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JP4331919B2 - 防振装置 - Google Patents

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JP4331919B2
JP4331919B2 JP2002187864A JP2002187864A JP4331919B2 JP 4331919 B2 JP4331919 B2 JP 4331919B2 JP 2002187864 A JP2002187864 A JP 2002187864A JP 2002187864 A JP2002187864 A JP 2002187864A JP 4331919 B2 JP4331919 B2 JP 4331919B2
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elastic
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車、一般産業用機械等に適用して振動発生部からの振動を吸収する防振装置に関するものであり、特に、変位方向ごとのバネ比を大きくすることが可能な防振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、車両の振動発生部となるエンジンと振動受信部となる車体との間には、エンジンマウントとしての防振装置が設置されており、エンジンで発生する振動をこの防振装置が吸収し、車体側に伝達されるのを阻止している。この種の防振装置は、過大な変位によって防振装置が破損に至ることを防止するため、ストッパ金具が設けられている。
【0003】
このストッパ金具は、振動発生部となるエンジンと振動受信部となる車体との間の相対変位を適当な範囲で規制するものであり、車体側に取り付けられた筒状金具に固定され、変位が過大となった際には、エンジン側の取付金具がストッパ金具に衝突することでそれ以上の変位を規制する。そして、変位が過大となった際に、取付金具とストッパ金具との衝突時の衝撃を緩和すべく、取付金具の外周に弾性ストッパが設けられている。
【0004】
ここで、図2に縦断面図で示す従来の防振装置において、変位方向によって剛性比をつける場合には、弾性体14のボリュームを前後方向や左右方向で変えたり、取付金具12の形状を変えたり、インターリング金具を入れたりして対処していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、弾性体14の形状を不均一にしたり、インターリング金具を用いたりすると、弾性体14の耐久性が悪くなるという問題があった。また、取付金具12の形状を変えただけでは、十分な剛性比をつけることが困難であった。
【0006】
そこで本発明は、耐久性を悪化させることなく、簡単に十分な剛性比をつけることが可能な防振装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の課題を解決するためになされたものであって、その要旨は、振動受信部又は振動発生部の何れか一方に取り付けられる筒状金具と、振動発生部又は振動受信部の他方に取り付けられる取付金具と、筒状金具に内嵌される中間筒と、取付金具と中間筒とを連結する弾性体と、取付金具の変位を規制するストッパ金具とからなる防振装置であって、取付金具とストッパ金具との間に弾性ストッパが設けられ、変位方向によって弾性ストッパのバネ定数が異なり、弾性ストッパ(9)が、前後方向又は左右方向において、予め圧縮された状態で取付金具(2)又はストッパ金具(8)と当接している防振装置に係るものである。
【0008】
そして好ましくは、ストッパ金具が、取付金具の上下方向の変位、前後方向の変位及び左右方向の変位を規制するものであり、前後方向の変位と左右方向の変位とでバネ定数が異なる防振装置に係るものである。また、弾性ストッパは、前後方向又は左右方向において、予め取付金具又はストッパ金具と当接していることが好ましく、更に、弾性ストッパは、取付金具の外周に設けられ、かつ、弾性体と一体に形成されていることが好ましい。
【0009】
なお、本発明の防振装置は、弾性体と共に液室を構成するダイヤフラムと、液室を2室に仕切る仕切部材と、2室の液室を連通するオリフィスとを有する液入り防振装置にも適用できるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の防振装置は、振動受信部又は振動発生部の何れか一方に取り付けられる筒状金具と、振動発生部又は振動受信部の他方に取り付けられる取付金具と、筒状金具に内嵌される中間筒と、取付金具と中間筒とを連結する弾性体とを有している。また、弾性体と共に液室を構成するダイヤフラムと、液室を2室に仕切る仕切部材と、2室の液室を連通するオリフィスとを有するようにすることもできる。
【0011】
即ち、取付金具と中間筒とを連結する弾性体の防振性による液無し防振装置にも、オリフィスによる2室の液室間の液流動効果によって、振動減衰機能と振動絶縁機能を持つ液入り防振装置にも適用できるものであり、例えば、車両の振動発生部となるエンジンと振動受信部となる車体との間にあって、エンジンで発生する振動を吸収し、車体側に伝達されるのを阻止するものである。
【0012】
そして、本発明の防振装置は特徴的に、取付金具の変位を規制するストッパ金具を備えると共に、取付金具とストッパ金具との間に弾性ストッパが設けられ、変位方向によって弾性ストッパのバネ定数が異なっている。即ち、図2に示す従来の防振装置のように、弾性体14のボリュームや取付金具12の形状を変えたり、インターリング金具を入れたりして剛性比をつけるのではなく、弾性ストッパによって剛性比をつけている。
【0013】
この点について更に詳述すると、弾性体14の形状を不均一にしたり、インターリング金具を用いたりすると、弾性体14の耐久性が悪くなってしまう。例えば、弾性体14は、取付金具12と中間筒13とを連結し、防振機能を発揮する主要部であるため、弾性体14には幅広い外力が作用している。従って、弾性体14の形状が不均一になると応力集中が発生しやすくなり、耐久性が悪化するのである。
【0014】
また、取付金具12は剛性を有するものなので、その形状を変えても取付金具12の周辺のバネ定数が変化するわけではなく、単に、特定の方向でストッパ金具18との接触が早くなるに過ぎない。
【0015】
一方、本発明の防振装置では、弾性ストッパのバネ定数が変位方向によって異なるように構成している。即ち、弾性体のボリュームや取付金具の形状を変えることなく、インターリング金具を入れることもないので、耐久性が悪化せず、弾性ストッパのチューニングだけで大きな剛性比をつけることが可能になるのである。
【0016】
ここで、変位方向には、筒状金具の軸線方向である上下方向、軸線方向に直角な水平面内における前後方向及び左右方向がある。そして、ストッパ金具はこれら6方向の変位を規制しているが、弾性ストッパのバネ定数を変化させる方向は特に限定されず、6方向の一部だけであってもよい。但し、エンジンマウントとしての防振装置にあっては、前後方向の変位と左右方向の変位とでバネ定数を変えることが好ましい。
【0017】
また、弾性ストッパのバネ定数を変化させるには、弾性ストッパの一部の厚さを増やせばよい。例えば、弾性ストッパが取付金具の外周全面をほぼ均一な厚さで被覆している防振装置の場合に前後方向のバネ定数を変えるには、左右方向はそのままで、前後方向だけ弾性ストッパを突出させればよい。すると、前後方向は弾性体のバネ+弾性ストッパのバネになって高いバネが得られ、左右方向は弾性体のバネのみの低いバネになる。
【0018】
特に、弾性ストッパが、前後方向又は左右方向において、予め取付金具又はストッパ金具と当接するようにしておけば、変位の初期から前後方向又は左右方向のバネ定数を変えることができ、弾性ストッパが圧縮されて取付金具又はストッパ金具と当接していれば、変位が発生する前からバネ定数を変えておくことができる。なお、弾性ストッパは、取付金具側に設けることもストッパ金具側に設けることもできるが、取付金具の外周に設け、取付金具側にある弾性体と一体に形成することが好ましい。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の好ましい実施の形態の具体例を図面に基づいて説明する。図1は本発明の防振装置の一例を示す図であり、図1(A)は上面図、図1(B)は図1(A)のC−C断面図である。図1に示す実施例は、自動車のエンジンと車体との間に設置される液入り防振装置であって、筒状金具1と、取付金具2と、筒状金具1に内嵌される中間筒3と、取付金具2と中間筒3とを連結する弾性体4とを有している。この弾性体4はゴムからなり、防振主体となるものである。そして、弾性体4の内壁とダイヤフラム5によって液室が構成され、この液室は仕切部材6によって2室に仕切られている。
【0020】
ここで、筒状金具1は折り返し部1Aを有している。従って、図1に示す実施例の防振装置を組み立てるには、ダイヤフラム5を固定し、仕切部材6によってオリフィス7を形成した中間筒3を、筒状金具1の折り返された内筒1Bの内周に圧入する。すると、取付金具2が弾性体4によって中間筒3に連結されているので、ストッパ金具8を除く防振装置が組み付けられる。
【0021】
この際、中間筒3には、筒状金具1側に向かうフランジ3Aが備えられているので、中間筒3のフランジ3Aと筒状金具1の折り返し部1Aとを当接させることで、容易に中間筒3の位置決めをすることができる。
【0022】
また、取付金具2の外周には、弾性体4と一体の弾性ストッパ9が設けられている。弾性ストッパ9は、前後方向に突出した形状となっており、左右方向に対して厚くなっている。
【0023】
そして、ストッパ金具8を、筒状金具1の折り返された外筒1Cの外周に圧入して組み立てるのであるが、この際、ストッパ金具8の内径よりも弾性ストッパ9の前後方向の長さの方が長くなっている。従って、ストッパ金具8を固定した状態において、弾性ストッパ9は前後方向に圧縮されており、ストッパ金具8と弾性ストッパ9とが予め接触している前後方向でバネが高く、接触していない左右方向でバネが低くなっている。
【0024】
このように、図1に示す実施例の防振装置は、前後方向の弾性ストッパ9がストッパ金具8の内面に接触し、圧縮されているので、上下方向のバネをほとんど変えずに、前後方向と左右方向とで剛性比がつけられている。
【0025】
【発明の効果】
本発明の防振装置は、取付金具とストッパ金具との間に弾性ストッパが設けられ、変位方向によって弾性ストッパのバネ定数が異なるので、剛性比をつけても防振機能を発揮する主要部である弾性体の耐久性に悪影響を及ぼすことがない。従って、耐久性を悪化させることなく、簡単に十分な剛性比をつけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の防振装置の一例を示す縦断面図である。
【図2】図2は、従来の防振装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1‥筒状金具
1A‥折り返し部
1B‥内筒
1C‥外筒
2‥取付金具
3‥中間筒
3A‥フランジ
4‥弾性体
5‥ダイヤフラム
6‥仕切部材
7‥オリフィス
8‥ストッパ金具
9‥弾性ストッパ
11‥筒状金具
12‥取付金具
13‥中間筒
14‥弾性体
15‥ダイヤフラム
16‥仕切部材
17‥オリフィス
18‥ストッパ金具

Claims (5)

  1. 振動受信部又は振動発生部の何れか一方に取り付けられる筒状金具(1)と、振動発生部又は振動受信部の他方に取り付けられる取付金具(2)と、筒状金具(1)に内嵌される中間筒(3)と、取付金具(2)と中間筒(3)とを連結する弾性体(4)と、取付金具(2)の変位を規制するストッパ金具(8)とからなる防振装置であって、取付金具(2)とストッパ金具(8)との間に弾性ストッパ(9)が設けられ、変位方向によって弾性ストッパ(9)のバネ定数が異なり、弾性ストッパ(9)が、前後方向又は左右方向において、予め圧縮された状態で取付金具(2)又はストッパ金具(8)と当接していること、を特徴とする防振装置。
  2. ストッパ金具(8)が、取付金具(2)の上下方向の変位、前後方向の変位及び左右方向の変位を規制することを特徴とする請求項1に記載の防振装置。
  3. 前後方向の変位と左右方向の変位とでバネ定数が異なることを特徴とする請求項2に記載の防振装置。
  4. 弾性ストッパ(9)が取付金具(2)の外周に設けられ、かつ、弾性体(4)と一体に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の防振装置。
  5. 弾性体(4)と共に液室を構成するダイヤフラム(5)と、液室を2室に仕切る仕切部材(6)と、2室の液室を連通するオリフィス(7)とを有することを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の防振装置。
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