JP4332247B2 - γ−アミノ酪酸高生産能を有する乳酸菌、及びその乳酸菌を使用したγ−アミノ酪酸高含有発酵食品とその製造法。 - Google Patents
γ−アミノ酪酸高生産能を有する乳酸菌、及びその乳酸菌を使用したγ−アミノ酪酸高含有発酵食品とその製造法。 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、血圧上昇抑制作用のある化合物として注目されているγ−アミノ酪酸(GABA)高生産能を有する乳酸菌、及びその乳酸菌を使用したGABAを高含有する健康指向の高い食品と、その食品の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】
GABAは、自然界に広く分布しているアミノ酸であり、食品の成分としても、茶、野菜類などに通常含まれており、生体内においてもL−グルタミン酸からの脱炭酸により生産され、組織内に存在する。このGABAは、他の多くのアミノ酸とは異なり、非蛋白質構成アミノ酸であるが、生理的には重要な働きを持っている。即ち、GABAは食品として体内に摂取されるだけでなく、塩分の過剰摂取に対して尿へのナトリウムイオンの排出を促進し、また血圧降下作用(Hubert C. Stanton,Archint. Pharmacodyn.,143,p195-204,1963 )を示すなどの重要な調節作用に寄与していることが知られている。
【0003】
GABAを含有した食品としては、GABAを強化した茶葉がギャバロン茶(日本農芸化学学会誌,61,NO.11,p1449-1451,1987,実開昭63-103285 )として開発され、ラットを用いた実験により、ギャバロン茶が血圧降下作用や尿へのナトリウムイオンの排出促進作用を有していることが確認されている。また、昔から血圧降下作用が顕著であるとして薬膳料理などに用いられてきた紅麹の主要な有効成分はGABAであることが、最近明らかにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、GABAが含まれている食品は、少数の野菜など種類が限定されており、また、GABAを含んでいる食品でも、その含有量は少なく、GABAは有効な成分であるにも関わらず、食品として摂取される機会が少ない。
【0005】
そこで、人為的にGABAの摂取量を多くする方法として、大腸菌等の微生物によりGABAを生産し、それを食品に添加することも考えられる。しかしながら、大腸菌により生産されたGABAは、食品に用いるには安全性の面で問題がある。このように、微生物により生産されたGABAは、食品に用いる場合、GABAを生産する菌の種類が問題となると共に、それを安全且つ大量に生産することができる菌が必要となってくる。
【0006】
ここで、例えば、特許第2704493号公報にあるようにラクトバチルス・プランタム又はそれを含有する醸造諸味を添加し、L−グルタミン酸を含む魚醤油諸味やその圧搾液や魚醤油を発酵させてGABA発酵食品を得ることができる。しかし、発酵に時間がかかるために生産性が悪く、又、原料であるL−グルタミン酸がかなり残るために清涼飲料水などの“うま味”の付加が好ましくないものへの利用の際に添加量が限られるか、若しくは添加できない。
よって、短時間で且つ高率で、L−グルタミン酸ナトリウム(MSG)若しくはL−グルタミン酸よりGABAを生産する菌や製造方法が望まれる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では、食品としての安全性の点から、従来から発酵乳などの食品製造に用いられている微生物によるGABAの生産能力を利用することとした。
また、乳酸菌発酵特有の風味を崩さないために、MSG、L−グルタミン酸、又はL−グルタミン酸含有食品(例えば、豆、トマト、海藻等を原料とする食品)からGABAへの変換をほぼ100%行う条件(乳酸菌株の選定、乳酸菌株の組み合わせの選定、発酵培地の配合・初発pHの設定、発酵温度・発酵時間の設定)を検索した。
【0008】
その結果、GABAの生産力が高い新規乳酸菌株を発見し、さらには、乳酸菌株の組み合わせの選定(GABA生産力を向上を与える乳酸菌の混合培養)、発酵培地の配合や初発pHの設定、発酵温度や発酵時間の設定を行うことにより効率よくGABAを得ることを見い出し、この発明に至った。
【0009】
すなわち、本発明のGABA高生産能を有する新規乳酸菌ラクトバチルス ブレビス(Lactobacillus brevis)TY414(FERM P−16910)は、下記の菌学的性質を有する。
MRS液体培地で初発pH5.7、30℃、16時間培養した時の菌の形態
(1)菌の形態 桿状
(2)グラム染色 陽性
(3)運動性 なし
(4)胞子 なし
(5)カタラーゼ なし
(6)通性嫌気性
(7)生育温度範囲 20〜40℃
(8)生育pH範囲 3.8〜9.4
(9)乳酸発酵 ヘテロ型
(10)乳酸の旋光性 DL
(11)糖の発酵性
強発酵 → L−アラビノース、リボース、D−キシロース、ガラクトース、グルコース、フルクトース、α−メチル−D−グルコシド、マルトース、メリビオース
弱発酵 → マンニトール、N アセチルグルコサミン、セリオビオース、グルコネート、2−ケトグルコネート、5−ケトグルコネート
【0011】
さらに、本発明は、GABA生産性の向上を目的とした、前記ラクトバチルス ブレビスTY414とラクトバチルス デルブルッキィ ブルガリカス(Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus )IFO13953(ブルガリカスタイプストレイン)との混合培養にも特徴を有する。
【0012】
さらに、本発明は、発酵培地が、乳製品(又はこれに植物成分を添加したもの)と、L−グルタミン酸ナトリウム(MSG)又はL−グルタミン酸若しくはL−グルタミン酸を含有する食品との混合物であり、上記いずれかの乳酸菌の発酵作用によるGABA高含有発酵物の短期間製造法にも特徴を有する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の乳酸菌によるGABAの生産について、更に詳細に説明する。
【0014】
被験試料を適量サンプリングし、生理食塩水にて希釈懸濁した後、ブロムクレゾール・パープル・プレートカウント寒天培地(BCP培地)に混釈培養し、これから代表的コロニーを釣菌し、さらにこれをBCP寒天培地に画線し培養する操作を繰り返して乳酸菌の純粋分離を行う。
【0015】
こうして得られた本件出願人の研究所保存菌株の中から20種類の乳酸菌株、及びGABA生産能が認められたという報告(生物工学会誌,75,NO.4,p239-244,1997)がある乳酸菌4菌株{ラクトバチルス ブレビス(Lactobacillus brevis)IFO3345、ラクトバチルス ブレビスIFO3960、ラクトバチルスブレビスIFO12005、ラクトバチルス ブレビスIFO12520}をそれぞれ、GYP培地(1%MSG含有)にて培養し、GABAの生産能の比較を行った。
【0016】
その結果、その中でも、ブレビスTY414、ブレビスIFO3345、ブレビスIFO3960、ブレビスIFO12005及びブレビスIFO12520の5菌株において、顕著なGABA生産能が認められた。図1は、これら5菌株のGABA生産能を示している。
【0017】
また、これらの定量は、それぞれの発酵液をメンブランろ過後、セップパックにて粗精製し、薄層クロマトグラフィー(TLC)、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)及びFキットL−グルタミン酸{L−グルタミン酸定量用キット(ベーリンガーマンハイム)}にて行った。なお、上記TLCとHPLCの各条件は、以下のとおりである。
(1)TLCの条件:
プレート;フナセルSF(セルロースプレート)
展開溶媒;イソプロパノール:水:酢酸=50:45:5
Rf値;GABA=0.91、MSG=0.80
(2)HPLCの条件
カラム;DAISO SP−120−5−ODS−BP(4.6mmφ×150mmL)
ディテクターd;Waters M484(UV)
波長;210nm
溶出溶媒;水:リン酸=99.9:0.1
流速;1 ml/min
温度;40℃
【0018】
図1のスクリーニングの結果、GYP培地(1%MSG含有)を発酵することにより効率よくGABAを生産する乳酸菌、3菌株(ブレビスTY414、ブレビスIFO3960、ブレビスIFO12005)に絞った。以下、この3菌株について発酵条件の検討を行う。
【0019】
これら3つの乳酸菌株について発酵物を調整すべく、10%脱脂粉乳(1%MSG含有)を出発原料とし発酵を試みたが、発酵が弱く、故にGABAへの変換が殆どみられなかった。
【0020】
そこで、他種の乳酸菌を混合培養することにより、発酵およびGABA生産能力の向上を試みた。図2には、ラクトバチルス デルブルッキィ ブルガリカス(Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus )TY028、ラクトバチルス デルブルッキィ ブルガリカス(Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus )TY122、ブルガリカスTY393、ブルガリカスタイプストレインとの混合培養時のGABA生産量を示す。なお、それぞれの発酵品名は表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】
その結果、2種類の混合培養においても100mg/100g以上のGABA含有発酵乳を得た(図2)。また、この結果より、組み合わせる菌種が同じブルガリカス種であっても、菌株によりGABA生産能に関する相性に差があることが分かった。
【0023】
この時、混合培養に用いたブルガリカス種各菌株単菌によるGYP培地(1%MSG含有)におけるGABA生産能は図3に示すようにかなり低いものであった。
【0024】
しかし、図2の結果程度のGABAへの変換率では、発酵液中に高い濃度のL−グルタミン酸が残存し、“うま味”の強い発酵液となり、乳酸菌発酵特有のサワー感に欠ける食品となる。
【0025】
そこで、発酵促進のために脱脂粉乳培地に植物由来成分(例えば、豆、人参、ピーマン、カボチャ、セロリ、ほうれん草、キャベツ、トマトなどを原料とする食品)を添加し、GABA生産性の向上を図った。この時の植物由来成分の例として豆乳を使用したときの処方を表2に示す。なお、スターターはブレビスTY414とブルガリカスタイプストレインの混合培養系を例とする。
【0026】
【表2】
【0027】
なお、表2において、「ブレビスTY414スターター」とは、2.0%ブドウ糖、1.0%豆由来ペプチド、0.5%酵母エキスの配合の水溶液を121℃、15分にて滅菌したものにブレビスTY414を添加し、30℃、24時間培養したものをいう。
また、表2において、「ブルガリカスタイプストレインスターター」とは、8.3%脱脂粉乳溶液(121℃、15分滅菌)にブルガリカスタイプストレインを添加し、37℃、24時間培養したものをいう。
【0028】
表2を処方例とし、各混合培養におけるGABA生産量を図4に示す。その結果、新たにブレビスTY414とブルガリカスTY393(サンプルA3b)、ブレビスTY414とブルガリカスタイプストレイン(サンプルA4b)、ブレビスIFO12005とブルガリカスTY393(サンプルC3b)の混合培養において、高濃度のGABAが得られた。
更に、GABA生産性をGYP培地(1%MSG含有)発酵時レベルに上げるために、脱脂粉乳の代わりにホエーパウダーを使用することによりGABAの生産能が上がった。また、ホエーパウダーの他に濃縮ホエーについても同様の効果が得られる。なお、その他に乳製品として、クリームパウダー、バターミルパウダー、濃縮乳、脱脂濃縮乳、無糖練乳、無糖脱脂練乳、加糖練乳、加糖脱脂練乳、全粉乳加糖粉乳、調整粉乳についての使用も考えられる。
【0029】
上記で検討した発酵物のなかでもブレビスTY414とブルガリカスタイプストレインの混合培養(サンプルA4c)にて得られたGABA含有発酵物については、MSG若しくはL−グルタミン酸をほぼ100%の効率でGABAに変換していた。また、ブレビスTY414とブルガリカスTY393の混合培養(サンプルA3c)、ブレビスIFO12005とブルガリカスTY393の混合培養(サンプルC3c)においてもGABA生産量が増し、GABA含有量もかなり高いものであった(図5)。
さらに、サンプルA4cにおける経時のGABA生産量の変化をみたところ、50時間過ぎたぐらいからGABAの生産量が急激に上がり、70時間前後で定常期をむかえることが分かった(図6)。
【0030】
また、この時の培地の配合と発酵条件は、乳製品としてホエーパウダー、植物由来成分として豆乳、L−グルタミン酸供給源としてMSGを使用した時を例とし表3に示す。
【0031】
【表3】
【0032】
なお、表3において、「炭酸ナトリウム」は、pH調整用であり、「ブレビスTY414スターター」とは、2.0%ブドウ糖、1.0%豆由来ペプチド、0.5%酵母エキスの配合の水溶液を121℃、15分にて滅菌したものにブレビスTY414を添加し、30℃、24時間培養したものであり、「ブルガリカスタイプストレインスターター」とは、8.3%脱脂粉乳溶液(121℃、15分滅菌)にブルガリカスタイプタイプストレインを添加し、37℃、24時間培養したものをいう。
【0033】
表3のように発酵条件は検討の結果、発酵時の2種の乳酸菌株バランスの推移がGABA生産に最も好ましい、温度28〜32℃、初発pH6.0〜6.5とした。
【0034】
こうして得られた発酵物をエキス化や濃縮、若しくはパウダー化することで更に高濃度のGABAを含有する発酵物が得られる(図7)。また、それぞれの製法例は表4に示すとおりである。
【0035】
【表4】
【0036】
このようなGABA高含有発酵物は、GABAを安全かつ、高濃度で摂取できるもので、更には、風味的にも嗜好性が高いものであるため、日常的に手軽に食することができる。
【0037】
また、このことより、例えば、当該発酵物を含む食品を日常的に摂取することにより、積極的な健康保持効果が期待でき、産業上の利用価値が極めて高いものである。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述したとおり、この発明によれば、短期間に効率よく、高含有のGABAを生産することができ、しかも、これを食品として安全に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各乳酸菌株によるGYP培地(1%MSG含有)発酵後のGABA含有量を示す棒グラフである(培養条件:温度30℃、pH無調整、培養72時間)。
【図2】各乳酸菌株の混合培養における10%脱脂粉乳培地(1%MSG含有)発酵後のGABA含有量を示す棒グラフである(培養条件:温度30℃、pH無調整、培養72時間)。
【図3】GABA生産菌との混合培養に使用した乳酸菌株によるGYP培地(1%MSG含有)発酵後のGABA含有量を示す棒グラフである(培養条件:温度30℃、pH無調整、培養72時間)。
【図4】各乳酸菌株の混合培養における表2を処方例とする発酵物のGABA含有量をを示す棒グラフである。
【図5】各乳酸菌株の混合培養における表3を処方例とする発酵物のGABA含有量をを示す棒グラフである。
【図6】表3を処方例とするブレビスTY414とブルガリカスタイプストレインの混合培養におけるGABA生産量とL−グルタミン酸量の経時変化を示す折線図である。
【図7】表3を処方例とする発酵物を各加工法(表4に加工例を示す)により加工したときのGABA含有量を示す棒グラフである。
Claims (3)
- 下記の菌学的性質を有するγ−アミノ酪酸高生産能を有する新規乳酸菌ラクトバチルス ブレビスTY414(FERM P−16910)。
MRS液体培地で初発pH5.7、30℃、16時間培養した時の菌の形態
(1)菌の形態 桿状
(2)グラム染色 陽性
(3)運動性 なし
(4)胞子 なし
(5)カタラーゼ なし
(6)通性嫌気性
(7)生育温度範囲 20〜40℃
(8)生育pH範囲 3.8〜9.4
(9)乳酸発酵 ヘテロ型
(10)乳酸の旋光性 DL
(11)糖の発酵性
強発酵 → L−アラビノース、リボース、D−キシロース、ガラクトース、グルコース、フルクトース、α−メチル−D−グルコシド、マルトース、メリビオース
弱発酵 → マンニトール、N アセチルグルコサミン、セリオビオース、グルコネート、2−ケトグルコネート、5−ケトグルコネート - 請求項1に記載の新規乳酸菌ラクトバチルス ブレビスTY414と、ラクトバチルス デルブルッキィ ブルガリカスIFO13953とのγ−アミノ酪酸の生産性の向上を目的とした混合培養方法。
- 発酵培地が、乳製品又はこれに植物成分を添加したものと、L−グルタミン酸ナトリウム、L−グルタミン酸、又はL−グルタミン酸を含有する食品との混合物であり、
請求項1に記載の乳酸菌の発酵作用、又は請求項2に記載の混合培養方法の発酵作用によるγ−アミノ酪酸高含有発酵物の短期間製造法。
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