雄ネジ部(2)の分解斜視図であり、当該雄ネジ部(2)はカバー体(3)、雄ネジ体(4)、シゴキ体(5)及び化粧料容器本体(1)の上部に一体となって形成されている口筒部(6)とから構成されている。そして、カバー体(3)は中空の円筒体であって、その上部には、中央部分を正八角形に開口して開口部(7)とした蓋部(8)が設けられ、この蓋部(8)の開口部(7)端縁は正八角形の係合部(9)となっている。又、カバー体(3)の下部は開放された上、下端縁には180度対象の位置に2個、それぞれ上方向への係止凹リブ(10)が設けられている。次に、雄ネジ体(4)は、前記カバー体(3)の蓋部(8)に設けられた開口部(7)を貫通する中空のネジ体円筒部(11)の下方に、前記カバー体(3)の蓋部(8)に設けられた開口部(7)によって形成された正八角形の係合部(9)と間隙を有することなく係合する、外縁が正八角形状の被係合部(12)が設けられ、更にその下方に、カバー体(3)の蓋部(8)下面とその上面が当接し、又、口筒部(6)上部の径大部(21)上面とその下面が当接するフランジ(13)が設けられている。又、ネジ体円筒部(11)の外表面には雄ネジ(14)が螺設されている。そして、ネジ体円筒部(11)内部には、シゴキ体(5)の円筒部(17)を係止する係止段部(15)が設けられ、又、フランジ(13)の下面には、同じくシゴキ体(5)のフランジ(18)を係止するフランジ係止段部(16)が設けられる。次に、シゴキ体(5)は、前記雄ネジ体(4)のネジ体円筒部(11)内に下側から挿嵌される中空の円筒部(17)の下方に、前記カバー体(3)のフランジ(13)に設けられたフランジ係止段部(16)に係合するとともに、その下面が口筒部(6)上部の径大部(21)上面と当接するフランジ(18)が設けられる。そして、中空の円筒部(17)内部には、舌片状のシゴキ(19)が設けられている。次に、口筒部(6)は化粧料容器本体(1)上部に円筒状に一体に形成され、化粧料容器本体(1)内部に連通する孔部(20)を有するとともに、口筒部(6)上部に径大部(21)が設けられている。そして、該径大部(21)下縁には、前記カバー体(3)の下端縁に2個設けられた上方向への係止凹リブ(10)とそれぞれ係合する2個の係止凸リブ(22)が下方向へ突出して設けられる。
【0013】
この発明の第1実施例の要部ため雄ネジ部(2)は以上のように構成されるので、その組み立てに当たっては、第1に、シゴキ体(5)の円筒部(17)を、雄ネジ体(4)のネジ体円筒部(11)に下側から挿嵌し、雄ネジ体(4)のフランジ(13)下面に設けられたフランジ係止段部(16)に、シゴキ体(5)のフランジ(18)を係合させて係止する。第2に、これら一体となった雄ネジ体(4)とシゴキ体(5)を口筒部(6)の径大部(21)上面に載置した上、それら雄ネジ体(4)とシゴキ体(5)の上方からカバー体(3)を、その開口部(7)を雄ネジ体(4)のネジ体円筒部(11)に貫通させて設置する。そしてその際、カバー体(3)の蓋部(8)に設けられた開口部(7)によって形成された正八角形の係合部(9)と、雄ネジ体(4)に設けられた外縁が正八角形状の被係合部(12)とを間隙を有することなく係合させる。又、同時に、カバー体(3)の下端縁に設けられた2個の係止凹リブ(10)が、口筒部(6)の径大部(21)下縁に設けられた2個の係止凸リブ(22)にそれぞれ重ね合うように、位置を調整する。第3に、該カバー体(3)の係止凹リブ(10)部分を除く下端を、口筒部(6)の径大部(21)下縁に対してカシメてカシメ部(23)が形成され、それぞれ重なり合う前記2個の係止凸リブ(22)と2個の係止凹リブ(10)とをそれぞれ係合させる。以上により、化粧料容器本体(1)の上部に付設される雄ネジ部(2)が形成される。
【0014】
この結果、第1に、前記2対の係止凸リブ(22)と係止凹リブ(10)とが係合することにより、カバー体(3)は化粧料容器本体(1)と一体となった口筒部(6)に対して、雄ネジ体(4)のネジ体円筒部(11)外表面に螺設された雄ネジ(14)の正・逆両回転方向(以下、単に回転方向と言う。)に対して回転不能に固定されることとなる。第2に、雄ネジ体(4)に設けられた外縁が正八角形状の被係合部(12)と、カバー体(3)の蓋部(8)に設けられた開口部(7)によって形成された正八角形の係合部(9)とが係合することにより、雄ネジ体(4)はカバー体(3)に対して、雄ネジ(14)の回転方向に対して回転不能に固定されることとなる。又、その被係合部(12)と係合部(9)との係合に際して、その両者が隙間なく係合するため、被係合部(12)がカバー体(3)の蓋部(8)に設けられた開口部(7)に対するスペーサーを兼用することとなり、開口しているネジ体円筒部(11)部分を除き、カバー体(31)の開口部(7)を閉塞することとなる。
【0015】
一方、化粧料容器本体(1)内部に貯留される液体化粧料を塗布するための塗布体(24)を一体に有するキャップ(25)は、その内壁面に、前記雄ネジ体(4)のネジ体円筒部(11)外表面に螺設された雄ネジ(14)に螺合する雌ネジ(26)が螺設されている。これによってキャップ(25)は、その一体となった塗布体(24)を雄ネジ体(4)のネジ体円筒部(11)、シゴキ体(5)の円筒部(17)及びシゴキ(19)、更には口筒部(6)の孔部(20)にそれぞれ貫通させることによって、塗布体(24)を化粧料容器本体(1)内部へ到達させつつ、前記雌ネジ(26)が雄ネジ体(4)のネジ体円筒部(11)外表面に螺設された雄ネジ(14)に螺合して化粧料容器本体(1)と着脱自在に一体となっている。
【0016】
このため例えば、キャップ(25)内壁面に設けられた雌ネジ(26)と、雄ネジ体(4)のネジ体円筒部(11)外表面に螺設された雄ネジ(14)とを強く固着し過ぎたり、あるいはその両者間に化粧料等が付着することによって、その両者の螺合の解除に強度の回転力を加える必要が生じた場合、そのキャップ(25)に加えられた強度の回転力が、キャップ(25)と直接、あるいは固着等した化粧料等を介して接するカバー体(3)に伝達されても、カバー体(3)は化粧料容器本体(1)と一体となった口筒部(6)に対して、雄ネジ体(4)のネジ体円筒部(11)外表面に螺設された雄ネジ(14)の回転方向に対して回転不能に固定されているため、キャップ(25)の回転に供回りすることがない。そのため、カバー体(3)がキャップ(25)の回転に供回りしようとすることによって生ずるカシメ部(23)の緩みや、場合によっては供回りによってカシメ部(23)に加わる不要な荷重により、カシメ部(23)が変形する等して生ずるより大きなカシメ部(23)の緩みは、発生する余地がなく、当該化粧料容器の使用に伴う雄ネジ部(2)のガタつきの発生を防止することができる。又、その際、キャップ(25)と雄ネジ体(4)との供回りは、以下の通りカバー体(3)を介して当然防止される。すなわち、化粧料容器本体(1)と一体となった口筒部(6)に対してカバー体(3)が、前述の通り雄ネジ(14)の回転方向に対して回転不能に固定され、更に、当該カバー体(3)の蓋部(8)に設けられた開口部(7)によって形成された正八角形の係合部(9)と雄ネジ体(4)に設けられた外縁が正八角形状の被係合部(12)とが係合することにより、雄ネジ体(4)は雄ネジ(14)の回転方向に対して回転不能に固定されているからである。
【0017】
図4は、この発明の第2の実施例の要部たる、化粧料容器本体(1)上部に付設される雄ネジ部(2’)の分解斜視図であり、前記図3に示す第1実施例の要部とは、シゴキ体(5)及び口筒部(6)の形状は同一である。この実施例におけるカバー体(27)は中空の円筒体であって、その上部には、180度対象の位置に半径外方向へそれぞれ切り欠いた2個の係合凹部(28)を有する円形の開口部(29)を中央部分に有する蓋部(30)が設けられる。又、カバー体(27)の下部は開放された上、下端縁には180度対象の位置に2個、それぞれ上方向への係止凹リブ(31)が設けられ、それ以外の下端縁は、口筒部(6)の径大部(21)下縁に対してカシメられるカシメ部(32)となる。次に、雄ネジ体(33)は、前記カバー体(27)の蓋部(30)に設けられた開口部(29)を貫通する中空のネジ体円筒部(34)の下方に、前記カバー体(27)の蓋部(30)に設けられた開口部(29)及び係合凹部(28)に隙間なく係合する、円形のスペーサー(35)及びそれに付随して180度対象の位置に半径外方向へそれぞれ突出する係合凸部(36)が設けられ、更にその下方に、カバー体(27)の蓋部(30)下面とその上面が当接し、又、口筒部(6)上部の径大部(21)上面とその下面が当接するフランジ(37)が設けられている。又、ネジ体円筒部(34)の外表面には雄ネジ(38)が螺設されている。そして、ネジ体円筒部(34)内部には、前記第1実施例と同様に、シゴキ体(5)の円筒部(17)を係止する係止段部(15)が設けられ、又、フランジ(37)の下面には、同じくシゴキ体(5)のフランジ(18)を係止するフランジ係止段部が設けられる(図2の番号16を参照)。
【0018】
この発明の第2実施例の要部たる雄ネジ部(2’)は以上のように構成されるので、その組み立てに当たっても、前記第1実施例と同様に組み立てることができる。そして、第1実施例の場合と同様に、例えば、キャップ(25)内壁面に設けられた雌ネジ(26)と、雄ネジ体(33)のネジ体円筒部(34)外表面に螺設された雄ネジ(38)とを強く固着し過ぎたり、あるいはその両者間に化粧料等が付着することによって、その両者の螺合の解除に強度の回転力を加える必要が生じた場合、そのキャップ(25)に加えられた強度の回転力が、キャップ(25)と直接、あるいは固着等した化粧料等を介して接するカバー体(27)に伝達されても、カバー体(27)は化粧料容器本体(1)と一体となった口筒部(6)に対して、前記2対の係止凸リブ(22)と係止凹リブ(31)とが係合することにより、雄ネジ体(33)のネジ体円筒部(34)外表面に螺設された雄ネジ(38)の回転方向に対して回転不能に固定されているため、キャップ(25)の回転に供回りすることがない。そのため、カバー体(27)がキャップ(25)の回転に供回りしようとすることによって生ずるカシメ部(32)の緩みや、場合によっては供回りによってカシメ部(32)に加わる不要な荷重により、カシメ部(32)が変形する等して生ずるより大きなカシメ部(32)の緩みは、発生する余地がなく、当該化粧料容器の使用に伴う雄ネジ部(2’)のガタつきの発生を防止することができる。又、その際、キャップ(25)と雄ネジ体(33)との供回りは、以下の通りカバー体(27)を介して当然防止される。すなわち、化粧料容器本体(1)と一体となった口筒部(6)に対してカバー体(27)が、前述の通り雄ネジ(38)の回転方向に対して回転不能に固定され、更に、当該カバー体(27)の蓋部(30)に設けられた2個の係合凹部(28)と、雄ネジ体(33)のスペーサー(35)に付随して設けられた2個の係合凸部(36)とがそれぞれ係合することにより、雄ネジ体(33)は雄ネジ(38)の回転方向に対して回転不能に固定されているからである。、
【0019】
図6は、この発明の第3の実施例の要部たる、化粧料容器本体(1’)上部に付設される雄ネジ部(2”)の分解斜視図であり、前記図3に示す第1実施例とは、シゴキ体(5)の形状は同一である。この実施例におけるカバー体(39)は中空の正八角形の筒体(40)であって、その上部には、中央部分を円形に開口して開口部(41)とした蓋部(42)が設けられている。又、カバー体(39)の下部は開放されている。次に、雄ネジ体(43)は、前記カバー体(39)の蓋部(42)に設けられた開口部(41)を貫通する中空のネジ体円筒部(44)の下方に、前記カバー体(39)の蓋部(42)に設けられた開口部(41)に隙間無く装着されるスペーサー(45)が設けられ、更にその下方に、カバー体(39)の蓋部(42)下面とその上面が当接し、又、口筒部(48)上部の正八角形被係合部(50)上面とその下面が当接するとともに、その外縁が正八角形状となって、前記カバー体(39)の正八角形状の筒体(40)と係合するフランジ(46)が設けられている。又、ネジ体円筒部(44)の外表面には雄ネジ(47)が螺設されている。そして、ネジ体円筒部(44)内部には、前記第1実施例と同様に、シゴキ体(5)の円筒部(17)を係止する係止段部(15)が設けられ、又、フランジ(46)の下面には、同じくシゴキ体(5)のフランジ(18)を係止するフランジ係止段部(16)が設けられる。次に、口筒部(48)は化粧料容器本体(1’)上部に筒状に一体に形成され、化粧料容器本体(1’)内部に連通する孔部(49)を有するとともに、口筒部(48)上部に外側へ肉厚となって、前記カバー体(39)の正八角形状の筒体(40)内壁面と係合する正八角形被係合部(50)が設けられている。
【0020】
この発明の第3実施例の要部たる雄ネジ部(2”)は以上のように構成されるので、その組み立てに当たっては、第1に、シゴキ体(5)の円筒部(17)を、雄ネジ体(43)のネジ体円筒部(44)に下側から挿嵌し、雄ネジ体(43)のフランジ(46)下面に設けられたフランジ係止段部(16)に、シゴキ体(5)のフランジ(18)を係合させて係止する。第2に、これら一体となった雄ネジ体(43)とシゴキ体(5)を口筒部(48)の正八角形被係合部(50)上面に載置した上、それら雄ネジ体(43)とシゴキ体(5)の上方からカバー体(39)を、その開口部(41)を雄ネジ体(43)のネジ体円筒部(44)に貫通させて設置する。そしてその際、カバー体(39)の正八角形状の筒体(40)の内壁面と、雄ネジ体(43)に設けられた外縁が正八角形状のフランジ(46)とを間隙を有することなく係合させる。又、同時に、カバー体(39)の正八角形状の筒体(40)の内壁面を、口筒部(48)の正八角形被係合部(50)に係合させる。第3に、該カバー体(39)の下端を、口筒部(48)の正八角形被係合部(50)下縁に対してカシメてカシメ部(51)が形成される。以上により、化粧料容器本体(1’)の上部に付設される雄ネジ部(2”)が形成される。
【0021】
このため例えば、キャップ(25)内壁面に設けられた雌ネジ(26)と、雄ネジ体(43)のネジ体円筒部(44)外表面に螺設された雄ネジ(47)を強く固着し過ぎたり、あるいはその両者間に化粧料等が付着することによって、その両者の螺合の解除に強度の回転力を加える必要が生じた場合、そのキャップ(25)に加えられた強度の回転力が、キャップ(25)と直接、あるいは固着等した化粧料等を介して接するカバー体(39)に伝達されても、カバー体(39)は化粧料容器本体(1’)と一体となった口筒部(48)に対して、雄ネジ体(43)のネジ体円筒部(44)外表面に螺設された雄ネジ(47)の回転方向に対して回転不能に固定されているため、キャップ(25)の回転に供回りすることがない。そのため、カバー体(39)がキャップ(25)の回転に供回りしようとすることによって生ずるカシメ部(51)の緩みや、場合によっては供回りによってカシメ部(51)に加わる不要な荷重により、カシメ部(51)が変形する等して生ずるより大きなカシメ部(51)の緩みは、発生する余地がなく、当該化粧料容器の使用に伴う雄ネジ部(2”)のガタつきの発生を防止することができる。又、その際、キャップ(25)と雄ネジ体(43)との供回りは、以下の通りカバー体(39)を介して当然防止される。すなわち、化粧料容器本体(1’)と一体となった口筒部(47)に対してカバー体(39)が、前述の通り雄ネジ(47)の回転方向に対して回転不能に固定され、更に、当該カバー体(39)の正八角形状の筒体(40)の内壁面と、雄ネジ体(43)に設けられた外縁が正八角形状のフランジ(46)とが間隙を有することなく係合することにより、雄ネジ体(43)は雄ネジ(44)の回転方向に対して回転不能に固定されているからである。又、この第3実施例においても、他の実施例と同様に、カバー体(39)に設けられた開口部(41)には雄ネジ体(43)に設けられたスペーサー(45)が隙間無く装着されることとなって、化粧料容器本体(1’)に対する塗布体(24)の出し入れに伴って、化粧料がネジ体円筒部(44)周辺に零れ出ても、その零れ出た化粧料が雄ネジ部(2”)内部に浸入して固着することを防止することができるものである。
【0022】
【発明の効果】
以上の通り、化粧料容器本体の雄ネジ部を構成する雄ネジ体を、化粧料容器本体と一体となる口筒部に対して回転不能となるように係合するだけでなく、同時にカバー体をも回転不能となるように係合させることで、簡単な構成で組み立てが容易であり、且つ、キャップの回転に基づく回転トルクによるカバー体のカシメ部の緩みや変形を防止して、雄ネジ部のガタツキの発生を防止し、化粧料容器本体とキャップとの着脱を円滑にするという優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の各実施例に共通する液体化粧料容器の外観斜視図である。
【図2】この発明の第1実施例である液体化粧料容器の縦断面図である。
【図3】この発明の第1実施例である液体化粧料容器の雄ネジ部の分解斜視図である。
【図4】この発明の第2実施例である液体化粧料容器の雄ネジ部の分解斜視図である。
【図5】この発明の第3実施例である液体化粧料容器の縦断面図である。
【図6】この発明の第3実施例である液体化粧料容器の雄ネジ部の分解斜視図である。
【符号の説明】
1、1’ 化粧料容器本体
2、2’、2” 雄ネジ部
3 カバー体
4 雄ネジ体
5 シゴキ体
6 口筒部
7 開口部
8 蓋部
9 係合部
10 係止凹リブ
11 ネジ体円筒部
12 被係合部
13 フランジ
14 雄ネジ
15 係止段部
16 フランジ係止段部
17 円筒部
18 フランジ
19 シゴキ
20 孔部
21 径大部
22 係止凸リブ
23 カシメ部
24 塗布体
25 キャップ
26 雌ネジ
27 カバー体
28 係合凹部
29 開口部
30 蓋部
31 係止凹リブ
32 カシメ部
33 雄ネジ体
34 ネジ体円筒部
35 スペーサー
36 係合凸部
37 フランジ
38 雄ネジ
39 カバー体
40 筒体
41 開口部
42 蓋部
43 雄ネジ体
44 ネジ体円筒部
45 スペーサー
46 フランジ
47 雄ネジ
48 口筒部
49 孔部
50 正八角形被係合部
51 カシメ部
52 液体化粧料容器
Claims (4)
- 内部に液体化粧料を貯留すると共に、その上部に内部に連通する孔部を有する雄ネジ部を付設する化粧料容器本体と、該化粧料容器本体内部に貯留する液体化粧料を塗布するために使用する塗布体を一体に内装し、該化粧料容器本体の上部に付設する雄ネジ部に対して、その内側に配設される雌ネジ体を以て螺合させることで化粧料容器本体と一体になるキャップからなり、
当該化粧料容器本体の上部においてキャップを螺合させるため付設する雄ネジ部は、カバー体、雄ネジ体、シゴキ体及び化粧料容器本体の上部に一体に形成される口筒部から構成され、
該雄ネジ部を構成するカバー体は中空円筒体であって、その上端には、中央を開口し、該開口部の周縁を係合部としてなる蓋部が設けられるとともに、下端は開口した上、下端縁から係止凹リブを上方向に設けてなるものであり、
該雄ネジ部を構成する雄ネジ体は、外表面に雄ネジを螺設するとともにカバー体の開口部を貫通する中空のネジ体円筒部の下端に、前記カバー体の蓋部下面と当接するフランジを有するものであって、このフランジ上に上記カバー体の開口部周縁に設けられる係合部と係合する被係合部を設けてなるものであり、
該雄ネジ部を構成するシゴキ体は、前記雄ネジ体のネジ体円筒部に下側から挿嵌する中空の円筒部の下端にフランジを有するとともに、当該円筒部内部に舌片状のシゴキを配置してなるものであり、
該雄ネジ部を構成し、化粧料容器本体に一体に形成される口筒部は、化粧料容器本体内に連通するように孔部を有する円筒状であって、該円筒状の口筒部上部において、前記雄ネジ体及びシゴキ体の各フランジを上面において係止する径大部を設けると共に、上記カバー体の係止凹リブと係合する係止凸リブを該径大部下縁に下方向に向けて突出するように設けてなるものであって、
ネジ体円筒部がカバー体の下側より蓋部の開口部を貫通して上方へ突出するとともに、フランジ上に設ける被係合部が該開口部周縁に設ける係合部と係合する雄ネジ体と、円筒部が該雄ネジ体のネジ体円筒部の下側から挿嵌されたシゴキ体とが、化粧料容器本体に一体に形成される口筒部上部の径大部の上面によってその各フランジを係止されるとともに、下端縁に設けられた係止凹リブが口筒部の径大部下縁に設けられた係止凸リブに嵌合して係止されつつ、該径大部下縁に対してその下端をカシメられるカバー体により、化粧料容器本体に形成される口筒部と一体となって、上記雄ネジ部を構成してなる
液体化粧料容器。 - 雄ネジ部を構成するカバー体の蓋部に設けられた開口部周縁の係合部を、多角形係合部とするとともに、雄ネジ体のフランジ上に設ける被係合部を、前記多角形係合部と合致して係合する同形状の多角形被係合部としてなる請求項1記載の液体化粧料容器。
- 雄ネジ部を構成するカバー体の蓋部に設けられた開口部周縁の係合部を、半径外方向に向かう係合凹部とするとともに、雄ネジ体のフランジ上に設ける被係合部を、前記係合凹部に合致して係合する半径外方向に突出して設けられる係合凸部を有してなるものとする請求項1記載の液体化粧料容器。
- 内部に液体化粧料を貯留すると共に、その上部に内部に連通する孔部を有する雄ネジ部を付設する化粧料容器本体と、当該化粧料容器本体内部に貯留する液体化粧料を塗布するために使用する塗布体を一体に内装し、当該化粧料容器本体の上部に付設する雄ネジ部に対して、その内側に配設される雌ネジ体を以て螺合させることで化粧料容器本体と一体になるキャップからなり、
当該化粧料容器本体の上部においてキャップを螺合させるため付設する雄ネジ部は、カバー体、雄ネジ体、シゴキ体及び化粧料容器本体の上部に一体に形成される口筒部から構成され、
該雄ネジ部を構成するカバー体は多角形筒体であって、その上端には、中央に開口部を設けた蓋部が設けられるとともに、下端は開口してなるものであり、
該雄ネジ部を構成するネジ体は、外表面に雄ネジを螺設するとともにカバー体の開口部を貫通する中空のネジ体円筒部の下端にフランジを有するものであって、このフランジの外周縁を上記多角形筒体であるカバー体の内壁面と係合する同形状の多角形被係合部とするものであり、
該雄ネジ部を構成するシゴキ体は、前記雄ネジ体のネジ体円筒部に下側から挿嵌する中空の円筒部の下端にフランジを有するとともに、当該円筒部内部に舌片状のシゴキを配置してなるものであり、
該雄ネジ部を構成し、化粧料容器本体に一体に形成される口筒部は、化粧料容器本体内に連通するように孔部を有する筒状であって、該筒状の口筒部上部において、外側へ肉厚となって、前記雄ネジ体及びシゴキ体の各フランジを上面において係止するとともに、前記多角形筒体であるカバー体の内壁面と係合する同形状の多角形被係合部を形成してなるものであって、
ネジ体円筒部がカバー体の下側より蓋部の開口部を貫通して上方へ突出するとともに、フランジに設ける多角形被係合部が該カバー体の多角形状の内壁面と係合する雄ネジ体と、円筒部が雄ネジ体のネジ体円筒部の下側から挿嵌されたシゴキ体とが、化粧料容器本体に一体に形成される口筒部上部の外側へ肉厚となった多角形被係合部の上面によってその各フランジを係止されるとともに、該多角形被係合部とその内壁面とが係合しつつ、該多角形被係合部下縁に対してその下端をカシメられるカバー体により、化粧料容器本体に形成される口筒部と一体となって、上記雄ネジ部を構成してなる
液体化粧料容器。
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