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JP4344598B2 - チューインガムの除去剤およびチューインガムの除去方法 - Google Patents

チューインガムの除去剤およびチューインガムの除去方法 Download PDF

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本発明は、チューインガムの除去剤およびチューインガムの除去方法に関し、更に詳しくは、噛み終えて吐き出されたチューインガムが付着または固着されている被着物から、当該チューインガムを除去するために使用する除去剤、およびそのような除去剤を使用して行うチューインガムの除去方法に関する。
道路、駅のホーム・階段、床、鉄道車両(特に布製シート)、衣服などに付着したチューインガムの除去は困難であり、清掃作業員などに多大の労苦を負わせている。噛み終えて吐き出された直後のチューインガムは比較的簡単に剥離除去できるが、一定時間の経過により固化して被着物の表面に固着している場合には特に困難である。このような場合、へらなどで擦り落としても完全に除去するのは困難であり、無理やりに剥離除去しようとすると、被着物の表面を破損(例えば、塗装を同時に剥離)してしまう。
従来、このようなチューインガムの除去方法として、液化二酸化炭素(ドライアイス)や氷塊などによって冷却し、被着物への付着力を低下させて剥離除去する方法が行われている。しかし、この方法によっても、被着物表面の破損(例えば塗装の同時剥離)の問題を解決することはできない。また、被着物が、コンクリートなど多孔性の物質や布などの繊維からなる場合には、チューインガムが当該被着物の内部(空隙)まで浸透した状態で固化するので、完全に取り除くことは実質的に不可能である。
一方、被着物の表面に付着または固着しているチューインガム(固化しているガム)の除去剤として、有機溶剤を主成分とする除去剤が提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、有機溶剤を主成分とする除去剤では、チューインガムを確実に除去することができず、被着物の種類によっては、実質的に除去することが不可能な場合もあり、このため、更なる有効な除去剤の提供が望まれている。しかも、有機溶剤を主成分とする除去剤は、引火の可能性があり、作業者などの健康・安全に与える悪影響、環境に与える悪影響なども懸念される。更に、1995年のいわゆる地下鉄サリン事件以来、鉄道車両や駅構内において溶剤臭のある除去剤の使用は非常に嫌われる傾向がある。
特開平2−276897号公報
本発明は以上のような事情に基いてなされたものである。
本発明の目的は、被着物に付着または固着されているチューインガムを、溶解しまたは軟化させることにより、当該被着物から容易かつ確実に除去することができ、しかも、溶剤臭を発生させることのないチューインガムの除去剤を提供することにある。
本発明の他の目的は、被着物の種類(材質)に関わらず、これに付着または固着されているチューインガムを容易かつ確実に除去することができるチューインガムの除去剤を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、被着物の種類(材質)に関わらず、これに付着または固着されているチューインガムを容易かつ確実に除去することができ、しかも、これを実施する際に溶剤臭を発生させることがないチューインガムの除去方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、特定の構造を有する変性シリコーンが、ガムベースとの相溶性(ガムの溶解性・ガムへの浸透性・ガムの膨潤性)に優れているとともに、それ自体が溶剤臭を発生させないものであることを見出し、かかる知見に基いて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の除去剤は、噛み終えて吐き出されたチューインガムが付着または固着されている被着物から、当該チューインガムを除去するために使用する除去剤であって、〔A〕下記一般式(1)で示される変性シリコーン(以下、「変性シリコーン(A)」という。)を含有することを特徴とする。
Figure 0004344598
(式中、Rは、それぞれ独立して、同一または異なる、メチル基または炭素数6〜12のアルキル基を表す。但し、Rで表される基の少なくとも1個は炭素数6〜12のアルキル基である。xは0〜10の整数を表す。)
本発明の除去剤においては、下記の形態が好ましい。
(1)変性シリコーン(A)として、下記化学式(2)で示されるヘプタメチル−n−オクチルトリシロキサンを含有すること。
(2)界面活性剤および水を更に含有する水系組成物からなること。
(3)変性シリコーン(A)1〜20質量%、界面活性剤0.5〜70質量%および水10〜80質量%を含有すること。
Figure 0004344598
本発明の除去方法は、被着物に付着または固着されているチューインガムに、本発明の除去剤を接触させることにより、当該チューインガムを溶解しまたは軟化させる工程を含むことを特徴とする。
(1)本発明の除去剤によれば、これを構成する変性シリコーン(A)が、ガムベースとの相溶性(ガムの溶解性・ガムへの浸透性・ガムの膨潤性)に優れているため、被着物に付着または固着されているチューインガムを、溶解しまたは軟化させることができ、この結果、当該被着物から容易かつ確実(完全)に除去することができる。
(2)変性シリコーン(A)は、溶剤臭を発生させる物質ではなく、これを希釈するために有機溶剤を使用する必要もない。従って、変性シリコーン(A)から構成される本発明の除去剤は溶剤臭を発生させることがない。この結果、本発明の除去剤および除去方法は、作業者などの健康・安全および環境に悪影響を与えることはない。
(3)後述する実施例の結果からも明らかなように、本発明の除去剤(除去方法)によれば、被着物の種類(材質)に関わらず、これに付着または固着されているチューインガムを容易かつ確実に除去することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
<チューインガムの除去剤>
本発明のチューインガムの除去剤は、特定の構造を有する変性シリコーン(A)を含有する点に特徴がある。
ここに、変性シリコーン(A)を示す上記一般式(1)において、Rは、それぞれ独立して、メチル基または炭素数6〜12のアルキル基を表し、Rで表される基の各々は同一であってもよく、異なっていてもよい。但し、Rで表される基の少なくとも1個は炭素数6〜12のアルキル基である。xは0〜10の整数を表す。
炭素数6〜12のアルキル基を有することにより、この変性シリコーン(A)は、ガムベースとの相溶性(ガムの溶解性・ガムへの浸透性・ガムの膨潤性)に優れたものとなる。
Rで表される炭素数6〜12のアルキル基は、分岐鎖を有していてもよいが、有していない直鎖のアルキル基が好ましい。かかるアルキル基としては、n−ヘキシル基、n−オクチル基およびn−デシル基が好ましく、特にn−オクチル基が好ましい。
上記一般式(1)において、xは0〜10の整数であり、好ましくは4以下の整数、特に好ましくは1である。xのが小さいほど、ガムの溶解効果(ガムベースとの相溶性)が向上するからである。
また、上記一般式(1)において、分子中のRの総数(2x+6)の80%以上がメチル基であることが好ましく、そのような変性シリコーン(A)は、ガムの溶解効果(ガムベースとの相溶性)が特に優れたものとなる。
上記一般式(1)で示される変性シリコーン(A)のうち、上記化学式(2)で表されるヘプタメチル−n−オクチルトリシロキサンが特に好ましい。
このヘプタメチル−n−オクチルトリシロキサンは公知の物質であり、例えば、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチルトリシロキサンと、1−オクテンとを、白金触媒の存在下にヒドロシリル化反応させることにより製造することができる。
かかるヘプタメチル−n−オクチルトリシロキサンの市販品としては、「シルソフト034」(日本ユニカー株式会社製)を挙げることができる。
本発明の除去剤は、変性シリコーン(A)のみからなるものであってもよいが、変性シリコーン(A)と、他の成分との混合物(組成物)からなるものであってもよい。
他の成分を含有する本発明の除去剤において、変性シリコーン(A)の含有割合は特に限定されるものではないが、1質量%以上であることが好ましく、更に好ましくは1〜20質量%、特に好ましくは2〜10質量%とされる。
変性シリコーン(A)の含有割合が1質量%未満である場合には、ガムベースとの相溶性(ガムの溶解性・ガムへの浸透性・ガムの膨潤性)が不十分となる。
なお、20質量%を超える割合で変性シリコーン(A)を含有させても、含有割合に見合う溶解効果が十分に得られない(20質量%で十分である)反面、変性シリコーン(A)は比較的高価な物質であることから、経済的な観点からは20質量%以下であることが好ましい。
本発明の除去剤の必須成分である変性シリコーン(A)は、ガムベースとの相溶性(ガムの溶解性・ガムへの浸透性・ガムの膨潤性)に優れており、被着物に付着または固着されているチューインガムを溶解し、または、当該チューインガムの内部に浸透してこれを膨潤・軟化させることができ、この結果、当該チューインガムを当該被着物から容易かつ確実に除去することができる。
本発明の除去剤は、水系の組成物であることが好ましく、これにより、除去剤によって溶解され、または膨潤して軟化したものを水で洗い流すことが容易となる。
水系の組成物からなる本発明の除去剤には、界面活性剤が含有されていること(すなわち、変性シリコーン(A)、界面活性剤および水を更に含有すること。)が好ましい。
本発明の除去剤(水系の組成物)を構成する界面活性剤としては特に限定されるものではなく、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤および両性界面活性剤から一種または二種以上を選択して使用することができる。
本発明の除去剤を構成する「アニオン性界面活性剤」としては、脂肪酸石鹸、α−アシルスルフォン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルおよびアルキルナフタレンスルフォン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩およびN−長鎖アシルアミノ酸塩などを例示することができる。
本発明の除去剤を構成する「ノニオン性界面活性剤」としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、アルキルアリルポリオキシエチレンエーテル、アルキロールアミド、アルキルグリセリンエーテル型ポリオキシエチレンエーテル、プロピレングリコールエステルのポリオキシエチレンエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、グリセリンと脂肪酸のエステルのポリオキシエチレンエーテル、脂肪酸のソルビタンエステルのポリオキシエチレンエーテル、ソルビトールポリオキシエチレンの脂肪酸エステル、ショ糖エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミドおよびポリオキシエチレンアルキルアミンなどを例示することができる。
本発明の除去剤を構成する「カチオン性界面活性剤」としては、4級アルキルアンモニウム塩、4級アルキルアリールアンモニウム塩などを例示することができる。
本発明の除去剤を構成する「両性界面活性剤」としては、ベタイン型(カルボキシベタイン、スルホベタイン)、アミドベタイン型、アミノカルボン酸塩型およびイミダゾリン誘導体型などを例示することができる。
界面活性剤の例示化合物のうち、アルキルグリセリンエーテル型ポリオキシエチレンエーテルが好ましい。
変性シリコーン(A)、界面活性剤および水を含有する本発明の除去剤(水系の組成物)において、これらの含有割合〔変性シリコーン(A):界面活性剤:水(質量割合)〕としては、1〜20:0.5〜70:10〜80であることが好ましく、更に好ましくは2〜10:40〜60:20〜60とされる。
このような含有割合とすることにより、チューインガムの除去効果を十分に発揮することができるとともに、組成物としての安定性にも優れたものとなるので好ましい。
本発明の除去剤(水系の組成物)の製造方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、変性シリコーン(A)、界面活性剤および水の各々を50℃〜90℃に加熱し、これらを混合する方法;変性シリコーン(A)と界面活性剤とを混合後、この系を攪拌しながら水を徐々に添加する方法などを挙げることができる。
本発明の除去剤(水系の組成物)の形態も特に限定されるものではなく、例えば乳化物、分散液などとすることができる。
本発明の除去剤(水系の組成物)には、変性シリコーン(A)、界面活性剤および水の他に、本発明の効果を損なわない範囲で必要に応じて一般的な洗浄剤に配合される成分を配合してもよい。そのような成分としては、例えば溶剤、酸化防止剤、増粘剤、香料、色素、防腐剤および殺菌剤などを挙げることができる。なお、溶剤を配合する場合において、その配合量は、最終的に得られる除去剤(水系の組成物)が溶剤臭を発生させない範囲であることが必要である。
<チューインガムの除去方法>
本発明の除去方法は、被着物に付着または固着されているチューインガムに、本発明の除去剤を接触させることにより、当該チューインガムを溶解しまたは軟化させる工程を含む。
チューインガムに除去剤を接触させる方法としては、スプレーしたり、滴下したりして直接的に接触させてもよいし、除去剤をしみ込ませた布やスポンジなどをチューインガムに当接してもよい。
本発明の除去剤が接触したチューインガムは、当該除去剤により溶解され、または当該除去剤が内部に浸透することにより膨潤して軟化し、被着物に対する付着力は格段に低下する。この状態において、布、スポンジまたはブラシなどで擦ることにより、被着物の表面を破損することなく、当該被着物からチューインガムを容易に除去することができる。また、これに続いて、水洗いすることにより、被着物の表面をより完璧に清浄にすることができる。その場合、洗剤を用いてもよい。
以下、実施例を用いて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
<実施例1>
変性シリコーン(A)として、ヘプタメチル−n−オクチルトリシロキサン「シルソフト034」(日本ユニカー株式会社製)5質量部と、界面活性剤として、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル「アデカトールLB−93」(旭電化工業株式会社製)55質量部と、精製水40質量部とをそれぞれ80℃に加熱し、これらを均一に攪拌混合した。この混合物(組成物)を25℃まで冷却することにより、水系の液状組成物からなる本発明の除去剤を得た。得られた除去剤は、半透明で溶剤臭のないものであった。
<比較例1>
ヘプタメチル−n−オクチルトリシロキサンに代えて、ジメチルポリシロサン〔粘度=100mm2 /s(25℃)〕5質量部を用いたこと以外は実施例1と同様の方法により均一な液状組成物からなる比較用の除去剤を得た。
<比較例2>
ヘプタメチル−n−オクチルトリシロキサンに代えて、フェニルメチルポリシロキサン「FZ−209」(日本ユニカー株式会社製)5質量部を用いたこと以外は実施例1と同様の方法により均一な液状組成物からなる比較用の除去剤を得た。
<比較例3>
ヘプタメチル−n−オクチルトリシロキサンに代えて、ポリエーテル変性ジメチルポリシロキサン「L−7002」(日本ユニカー株式会社製)5質量部を用いたこと以外は実施例1と同様の方法により均一な液状組成物からなる比較用の除去剤を得た。
<比較例4>
ヘプタメチル−n−オクチルトリシロキサンに代えて、デカメチルシクロペンタシロキサン5質量部を用いたこと以外は実施例1と同様の方法により均一な液状組成物からなる比較用の除去剤を得た。
<比較例5>
比較用の除去剤としてモノエタノールアミンを準備した。
<比較例6>
比較用の除去剤としてジイソプロパノールアミン(40質量%水溶液) を準備した。
<比較例7>
比較用の除去剤としてベンゼンを準備した。
<比較例8>
比較用の除去剤としてアセトンを準備した。
<比較例9>
比較用の除去剤としてジエチレングリコールモノベンジルエーテルを準備した。
<比較例10>
比較用の除去剤としてドライアイスを準備した。
<作製例1>
市販のチューインガム「クールミントガム」(株式会社ロッテ製)を味が感じられなくなるまでよく噛んだ後、これを吐き出して下記表1に示す被着物(5種類)のそれぞれに貼り付け、温度25℃、相対湿度65%の暗所に3日間放置することにより、ガムの固着サンプルを作製した。
<ガムの除去効果に関する評価>
実施例1および比較例1〜10により得られた除去剤の各々について、下記のようにして、ガムの除去効果に関する評価(1次評価および2次評価)を行った。結果を下記表1に示す。
(1)1次評価:
作製例1で得られたガムの固着サンプル(5種類の基材)の各々のチューインガムに除去剤を滴下し、約5秒後、市販の歯ブラシで、チューインガムを擦り落とし、被着物の表面(ガムが固着されていた領域)の状態を目視により観察し、下記(3)に示す評価基準に基いて評価(1次評価)した。なお、比較例10に係る除去剤(ドライアイス)にあっては、これを、固着サンプル(5種類)の各々のチューインガムに当接して十分に冷却し、ステンレス製のヘラで擦り落とした後、同様にして評価(1次評価)した。
(2)2次評価:
1次評価を行った後の固着サンプル(5種類)の被着物の表面(ガムが固着されていた領域)を流水をかけながら歯ブラシで擦って洗浄した後、当該被着物の表面状態を目視により観察し、1次評価と同様の基準で評価した(2次評価)。
(3)評価基準:
「◎」:固着していたガムの痕跡は認められず、完全に除去されていた。
「○」:固着していたガムの痕跡が若干認められたが、ほぼ除去されていた。
「△」:ガムの固まりは除去されていたが、明らかな痕跡が認められた。
「×」:被着物の表面にガムの固まりが残っていた。または、被着物の表面が破壊された。
<溶剤臭に関する評価>
ガムの除去効果に関する1次評価を行った際における実験室内の溶剤臭の程度を下記の評価基準に基いて評価した。結果を下記表1に示す。
(評価基準)
「○」:溶剤臭は全く発生しなかった。
「×」:溶剤臭が発生し、室内の換気を必要とした。

Figure 0004344598
本発明の除去剤は、道路、駅のホーム・階段、床、鉄道車両(特に布製シート)、衣服などに付着したチューインガムを除去するための製品として好適に使用される。


Claims (5)

  1. 噛み終えて吐き出されたチューインガムが付着または固着されている被着物から、当該チューインガムを除去するために使用する除去剤であって、
    〔A〕下記一般式(1)で示される変性シリコーンを含有するチューインガムの除去剤。
    Figure 0004344598
    (式中、Rは、それぞれ独立して、同一または異なる、メチル基または炭素数6〜12のアルキル基を表す。但し、Rで表される基の少なくとも1個は炭素数6〜12のアルキル基である。xは0〜10の整数を表す。)
  2. 前記変性シリコーンとして、下記化学式(2)で示されるヘプタメチル−n−オクチルトリシロキサンを含有する請求項1に記載のチューインガムの除去剤。
    Figure 0004344598
  3. 〔B〕界面活性剤および〔C〕水を更に含有する水系組成物からなる請求項1または請求項2に記載のチューインガムの除去剤。
  4. 前記変性シリコーン1〜20質量%、前記界面活性剤0.5〜70質量%および前記水10〜80質量%を含有する請求項3に記載のチューインガムの除去剤。
  5. 被着物に付着または固着されているチューインガムに、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の除去剤を接触させることにより、当該チューインガムを溶解しまたは軟化させる工程を含むチューインガムの除去方法。
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