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JP4352926B2 - 動力伝達装置 - Google Patents

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本発明は、プーリユニット等の動力伝達装置に関する。この種の動力伝達装置は、例えばエンジンのクランクシャフトやクランクシャフトから伝動ベルトを介して駆動される補機類に装備することができる。補機類には、例えば自動車のオルタネータ、エアコンディショナ用コンプレッサ、ウオーターポンプ、冷却ファンなどが挙げられる。
エンジンの回転駆動力をクランクシャフト(駆動側)から伝動ベルトを介して補機(従動側)に伝達する場合、クランクシャフトにおける回転角速度の微小変動に起因して、伝動ベルトに滑りが起こって異音が発生する傾向となる。このことを、補機類の一つであるオルタネータを例にとって説明する。エンジンを駆動源とする場合、エンジンの動作工程により、クランクシャフトは、その回転中、常に回転角速度の微小変動がある。一方、オルタネータのロータは、大きな回転慣性(慣性モーメント)を有してその慣性トルクがかかっている。このため、オルタネータのロータを、回転角速度の微小変動を伴うクランクシャフトで駆動すると、瞬間的に、動力循環がクランクシャフト側とロータ側とで伝動ベルトを介して発生して、伝動ベルトの張り側と緩み側とが逆転する現象が発生する。このことは、クランクシャフトからロータに送る回転駆動力が、回転角速度の微小変動の減少時に、クランクシャフトに返され、回転角速度の微小変動の増加時に、クランクシャフトによりロータが回転加速されることになる。その結果、伝動ベルトには、ロータの慣性トルクがかかり、伝動ベルトに滑りが起こって異音が発生したり耐久性が低下したりする傾向となるのである。
そこで、伝動ベルトが巻き掛けられるプーリと、オルタネータのロータに一体回転可能に連結されるロータ軸とを備えるとともに、プーリとロータ軸との間に組み込まれて該プーリの回転角速度の増減変動に応じて、プーリからロータ軸へ回転動力を伝達させたり遮断させたりする一方向クラッチを備えたプーリユニットが従来から提案されている(例えば特許文献1参照。)。上記プーリユニットにおいては、プーリの回転角速度の増減変動に応じて一方向クラッチをロック状態(クランクシャフト側の回転速度がロータ側の回転速度より大きい場合、プーリとロータ軸とを一体回転とさせる状態)やフリー状態(クランクシャフト側の回転速度がロータ側の回転速度より小さい場合、プーリとロータ軸とを相対回転可能としてロータ軸を慣性で自由回転させ得る状態)にさせて、クランクシャフトの回転角速度の微小変動があっても、ロータ軸の回転変動を抑制することによって、伝動ベルトが負担するトルクを軽減して、伝動ベルトの滑りによる異音の発生を防止し、伝動ベルトの耐久性を高めることを可能としている。
ところで、上記した一方向クラッチを用いた上記プーリユニットにおいては、オルタネータの発電トルク(慣性トルクとは逆向きに作用するトルク)が、当該オルタネータのロータの慣性トルクよりも過大となってくる状況下では、上記フリー状態でロータを慣性回転可能にさせている状態であるにもかかわらず、ロータが上記回転角速度の微小変動の減少にほぼ追随して回転変動してくるようになり、上記回転角速度の微小変動を吸収できなくなるという課題がある。そのため、上記一方向クラッチを備えたプーリユニットにおいては、回転角速度の微小変動の吸収には限界があり、回転角速度の微小変動を十分に吸収可能なプーリユニットが望まれている。
特開2001−90751号
本発明は、プーリ等の外側環体と、ロータ軸等の内側環体とを備えたプーリユニット等の動力伝達装置において、両環体間に、中間環体を配置し、両環体間の動力伝達に際して、当該中間環体をねじりばねのように作用させるという新たな発想に基づいて、上記した回転角速度の微小変動を効率よく吸収できるようにすることを課題とする。
本発明は、外側環体と、該外側環体の内周側に配置されて当該外側環体との間で回転動力の伝達を行う内側環体とを備えた動力伝達装置であって、上記外側環体と内側環体との間に回転動力の伝達の媒介を行う中間環体を配置するとともに、上記3つの環体の各対向周面の形状を、外側環体または内側環体の回転角度の微小変動に応じて中間環体が弾性領域内でねじれ変形して回転動力を伝達し得る非円形形状とするとともに、上記外側環体を、エンジンのクランクシャフトから動力伝達用の伝動ベルトが巻き掛けられるプーリとし、上記中間環体と内側環体との間に複数の転動体を転動自在に配置してなるプーリユニットの構造としたことを特徴としている。
なお、上記非円形形状は、好ましくは、楕円形状や、多角形形状が好ましい。また、外側環体を回転動力の入力側とし、内側環体を回転動力の出力側にする場合と、その逆の場合とがある。内側環体は、中空形状や中実形状のいずれでもよい。
本発明によると、例えば、外側環体に入力される回転動力が所定周期で増減変動する場合において、外側環体の回転角速度が増加するときに中間環体が回転方向に弾性領域内でねじれ変形する一方、外側環体の回転角速度が減少するときには中間環体が逆回転方向に弾性領域内でねじれ変形する。この中間環体のねじれによって、外側環体から内側環体へ回転動力が遅延して伝達されるので、外側環体の回転角速度の変動を効率よく吸収して内側環体の回転変動を抑制することが可能になる。また、本発明は、従来例の一方向クラッチの代わりに、中間環体と、必要に応じて複数個の転動体を用いる簡素な構成であり、コスト低減が可能になる。
上記対向周面のうちの一方に凹部、同他方に上記凹部内に所要の円周方向遊びを残して入り込む凸部を形成し、回転角速度の微小変動の増加時には当該凹部と凸部の回転方向後端側が、回転角速度の微小変動の減少時には同前端側がそれぞれ当接し得る構造とすることが好ましい。この場合、外側環体の回転角速度増加時には、凹部と凸部の回転方向後端側が当接して径方向に沿う荷重を発生することにより、中間環体の形状をよりいびつにするように作用して中間環体をねじれやすくするが、外側環体の回転角速度減少時には、凹部と凸部の回転方向前端側が当接して径方向に沿う荷重を発生することにより、中間環体の形状を円形に近づけるように作用して中間環体を外側環体に対して相対回転させやすくする。これにより、外側環体の回転角速度変動を吸収する効果が増す。
本発明では、プーリ等の外側環体と、ロータ軸等の内側環体とを備えたプーリユニット等の動力伝達装置において、両環体間の動力伝達に際して、上記した回転角速度の微小変動を効率よく吸収できる。
以下、本発明の最良の実施の形態を図に示して説明する。図1は、プーリユニットを軸方向に沿って断面にした図、図2は、図1の(2)−(2)線断面の矢視図である。本発明は、動力伝達装置として、プーリユニットに適用して説明する。
図に示すように、プーリユニット1は、外側環体としてのプーリ2と、該プーリ2の内周側に配置されて当該プーリ2との間で回転動力の伝達を行う内側環体としてのロータ軸3と、ロータ軸3とプーリ2との間でロータ軸3の基端側に配設される転がり軸受4と、ロータ軸3とプーリ2との対向周面間に介装される動力伝達用の中間環体5と、複数個のころなどの転動体6と、転がり軸受4および転動体6が配置される空間を外部から密封するシール7,8とを備えている。シール7,8によって密封される空間には図示していないが潤滑剤が収納されている。
プーリ2の外周面には、伝動ベルト9を巻き掛けるための波状溝が形成されている。ロータ軸3は、図示していないが例えば自動車に備える補機の回転軸やエンジンのクランクシャフトが連結される。転がり軸受4は、複数個の転動体としての玉4aおよび保持器4bとからなり、中間環体5を外輪部材とし、ロータ軸3を内輪部材として利用している。
プーリ2の内周面形状は、非円形な形状、好ましくは楕円形状に形成されている。このプーリ2の内周面の円周数箇所(例えば180度対向の二箇所)には径方向外向きに凹む凹部2aが設けられている。
ロータ軸3の外周面の形状は、プーリ2の内周面形状と同一曲率の非円形な形状として楕円形状に形成されている。このロータ軸3の内周面の最小径部は円形に形成されており、ここにエンジンのクランクシャフトや自動車に備える補機の回転軸が一体回転可能に連結される。なお、ロータ軸3の外周面の軸方向一端側(ロータ軸3の基端側)には転がり軸受4の玉4aの転送溝4cが設けられている。
中間環体5の内周面形状および外形形状はロータ軸3の外形形状と同一曲率の非円形な形状として楕円形状に形成されている。この中間環体5の外周面の円周数箇所(例えば180度対向の二箇所)には径方向外向きに膨出してプーリ2の凹部2a内に円周方向に所定の円周方向遊びhを持つ状態で嵌め入れられる凸部5aが設けられている。また、中間環体5の内周面の軸方向一端側(ロータ軸3の基端側)には転がり軸受4の玉4aの転送溝4dが設けられている。中間環体5は、弾性変形可能な材料であればよく、適宜の金属、樹脂、ゴムなどで形成することができる。
複数個の転動体6は、ロータ軸3と中間環体5との対向周面間に、保持器10によって円周等間隔に配置された状態で介装されている。保持器10は円周数ヶ所に径方向内外に貫通するポケットが設けられている。この保持器10の軸方向他端側(ロータ軸3の自由端側)には径方向内向きの鍔部10aが設けられており、この鍔部10aがロータ軸3の軸方向他端側(自由端側)の外周面に設けられている溝に所定の円周方向遊びを持つ状態で嵌め入れられることにより、保持器10が軸方向に位置決めされている。
プーリ2の凹部2aおよび中間環体5の凸部5aは、例えば180度未満の範囲、好ましくは、10度から90度の範囲で適宜の角度範囲に設けられるが、いずれにしても、凹部2a内に凸部5aが円周方向に所定の円周方向遊びhを持つ状態で嵌入するよう凹部2aの占有角度を凸部5aの占有角度よりも大きくする必要がある。この凹部2aおよび凸部5aの円周方向一端側が中間環体5の最大径部分(膨出部)に配置され、また、凹部2aおよび凸部5aの円周方向他端側が中間環体5の最小径部分に配置されている。
図3および図4を参照して、上記プーリユニット1の動作を説明する。図3は、プーリユニット1の回転角速度増加時の動作説明に用いる断面図、図4は、プーリユニット1の回転角速度減少時の動作説明に用いる断面図、図5は、プーリ2およびロータ軸3の回転波形を示すグラフである。
ここではプーリユニット1を、例えば自動車のオルタネータに利用する場合を例に挙げる。オルタネータは、自動車の車両のエンジンから伝動ベルトにより駆動される交流発電機であり、図示しないが、ロータ、ステータ、調整器、整流器等から構成されている。この場合、ロータ軸3はオルタネータのロータに取り付けられ、プーリ2はエンジンのクランクシャフトにより回転駆動される伝動ベルト9で回転駆動される。この例では、プーリ2が回転動力の入力側となり、ロータ軸3が回転動力の出力側となる。一般的に、クランクシャフトは所定周期で回転変動するので、クランクシャフトから伝動ベルト9を通じて回転駆動されるプーリ2の回転角速度が所定周期で増減変動する。これに対し、この実施形態では、プーリ2の回転角速度変動を効率よく吸収してロータ軸3の回転変動を抑制することができるので、説明する。
〔1〕プーリ2の回転角速度が増加する場合
図3に示す回転方向において、プーリ2の回転角速度が増加すると、プーリ2の凹部2aの回転方向後端側の角部2cが中間環体5の凸部5aの回転方向後端側のテーパ面5cに当接し、凸部5aのテーパ面5cに対して垂直方向の荷重F1がかかる。この荷重F1の分力F2,F3と、ロータ軸3にかかるオルタネータの発電トルクとにより、中間環体5が回転方向にねじられるよう弾性変形するので、中間環体5からロータ軸3に回転動力が遅延して伝達されることになる。この中間環体5のねじれは、プーリ2の凹部2aと中間環体5の凸部5aとの間に設けてある円周方向遊びhにより許容される。なお、径方向内向きの分力F2は中間環体5の最小径部を弾性的に圧縮させるように作用するので、中間環体5のねじればね定数が下げられる。このようにして、プーリ2の回転角速度の増加分を吸収する。
〔2〕プーリ2の回転角速度が減少する場合
図4に示す回転方向において、プーリ2の回転角速度が減少すると、ロータ軸3の回転慣性力によって、ロータ軸3および中間環体5がプーリ2よりも一瞬進んで、中間環体5の凸部5aの回転方向前端側のテーパ面5bがプーリ2の凹部2aの回転方向前端側の角部2bに当接し、凸部5aのテーパ面5bに対して垂直方向の荷重F4がかかる。この荷重F4の分力F5,F6と、ロータ軸3の慣性モーメントとにより、中間環体5が逆回転方向にねじられるよう弾性変形し、中間環体5からロータ軸3に回転動力が遅延して伝達されることになる。なお、径方向内向きの分力F5は中間環体5の最大径部を弾性的に圧縮させるように作用して、中間環体5が円形に近づくように弾性変形されるので、中間環体5がロータ軸3と相対的に回転しやすくなり、プーリ2からロータ軸3への回転動力の伝達が遮断される。このようにして、プーリ2の回転角速度の減少分を吸収する。
なお、オルタネータの発電トルクが大きい場合、ロータ軸3の回転抵抗が大きくなる。この場合、プーリ2の回転角速度が増加するときは、中間環体5の弾性変形してねじれる度合いがオルタネータの発電トルクが小さい場合に比べて大きくなり、ロータ軸3への回転動力の伝達をさらに遅延させるので、ロータ軸3の回転変動を抑制することができる。一方、プーリ2の回転角速度が減少するときは、中間環体5がその最大径部を圧縮させるよう弾性変形する度合いがオルタネータの発電トルクが小さい場合に比べて大きくなって、中間環体5の内周面およびロータ軸3の外周面をより円形に近づけるようになるので、中間環体5とロータ軸3とが転動体6を介して相対回転可能となり、プーリ2からロータ軸3への動力伝達を遮断するようになる。このように、本実施形態の構成であれば、従来例の一方向クラッチを用いるプーリユニットの場合において内側環体となるロータ軸3の回転変動の抑制効果が薄くなる条件でも、ロータ軸3の回転変動を確実に抑制できるようになる。
このように、本実施形態では、回転角速度変動を吸収させるための構成として従来例のような一方向クラッチを用いるのではなく、上述したように中間環体5の弾性変形領域でのねじりばね作用を利用することにより、一方向クラッチを用いる従来例よりも確実に、プーリ2の回転角速度の増減変動を効率よく吸収することができるので、ロータ軸3の回転変動を抑制することができる。この結果として、プーリ2に巻き掛けられる伝動ベルト9の張り側(回転方向下流側)と、緩み側(回転方向上流側)との張力変動量を少なくできるようになる。
しかも、ねじりばね作用を発生する構成についても、中間環体5と複数個の転動体6とを用い、プーリ2の内周面形状と、中間環体5の内周面形状および外形形状と、ロータ軸3の外形形状とを楕円形状にしているだけであるから、従来例の一方向クラッチを用いる場合よりも構成が簡素で済むなど、コスト低減が可能になる。また、プーリ2の内周面形状と、中間環体5の内周面形状および外形形状と、ロータ軸3の外形形状との楕円形状の曲率によってねじりばね定数を調整することができる。
以下、本発明の他の実施形態や応用例を説明する。
(1)図示していないが、例えばプーリ2とロータ軸3との間において中間環体5の軸方向他端側(ロータ軸3の自由端側)にも転がり軸受を設けることができる。
(2)図6に示すように、プーリ2の凹部2aおよび中間環体5の凸部5aを無くした構成とすることができる。この場合、プーリ2の回転角速度が変動するときに凹部2aと凸部5aとが協働して中間環体5を圧縮させるよう弾性変形させる作用がなくなるが、中間環体5と複数個の転動体6とが協働してねじりばね作用を発揮するので、上述した実施形態と同様の効果が得られる。
(3)ロータ軸3の外形形状、中間環体5の内周面形状および外形形状、プーリ2の内周面形状を多角形とすることができる。但し、多角形とする場合、角部を丸く面取りしたものとする。これらの形状の一例として例えば図7に示すように、略三角形のおむすび形状とすることができる。この場合も、プーリ2の凹部2aおよび中間環体5の凸部5aは設けても設けなくてもよいが、設ける場合には、図示するように凹部2aおよび凸部5aの組み合わせが三組必要になる。この凹部2aおよび凸部5aは、回転角速度の増加時に黒塗り矢印Xで示すように、また、回転角速度の減少時に白抜き矢印Yで示すように中間環体5を圧縮させる荷重を発生する。
(4)転動体6は、玉とすることができる。この場合、中間環体5の内周面とロータ軸3の外周面とに玉の転送溝を設けるのが好ましい。
(5)例えばロータ軸3を回転動力の入力側とし、プーリ2を回転動力の出力側とすることができる。その一例としては、プーリユニット1をクランクシャフトに取り付ける形態が考えられる。この場合、中間環体5をロータ軸3側に、転動体6をプーリ2側に配置させる必要がある。この場合の動作については基本的に上記実施形態と同じである。
本発明の最良の実施形態に係るプーリユニットを軸方向に沿って断面にした図 図1の(2)−(2)線断面の矢視図 図1のプーリユニットの回転角速度増加時の動作説明に用いる断面図 図1のプーリユニットの回転角速度減少時の動作説明に用いる断面図 プーリおよびロータ軸の回転波形を示すグラフ 本発明の他の実施形態に係るプーリユニットで、図2に対応する図 本発明のさらに他の実施形態に係るプーリユニットで、図2に対応する図
符号の説明
1…プーリユニット、2…プーリ、2a…プーリの凹部、3…ロータ軸、4…転がり軸受、5…中間環体、5a…中間環体の凸部、6…転動体。

Claims (4)

  1. 外側環体と、該外側環体の内周側に配置されて当該外側環体との間で回転動力の伝達を行う内側環体とを備えた動力伝達装置であって、
    上記外側環体と内側環体との間に回転動力の伝達の媒介を行う中間環体を配置するとともに、上記3つの環体の各対向周面の形状を、外側環体または内側環体の回転角度の微小変動に応じて中間環体が弾性領域内でねじれ変形して回転動力を伝達し得る非円形形状とするとともに、
    上記外側環体を、エンジンのクランクシャフトから動力伝達用の伝動ベルトが巻き掛けられるプーリとし、上記中間環体と内側環体との間に複数の転動体を転動自在に配置してなるプーリユニットの構造とした、ことを特徴とする動力伝達装置。
  2. 上記非円形形状が、楕円形であることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置。
  3. 上記非円形形状が、多角形であることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置。
  4. 上記対向周面のうちの一方に凹部、同他方に上記凹部内に所要の円周方向遊びを残して入り込む凸部を形成し、回転角速度の微小変動の増加時には当該凹部と凸部の回転方向後端側が、回転角速度の微小変動の減少時には同前端側がそれぞれ当接し得る構造としたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の動力伝達装置。
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