JP4320858B2 - 投光装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、伸縮自在の最上段の支柱の上端部に電灯部材を備え、最下段の支柱を固定した基台に備えたウインチによりワイヤーを巻取ることによって、数段に伸縮自在に連接した支柱を伸長させることができるようにした投光装置に関するものであり、さらに詳しくは、ウインチでワイヤーを巻取って支柱が最高の高さになったことが、ワイヤーの巻き手応えで分かり、さらに、伸縮した支柱の高さが、ウインチに設けた支柱高表示手段によって分かるようにした投光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の投光機としては、例えば特開平11−3614号公報に記載のものが知られている。この投光装置は、段階的に細くなる複数本の支柱部材からなり、太い支柱部材の内側に細い支柱部材を順次挿入して上下方向に伸縮自在に構成した支柱と、最も細い最上部の支柱部材の上端部に設けられた照明装置と、前記最上部の支柱部材の下端部に一端が固定されたワイヤロープと、中間部の支柱部材の上下両端部および最も太い最下部の支柱部材の上端部に設けられた前記ワイヤロープが掛け渡されたガイド部材と、前記ワイヤロープの他端が固定されたウインチとを備え、前記ワイヤロープの巻き解きにより前記支柱を伸縮させる投光機において、前記最下部の支柱部材の内側に挿入された支柱部材の側面部に、上下方向に並んだ複数の係止部を設け、前記最下部の支柱部材の上部に前記係止部の一部が露出する抜き孔と回動自在で支柱へ向かって回動したとき前記抜き孔から前記係止部に係合するストッパを設け、このストッパに前記ガイド部材を設けて前記ワイヤロープを掛け渡し、このワイヤロープの張力をストッパが前記係止部から外れる方向へ回動するように作用させ、前記最下部の支柱部材とストッパとの間に、このストッパを前記係止部に係合する方向へ回動させるばねを設けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の投光機では、ウインチによってワイヤロープを巻いて支柱を最高に伸長させたときが分かり難く、支柱が最高に伸長されているにもかかわらず、ワイヤロープをさらに巻くと、ワイヤーロープに大きな引張力がかかりワイヤーロープを切断したり、また、ワイヤーロープで最上部の支柱を横方向に引っ張ることになり都合が悪い、という問題点があった。
また、伸長した支柱の高さを目測することはできるが、正確な高さを知ることができない、といった問題から、支柱が下限位置に来ても、さらにウインチを巻き戻すため、ワイヤー巻取リール内でワイヤーが緩み、ワイヤーに掛かっていた応力の関係からワイヤーが乱れて乱巻になったりして、ワイヤーを傷める原因ともなっていた。
本発明は、前記のような問題を解決した投光装置を提供することを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、基台1に固定した最下段の支柱20の内周に挿入して、段階的に細くなる複数本の支柱を伸縮自在に連接し、最上段の支柱23の上端部に電灯部材3を取付け、最上段の支柱23の下端2bに係止したワイヤー4をそれより下段の支柱22の上端部に設けた滑車52に巻き掛けてその下段の支柱22より下段の支柱21の上端部2cに係止し、順次このような関係で連接した支柱間にワイヤーを巻き掛けて行き、前記最下段の支柱20より2段上の支柱22の下端2dに係止したワイヤー4′を最下段の支柱20より上段の支柱21の上端部の滑車51に巻き掛け、さらに、前記最下段の支柱20より上段の支柱21の下端部に設けた滑車53に巻き掛けて、そのワイヤー4′の下端を前記基台1に設けたウインチ6で巻取るように構成した投光装置であって、最上段の支柱23の下端2bまたは最下段の支柱20より2段上の支柱22の下端2dに係止したワイヤー4,4′の係止位置に近い所に係止片7を固定し、最上段の支柱23が最高に伸長し得るようにワイヤー4,4′が引っ張られたときに、係止片7が最上段の支柱23または最下段の支柱20より2段上の支柱22の側壁に長手方向に沿って形成したスリット2aに引っ掛かって、最上段の支柱23が最高の高さに伸長したことが分かるように構成したことを特徴とする投光装置としたものである。
このような投光装置としたので、支柱が最高の高さに伸長したときに、前記最上段の支柱23の下端2bまたは最上段の支柱23より下にある支柱22の下端2dに係止したワイヤー4,4′の係止位置に近い所に固定した係止片7が、その最上段の支柱23または最上段の支柱23より下段の支柱22の側壁に形成したスリット2aに引っ掛かって、ワイヤー4,4′がそれ以上に引っ張られなくなり、支柱が最高の高さに伸長したことが手応えで直ぐ分かるようになる。
【0005】
また、請求項2に係る発明は、基台1に固定した最下段の支柱20の内周に挿入して、段階的に細くなる複数本の支柱を伸縮自在に連接し、最上段の支柱23の上端部に電灯部材3を取付け、最上段の支柱23の下端2bに係止したワイヤー4をそれより下段の支柱22の上端部に設けた滑車52に巻き掛けてその下段の支柱22より下段の支柱21の上端部2cに係止し、順次このような関係で連接した支柱間にワイヤーを巻き掛けて行き、前記最下段の支柱20より2段上の支柱22の下端2dに係止したワイヤー4′を最下段の支柱20より上段の支柱21の上端部の滑車51に巻き掛け、さらに、前記最下段の支柱20より上段の支柱21の下端部に設けた滑車53に巻き掛けて、そのワイヤー4′の下端を前記基台1に設けたウインチ6で巻取るように構成した投光装置であって、前記ウインチ6のワイヤー巻取リール6fの回転と連動して回転する螺子軸8に基端部9aを螺合した指針9が、支柱の高さに対応して目盛った支柱高目盛部10に沿って移動し、支柱の高さが最低および最高時には支柱高目盛部10の両端に移動し、それ以上移動しないで、支柱の上下移動範囲を規制するストッパーとしても働くように構成した支柱高表示手段11を、前記ウインチ6に設けたことを特徴とする投光装置としたものである。
このような投光装置としたので、前記ウインチ6を操作してワイヤーを巻いて支柱を伸長させたとき、前記支柱高表示手段11を構成する指針9が、支柱の高さに対応して目盛った支柱高目盛部10に沿って移動することにより、その伸長した支柱の高さを正確に知ることができるとともに、支柱の高さが最低および最高時に、指針9が支柱高目盛部10の両端に移動し、それ以上移動できないので、電灯部材3の上限位置および下限位置の範囲を決めることができる。
【0007】
また、請求項3に係る発明は、前記基台1に固定した最下段の支柱20の内周に挿入して、段階的に細くなる複数本の支柱を伸縮自在に連接する支柱の間に間隙Gを設けるとともに、この間隙Gにスライダー部材181,182を設けたことを特徴とする投光装置としたものである。
このように伸縮自在に連接する支柱の間に間隙Gを設けるとともに、この間隙Gにスライダー部材181,182を設けたことにより、支柱の伸縮時の摩擦を小さくして、支柱の伸縮がスムーズに行えるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の投光装置の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の投光装置の一実施の形態を示し、(a)図は支柱を伸ばした状態の側面図で、(b)図は1段階支柱を伸ばした状態の側面図である。図2は本発明の投光装置を構成する最上段の支柱と、それより下段の支柱との連接部を示し、(a)図は最上段の支柱の伸長途中の状態を示す側面図で、(b)図は最上段の支柱が最高の高さに伸長した状態を示す側面図で、(c)図は(b)図におけるC−C線における横断面図である。
【0009】
請求項1に係る発明の投光装置は、図1に示すように、基台1に固定した最下段の支柱20の内周に挿入して、段階的に細くなる複数本の支柱を伸縮自在に連接し、最上段の支柱23の上端部に電灯部材3を取付け、最上段の支柱23の下端2bに係止したワイヤー4をそれより下段の支柱22の上端部に設けた滑車52に巻き掛けてその下段の支柱22より下段の支柱21の上端部2cに係止し、順次このような関係で連接した支柱間にワイヤーを巻き掛けて行き、前記最下段の支柱20より2段上の支柱22の下端2dに係止したワイヤー4′を最下段の支柱20より上段の支柱21の上端部の滑車51に巻き掛け、さらに、前記最下段の支柱20より上段の支柱21の下端部に設けた滑車53に巻き掛けて、そのワイヤー4′の下端を前記基台1に設けたウインチ6で巻取るように構成した投光装置であって、最上段の支柱23の下端2bまたは最下段の支柱20より2段上の支柱22(実施の形態においては、この支柱22は、最上段の支柱23から1段下の支柱であるが、支柱をもっと多く連接した場合には、最下段の支柱20より2段上の支柱となっている)の下端2dに係止したワイヤー4,4′の係止位置に近い所に係止片7を固定し、最上段の支柱23が最高に伸長し得るようにワイヤー4,4′が引っ張られたときに、係止片7が最上段の支柱23または最上段の支柱23より下にある支柱22(実施の形態においては、この支柱22は、最上段の支柱23から1段下の支柱であるが、支柱をもっと多く連接した場合には、最下段の支柱20から2段上の支柱となっている)の側壁に長手方向に沿って形成したスリット2aに引っ掛かって、最上段の支柱23が最高の高さに伸長したことが分かるように構成したことを特徴としたものである。
【0010】
このような投光装置としたので、支柱が最高の高さに伸長したときには、最上段の支柱23の下端2bまたは最上段の支柱23より下段の支柱22の下端2dに係止したワイヤー4,4′の係止位置に近い所に固定した係止片7が、その最上段の支柱23または最上段の支柱23より下段の支柱22の側壁に形成したスリット2aに引っ掛かって、ワイヤー4,4′がそれ以上に引っ張られなくなり、支柱が最高の高さに伸長したことがワイヤーの引っ張りの手応えで直ぐ分かり、支柱が最高の高さに伸長したにもかかわらず、ワイヤーを強く巻取り、ワイヤーを切断したり、ワイヤーで支柱を横に引っ張るようなことを無くする。
【0011】
なお、前記支柱21の下端部に設けた滑車53が挿通し得るように、最下段の支柱20の側部に形成されたスリットの幅が設計されている。
また、前記支柱は、例えば所要幅で所要長さの亜鉛めっき鋼板を三角柱に折り曲げて、あるいは鋼板を三角柱に折り曲げた後に亜鉛めっきして形成する。前記鋼板を三角柱に折り曲げ形成する際に、両側縁を完全に当接させないで、所望の間隙を置いて折り曲げることにより、支柱の側壁に長手方向に沿って前記スリット2aを形成することができる。なお、前記支柱の形状は、三角柱に限らず、四角柱、楕円柱に形成することもできる。円柱にしないのは、連接した支柱が回動しないようにするためである。
【0012】
また、最上段の支柱23の上端部に取付ける電灯部材3は、その最上段の支柱23の真上に取付けないで、前記上端部から横方向に仰伏角が可変可能のブラケット3aを設け、このブラケット3aに二股ブラケット3bを取付け、この二股ブラケット3bの先端に電灯3c,3cを取付けたものである。
【0013】
また、前記ウインチ6は、その実施の形態として、図3に示すように、ハンドル6aで回転される回転軸6bに取付けたウオーム6cにリール軸6dに取付けたウオームギア6eを噛合させて、ハンドル6aを回転させることによって、ワイヤー巻取リール6fを回転するように構成されている。このように構成すると、ウオーム6cの回転をウオームギア6eにスムーズに伝動させることはできるが、ウオームギア6eの回転をウオーム6cにスムーズに伝動させることはできないので、ウインチ6のワイヤー巻取リール6fを回転させワイヤー4を巻いて前記支柱を伸長させた状態で、ハンドル6aから手を放しても伸長させた支柱が落下・収縮するようなことはない。前記支柱を収縮させるときには、ハンドル6aを逆に回転させることによって行うことができる。前記ウインチ6は、この構成に限らず、ワイヤー巻取リール6fの逆転防止手段として、ワイヤー巻取リール6fの回転軸に設けたギアに、逆転防止用のラチェット機構を設け、伸長した支柱を収縮させるときは、前記ラチェット機構のラチェット機能を解放するような構成などの種々の設計変更が可能である。
【0014】
図3は請求項2に係る発明の投光装置の要部である支柱高表示手段を示し、(a)図はワイヤー巻取リールを有するウインチの側部に設けた支柱高表示手段の側面図で、(b)図は(a)図のB−B線方向における断面図で、(c)図は(a)図のC−C線方向における断面図であり、この請求項2に係る発明の投光装置の伸縮自在の支柱部分の構成は請求項1に係る支柱部分と同じである。この請求項2に係る発明の投光装置の要部は、前記ウインチ6のワイヤー巻取リール6fの回転と連動して回転する螺子軸8に基端部9aを螺合した指針9が、支柱の高さに対応して目盛った支柱高目盛部10に沿って移動し、支柱の高さが最低および最高時には支柱高目盛部10の両端に移動し、それ以上移動しないで、支柱の上下移動範囲を規制するストッパーとしても働くように構成した支柱高表示手段11を、前記ウインチ6に設けたことを特徴とするものである。
【0015】
このような投光装置としたので、前記ウインチ6を操作してワイヤーを巻いて支柱を伸長させたとき、前記支柱高表示手段11を構成する指針9が、支柱の高さに対応して目盛った支柱高目盛部10に沿って移動することにより、その伸長した支柱の高さを知ることができる。また、支柱が最高に伸長したときには、前記指針9が例えば図において右端に移動し、それ以上移動できないので、支柱が最高に伸長したことが、ワイヤーを巻く手応えで感知でき、また、前記指針9が左端に移動した場合は支柱が最低に縮小したことが、ワイヤーを巻く手応えで感知することができる。
【0016】
また、本発明の参考例は、図4および図5に示すように構成されており、図4の(a)図は平面図で、(b)図は側面図、図5はワイヤーが切断した状態を示し、(a)図は平面図で、(b)図は側面図である。
【0017】
本発明の参考例の投光装置は、基台1に固定した最下段の支柱20の内周に挿入して、段階的に細くなる複数本の支柱を伸縮自在に連接し、最上段の支柱23の上端部に電灯部材3を取付け、最上段の支柱23の下端2bに係止したワイヤー4をそれより下段の支柱22の上端部に設けた滑車52に巻き掛けてその下段の支柱22より下段の支柱21の上端部2cに係止し、順次このような関係で連接した支柱間にワイヤーを巻き掛けて行き、前記最下段の支柱20より2段上の支柱22の下端2dに係止したワイヤー4′を最下段の支柱20より上段の支柱21の上端部の滑車51に巻き掛け、さらに、前記最下段の支柱20より上段の支柱21の下端部に設けた滑車53に巻き掛けている構成は、請求項1および請求項2に係る構成と同じである。
【0018】
この参考例の投光装置は、前記構成に加え、滑車53に巻き掛けたワイヤー4′を、支軸12を介して回動自在に設けた滑車カバー13に設けた滑車54に巻き掛け、基台1に設けたウインチ6で巻取るように構成した投光装置であって、前記滑車カバー13と基台1との間には、ワイヤーの引張りを無くして滑車カバー13の回動力を無くすると、前記回動力と逆方向の回動力を付与するスプリング14を設け、前記滑車カバー13に支柱の方向に延びるリンク15を設け、このリンク15に係止棒16を設け、前記ワイヤー4′が切断して引張力が無くなると、滑車カバー13が前記スプリング14の付勢力で回動して前記リンク15を引っ張ることにより、リンク15に設けた係止棒16を、最下段の支柱20に挿入した支柱21,22,23に穿設した係止孔2eに挿入して、前記最下段の支柱20に、それより上段の支柱が落下・収縮されないように作用する落下・収縮阻止手段17を設けたことを特徴とする投光装置としたものである。
【0019】
このような投光装置としたので、ワイヤーが切断すると、滑車カバー13の回動力が無くなり、スプリング14の付勢力により、前記回動力と逆方向に滑車カバー13が回動して、前記リンク15が引っ張られ、このリンク15に設けた係止棒16を、最下段の支柱20に挿入した支柱21または支柱21,22または支柱21,22,23の側壁に穿設した係止孔2eに挿入し、最下段の支柱20より上段の支柱が急激に落下・収縮しないようになる。
【0020】
この参考例においては、前記支柱の横断形状が三角形状であるので、リンク15の先端部の形状も三角形状であり、このリンク15の両端部は滑車カバー13の図における下端部で支柱側に取付けられている。また、前記係止棒16は三角形状のリンク15の頂点に向かう傾斜片に穿設した長孔15aに頭部が摺動可能に挿入され、係止棒16の頭部にナット16aが取付けられている。また、係止棒16の先端部16bは最下段の支柱20の側壁に穿設した孔に挿入可能に設置されている。
【0021】
図4に示すように、ワイヤー4′が引っ張られ、滑車カバー13が図において時計回り方向に回動して、リンク15が矢印A方向に押動されると、前記係止棒16の頭部のナット16aが、相対的に三角形状のリンク15の頂点に向かう傾斜片の図における右側に移動したことになり、最下段の支柱20の孔から係止棒16が抜ける方向に引かれる。
【0022】
前記ワイヤー4′が切断すると、滑車カバー13がスプリング14により反時計回り方向に回動して、リンク15が矢印B方向に引かれると、前記係止棒16の頭部のナット16aが、相対的に三角形状のリンク15の頂点に向かう傾斜片の図における左側に移動したことになり、前記係止棒16が最下段の支柱20に挿入した支柱21または支柱21,22または支柱21,22,23の側壁に穿設した係止孔2eに挿入して、前記支柱がそれ以上最下段の支柱20に挿入されなくなり、ワイヤー4′が切断したときに、伸長した支柱が落下・収縮するようなことがなくなる。
【0023】
また、請求項3に係る発明は、図2に示すように、前記基台1に固定した最下段の支柱20の内周に挿入して、段階的に細くなる複数本の支柱を伸縮自在に連接する支柱の間に間隙Gを設けるとともに、この間隙Gにスライダー部材181,182を設けたことを特徴とする投光装置としたものである。このように伸縮自在に連接する支柱の間隙Gにスライダー部材181,182を設けたことにより、支柱の伸縮時の摩擦を小さくして、支柱の伸縮がスムーズに行えるようになる。前記スライダー部材181は、例えばプラスチック製で各支柱の上端部の三角形状の二片の中央部および一片の両端部に側壁から内方に突出するように固定され、また、前記他方のスライダー部材182は、各支柱の各片の下端部の側壁から外方に突出するように固定されている。
このように伸縮自在に連接する支柱の間に間隙Gを設けるとともに、この間隙Gにスライダー部材181,182を設けたことにより、支柱の伸縮時の摩擦を小さくして、支柱の伸縮がスムーズに行えるようになる。
【0024】
【発明の効果】
本発明の請求項1又は請求項2に係る投光装置は、ワイヤーを複数本にしているため、支柱の上下動がワイヤー1本のものより早く動くことができるとともに、ワイヤー巻取リール部のワイヤー巻取量も少なくてすみ、ワイヤーの傷みが少なくなる。
【0025】
本発明の請求項1に係る投光装置は、前記のように構成したので、支柱が最高の高さに伸長したときに、前記最上段の支柱の下端または最下段の支柱より2段上の支柱の下端に係止したワイヤーの係止位置に近い所に固定した係止片が、支柱の側壁に形成したスリットに引っ掛かって、ワイヤーがそれ以上に引っ張られなくなり、支柱が最高の高さに伸長したことがワイヤーの引っ張りの手応えで直ぐ分かるようになり、支柱が最高の高さに伸長しているにもかかわらず、ワイヤーを強く巻取り、ワイヤーを切断するようなこともなくなる。
【0026】
本発明の請求項2に係る投光装置は、前記のように構成したので、支柱の高さ制限のある場所での投光装置の使用時に、前記支柱高表示手段の指針が支柱高目盛部に沿って移動することにより、支柱の高さを所望の高さに簡単に合わせることができる。また、支柱が最高の高さになっているときには、前記指針が支柱高目盛部の一端に移動してそれ以上移動できなく、支柱の伸長の上限を規制するストッパー機能があることから、ワイヤーを強く巻取り、ワイヤーを切断したり、また、支柱が最低の高さになっているときには、前記指針が支柱高目盛部の他端に移動してそれ以上移動できなく、支柱の縮小の下限を規制するストッパー機能があることから、ワイヤーが緩み過ぎて乱巻になる等により、ワイヤーを傷めることがなくなり、ワイヤーの長寿命化が図れる。
【0028】
本発明の請求項3に係る発明の投光装置は、前記のように構成したので、このように伸縮自在に連接する支柱の間に間隙を設けるとともに、この間隙にスライダー部材を設けたことにより、支柱の伸縮時の摩擦を小さくして、支柱の伸縮がスムーズに行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投光装置の実施の形態を示し、(a)図は支柱を伸ばした状態の側面図で、(b)図は支柱を1段伸ばした状態の側面図である。
【図2】本発明の投光装置を構成する最上段の支柱と、それより下段の支柱との連接部を示し、(a)図は最上段の支柱の伸長途中の状態を示す側面図で、(b)図は最上段の支柱が最高の高さに伸長した状態を示す側面図で、(c)図は(b)図におけるC−C線における横断面図である。
【図3】請求項2に係る発明の投光装置の要部である支柱高表示手段を示し、(a)図はワイヤー巻取リールを有するウインチの側部に設けた支柱高表示手段の側面図で、(b)図は(a)図のB−B線方向における断面図で、(c)図は(a)図のC−C線方向における断面図である。
【図4】本発明の参考例を示し、(a)図は平面図で、(b)図は側面図である。
【図5】本発明の参考例で、ワイヤーが切断した状態を示し、(a)図は平面図で、(b)図は側面図である。
【符号の説明】
1 基台
20 最下段の支柱
21 2段目の支柱
22 3段目の支柱
23 最上段の支柱
2a スリット
2b 下端
2c 上端部
2d 下端
2e 係止孔
3 電灯部材
3a ブラケット
3b 二股ブラケット
3c 電灯
4 ワイヤー
51 滑車
52 滑車
53 滑車
54 滑車
6 ウインチ
6a ハンドル
6b 回転軸
6c ウオーム
6d リール軸
6e ウオームギア
6f ワイヤー巻取リール
7 係止片
8 螺子軸
9 指針
9a 基端部
10 支柱高目盛部
11 支柱高表示手段
12 支軸
13 滑車カバー
14 スプリング
15 リンク
15a 長孔
16 係止棒
16a ナット
16b 先端部
17 落下・収縮阻止手段
181 スライダー部材
182 スライダー部材
Claims (3)
- 基台に固定した最下段の支柱の内周に挿入して、段階的に細くなる複数本の支柱を伸縮自在に連接し、最上段の支柱の上端部に電灯部材を取付け、最上段の支柱の下端に係止したワイヤーをそれより下段の支柱の上端部に設けた滑車に巻き掛けてその下段の支柱より下段の支柱の上端部に係止し、順次このような関係で連接した支柱間にワイヤーを巻き掛けて行き、前記最下段の支柱より2段上の支柱の下端に係止したワイヤーを最下段の支柱より上段の支柱の上端部の滑車に巻き掛け、さらに、前記最下段の支柱より上段の支柱の下端部に設けた滑車に巻き掛けて、そのワイヤーの下端を前記基台に設けたウインチで巻取るように構成した投光装置であって、
最上段の支柱の下端または最下段の支柱より2段上の支柱の下端に係止したワイヤーの係止位置に近い所に係止片を固定し、最上段の支柱が最高に伸長し得るようにワイヤーが引っ張られたときに、係止片が最上段の支柱または最下段の支柱より2段上の支柱の側壁に長手方向に沿って形成したスリットに引っ掛かって、最上段の支柱が最高の高さに伸長したことが分かるように構成したことを特徴とする投光装置。 - 基台に固定した最下段の支柱の内周に挿入して、段階的に細くなる複数本の支柱を伸縮自在に連接し、最上段の支柱の上端部に電灯部材を取付け、最上段の支柱の下端に係止したワイヤーをそれより下段の支柱の上端部に設けた滑車に巻き掛けてその下段の支柱より下段の支柱の上端部に係止し、順次このような関係で連接した支柱間にワイヤーを巻き掛けて行き、前記最下段の支柱より2段上の支柱の下端に係止したワイヤーを最下段の支柱より上段の支柱の上端部の滑車に巻き掛け、さらに、前記最下段の支柱より上段の支柱の下端部に設けた滑車に巻き掛けて、そのワイヤーの下端を前記基台に設けたウインチで巻取るように構成した投光装置であって、
前記ウインチのワイヤー巻取リールの回転と連動して回転する螺子軸に基端部を螺合した指針が、支柱の高さに対応して目盛った支柱高目盛部に沿って移動し、支柱の高さが最低および最高時には支柱高目盛部の両端に移動し、それ以上移動しないで、支柱の上下移動範囲を規制するストッパーとしても働くように構成した支柱高表示手段を、前記ウインチに設けたことを特徴とする投光装置。 - 前記基台に固定した最下段の支柱の内周に挿入して、段階的に細くなる複数本の支柱を伸縮自在に連接する支柱の間に間隙を設けるとともに、この間隙にスライダー部材を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の投光装置。
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