JP4323634B2 - ヒンジ構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒッジ構造に関し、詳しくは、例えば、合成樹脂容器の本体と蓋とをヒンジピンにて回動自在に枢支連結するヒンジ構造に関し、更に詳しくは、ヒンジピンが使用中に抜けるのを確実に防止するとともに、合成樹脂容器のリサイクルに際してヒンジピンが邪魔になることがなく、しかも、ヒンジピンを挿入する場合に、合成樹脂製のヒンジ受け部又はヒンジ接続部を損傷するのを回避しながらヒンジピンの挿入を楽におこなえるようにしようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ヒンジ構造においては、図9に示すように、合成樹脂容器の本体1aのヒンジ受け部3と蓋2aのヒンジ接続部4とにヒンジピンP′を挿通して本体1aと蓋2aとを回動自在に枢支連結し、ヒンジピンP′の挿通方向の後端部に大径部5aを形成し、ヒンジ受け部3とヒンジ接続部4の一方に係止孔6を形成して大径部5aを係止孔6に係入して抜止めを図るものである。
【0003】
ところで、従来のヒンジピンP′は金属棒体を使用するものであり、ヒンジピンP′の後端部を曲げ加工して大径部5aを形成するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のヒンジピンP′は金属棒体を曲げ加工して大径部5aを形成することから、大径部5aはヒンジピンP′の周方向の一部に存在することとなって、ヒンジピンP′は方向性を持つことになる。
【0005】
このようにヒンジピンP′に方向性を持つ場合に、方向を合わせて挿入する必要があり、ヒンジピンP′の挿入が面倒になり、かつ、大径部5aは周方向の一部にしか存在しないことから、使用中にヒンジピンP′が不測に回る場合に、係止孔6から簡単に脱出してヒンジピンP′が抜けることになるという問題があった。
【0006】
ところで、大径部5aを大きく曲げ加工して係止孔6から抜け難くする際には、ヒンジピンP′の実質的な径が大きくなるのであり、大径となった大径部5aを備えたヒンジピンP′を本体1aのヒンジ受け部3と蓋2aのヒンジ接続部4とに挿入して大径部5aを係止孔6に係入するのに際して、係止孔6の後方部Xを内方から強く押圧することになり、係止孔6の後方部Xをいわゆる「白化」させる場合があるのであり、この部分が脆くなって使用中に係止孔6の後方部Xに破壊及び亀裂を生じさせ、ヒンジ部Hを破壊することがあるという問題があった。
【0007】
更に、ヒンジピンP′は金属棒製であることから、合成樹脂製の容器をリサイクルする際に、金属棒製のヒンジピンP′を外しておく必要があり、ヒンジピンP′を外すのに労力が必要となるものである。
【0008】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、ヒンジピンが使用中に抜けるのを確実に防止するとともに、合成樹脂容器のリサイクルに際してヒンジピンが邪魔になることがなく、しかも、ヒンジピンを挿入する場合に、合成樹脂製のヒンジ受け部又はヒンジ接続部を損傷するのを回避しながらヒンジピンの挿入を楽におこなえるヒンジ構造を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1においては、合成樹脂製の第1部材1のヒンジ受け部3と第2部材2のヒンジ接続部4とにヒンジピンPを挿通して第1部材1と第2部材2とを回動自在に枢支連結したヒンジ構造であって、ヒンジピンPを合成樹脂製にするとともにヒンジピンPの挿通方向の後端部に丸棒状のピン本体Paの全周にわたって膨出する大径部5を形成し、大径部5の先端部とピン本体Paとの間に傾斜面8を形成し、ヒンジピンPに前記大径部5よりヒンジピンPの挿通方向の前側に間隔を隔てて位置するリング状の抜止め部7を形成し、抜止め部7のヒンジピンPの長さ方向における幅を前記大径部5のそれよりも短くし、ヒンジ受け部3に係止孔6を形成し、ヒンジ受け部3とヒンジ接続部4を並べた状態で、ヒンジピンPをヒンジ受け部3に圧入してヒンジ受け部3側からヒンジ接続部4に挿通することで、抜止め部7をヒンジ受け部3とヒンジ接続部4の間に配置してヒンジ受け部3の端縁に当接もしくは近傍に位置させると共にヒンジ接続部4の端縁に当接もしくは近傍に位置させ、且つ、大径部5を係止孔6に係入していることを特徴とするものである。このような構成によれば、ヒンジピンPの方向性をなくすことができてヒンジピンPの挿入操作を容易にできながら、使用中にヒンジピンPが回るようなことがあっても、抜止め用の大径部5は全周に存在していることから、ヒンジピンPの抜止めを確実に果たすことができ、かつ、ヒンジピンPを合成樹脂製にすることから、例えば、第1部材1を容器の本体1aとし、第2部材2を蓋2aとする合成樹脂容器においてリサイクルを図る場合に、従来のように金属棒製のヒンジピンを外すような面倒な作業を省くことができ、リサイクルに当たっての作業性を高めることができる。
【0010】
しかも、ヒンジピンPを合成樹脂製にしてピン本体Paの全周に大径部5を形成することから、合成樹脂材料の選定によって、ヒンジ受け部3又はヒンジ接続部4に圧入する挿入時に合成樹脂製のピン本体Pa及び大径部5が圧入力を受けて金属製のヒンジピンに比べて収縮変形を可能にすることができるのであり、したがって、ヒンジ受け部3又はヒンジ接続部4に大径部5を圧入して大径部5を係止孔6に係入する際に、係止孔6の後端部を強く押圧することを軽減することができるのであり、このために、係止孔6の後端部を「白化」させるようなことがなく、使用中にヒンジ部Hが破壊するようなことがない。また、ヒンジピンPに一体化した抜止め部7がヒンジ受け部3の端縁に当接もしくは近傍に位置すると共にヒンジ接続部4の端縁に当接もしくは近傍に位置することで抜止めを図るのであり、ヒンジピンPの抜止めを、一層、強固に図ることができる。更に、万が一、係止孔6の後端部Xが損壊した場合にも、抜止め部7によってヒンジピンPの抜止めを図ることができる。また、先端部の傾斜面8において大径部5の挿入が軽くおこなえる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は全体斜視図、図2は蓋を開いた斜視図、図3は分解斜視図である。
【0012】
本実施の形態においては、第1部材1として折りたたみ容器Aの本体1a、第2部材2を折りたたみ容器Aの蓋2aとして、本体1aに蓋2aをヒンジ部Hにおいて開閉自在に枢支連結したものである。以下、折りたたみ容器Aを詳述する。
【0013】
折りたたみ容器Aは、図1及び図2に示すように、矩形状の底板10と、底板10の上方に配置した矩形枠状の上枠11と、底板10と上枠11との間の両側に配置した側面板12と、底板10と上枠11との間の両端に配置した端面板13とを具備しており、端面板13の上端を上枠11に回転自在に連結して端面板13を起倒自在とし、側面板12を上半分の上側面板14と下半分の下側面板15とで構成して上側面板14の上端を上枠11に回転自在に連結すると共に下側面板15の下端を底板10に回転自在に連結し、上側面板14の下端と下側面板15の上端を連結部16を介して連結される。
【0014】
蓋2aには通孔17が形成され、本体1aには突起18が形成され、通孔17を突起18に挿通することで、蓋2aの閉塞状態を維持するようにしている。又、蓋2aの縁部は波状に形成されている。
【0015】
このような折りたたみ容器Aの構成は種々設計変更可能であって、本発明においては、折りたたみ容器Aの他に実施することができるのは言うまでもない。
【0016】
図4及び図5(a)はヒンジ部Hの構造を示していて、本体1aの長辺側の上縁部にはトンネル状部19と断面T字状の受け片20とが形成されてヒンジ受け部3が上縁部の長さ方向に適宜間隔を隔てて構成されている。トンネル状部19には孔21が形成されて挿通されるヒンジピンPが見えるようにしている。長辺側の両端部におけるトンネル状部19の孔21が係止孔6となる。図4(b)乃至(e)は同図(a)におけるB−B線断面図、C−C線断面図、D−D線断面図、E−E線断面図を示す。蓋2aの長辺側には、複数の弧状部22を備えてヒンジピンPが見えるようにしているヒンジ接続部4が形成されている。ヒンジ受け部3とヒンジ接続部4とにヒンジピンPを挿通して本体1aに蓋2aを回動自在に枢支連結している。
【0017】
本発明におけるヒンジピンPは合成樹脂製、例えば、PP(ポリプロピレン)であるが、PP+ガラス繊維、ナイロン+ガラス繊維を使用してもよいものであり、押圧力を受けると収縮するものであればどのようなものでよいものである。
【0018】
図6に示すように、ヒンジピンPの挿通方向の後端部に大径部5を全周に形成している。大径部5は係止孔6に係入されてヒンジピンPの抜止めを図るものである。
【0019】
このように、ヒンジ受け部3に係止孔6を形成して大径部5を係止孔6に係入して抜止めを図るのであり、ヒンジピンPを合成樹脂製にするとともに大径部5を丸棒状のピン本体Paの全周にわたって膨出させていることから、ヒンジピンPの方向性をなくすことができてヒンジピンPの挿入操作を容易にできるのである。しかも、ヒンジピンPを合成樹脂製にすることから、合成樹脂製の折りたたみ容器Aおいてリサイクルを図る場合に、従来のように金属棒製のヒンジピンP′を外すような面倒な作業を省くことができ、リサイクルに当たっての作業性を高めることができるのである。
【0020】
更に述べれば、ヒンジピンPを合成樹脂製にしてピン本体Paの全周に大径部5を膨出することから、ヒンジピンPをヒンジ受け部3に圧入する挿入時に合成樹脂製のピン本体Pa及び大径部5を圧入力を受けて金属製のヒンジピンPaに比べて収縮変形を可能にすることができるのであり、したがって、ヒンジ受け部3又はヒンジ接続部4に大径部5を圧入して大径部5を係止孔6に係入する際に、係止孔6の後端部Xを強く押圧することを軽減することができるのであり、このために、係止孔6の後端部Xを「白化」させるようなことがなく、使用中にヒンジ部が破壊するようなことがないのである。
【0021】
ヒンジピンPの大径部5には、その先端部とピン本体Paとの間に円錐状の傾斜面8を形成してあり、大径部5の後端部はピン本体Paの軸心方向に対して略垂直となる抜止め面9を形成してある。このような構成によれば、先端部の傾斜面8において大径部5の挿入が軽くおこなえながら、後端部の抜止め面9において係止孔6からの抜止めを良好に図ることができるのである。
【0022】
更に、ヒンジピンPにおいては、大径部5よりヒンジピンPの長さ方向に間隔を隔ててリング状の抜止め部7を形成している。抜止め部7の先端部にはテーパー面23が形成されるとともに後端部にはヒンジピンPの軸心方向とは略直交する方向に係止面24を形成している。このような構成によれば、抜止め部7の係止面24を係止孔6を形成したヒンジ受け部3の端縁に当接していて、抜止めを図るのであり、ヒンジピンPの抜止めを、一層、良好に図ることができるのである。
【0023】
図示はしないが、参考例として、大径部5を丸棒状のピン本体Paの周方向の一部に膨出させて形成してもよく、しかして、係止孔6に係入する大径部5と、ヒンジ受け部3又はヒンジ接続部4の端縁に当接する抜止め部7とによって、ヒンジピンPの抜止めを効果的におこないながら、大径部5はピン本体Paの周方向の一部に膨出していることから、合成樹脂によって大径部5と抜止め部7をピン本体Paに容易に一体成形することができ、金型構成において有利にしてもよい。
【0024】
図7及び図8は他の参考例を示し、但し、本参考例の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0025】
本参考例においては、図7(a)に示すように、本体1a側のトンネル状部19の孔21を係止孔6とする箇所においてリブ25を形成して、係止孔6をピン挿通方向において第1係止孔6aと第2係止孔6bとに仕切り、一方、ヒンジピンP側には、同図(b)に示すように、長さの短い大径部5と抜止め部7を近接して形成したものであり、図8(b)に示すように、抜止め部7を第2係止孔6bに、大径部5を第1係止孔6aに係入するようにしたものである。更に、本実施の形態においては、リブ25の内面側部分には突部25aが形成されてトンネル状部19の孔部26側に突入していて、突部25aが抜止め部7と大径部5間に進入するようにしたものである。又、本実施の形態の大径部5及び抜止め部7はピン本体Paの全周に形成されている。
【0026】
本参考例においては、抜止め部7はトンネル状部19を先端まで通り抜けることなく、トンネル状部19の中間部のリブ25を過ぎればよく、後端部X及び先端部を含めた全てを通過する構成のものに比べて、ヒンジピンPの挿通が容易になるものである。更に、リブ25の内面側部分の突部25aが抜止め部7と大径部5間に突入することで、ヒンジピンPの抜止め効果を一層、高めるものである。
【0027】
尚、実施の形態において、大径部5はヒンジピンPの長さ方向に円柱状に連続的に形成したが、不連続に形成してもよく、形状は変更することができるものである。
【0028】
又、実施の形態において、抜止め部7をヒンジピンPの周方向に連続したリング状に形成したが、周方向に不連続に形成してもよいものである。この場合、周方向の一部に突出する大径部5と抜止め部7とで、環状になるようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】
請求項1においては、合成樹脂製の第1部材のヒンジ受け部と第2部材のヒンジ接続部とにヒンジピンを挿通して第1部材と第2部材とを回動自在に枢支連結したヒンジ構造であって、ヒンジピンを合成樹脂製にするとともにヒンジピンの挿通方向の後端部に丸棒状のピン本体の全周にわたって膨出する大径部を形成し、大径部の先端部とピン本体との間に傾斜面を形成し、ヒンジピンに前記大径部よりヒンジピンの挿通方向の前側に間隔を隔てて位置するリング状の抜止め部を形成し、抜止め部のヒンジピンの長さ方向における幅を前記大径部のそれよりも短くし、ヒンジ受け部に係止孔を形成し、ヒンジ受け部とヒンジ接続部を並べた状態で、ヒンジピンをヒンジ受け部に圧入してヒンジ受け部側からヒンジ接続部に挿通することで、抜止め部をヒンジ受け部とヒンジ接続部の間に配置してヒンジ受け部の端縁に当接もしくは近傍に位置させると共にヒンジ接続部の端縁に当接もしくは近傍に位置させ、且つ、大径部を係止孔に係入しているから、ヒンジピンの方向性をなくすことができてヒンジピンの挿入操作を容易にできながら、使用中にヒンジピンが回るようなことがあっても、抜止め用の大径部は全周に存在していることから、ヒンジピンの抜止めを確実に果たすことができ、かつ、ヒンジピンを合成樹脂製にすることから、例えば、第1部材を容器の本体とし、第2部材を蓋とする合成樹脂容器においてリサイクルを図る場合に、従来のように金属棒製のヒンジピンを外すような面倒な作業を省くことができ、リサイクルに当たっての作業性を高めることができるという利点がある。
【0030】
しかも、ヒンジピンを合成樹脂製にしてピン本体の全周に大径部を形成することから、合成樹脂材料の選定によって、ヒンジ受け部又はヒンジ接続部に圧入する挿入時に合成樹脂製のピン本体及び大径部が圧入力を受けて金属製のヒンジピンに比べて収縮変形を可能にすることができるのであり、したがって、ヒンジ受け部又はヒンジ接続部に大径部を圧入して大径部を係止孔に係入する際に、係止孔の後端部を強く押圧することを軽減することができるのであり、このために、係止孔の後端部を「白化」させるようなことがなく、使用中にヒンジ部が破壊するようなことがないという利点がある。また、ヒンジピンに一体化した抜止め部がヒンジ受け部又はヒンジ接続部の端縁に当接して抜止めを図るのであり、ヒンジピンの抜止めを、一層、強固に図ることができるという利点がある。更に、万が一、係止孔の後端部が損壊した場合にも、抜止め部によってヒンジピンの抜止めを図ることができるという利点がある。更に、合成樹脂材料の選定によって、ヒンジ受け部に圧入する挿入時に合成樹脂製のピン本体及び大径部が圧入力を受けて金属製のヒンジピンに比べて収縮変形を可能にすることができるのであり、したがって、ヒンジ受け部又はヒンジ接続部に大径部を圧入して大径部を係止孔に係入する際に、係止孔の後端部を強く押圧することを軽減することができるのであり、このために、係止孔の後端部を「白化」させるようなことがなく、使用中にヒンジ部が破壊するようなことがないという利点がある。しかも、係止孔に係入する大径部と、ヒンジ受け部又はヒンジ接続部の端縁に当接する抜止め部とによって、ヒンジピンの抜止めを効果的におこなうことができ、かつ、大径部はピン本体の周方向の一部に膨出していることから、金型構成において有利となる等という利点がある。また、先端部の傾斜面において大径部の挿入が軽くおこなえながら、後端部の抜止め面において係止孔からの抜止めを良好に図ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態の全体斜視図である。
【図2】 同上の蓋を開いた斜視図である。
【図3】 同上の分解斜視図である。
【図4】 (a)は同上の本体の部分平面図、(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は(a)のC−C線断面図、(d)は(a)のD−D線断面図、(e)は(a)のE−E線断面図である。
【図5】 (a)は概略断面図、(b)はヒンジピンを挿入した概略断面図である。
【図6】 (a)は同上のヒンジピンの側面図、(b)は拡大側面図である。
【図7】 参考例を示し、(a)は本体の部分平面図、(b)はヒンジピンの一部を省略した側面図である。
【図8】 (a)は概略断面図、(b)はヒンジピンを挿入した概略断面図である。
【図9】 従来例の概略断面図である。
【符号の説明】
1 第1部材
2 第2部材
3 ヒンジ受け部
4 ヒンジ接続部
5 大径部
6 係止孔
Claims (1)
- 合成樹脂製の第1部材のヒンジ受け部と第2部材のヒンジ接続部とにヒンジピンを挿通して第1部材と第2部材とを回動自在に枢支連結したヒンジ構造であって、ヒンジピンを合成樹脂製にするとともにヒンジピンの挿通方向の後端部に丸棒状のピン本体の全周にわたって膨出する大径部を形成し、大径部の先端部とピン本体との間に傾斜面を形成し、ヒンジピンに前記大径部よりヒンジピンの挿通方向の前側に間隔を隔てて位置するリング状の抜止め部を形成し、抜止め部のヒンジピンの長さ方向における幅を前記大径部のそれよりも短くし、ヒンジ受け部に係止孔を形成し、ヒンジ受け部とヒンジ接続部を並べた状態で、ヒンジピンをヒンジ受け部に圧入してヒンジ受け部側からヒンジ接続部に挿通することで、抜止め部をヒンジ受け部とヒンジ接続部の間に配置してヒンジ受け部の端縁に当接もしくは近傍に位置させると共にヒンジ接続部の端縁に当接もしくは近傍に位置させ、且つ、大径部を係止孔に係入して成ることを特徴とするヒンジ構造。
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