JP4353503B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、検索条件となる比較元画像と、その比較先画像との類似度に基づいて行う類似画像検索処理、及び類似画像検索対象となる画像の画像登録処理を行う画像処理技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、色情報や輝度情報を画像特徴量として用いる類似画像検索が多く提案されている。色情報を利用した類似画像検索(以下、色情報検索)では、類似画像検索対象となる画像の登録処理時及び検索条件となる画像を用いた画像検索時には色情報の抽出を行っている。また、輝度情報を利用した類似画像検索(輝度情報検索)では、類似画像検索対象となる画像の登録処理時及び検索条件となる画像を用いた画像検索時には色情報の抽出を行っている。つまり、色情報検索と輝度情報検索は、それぞれ独立した系で実現されている。
また、特許文献1では、画像をブロック分割し、その各ブロックの画素を色空間上の部分領域(色ビン)へ投影し、最頻色を得て画像特徴量を算出する構成が開示されている。
【特許文献1】
特開平8−249349号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、色情報検索による検索対象画像がモノクロやグレースケール画像である場合、その検索対象画像の色を表現する色空間上においてグレースケール方向の領域は色空間上の白から黒に至る線の領域でしかない。そのため、より正確な色情報を抽出するために画像を細分化したブロック毎の各色ヒストグラムを生成する場合には、グレースケール方向の白から黒に至る線の領域に割り当てられるブロックは、色空間の他の領域に割り当てられるブロック数に比べると非常に少なくなる。このような条件で、モノクロやグレースケール画像を登録した場合には、その色情報の情報量は必然的に少なくなるので、検索時の検索精度の低下が激しいものとなる。
【0004】
一方、輝度情報検索による検索対象画像がカラー画像である場合、その検索対象画像の輝度を表現する色空間上においてグレースケール方向の領域は色空間上の白から黒に至る線の領域でしかなく、その輝度情報も、多くて8ビット表現までである。これに対し、カラー情報は24ビット表現が可能であり、カラー画像の輝度は同じ輝度でも、その輝度を示す色の組み合わせは無数にあるので、輝度情報検索によるカラー画像の検索で、その検索条件画像の色に一致する画像を正確に検索することは不可能である。
【0005】
以上のように、輝度情報検索と色情報検索の両者の短所を補い、かつ両者の長所を生かした検索技術は存在しなかった。
【0006】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、画像の種類に依存することなく精度良く画像を検索することが可能な画像処理技術を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明による画像処理装置は以下の構成を備える。即ち、
複数の比較先画像に対してそれぞれの輝度特徴情報と色特徴情報とを対応付けて登録した蓄積部から、検索条件となる比較元画像に類似する比較先画像の検索を行う画像処理装置であって、
前記比較元画像に占める所定の色情報の割合を解析し、当該解析した色情報の割合と予め定められた閾値とを比較した結果に基づいて前記比較元画像の色情報が十分であるか不十分であるかを判定する判定手段と、
前記判定手段で前記比較元画像の色情報が不十分であると判定された場合、前記比較元画像の輝度特徴情報を抽出する輝度特徴情報抽出手段と、
前記判定手段で前記比較元画像の色情報が十分であると判定された場合、前記比較元画像の色特徴情報を抽出する色特徴情報抽出手段と、
前記判定手段で前記比較元画像の色情報が十分であると判定された場合、前記色特徴情報抽出手段で抽出された前記比較元画像の色特徴情報と、前記蓄積部に登録されている前記複数の比較先画像それぞれの色特徴情報との類似比較を行い、一方、前記判定手段で前記比較元画像の色情報が不十分であると判定された場合、前記輝度特徴情報抽出手段で抽出された前記比較元画像の輝度特徴情報と、前記蓄積部に登録されている前記複数の比較先画像それぞれの輝度特徴情報との類似比較を行う比較手段と、
前記比較手段の類似比較結果に基づいて、前記比較元画像に類似すると判定された比較先画像を出力する出力手段と
を備える。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0009】
<<実施形態1>>
図1は本発明の実施形態1の画像処理装置のプロック構成図である。
【0010】
本発明では、画像を登録する画像登録処理、登録されている画像群から所望の画像を検索する画像検索処理について順に説明する。
【0011】
画像登録処理は、登録対象の画像を入力し、その入力画像の画像特徴量を抽出して、その入力画像と画像特徴量とを対応づけて記憶する処理である。
【0012】
また、画像検索処理は、いわゆる類似画像検索処理であり、検索条件となる比較元画像の画像特徴量の抽出(あるいは登録済みの画像を比較元画像とする場合は、その画像に対応する画像特徴量の読出)を実行し、その画像特徴量と登録済みの画像特徴量との比較を行い、その比較結果に基づいて、比較元画像に類似する画像を検索する。
【0013】
尚、画像登録処理時の画像特徴量の抽出は、実施形態1では、処理対象画像を複数の領域に分割し、各領域ごとに画像特徴量を抽出するが、その領域の縦横ブロック数は、処理対象画像のアスペクト比や大きさに関わらず同一とする。また、同様に、画像検索処理時の画像特徴量の抽出も、画像登録処理時の画像特徴量の抽出と同様の条件とする。また、ここでいう画像特徴量は、画像の色に関する色特徴情報、画像の輝度に関する輝度特徴情報の両方を含む。
【0014】
図1において、101はユーザインターフェース(UI)部であり、本発明に係る画像登録処理及び画像検索処理を含む各種処理を実行するためのユーザインターフェースである。このユーザインタフェースは、例えば、グラフィックユーザインターフェース及び入力デバイスによって実現される。ユーザは、このUI部101によって、画像登録処理及び画像検索処理を適宜実行することができる。
【0015】
102は画像入力処理部であり、画像登録処理による登録対象の画像を入力する。103は画像蓄積処理部であり、入力した画像を画像蓄積部103aに蓄積する。104は画像管理情報処理部であり、入力した画像を管理するための管理情報を生成する。105は輝度特徴情報抽出処理部であり、入力した画像の輝度に関する輝度特徴情報を抽出し、抽出した輝度特徴情報を輝度特徴情報インデックステーブル105aに登録する。106は色特徴情報抽出処理部であり、入力した画像の色に関する色特徴情報を抽出、抽出した色特徴情報を色特徴情報インデックステーブル106aに登録する。
【0016】
107は比較元画像入力部処理部であり、画像検索処理による検索条件となる画像(類似画像検索での比較元画像)を入力する。108は判定処理部であり、入力した比較元画像の色情報が十分であるか否かを判定する。109は色特徴情報比較処理部であり、色特徴情報による比較元画像と比較先画像との類似比較を行う。109は色特徴情報比較処理部であり、色特徴情報による比較元画像と比較先画像との類似比較を行う。110は輝度特徴情報比較処理部であり、輝度特徴情報による比較元画像と比較先画像との類似比較を行う。111は検索結果表示処理部であり、色特徴情報比較処理部109あるいは輝度特徴情報比較処理部110の処理結果に基づいて、検索結果となる画像を表示する。また、この検索結果表示処理部111においては、検索結果となる画像をプリンタによって印刷するように構成しても良い。特に、検索結果となる画像が1つだけで、その画像を印刷したい場合には、処理の迅速化を図ることができる。
【0017】
尚、画像処理装置を構成する各種構成要素が実行する処理の詳細については、以下順に説明して行く。
【0018】
また、画像処理装置は、汎用コンピュータに搭載される標準的な構成要素(例えば、CPU、メモリ(RAM、ROM)、ハードディスク、外部記憶装置、ネットワークインタフェース、ディスプレイ、キーボード、マウス等)を有している。
【0019】
更に、図1に示される各種構成要素のすべてあるいはその一部は、専用のハードウエアで実現されても良いし、CPUに制御によって実行されるソフトウェアで実現されても良い。
【0020】
まず、UI部101を介して画像登録処理を実行する場合について説明する。
【0021】
[画像登録処理]
画像登録処理では、まず、画像入力処理部102で、登録対象の画像を入力する。この登録対象の画像の入力は、例えば、スキャナ等の入力デバイスを用いて行ったり、外部記憶装置に記憶されている画像を読み込むことで実現される。入力した画像は、一旦、メモリ上に記憶され、このメモリに記憶された画像のデータフォーマットから、その画像の種類が、カラー、モノクロ、グレースケール画像のいずれであるかを判定することができる。
【0022】
次に、画像蓄積処理部103は、メモリ上の画像を画像蓄積部103aへ記憶格納し、その画像とのファイル名を対応づけて記憶する。
【0023】
次に、画像管理情報処理部104は、画像に対して固有の画像IDを発番し、その画像IDとその画像のファイル名(その格納先(アドレス)を示すフルパス情報を含むファイル名)、画像入力時の日付を対応づけた情報を管理情報として画像管理データベース(DB)104aに記憶する。
【0024】
尚、画像管理DB104aの構成の一例を示すと、図2のようになる。
【0025】
次に、輝度特徴情報抽出処理部105で、画像の輝度に関する輝度特徴情報を抽出し、その抽出した輝度特徴情報と画像IDとを対応づけて輝度特徴情報インデックステーブル105aに登録する。また、色特徴情報抽出処理部106で、画像の色に関する色特徴情報を抽出し、その抽出した色特徴情報と画像IDとを対応づけて色特徴情報インデックステーブル106aに登録する。
【0026】
尚、輝度特徴情報インデックステーブル105a及び色特徴情報インデックステーブル106aの構成の一例を示すと、それぞれ図3及び図4のようになる。これらのインデックステーブルでは、各種特徴情報と画像IDとを対にして記憶管理することで、画像管理DB104aのレコードと、画像IDを仲立ちにして対応をとることが可能となっている。
【0027】
また、色特徴情報抽出処理部106では、処理対象画像の種類がモノクロあるいはグレースケール画像である場合でも、その色特徴情報を抽出する。これは、特に、比較元画像がカラー画像である場合には、その色特徴情報を用いた類似画像検索処理を実行することになるが、その際に比較先画像がモノクロあるいはグレースケール画像のような色情報がない場合には、そのことを示す色特徴情報も極めて重要な情報となり得るからである。例えば、比較元画像が、薄い色、例えば、パステルカラー等で構成される場合には、比較先画像がモノクロ、グレースケール画像であるとしても、比較元画像の色特徴情報と比較先画像(検索対象画像)の色特徴情報との間で高い類似度が算出される期待があるからである。
【0028】
次に、輝度特徴情報抽出処理部105が実行する処理の詳細について説明する。
【0029】
輝度特徴情報抽出処理部105では、以下の3種類の輝度特徴情報抽出方法を適宜選択して実行することが可能である。
【0030】
<輝度特徴情報抽出方法1>
この方法1では、処理対象画像を複数のブロックに分割した各ブロックの輝度ヒストグラム中の最頻輝度に対応する輝度階級と各ブロックの位置情報を対応付けた情報を輝度特徴情報として抽出する。
【0031】
以下、この処理の詳細について、図5を用いて説明する。
【0032】
図5は本発明の実施形態1の第1の輝度特徴情報抽出処理の詳細を示すフローチャートである。
【0033】
まず、ステップS501で、処理対象画像がカラー画像であるか否かを判定する。
【0034】
この判定は、処理対象画像のデータフォーマットに基づいて実行する。
【0035】
例えば、マイクロソフト社が提供するオペレーティングシステムであるWindows(登録商標)で用いられる汎用的な画像データフォーマットであるDIBフォーマットにおいては、データヘッダ中の構造体BITMAPINFOHEADERのメンバーであるbiBitCountは、画像中の1ピクセルを表現するのに用いるビット数を示している。
【0036】
特に、このbiBitCountが24である場合にはフルカラー画像を示し、biBitCountが1の場合にはモノクロ2値画像を示し、biBitCountが8の場合には256色カラーあるいはグレースケール画像を示している。
【0037】
また、biBitCountが8の場合には、データヘッダ中の構造体BITMAPINFOのメンバーbmiColorsの内容を参照することで、画像が256色カラーあるいはグレースケール画像であるかを判定することができる。つまり、メンバーbmiColorsでは、その内容として、グレースケール表現のカラーパレットであるか、256色に減色するカラーパレットであるかが示されているので、その内容に基づいて、画像が256色カラーあるいはグレースケール画像であるかを判定することができる。
【0038】
ステップS501において、処理対象画像がカラー画像でない場合(ステップS501でNO)、ステップS503に進む。一方、処理対象画像がカラー画像である場合(ステップS501でYES)、ステップS502に進み、カラー画像をグレースケール画像(8ビット:256階調)に変換する。
【0039】
尚、この変換は、公知のRGBカラーマトリックスを用いて実行する。例えば、YCbCr色空間を用いると、グレースケール値を示す輝度Yの値と、RGB値(各8ビットの計24ビット)との関係は、
Y=0.29900*R+0.58700*G+0.11400*B (1)
と表現される。従って、(1)式により、輝度Yの値を算出することができる。
【0040】
次に、ステップS503で、画像を複数のブロックに分割する。
【0041】
尚、実施形態1では、図6に示すように、画像を縦横それぞれ9ブロックに分割する。特に、実施形態1では、表記の都合上9×9=81ブロックに分割している例を示しているが、実際には、8から15ブロック前後が好ましい。
【0042】
次に、ステップS504で、処理対象となる着目ブロックを左上端のブロックに設定する。尚、この着目ブロックの設定は、例えば、図7に示すように、予め処理順序が決定された順序決定テーブルを参照して行う。
【0043】
ステップS505で、未処理の着目ブロックの有無を判定する。未処理の着目ブロックがない場合(ステップS505でNO)、処理を終了する。一方、未処理の着目ブロックがある場合(ステップS505でYES)、ステップS506に進む。
【0044】
ステップS506で、着目ブロックの全画素の輝度ヒストグラムを生成する。ステップS507で、図8の輝度階級テーブルを参照して、輝度ヒストグラムの最頻輝度範囲となる輝度階級IDをその着目ブロックの代表輝度として決定し、その着目ブロックとその位置に対応づけて輝度特徴情報インデックステーブル105aに記憶する。この処理は、換言すれば、輝度ヒストグラムを階級化(あるいは量子化)し、その階級化されたヒストグラムから最頻輝度を有する輝度階級を代表輝度として決定することに相当する。
【0045】
尚、図8の輝度階級テーブルは、8ビットの輝度信号を、所定輝度範囲毎に階級を設定した場合の例を示している。
【0046】
ステップS508で、図7の順序決定テーブルを参照して、次の処理対象となる着目ブロックを設定する。その後、ステップS505に戻り、未処理の着目ブロックがなくなるまで、ステップS505〜ステップS508の処理を再帰的に繰り返す。
【0047】
以上の処理によって、処理対象画像のブロック毎の代表輝度と各ブロックの位置情報が対応付けられた情報を輝度特徴情報として抽出することができる。
【0048】
<輝度特徴情報抽出方法2>
この方法2では、処理対象画像を複数のブロックに分割した各ブロックの画素の平均輝度と各ブロックの位置情報を対応付けた情報を輝度特徴情報として抽出する。
【0049】
以下、この処理の詳細について、図9を用いて説明する。
【0050】
図9は本発明の実施形態1の第2の輝度特徴情報抽出処理の詳細を示すフローチャートである。
【0051】
尚、図9のステップS901〜ステップS905及びステップS908は、図5のステップS501〜ステップS505及びステップS508にそれぞれ対応するので、その詳細については省略する。
【0052】
図9では、ステップS906で、着目ブロック内の全画素の輝度の平均輝度を算出する。ステップS907で、算出した平均輝度を、その着目ブロックとその位置に対応づけて輝度特徴情報インデックステーブル105aに記憶する。
【0053】
以上の処理によって、処理対象画像のブロック毎の平均輝度と各ブロックの位置情報が対応付けられた情報を輝度特徴情報として抽出することができる。
【0054】
<輝度特徴情報抽出方法3>
この方法3では、処理対象画像を複数のブロックに分割した各ブロックにおける画素の平均輝度(輝度特徴情報)を算出し、その平均輝度に対応する図8における輝度階級と各ブロックの位置情報を対応付けた情報を輝度特徴情報として抽出する。
【0055】
以下、この処理の詳細について、図10を用いて説明する。
【0056】
図10は本発明の実施形態1の第3の輝度特徴情報抽出処理の詳細を示すフローチャートである。
【0057】
尚、図10のステップS1001〜ステップS1005及びステップS1008は、図5のステップS501〜ステップS505及びステップS508にそれぞれ対応するので、その詳細については省略する。
【0058】
図10では、ステップS1006で、着目ブロック内の全画素の輝度の平均輝度を算出する。ステップS1007で、図8の輝度階級テーブルを参照して、平均輝度に対応する輝度階級IDをその着目ブロックの代表輝度として決定し、その着目ブロックとその位置に対応づけて輝度特徴情報インデックステーブル105aに記憶する。
【0059】
以上の処理によって、処理対象画像のブロック毎の平均輝度に対応する代表輝度と各ブロックの位置情報が対応付けられた情報を輝度特徴情報として抽出することができる。
【0060】
次に、色特徴情報抽出処理部106が実行する処理の詳細について説明する。
【0061】
色特徴情報抽出処理部106では、以下の3種類の色特徴情報抽出方法を適宜実行する。
【0062】
尚、色特徴情報抽出は、直感的には、上述の輝度特徴情報抽出を3次元に拡張したものと考えればよい。例えば、輝度特徴情報抽出では、図8の1次元の輝度階級テーブルを用いて、各着目ブロックの代表輝度を決定したが、色特徴情報抽出では、図11のようなRGB色空間を立体的に複数の部分空間(いわゆる、色ビン)に分割し、この色ビン毎に色特徴情報を抽出することになる。
【0063】
<色特徴情報抽出方法1>
この方法1では、処理対象画像を複数のブロックに分割した各ブロックの色ヒストグラム中の最頻色を有する色と各ブロックの位置情報を対応づけた情報を色特徴情報として抽出する。
【0064】
以下、この処理の詳細について、図12を用いて説明する。
【0065】
図12は本発明の実施形態1の第1の色特徴情報抽出処理の詳細を示すフローチャートである。
【0066】
まず、ステップS1201で、処理対象画像がカラー画像であるか否かを判定する。尚、この判定は、図5のステップS501と同様にして行う。
【0067】
ステップS1201において、処理対象画像がカラー画像である場合(ステップS1201でYES)、ステップS1203に進む。一方、処理対象画像がカラー画像でない場合(ステップS1201でNO)、ステップS1202に進み、グレースケール画像をカラー画像に変換する。
【0068】
尚、この変換は、例えば、輝度値aの画素を、RGB値(a,a,a)とし、DIBフォーマットのバディングを考慮してデータ並びを整えればよい。このパディングとは、WINDOWS(登録商標)のDIBフォーマット(ファイルとして実在するのはビットマップファイル(*.BMP))におけるカラー画像データを格納する際の画像データ表現仕様である。
【0069】
次に、ステップS1203で、画像を複数のブロックに分割する。実施形態1では、図6に示すように、画像を縦横をそれぞれ9ブロックに分割する。特に、実施形態1では、表記の都合上9×9=81ブロックに分割している例を示しているが、実際には、15×15=225ブロック程度であることが好ましい。
【0070】
次に、ステップS1204で、処理対象となる着目ブロックを左上端のブロックに設定する。尚、この着目ブロックの設定は、図5のステップS1204と同様にして行う。
【0071】
ステップS1205で、未処理の着目ブロックの有無を判定する。未処理の着目ブロックがない場合(ステップS1205でNO)、処理を終了する。一方、未処理の着目ブロックがある場合(ステップS1205でYES)、ステップS1206に進む。
【0072】
ステップS1206で、着目ブロックの全画素の各濃度値を、図11の色空間を分割して作った部分空間である色ビンへ射影し、色ビンに対する色ヒストグラムを生成する。
【0073】
尚、実施形態1では、図11に示すように、RGB色空間を3×3×3=27に分割した色ビンへ着目ブロックの全画素の濃度値を射影する場合を示しているが、実際には、RGB色空間を6×6×6=216に分割した色ビンへ着目ブロックの全画素の濃度値を射影するほうが好ましい。
【0074】
ステップS1207で、色ヒストグラムの最頻色ビンの色ビンIDをその着目ブロックの代表色と決定し、その着目ブロックとその位置に対応づけて色特徴情報インデックステーブル106aに記憶する。
【0075】
ステップS1208で、図7の順序決定テーブルを参照して、次の処理対象となる着目ブロックを設定する。その後、ステップS1205に戻り、未処理の着目ブロックがなくなるまで、ステップS1205〜ステップS1208の処理を再帰的に繰り返す。
【0076】
以上の処理によって、処理対象画像のブロック毎の代表色と各ブロックの位置情報が対応付けられた情報を色特徴情報として抽出することができる。
【0077】
<色特徴情報抽出方法2>
この方法2では、処理対象画像を複数のブロックに分割した各ブロックの画素の平均色と各ブロックの位置情報を対応付けた情報を色特徴情報として抽出する。
【0078】
以下、この処理の詳細について、図13を用いて説明する。
【0079】
図13は本発明の実施形態1の第2の色特徴情報抽出処理の詳細を示すフローチャートである。
【0080】
尚、図13のステップS1301〜ステップS1305及びステップS1308は、図12のステップS1201〜ステップS1205及びステップS1208にそれぞれ対応するので、その詳細については省略する。
【0081】
図12では、ステップS1206で、着目ブロック内の全画素の色の平均色を算出する。ステップS1207で、算出した平均色を、その着目ブロックとその位置に対応づけて色特徴情報インデックステーブル106aに記憶する。
【0082】
以上の処理によって、処理対象画像のブロック毎の平均色と各ブロックの位置情報が対応付けられた情報を色特徴情報として抽出することができる。
【0083】
<色特徴情報抽出方法3>
この方法3では、処理対象画像を複数のブロックに分割した各ブロックの画素の平均色を算出し、その平均色に対応する色ビンIDと各ブロックの位置情報を対応付けた情報を色特徴情報として抽出する。
【0084】
以下、この処理の詳細について、図14を用いて説明する。
【0085】
図14は本発明の実施形態1の第3の色特徴情報抽出処理の詳細を示すフローチャートである。
【0086】
尚、図14のステップS1401〜ステップS1405及びステップS1408は、図12のステップS1201〜ステップS1205及びステップS1208にそれぞれ対応するので、その詳細については省略する。
【0087】
図14では、ステップS1406で、着目ブロック内の全画素の色の平均色を算出する。ステップS1407で、平均色に対応する色ビンIDをその着目ブロックの代表色として決定し、その着目ブロックとその位置に対応づけて色特徴情報インデックステーブル106aに記憶する。
【0088】
以上の処理によって、処理対象画像のブロック毎の平均色に対応する色ビンIDと各ブロックの位置情報が対応付けられた情報を色特徴情報として抽出することができる。
【0089】
以上説明したように、実施形態1では、輝度特徴情報抽出方法及び色特徴情報抽出方法はそれぞれ3種類存在するが、これらの方法を画像登録処理時に利用する場合には、これらの方法を任意に組み合わせて実行して良いわけではない。
【0090】
例えば、上記例において、階級/量子化の概念のある輝度特徴情報抽出方法1及び3、階級の概念のある色特徴情報抽出方法1及び3の組み合わせに関して、輝度特徴情報としての代表輝度の階級数あるいは量子化ステップ数が、色特徴情報を記述する色ビンのグレースケール方向のビン数よりも少ない場合、輝度情報検索と色情報検索の弱点を補い、両者の長所を生かした検索を実現することは困難となるので注意が必要である。
【0091】
もちろん、非均等階級化や非線形量子化を用いることにより実効的な効率が、実際の階級数或いは量子化ステップ数以上に良い場合にはその限りではない。
【0092】
次に、UI部101を介して画像検索処理を実行する場合について説明する。
【0093】
[画像検索処理]
画像検索処理では、まず、比較元画像入力部107で、検索条件となる比較元画像を入力する。この比較元画像の入力は、例えば、例えば、スキャナ等の入力デバイスを用いて行ったり、外部記憶装置に記憶されている画像を読み込むことで実現される。入力した画像は、一旦、メモリ上に記憶され、このメモリに記憶された画像のデータフォーマットから、その画像の種類が、カラー画像、モノクロ、グレースケール画像のいずれであるかを判定することができる。
【0094】
尚、実施形態1の画像検索処理は、比較元画像の色情報が十分であるかどうかだけに着目し、比較元画像の色情報が十分である場合には、その色特徴情報で比較先画像の色特徴情報との類似比較を行い、一方、比較元画像の色情報が不十分である場合には、その輝度特徴情報と比較先画像の輝度特徴情報との類似比較を行う類似画像検索を行う場合を例に挙げて説明する。
【0095】
そこで、まず、判定処理部108で、メモリ上の画像の色情報が十分であるか否かを判定する。
【0096】
色情報が十分である場合、色特徴情報比較処理部109で、比較元画像の色特徴情報を用いて、画像蓄積部103aに記憶されている検索対象画像の色特徴情報との比較を行うことで類似画像検索を行う。
【0097】
一方、色情報が不十分である場合、輝度特徴情報比較処理部110で、比較元画像の輝度特徴情報を用いて、画像蓄積部103aに記憶されている検索対象画像の輝度特徴情報との比較を行うことで類似画像検索を行う。
【0098】
これにより、比較元画像の画像の種類(モノクロやグレースケール画像、あるいはカラー画像)に適した方法で類似比較処理を行うことができる。
【0099】
尚、判定処理部108の判定は、最も簡単な方法としては、上述の画像登録処理で説明した方法と同様な方法で、比較元画像のデータフォーマットを解析し、比較元画像がモノクロあるいはグレースケール画像である場合には、色情報はないので、比較元画像の色情報が不十分であると判定する。
【0100】
一方、比較元画像がカラー画像である場合には、その比較元画像の色情報が十分であると判定すれば良いが、データフォーマット自体はカラー画像であるのに、その中はグレースケール画像である場合もある。そこで、このような場合には、データフォーマットがカラー画像である場合でも、比較元画像の色情報が十分であるか否かを厳密に判定する必要があり、その判定方法としては、比較元画像の色に関する解析を利用する方法がある。
【0101】
この解析の趣旨は、比較元画像に占める色情報の割合を解析するものであり、比較元画像に占める色情報の割合が予め定められた閾値以上である場合に色情報が十分であると判定し、閾値未満である場合に色情報が不十分であると判定する。
【0102】
ここで、判定処理部108において、比較元画像に占める色情報の割合を解析する解析方法には、2種類存在する。
【0103】
<色解析方法1>
図15は本発明の実施形態1の第1の色解析方法を示すフローチャートである。
【0104】
まず、ステップS1501で、比較元画像がカラー画像であるか否かを判定する。比較元画像がカラー画像でない場合(ステップS1501でNO)、ステップS1502に進み、比較元画像の色情報が不十分であると判定する。一方、比較元画像がカラー画像である場合(ステップS1501でYES)、ステップS1503に進む。
【0105】
ステップS1503で、比較元画像の画素数が閾値以上であるか否かを判定する。閾値未満である場合(ステップS1503でNO)、ステップS1509に進む。一方、閾値以上である場合(ステップS1503でYES)、ステップS1504に進む。
【0106】
ステップS1504で、総画素数をその数より少ない所定値に近くなるような相似比(縮小率)を算出する。
【0107】
例えば、目的の画素数をGp、比較元画像の縦サイズをH、横サイズをWとすると、
相似比S=Int(sqrt(H*W/Gp))
となる。
【0108】
但し、関数Int(x)は、xより大きく、かつ整数と成る値を選ぶものを意味する。
【0109】
従って、比較元画像の縮小画像は、縦H2=H/S[画素]、横W2=W/S[画素]となる。
【0110】
次に、ステップS1505で、比較元画像の画素サイズ縦横S×Sブロックの処理対象ブロックの平均色を算出し、これを縮小画像の対応する画素の画素値とし、以降、縦横S×Sブロックの処理対象ブロックが重ならないように移動して、この処理を繰り返すことにより比較元画像の縮小画像を生成する。
【0111】
尚、ステップS1505で比較元画像の縮小画像を生成する理由は、以下のステップS1506で比較元画像の色ヒストグラムを生成する場合に、処理対象画像の画素数が非常に大きいと色ヒストグラムを生成する処理の負荷が大きくなるので、処理の負荷が軽減されるように、比較元画像の画素数を所望の数にするためである。もちろん、処理対象画像の画素数が少ない場合には、そのまま色ヒストグラムを生成するようにしても良い。
【0112】
次に、ステップS1506で、縮小画像を構成する全画素の各濃度値を、図11の色空間を分割して作った部分空間である色ビンへ射影し、色ビンに対する色ヒストグラムを生成する。
【0113】
次に、ステップS1507で、各色ビンに対するヒストグラム情報からグレースケール方向の色ビンに属する画素数をカウントする。ステップS1508で、縮小画像の全画素数に対するグレースケール方向の色ビンに属する画素数の割合を算出する。
【0114】
ステップS1512で、算出された割合が予め定められた閾値以上であるか否かを判定する。閾値以上である場合(ステップS512でYES)、ステップS1502に進む。一方、閾値未満である場合(ステップS512でNO)、ステップS1513に進み、比較元画像の色情報が十分であると判定する。
【0115】
一方、ステップS1503において、比較元画像の画素数が閾値未満である場合には、ステップS1509で、縮小画像を構成する全画素の各濃度値を、図11の色空間を分割して作った部分空間である色ビンへ射影し、色ビンに対する色ヒストグラムを生成する。ステップS1510で、各色ビンに対するヒストグラム情報からグレースケール方向の色ビンに属する画素数をカウントする。ステップS1511で、縮小画像の全画素数に対するグレースケール方向の色ビンに属する画素数の割合を算出する。その後、ステップS1512に進む。
【0116】
<色解析方法2>
図16は本発明の実施形態1の第2の色解析方法を示すフローチャートである。
【0117】
まず、ステップS1601で、比較元画像がカラー画像であるか否かを判定する。比較元画像がカラー画像でない場合(ステップS1601でNO)、ステップS1602に進み、比較元画像の色情報が不十分であると判定する。一方、比較元画像がカラー画像である場合(ステップS1601でYES)、ステップS1603に進む。
【0118】
ステップS1603で、比較元画像を構成する全画素の色の平均色を算出する。ステップS1604で、平均色を輝度成分と色差成分に変換する。次に、ステップS1605で、輝度成分値に対する色差成分値の割合Rを算出する。
【0119】
ここで、色を輝度成分と色差成分に分離する分離方法については、公知の方法を用いる。
【0120】
例えば、YCbCr色空間を用いると、24ビットRGB値との関連は、
Y =0.29900*R+0.58700*G+0.11400*B
Cb=-0.16874*R−0.33126*G+0.50000*B+128
Cr=0.50000*R−0.41869*G+(-0.08131)*B+128 (2)
と表現される。
【0121】
式(2)に従って、算出した平均色を輝度成分Yaveと色差成分Cbave及びCraveに分離し、
割合R=sqrt(Cbave*Cbave+Crave*Crave)/Yave (3)
を計算する。
【0122】
そして、ステップS1606で、この割合Rが予め定めた閾値以上であるか否かを判定する。閾値以上である場合(ステップS1606でYES)、ステップS1602に進む。一方、閾値未満である場合(ステップS1606でNO)、ステップS1607に進み、比較元画像の色情報が十分であると判定する。
【0123】
次に、色特徴情報比較処理部109が実行する処理の詳細について説明する。
【0124】
色特徴情報比較処理部109では、以下の3種類の色特徴情報比較方法を適宜選択して実行することが可能である。
【0125】
尚、色特徴情報比較処理部109では、比較元対象画像の色特徴情報を抽出するために、上述の色特徴情報抽出方法1乃至3のいずれか1つを用いる。
【0126】
そこで、まず、色特徴抽出方法1を用いた場合の色特徴情報比較方法1について説明する。
【0127】
<色特徴情報比較方法1>
図17は本発明の実施形態1の第1の色特徴情報比較処理の詳細を示すフローチャートである。
【0128】
まず、ステップS1701で、図12のフローチャートで説明した処理によって、比較元画像の色特徴情報をブロック毎に抽出する。但し、比較元画像が既に画像蓄積部103aに登録済みの画像である場合には、対応する色特徴情報を色特徴インデックステーブル106aから読み出す。
【0129】
次に、ステップS1702で、比較元画像と未比較の比較先画像(画像蓄積部103aに蓄積されている)の有無を判定する。未比較の比較先画像がない場合(ステップS1702でNO)、ステップS1711に進む。一方、未比較の比較先画像がある場合(ステップS1702でYES)、ステップS1703に進む。
【0130】
ステップS1703で、色特徴情報インデックステーブル106aを参照して、処理対象画像の画像IDと各ブロックの色特徴情報を読み出す。ステップS1704で、処理対象とする画像中の着目ブロックを先頭に設定する。ステップS1705で、比較元画像の色特徴情報と、比較対象の色特徴情報の類似度を示す類似距離を0にリセットする。
【0131】
ステップS1706で、未比較の着目ブロックの有無を判定する。未比較の着目ブロックがない場合(ステップS1706でNO)、ステップS1710に進む。一方、未比較の着目ブロックがある場合(ステップS1706でYES)、ステップS1707に進む。
【0132】
ステップS1707で、比較元画像と比較先画像のそれぞれの色特徴情報から、それぞれの着目ブロックの色ビンIDを取得する。
【0133】
ステップS1708で、図18の色ビンペナルティマトリックスを参照して、取得した色ビンID間に対応する着目ブロックの局所的類似距離を取得し、これを直前の処理で取得している類似距離に累積加算する。そして、この類似距離はメモリに記憶する。
【0134】
ここで、色ビンペナルティマトリックスについて、図18を用いて説明する。
【0135】
図18は本発明の実施形態1の色ビンペナルティマトリックスの構成を示す図である。
【0136】
色ビンペナルティマトリックスは、色ビンID同士の局所的類似距離を管理するマトリックスである。図18によれば、色ビンペナルティマトリックスは、同一色ビンIDではその類似距離は0となり、色ビンID同士の差が大きくなるほど、つまり、類似度が低くなるほど、その類似距離は大きくなるように構成されている。また、同一色ビンIDの対角位置は全て、その類似距離は0で、それを境に対象性を持っている。
【0137】
このように、実施形態1では、色ビンペナルティマトリックスを参照するだけで、色ビンID同士の類似距離を取得することができるので、処理の高速化を図ることができる。
【0138】
そして、ステップ1709で、次の処理対象となる着目ブロックを設定する。
【0139】
一方、ステップS1706で、未比較の着目ブロックがない場合(ステップS1706でNO)、ステップS1710に進み、メモリに記憶されている類似距離を画像IDに対応づけてメモリに記憶する。
【0140】
そして、ステップS1702で、未比較の画像がない場合(ステップS1702でNO)、ステップS1711に進み、メモリに記憶されている各画像IDに対応する類似距離の昇順で、画像IDをソートし、ソートした画像IDと類似距離の対を検索結果として出力する。
【0141】
次に、色特徴抽出方法2を用いた場合の色特徴情報比較方法2について説明する。
【0142】
<色特徴情報比較方法2>
図19は本発明の実施形態1の第2の色特徴情報比較処理の詳細を示すフローチャートである。
【0143】
尚、図19のステップS1902〜ステップS1906、ステップS1910及びステップS1911は、図17のステップS1702〜ステップS1706、ステップS1710及びステップS1711にそれぞれ対応するので、その詳細については省略する。
【0144】
まず、ステップS1901で、図13のフローチャートで説明した処理によって、比較元画像の色特徴情報として平均色をブロック毎に抽出する。但し、比較元画像が既に画像蓄積部103aに登録済みの画像である場合には、対応する色特徴情報を色特徴インデックステーブル106aから読み出す。
【0145】
ステップS1902〜ステップS1906の処理を経て、ステップS1907で、比較元画像と比較先画像それぞれの着目ブロックの平均色を取得する。次に、ステップS1908で、類似距離としてRGBチャンネルのユークリッド距離を算出する。
【0146】
ここで、比較元画像の着目ブロックの色平均値(R0,G0,B0)、比較先画像の着目ブロックの色平均値(R1,G1,B1)、着目ブロック間の類似距離dとすると、
d=sqrt((R0−R1)*(R0−R1)+(G0−G1)*(G0−G1)+(B0−B1)*(B0−B1)) (4)
となる。この算出した類似距離dを直前の処理で算出している類似距離に累積加算する。そして、この類似距離はメモリに記憶する。
【0147】
次に、色特徴抽出方法3を用いた場合の色特徴情報比較方法3について説明する。
【0148】
<色特徴情報比較方法3>
図20は本発明の実施形態1の第3の色特徴情報比較処理の詳細を示すフローチャートである。
【0149】
尚、図20のステップS2001以外のステップ2002〜ステップS2011は、図17のステップS1702〜ステップS1711にそれぞれ対応するので、その詳細については省略する。
【0150】
まず、ステップS2001で、図14のフローチャートで説明した処理によって、比較元画像の平均色をブロック毎に算出する。そして、各ブロックの平均色に対応する色ビンIDを色特徴情報として抽出する。
【0151】
次に、輝度特徴情報比較処理部110が実行する処理の詳細について説明する。
【0152】
輝度特徴情報比較処理部110では、以下の3種類の色特徴情報比較方法を適宜選択して実行することができる。
【0153】
尚、輝度特徴情報比較処理部110では、比較元対象画像の色特徴情報を抽出するために、上述の輝度特徴情報抽出方法1乃至3のいずれか1つを用いる。
【0154】
そこで、まず、輝度特徴抽出方法1を用いた場合の輝度特徴情報比較方法1について説明する。
【0155】
<輝度特徴情報比較方法1>
図21は本発明の実施形態1の第1の輝度特徴情報比較処理の詳細を示すフローチャートである。
【0156】
まず、ステップS2101で、図5のフローチャートで説明した処理によって、比較元画像の輝度特徴情報として輝度階級IDを抽出する。但し、比較元画像が既に画像蓄積部103aに登録済みの画像である場合には、対応する輝度特徴情報を輝度特徴インデックステーブル105aから読み出す。
【0157】
次に、ステップS2102で、比較元画像と未比較の比較先画像(画像蓄積部103aに蓄積されている)の有無を判定する。未比較の比較先画像がない場合(ステップS2102でNO)、ステップS2111に進む。一方、未比較の比較先画像がある場合(ステップS2102でYES)、ステップS2103に進む。
【0158】
ステップS2103で、輝度特徴情報インデックステーブル105aを参照して、処理対象画像の画像IDと各ブロックの輝度特徴情報を読み出す。ステップS2104で、処理対象とする画像中の着目ブロックを先頭に設定する。ステップS2105で、比較元画像の輝度特徴情報と、比較対象の輝度特徴情報の類似度を示す類似距離を0にリセットする。
【0159】
ステップS2106で、未比較の着目ブロックの有無を判定する。未比較の着目ブロックがない場合(ステップS2106でNO)、ステップS2110に進む。一方、未比較の着目ブロックがある場合(ステップS2106でYES)、ステップS2107に進む。
【0160】
ステップS2107で、比較元画像と比較先画像のそれぞれの輝度特徴情報から、着目ブロックの輝度に関する輝度階級IDを取得する。
【0161】
ステップS2108で、図22の輝度階級IDペナルティマトリックスを参照して、取得した輝度階級ID間に対応する着目ブロックの局所的類似距離を取得し、これを直前の処理で取得している類似距離に累積加算する。そして、この類似距離はメモリに記憶する。
【0162】
ここで、輝度階級IDペナルティマトリックスについて、図22を用いて説明する。
【0163】
図22は本発明の実施形態1の輝度階級IDペナルティマトリックスの構成を示す図である。
【0164】
輝度階級IDペナルティマトリックスは、輝度階級ID同士の局所的類似距離を管理するマトリックスである。図22によれば、輝度階級IDペナルティマトリックスは、同一輝度階級IDではその類似距離は0となり、輝度階級ID同士の差が大きくなるほど、つまり、類似度が低くなるほど、その類似距離は大きくなるように構成されている。また、同一輝度階級IDの対角位置は全て、その類似距離は0で、それを境に対象性を持っている。
【0165】
このように、実施形態1では、輝度階級IDペナルティマトリックスを参照するだけで、輝度階級ID同士の類似距離を取得することができるので、処理の高速化を図ることができる。
【0166】
そして、ステップS2109で、次の処理対象となる着目ブロックを設定する。
【0167】
一方、ステップS2106で、未比較の着目ブロックがない場合(ステップS2106でNO)、ステップS2110に進み、メモリに記憶されている類似距離を画像IDに対応づけてメモリに記憶する。
【0168】
そして、ステップS2102で、未比較の画像がない場合(ステップS2102でNO)、ステップS21111に進み、メモリに記憶されている各画像IDに対応する類似距離の昇順で、画像IDをソートし、ソートした画像IDと類似距離の対を検索結果として出力する。
【0169】
次に、輝度特徴抽出方法2を用いた場合の輝度特徴情報比較方法2について説明する。
【0170】
<輝度特徴情報比較方法2>
図23は本発明の実施形態1の第2の輝度特徴情報比較処理の詳細を示すフローチャートである。
【0171】
尚、図23のステップS2302〜ステップS2306、ステップS2310及びステップS2311は、図21のステップS2102〜ステップS2106、ステップS2110及びステップS2111にそれぞれ対応するので、その詳細については省略する。
【0172】
まず、ステップS2301で、図9のフローチャートで説明した処理によって、比較元画像の輝度特徴情報として平均輝度をブロック毎に抽出する。但し、比較元画像が既に画像蓄積部103aに登録済みの画像である場合には、対応する輝度特徴情報を輝度特徴インデックステーブル105aから読み出す。
【0173】
ステップS2302〜ステップS2306の処理を経て、ステップS2307で、比較元画像と比較先画像それぞれの着目ブロックの平均輝度を取得する。次に、ステップS2308で、類似距離として平均輝度の輝度差の絶対値を算出する。
【0174】
ここで、比較元画像の着目ブロックの平均輝度Y0、比較先画像の着目ブロックの平均輝度Y1、着目ブロック間の類似距離dとすると、
d=abs(Y0−Y1) (5)
となる。この算出した類似距離dを直前の処理で算出している類似距離に累積加算する。そして、この類似距離はメモリに記憶する。
【0175】
次に、輝度特徴抽出方法3を用いた場合の輝度特徴情報比較方法3について説明する。
【0176】
<輝度特徴情報比較方法3>
図24は本発明の実施形態1の第3の輝度特徴情報比較処理の詳細を示すフローチャートである。
【0177】
尚、図24のステップS2401以外のステップ2402〜ステップS2411は、図21のステップS2102〜ステップS2111にそれぞれ対応するので、その詳細については省略する。
【0178】
まず、ステップS2401で、図10のフローチャートで説明した処理によって、比較元画像の平均輝度をブロック毎に算出する。そして、各ブロックの平均輝度に対応する輝度階級IDを輝度特徴情報として抽出する。
【0179】
以上説明した画像登録処理と画像検索処理を実行することにより、比較先画像の種類がモノクロやグレースケールであっても、あるいはカラー画像であっても、その画像の種類に適した画像特徴量を用いて、画像を登録あるいは画像を検索することができる。
【0180】
次に、検索結果表示部処理部111が実行する検索結果表示処理について説明する。
【0181】
[検索結果表示処理]
検索結果表示処理では、類似度が高い順、即ち、類似距離の昇順に画像IDとその類似度の対がソートされた情報を元に、画像管理DB104aを参照し、該当するレコードから画像の格納先であるファイルフルパス情報を取得して、画像蓄積部103aから対応する画像を読み出し、表示する。
【0182】
以下、検索結果表示処理について、図25を用いて説明する。
【0183】
図25は本発明の実施形態1の検索結果表示処理を示すフローチャートである。
【0184】
ステップS2501で、画像検索処理によって得られた検索結果数である検索ヒット個数Mと、比較元画像と検索結果として得られる比較先画像との類似度が高い順、即ち、類似距離の昇順に対応する画像IDとその類似度の対を取得する。
【0185】
次に、ステップS2502で、表示画面の表示可能な画像の個数Nを取得する。
【0186】
尚、この個数Nは、検索結果として表示する画像の縮小画像のサイズと、表示画面上の検索結果表示領域のサイズによって決定される。
【0187】
ステップS2503で、検索ヒット個数Mと個数Nの小さいほうを画像表示個数Rに設定する。
【0188】
ステップS2504で、検索結果として表示する画像の順位(読出画像順位)を示す変数Kを1に初期化する。ステップS2505で、K≦Rであるか否かを判定する。K≦Rでない場合(ステップS2505でNO)、処理を終了する。一方、K≦Rである場合(ステップS2506でYES)、ステップS2506に進む。
【0189】
ここで、ステップS2506〜ステップS2508の処理は、類似画像検索結果である画像を表示画面に表示する処理となる。
【0190】
ここで、類似画像検索結果の表示例について、図26を用いて説明する。
【0191】
図26は本発明の実施形態1の類似画像検索結果の表示例を示す図である。
【0192】
図26に示されるように、表示画面上の検索結果表示領域には、検索結果とする画像の縮小画像を類似距離の昇順に左上端から順に右隣へ順に並べて表示し、右上端まで到達したら、次の行の左端に移り、そこからまた右隣に順に右端まで並べて表示したら、以下、同様に、検索結果表示領域の終わりとなる右下端まで並べて表示して行く。また、表示する縮小画像の下には、対応する類似距離を併せて表示する。
【0193】
ステップS2506で、読出画像順位Kにより、表示対象の画像の表示位置を決定する。ステップS2507で、読出画像順位Kの画像IDに対応する画像のアドレス情報(フルパス情報)を画像管理DB104aから取得する。ステップS2508で、アドレス情報で示される画像を読み出し、決定した表示位置にその縮小画像を表示する。その後、変数Kを1インクリメントして、ステップS2505に進む。
【0194】
尚、実施形態1の画像検索処理では、比較元画像の色情報が十分であるかどうかだけに着目し、比較元画像の色情報が十分である場合にはその色特徴情報で比較先画像の色特徴情報との類似比較を行い、比較元画像の色情報が不十分である場合にはその輝度特徴情報と比較先画像の輝度特徴情報との類似比較を行う類似画像検索の例を示したが、これに限定されない。
【0195】
例えば、比較先画像の色情報が十分であるか否かについても考慮し、比較する画像の双方の色情報が十分である場合に、双方の色特徴情報で類似比較を行い、どちらか片方あるいは双方の色情報が不十分である場合に、双方の輝度特徴情報で類似比較を行う類似画像検索を行うようにしても良い。
【0196】
また、画像登録処理は、画像入力処理、画像蓄積処理、画像管理情報処理、輝度特徴情報抽出処理、色特徴情報抽出処理の順番で処理を行ったが、画像入力処理以降の処理に関してはその順序は問わない。
【0197】
一方、画像検索処理においては、比較元画像が既に画像蓄積部103aへ登録済みの画像であるならば、既にその色特徴情報及び輝度特徴情報も登録されているので、かかる画像に対する色特徴情報抽出処理及び輝度特徴情報抽出処理は不要となる。
【0198】
また、画像管理DB104a、輝度特徴情報インデックステーブル105a、色特徴情報インデックステーブル106aを別々に構成し、画像IDを仲立ちとして互いの情報に対応を取る構成例を示したが、これらのDB及びテーブル群を一体にして構成しても良い。
【0199】
また、処理対象となる着目ブロックの設定は、図7の順序決定テーブルで示される走査順序に限定されるものではなく、水平走査及び垂直走査あるいはジグザグ走査等の他の走査順序、つまり、画像の各ブロックを着目ブロックとして設定できるような走査順序であれば、どのような走査順序であっても良い。
【0200】
以上説明したように、実施形態1によれば、処理対象画像(比較先画像及び比較元画像)の種類に応じて、適応的に検索方法を切り替えて類似画像検索を実行するので、従来より存在する色情報検索と輝度情報検索の両者の短所を補い、かつ両者の長所を生かした類似画像検索を実現することができる。
【0201】
<<実施形態2>>
実施形態2は実施形態1の変形例である。特に、実施形態2では、図27に示すように、実施形態1の図1の判定処理部108の処理を画像登録処理時に実行する点と、検索条件となる比較先画像を既に画像蓄積部103aから入力する点と、新たな構成要素として追加した比較特徴量決定処理部112の処理を画像検索処理時に処理を実行する点にある。
【0202】
以下、実施形態2では、実施形態1の処理と異なる部分について説明する。
【0203】
まず、実施形態2の判定処理部108では、入力した比較先画像の色情報が十分であるか否かを判定する。この判定方法は、実施形態1と同様であるが、実施形態2では、その判定結果を示す色情報フラグ(色情報が十分である場合:1、色情報が不十分である場合:0)を、登録対象の画像IDとその画像のファイル名、画像入力時の日付を対応づけて画像管理DB104aに記憶する。
【0204】
尚、この場合の画像管理DB104aの構成の一例を示すと、図28のようになる。
【0205】
一方、実施形態2の画像検索処理を行う場合には、比較元画像入力処理部107は、検索条件となる比較元画像をUI部101によって提供される操作画面を介して指定する。
【0206】
次に、比較特徴量決定処理部112で、画像管理DB104aを参照して、指定された比較元画像の色情報フラグを取得し、色情報フラグが1である場合、色特徴情報比較処理部109の処理を実行することを決定する。一方、色情報フラグが0である場合、輝度特徴情報比較処理部110の処理を実行することを決定する。以下、この決定に従って、実施形態1で説明した色特徴情報比較処理部109あるいは輝度特徴情報比較処理部110の処理を実行することになる。
【0207】
但し、実施形態2では、色特徴情報比較処理部109及び輝度特徴情報比較処理部110それぞれで行う色特徴情報抽出処理及び輝度特徴情報抽出処理は、単に、画像管理DB104aに記憶されている処理対象画像の色特徴情報及び輝度特徴情報を読み出すことで完了する。
【0208】
尚、実施形態2の画像検索処理では、比較元画像の色情報が十分であるかどうかだけに着目し、画像管理DB104aの比較元画像の色情報フラグを参照して、その色情報が十分である場合にはその色特徴情報で比較先画像の色特徴情報との類似比較を行い、比較元画像の色情報量が不十分である場合にはその輝度特徴情報と比較先画像の輝度特徴情報との類似比較を行う類似画像検索の例を示したが、これに限定されない。
【0209】
例えば、比較先画像の色情報が十分であるか否かについても考慮し、比較する画像の双方の色情報が十分である場合に、双方の色特徴情報で類似比較を行い、どちらか片方あるいは双方の色情報が不十分である場合に、双方の輝度特徴情報で類似比較を行う類似画像検索を行うようにしても良い。
【0210】
また、画像登録処理、画像入力処理、画像蓄積処理、画像管理情報処理、判定処理、輝度特徴情報抽出処理、色特徴情報抽出処理の順番で処理を行ったが、画像入力処理以降の処理に関してはその順序は問わない。
【0211】
また、画像管理DB104a、輝度特徴情報インデックステーブル105a、色特徴情報インデックステーブル106aを別々に構成し、画像IDを仲立ちとして互いの情報に対応を取る構成例を示したが、これらのDB及びテーブル群を一体にして構成しても良い。
【0212】
以上説明したように、実施形態2によれば、実施形態1で説明した効果に加えて、画像登録処理時に登録対象画像の色情報が十分であるか否かを示す色情報フラグをその登録対象画像と伴に予め記憶しておき、画像検索処理時には、登録済みの画像を検索条件とする比較元画像として利用し、かつその色情報フラグを利用して比較元画像の色情報が十分であるか否かを判定することができるので、実施形態1に比べてより効率的に処理を実行することができる。
【0213】
以上説明した実施形態1及び2における、画像処理装置は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置でもって実現できるし、その機能を実現する手順としての方法の発明として捉えることができる。また、コンピュータにより実現できるわけであるから、本発明はそれぞれの装置で実行されるコンピュータプログラム、更には、そのコンピュータプログラムを格納し、コンピュータが読み込めるCD−ROM等のコンピュータ可読記憶媒体にも適用できるのは明らかであろう。
【0214】
従って、上記実施形態1及び2に係る実施態様を列挙すると、次の通りである。すなわち、画像処理装置及びその方法、プログラムは、次のようになる。
【0215】
<実施態様1> 検索条件となる比較元画像と、その比較先画像との類似度に基づいて、類似画像検索を行う画像処理装置であって、
処理対象画像の輝度に関する輝度特徴情報を抽出する輝度特徴情報抽出手段と、
処理対象画像の色に関する色特徴情報を抽出する色特徴情報抽出手段と、
処理対象画像の色情報が十分であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定の結果、前記比較元画像の色情報が十分である場合、その色特徴情報で前記比較先画像の色特徴情報との類似比較を行い、一方、前記比較元画像の色情報が不十分である場合、その輝度特徴情報と前記比較先画像の輝度特徴情報との類似比較を行う比較手段と、
前記比較手段の比較結果に基づいて、検索結果となる画像を出力する出力手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。
【0216】
<実施態様2> 前記比較手段は、前記判定手段の判定の結果、前記比較元画像及び前記比較先画像それぞれの色情報が十分である場合、該比較元画像及び該比較先画像の双方の色特徴情報で類似比較を行い、一方、前記比較元画像及び前記比較先画像の少なくとも一方の色情報が不十分である場合、該比較元画像及び該比較先画像の双方の輝度特徴情報で類似比較を行う
ことを特徴とする実施態様1に記載の画像処理装置。
【0217】
<実施態様3> 前記判定手段は、前記比較元画像の画素の色を解析する解析手段を備え、
前記解析手段の解析結果に基づいて、前記比較元画像の色情報が十分であるか否かを判定する
ことを特徴とする実施態様1に記載の画像処理装置。
【0218】
<実施態様4> 前記判定手段は、前記比較元画像のデータフォーマットが、カラー画像である場合には、該比較元画像の色情報が不十分であると判定し、一方、モノクロあるいはグレースケール画像である場合には、該比較元画像の色情報が不十分であると判定する
ことを特徴とする実施態様1に記載の画像処理装置。
【0219】
<実施態様5> 前記解析手段は、前記比較元画像に占める色情報の割合を解析する
ことを特徴とする実施態様3に記載の画像処理装置。
【0220】
<実施態様6> 前記解析手段は、前記比較元画像あるいはその縮小画像を構成する全画素の平均色平均色における輝度成分値に対する色差成分値の比率を解析する
ことを特徴とする実施態様3に記載の画像処理装置。
【0221】
<実施態様7> 前記解析手段は、前記比較元画像あるいはその縮小画像を構成する全画素の各濃度値を、色空間を分割して作った部分空間である色ビンへ射影し、色ビンに対する色ヒストグラムを生成する生成手段と、
前記比較元画像の全画素数に対するグレースケール方向の色ビンに属する画素数の割合を算出する算出手段と
を備えることを特徴とする実施態様3に記載の画像処理装置。
【0222】
<実施態様8> 前記輝度特徴情報は、前記比較元画像を複数のブロックに分割した各ブロックにおける輝度ヒストグラム中の最頻輝度に対応する輝度階級と、各ブロックの位置情報とを対応づけた情報である
ことを特徴とする実施態様1に記載の画像処理装置。
【0223】
<実施態様9> 前記輝度特徴情報は、前記比較元画像を複数のブロックに分割した各ブロックにおける平均輝度と、各ブロックの位置情報とを対応づけた情報である
ことを特徴とする実施態様1に記載の画像処理装置。
【0224】
<実施態様10> 前記輝度特徴情報は、前記比較元画像を複数のブロックに分割した各ブロックにおける平均輝度に対応する輝度階級と、各ブロックの位置情報とを対応づけた情報である
ことを特徴とする実施態様1に記載の画像処理装置。
【0225】
<実施態様11> 前記色特徴情報は、前記比較元画像を複数のブロックに分割した各ブロックにおける色ヒストグラム中の最頻色に対応する色ビンIDと、各ブロックの位置情報とを対応づけた情報である
ことを特徴とする実施態様1に記載の画像処理装置。
【0226】
<実施態様12> 前記色特徴情報は、前記比較元画像を複数のブロックに分割した各ブロックにおける平均色と、各ブロックの位置情報とを対応づけた情報である
ことを特徴とする実施態様1に記載の画像処理装置。
【0227】
<実施態様13> 前記色特徴情報は、前記比較元画像を複数のブロックに分割した各ブロックにおける平均色に対応する色ビンIDと、各ブロックの位置情報とを対応づけた情報である
ことを特徴とする実施態様1に記載の画像処理装置。
【0228】
<実施態様14> 前記輝度特徴情報抽出手段は、前記輝度特徴情報を、前記比較元画像を複数のブロックに分割した各ブロックの輝度ヒストグラムを階級化あるいは量子化したヒストグラムに基づいて抽出し、
前記色特徴情報抽出手段は、前記色特徴情報を複数のブロックに分割した各ブロックを構成する全画素の各濃度値を、色空間を分割して作った部分空間である色ビンへ射影して得られる色ビンに対する色ヒストグラムに基づいて抽出し、
前記輝度特徴情報抽出手段による階級化あるいは量子化での階級数あるいは量子化ステップ数は、前記色特徴情報抽出手段における色ビンのグレースケール方向のビン数よりも多い
ことを特徴とする実施態様1に記載の画像処理装置。
【0229】
<実施態様15> 前記色特徴情報抽出手段は、処理対象画像である前記比較元画像がモノクロあるいはグレースケール画像である場合でも、該比較元画像の色に関する色特徴情報を抽出する
ことを特徴とする実施態様1に記載の画像処理装置。
【0230】
<実施態様16> 前記比較先画像となる画像を画像蓄積部に登録する登録手段を更に備え、
前記色特徴情報抽出手段は、処理対象画像である前記比較先画像がモノクロあるいはグレースケール画像である場合、該比較先画像をカラー画像へ変換した変換画像の色に関する色特徴情報を抽出する
ことを特徴とする実施態様1に記載の画像処理装置。
【0231】
<実施態様17> 前記輝度特徴情報抽出手段は、処理対象画像を複数のブロックに分割した各ブロック毎に前記輝度特徴情報を抽出し、その分割する縦横ブロック数は、前記処理対象画像のアスペクト比や大きさに関わらず同一である
ことを特徴とする実施態様1に記載の画像処理装置。
【0232】
<実施態様18> 前記色特徴情報抽出手段は、処理対象画像を複数のブロックに分割した各ブロック毎に前記色特徴情報を抽出し、その分割する縦横ブロック数は、前記処理対象画像のアスペクト比や大きさに関わらず同一である
ことを特徴とする実施態様1に記載の画像処理装置。
【0233】
<実施態様19> 色情報が十分であるか否かを示す色情報フラグと対応付けられている画像を記憶する記憶手段を更に備え、
前記判定手段は、前記比較先画像が前記記憶手段に記憶されている画像である場合、該比較先画像に対応する色情報フラグに基づいて、該比較先画像の色情報が十分であるか否かを判定する
ことを特徴とする実施態様1に記載の画像処理装置。
【0234】
<実施態様20> 前記比較先画像を前記記憶手段に記憶されている画像から指定する指定手段を更に備える
ことを特徴とする実施態様19に記載の画像処理装置。
【0235】
<実施態様21> 類似画像検索の検索対象となる画像の画像登録処理を行う画像処理装置であって、
画像を入力する入力手段と、
前記画像を管理するための管理情報を生成する生成手段と、
前記画像の輝度に関する輝度特徴情報を抽出する輝度特徴情報抽出手段と、
前記画像の色に関する色特徴情報を抽出する色特徴情報抽出手段と、
前記画像、前記管理情報、前記輝度特徴情報及び前記色特徴情報を対応づけて記憶する記憶手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。
【0236】
<実施態様22> 前記画像の色情報が十分であるか否かを判定する判定手段を更に備え、
前記記憶手段は、更に、前記判定手段の判定結果によって得られる色情報が十分であるか否かを示す色情報フラグを対応づけて記憶する
ことを特徴とする実施態様21に記載の画像処理装置。
【0237】
<実施態様23> 検索条件となる比較元画像と、その比較先画像との類似度に基づいて、類似画像検索を行う画像処理方法であって、
処理対象画像の輝度に関する輝度特徴情報を抽出する輝度特徴情報抽出工程と、
処理対象画像の色に関する色特徴情報を抽出する色特徴情報抽出工程と、
処理対象画像の色情報が十分であるか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程の判定の結果、前記比較元画像の色情報が十分である場合、その色特徴情報で前記比較先画像の色特徴情報との類似比較を行い、一方、前記比較元画像の色情報が不十分である場合、その輝度特徴情報と前記比較先画像の輝度特徴情報との類似比較を行う比較工程と、
前記比較工程の比較結果に基づいて、検索結果となる画像を出力する出力工程と
を備えることを特徴とする画像処理方法。
【0238】
<実施態様24> 類似画像検索の検索対象となる画像の画像登録処理を行う画像処理方法であって、
画像を入力する入力工程と、
前記画像を管理するための管理情報を生成する生成工程と、
前記画像の輝度に関する輝度特徴情報を抽出する輝度特徴情報抽出工程と、
前記画像の色に関する色特徴情報を抽出する色特徴情報抽出工程と、
前記画像、前記管理情報、前記輝度特徴情報及び前記色特徴情報を対応づけて記憶媒体に記憶する記憶工程と
を備えることを特徴とする画像処理方法。
【0239】
<実施態様25> 検索条件となる比較元画像と、その比較先画像との類似度に基づいて、類似画像検索を行う画像処理を実現するプログラムであって、
処理対象画像の輝度に関する輝度特徴情報を抽出する輝度特徴情報抽出工程のプログラムコードと、
処理対象画像の色に関する色特徴情報を抽出する色特徴情報抽出工程のプログラムコードと、
処理対象画像の色情報が十分であるか否かを判定する判定工程のプログラムコードと、
前記判定工程の判定の結果、前記比較元画像の色情報が十分である場合、その色特徴情報で前記比較先画像の色特徴情報との類似比較を行い、一方、前記比較元画像の色情報が不十分である場合、その輝度特徴情報と前記比較先画像の輝度特徴情報との類似比較を行う比較工程のプログラムコードと、
前記比較工程の比較結果に基づいて、検索結果となる画像を出力する出力工程のプログラムコードと
を備えることを特徴とするプログラム。
【0240】
<実施態様26> 類似画像検索の検索対象となる画像の画像登録処理を行う画像処理を実現するプログラムであって、
画像を入力する入力工程のプログラムコードと、
前記画像を管理するための管理情報を生成する生成工程のプログラムコードと、
前記画像の輝度に関する輝度特徴情報を抽出する輝度特徴情報抽出工程のプログラムコードと、
前記画像の色に関する色特徴情報を抽出する色特徴情報抽出工程のプログラムコードと、
前記画像、前記管理情報、前記輝度特徴情報及び前記色特徴情報を対応づけて記憶媒体に記憶する記憶工程のプログラムコードと
を備えることを特徴とするプログラム。
【0241】
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0242】
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
【0243】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0244】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
【0245】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0246】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
【0247】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0248】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0249】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0250】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像の種類に依存することなく精度良く画像を検索することが可能な画像処理技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の画像処理装置のプロック構成図である。
【図2】本発明の実施形態1の画像管理DBの構成の一例を示す図である。
【図3】本発明の実施形態1の輝度特徴情報テーブルの構成の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態1の色特徴情報テーブルの構成の一例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態1の第1の輝度特徴情報抽出処理の詳細を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態1の画像ブロック分割の一例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態1の順序決定テーブルの一例を示す図である。
【図8】本発明の実施形態1の輝度階級テーブルの一例を示す図である。
【図9】本発明の実施形態1の第2の輝度特徴情報抽出処理の詳細を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施形態1の第3の輝度特徴情報抽出処理の詳細を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態1の色空間上の色ビンの構成の一例を示す図である。
【図12】本発明の実施形態1の第1の色特徴情報抽出処理の詳細を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施形態1の第2の色特徴情報抽出処理の詳細を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施形態1の第3の色特徴情報抽出処理の詳細を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施形態1の第1の色解析方法を示すフローチャートである。
【図16】本発明の実施形態1の第2の色解析方法を示すフローチャートである。
【図17】本発明の実施形態1の第1の色特徴情報比較処理の詳細を示すフローチャートである。
【図18】本発明の実施形態1の色ビンペナルティマトリックスの構成の一例を示す図である。
【図19】本発明の実施形態1の第2の色特徴情報比較処理の詳細を示すフローチャートである。
【図20】本発明の実施形態1の第3の色特徴情報比較処理の詳細を示すフローチャートである。
【図21】本発明の実施形態1の第1の輝度特徴情報比較処理の詳細を示すフローチャートである。
【図22】本発明の実施形態1の輝度階級IDペナルティマトリックスの構成の一例を示す図である。
【図23】本発明の実施形態1の第2の輝度特徴情報比較処理の詳細を示すフローチャートである。
【図24】本発明の実施形態1の第3の輝度特徴情報比較処理の詳細を示すフローチャートである。
【図25】本発明の実施形態1の検索結果表示処理を示すフローチャートである。
【図26】本発明の実施形態1の類似画像検索結果の表示例を示す図である。
【図27】本発明の実施形態2の画像処理装置のブロック構成図である。
【図28】本発明の実施形態2の画像管理DBの構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
101 ユーザインタフェース部
102 画像入力処理部
103 画像蓄積処理部
103a 画像蓄積部
104 画像管理情報処理部
104a 画像管理DB
105 輝度特徴情報抽出処理部
105a 輝度特徴情報インデックステーブル
106 色特徴情報抽出処理部
106a 色特徴情報インデックステーブル
107 比較元画像入力部処理部
108 判定処理部
109 色特徴情報比較処理部
110 輝度特徴情報比較処理部
111 検索結果表示処理部
112 比較特徴量決定処理部
Claims (17)
- 複数の比較先画像に対してそれぞれの輝度特徴情報と色特徴情報とを対応付けて登録した蓄積部から、検索条件となる比較元画像に類似する比較先画像の検索を行う画像処理装置であって、
前記比較元画像に占める所定の色情報の割合を解析し、当該解析した色情報の割合と予め定められた閾値とを比較した結果に基づいて前記比較元画像の色情報が十分であるか不十分であるかを判定する判定手段と、
前記判定手段で前記比較元画像の色情報が不十分であると判定された場合、前記比較元画像の輝度特徴情報を抽出する輝度特徴情報抽出手段と、
前記判定手段で前記比較元画像の色情報が十分であると判定された場合、前記比較元画像の色特徴情報を抽出する色特徴情報抽出手段と、
前記判定手段で前記比較元画像の色情報が十分であると判定された場合、前記色特徴情報抽出手段で抽出された前記比較元画像の色特徴情報と、前記蓄積部に登録されている前記複数の比較先画像それぞれの色特徴情報との類似比較を行い、一方、前記判定手段で前記比較元画像の色情報が不十分であると判定された場合、前記輝度特徴情報抽出手段で抽出された前記比較元画像の輝度特徴情報と、前記蓄積部に登録されている前記複数の比較先画像それぞれの輝度特徴情報との類似比較を行う比較手段と、
前記比較手段の類似比較結果に基づいて、前記比較元画像に類似すると判定された比較先画像を出力する出力手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記判定手段は、前記比較元画像に占める所定の色情報の割合を解析する前に前記比較元画像のデータフォーマットを解析し、
前記比較元画像のデータフォーマットがモノクロあるいはグレースケール画像である場合には、該比較元画像の色情報が不十分であると判定する一方、
前記比較元画像のデータフォーマットがカラー画像である場合には、更に、前記比較元画像に占める所定の色情報の割合を解析して、当該解析した色情報の割合が予め定められた閾値以上である場合は前記比較元画像の色情報が十分であると判定し、当該解析した色情報の割合が予め定められた閾値未満である場合は前記比較元画像の色情報が不十分であると判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記判定手段は、前記比較元画像を構成する全画素の平均色における輝度成分値に対する色差成分値の割合を、前記比較元画像に占める所定の色情報の割合として解析し、
当該解析した色情報の割合が前記予め定められた閾値以上である場合は前記比較元画像の色情報が十分であると判定し、当該解析した色情報の割合が前記予め定められた閾値未満である場合は前記比較元画像の色情報が不十分であると判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記判定手段は、前記比較元画像あるいはその縮小画像を構成する全画素の各濃度値を、色空間を分割して作った部分空間である色ビンへ射影し、色ビンに対する色ヒストグラムを生成し、前記比較元画像あるいはその縮小画像を構成する全画素数に対するグレースケール方向の色ビンに属する画素数の割合を、前記比較元画像に占める所定の色情報の割合として解析し、
当該解析した色情報の割合が前記予め定められた閾値未満である場合は前記比較元画像の色情報が十分であると判定し、当該解析した色情報の割合が前記予め定められた閾値以上である場合は前記比較元画像の色情報が不十分であると判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記輝度特徴情報は、前記比較元画像を複数のブロックに分割した各ブロックにおける輝度ヒストグラム中の最頻輝度に対応する輝度階級と、各ブロックの位置情報とを対応づけた情報である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記輝度特徴情報は、前記比較元画像を複数のブロックに分割した各ブロックにおける平均輝度と、各ブロックの位置情報とを対応づけた情報である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記輝度特徴情報は、前記比較元画像を複数のブロックに分割した各ブロックにおける平均輝度に対応する輝度階級と、各ブロックの位置情報とを対応づけた情報である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記色特徴情報は、前記比較元画像を複数のブロックに分割した各ブロックにおける色ヒストグラム中の最頻色に対応する色ビンIDと、各ブロックの位置情報とを対応づけた情報である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記色特徴情報は、前記比較元画像を複数のブロックに分割した各ブロックにおける平均色と、各ブロックの位置情報とを対応づけた情報である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記色特徴情報は、前記比較元画像を複数のブロックに分割した各ブロックにおける平均色に対応する色ビンIDと、各ブロックの位置情報とを対応づけた情報である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記輝度特徴情報抽出手段が、前記比較元画像を複数のブロックに分割した各ブロックの輝度ヒストグラムを階級化あるいは量子化したヒストグラムに基づいて、前記輝度特徴情報を抽出するものであり、
前記色特徴情報抽出手段が、複数のブロックに分割した各ブロックを構成する全画素の各濃度値を、色空間を分割して作った部分空間である色ビンへ射影して得られる色ビンに対する色ヒストグラムに基づいて、前記色特徴情報を抽出するものである場合、
前記輝度特徴情報抽出手段による階級化あるいは量子化での階級数あるいは量子化ステップ数は、前記色特徴情報抽出手段における色ビンのグレースケール方向のビン数よりも多い
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記比較先画像となる画像を入力する入力手段と、
前記入力手段で入力された前記比較先画像となる画像に対して、当該比較先画像となる画像の輝度特徴情報と色特徴情報とを対応付けて前記蓄積部に登録する登録手段を更に備える
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記輝度特徴情報抽出手段は、前記比較元画像を複数のブロックに分割した各ブロック毎に前記輝度特徴情報を抽出し、その分割する縦横ブロック数は、前記前記比較元画像のアスペクト比や大きさに関わらず同一である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記色特徴情報抽出手段は、前記比較元画像を複数のブロックに分割した各ブロック毎に前記色特徴情報を抽出し、その分割する縦横ブロック数は、前記比較元画像のアスペクト比や大きさに関わらず同一である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 色情報が十分であるか否かを示す色情報フラグと対応付けられている画像を記憶する記憶手段と、
前記比較元画像を前記記憶手段に記憶されている画像から指定する指定手段とを更に備え、
前記指定手段で前記比較元画像が指定された場合、前記判定手段は、当該指定された比較元画像に対応する色情報フラグを前記記憶手段から取得し、当該取得した色情報フラグに基づいて、該比較元画像の色情報が十分であるか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 複数の比較先画像に対してそれぞれの輝度特徴情報と色特徴情報とを対応付けて登録した蓄積部から、検索条件となる比較元画像に類似する比較先画像の検索を行う画像処理方法であって、
判定手段が、前記比較元画像に占める所定の色情報の割合を解析し、当該解析した色情報の割合と予め定められた閾値とを比較した結果に基づいて前記比較元画像の色情報が十分であるか不十分であるかを判定する判定工程と、
輝度特徴情報抽出手段が、前記判定工程で前記比較元画像の色情報が不十分であると判定された場合、前記比較元画像の輝度特徴情報を抽出する輝度特徴情報抽出工程と、
色特徴情報抽出手段が、前記判定工程で前記比較元画像の色情報が十分であると判定された場合、前記比較元画像の色特徴情報を抽出する色特徴情報抽出工程と、
比較手段が、前記判定工程で前記比較元画像の色情報が十分であると判定された場合、前記色特徴情報抽出工程で抽出された前記比較元画像の色特徴情報と、前記蓄積部に登録されている前記複数の比較先画像それぞれの色特徴情報との類似比較を行い、一方、前記判定工程で前記比較元画像の色情報が不十分であると判定された場合、前記輝度特徴情報抽出工程で抽出された前記比較元画像の輝度特徴情報と、前記蓄積部に登録されている前記複数の比較先画像それぞれの輝度特徴情報との類似比較を行う比較工程と、
出力手段が、前記比較工程の類似比較結果に基づいて、前記比較元画像に類似すると判定された比較先画像を出力する出力工程と
を備えることを特徴とする画像処理方法。 - 複数の比較先画像に対してそれぞれの輝度特徴情報と色特徴情報とを対応付けて登録した蓄積部から、検索条件となる比較元画像に類似する比較先画像の検索を行う画像処理をコンピュータに機能させるためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記比較元画像に占める所定の色情報の割合を解析し、当該解析した色情報の割合と予め定められた閾値とを比較した結果に基づいて前記比較元画像の色情報が十分であるか不十分であるかを判定する判定手段、
前記判定手段で前記比較元画像の色情報が不十分であると判定された場合、前記比較元画像の輝度特徴情報を抽出する輝度特徴情報抽出手段、
前記判定手段で前記比較元画像の色情報が十分であると判定された場合、前記比較元画像の色特徴情報を抽出する色特徴情報抽出手段、
前記判定手段で前記比較元画像の色情報が十分であると判定された場合、前記色特徴情報抽出手段で抽出された前記比較元画像の色特徴情報と、前記蓄積部に登録されている前記複数の比較先画像それぞれの色特徴情報との類似比較を行い、一方、前記判定手段で前記比較元画像の色情報が不十分であると判定された場合、前記輝度特徴情報抽出手段で抽出された前記比較元画像の輝度特徴情報と、前記蓄積部に登録されている前記複数の比較先画像それぞれの輝度特徴情報との類似比較を行う比較手段、
前記比較手段の類似比較結果に基づいて、前記比較元画像に類似すると判定された比較先画像を出力する出力手段、
として機能させるためのプログラム。
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