JP4324388B2 - 切断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、摩耗量の少ない硬質材料で形成された刃先を有する切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
不織布あるいは複数枚の不織布の積層体、または不織布と繊維束層との積層体などから成る繊維製品を所定のパターンに切断する切断装置として、2つのロールを備えたロータリーカッターが用いられる。
【0003】
この種のロータリーカッターは、ダイロールとアンビルロールとが、その軸中心が互いに平行となるように設けられている。前記ダイロールには、その外周面から半径方向へ突出する切断刃が設けられており、切断刃の刃先が前記アンビルロールの外周面に圧接した状態で、ダイロールとアンビルロールとが回転する。ワークが、ダイロールとアンビルとの間に供給されると、ワークがダイロールの切断刃とアンビルロールの外周面との間に挟まれて切断される。
【0004】
しかし、前記ロータリーカッターでは、ダイロールの切断刃とアンビルロールの外周面とが常に圧接するために、前記切断刃およびアンビルロールの外周面が摩耗するのを避けることができない。また、摩耗に着目した場合、ダイロールの切断刃をアンビルロールよりも硬質な材質とし、切断刃よりもアンビルロールの外周面の方が摩耗しやすくしておくことが、切断刃の寿命を長くできる点で好ましい。
【0005】
しかし、ダイロールの前記切断刃全体を超硬材料などの硬質材料で形成すると、切断刃の製造コストが高くなり、切断刃の刃先が摩耗したときの刃先研磨作業も困難である。
【0006】
以下の特許文献1には、生理用ナプキンや使い捨ておむつなどの吸収性物品の製造工程において、シート材料の接合や切断に用いる切断装置として、ロールに形成された突条部の先部に超硬合金が0.1〜10mmの厚みで溶射され、この超硬合金の溶射層が研削加工されて、吸収性物品に対する加工を行うための凸状超硬部が形成されたものが開示されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−9866号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1には、溶融状態の超硬合金を吹き付けて形成された溶射層全体を研削加工して、三角形状や台形状の凸状超硬部を形成する技術、およびロール表面に形成された凸部の表面全域に、前記溶射層を均一に成膜する技術が開示されている。
【0009】
しかし、超硬合金の溶射層を研削加工して三角形状や台形状の凸状超硬部を形成するには、前記溶射層を厚くすることが必要であるが、溶射層を厚くするとその母材であるロールとの密着性が低下し、長期間使用していると溶射膜が母材から剥がれるおそれがある。また長期間の使用により凸状超硬部が摩耗した場合には、再度超硬合金を溶射して研削加工を行うことが必要であり、摩耗時の復元作業が大変である。また、超硬合金を吹き付けた溶射層は、同じ超硬合金のバルク材に比べて脆いため、アンビルロールの表面との加圧力が大きすぎると先部に組織破壊を生じやすい。
【0010】
また、ロール表面に形成された凸部の表面全体に、溶射層を均一に成膜したものでは、超硬合金により鋭い刃先角度を有する刃先を形成することが難しく、切断刃として構成するのが困難である。
【0011】
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、切断刃に硬質膜を形成して、鋭い刃先角度を有する硬質な刃先を形成できる切断装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ワークを切断する切断刃を有する切断装置において、前記切断刃は、刃先に向けて徐々に接近する第1の面と第2の面を有し、前記第1の面に硬質膜が形成されて、前記硬質膜の膜表面と前記硬質膜の刃先側の端面との角部が刃先として機能しており、
前記刃先よりも基部側において、前記切断刃の表面から内部に向けて凹部が形成され、前記切断刃の前記凹部よりも先の部分が弾性変位可能とされていることを特徴とするものである。
【0013】
この切断装置では、切断刃の第1の面に硬質膜を形成するだけで、この硬質膜の角部を所定の角度を有する刃先として機能させることができる。硬質膜を極端に厚くする必要がないため、硬質膜と第1の面との密着性を高くでき、硬質膜の剥がれを防止できる。
【0014】
例えば本発明は、前記硬質膜の刃先側の端面が、前記第2の面と同一面となるように研磨されているものである。
【0015】
刃先が摩耗したときには、硬質膜の端面を第2の面と同一面となるように研磨するだけで、刃先を復元できる。
【0017】
切断刃の先部が弾性的に変位できるので、刃先とアンビルとの加圧力が過大になるのを防止でき、刃先の組織破壊を防止しやすい。
【0018】
さらに本発明は、ワークを切断する切断刃を有する切断装置において、前記切断刃は、回転方向の前方と後方の双方に形成された第1の面と、2つの前記第1の面の間に位置し刃先に向けて徐々に接近する2つの第2の面とで形成される2つの刃先を有し、2つの前記第1の面のそれぞれに硬質膜が形成されて、それぞれの前記硬質膜の膜表面と前記硬質膜の刃先側の端面との角部が刃先として機能しており、
前記2つの第2の面の境界部から前記切断刃の内部に向けて凹部が形成され、前記凹部の両側に位置する部分がそれぞれ弾性変位可能とされていることを特徴とするものである。
【0019】
この切断装置では、切断刃により2方向での向きで切断を行うことができる。
本発明での前記硬質膜は、例えば超硬合金を溶射した溶射膜である。
【0020】
また、本発明は、軸中心が平行に対向するダイロールとアンビルロールとを有し、前記切断刃は、前記ダイロールの外周面から半径方向へ突出して設けられており、前記切断刃と前記アンビルロールの外周面との間で、ワークが切断されるロータリーカッターとして構成できる。
【0021】
ただし、この切断装置は、ロータリーカッター以外の構成とすることも可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の切断装置の一実施の形態としてロータリーカッターを示す斜視図、図2はダイロールの切断刃とアンビルロールの外周面との対向状態を、軸中心と直交するII−II線で切断した部分拡大断面図である。
【0023】
このロータリーカッター1は、ダイロール2とアンビルロール3とが、その軸中心O1とO2が互いに平行となるように設けられている。前記ダイロール2は、回転軸4と、前記回転軸4の軸中心O1からの所定の半径で形成された外周面5を有しており、この外周面5から半径方向へ、複数の切断刃6が突出して設けられている。ダイロール2の軸方向の両側には、前記外周面5よりも半径がやや大きい当接周面7,7が形成されており、切断刃6の刃先が当接周面7,7よりも半径方向へわずかに突出している。一方、アンビルロール3は、回転軸8と、回転軸8の軸中心O2から所定の半径で形成された外周面9を有している。
【0024】
ダイロール2とアンビルロール3が互いに加圧され、前記ダイロール2の当接周面7,7が、アンビルロール3の外周面9に所定の圧力で当接することにより、ダイロール2の軸中心O1とアンビルロール3の軸中心O2とが一定の間隔を維持し、且つダイロール2に設けられた切断刃6とアンビルロール3の外周面9とが所定の圧力で圧接される。
【0025】
前記ダイロール2とアンビルロール3とを互いに同期して矢印方向へ回転駆動して、ワークWをダイロール2とアンビルロール3との間に送り込むと、ダイロール2の切断刃6の刃先と、アンビルロール3の外周面9とで前記ワークWが挟み込まれて、切断刃6によりワークWが部分的に切断される。
【0026】
例えば、前記ワークWは不織布などで形成された基材シートWaと、前記基材シートWaの両表面に重ねられた繊維束層Wbとを有している。繊維束層WbはワークWの送り方向(MD)に向けて途切れなく連続する連続繊維の束であり、この繊維束層Wbと基材シートWaとが、送り方向(MD)に一定の間隔を空けて送り方向(MD)と直交する方向(CD)に向けて連続直線状に延びる熱融着線Wcにより接合されている。このワークWが前記ダイロール2とアンビルロール3との間に供給されると、前記熱融着線WcとWcとの中間部分が、前記切断刃6と外周面9とで挟持されて、前記基材シートWaと繊維束層Wbとが一緒に切断されて切断線Wdが形成される。
【0027】
前記切断工程を経た後のワークWは、基材シートWaの両側面において、繊維束層Wbが、前記熱融着線Wcを固定端とし切断線Wdで切断された部分が自由端となるように分離される。このワークWは床拭き用などの清掃用物品として使用できるものであり、繊維束層Wbがブラシのように機能して集塵効果を発揮できる。
【0028】
図2に拡大して示すように、前記切断刃6は、ダイロール2の本体と一体に形成されたものである。あるいは切断刃6が、ダイロール2の外周面5からロール内部に向けて埋め込まれて形成されていてもよい。ダイロール2および切断刃6は、工具鋼などの鋼材料で形成されている。
【0029】
切断刃6の断面形状は三角形であり、ダイロール2の回転方向の前方に向く第1の面11と、回転方向の後方に向く第2の面12を有している。第1の面11と第2の面12は、共に平面であり、刃先に向けてその対向間隔が徐々に狭くなるように角度θを有して対向している。前記切断刃6は、第1の面11と第2の面12とが前記角度θで対向する交叉角部13を有している。
【0030】
第1の面11には、硬質膜14が付着して形成されている。この硬質膜14の膜表面14aと先端面14bとが交叉する角部15は、前記交叉角部13よりも先部に突出している。そして前記硬質膜14の角部15が刃先として機能するようになっている。この実施の形態では、前記硬質膜14の先端面14bが、第2の面12と同一面となるように研磨されており、角部15の刃先角度がθとなっている。
【0031】
硬質膜14の膜厚は、0.1〜0.6mmの範囲であり、さらに好ましくは0.2〜0.4mmである。また刃先角度θは30〜90度である。
【0032】
前記硬質膜14は、種々の硬質材料により形成可能であり、例えば、高融点金属の炭化物であり、タングステン(W)とコバルト(Co)およびカーボン(C)を含むいわゆる超硬合金を溶融状態として、前記切断刃6の第1の面11に吹き付けて形成した溶射膜である。この超硬合金の溶射膜は、比較的薄く、しかも切断刃6を軸方向へ沿うように第1の面11においてほぼ均一な膜厚で形成されている。超硬合金の溶射膜が薄いと、母材である第1の面11に対する密着性が良く、また平面である第1の面11に均一な膜厚で形成されているため、膜内の残留応力が少なく、残留応力による膜剥がれも生じ難い。
【0033】
または、前記硬質膜14として、合金粉を前記第1の面11に付着させて焼結させた焼結合金を使用でき、この焼結合金として、例えばアルミナチタンカーボン(Al−Ti―C)などを例示できる。あるいは、前記硬質膜14が、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)をスパッタなどで付着させて形成したスパッタ膜であってもよい。
【0034】
それぞれの切断刃6では、前記第2の面12から、切断刃6の内部に向けて凹部6aが形成されており、刃先部分が、回転方向の後方に向けてα方向へ弾性変形可能とされている。なお、前記凹部6aの奥端部と第1の面11との間の残肉部分6bは、前記硬質膜14が形成されている領域と重ならないように設定されている。
【0035】
前記ダイロール2に設けられた各切断刃6,6,・・・の刃先の形状設定の加工方法を説明すると、それぞれの前記切断刃6の第1の面11に硬質膜14を形成した後に、軸中心O1を中心としてダイロール2を回転させて、各切断刃11の刃先が同一の円周面上に位置するように研磨する。次に、個々の切断刃6において、硬質膜14の表面14aを第1の面11と平行面となるように研磨し、さらに硬質膜14の先端面14bおよび切断刃6の第2の面12を同一面となるように研磨する。これにより、硬質膜14の角部15を、刃先角度θを有する刃先とすることができる。
【0036】
前記ダイロール2およびアンビルロール3を用いた、ワークの切断方法の一例を説明する。
【0037】
図1に示すように、ダイロール2とアンビルロール3は、互いに同期して、ダイロール2の当接周面7とアンビルロール3の外周面9とが同じ周速度となるように互いに逆向きに回転させられる。ワークWがダイロール2の外周面5とアンビルロール3の外周面9との間に供給されて、ワークWは前記周速度と同じ速度で搬送される。
【0038】
このとき、ワークWの熱融着線Wcと熱融着線Wcとの中間で、基材シートWaと繊維束層Wbとが一緒に、刃先となる角部15とアンビルロール3の外周面9との間で挟み込まれ、基材シートWaと繊維束層Wbとが一緒に押し切られる。
【0039】
ダイロール2では、刃先となる角部15が当接周面7から数μm程度あるいは十数μm程度突出しているため、前記角部15は、常に外周面9と圧接する。しかし、前記角部15は超硬合金で形成されているため、その摩耗の進行を遅くすることができる。前記硬質膜14として、超硬合金のように、アンビルロール3の外周面9よりも硬質なものを用いると、角部15よりも外周面9の方が摩耗しやすくなる。この外周面9は軸中心O2を中心とした円筒面研磨で矯正可能であるため、摩耗後の復元工程を容易にできる。
【0040】
前記のように、角部15は外周面9に常に圧接されるが、このとき切断刃6が凹部6aの奥端部の残肉部分6bの部分で弾性変形するため、角部15に過大な圧力が作用するのを防止できる。したがって角部15において超硬合金が組織破壊を生じる可能性が低くなり、長寿命化を図ることができる。また前記残肉部分6bは、硬質膜14と重ならないように形成されているため、残肉部分6bの変形による曲げ応力が硬質膜14に直接に作用するのを極力防ぐことが、硬質膜14の曲げ応力による膜剥がれを防止しやすくなる。
【0041】
また、切断作業を継続して、ワークWに対する切れ味が悪くなったような場合には、切断刃6の第2の面12を基準として、この第2の面12と、硬質膜14の先端面14bとを一緒に研磨することにより、角部15を刃先角度θとなるように復元することができる。この研磨作業は、第2の面12を基準としているために容易であり、研磨により角部15の刃先角度を常にθに設定できるようになる。
【0042】
図3は本発明の第2の実施の形態のロータリーカッターを示す断面図である。
第2の実施の形態のダイロール2Aは、外周面5に埋設された切断刃6Aを有しており、この切断刃6Aの回転方向の前方と後方の双方に第1の面11A,11Aが形成されている。切断刃6Aの先部では、第1の面11Aと第1の面11Aとの間にV字状凹部が設けられて、第2の面12Aと第2の面12Aとが形成されている。第1の面11Aと第1の面11Aの双方に硬質膜14,14が形成されており、それぞれの硬質膜14の、膜表面14aと先端面14bとが交叉する角部15が刃先角度θの刃先となっている。
【0043】
また、第2の面12Aと第2の面12Aとの境界部から、第1の面11Aと平行に凹部6Bが形成されて、それぞれの角部15,15が弾性的に変位可能となれている。この場合に、凹部6Bの奥端部6cは、前記硬質膜14,14が形成される領域と重ならないように、前記凹部6Bが深く形成されている。切断刃は、前記奥端部6cの付近が変形することで、各角部15,15が変位できるようになっているが、奥端部6cが、硬質膜14,14の形成領域よりも奥側に位置しているため、前記弾性変形の際に硬質膜14,14に曲げ応力が作用し難くなり、膜剥がれを防止しやすい構造となっている。
【0044】
このダイロール2Aでは、第1の面11Aと第1の面11Aとの中心面Lが、外周面5の法線R(半径方向に向く線)と一致しておらず、中心面Lが、軸中心O1を通らない向きとなるように、前記切断刃6Aが取り付けられている。
【0045】
その結果、ダイロール2Aとアンビルロール3が回転したときに、一方の角部15の軌跡A1がアンビルロール3の外周面9に当たって、この角部15と外周面9とが圧接されるが、他方の角部15の軌跡A2は外周面9と当たらない。よって、前記軌跡A1にて回動する一方の角部15のみがワークに対する切断機能を発揮し、他方の角部15は切断機能を発揮しない。
【0046】
軌跡A1で周回する角部15が摩耗したときには、第2の面12Aを基準として硬質膜14の先端面14bを研磨することにより刃先角度θを回復できる。しかし、この摩耗が顕著になったときには、切断刃6Aを図3において上下逆向きにしてアンビルロール3に装着することにより、その後は摩耗していない角部15を軌跡A1に沿って回動する刃先として使用して切断を継続することができる。
【0047】
なお、図3に示す実施の形態において、前記中心面Lをダイロール2Aの法線に一致させることにより、常に2つの角部15,15でワークを切断することもでき、この場合、ダイロール2Aの回転方向がどちら向きであっても切断作業を行うことができる。
【0048】
【発明の効果】
以上のように本発明では、刃先の硬度を高くでき、また硬質膜を過大に厚くする必要がないため、硬質膜の剥がれが生じにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のロータリーカッターを示す斜視図、
【図2】図1に示すダイロールの切断刃とアンビルロールの外周面との対向状態を、軸中心と直交する断面で示した拡大断面図、
【図3】第2の実施の形態の切断刃と外周面との関係を示す拡大断面図、
【符号の説明】
1 ロータリーカッター
2,2A ダイロール
3 アンビルロール
4 回転軸
5 外周面
6,6A 切断刃
6a,6B 凹部
7 当接周面
8 回転軸
9 外周面
11,11A 第1の面
12,12A 第2の面
14 硬質膜
14a 膜表面
14b 先端面
15 刃先となる角部
Claims (7)
- ワークを切断する切断刃を有する切断装置において、前記切断刃は、刃先に向けて徐々に接近する第1の面と第2の面を有し、前記第1の面に硬質膜が形成されて、前記硬質膜の膜表面と前記硬質膜の刃先側の端面との角部が刃先として機能しており、
前記刃先よりも基部側において、前記切断刃の表面から内部に向けて凹部が形成され、前記切断刃の前記凹部よりも先の部分が弾性変位可能とされていることを特徴とする切断装置。 - 前記凹部は、前記硬質膜よりも基部側に形成されている請求項1記載の切断装置。
- ワークを切断する切断刃を有する切断装置において、前記切断刃は、回転方向の前方と後方の双方に形成された第1の面と、2つの前記第1の面の間に位置し刃先に向けて徐々に接近する2つの第2の面とで形成される2つの刃先を有し、2つの前記第1の面のそれぞれに硬質膜が形成されて、それぞれの前記硬質膜の膜表面と前記硬質膜の刃先側の端面との角部が刃先として機能しており、
前記2つの第2の面の境界部から前記切断刃の内部に向けて凹部が形成され、前記凹部の両側に位置する部分がそれぞれ弾性変位可能とされていることを特徴とする切断装置。 - 前記凹部の奥端部は、前記硬質膜が形成されている領域と重ならない位置まで深く形成されている請求項3記載の切断装置。
- 前記硬質膜の刃先側の端面が、前記第2の面と同一面となるように研磨されている請求項1ないし4のいずれかに記載の切断装置。
- 前記硬質膜は、超硬合金を溶射した溶射膜である請求項1ないし5のいずれかに記載の切断装置。
- 軸中心が平行に対向するダイロールとアンビルロールとを有し、前記切断刃は、前記ダイロールの外周面から半径方向へ突出して設けられており、前記切断刃と前記アンビルロールの外周面との間で、ワークが切断される請求項1ないし6のいずれかに記載の切断装置。
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