JP4358297B2 - 気体密封袋及びその製造方法 - Google Patents
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Description
また発泡スチロールと比べ厚さが足りないため、角部分の保護が十分でなく、搬送等の際に梱包品の角部が傷付くというおそれがあった。
1.本発明の気体密封袋は、少なくとも2枚のプラスチックフィルムを重ね合わせ、周縁部を熱溶着して密閉し、内部に気体を封入し、2枚のプラスチックフィルムの内部に形成される空間に増設するプラスチックフィルム(以下、「第2のプラスチックフィルム」と記す)を設けて間仕切り構造を施すことによって複数の空間の列を有する気体密封袋において、前記気体密封袋は、3枚以上のプラスチックフィルムによって形成される空間に増設される第2プラスチックフィルムの間隔は同じくし、上下の空間に増設される第2のプラスチックフィルムは1/2間隔ずつずれていることを特徴とする。
3.また、本発明の気体密封袋は、さらに、前記第2のプラスチックフィルムの一部を溶着しないことで、同じ列にある空間を連通させていることを特徴とする。
4.また、本発明の気体密封袋は、さらに、前記第2のプラスチックフィルムは、気体密封袋本体の列の空間の中途位置から設けていることを特徴とする。
3枚以上のプラスチックフィルムによって形成される空間に増設される第2プラスチックフィルムの間隔は同じくし、上下の空間に増設される第2のプラスチックフィルムは1/2間隔ずつずれている気体密封袋であって、前記気体密封袋の製造方法は、前記プラスチックフィルム及び第2のプラスチックフィルムは、熱溶着製を有するものであって、前記第2のプラスチックフィルムに剥離剤を塗布する剥離処理を施し、かつ、前記プラスチックフィルム及び第2のプラスチックフィルムに加熱処理を施して一体にすることを特徴とする。
6.また、本発明の気体密封袋の製造方法は、さらに、前記前記プラスチックフィルムの内部に設けられる第2のプラスチックフィルムは、板状又はリング状であって、折り込んだ内部に剥離処理を施していることを特徴とする。
上記解決する手段により、本発明の気体密封袋は、様々な大きさと形状を有する梱包物体の角部を安定に保護することができる気体密封袋を提供するものである。また、使用の際にその場で空気を注入することができるため、密封袋自体の保管、輸送が容易に行えるものである。
また、本発明の広告宣伝媒体は、空気を注入しても平面を形成することができる気体密封袋の表面に広告宣伝を記載することができる。
以下、本発明に係る気体密封袋の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る気体密封袋の基体の平面図である。10は本発明に係る気体密封袋の基体であって、この実施の形態では、三角形―長方形―三角形―長方形の形状からなる二枚の同形、同大の熱溶着製プラスチックフィルム(シート)を重ね合わせ、所要の個所を加熱接着して形成した気体密封袋本体11と、気体密封袋本体11のQあるいはPの位置に、気体密封袋本体11を構成する二枚のシートの間に挟んで備えられた、一種の逆止弁であるシート部材Xとから構成されている。なお、このシート部材Xは、注気口としての役割も果たすものである。
図2は、シート部材X周辺の構造を拡大して示したものであり、シート部材Xを、気体密封袋本体11を構成する2枚のプラスチック製フィルムと一体に支持するための熱溶着部2xないし4xと、気体の流通路を形成する、部分的溶着部5x及び6xが設けられている。また、図中斜線で示した気体注入部Jの位置には、シート部材Xの内面に対して一帯に剥離処理を施し、加熱処理を受けないようにすることとする。
なお、この加熱溶着の際、予め二枚のプラスチックフィルムの間に前述のシート部材Xを挟んで、熱溶着部2xないし4xと、部分的溶着部5x、6xに対しても同時に加熱接着を施すことにより、シート部材Xを一体に備えた気体密封袋の基体10を、効率よく形成することができる。
なお、部分的溶着部5x及び6xは、シート部材Xに、狭い気体の流通路q及びrによる迷路構造を形成し、シート部材Xに一種の逆止弁としての機能を持たせるためのものである。
同様に、シート部材Xの溶着部4xにおいても、気体密封袋本体の各列に対して気体流通可能となるよう、部分的連通部pを設ける必要がある。
なお、間仕切り部12aないし19aに対しては、この実施形態においては部分的連通部を設けず、全面に熱溶着を施す事とする。
また、間に挟むフィルムは、アルミ製フィルム等の、金属製フィルムを挟むこととしてもよい。
プラスチックフィルムの両表面にヒートシール性のある材質が現れるようにしたのは、気体密封袋本体を製袋するために、内側の表面同士を熱溶着する必要があり、またさらに、製袋された気体密封袋本体を立体成形するため、その外側の表面同士を熱溶着する必要があるからである。また、中間のフィルムは、ガス透過性を考慮して設けたものである。
なお、この剥離処理に関しては、セロハン等の加熱接着性を有しない物質を部分的連通部にあたる個所に挟むことで、インク等を塗布する事の代わりとすることもできる。
なお、この実施形態では、気体密封袋の基体10の、P面及びQ面の二等辺三角形の頂角を78°とすることで、立体成形後の気体密封袋10′において、梱包物Aの角部を挿入される箇所の角部が直角となる構造を実現したが、この角度の値は、筒状間仕切り幅の大きさが異なれば、それぞれの場合毎に設定することが必要である。
なお、気体密封袋本体21においては、折り曲げ部16b〜19bに加えて、間仕切り部10b〜15b及び20b〜23bにも気体連通部を設け、一つの逆止弁により気体密封袋全体を膨満できるように構成した。
前記シート部材Xは注気口としての役割を備えた一種の逆止弁であり、剥離剤を一帯に塗布し、溶着処理が施されないようにした気体注入部Jの位置に、図2中J′で示す方向で空気の注入管を挿入し、該注入管から空気を圧入すると、空気は各列の部分的連通部pを通り、さらに各列の迷路構造なる気体の流通路q及びrを通って、最終的に、シート部材端部1xから気体密封袋本体11へ流れ出る構造となっている。
この際、図1に示す気体密封袋の基体においては、間仕切り部の全域に熱溶着を施すこととしているため、この場合逆止弁は、周縁部1aまたは4aの位置の各列毎に、気体密封袋本体11を構成する二枚のプラスチックフィルムの間に挟んで備える必要がある。
この種のプラスチック製逆止弁は周知であり、(例えば実開平1−164142号公報、特開平7−10159号公報参照)その詳細は省略する。
また、折り曲げ部9a〜11aに部分的連通部を設けることにより、前記折り曲げ部9a〜11aを一様に加熱溶着した場合と比べ、前記折り曲げ部周辺に自由度が生まれ、これにより当該部分における折り曲げを可能とする効果もある。
なお、この実施形態においては間仕切り部12aないし19aに対しては一様に熱溶着が施されており、列同士の気体の流通ができない構造となっているが、これにより、一つの列が衝撃等によって破損しても、気体密封袋全体に影響が出ず、使用継続を可能とすることができる構造となっている。
また、気体密封袋10′の上面P及び底面Qには、間仕切り部12aないし15aにより、下にいくほど縦幅の小さい列が形成されるように構成されている。
これについて詳述すれば、三角形の面の場合、下の列ほど間仕切り部方向の長さが長くなるため、列の幅を同じにした場合、空気を挿入して筒状にした際、下列の筒ほど体積が大きくなり、結果として下列の筒ほど大きい直径を有するようになる。このような構造では、三角形の面が平面に対して安定に当たらなくなり、梱包物を安定に装着することができなくなるため、こうした構造が形成されるのを回避するため、上記のような工夫を行い、三角形の面が平面に対して平坦に当たり、物体を安定に装着できる構造を得られるようにしたものである。
なお、側面部の厚さは適宜変えることが可能であり、被包装物Aの種々の高さに対応する事が可能である。
また、図1及び図3、図4では、三角形の面における間仕切りを底辺と平行に引いた直線により設けることとしたが、これを頂点から底辺に向けて引いた、複数の直線により設けることとしてもよい。
図5は、本発明の第2実施形態に係る気体密封袋の基体30の平面図である。この実施の形態では、気体密封袋本体31は、長方形―三角形―長方形の形状からなる二枚の同形、同大のプラスチックフィルムで構成されている。この実施形態では、前記二枚のプラスチックフィルムの間に、注気口としての役割を備えた逆止弁33を、1cまたは4cの位置に各列毎に挟み、周縁部1cないし7c及び折り曲げ部16c、17c及び間仕切り部8cないし15cを加熱溶着することにより、気体密封袋の基体30が形成される。
なお、この実施形態においては、折り曲げ部16c、17cに気体連通部が設けられているが、この気体連通部を設けるために、該当する個所の表フィルム及び裏フィルムの間に溶着阻害物質を塗布して加熱接着を行う事が必要である。
また、実施形態1と同様に、この実施形態でも、長方形の面における間仕切り部8cないし13cは均等な高さとなるよう設けられており、三角形の面における間仕切り部14c、15cは、下の段にいくにつれ高さが小さくなるよう設けられている。
この形態の気体密封袋は、実施形態1の場合と異なり上面が無いため、被包装物の高さに拘わらず角部の保護を行うことができるものである。
この場合も、気体密封袋の基体40は、前記気体密封袋10、20及び30の場合と同様、二枚の同形のプラスチックフィルムの間に、注気口としての役割を備えた逆止弁43を、3d及び1dの位置に挟み、加熱溶着して形成される。なお、1dの位置に挟む逆止弁は、7dと17dの間の領域に挟むこととする。この際、折り曲げ部9d、10dに加え間仕切り部11d〜16dにも、気体連通部を設けるよう、該当位置に剥離処理を施して加熱溶着を行う必要がある。そして、空隙Yでもって、折り曲げ部9d、10d及び17dにより、底面Tが底面U上にくるよう直角に回し込むように折り曲げ、図8で示すような、折り曲げ部9d、10d及び17dにより角部を形成する構造を得るようにしたものである。この場合底面は、T面及びU面による二重構造をとる。
また、第一実施形態で示したのと同様、内圧で止める機構の逆止弁を備えて、気体の逆流を防ぐ手段としてもよい。
また、前述の実施形態においては、熱溶着により間仕切り部を設けたが、この間仕切りを、基体を構成するプラスチックフィルムの間に加熱接着して増設した、短巾のプラスチックフィルムにより設けることとしてもよい。
図9は、第3実施形態に係る気体密封袋の立体図であり、図10は、その側面の断面部を拡大して示したものである。
さらに図11は、図10で示した断面部の、気体を注入する前の状態を示したものであり、K点、L点、M点にはそれぞれ、気体密封袋本体を構成する二枚のプラスチックフィルムの間に増設された、間仕切り用プラスチックフィルムk、l、mが、山形状に折り畳まれたて備えられている。この状態で、K点、L点、M点において加熱処理を施すことにより、前記間仕切り用プラスチックフィルムk、l、mは、気体密封袋本体を形成する上下のプラスチックフィルムと一体に支持され得る。なお、間仕切り用プラスチックフィルムk、l、mの内側の面には、それぞれ剥離処理が施され、熱溶着がされない構造となっている。また、間仕切り用プラスチックフィルムk、l及びl、mは、一部重なった状態となっているが、これも、間仕切り用プラスチックフィルムl及びmの内側に施された剥離処理により、重なったフィルム同士が溶着されない構造となっており、K点、L点、M点が近くても、加工が可能な構造となっている。
この状態の気体密封袋に空気を挿入すると、気体密封袋の図11で示した部位は図10のような形態となり、気体密封袋を構成する上下のプラスチックフィルム間に、増設したフィルムによる中芯が備わった状態となる。本実施形態は、この増設したフィルムにより、図9で示すように気体密封袋に間仕切り構造を設けることとしたものである。
なお、本実施形態において、気体連通部を設けた状態で間仕切りを施す必要がある場合は、増設するフィルムの、図9中y方向の端部を、気体密封袋本体の中途位置から備えることにより、気体流通部を確保することが可能である。
また、熱溶着による間仕切りの場合、面を構成する各筒同士の接点は一点となり、内圧はこの点に集中するが、増設したフィルムによる間仕切りの場合、各筒同士の接点が2点となり、内圧が分散され得るため、クッション性が格段に大きくなる。
なお、各間仕切り間の間隔を狭くとれば、面に形成される柱の数が多くなり、梱包物の重量に対して耐える力が大きくなる。
さらに、間仕切りの間隔に対して、フィルムの高さ(図9中yで示す)を高くとれるほど、間仕切りを施した面の凹凸が少なくなり、梱包物に装着した際、より安定に保護することが可能となる。
なお、本実施形態においては、間仕切りを形成するフィルムを板状にして装着したものを示したが、これをリング状にして装着することとしてもよい。この場合も、フィルム同士が重なり合う箇所には、剥離処理を行う必要がある。
またさらに、図9においては、本実施形態に係る間仕切り構造を、第一実施形態に係る気体密封袋の側面に施した例を示したが、この間仕切り構造を、他の実施形態に係る気体密封袋の各面に適用することも可能である。
図13のA図は、気体を注入する前の、気体密封袋の一面の断面部であり、図Bはここに気体が注入された場合の状態を示したものである。図11で示したのと同様に、間仕切りとして増設されたフィルムの内側面には、剥離処理が施されている。図13では、1段目と2段目の間仕切り部のセンターを、半分ずつずらした構造となっているが、これにより、複数段の構造を安定に実現しているものである。
このような、増設したフィルムによる間仕切り構造を3段以上設けると、断面図の内側部は蜂の巣状となり、面を構成する筒が複数重なり合うことで、各筒間の相乗効果が生まれ、重量物体の圧力を均等に分散する事ができる。
このため、前述の気体密封袋の各面に、図13で示した複数段の間仕切り構造適用する事により、より重さに耐えうる構造の気体密封袋を実現することができる。
なお、図13では、間仕切り部のセンターを、半分ずつずらした構造を示しているが、これを各段の間仕切りが一列上に並ぶ構造にして構成することも可能である。
また、このような複数段の構造を気体密封袋の面に適用する場合、上段から下段にいくにつれ、徐々に面積を大きくし、階段上の構造とすることもできる。
図18に、上記階段構造を底面に適用した気体密封袋70′を、梱包物体Aに装着した状態を横から見た状態を示す。このような構造とすることにより、装着した梱包物が外れた場合、梱包物体に大きな破損が生じるのを防ぎ、複数段の面を適用した気体密封袋においても、梱包物を安定に保護できる効果が得られるものである。
また、第3実施形態に係る間仕切り構造を、長方形のプラスチックフィルムを重ね合わせて構成する気体密封袋に適用し、平板な板状の気体密封袋を形成して、これを広告用の看板等に使用することも可能である。この際、気体密封袋本体内に、空気より軽い気体を注入する事により、空中に浮かぶようにすることも可能であり、また、基体密封袋内に照明を入れた状態で使用する事も可能である。
また更に、気体密封袋本体と同時に端部の、任意の場所に曲げの構造を設けることにより、気体密封袋本体と一部隙間ができるような形状の物体の保護にも対応できるようにする事ができる。
図14は、第5実施形態に係る気体密封袋50′であり、第2実施形態において、底面が四角形の形状をとる気体密封袋(図7、8参照)の基体40に、曲げの構造を設けたものである。この実施形態では、気体密封袋本体と付属の気体密封袋Cとが、接続部Dにより気体連通可能に接続されており、接続部Dは、気体連通用通路において径の小さい細路通路を設けることにより、柔軟に折り曲げを行うことが可能な構造となっている。
図15は、図14における付属の気体密封袋C及び接続部Dの位置を拡大して示したものである。
このような構造を、気体密封袋50′と梱包物との間に隙間が生じる個所に設けることにより、この隙間に対し、付属の気体密封袋Cを接続部Dで折り曲げて差し込むことができるため、複雑な形状の梱包物をより安定に保護することが可能となる。
なお、この実施形態においては、第2実施形態に係る気体密封袋の基体40に対して、付属の気体密封袋C及び接続部Dを備えた構造を示したが、これらを他の実施形態に係る気体密封袋に備えることも可能である。
また、第6実施形態に係る気体密封袋60′は、気体密封袋本体端部の任意の場所に、あそびの構造を設け、梱包物体の体積が小さく、四つの角を保護することができない場合に、梱包物の二対角のみを保護する形態に対応できるようにしたものである。
図16は、第6実施形態に係る気体密封袋の基体60の平面図であり、第1実施形態における気体密封袋10(図1,3参照)の周縁部6a及び8aに沿って、あそび部E及びFを備えた構造を有している。図17に、気体密封袋の基体60を立体成形し、内部に空気を供給充填して膨満させた状態を示す。
このあそび部E及びFは、気体密封袋の基体60を立体成形した後も、前後の折り曲げが自由に行える構造となっており、被梱包物の2対角を保護した場合、気体密封袋の開口部同士が対向して重なりあっても、このあそび部を互いに上下に重ね合わせることができ、体積の小さい物体も安定に保護することができるような構造となっている。
なお、この実施形態においては、第1実施形態に係る気体密封袋の基体10に対して、あそび部E及びFを備えた構造を示したが、これらを他の実施形態に係る気体密封袋に備えることも可能である。
10′、30′、40′、50′、60′ 気体密封袋
11、21、31、41、61 気体密封袋本体
23、33、43、53、63 逆止弁
1a〜8a、1b〜9b、1c〜7c、
1d〜8d、1f〜8f 周縁部
9a〜11a、16b〜19b、
16c、17c、9d〜10d、
17d、19f〜21f 折り曲げ部
12a〜19a、10b〜15b、20b〜23b、
8c〜15c、11d〜16d、9f〜18f 間仕切り部
28 開口部
1x シート部材端部
2x、3x、4x 溶着部
5x、6x 部分的溶着部
A 梱包物
C 付属の気体密封袋
D 接続部
E、F あそび部
K、L、M 加熱溶着点
J 気体注入部
J′気体注入方向
P、Q、R、S 気体密封袋10における各面
T、U 気体密封袋40における底面
X シート部材
Y 空隙部
R′ 図9における気体密封袋の側面
k、l、m 間仕切り用フィルム
p 部分的連通部
q、r 気体の流通路
y プラスチックフィルムによる間仕切りの高さ
Claims (6)
- 少なくとも2枚のプラスチックフィルムを重ね合わせ、周縁部を熱溶着して密閉し、内部に気体を封入し、2枚のプラスチックフィルムの内部に形成される空間に増設するプラスチックフィルム(以下、「第2のプラスチックフィルム」と記す)を設けて間仕切り構造を施すことによって複数の空間の列を有する気体密封袋において、
前記気体密封袋は、3枚以上のプラスチックフィルムによって形成される空間に増設される第2プラスチックフィルムの間隔は同じくし、上下の空間に増設される第2のプラスチックフィルムは1/2間隔ずつずれている
ことを特徴とする気体密封袋。 - 請求項1に記載の気体密封袋において、
前記第2のプラスチックフィルムは、少なくとも2枚のプラスチックフィルムを重ね合わせる周縁部では溶着して一体にする
ことを特徴とする気体密封袋。 - 請求項1又は2に記載の気体密封袋において、
前記第2のプラスチックフィルムの一部を溶着しないことで、同じ列にある空間を連通させている
ことを特徴とする気体密封袋。 - 請求項1又は2に記載の気体密封袋において、
前記第2のプラスチックフィルムは、気体密封袋本体の列の空間の中途位置から設けている
ことを特徴とする気体密封袋。 - 少なくとも2枚のプラスチックフィルムを重ね合わせ、周縁部を熱溶着して密閉し、内部に気体を封入し、2枚のプラスチックフィルムの内部に形成される空間に増設するプラスチックフィルム(以下、「第2のプラスチックフィルム」と記す)を設けて間仕切り構造を施すことによって複数の空間の列を有する気体密封袋を製造する気体密封袋の製造方法において、
3枚以上のプラスチックフィルムによって形成される空間に増設される第2プラスチックフィルムの間隔は同じくし、上下の空間に増設される第2のプラスチックフィルムは1/2間隔ずつずれている気体密封袋であって、
前記気体密封袋の製造方法は、前記プラスチックフィルム及び第2のプラスチックフィルムは、熱溶着製を有するものであって、
前記第2のプラスチックフィルムに剥離剤を塗布する剥離処理を施し、かつ、
前記プラスチックフィルム及び第2のプラスチックフィルムに加熱処理を施して一体にする
ことを特徴とする気体密封袋の製造方法。 - 請求項5に記載の気体密封袋の製造方法において、
前記前記プラスチックフィルムの内部に設けられる第2のプラスチックフィルムは、板状又はリング状であって、折り込んだ内部に剥離処理を施している
ことを特徴とする気体密封袋の製造方法。
Priority Applications (1)
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