JP4347954B2 - 超音波撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波撮像装置に関し、特に、撮像対象内の3次元領域を超音波ビーム(beam)により音線順次で走査して投影像を撮像する超音波撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
撮像対象内の3次元領域を超音波ビームにより音線順次で走査(スキャン:scan)して投影像を撮像する装置は、特開平9−243342号公報により公知である。この装置は、超音波プローブ(probe)をスキャン面に垂直な方向に移動させながら撮像対象内を逐次超音波撮像し、得られた断層像の画像データを音線方向に投影して1スライス当たり1ライン(line)の画像を形成し、このライン画像を形成順に平行に並べて投影像を形成するようにしたものである。
【0003】
ライン画像を、例えばBモード(mode)画像の最小値投影(Minimum Intensity Projection)、または、パワードップラ(power Doppler)画像ないしカラードップラ(color Doppler)画像の最大値投影(Maximum Intensity Projection)によって形成することにより、血流ないし血管を超音波プローブ側から眺めた投影画像が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
血管の造影撮像を行う場合、微小気泡(マイクロバブル:microbubble)を主体とする超音波造影剤を注入し、その特有のエコー特性を利用して撮像を行うが、マイクロバブルは超音波によって破壊され易いという性質があるので、1度スキャンしたところは再度スキャンしても十分なエコーを生じない。このため、適切な投影像が得られないことが多いという問題があった。
【0005】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、超音波造影剤を用いた投影撮像を効果的に行う超音波撮像装置を実現することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)上記の課題を解決するための第1の観点での発明は、撮像対象内のスライス領域を超音波により音線順次で走査してエコーを受信しながら前記スライス領域をその厚み方向に移動させる超音波送受信手段と、前記受信したエコーに基づいて前記スライス領域の断層像を形成する断層像形成手段と、前記断層像の画像データを前記スライス領域の厚みに垂直な方向に投影して前記スライス領域についてのライン画像を形成するライン画像形成手段と、前記ライン画像をその形成順に平行に並べて投影像を形成する投影像形成手段とを有する超音波撮像装置であって、前記超音波送受信手段に前記スライス領域の移動を実質的に前記スライス領域の厚みに相当する距離ずつ順次に行わせる制御手段を具備することを特徴とする超音波撮像装置である。
【0007】
(2)上記の課題を解決するための第2の観点での発明は、撮像対象内のスライス領域を超音波により音線順次で走査してエコーを受信しながら前記スライス領域をその厚み方向に移動させる超音波送受信手段と、前記受信したエコーに基づいて前記スライス領域の断層像を形成する断層像形成手段と、前記断層像の画像データを前記スライス領域の厚みに垂直な方向に投影して前記スライス領域についてのライン画像を形成するライン画像形成手段と、前記ライン画像をその形成順に平行に並べて投影像を形成する投影像形成手段とを有する超音波撮像装置であって、前記スライス領域の移動量を検出する移動量検出手段と、前記検出した移動量が実質的に前記スライス領域の厚みに相当する値になるたびに前記超音波送受信手段に前記音線順次の走査を行わせる制御手段とを具備することを特徴とする超音波撮像装置である。
【0008】
(3)上記の課題を解決するための第3の観点での発明は、前記制御手段は前記検出した移動量が実質的に前記スライス領域の厚みに相当する値になるまでは強度を減じた超音波による音線順次の走査を前記超音波送受信手段に行わせることを特徴とする請求項2に記載の超音波撮像装置である。
【0009】
(4)上記の課題を解決するための第4の観点での発明は、前記移動量検出手段は前記強度を減じた超音波に対応するエコー受信信号に基づき前記断層像形成手段が互いに異なる時期においてそれぞれ形成した複数の断層像の相互相関に基づいて前記スライス領域の移動量を検出することを特徴とする請求項3に記載の超音波撮像装置である。
【0010】
(5)上記の課題を解決するための第5の観点での発明は、前記強度を減じた超音波は前記撮像対象内に注入された超音波造影剤を実質的に破壊しない程度の強度を持つことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の超音波撮像装置である。
【0011】
(6)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、撮像対象内のスライス領域を超音波により音線順次で走査してエコーを受信しながら前記スライス領域をその厚み方向に移動させ、前記受信したエコーに基づいて前記スライス領域の断層像を形成し、前記断層像の画像データを前記スライス領域の厚みに垂直な方向に投影して前記スライス領域についてのライン画像を形成し、前記ライン画像をその形成順に平行に並べて投影像を形成する超音波撮像方法であって、前記スライス領域の移動を実質的に前記スライス領域の厚みに相当する距離ずつ順次に行うことを特徴とする超音波撮像方法である。
【0012】
(7)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、撮像対象内のスライス領域を超音波により音線順次で走査してエコーを受信しながら前記スライス領域をその厚み方向に移動させ、前記受信したエコーに基づいて前記スライス領域の断層像を形成し、前記断層像の画像データを前記スライス領域の厚みに垂直な方向に投影して前記スライス領域についてのライン画像を形成し、前記ライン画像をその形成順に平行に並べて投影像を形成する超音波撮像方法であって、前記スライス領域の移動量を検出し、前記検出した移動量が実質的に前記スライス領域の厚みに相当する値になるたびに前記音線順次の走査を行うことを特徴とする超音波撮像方法である。
【0013】
(8)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、前記検出した移動量が実質的に前記スライス領域の厚みに相当する値になるまでは強度を減じた超音波による音線順次の走査を行うことを特徴とする(7)に記載の超音波撮像方法である。
【0014】
(9)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、前記強度を減じた超音波に対応するエコー受信信号に基づき互いに異なる時期においてそれぞれ形成した複数の断層像の相互相関に基づいて前記スライス領域の移動量を検出することを特徴とする(8)に記載の超音波撮像方法である。
【0015】
(10)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、前記強度を減じた超音波は前記撮像対象内に注入された超音波造影剤を実質的に破壊しない程度の強度を持つことを特徴とする(8)または(9)に記載の超音波撮像方法である。
【0016】
(作用)
本発明では、スライス領域の移動を実質的にスライス領域の厚みに相当する距離ずつ順次に行う。あるいは、スライス領域の移動量が実質的にスライス領域の厚みに相当する距離になるたびに投影像撮像用の超音波ビームの走査を行う。これによって常に未スキャン領域がスキャンされ、超音波造影剤から十分なエコーを得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態に限定されるものではない。図1に、超音波撮像装置のブロック(block)図を示す。本装置は本発明の超音波撮像装置の実施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例が示される。
【0018】
本装置の構成を説明する。同図に示すように、本装置は超音波プローブ2を有する。超音波プローブ2は、撮像対象100に当接されて超音波の送受波に使用される。撮像対象100は、血管に超音波造影剤110が注入されている。超音波造影剤110は例えばマイクロバブル等を主体とする造影剤である。以下、超音波造影剤を単に造影剤という。
【0019】
超音波プローブ2は、図示しない超音波トランスデューサアレイ(transducer array)を有する。超音波トランスデューサアレイは複数の超音波トランスデューサで構成される。個々の超音波トランスデューサは、例えばPZT(チタン(Ti)酸ジルコン(Zr)酸鉛(Pb))セラミックス(ceramics)等の圧電材料で構成される。
【0020】
超音波プローブ2は送受信部6に接続されている。送受信部6は、超音波プローブ2の超音波トランスデューサアレイを駆動して超音波ビームを送信し、また、超音波トランスデューサアレイが受波したエコー(echo)を受信する。
【0021】
送受信部6のブロック図を図2に示す。同図に示すように、送受信部6は信号発生ユニット602を有する。信号発生ユニット602は、パルス(pulse)信号を所定の周期で繰り返し発生して送波ビームフォーマ604に入力する。送波ビームフォーマ604は入力信号に基づいて送波ビームフォーミング信号を出力する。送波ビームフォーミング信号は、超音波トランスデューサアレイにおいて送信アパーチャ(aperture)を構成する複数の超音波トランスデューサに与える複数のパルス信号であり、個々のパルス信号には超音波ビームの方位および焦点に対応した遅延時間が付与される。以下、送信アパーチャを送波アパーチャという。
【0022】
送波ビームフォーマ604の出力信号は送受切換ユニット608を通じて送波アパーチャを構成する複数の超音波トランスデューサに駆動信号として与えられる。駆動信号が与えられた複数の超音波トランスデューサはそれぞれ超音波を発生し、それら超音波の波面合成により所定の方位への送波超音波ビームが形成される。送波超音波ビームは所定の距離に設定された焦点に収束する。
【0023】
送波超音波のエコーが、超音波プローブ2の受信アパーチャを構成する複数の超音波トランスデューサでそれぞれ受波される。以下、受信アパーチャを受波アパーチャという。複数の超音波トランスデューサが受波した複数のエコー受波信号は、送受切換ユニット608を通じて受波ビームフォーマ610に入力される。受波ビームフォーマ610は、エコー受信音線の方位およびエコー受信の焦点に対応した遅延を個々のエコー受波信号に付与して加算し、所定の音線および焦点に合致したエコー受信信号を形成する。
【0024】
エコー受信信号はフィルタ612によってフィルタリングされ、所定の周波数成分が抽出される。所定の周波数成分とは、例えば、送波超音波の基本周波数の2倍の周波数を持つ成分すなわち第2高調波成分である。これによって、造影剤110に特有のエコー信号が抽出される。
【0025】
なお、フィルタ612が抽出する周波数成分は第2高調波に限るものではなく、3次以上の高調波成分、または、基本周波数より周波数が低いサブハーモニクス成分、あるいは、いわゆる誘発音響放射(sAE:stimulated acoustic emission)成分等、マイクロバブルに特有のエコー成分を抽出するものであって良い。
【0026】
送波ビームフォーマ604は、送波超音波ビームの方位を順次切り換えることにより音線順次の走査を行う。受波ビームフォーマ610は、受波音線の方位を順次切り換えることにより音線順次の受波の走査を行う。これにより、送受信部6は例えば図3に示すような走査を行う。すなわち、放射点200からz方向に延びる超音波ビーム202が扇状の2次元領域206をθ方向に走査し、いわゆるセクタスキャン(sector scan)を行う。2次元領域206は、本発明におけるスライス領域の実施の形態の一例である。
【0027】
送波および受波のアパーチャを超音波トランスデューサアレイの一部を用いて形成するときは、このアパーチャをアレイに沿って順次移動させることにより、例えば図4に示すような走査を行うことができる。すなわち、放射点200からz方向に発する超音波ビーム202が直線的な軌跡204上を移動することにより、矩形状の2次元領域206がx方向に走査され、いわゆるリニアスキャン(linear scan)が行われる。
【0028】
なお、超音波トランスデューサアレイが、超音波送波方向に張り出した円弧に沿って形成されたいわゆるコンベックスアレイ(convex array)である場合は、リニアスキャンと同様な信号操作により、例えば図5に示すように、超音波ビーム202の放射点200が円弧状の軌跡204上を移動して扇面状の2次元領域206がθ方向に走査され、いわゆるコンベックススキャンが行えるのはいうまでもない。
【0029】
超音波ビーム202は、これをθ方向(またはx方向、以下、θ方向で代表する)に見たとき、例えば図6に示すような厚みを持っている。超音波ビーム202の厚みは焦点220付近で最も小さくなっており、この部分の厚みtがスライスの実質的な厚みとなる。スライス厚tは、超音波ビーム202の収束度によって定まる。超音波ビーム202の収束度は超音波プローブ2の前面に設けた音響レンズ(lens)等によって定まるので、スライス厚tは既知の値となる。
【0030】
超音波プローブ2はアクチュエータ(actuator)8に連結されている。アクチュエータ8は、超音波プローブ2をθ走査方向とは直交する方向に移動させるようになっている。この方向をφ方向という。すなわち、アクチュエータ8はφ走査を行うものである。
【0031】
φ走査は、例えば図7に示すように、超音波プローブ2をθ走査と直交する方向に平行移動させることによって行われる。これによって撮像対象100の内部の3次元領域302が走査される。φ走査は、この他に、例えば図8に示すように、超音波プローブ2をφ方向に揺動させることによって行うようにしても良い。揺動の中心軸は、中心軸300で示すように、θ走査の音線の発散点208を通るようにするのがθ走査とφ走査の角度の原点を一致させる点で好ましい。なお、φ走査は、必ずしもアクチュエータ8によらず、操作者が手動で行うようにしても良い。以上の、超音波プローブ2、送受信部6およびアクチュエータ8からなる部分は、本発明における超音波送受信手段の実施の形態の一例である。
【0032】
送受信部6はBモード処理部10に接続されている。送受信部6から出力される音線ごとのエコー受信信号がBモード処理部10に入力される。Bモード処理部10は、図9に示すように対数増幅回路102と包絡線検波回路104を備えている。Bモード処理部10は、対数増幅回路102でエコー受信信号を対数増幅し、包絡線検波回路104で包絡線検波し、音線上の造影剤110が生じるエコーの強度を表す信号、すなわちAスコープ(scope)信号を得て、このAスコープ信号の各瞬時の振幅をそれぞれ輝度値として、造影剤110に関するBモード画像データを形成する。
【0033】
Bモード処理部10は画像処理部14に接続されている。画像処理部14は、Bモード処理部10から入力されるデータに基づいてBモード画像を形成する。また、後述するように、Bモード画像に基づいてライン画像を形成し、ライン画像に基づいて投影像を形成する。
【0034】
画像処理部14は、図9に示すように、バス(bus)140によって接続された音線データメモリ(data memory)142、ディジタル・スキャンコンバータ(DSC:digital scan converter)144、画像メモリ146および画像処理プロセッサ(processor)148を備えている。
【0035】
Bモード処理部10から音線ごとに入力されたBモード画像データは音線データメモリ142に記憶される。撮像対象100の走査が複数スライスについて順次に行われることにより、音線データメモリ142には複数スライスの画像データがそれぞれ記憶される。これによって、音線データメモリ142内に音線データ空間が構成される。以下、音線データメモリ142に記憶されたスライスごとの画像データを音線データフレーム(data frame)という。
【0036】
DSC144は、走査変換により音線データ空間のデータを物理空間のデータに変換するものである。これによって、音線データ空間の画像データが物理空間の画像データに変換される。DSC144によって変換された画像データが画像メモリ146に記憶される。すなわち、画像メモリ146は物理空間の画像データを記憶する。
【0037】
画像処理プロセッサ148は、音線データメモリ142および画像メモリ146のデータについて所定のデータ処理を行うものである。画像処理プロセッサ148は、例えばコンピュータ(computer)等を用いて構成される。画像処理プロセッサ148のデータ処理には投影像を形成するためのデータ処理が含まれる。このデータ処理については後にあらためて説明する。
【0038】
画像処理部14には表示部16が接続されている。表示部16は画像処理部14から画像信号が与えられ、それに基づいて画像を表示する。表示部16は例えばグラフィック・ディスプレー(graphic display)等を用いて構成される。
【0039】
以上の送受信部6、アクチュエータ8、Bモード処理部10、画像処理部14および表示部16は制御部18に接続されている。制御部18は、それら各部に制御信号を与えてその動作を制御する。制御部18には、また、被制御の各部から例えば報知信号等各種の信号が入力される。制御部18による制御の下で超音波撮像が実行される。制御部18は、本発明における制御手段の実施の形態の一例である。
【0040】
制御部18は、送受信部6およびアクチュエータ8を制御することにより、θ走査とφ走査を協調して行わせ、θ走査の1スキャンごとにφ走査を1ピッチ(pitch)進めるようになっている。φ走査の1ピッチは、スライス厚tに等しい。このようなφ走査により、撮像対象100内で隣り合う複数のスライスが重複せずに順番に走査される。
【0041】
制御部18には操作部20が接続されている。操作部20は操作者によって操作され、制御部18に所望の指令や情報を入力するようになっている。操作部20は、例えばキーボード(keyboard)やその他の操作具を備えた操作パネル(panel)で構成される。
【0042】
図11に、投影像形成に関わる画像処理プロセッサ148のブロック図を示す。同図に示すように、画像処理プロセッサ148は、断層像形成ユニット(unit)482、ライン画像形成ユニット484および投影像形成ユニット486を有する。これら各ユニットは、例えばコンピュータプログラム(computer program)等によって実現される。
【0043】
断層像形成ユニット482は、本発明における断層像形成手段の実施の形態の一例である。ライン画像形成ユニット484は、本発明におけるライン画像形成手段の実施の形態の一例である。投影像形成ユニット486は、本発明における投影像形成手段の実施の形態の一例である。
【0044】
断層像形成ユニット482はDSC144の機能を含んでおり、音線データメモリ142から読み出した音線データに基づいて、造影剤110の断層像すなわちBモード画像を形成する。このBモード画像から、ライン画像形成ユニット484がライン画像を形成する。ライン画像の形成を図12によって説明する。
【0045】
θ走査によって例えば図12に示すような断層像90iが得られたとし、この断層像90iに血管断面像92iが含まれるとする。血管断面像92iは、造影剤110のエコーによるもので信号強度の強い部分となる。
【0046】
ライン画像形成ユニット484は、断層像90iの画像データについてz方向への最大値投影を行い、ライン画像93iを求める。ライン画像93iは、投影面940にける1次元画像となる。
【0047】
次のスライスの断層像90jが得られたときも、同様にしてライン画像93jを求める。以下同様に、引き続く断層像90k,…が得られるたびに、z方向の最大値投影によるライン画像93k,…を逐次求める。
【0048】
投影像形成ユニット486は、これらライン画像93i,j,k,…をスキャンの順番に平行に並べて投影像を形成する。形成された投影像は血管920の像を投影面940に投影した画像となり、例えば図13に示すように、血管920の走行状態を超音波プローブ2側から見た像となる。
【0049】
なお、画像データの投影は、スライス面上に設定した適宜の関心領域に属する画像データのみについて行うようにしても良い。これは、例えば体内の所望の深さ範囲に位置する血管のみを投影する点で好ましい。
【0050】
本装置の動作について説明する。操作者はアクチュエータ8に連結された超音波プローブ2を撮像対象100の所望の箇所に位置決めし、操作部20を操作して撮像を行わせる。以下、制御部18による制御の下で、撮像が遂行される。
【0051】
送受信部6は超音波プローブ2を通じて音線順次で撮像対象100の内部をθ走査して逐一そのエコーを受信する。Bモード処理部10はエコー受信信号に基づいてBモード画像データを音線ごとに求める。
【0052】
画像処理部14は、Bモード処理部10から入力される音線ごとのBモード画像データを音線データメモリ142に記憶する。φ走査の進行につれて、例えば図14に概念的に示すように、3次元領域302の複数のスライス900〜910が順次に走査され、それらの画像データを記憶した複数の音線データフレームが順次音線データメモリ142内に形成される。3次元領域302には血管920が含まれる。血管920中には造影剤110が存在する。
【0053】
このような音線データに基づいて、断層像形成ユニット482が複数のスライス900〜910の断層像を形成する。複数の断層像に基づいて、ライン画像形成ユニット484がライン画像を形成し、それに基づいて投影像形成ユニット486が投影像を形成する。
【0054】
このような投影像を表示部16に表示することにより、表示画面には例えば図15に示すように、超音波プローブ2のφ走査の進行につれて、画面の上から下に向けて血管920の走行状態が次第に写し出されて行く。
【0055】
φ走査が画面の表示範囲に相当する範囲を越えた後は、図16に示すように表示画像が上方にスクロールされ、新たな画像が画面の下端から出現するとともに、画面の上端から旧い画像が退出して行く。
【0056】
ここで、θ走査とφ走査を協調して行わせ、撮像対象100内で重複せずに隣り合う複数のスライスを順番にスキャンするようにしているので、各スライスはいずれも初めてスキャンされるものとなる。したがって、いずれのスライスにおいても造影剤110から十分なエコーを得ることができる。これによって、造影剤を用いた投影撮像を適切に行うことができる。
【0057】
図17に、超音波撮像装置のブロック図を示す。本装置は、本発明の超音波撮像装置の実施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例が示される。
【0058】
図17において、図1に示したものと同様の部分は同一の符号を付して説明を省略する。本装置では、アクチュエータ8が超音波プローブ2のφ走査を連続的に行うようになっている。φ走査の速度は一定である必要はない。アクチュエータ8は移動距離検出器82を備えている。移動距離検出器82は、本発明における移動量検出手段の実施の形態の一例である。移動距離検出器82は、アクチュエータ8による超音波プローブ2のφ走査の移動距離を検出して制御部18に報知する。
【0059】
制御部18は、移動距離検出器82が検出した超音波プローブ2のφ走査の移動距離がスライス厚tに相当する距離になるたびに送受信部6にθ走査を行わせる。これによって、撮像対象100内で重複せずに隣り合う複数のスライスを順番にスキャンすることができ、図1に示した装置と同様に、造影剤を用いた投影撮像を効果的に行うことができる。
【0060】
図18に、超音波撮像装置のブロック図を示す。本装置は、本発明の超音波撮像装置の実施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例が示される。
【0061】
図18において、図1に示したものと同様の部分は同一の符号を付して説明を省略する。本装置でも、アクチュエータ8が超音波プローブ2のφ走査を連続的に行う。φ走査の速度は一定である必要はない。
【0062】
本装置では、さらに、制御部18により送受信部6の送波超音波の強度を強弱の2段階に切り換えるようにしている。弱い送波超音波は造影剤110を実質的に破壊しない程度のものである。制御部18は、強い超音波によるスキャンを1回行わせた後は、しばらく弱い超音波によるスキャンを行わせ、後述する条件が成立する状態になったときに再び強い超音波によるスキャンを行わせるという動作を繰り返す。
【0063】
本装置では、画像処理部14の画像処理プロセッサ148は、図19に示すような構成を有する。同図に示す構成は、相互相関演算ユニット488以外は図11に示したものと同様である。相互相関演算ユニット488は、例えばコンピュータプログラム等により実現される。
【0064】
ここでは、ライン画像形成ユニット484は、強い送波超音波でスキャンしたときの断層像に基づいてライン画像を形成するようにしている。なお、送波超音波の強弱は制御部18から通知される。
【0065】
相互相関演算ユニット488には、断層像形成ユニット482から断層像が入力される。相互相関演算ユニット488は、弱い超音波で撮像した複数の断層像について相互相関演算を行い、その結果を制御部18に報知する。なお、送波超音波の強弱は制御部18から通知される。
【0066】
φ走査の進行に伴う相互相関演算ユニット488の相互相関演算の概念図を図20に示す。同図に示すように、スライスSaを強い送波超音波でスキャンしたとすると、次回のスキャンは弱い送波超音波でスキャンする。これにより、スライスSaからφ方向に少しずれたスライスSbが弱い送波超音波でスキャンされる。スライスSbはスライスSaと重複する部分が多く、そこでは血管920中の造影剤110が前回の強い送波超音波によって破壊されあらかた消滅している。このようなスライスSbの断層像が相互相関演算ユニット488に先ず入力される。
【0067】
次のスキャンも弱い送波超音波で行われる。このとき、スライスSbからφ方向に少しずれたスライスScがスキャンされる。このスライスScの断層像が相互相関演算ユニット488に入力される。
【0068】
相互相関演算ユニット488は、スライスSbの断層像に対するスライスScの断層像の相互相関を求める。スライスScはスライスSbと重複する部分が多いので2つの断層像については高い相関が得られる。
【0069】
その次のスキャンも弱い送波超音波で行われる。これにより、スライスScからφ方向に少しずれた図示しないスライスSdがスキャンされる。このスライスSdの断層像が相互相関演算ユニット488に入力される。
【0070】
相互相関演算ユニット488は、スライスSbの断層像に対するスライスSdの断層像の相互相関を求める。スライスSdはスライスSbと重複する部分がまだ多いので比較的高い相関が得られる。この繰り返しにより、スライスSbの断層像と順次に得られる各断層像との相互相関を求めて行く。
【0071】
やがて、φ方向の移動距離がスライス厚tに相当する距離になり、スライスSjの断層像との相互相関が求められる。スライスSjでは造影剤110は大部分が実質的に未破壊である。このためスライスSjの断層像はスライスSbの断層像との相関が極めて低くなる。
【0072】
制御部18は各回の相関演算結果を監視しており、相関値が所定の閾値を割り込んだことをもって、φ走査の移動距離がスライス厚t相当の距離に達したとする。相互相関演算ユニット488および制御部18からなる部分は、本発明における移動量検出手段の実施の形態の一例である。
【0073】
この状態になったとき、制御部18はその次のスキャンを強い送波超音波で行わせる。これによりスライスSjからφ方向に少しずれたスライスSkが強い送波超音波でスキャンされる。スライスSkでは造影剤110が未破壊の状態で存在するので、強い送波超音波により適正な造影撮像を行うことができる。
【0074】
スライスSkの断層像に基づきライン画像形成ユニット484がライン画像を形成し、投影像形成ユニット486がこのライン画像をスライスSaについてのライン画像と並べて投影像を形成する。以上の動作の繰り返しにより撮像を遂行する。投影像は造影剤110が確実に存在するスライスの断層像に基づいて形成されるので、品質の良い投影像を得ることができる。
【0075】
以上、超音波プローブを機械的に変位させて3次元領域をスキャンする例について説明したが、3次元領域のスキャンはそれに限るものではなく、例えば超音波トランスデューサの2次元アレイを備えた超音波プローブにより、電子的に行うようにしても良いのはもちろんである。
【0076】
また、断層像をz方向に投影した投影像を形成する例で説明したが、投影方向はθないしx方向としても良く、要するにスライスの厚みに垂直な方向であって良い。
【0077】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、超音波造影剤を用いた投影撮像を効果的に行う超音波撮像装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図である。
【図2】図1に示した装置の送受信部のブロック図である。
【図3】図2に示した送受信部による音線走査の概念図である。
【図4】図2に示した送受信部による音線走査の概念図である。
【図5】図2に示した送受信部による音線走査の概念図である。
【図6】超音波ビームの概念図である。
【図7】図1に示した装置によるφ走査の概念図である。
【図8】図1に示した装置によるφ走査の概念図である。
【図9】図1に示した装置のBモード処理部のブロック図である。
【図10】図1に示した装置の画像処理部のブロック図である。
【図11】図10に示した画像処理プロセッサのブロック図である。
【図12】図11に示したライン画像形成ユニットによるライン画像形成の概念図である。
【図13】図11に示した投影像形成ユニットによる投影像形成の概念図である。
【図14】図1に示した装置による複数スライス走査の概念図である。
【図15】図1に示した装置による投影像表示の概念図である。
【図16】図1に示した装置による投影像表示の概念図である。
【図17】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図である。
【図18】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図である。
【図19】図18に示した装置における画像処理プロセッサのブロック図である。
【図20】図18に示した装置によるφ走査の概念図である。
【符号の説明】
2 超音波プローブ
6 送受信部
8 アクチュエータ
10 Bモード処理部
14 画像処理部
16 表示部
18 制御部
20 操作部
100 撮像対象
140 バス
142 音線データメモリ
144 DSC
146 画像メモリ
148 画像処理プロセッサ
482 断層像形成ユニット
484 ライン画像形成ユニット
486 投影像形成ユニット
488 相互相関演算ユニット
Claims (4)
- 造影剤が注入された撮像対象に対して超音波プローブから送波される超音波ビームを2次元領域上で走査して断層像を形成するとともに前記超音波プローブを徐々に動かして前記断層像の厚み方向において位置が異なる複数の断層像を形成することにより、前記超音波ビームの3次元領域の走査を実行する超音波撮像装置であって、
前記超音波プローブは、前記造影剤のバブルを破壊する強度が大きい超音波ビームと前記造影剤のバブルを破壊しない強度が小さい超音波ビームとを送波し、
前記撮像対象から受信したエコーに基づいて前記2次元領域の断層像を形成する断層像形成手段と、
前記強度が小さい超音波ビームを送波して形成された2つの断層像について相互相関演算を行う演算手段と、
前記強度が大きい超音波ビームを送波して形成された断層像の画像データを一定方向に投影して前記断層像についてのライン画像を形成するライン画像形成手段と、
前記ライン画像をその形成順に平行に並べて投影像を形成する投影像形成手段と、
前記強度が大きい超音波ビームを送波して断層像を形成する次に、前記強度が小さい超音波ビームを送波して第1の断層像を形成し、前記超音波プローブを動かして、前記強度が小さい超音波ビームを送波して第2の断層像を形成し、第1及び第2の断層像について相互相関演算を行った結果、所定値以下の相関であった場合には、前記超音波プローブを動かした位置で前記強度が大きい超音波ビームを送波して断層像を形成し、所定値を超える相関であった場合には、さらに前記超音波プローブを動かして、前記強度が小さい超音波ビームを送波して第3の断層像を形成し、第1及び第3の断層像について相互相関演算を行う、ことを繰り返す制御手段とを具備することを特徴とする超音波撮像装置。 - 請求項1に記載の超音波撮像装置において、
前記超音波ビームが走査される2次元領域は、セクタ超音波プローブのセクタスキャンによるもの、リニアアレイ超音波プローブのリニアスキャンによるもの、又は、コンベックスアレイ超音波プローブのリニアスキャンによるものであることを特徴とする超音波撮像装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の超音波撮像装置において、
前記超音波ビームが走査される3次元領域は、前記超音波プローブを前記断層像の厚み方向に平行に動かすことによるもの、又は、前記超音波プローブを前記2次元領域の走査方向を回転軸として揺動させることによるものであることを特徴とする超音波撮像装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の超音波撮像装置において、
前記超音波プローブを動かすアクチュエータを具備することを特徴とする超音波撮像装置。
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