JP4342007B2 - キナゾリン誘導体 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はキナゾリン誘導体に関する。詳しくいえば、本発明はタイプ2ヘルパーT細胞(以下、Th2と略す。)側の免疫応答を抑制し、タイプ1ヘルパーT細胞(以下、Th1と略す。)側の免疫応答を増強し、生体全体においてTh1/Th2のバランスを変化させるキナゾリン誘導体またはその薬学的に許容される塩を有効成分とする免疫調節剤に関する。具体的にはTh2側の免疫応答が異常に亢進したアレルギー性疾患の治療剤に関する。さらに詳しくは、本発明はTh2側の免疫応答を抑制し、Th1側の免疫応答を増強することにより、Th2側の免疫応答の異常亢進に起因する疾患、すなわち喘息、アレルギー性皮膚炎又はアレルギー性鼻炎等のアレルギー性疾患、あるいは全身性エリテマトーデス等の自己免疫疾患、さらには後天性免疫不全症候群(AIDS)等の治療または予防に有効であるキナゾリン誘導体またはその薬学的に許容される塩を有効成分とする免疫調節剤に関する。さらに、本発明のTh1側の免疫応答を増強する作用に起因するところのウイルスあるいはバクテリア感染症、悪性腫瘍等の治療または予防するキナゾリン誘導体またはその薬学的に許容される塩を有効成分とする免疫調節剤に関する。Th1側の免疫応答を増強する選択的免疫調節作用による、Th1側の免疫応答を増強することが治療あるいは予防につながる種々の疾患、例えばバクテリア感染症、悪性腫瘍等を治療または予防するキナゾリン誘導体またはその薬学的に許容される塩を有効成分とする免疫調節剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
免疫応答において中心的な役割を担っているヘルパーT細胞(以下、Thと略す)と呼ばれるリンパ球が、異なる二つのサブセットに分類されることを初めて提唱したのはMosmannらである。彼らはマウスのヘルパーT細胞(Th)を、産生するサイトカインの種類によりTh1とTh2のサブセットに分類した(J. Immunol. (1986) 136 : 2348-2357)。Th1タイプサイトカインとしては、インターロイキン2(IL−2)、インターフェロンγ(IFN−γ)等が挙げられる。Th2タイプサイトカインとしては、インターロイキン4(IL−4)、インターロイキン5(IL−5)、インターロイキン10(IL−10)、インターロイキン13(IL−13)等が挙げられる。
【0003】
今日では、このTh1/Th2の分類の考え方は、単にヘルパーT細胞のサブセットの分類にとどまらず、生体における種々の免疫応答に関してどちらのヘルパーT細胞のサブセットが主に関与しているかという観点から、それぞれを「Th1側の免疫応答」、「Th2側の免疫応答」と解釈するようになった。Th1側の免疫応答の主体をなすものとしては、Th1の活性化に伴って産生されるインターフェロンγ(IFN-γ)、インターロイキン2(IL-2)等のサイトカインである。これらTh1型サイトカインは、マクロファージやナチュラルキラー細胞等の活性化を誘導したり、活性化マクロファージから産生されるIL-12等によるTh1の活性化の増強等を行うことにより、主にウイルス、バクテリア等に対する感染防御などの細胞性免疫に関与することが知られている。一方、Th2側の免疫応答の主体をなすものとしては、Th2の活性化に伴って産生されるIL-4、IL-5等のサイトカインである。これらTh2型サイトカインは、B細胞からの抗体産生(IgEクラスを含む)などの液性免疫に関与することが知られている。
【0004】
Th2は、以下に述べるようにIL-4やIL-5といったアレルギー反応に関与するサイトカインを産生することから、アレルギー反応の制御細胞として重要視されている。例えば、Th2型サイトカインの代表であるIL-4は、B細胞に対してIgE抗体の産生を誘導する。また好酸球が血管内皮細胞に接着し、組織浸潤する際に機能する重要な分子であるVCAM-1の遺伝子発現も誘導する(ファルマシア(1993)29:1123-1128)。最近ではIL-4は、Th2自身の分化増殖因子としても注目されている。またIL-4と同じくTh2型サイトカインであるIL-5は、好酸球の分化増殖、遊走あるいは活性化を誘導する。アレルギー性炎症は、例えば喘息における慢性の気道炎症に代表されるように、好酸球の浸潤、活性化及び脱顆粒を引金とすることが特徴である。このことからIL-5は、アレルギー性炎症反応の惹起因子であると考えられている。
【0005】
以上のようなTh2型サイトカインの特性から、Th2は、IgE抗体や肥満細胞が関与するアレルギーの「即時型反応」、及び好酸球が関与する「遅発型反応」という二つのアレルギー反応のいずれをも制御し、アレルギー性炎症反応における中心的な細胞であると認識されている。従ってアレルギー性疾患は、Th2側の免疫応答の異常亢進に起因した疾患であると考えられている。このような考えは、アレルギー性疾患の病変部である気道や皮膚において、IL-4やIL-5等のTh2型サイトカインの産生、あるいはTh2の存在が確かめられていることにも裏付けられている。
【0006】
以上のことより、即時型及び遅発型の両方のアレルギー反応を抑制し、あるいは好酸球の著明な浸潤、及び活性化を特徴とするアレルギー性炎症反応をその根本的な原因の段階で抑制し、アレルギー性疾患全般を治療、予防する為には、Th2側の免疫応答を抑制することが重要であると考えられる。言い換えればTh2側の免疫応答を抑制することのできる薬剤が開発されれば、アレルギー性疾患の有効な治療薬あるいは予防薬になるものと考えられる。
【0007】
アレルギー性疾患のうち、特に重症の慢性化した喘息やアトピー性皮膚炎等においては、遅発型のアレルギー反応が重要な役割を果たしていると考えられている。しかし、現在使用されている抗アレルギー薬は、抗ヒスタミン作用等を中心にした主に即時型のアレルギー反応のみを抑制するものであり、その臨床効果は十分なものではない。このような観点からも、前述の如き遅発型、即時型両方のアレルギー反応を抑制し、アレルギー性疾患全般を治療又は予防するような、Th2側の免疫応答を抑制する薬剤の開発が望まれているのである。
【0008】
また、喘息治療においては長年使用されてきたキサンチン誘導体あるいはβ−刺激薬等に代表される気管支拡張薬は、種々の刺激による気管支平滑筋の収縮を抑える作用を有することが知られている。しかしながら、喘息の根本的病因である慢性の気道炎症に対しては無効である。それに加えて、キサンチン誘導体あるいはβ−刺激薬ともに循環器系の副作用が問題となる。今日の喘息治療においては、WHOのガイドラインにも明確に示されているように、喘息を気道の慢性的炎症と捉え、この慢性気道炎症を取り除くことを治療の第一義的な目標とするようになった。喘息における慢性の気道炎症は好酸球の浸潤、活性化及び脱顆粒を引金とし、炎症の慢性化に伴い気道上皮の肥厚・繊維化にいたる病理像を特徴とする。ガイドラインでは、現在この慢性気道炎症に有効である唯一の薬剤である吸入ステロイド剤が中等度以上の喘息に関して、第一選択薬として位置づけられている。
【0009】
結局、これら重症の喘息やアトピー性皮膚炎に対しては、ステロイド剤のみが有効であるとして、現在該ステロイド剤が頻繁に使用されている状況にある。しかし、該ステロイドは長期投与により種々の副作用(ステロイド皮膚症、誘発感染症、副腎皮質機能不全等)の生じることが問題となっている。
これらの観点からも、Th2側の免疫応答を選択的に抑制することにより、即時型及び遅発型の両方のアレルギー反応を抑制し、あるいは好酸球の著明な浸潤、及び活性化を特徴とするアレルギー性炎症反応をその根本的な原因の段階で抑制し、アレルギー性疾患全般を治療、予防することが可能な薬剤の開発が望まれているのである。
【0010】
さらに、より副作用の少ない治療薬あるいは予防薬の開発をも念頭に置いた場合、前述の如きTh2側の免疫応答を抑制する薬剤がTh1側の免疫応答を増強するものであれば、医薬としてより好都合であると思われる。すなわち先にも述べたようにTh1は、主としてIFN-γを産生することによりウイルス、バクテリア等に対する感染防御を行うという生体にとって重要な役割を担っているため、前記Th2側の免疫応答の抑制を目的に開発された薬剤がTh1の作用を増強するものであれば、それは副作用の面から非常に望ましいことと言える。例えば免疫抑制剤であるシクロスポリンやFK506は、Th2の活性化を強く抑制することが知られている。しかし、これらシクロスポリンやFK506は、Th2の活性化を抑制するのと同様に、あるいはそれよりもさらに強く、Th1の活性化をも抑制するという非特異的な免疫抑制作用を有するがために、このような非特異的な免疫抑制作用に起因する日和見感染、あるいは発癌率の上昇等の重篤な副作用が問題となっているのである。その他の非特異的な免疫抑制剤に関しても同様の問題点が考えられる。
【0011】
以上のことから、IFN-γの産生で代表されるTh1側の免疫応答を増強し、IL-4、IL-5の産生で代表されるTh2側の免疫応答を抑制する薬剤が開発されれば、前述の如きアレルギー性疾患の有効かつ副作用の少ない治療薬あるいは予防薬になるものと考えられる。
また、全身性エリテマトーデス等の、抗体産生あるいは液性免疫が異常に亢進した状態にある自己免疫疾患も、やはりTh2側の免疫応答が異常亢進した状態にあると推定されている(Medical Immunology (1988) 15 : 401)。従って上記の如きTh1側の免疫応答を増強し、Th2側の免疫応答を抑制する薬剤は、自己免疫疾患に対する治療薬ともなることが期待される。
【0012】
WO 93/07124には、フォスフォジエステラーゼ阻害剤としての活性を示すキナゾリン誘導体が開示されている。また、フォスフォジエステラーゼ阻害剤としての活性に基づく抗アレルギー剤としての可能性に関して開示されている。しかしながら、既存のフォスフォジエステラーゼ阻害剤としての活性に基づく抗アレルギー剤の代表であるテオフィリンの場合、その主な抗アレルギー作用は喘息における気管支拡張作用である。前述したようにキサンチン誘導体あるいはβ−刺激薬等に代表される気管支拡張薬は、種々の刺激による気管支平滑筋の収縮を抑える作用を有することが知られているが、症状を抑える作用にとどまり、喘息の根本的病因である慢性の気道炎症に対しては無効である。さらには、フォスフォジエステラーゼのisoenzymeを考えた場合、アレルギー性炎症に主に関与しているisoenzymeはcAMPフォスフォジエステラーゼ(PDE-IIIまたはIV)であり、cAMPフォスフォジエステラーゼを阻害することにより、細胞内のcAMP濃度が上昇し、抗炎症作用が発現すると考えられる。一方、WO 93/07124で開示されている阻害剤はisoenzymeとしてcGMPフォスフォジエステラーゼ(PDE-V)に対するもの及びカルモジュリン依存型フォスフォジエステラーゼ(PDE-I) に対するものであり、これらcGMPフォスフォジエステラーゼを阻害した場合は細胞内cGMP濃度が上昇し血管拡張、気管支拡張作用が発現するが、炎症性細胞に対する抑制作用は持たないことから抗炎症作用は期待できない。むしろ、今日の多くの研究者は副作用の軽減及び抗アレルギー作用の増強を目的として、PDE-IV特異的阻害剤を目指して検討を行っている。
WO 93/07124には、Th1側の免疫応答を増強し、Th2側の免疫応答を抑制するような本発明のキナゾリン誘導体についての具体的記載はない。また本発明のキナゾリン誘導体はフォスフォジエステラーゼ阻害活性を示さない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、Th1側の免疫応答を増強し、Th2側の免疫応答を抑制することにより、その結果、全体としてTh1/Th2のバランスを変化させ、免疫応答を調節する化合物の提供である。具体的には、インターフェロンγ(IFN−γ)等のTh1タイプサイトカインの産生を増強し、逆にインターロイキン4(IL−4)、インターロイキン5(IL−5)等のTh2タイプサイトカインの産生を抑制する化合物の提供である。より具体的には例えば、アレルギー性疾患、寄生虫感染症、全身性エリテマトーデス等の自己免疫疾患、ウイルスあるいはバクテリア感染症、悪性腫瘍あるいは後天性免疫不全症候群(AIDS)等の治療剤または予防剤の提供である。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、キナゾリン誘導体およびその塩がTh1側の免疫応答を増強し、Th2側の免疫応答を抑制すること見いだし、さらに、全体としてTh1/Th2のバランスを変化させ、免疫応答を調節することを見いだし本発明を完成させるに至った。
【0015】
本願発明は、
1.式(1)
【化2】
(式中、R1は、炭素数2から6の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基、炭素数2から6の低級アルケニル基、炭素数3から6の低級アルキニル基、水酸基、ハロゲン原子あるいは炭素数1から4のアルコキシ基で置換された炭素数1から6の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基、フェニル基、炭素数3から8のシクロアルキル基またはヘテロ原子として酸素原子を1から2個含む5から7員環の飽和複素環を表し、
R2は、水素原子、炭素数1から6の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基、カルバモイル基またはヒドロキシメチル基を表し、
R3は、水素原子または炭素数1から6の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基を表し、
R4は、水素原子、水酸基、炭素数1から6のアルコキシ基またはハロゲン原子を表し、R5は、水素原子、水酸基、炭素数1から6のアルコキシ基またはハロゲン原子を表し、R6は、水素原子、水酸基、炭素数1から6のアルコキシ基またはハロゲン原子を表し、R7は、水素原子、水酸基、炭素数1から6のアルコキシ基またはハロゲン原子を表す。)で表されるキナゾリン誘導体またはその薬学的に許容される塩;
2.R1が、炭素数2から5の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基である1.記載のキナゾリン誘導体またはその薬学的に許容される塩;
3.1.または2.記載のキナゾリン誘導体またはその薬学的に許容される塩を有効成分とするタイプ2ヘルパーT細胞側の免疫応答を抑制し、タイプ1ヘルパーT細胞側の免疫応答を増強する免疫調節剤;
4.1.または2.記載のキナゾリン誘導体またはその薬学的に許容される塩を有効成分とするタイプ2ヘルパーT細胞側の免疫応答が異常亢進した疾患の治療剤または予防剤;
5.タイプ2ヘルパーT細胞側の免疫応答が異常亢進した疾患がアレルギー性疾患、寄生虫感染症、全身性エリテマトーデス等の自己免疫疾患である4.記載の治療剤または予防剤;
6.タイプ2ヘルパーT細胞側の免疫応答が異常亢進した疾患がアレルギー性疾患である4.記載の治療剤または予防剤;
7.タイプ2ヘルパーT細胞側の免疫応答が異常亢進したアレルギー性疾患が喘息、アレルギー性鼻炎またはアトピー性皮膚炎である6.記載の治療剤または予防剤;または
8.1.または2.記載のキナゾリン誘導体またはその薬学的に許容される塩を有効成分とするウイルスあるいはバクテリア感染症、悪性腫瘍あるいは後天性免疫不全症候群(AIDS)の治療剤または予防剤;
に関する。
【0016】
【発明の実施形態】
【0017】
本発明における置換基を具体的に以下に説明する。
R1における炭素数2から6の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基としては例えば、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、ペンチル基、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、1−エチルプロピル、2−エチルプロピル、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、4−メチルペンチル基、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1−プロピルプロピル等が挙げられる。
R1における炭素数2から6の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基の好ましい範囲としてはとしては炭素数2から5の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基が挙げられ、具体的には例えば、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、ペンチル基、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、1−エチルプロピル、2−エチルプロピル等が挙げられる。
【0018】
R1における炭素数2から6の低級アルケニル基としては例えば、ビニル、アリル、ブテニル、ペンテニル等が挙げられる。
R1における炭素数3から6の低級アルキニル基としては例えば、プロパルギル、ブチニル、ペンチニル等が挙げられる。
【0019】
R1における水酸基、ハロゲン原子あるいは炭素数1から4のアルコキシ基で置換された炭素数1から6の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基における低級アルキル基としては、例えばメチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、ペンチル基、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、1−エチルプロピル、2−エチルプロピル、ヘキシル等が挙げられる。
【0020】
R1における炭素数1から6の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基の置換基のハロゲン原子としては、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられる。R1における炭素数1から6の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基の置換基の炭素数1から4のアルコキシ基としては、例えばメトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ブトキシ等が挙げられる。
R1における炭素数1から6の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基の置換基が水酸基である場合の置換位置は該アルキル基の末端でない方が好ましい。
R1における炭素数1から6の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基の置換基における置換基数としては1または2個以上が挙げられる。
R1における炭素数1から6の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基の置換基で好ましいものとしては、水酸基、ヒドロキシメチル基が挙げられ、置換位置としては1または2位(キナゾリン環の4位のアミノ基から見て2または3位)が好ましい。
【0021】
R1における炭素数3から8のシクロアルキル基としては、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル等が挙げられる。
R1におけるヘテロ原子として酸素原子を1から2個含む5から7員環の飽和複素環としては、例えば、テトラヒドロフラン、オキサン、1,4−ジオキサン、オキセパン等が挙げられる。
【0022】
R2及びR3における直鎖または分枝状の炭素数1から6のアルキル基としては例えば、メチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、ペンチル基、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、1−エチルプロピル、2−エチルプロピル、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、4−メチルペンチル基、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1−プロピルプロピル等が挙げられる。
【0023】
R4、R5、R6及びR7における炭素数1から6のアルコキシ基としては、例えば直鎖または分枝した炭素数1から6の低級アルコキシ基が挙げられ、具体的には例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、2−プロポキシ、ブトキシ、1,1−ジメチルエトキシ、ペントキシ、ヘキソキシ等が挙げられる。
【0024】
R4、R5、R6及びR7におけるハロゲン原子としては、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられる。
【0025】
本発明の医薬の有効成分である複素環化合物は薬学上許容される塩にすることができる。薬学上許容される塩としては、酸付加塩および塩基付加塩が挙げられる。酸付加塩としては、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩等の無機酸塩、クエン酸塩、シュウ酸塩、りんご酸塩、酒石酸塩、フマール酸塩、マレイン酸塩等の有機酸塩が挙げられ、塩基付加塩としては、ナトリウム塩、カルシウム塩等の無機塩基塩、メグルミン塩、トリスヒドロキシメチルアミノメタン塩等の有機塩基塩が挙げられる。また、本発明には、キナゾリン誘導体またはその薬学上許容される塩の水和物等の溶媒和物も含む。
【0026】
本発明の式(1)で表される化合物は以下の方法およびそれに準じた方法で製造することができる。
【化3】
式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6及び、R7は、式(1)と同じ意味を表わす。
製造法1
化合物(21)をオキシ塩化リンと反応させることにより化合物(22)を得ることができる(特開平2−502462、特開平3−17068、ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイエティー(J. Chem. Soc. 775, (1947))、ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイエティー(J. Chem. Soc.1766, (1948)))。反応は、必要に応じて溶媒を加えてもよい。溶媒としては、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶媒などが挙げられる。反応には、場合によりN,N−ジメチルアミノピリジンなどの反応助剤を用いてもよい。反応温度は、例えば室温から溶媒の沸点付近の温度範囲から選択される。
【0027】
化合物(22)は、化合物(23)と反応させ、本発明化合物(1)を得ることができる。反応溶媒としては、例えば、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶媒、テトラヒドロフラン(以下THFと略す。)、ジオキサンなどのエーテル系溶媒、エタノール、イソプロピルアルコール(以下IPAと略す。)、ブタノールなどのアルコール系溶媒、ジメチルホルムアミド(以下DMFと略す。)、アセトニトリルなどの不活性溶媒などが挙げられる。反応は、必要に応じてトリエチルアミンなどの有機塩基、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの無機塩基を添加してもよい。反応温度は、例えば室温から溶媒の沸点付近の温度範囲から選択される。
【0028】
製造法2
化合物(24)と化合物(23)を反応させて化合物(25)を得ることができる。反応溶媒としては、例えば、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶媒、THF、ジオキサンなどのエーテル系溶媒、エタノール、IPA、ブタノールなどのアルコール系溶媒、DMF、アセトニトリルなどの不活性溶媒などが挙げられる。反応は、必要に応じてトリエチルアミンなどの有機塩基、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの無機塩基を添加してもよい。反応温度は、例えば室温から溶媒の沸点付近の温度範囲から選択される。
【0029】
化合物(25)は、有機溶媒中アンモニアと反応させることにより本発明化合物(1)を得ることができる。有機溶媒としては、メタノール、エタノールなどのアルコール系溶媒、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテルなどのエーテル系溶媒などが挙げられる。反応は、オートクレーブ中、約室温から約200℃までの温度範囲で行う。
また、化合物(25)は、アジ化ナトリウムと反応後、トリフェニルホスフィンで還元することによっても本発明化合物(1)を得ることができる。アジ化ナトリウムとの反応は、DMFなどの不活性溶媒中行う。反応温度は、約室温から溶媒の沸点付近範囲から選択される。トリフェニルホスフィンによる還元は、THFなどのエーテル系溶媒中で行う。反応温度は、約室温から溶媒の沸点付近の温度範囲から選択される。
【0030】
原料は、既知の反応あるいは既知の反応に準じて合成を行った。
式(1)で表される本発明に含まれる化合物またはそれを製造するための中間体は通常の方法で精製することができる。例えばカラムクロマトグラフィー、再結晶等で精製することができる。再結晶溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール系溶媒、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒、酢酸エチル等のエステル系溶媒、トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒、アセトン等のケトン系溶媒、ヘキサン等の炭化水素系溶媒等またはこれらの混合溶媒等が挙げられる。
【0031】
また上述の反応を実行する際、必要ならば、保護、脱保護の技術を用いることができる。保護、脱保護の技術については、(T. W. Greene and P. G. M. Wuts, "Protecting Groups in Organic Synthesis", 1991, JOHN WILEY & SONS, INC.)に詳しく記されている。
【0032】
本発明のキナゾリン誘導体またはその薬学上許容される塩は水和物等の溶媒和物を形成することがあり本発明はこれらも含む。
【0033】
本発明に含まれる化合物は、不斉が生じる場合または不斉炭素を有する置換基を有する場合があり、そのような化合物にあっては光学異性体が存在する。本発明化合物にはこれらの各異性体の混合物や単離されたものを含む。そのような光学異性体を純粋に得る方法としては、例えば光学分割が挙げられる。
【0034】
光学分割法としては、本発明化合物またはその中間体を不活性溶媒中(例えばメタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール系溶媒、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒、酢酸エチル等のエステル系溶媒、トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒、アセトニトリル等およびこれらの混合溶媒)、光学活性な酸(例えば、マンデル酸、N−ベンジルオキシアラニン、乳酸などのモノカルボン酸類、酒石酸、o−ジイソプロピリデン酒石酸、リンゴ酸などのジカルボン酸類、カンファースルフォン酸、ブロモカンファースルフォン酸などのスルフォン酸類)と塩を形成させることもできる。
また本発明化合物またはその中間体がカルボキシル基等の酸性置換基を有する場合は光学活性なアミン(例えばα−フェネチルアミン、キニン、キニジン、シンコニジン、シンコニン、ストリキニーネ等の有機アミン類)と塩を形成させることもできる。
【0035】
塩を形成させる温度としては、室温から溶媒の沸点の範囲が挙げられる。光学純度を向上させるためには、一旦、溶媒の沸点付近まで温度を上げることが望ましい。析出した塩を濾取するまえに必要に応じて冷却し、収率を向上させることができる。光学活性な酸またはアミンの使用量は、基質に対し約0.5から約2.0当量の範囲、好ましくは1当量前後の範囲が適当である。必要に応じ結晶を不活性溶媒中(例えばメタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール系溶媒、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒、酢酸エチル等のエステル系溶媒、トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒、アセトニトリル等およびこれらの混合溶媒)で再結晶し、高純度の光学活性な塩を得ることもできる。必要に応じ、得られた塩を通常の方法で酸または塩基と処理しフリー体を得ることもできる。
【0036】
本発明のキナゾリン誘導体は経口的または非経口的に投与することができる。経口的に投与する場合、通常用いられる投与形態で投与することができる。非経口的には、局所投与剤、注射剤、経皮剤、経鼻剤等の形で投与することができる。経口剤または直腸投与剤としては、例えば、カプセル、錠剤、ピル、散剤、カシェ剤、座剤、液剤等が挙げられる。注射剤としては、例えば、無菌の溶液又は懸濁液等が挙げられる。局所投与剤としては、例えば、クリーム、軟膏、ローション、経皮剤(通常のパッチ剤、マトリクス剤)等が挙げられる。
上記の剤形は通常の方法で、薬学的に許容される賦形剤、添加剤とともに製剤される。薬学的に許容される賦形剤、添加剤としては、担体、結合剤、香料、緩衝剤、増粘剤、着色剤、安定剤、乳化剤、分散剤、懸濁化剤、防腐剤等が挙げられる。
【0037】
薬学的に許容される担体としては、例えば、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、砂糖、ラクトース、ペクチン、デキストリン、澱粉、ゼラチン、トラガント、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、低融点ワックス、カカオバター等が挙げられる。カプセルは、本発明化合物を薬学的に許容される担体と共に中に入れることにより製剤できる。本発明化合物は薬学的に許容される賦形剤と共に混合し、または賦形剤なしにカプセルの中に入れることができる。カシェ剤も同様の方法で製造できる。
注射用液剤としては、溶液、懸濁液、乳剤等が挙げられる。例えば、水溶液、水−プロピレングリコール溶液等が挙げられる。液剤は、水を含んでも良い、ポリエチレングリコールまたは/及びプロピレングリコールの溶液の形で製造することもできる。経口投与に適切な液剤は、本発明化合物を水に加え、着色剤、香料、安定化剤、甘味剤、溶解剤、増粘剤等を必要に応じて加え製造することができる。また経口投与に適切な液剤は、本発明化合物を分散剤とともに水に加え、粘重にすることによっても製造できる。増粘剤としては、例えば、薬学的に許容される天然または合成ガム、レジン、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロースまたは公知の懸濁化剤等が挙げられる。
【0038】
局所投与剤としては、上記の液剤及び、クリーム、エアロゾル、スプレー、粉剤、ローション、軟膏等が挙げられる。上記の局所投与剤は、本発明化合物と通常に使用される薬学的に許容される希釈剤及び担体と混合し製造できる。軟膏及びクリームは、例えば、水性または油性の基剤に増粘剤及び/またはゲル化剤を加えて製剤化して得られる。該基剤としては、例えば、水、液体パラフィン、植物油(ピーナッツ油、ひまし油等)等が挙げられる。増粘剤としては、例えばソフトパラフィン、ステアリン酸アルミニウム、セトステアリルアルコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ラノリン、水素添加ラノリン、蜜蝋等が挙げられる。
【0039】
ローションは、水性又は油性の基剤に、一種類またはそれ以上の薬学的に許容される安定剤、懸濁化剤、乳化剤、拡散剤、増粘剤、着色剤、香料等を加えることができる。
散剤は、薬学的に許容される散剤の基剤と共に製剤化される。基剤としては、タルク、ラクトース、澱粉等が挙げられる。ドロップは水性又は非水性の基剤と一種またはそれ以上の薬学的に許容される拡散剤、懸濁化剤、溶解剤等と共に製剤化できる。
局所投与剤は、必要に応じて、ヒドロキシ安息香酸メチル、ヒドロキシ安息香酸プロピル、クロロクレゾール、ベンズアルコニウムクロリド等の防腐剤、細菌増殖防止剤を含んでも良い。
【0040】
本発明化合物を有効成分とする、液剤スプレー、散剤またはドロップにした製剤を経鼻的に投与できる。
投与量、投与回数は症状、年齢、体重、投与形態等によって異なるが、経口投与する場合には、通常は成人に対し1日あたり約1から約500mgの範囲、好ましくは約5から約100mgの範囲を1回または数回に分けて投与することができる。注射剤として投与する場合には約0.1から約300mgの範囲、好ましくは約1から約100mgの範囲を1回または数回に分けて投与することができる。
【0041】
本発明のキナゾリン誘導体は、抗原特異的刺激によるマウスリンパ節細胞からのIL-4産生及びIL-5産生を抑制し、逆にIFN-γ産生を増強する。この評価に用いられたサイトカイン産生調節活性試験は以下の方法で実行される。
【0042】
サイトカイン産生調節活性試験
Keyhole Lympet Hemocyanin(以下KLHと訳す。)0.2mgを水酸化アルミニウム・アジュバント(Alu-Gel-S;Serva Feinbiochemica GmbH & Co., Code No.12261)あるいはフロイント完全アジュバント(Difco Lab., Detroit, Michigan, Code No.3113-60-5)とともにマウス足蹠皮下に注射する(0.1ml)。8から10日後に膝窩リンパ節を摘出し、動物細胞培養用培地を用いて、細胞浮遊液を調製する。
リンパ節細胞浮遊液(1から5 x106 cells/ml)にKLH(1から100μg/ml)および薬剤を添加し、37℃、5%CO2存在下で4日間培養(Corning 25850, 0.15ml/well)後、上清中に産生されるサイトカインを特異的なELISA法により定量する。
代表的なTh2タイプサイトカインとしてインターロイキン4(IL-4)及びインターロイキン5(IL-5)を、代表的なTh1タイプサイトカインとしてインターフェロンγ(IFN-γ)を定量する。
【実施例】
【0043】
参考例1 2−アミノ−4−クロロキナゾリンの合成
【化4】
2−アミノ−4−ヒドロキシキナゾリン塩酸塩 (16 g)とオキシ塩化リン(100 ml)の混合液を4.5時間還流した。反応終了後、過剰のオキシ塩化リンを留去し、残渣にトルエンを加え再留去した。残渣へ氷水および水酸化ナトリウムを加え、終夜攪拌し、固形物をろ取し、表記化合物(9.04 g, 38.6 %)を得た。
1H NMR (CDCl3) δ; 8.05(1H, d, J=7.8 Hz), 7.75(1H, t, J=8.1 Hz), 7.59(1H, d, J=8.1 Hz), 7.35 (1H, t, J=7.8 Hz), 5.32 (2H, brs)
【0044】
実施例1
N―(2−アミノキナゾリン−4−イル)−N−シクロヘキシルメチルアミン
【化5】
2−アミノ−4−クロルキナゾリン(370.1 mg, 2.06 mmol)、シクロヘキシルメチルアミン(466 mg, 4.21 mmol)およびジメチルホルムアミド(2 ml)の混合液を内温90℃で2時間保温した。反応液を冷却し、反応液へ水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残渣をカラムクロマトグラフィー(3% MeOH/CHCl3)で精製し、標題化合物(68 mg, 12.9 %)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ; 1.01 (2H, m), 1.22 (3H, m), 1.76 (6H, m), 3.43 (2H, m), 5.16 (2H, bs), 6.06 (1H, bs), 7.10 (1H, t, J=8.3Hz), 7.42 ( 1H, d, J=8.1Hz), 7.51 (1H, t, J=8.1Hz), 7.61 (1H, d, J=8.3Hz)
【0045】
実施例2
実施例1の方法に準じて反応を行い、以下に示す化合物を得た。
1−((2−アミノキナゾリン−4−イル)アミノ)ペンタン−2−オール
【化6】
1H-NMR (CDCl3) δ; 0.96(3H, t, J=6.8Hz), 1.51(4H, m), 3.50 (1H, m), 3.79 (1H, m), 3.90 (1H, m), 4.92 (2H, bs), 6.28 (1H, bs), 7.10 (1H, t, J=7.6Hz), 7.41 ( 1H, d, J=7.8Hz), 7.54 (2H, m).
【0046】
実施例3
N―(2−アミノキナゾリン−4−イル)−N−ペンチルアミン
【化7】
2−アミノ−4−クロルキナゾリン(449 mg, 2.50 mmol)、トリエチルアミン(1.27 g, 12.5 mmol)およびエタノール(5 ml)の混合液へペンチルアミン(262 mg, 3.00 mmol)を室温で加えた。反応液を内温80℃で1時間保温し、冷却後反応液へ水を加えた。クロロホルムで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろ液の溶媒を減圧下溶媒を留去した。残渣をカラムクロマトグラフィー(3% メタノール/CHCl3)で精製し、標題化合物(69 mg, 12.0 %)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ; 0.90 (3H, m), 1.37 (4H, m), 1.68 (2H, m), 3.56 (2H, m), 5.32 (2H, bs), 6.25 (1H, bs), 7.11 (1H, t, J=8.0Hz), 7.41 ( 1H, d, J=8.1Hz), 7.52 (1H, t, J=8.1Hz), 7.67 (1H, d, J=8.0Hz).
【0047】
実施例4
実施例3の方法に準じて反応を行い、以下に示す化合物を得た。
N―(2−アミノキナゾリン−4−イル)−N−ブチルアミン
【化8】
1H-NMR (CDCl3) δ; 0.95 (3H, t, J=7.3Hz), 1.42 (2H, m), 1.67 (2H, m), 3.57 (2H, m), 5.23 (2H, bs), 6.19 (1H, bs), 7.11 (1H, t, J=8.1Hz), 7.41 ( 1H, d, J=7.6Hz), 7.52 (1H, t, J=7.6Hz), 7.65 (1H, d, J=8.1Hz).
【0048】
実施例5
実施例3の方法に準じて反応を行い、以下に示す化合物を得た。
N―(2−アミノキナゾリン−4−イル)−N−プロピルアミン
【化9】
1H-NMR (CDCl3) δ; 1.00 (3H, t, J=7.6Hz), 1.71 (2H, m), 3.55 (2H, m), 5.12 (2H, bs), 5.97 (1H, bs), 7.12 (1H, m), 7.42 ( 1H, d, J=7.6Hz), 7.52 (1H, m), 7.58 (1H, m).
【0049】
実施例6
実施例3の方法に準じて反応を行い、以下に示した化合物を得た。
N―(2−アミノキナゾリン−4−イル)−N−(2−エトキシエチル)アミン
【化10】
1H-NMR (CDCl3) δ; 1.24 (3H, t, J=7.0Hz), 3.56 (2H, q, J=7.0Hz), 3.68 (2H, m), 3.80 (2H, m), 5.21 (2H, bs), 6.49 (1H, bs), 7.10 (1H, t, J=8.1Hz), 7.42 ( 1H, d, J=8.6Hz), 7.51 (1H, t, J=8.6Hz), 7.56 (1H, d, J=8.1Hz).
【0050】
実施例7
実施例3の方法に準じて反応を行い、以下に示した化合物を得た。
N−(2−アミノキナゾリン−4−イル)−N−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)アミン
【化11】
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ; 7.62 (1H, dd, J=8.3, 0.8 Hz), 7.51 (1H, dt, J=6.9, 1.3 Hz), 7.40 (1H, dd, J=8.6, 0.8 Hz), 7.05-7.11 (1H, m), 6.62 (1H, brm), 5.32 (1H, brm), 3.76-3.96 (4H, m), 2.66-2.83 (1H, m), 1.84-2.11 (4H, m)
【0051】
実施例8
実施例3の方法に準じて反応を行い、以下に示した化合物を得た。
2−〔(2−アミノキナゾリン−4−イル)アミノ〕ヘキサン−1−オール
【化12】
1H NMR (CDCl3:CD3OD = 5 : 1) δ; 8.02 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.56 (1H, ddd J = 7.1, 7.1, 1.1 Hz), 7.31 (1H, d, J = 8.0 HZ), 7.21 (1H, ddd, J = 7.1, 7.1, 0.9 Hz), 4.46-4.41 (1H, m), 3.68 (2H, d, J = 5.1 Hz), 1.70-1.55 (2H, m), 1.35-1.20 (4H, m), 0.85-0.75 (3H, m).
13C NMR (CDCl3:CD3OD = 5:1)δ; 160.7, 155.3, 140.6, 134.3, 123.9, 123.0, 118.1, 109.9, 63.4, 53.2, 30.1, 28.0, 22.3, 13.5.
【0052】
実施例9
N−(2−アミノ−6−メトキシキナゾリン−4−イル)−N−ペンチルアミン9−1)N−(2−クロル−6−メトキシキナゾリン−4−イル)−N−ペンチルアミン
【化13】
ペンチルアミン(2.85 g, 32.7 mmol)のテトラヒドロフラン(20 ml)溶液中へ2,4−ジクロ−6−メトキシルキナゾリン(2.50 g, 10.9 mmol)を室温攪拌下加えた。1時間攪拌後、飽和塩化アンモニウム水へ反応液を空け酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、ろ液の溶媒を減圧下留去した。残渣へクロロホルムを加え、不溶物をろ去し、ろ液を減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:nヘキサン 1:3から1:2)で精製し、標題化合物(1.36 g, 42.0 %)を得た。
1H NMR (DMSO-d6) δ; 8.54 (1H, brt, J = 6.8 Hz), 7.68 (1H, brs), 7.56 (1H, dd, J = 6.4, 6.4 Hz), 7.45-7.39 (1H, 1H), 3.88 (3H, d, J = 1.5 Hz), 3.50 (2H, dt, J = 6.8, 6.8 Hz), 1.72-1.60 (4H, m), 1.40-1.30 (4H, m), 0.95-0.85 (3H, m).
【0053】
9−2) N−(2−アミノ−6−メトキシキナゾリン−4−イル)−N−ペンチルアミン
【化14】
N−(2−クロル−6−メトキシキナゾリン−4−イル)−N−ペンチルアミン(1.36 g, 4.86 mmol)と5Mアンモニア/エタノール(160 ml)をオートクレーブ中、浴温170℃で16時間保温した。冷却後、減圧下溶媒を留去し、残渣に飽和塩化アンモニウム水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろ液の溶媒を減圧下留去した。残渣をカラムクロマトグラフィー(20%メタノール/クロロホルム)で精製し、標題化合物(345 mg, 27.0 %)を得た。
1H NMR (DMSO-d6) δ; 9.32 (1H, brs), 7.86 (1H, brs), 7.55 (2H, brs), 7.38 (2H, brs), 3.87 (3H, s), 3.60-3.53 (2H, m), 1.75-1.60 (2H, m), 1.30-1.27 (4H, m), 0.95-0.85 (3H, m).
【0054】
実施例10
2−〔(2−アミノキナゾリン−4−イル)アミノ〕ヘキサンアミド
【化15】
メチル2−〔(2−クロルキナゾリン−4−イル)アミノ〕ヘキサノエート(200 mg, 0.649 mmol)と5Mアンモニア/エタノール(60 ml)をオートクレーブ中、浴温170℃で11.5時間保温した。冷却後、減圧下溶媒を留去した。残渣をカラムクロマトグラフィー(20%メタノール/クロロホルムから40%メタノール/クロロホルム)で精製し、標題化合物(94 mg, 52.0 %)を得た。
1H NMR (DMSO-d6) δ; 8.81 (1H, d, J = 7.9 HZ), 8.40 (1H, d, J = 7.3, 7.3, 1.1 Hz), 7.51 (1H, brs), 7.45-7.35 (2H, m), 7.39 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.31 (1H, dd, J = 7.1, 7.1 Hz), 7.16 (1H, brs), 4.76-4.68 (1H, m), 2.05-1.80 (2H, m), 1.40-1.25 (4H, m), 0.89-0.85 (3H, m).
【0055】
実施例11
実施例9の方法に準じ、N−(2−クロルキナゾリン−4−イル)−N−ベンジルアミンを出発原料に用いて反応を行い、下記化合物を得た。
N−(2−アミノキナゾリン−4−イル)−N−ベンジルアミン
【化16】
1H NMR (DMSO-d6) δ; 9.30 (1H, brt, J = 5.8 Hz), 8.32 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.82 (1H, ddd, J = 7.0, 7.0 Hz), 7.64 (1H, dd, J = 7.5, 0.9 Hz), 7.55 (1H, ddd, J = 8.2, 8.2, 1.3 Hz), 7.40-7.24 (5H, m), 4.77 (2H, d, J = 5.8 Hz).
【0056】
実施例12
N−(2−アミノ−6−ヒドロキシキナゾリン−4−イル)−N−ペンチルアミン
【化17】
N−(2−アミノ−6−メトキシキナゾリン−4−イル)−N−ペンチルアミン(50 mg, 0.192 mmol)をジクロルメタン(10 ml)に溶かし、冷却した。−78℃で1M 三臭化ホウ素/ジクロルメタン溶液(0.5 ml)を加え、同温度で45分間攪拌した。反応液を室温に戻し、1M 三臭化ホウ素/ジクロルメタン溶液(0.25 ml)を追加し1時間攪拌した。反応液を水に空け、クロロホルム抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、ろ液の溶媒を減圧下留去した。残渣をプレパラティブTLC(PTLC)(25% メタノール/CHCl3)で精製し、標題化合物(5.5 mg, 11.0 %)を得た。
1H NMR (DMSO-d6) δ; 7.34 (1H, brs), 7.28 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.23 (1H, d, J = 8.7 Hz), 3.60 (2H, t, J = 7.7 Hz), 1.77-1.65 (2H, m), 1.45-1.30 (4H, m), 0.96-0.87 (3H, m).
【0057】
実施例13
実施例
マウスリンパ節細胞からのサイトカイン産生に対する実施例3の化合物の作用<実験方法>
1.動物
BALB/cマウスは日本チャールスリバー(横浜)より購入し、8週令の雌を使用した。
2.培地
D-MEM (High Glucose)培地(日研生物医学研究所(京都), Code No. CM4402)に56℃、30分にて非働化した牛胎児血清(Fetal Bovine Serum, Characterized, Code No.A-1115-L, HyClone Lab., Logan, Utah)を20%、2-メルカプトエタノール(Sigma, St Louis, MO, Code No.M-6250)を50μM、ペニシリンを100単位/ml、ストレプトマイシンを100μg/ml (Penicilin-Streptomycin; Gibco-BRL, Code No. 15140-122)となるように添加して使用した。
3.薬剤
化合物はジメチルスルホキシド(ナカライテスク(京都)Code No. 11J)にて、100mMとなるように溶解し、培地により最終濃度まで希釈した。
4.感作およびリンパ節細胞調製
KLH 0.2mgをフロイント完全アジュバント(Difco Lab., Detroit, Michigan, Code No.3113-60-5)とともにマウス足蹠皮下に注射した(0.1ml)。8日後に膝窩リンパ節を摘出し、細胞浮遊液を調製した。
5.抗原刺激によるサイトカイン産生
リンパ節細胞浮遊液(2.5 x106 cells/ml)にKLH(0.1mg/ml)および薬剤を添加し、37℃、5%CO2存在下で4日間培養(Corning 25850, 0.15ml/well)後、上清中に産生されるサイトカインを特異的なELISA法により定量した。
代表的なTh2タイプサイトカインとしてインターロイキン4(IL-4)及びインターロイキン5(IL-5)を、代表的なTh1タイプサイトカインとしてインターフェロンγ(IFN-γ)を定量した。
6.ELISA法
IL-4の定量は、以下に示すELISA法にて行った。1次抗体として、ラット抗マウスIL-4抗体(Pharmingen, San Diego, CA, Code No.18031D, 0.5mg/ml)を炭酸緩衝液にて250倍希釈し、50μ/wellずつ96ウェルプレート(Falcon 3912, Becton Dickinson and company, Franklin Lakes, NJ)にまき、一晩4℃にてコートした。その後、プレートは、3%BSAを含むPBS(-)にてブロッキングした(200μl/well)。プレートを0.05%のポリオキシエチレン・ソルビタン・モノラウレート(Tween 20(登録商標)ナカライテスク(京都) Code No. 281-51)を含むPBS(−)(PBST)を用いて3回洗浄し、培養上清を50μl/wellずつまき、室温にて4時間インキュベートした。検量線作成のため、リコンビナントマウスIL-4 (Pharmingen, Code No.19231W)を使用した。プレートをPBSTを用いて3回洗浄し、二次抗体としてビオチン標識ラット抗マウスIL-4抗体(Pharmingen, Code No.18042D, 0.5mg/ml)を0.1%BSAを含むPBS(-)にて500倍希釈したものを加え(100μl/well)、室温にて1時間インキュベートした。結合した二次抗体は、ストレプトアビジンアルカリフォスファターゼ(Kirkegaard & Perry Lab., Gaithersburg, MD, Code No.15-30-00)(0.25μg/ml, 100μl/well)により検出した。37℃、1時間インキュベートした後、プレートをPBSTにより3回洗浄し、PNPP基質(p-ニトロフェニルリン酸ニナトリウム、ナカライテスク)(1mg/ml, 100μl/well)を加えて発色させた。測定にはマイクロプレートリーダー(MTP-120 Microplatereader, Corona Electric)を用いた(波長415nm)。
IFN-γの定量には、1次抗体としてラット抗マウスIFN-γ抗体(Pharmingen, San Diego, CA, Code No.18181D, 0.5mg/ml)、二次抗体としてビオチン標識ラット抗マウスIFN-γ抗体(Pharmingen, Code No.18112D, 0.5mg/ml)を用いて同様の方法で行った。検量線作成のため、リコンビナントマウスIFN-γ(Pharmingen, Code No.19301U)を使用した。
IL-5の定量には、1次抗体としてラット抗マウスIL-5抗体(Pharmingen, San Diego, CA, Code No.18051D, 0.5mg/ml)、二次抗体としてビオチン標識ラット抗マウスIL-5抗体(Pharmingen, Code No.18062D, 0.5mg/ml)を用いて同様の方法で行った。検量線作成のため、リコンビナントマウスIL-5 (Pharmingen, Code No.19241W)を使用した。実験は、triplicateで行い、平均値を求めた。
<結果>
実施例3の化合物はIL-4及びIL-5の産生を抑制した。一方、IFN-γの産生に対しては顕著な増強作用を示した。
【0058】
実施例14
マウスリンパ節細胞からのサイトカイン産生に対する類縁体化合物の作用
<実験方法>
1.薬剤
実施例13と同様に、種々の類縁体化合物はジメチルスルホキシド(ナカライテスク(京都)Code No. 11J)にて、10-100mMとなるように溶解し、培地により最終濃度まで希釈した。
2.抗原感作リンパ節細胞調製法、抗原刺激によるサイトカイン産生法及びはサイトカイン定量法は実施例13で示したとおりの方法で行った。
代表的なTh2タイプサイトカインとしてIL-4を定量した。それぞれの類縁体化合物に関して、種々の濃度でのIL-4産生抑制率を計算して、化合物濃度と抑制率とのグラフより各類縁体化合物の50%抑制濃度(IC50)値を求めた。
<結果>
代表的な化合物に関する結果を表1に示す。
【表1】
【0059】
実施例15
マウス生体内におけるIgE産生に対する実施例化合物の作用
<実験方法>
1)動物
BALB/cは日本チャールズ・リバー(横浜)より購入し、7週令の雌を使用した。
2)卵白アルブミン感作
卵白アルブミン(Sigma Chemical Co., St. Louis, MO)(4μg/ml)の生理食塩水溶液に4.5mg/mlの塩化ナトリウム(ナカライテスク(京都))を溶解した液と水酸化アルミニューム・アジュバント(Alu-Gel-S;Serva Feinbiochemica GmbH & Co., Code No.12261)とを等量混合してマウス腹腔内に0.5ml/頭を投与した。
3)薬剤投与方法
被検化合物はメチルセルロースに懸濁して、卵白アルブミン感作日から12日間、3mg/kg/day経口で連続投与した(1群8匹)。コントロール群にはメチルセルロースのみを投与した。
4)採血及び血清調製
感作後12日目に麻酔下で眼窩血管叢または心臓より採血し、血漿または血清を調製した。
5)血中総IgE量の測定
血中総IgE量の測定はELISA法を用いて行った。1次抗体としてラット抗マウスIgEモノクローナル抗体(コード番号7627,ヤマサ醤油株式会社、千葉)、2次抗体としてビオチン標識ラット抗マウスIgEモノクローナル抗体(コード番号7617,ヤマサ醤油株式会社、千葉)を用いて、実施例13と同様な方法で測定した。血清または血漿は400から800倍希釈して測定し、血中総IgE量は、マウスIgE(品番7626ヤマサ醤油、千葉)を用いた標準曲線から算出した。
6)統計処理法
Bartlettの等分散性検定を行い分散を確認後、Steelの多重比較検定で比較を行った。危険率を5%に設定して有意差の有無を判定した。
【0060】
<結果>
表2に示すように、実施例化合物は卵白アルブミン/水酸化アルミニューム・アジュバント腹腔内感作により誘導される血中総IgEの上昇を有意差をもって抑制した。この実験系における血中総IgEの上昇は、生体内でのIL-4産生に依存していることがすでに確認されている。この結果は、実施例化合物がマウス生体内において、IL-4産生を抑制することにより、血中総IgEの上昇を抑制したことを示す。
【表2】
Claims (7)
- 式(1)
(式中、R1は、炭素数2から6の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基、炭素数2から6の低級アルケニル基、炭素数3から6の低級アルキニル基、水酸基、ハロゲン原子あるいは炭素数1から4のアルコキシ基で置換された炭素数1から6の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基、炭素数3から8のシクロアルキル基またはヘテロ原子として酸素原子を1から2個含む5から7員環の飽和複素環を表し、R2は、水素原子、炭素数1から6の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基、カルバモイル基またはヒドロキシメチル基を表し、R3は、水素原子または炭素数1から6の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基を表し、R4は、水素原子、水酸基、炭素数1から6のアルコキシ基またはハロゲン原子を表し、R5は、水素原子、水酸基、炭素数1から6のアルコキシ基またはハロゲン原子を表し、R6は、水素原子、水酸基、炭素数1から6のアルコキシ基またはハロゲン原子を表し、R7は、水素原子、水酸基、炭素数1から6のアルコキシ基またはハロゲン原子を表す。)で表されるキナゾリン誘導体またはその薬学的に許容される塩。 - R 1 が、炭素数2から6の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基、水酸基あるいは炭素数1から4のアルコキシ基で置換された炭素数1から6の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基、炭素数3から8のシクロアルキル基またはヘテロ原子として酸素原子を1から2個含む5から7員環の飽和複素環である請求項1記載のキナゾリン誘導体またはその薬学的に許容される塩。
- R1が、炭素数2から5の直鎖あるいは分枝状の低級アルキル基である請求項1記載のキナゾリン誘導体またはその薬学的に許容される塩。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のキナゾリン誘導体またはその薬学的に許容される塩を有効成分とするタイプ2ヘルパーT細胞側の免疫応答を抑制し、タイプ1ヘルパーT細胞側の免疫応答を増強する免疫調節剤。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のキナゾリン誘導体またはその薬学的に許容される塩を有効成分とするタイプ2ヘルパーT細胞側の免疫応答が異常亢進した疾患の治療剤または予防剤。
- タイプ2ヘルパーT細胞側の免疫応答が異常亢進した疾患がアレルギー性疾患である請求項5記載の治療剤または予防剤。
- タイプ2ヘルパーT細胞側の免疫応答が異常亢進したアレルギー性疾患が喘息、アレルギー性鼻炎またはアトピー性皮膚炎である請求項5記載の治療剤または予防剤。
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