JP4349507B2 - サスペンションブランク搬送用ケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハードディスク装置の磁気ヘッドを支持する部品としてのサスペンションを形成するための部品であるサスペンションブランクを搬送する際に使用されるケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種のサスペンションブランクは、薄いステンレスをエッチング加工することで作製される。図1はこのようなサスペンションブランクの一例を示す斜視図であり、同図のサスペンションブランクBは、複数個の治具孔1を形成したフレーム2にサスペンション3となる部分が6個分枝別れした形状をしている。そして、最終製品とするためには、このようなサスペンションブランクBを組立加工工程に搬送する必要があるが、多くの場合、この工程を行う場所は製造工程とは別の工場になっているので、専用の搬送用ケースを使用し、それにサスペンションブランクをまとめて収納することが行われている。
【0003】
サスペンションブランクを搬送用ケースに収納するには、まず数百枚から数千枚のサスペンションブランクを束ねて製品キャリアーを形成している。具体的には、図2に示すように、サスペンションブランクBの治具孔1に対応する2本のピン4を立設した受板5の上に、所定枚数(厚さによって異なるが、通常は500〜1000枚程度)のサスペンションブランクBをその治具孔1をピン4を通すことで積み重ねた状態とし、次いで、ピン4に合致する孔6を有する蓋板7を最上部に挿入した後、図3に示すように、蓋板7から突出した2本のピン4に輪ゴム8を掛けて外れを防止した状態にすることで製品キャリアーCが形成される。なお、搬送中の摩擦をなくすため、通常は受板5及び蓋板7の内面側にそれらと同サイズのクリーンペーパーを挟むようにしている。
【0004】
このようにして製品キャリアーを形成した後、それを1〜3個ずつポリ袋に入れ、蓋身式のプラスチック製段ボール箱に収納する。この場合、隙間にエアーキャップを詰めて、製品キャリアーの動きを防止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した搬送用ケースを用いた場合、製品キャリアーを1〜3個ずつポリ袋に入れており、これらを段ボール箱から出し入れするため、作業性が悪く、しかも搬送中における中身の安全性が確保できないという問題点がある。また、上記した搬送用ケースは、組立加工工程に搬送されると、クリーンルーム内で梱包を解かれるが、特にエアーキャップに静電気でゴミが付着しているため、このゴミがクリーンルーム内に飛散するという問題点もあった。
【0006】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、充填及び取出しの作業性が向上し、作業環境面や中身の保護機能面にも優れたサスペンションブランク搬送用ケースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、2本のピンを立設した受板の上に所定枚数のサスペンションブランクをその治具孔を前記ピンを通すことで積み重ねた状態とし、前記ピンに合致する2つの貫通孔を有する蓋板を最上部に挿入することで製品キャリアーを形成し、その製品キャリアーを複数個収納するサスペンションブランク搬送用ケースにおいて、プラスチック製段ボール箱からなる外装箱と、製品キャリアーをその受板の部分で収納して一列に並べるための複数の凹部を備え、長辺側にそれぞれ設けた張出部分を折り返し状態で固定した構造のトレー体と、トレー体に並べた製品キャリアーの上部に突出する複数のピンにそれぞれ挿入可能な複数の孔を有する倒れ防止パーツとを具備したことを特徴としている。
【0008】
そして、トレー体を真空成形品で形成することが好ましく、さらには倒れ防止パーツをも真空成形品で形成することが好ましいものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0010】
図4は本発明に係るサスペンションブランク搬送用ケースの一例を示すもので、各構成部材を離間状態で示す斜視図である。
【0011】
同図に示されるように、この搬送用ケースは、身部分10とそれに被せるための蓋部分20とからなる汎用のプラスチック製段ボール箱を外装箱とし、その中に収納するトレー体30と倒れ防止パーツ40とを備えている。
【0012】
トレー体30は、プラスチックの真空成形品からなるもので、外装箱の身部分10にピッタリと入るサイズに形成されている。そして、図5に示すように、製品キャリアーCをその受板5の部分で収納して一列に並べるための6個の凹部31を備え、長辺側にそれぞれ設けた張出部分32を折り返し状態で固定した構造をしている。すなわち、張出部分32の端縁5箇所に矢印形状の係止部分を突設しておき、凹部31を区画する仕切り部分33に設けた孔に裏側からその係止部分の先端34を差し込むことで張出部分32を折返し状態で固定している。また、短辺側には、それぞれ両端に凸部35を設けてあり、トレー体30を外装箱の身部分10に入れた状態で、凸部35の間に手を入れるための隙間が形成されるようにしてある。また、凹部31の底には補強用のために適宜形状のリブを形成している。
【0013】
倒れ防止パーツ40は、同じくプラスチックの真空成形品からなるもので、これも外装箱の身部分10にピッタリと入るサイズに形成されている。そして、トレー体30に並べた製品キャリアーCの上部に突出する複数のピン4にそれぞれ挿入可能な複数の孔41を有している。これらの孔41は等間隔で設けてあるので、製品キャリアーCは同じ向きに並べる必要がある。また、短辺側には、それぞれ両端に凸部42を残して切欠部43が形成されている。また、図示の倒れ防止パーツ40では、補強用に長さ方向のリブを適宜形成している。
【0014】
このような構成をしたサスペンションブランク搬送用ケースに製品キャリアーを収納する手順は次のようである。まず、図5に示したように、トレー体30の凹部31に受板5の部分が入るようにして製品キャリアーCを嵌め込み、同様にして順次6個の製品キャリアーCを各凹部31に嵌め込むことにより図6に示す状態にする。次いで、トレー体30に並べた製品キャリアーCの上部に突出する複数のピン4が、複数の孔41にそれぞれ入るようにして図7に示す如く倒れ防止パーツ40をセットする。続いて、図7のようにセットしたものをポリ袋に入れてから、外装箱の身部分10に入れ、蓋部分20を被せて収納状態とする。この外装箱の身部分10に入れる際に、トレー体30には剛性があり、また短辺側に凹所があるので、この部分を手で持って作業をすることにより、撓むことなく簡単に身部分10に挿入することができる。
【0015】
上記の収納状態で組立加工工程に搬送する。この搬送時において、緩衝機能があるとともに、製品キャリアーCは倒れ防止パーツ40で動きを抑えられているので、外装箱の中で転倒することがない。なお、製品キャリアーCの数が少なくてもこの転倒防止機能は変わらない。
【0016】
組立加工工程に到着後、クリーンルーム内で梱包を解いた場合に、外装箱の身部分10から中身の短辺側をつかんで容易に取り出すことができる。また、トレー体30のみでの取扱いで可能であるため、製品キャリアーCをトレー体30にセットした状態でポリ袋に入れておけば、製品キャリアーCのクリーン度を保つことができる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、2本のピンを立設した受板の上に所定枚数のサスペンションブランクをその治具孔を前記ピンを通すことで積み重ねた状態とし、前記ピンに合致する2つの貫通孔を有する蓋板を最上部に挿入することで製品キャリアーを形成し、その製品キャリアーを複数個収納するサスペンションブランク搬送用ケースにおいて、プラスチック製段ボール箱からなる外装箱と、製品キャリアーをその受板の部分で収納して一列に並べるための複数の凹部を備え、長辺側にそれぞれ設けた張出部分を折り返し状態で固定した構造のトレー体と、トレー体に並べた製品キャリアーの上部に突出する複数のピンにそれぞれ挿入可能な複数の孔を有する倒れ防止パーツとを具備した構成としたので、剛性のあるトレー体に載った状態で外装箱への出し入れができることから、充填及び取出しの作業性が向上する。しかも、製品キャリアーは倒れ防止パーツで動きを抑えられるので、搬送中における中身の保護機能面にも優れている。また、トレー体にセットした状態で密閉することにより、中身のクリーン度を保つことができ、またエアーキャップを使用した場合のようなゴミの発生がないので作業環境面にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】サスペンションブランクの一例を示す斜視図である。
【図2】製品キャリアーを形成する様子を示す斜視図である。
【図3】製品キャリアーの斜視図である。
【図4】本発明に係るサスペンションブランク搬送用ケースをその各構成部材を離間状態で示す斜視図である。
【図5】トレー体に製品キャリアーをセットする様子を示す斜視図である。
【図6】トレー体に製品キャリアーをセットした状態を示す斜視図である。
【図7】トレー体にセットした製品キャリアーに倒れ防止パーツをセットした状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
B サスペンションブランク
C 製品キャリアー
1 治具孔
2 フレーム
3 サスペンション
4 ピン
5 受板
6 孔
7 蓋板
8 輪ゴム
10 身部分
20 蓋部分
30 トレー体
31 凹部
32 張出部分
33 仕切り部分
34 先端
35 凸部
40 倒れ防止パーツ
41 孔
42 凸部
43 切欠部
Claims (3)
- 2本のピンを立設した受板の上に所定枚数のサスペンションブランクをその治具孔を前記ピンを通すことで積み重ねた状態とし、前記ピンに合致する2つの貫通孔を有する蓋板を最上部に挿入することで製品キャリアーを形成し、その製品キャリアーを複数個収納するサスペンションブランク搬送用ケースにおいて、プラスチック製段ボール箱からなる外装箱と、製品キャリアーをその受板の部分で収納して一列に並べるための複数の凹部を備え、長辺側にそれぞれ設けた張出部分を折り返し状態で固定した構造のトレー体と、トレー体に並べた製品キャリアーの上部に突出する複数のピンにそれぞれ挿入可能な複数の孔を有する倒れ防止パーツとを具備したことを特徴とするサスペンションブランク搬送用ケース。
- トレー体を真空成形品で形成した請求項1に記載のサスペンションブランク搬送用ケース。
- 倒れ防止パーツを真空成形品で形成した請求項1又は2に記載のサスペンションブランク搬送用ケース。
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