JP4313774B2 - 車両の乗員拘束保護システム - Google Patents
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Description
シャフトのシートベルト引出し方向の回動を阻止するロック手段とを備えているシートベルトリトラクタが用いられて、前記必要時に前記シートベルトの引出しを阻止して乗員を拘束保護する車両の乗員拘束保護システムにおいて、更に、前記リールシャフトを回動するベルトテンション制御機構と、前記車両の前方の物体を検出する前方物体検出手段と、前記車両の後方の物体を検出する後方物体検出手段と、前記前記車両の左側方の物体を検出する左側方物体検出手段と、前記車両と前記車両の右側方の物体を検出する右側方物体検出手段と、前記車両のロールオーバ、急ブレーキあるいは急旋回等の前記車両自体の状況を検出する車両状況検出手段と、前記前方物体検出手段からの物体検出信号に基づいて、前記車両と前記車両前方の物体との相対速度、前記車両と前記車両前方の物体との相対距離、および前記車両と前記車両前方の物体との間の安全車間距離を求め、求めた前記相対速度、前記相対距離、および前記安全車間距離に基づいて前記車両前方の物体が静止物であるのかあるいは移動する物体であるのか、前記車両前方の物体が移動物体である場合は前記移動物体が追従車両であるのかあるいは対向車両であるのか、および前記車両と前記車両前方の物体との衝突のおそれがあるのか否か、前記車両と前記車両前方の物体との衝突が回避できるのか否か等の前記車両と前記車両前方の物体との間の状況を判断し、前記後方物体検出手段からの物体検出信号に基づいて、前記車両と前記車両後方の物体との相対速度、前記車両と前記車両後方の物体との相対距離、および前記車両と前記車両後方の物体との間の安全車間距離を求め、求めた前記相対速度、前記相対距離、および前記安全車間距離に基づいて前記車両後方の物体が静止物であるのかあるいは移動する物体であるのか、前記車両後方の物体が移動物体である場合は前記移動物体が追従車両であるのかあるいは対向車両であるのか、および前記車両と前記車両後方の物体との衝突のおそれがあるのか否か、前記車両と前記車両後方の物体との衝突が回避できるのか否か等の前記車両と前記車両後方の物体との間の状況を判断し、前記左側方物体検出手段からの物体検出信号に基づいて、前記車両と前記車両左側方の物体との相対速度、前記車両と前記車両左側方の物体との相対距離、および前記車両と前記車両左側方の物体との間の安全車間距離を求め、求めた前記相対速度、前記相対距離、および前記安全車間距離に基づいて前記車両左側方の物体が静止物であるのかあるいは移動する物体であるのか、前記車両左側方の物体が移動物体である場合は前記移動物体が追従車両であるのかあるいは対向車両であるのか、および前記車両と前記車両左側方の物体との衝突のおそれがあるのか否か、前記車両と前記車両左側方の物体との衝突が回避できるのか否か等の前記車両と前記車両左側方物体との間の状況を判断し、前記右側方物体検出手段からの物体検出信号に基づいて、前記車両と前記車両右側方の物体との相対速度、前記車両と前記車両右側方の物体との相対距離、および前記車両と前記車両右側方の物体との間の安全車間距離を求め、求めた前記相対速度、前記相対距離、および前記安全車間距離に基づいて前記車両右側方の物体が静止物であるのかあるいは移動する物体であるのか、前記車両右側方の物体が移動物体である場合は前記移動物体が追従車両であるのかあるいは対向車両であるのか、および前記車両と前記車両右側方の物体との衝突のおそれがあるのか否か、前記車両と前記車両右側方の物体との衝突が回避できるのか否か等の前記車両と前記車両右側方物体との間の状況を判断し、それらの判断結果に基づいて前記ベルトテンション制御機構を制御する中央処理装置とを備えており、前記車両と前記車両前方の物体との間の状況、前記車両と前記車両後方の物体との間の状況、前記車両と前記車両の左側方の物体との間の状況、前記車両と前記車両の右側方の物体との間の状況、および前記車両自体の状況に応じた所定数のモードが設定されているとともに、これらのモード毎に前記各状況に応じた前記ベルトテンションの設定値が設定されており、前記各状況のうち任意の複数の状況を組み合わせるとともに同時期に設定された前記複数の状況に応じた前記複数のモードが異なる場合には、前記ベルトテンションの設定値が大きな方のモードを選択し、前記シートベルトのベルトテンションを選択したモードの設定値に制御することを特徴としている。
その場合、車両と車両の前後方の物体との間の状況、車両と車両の左右側方の物体との間の状況、および車両自体の状況に応じた所定数のモードが設定されているとともに、これらのモード毎に各状況に応じたベルトテンションの設定値が設定されている。そして、各状況のうち任意の複数の状況を組み合わせるとともに、同時期に設定された複数の状況に応じた複数のモードが異なる場合には、ベルトテンションの設定値が大きな方のモードを選択し、シートベルトのベルトテンションが選択したモードの設定値になるようにベルトテンション制御機構が作動される。これにより、乗員の拘束保護が緊急時には効率よくかつ緊急時以外においてはより一層快適に行われるようになる。
図1は本発明に係る乗員拘束保護システムの一実施例に用いられるシートベルトリトラクタの一例を示す断面図、図2はシートベルトロック作動手段が組み込まれる前の図1の右側面図、図3はシートベルトロック作動手段の一部の構成要素が組み込まれた図1の右側面図、図4はシートベルトロック作動手段の更に他の一部の構成要素および減速度感知手段がそれぞれ組み込まれた図1の右側面図、図5は図1の左側面図である。
リング部材18の外周には、所定数の外歯18a,18a,…が形成されているとともに、これらの外歯18aは、シートベルト3の引出し方向αに対向する面が比較的緩やかな傾斜面にまたシートベルト3の巻取り方向βに対向する面がほぼ垂直面にそれぞれ形成されている。
図1に示すように、駆動軸24がリールシャフト4の左端部4bにスプライン嵌合されていて、リールシャフト4と一体に回動するようになっている。
I. ベルトテンション制御機構7の作動
前方物体検出センサ43からの物体検出信号により、CPU42がベルトテンション制御機構7の作動条件が成立する状態となったと判断すると、電動モータ40をその作動条件に応じて引出し方向αおよび巻取り方向βのいずれかの方向に回転駆動する。
このときは、摩擦レバー27、摩擦プレート28およびレバー部材35は、それぞれ図9(a)に示す位置となっている。したがって、摩擦プレート28の円弧状部分28aが駆動軸24の大径部24aから離れているとともに、摩擦プレート28の径方向突起28bの側面が大径部24aに接触している。更に、レバー部材35の係止爪35bはギヤホールド26の歯26aから離れた非係合位置となっている。これにより、ギヤホールド26は回動自由となっている。更に、腕部35aはストッパ53当接していてギヤホールド26から離れる方向のそれ以上の回動が阻止されている。したがって、このときは従来のシートベルトリトラクタと同様に通常の作動が行われる。
この状態では減速度感知手段6が動作しなく、シートベルトリトラクタ1は、図1ないし図4に示す状態にある。この状態では、係止レバー23の係止爪23aはリング部材18の歯18aに係合しない位置に設定されるとともに、パウル10の係止爪10aがラチェットホイール9の歯9aに係合しない位置に設定される。したがって、この状態ではリールシャフト4が自由に回動可能状態となっており、シートベルト3は付勢力付与手段8により駆動軸24を介して巻取り方向βに付勢されている。
この状態では、シートベルト3に取り付けられているタング(不図示)とバックル部材(不図示)とが離れている。したがって、シートベルト3は付勢力付与手段8の付勢力によりリールシャフト4に巻き取られている。
シートベルト3を装着するために乗員がシートベルト3を引き出すと、これにともないリールシャフト4が引出し方向αへ付勢力付与手段8の付勢力に抗して回転する。これにより、シートベルト3が自由に引き出される。
乗員がタングとバックル部材とを結合した時点では、シートベルト3は正規の装着状態のときの引出し長さよりも余分に引き出された状態となっている。したがって、乗員が結合操作後にシートベルト3を離すと、付勢力付与手段8の付勢力により、シートベルト3が乗員の体にフィットするまで巻き取られる。このとき、シートベルト3には付勢力付与手段8の付勢力のみによるベルトテンションが加えられる。しかし、後述するように車両が発進して設定速度(10〜20km/h)になると、ベルトテンション制御機構7が作動し、シートベルト3はシートベルト3にベルトテンションが加えられないテンションレス状態が保持される(ただし、後述するコンフォートモードの場合)。
シートベルト3を解放するため、乗員がタングとバックル部材との結合を解除すると、バックルスイッチ69からのタングとバックル部材との結合解除検知信号により、ベルトテンション制御機構7の作動が解除する。また、前述のシートベルトの非装着状態の場合と同様に、シートベルト3は付勢力付与手段8の付勢力によりリールシャフト4に巻き取られる。
シートベルト3の装着状態での車両走行中に急ブレーキ等により車両に所定値以上の減速度が作用すると、シートベルトロック作動手段5が動作する。まず第1段階として減速度感知手段6の慣性体22がこの減速度により前方に傾動するので、係止レバー23がリング部材の方向に回動する。このため、係止レバー23の係止爪2aがリング部材18の歯18aに係合する位置に設定される。一方、この所定値以上の減速度により乗員が前方へ移動しようとするため、シートベルト3が引き出される。このシートベルト3の引出しにより、リールシャフト4、ラチェットホイール9、リテーナ14、キャリヤ15、ディスク部材17およびリング部材18がともに引出し方向αへ回動する。これにより、リング部材18の歯18aがすぐに係止爪23aに係合するので、ディスク部材17およびリング部材18の引出し方向αへの回動が停止する。
シートベルト3が通常の引出し速度に比べてきわめて急速に引き出されると、リールシャフト4、ラチェットホイール9およびリテーナ14がともに急速に引出し方向αへ回動する。しかし、ディスク部材17とリング部材18とからなる慣性部材はこの急速な回動に追従しなく、作動遅れを生じる。この作動遅れにより、リテーナ14とディスク部材17との間に相対回動が生じる。前述の急減速の場合と同様に、この相対回動によりキャリヤ15が径方向に移動してその係止爪15aがロックリング13の内歯13aに係合する。そして、ロックリング14がリテーナ14とともに引出し方向αに回動し、パウル10の係止爪10aがラチェットホイール9の歯9aに係合する。これにより、リールシャフト4の回動が停止し、シートベルト3の引出しが阻止される。
III. ベルトテンション制御機構7がリールシャフトを引出し方向αに回動させるように作動しているとき
コンフォートモードではシステムの動作においてシートベルト3の巻取り力を0kgfに設定している。これは、電動モータ40をシートベルト3の引出し方向αに回転駆動させて、付勢力付与手段8の付勢力によるシートベルト3の巻取り力を排除した状態となるようにしている。すなわち、ベルトテンションを除去してシートベルト3をテンションレス状態に設定する。乗員拘束保護システムをこのコンフォートモードに動作させる条件として、本実施例では、1. 検出物体がないとき、2. 検出物体が近づいてこないとき、3. 検出物体が近づきつつあっても乗員の回避動作に充分余裕があるとき、またはすでに減速等の回避動作を行っているとき、の3つの条件が設定されている。
まず、自車を同じ設定減速度d(例.4〜6m/sec2)で減速したときの安全車間距離Dsを次の数式1により求める。
(2)の静止物または対向車の場合
まず、自車を同じ設定減速度dで減速したときの安全車間距離Dsを数式2により求める。
警戒モードの条件が成立していると判断されると、この警戒モードとなるように乗員拘束保護システムを作動するようにしている。
図13に示すように、ベルトテンション制御機構7の制御ブロックは、大きく分けて、センサユニット56、入力演算処理部57、制御部58および制御対象およびセンサ59の4つブロックから構成されている。
図14において、まず乗員が車両に乗車しシートに正姿勢で着座した後、タングをバックルに連結してシートベルト3を装着すると、バックルスイッチ69がオンする。この状態では、ベルトテンションは付勢力付与手段8によって決定される大きさの0.5kgfとなる。自車が発進して走行速度が10km/hになると、車速センサ70がオンする。
コンフォートモード以外のモードの状態から、衝突のおそれ等がなくなって再びコンフォートモードの動作条件となると、前述と同様にしてコンフォートモードが設定される。
乗員拘束保護システムをこれらの各モードに設定するための条件として、本実施例では、次の表1に示すように各モードの設定条件を決めている。
本実施例における他の構成、ベルトテンション制御方法、制御ブロック、制御タイミングは前述の実施例と同じであるので、それぞれそれらの説明は省略する。
この実施例の車両の乗員拘束保護システムは、自車と自車の後方にある物体との間の状況に応じてシートベルトリトラクタを制御するシステムである。すなわち、図16に示すように自動車の後部の例えばリヤパッケージトレイパネル77の上でリヤウィンドシールド78より車室内側に、後方物体検知センサ79が設けられている。この後方物体検知センサ79は自動車の後方にある物体を検知するようになっている。なお、後方物体検知センサ79は、自動車の後方の物体を検知できるように設けさえすれば、このリヤパッケージトレイパネル77以外の自動車の他の任意の部位に設けることができる。
本実施例の乗員拘束保護システムにおいては、前述の図12に示す車両の前方の物体に対するシートベルト3の巻取り・引出し制御の場合と同様に、コンフォートモード、警戒モード、警報モードおよび緊急モードの4つのモードが設定されているとともに、各モードにおけるベルト巻取り力も図12に示す実施例と同じに設定されている。
警戒モードの動作条件の一つが成立しているか否かを実際に判断するにあたっては、まず1の条件はタングとバックルとの連結、分離を検出して判断する。すなわち、タングとバックルとの少なくとも一方に検知センサを設けて、この検知センサからの出力信号によりバックルとの連結、分離を判断する。
まず、自車を同じ設定加速度a(例.4〜6m/sec2)で加速したときの安全車間距離Dsを次の数式4により求める。
(2)の静止物または対向車の場合
まず、自車を同じ設定加速度aで加速したときの安全車間距離Dsを数式5により求める。
更に乗員拘束保護システムを警戒モードに動作させる条件として、1. 検出物体が近づきつつあって、ただちに乗員の回避動作が必要なとき、の条件が設定されている。
この実施例の車両の乗員拘束保護システムは、車両がロールオーバをしたときにシートベルトリトラクタを制御するシステムである。すなわち、図18に示すようなロールオーバ検知センサ80(本発明の車両状況検出手段に相当)が例えばシートベルトリトラクタあるいはCPU42に内蔵されて設けられている。このロールオーバ検知センサ80は自動車のロールオーバ、すなわち転回を検知するようになっている。なお、ロールオーバ検知センサ80は、自動車のロールオーバを検知できるように設けさえすれば、シートベルトリトラクタあるいはCPU42以外の自動車の他の任意の部位に設けることができる。
本実施例における他の構成、ベルトテンション制御方法、制御ブロック、制御タイミングは前述の各実施例と同じであるので、それぞれそれらの説明は省略する。
Claims (4)
- シートベルトを巻取るリールシャフトと、該リールシャフトの両端を回動自在に支持するフレームと、該フレームおよびリールシャフト間に配設されて通常時リールシャフトの回動を許容し必要時に作動してリールシャフトのシートベルト引出し方向の回動を阻止するロック手段とを備えているシートベルトリトラクタが用いられて、前記必要時に前記シートベルトの引出しを阻止して乗員を拘束保護する車両の乗員拘束保護システムにおいて、
更に、前記リールシャフトを回動するベルトテンション制御機構と、前記車両の前方の物体を検出する前方物体検出手段と、前記車両の後方の物体を検出する後方物体検出手段と、前記前記車両の左側方の物体を検出する左側方物体検出手段と、前記車両と前記車両の右側方の物体を検出する右側方物体検出手段と、前記車両のロールオーバ、急ブレーキあるいは急旋回等の前記車両自体の状況を検出する車両状況検出手段と、
前記前方物体検出手段からの物体検出信号に基づいて、前記車両と前記車両前方の物体との相対速度、前記車両と前記車両前方の物体との相対距離、および前記車両と前記車両前方の物体との間の安全車間距離を求め、求めた前記相対速度、前記相対距離、および前記安全車間距離に基づいて前記車両前方の物体が静止物であるのかあるいは移動する物体であるのか、前記車両前方の物体が移動物体である場合は前記移動物体が追従車両であるのかあるいは対向車両であるのか、および前記車両と前記車両前方の物体との衝突のおそれがあるのか否か、前記車両と前記車両前方の物体との衝突が回避できるのか否か等の前記車両と前記車両前方の物体との間の状況を判断し、前記後方物体検出手段からの物体検出信号に基づいて、前記車両と前記車両後方の物体との相対速度、前記車両と前記車両後方の物体との相対距離、および前記車両と前記車両後方の物体との間の安全車間距離を求め、求めた前記相対速度、前記相対距離、および前記安全車間距離に基づいて前記車両後方の物体が静止物であるのかあるいは移動する物体であるのか、前記車両後方の物体が移動物体である場合は前記移動物体が追従車両であるのかあるいは対向車両であるのか、および前記車両と前記車両後方の物体との衝突のおそれがあるのか否か、前記車両と前記車両後方の物体との衝突が回避できるのか否か等の前記車両と前記車両後方の物体との間の状況を判断し、前記左側方物体検出手段からの物体検出信号に基づいて、前記車両と前記車両左側方の物体との相対速度、前記車両と前記車両左側方の物体との相対距離、および
前記車両と前記車両左側方の物体との間の安全車間距離を求め、求めた前記相対速度、前記相対距離、および前記安全車間距離に基づいて前記車両左側方の物体が静止物であるのかあるいは移動する物体であるのか、前記車両左側方の物体が移動物体である場合は前記移動物体が追従車両であるのかあるいは対向車両であるのか、および前記車両と前記車両左側方の物体との衝突のおそれがあるのか否か、前記車両と前記車両左側方の物体との衝突が回避できるのか否か等の前記車両と前記車両左側方物体との間の状況を判断し、前記右側方物体検出手段からの物体検出信号に基づいて、前記車両と前記車両右側方の物体との相対速度、前記車両と前記車両右側方の物体との相対距離、および前記車両と前記車両右側方の物体との間の安全車間距離を求め、求めた前記相対速度、前記相対距離、および前記安全車間距離に基づいて前記車両右側方の物体が静止物であるのかあるいは移動する物体であるのか、前記車両右側方の物体が移動物体である場合は前記移動物体が追従車両であるのかあるいは対向車両であるのか、および前記車両と前記車両右側方の物体との衝突のおそれがあるのか否か、前記車両と前記車両右側方の物体との衝突が回避できるのか否か等の前記車両と前記車両右側方物体との間の状況を判断し、それらの判断結果に基づいて前記ベルトテンション制御機構を制御する中央処理装置とを備えており、
前記車両と前記車両前方の物体との間の状況、前記車両と前記車両後方の物体との間の状況、前記車両と前記車両の左側方の物体との間の状況、前記車両と前記車両の右側方の物体との間の状況、および前記車両自体の状況に応じた所定数のモードが設定されているとともに、これらのモード毎に前記各状況に応じた前記ベルトテンションの設定値が設定されており、前記各状況のうち任意の複数の状況を組み合わせるとともに同時期に設定された前記複数の状況に応じた前記複数のモードが異なる場合には、前記ベルトテンションの設定値が大きな方のモードを選択し、前記シートベルトのベルトテンションを選択したモードの設定値に制御することを特徴とする車両の乗員拘束保護システム。 - 前記所定数のモードとして、前記ベルトテンションの前記設定値が0に設定されるコンフォートモードと、前記ベルトテンションの前記設定値が第1の所定値に設定される警戒モードと、前記ベルトテンションの前記設定値が前記第1の所定値より大きな第2の所定値に設定される警報モードと、前記ベルトテンションの前記設定値が前記第2の所定値より大きな第3の所定値に設定される緊急モードとの4つのモードが設定されていることを特徴とする請求項1記載の車両の乗員拘束保護システム。
- 前記ベルトテンション制御機構は、前記中央処理装置によって制御されるモータと、該モータの駆動力を前記リールシャフトに伝達する歯車伝達機構とから構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1記載の車両の乗員拘束保護システム。
- 前記ベルトテンション制御機構は、前記中央処理装置によって制御され、非通電時には停止して前記リールシャフトに所定値以下の回転力が加えられても前記リールシャフトの回転を阻止するとともに通電時には回動して前記リールシャフトを回転するような、超音波モータ等のモータから構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載の車両の乗員拘束保護システム。
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