JP4312205B2 - 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法 - Google Patents
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Description
可変成形型電子線描画装置(EB(Electron beam)描画装置)における第1のアパーチャ410には、電子線330を成形するための矩形例えば長方形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向され、第2のアパーチャ420の可変成形開口421の一部を通過して、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340に照射される。すなわち、第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、X方向に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340の描画領域に描画される。第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形(VSB:Variable Shaped Beam)方式という。
上述した第2のアパーチャ420に可変成形開口421の他に繰り返し使用する頻度の高い種々のキャラクタパターン422が形成される場合もある。かかる場合には、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向され、第2のアパーチャ420のキャラクタパターン422全体に電子線330を照射させ、1度にキャラクタパターンの全体形状を試料340の描画領域に作成する。かかる描画方式をキャラクタプロジェクション(CP)方式という。
安田洋、原口岳士 他,"マルチコラムセルMCC−PoC(proof of concept)system評価",第3回荷電粒子光学シンポジウム,pp125−128,平成15年9月18−19日 T.Haraguchi,T.Sakazaki,S.Hamaguchi and H.Yasuda,"Development of electromagnetic lenses for multielectron beam lithography system",2726,J.Vac.Sci.Technol.B20(6),Nov/Dec 2002 T.Haraguchi,T.Sakazaki,T.Satoh,M.Nakano,S.Hamaguchi,T.Kiuchi,H.Yabara and H.Yasuda,"Multicolumn cell:Evaluation of the proof of concept system",985,J.Vac.Sci.Technol.B22(3),May/Jun 2004
図17は、MCCで並列描画を行なう場合を説明するための図である。
全てのカラムの描画条件を同一にするシステムでは、図15に示すように、描画領域を短冊状の仮想領域毎に描画していく場合、例えば、第n+1番目のストライプを第1のカラムで、第n番目のストライプを第2のカラムで並列に描画していくことになる。かかる場合、上述したように、LSIパターンの中には、高い描画精度が必要な部分(高精度パターン)と低い描画精度で良い部分(低精度パターン)とが混在するケースが多い。2つのカラム共、高精度部分も低精度部分も同じ電流密度を使用せざるを得ず、描画スピードの遅い方に合わせて描画することになる。よって、たとえ並列描画させたとしても描画時間は遅い方に合わせて進むことになってしまう。
荷電粒子ビームを用いて複数の図形パターンが含まれるパターンを描画する、第1と第2のアパーチャと偏向器による制御によって成形される荷電粒子ビームの最大ショットサイズがそれぞれ異なり、他のカラムに比べて高精度に描画する高精度パターン用のカラムと他のカラムに比べて低精度に描画する低精度パターン用のカラムとで構成される可変成形(VSB:Variable Shaped Beam)方式の複数のカラムと、
かかる複数のカラムを用いて描画する場合に、描画時間がより短くなるように、描画するパターンのデータに含まれる、高精度か否かを識別する精度識別子を格納する複数の図形パターンデータの各図形パターンデータを、前記精度識別子を参照することによって前記高精度パターン用のカラムと前記低精度パターン用のカラムのいずれかに分配する分配部と、
を備え、
前記複数のカラムを用いて、同じ試料に対し並列に描画していくことを特徴とする。
かかる高精度描画部を用いて低精度で構わない図形パターンを描画することを特徴とする。
マルチカラムセルを搭載した荷電粒子ビーム描画装置を用いて、パターンを描画する荷電粒子ビーム描画方法において、
かかるマルチカラムセルにおける複数のカラムとして、描画する前記パターンのデータに含まれる、高精度か否かを識別する精度識別子を格納する複数の図形パターンデータの各図形パターンデータが前記精度識別子を参照することによっていずれかに分配された、第1と第2のアパーチャと偏向器による制御によって成形される荷電粒子ビームの最大ショットサイズがそれぞれ異なり、他のカラムに比べて高精度に描画する高精度パターン用のカラムと他のカラムに比べて低精度に描画する低精度パターン用のカラムとで構成される可変成形(VSB:Variable Shaped Beam)方式の複数のカラムを用いて、同じ試料に対し並列にパターンを描画していくことを特徴とする。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。
図1において、荷電粒子ビーム描画装置の一例として可変成形型電子線描画装置である描画装置100は、電子鏡筒102、描画室103、XYステージ105、電子銃201、照明レンズ202、第1のアパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2のアパーチャ206、対物レンズ207、偏向器208、遮へい筒212、電子銃301、第1のアパーチャ303、偏向器305、第2のアパーチャ306、偏向器308、遮へい筒312を備えている。そして、描画装置100は、制御系として、コンピュータとなる制御計算機(CPU)120、メモリ122、磁気ディスク装置109、データ分配演算処理部130(分配部の一例)、分配回路132、ショットデータ生成回路140、偏向制御回路146、デジタルアナログコンバータアンプ(DAC/AMP)142、DAC/AMP144、ショットデータ生成回路240、偏向制御回路246、DAC/AMP242、DAC/AMP244を備えている。
実施の形態1では、第1のカラムには、VSB方式を、第2のカラムには、第2のアパーチャ306にキャラクタパターン316を形成したCP方式を利用して描画する場合について説明する。上述したように、CP方式を利用して描画する場合には、第1のアパーチャ303を通過した第1のアパーチャ像の電子ビーム300は、投影レンズ204により第2のアパーチャ306上の1つのキャラクタパターン316全体に投影される。そして、第2のアパーチャ306を通過した第2のアパーチャ像の電子ビーム300は、対物レンズ207により焦点を合わせ、偏向器308により偏向されて、移動可能に配置されたXYステージ105上の試料101の所望する位置に照射される。そして、試料101の所望する位置にキャラクタパターンが描画される。他方、VSB方式を利用して描画する場合には、第1のアパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2のアパーチャ206上の可変成形開口216の一部(場合により全体のこともあり得る)に投影される。そして、第1のアパーチャ203の開口218と第2のアパーチャ206の可変成形開口216との両方を通過して任意形状に成形された第2のアパーチャ像の電子ビーム200は、対物レンズ207により焦点を合わせ、偏向器208により偏向されて、移動可能に配置されたXYステージ105上の試料101の所望する位置に照射される。そして、試料101の所望する位置に任意形状のパターンが描画される。
図3において、第1のカラムでは、VSB方式を利用し、成形される電子ビームサイズを小さくするために最大ショットサイズを例えば0.5μm×0.5μmとする。そして、ビーム電流密度を例えば50A/cm2と高く設定する。他方、第2のカラムでは、CP方式を利用し、照射される電子ビームサイズを大きくするために最大ショットサイズ(キャラクタパターン316のサイズ)を例えば3μm×3μmとする。そして、ビーム電流密度を例えば10A/cm2と低く設定する。このように、描画方式の異なる2つのカラムを用いて、各カラムが最適な描画速度で描画できるように、それぞれ異なる描画条件を設定することで、各カラムで最高の描画速度を引き出すことができる。
図4は、実施の形態1におけるパターンが描画される試料の一部を示す図である。
上述したように、描画装置100では、試料101の描画領域を短冊状に複数の描画領域(ストライプ)に仮想分割して、ストライプ毎にXYステージ105を例えばX方向に連続移動させながら描画していく。そして、1つのストライプの描画が終了したらXYステージ105をY方向に移動させて次のストライプの位置に合わせる。そしてまたXYステージ105をX方向に連続移動させながら描画していく。実施の形態1では、第1のカラムで第n+1番目のストライプを描画する場合に、第2のカラムで第n番目のストライプを描画するといったように同じ試料101に対し並列に描画していく。そして、キャラクタパターンで描画できずに可変成形により描画する可変成形用パターン14については、第1のカラムで描画し、キャラクタパターンで描画できるCP用パターン24については、第2のカラムで描画する。よって、第2のカラムで第n番目のストライプ上にCP用パターン24を描画する際には、前回、第1のカラムで第n番目のストライプを描画した際に形成された可変成形用パターン14が既に第n番目のストライプ上に描画されている。そして、同時期に第1のカラムで第n+1番目のストライプ上に可変成形用パターン14を描画していく。
図5では、描画するストライプが一段進んで、次のストライプの描画をする場合を示している。第2のカラムで第n+1番目のストライプ上にCP用パターン24を描画する際には、前回、第1のカラムで第n+1番目のストライプを描画した際に形成された可変成形用パターン14が既に第n+1番目のストライプ上に描画されている。そして、同時期に第1のカラムで第n+2番目のストライプ上に可変成形用パターン14を描画していく。
実施の形態2では、図1に記載された描画装置100において、2つのカラム共にVSB方式で描画する場合について説明する。装置構成は、図1と同様で構わないため説明を省略する。
図6において、第1のカラム(高精度描画部の一例)では、VSB方式を利用して高精度パターンを描画する。また、第2のカラムでは、VSB方式を利用して低精度パターンを描画する。第1のカラムでは、高精度に図形パターンを形成するために、成形される電子ビームサイズを第2のカラムと比べて小さくする。そのために最大ショットサイズを例えば0.5μm×0.5μmとする。そして、DAC/AMPの制御単位(解像度)を第2のカラムと比べて細かく、例えば、長さ、位置の制御単位を0.25nmと設定する。そして、ショット数の増加による描画時間の増加を抑制するためにビーム電流密度を例えば50A/cm2と高く設定して描画時間を短縮する。他方、第2のカラム(低精度描画部の一例)では、描画される図形パターンの精度は低精度で構わないので、ビーム電流密度を例えば50A/cm2と高く設定したまま成形される電子ビームサイズを大きくする。そのために最大ショットサイズを例えば1μm×1μmとする。最大ショットサイズを大きくすることで、1度に描画できる範囲を広げ描画時間を短縮することができる。また、ビーム電流密度を高く設定したまま最大ショットサイズを大きくしたので、ビーム電流量が増え、クーロン効果等によりCDは劣化するが、描画される図形パターンの精度は低精度で構わないので描画時間の短縮を優先する。そして、パターンの精度は低精度で構わないので、DAC/AMPの長さ、位置の制御単位(解像度)を第1のカラムと比べて粗く、例えば、長さ、位置の制御単位を0.5nmと設定する。DAC/AMPの長さ、位置の制御単位(解像度)を第1のカラムと比べて粗くすることで、CDは劣化するが、描画される図形パターンの精度は低精度で構わないので描画時間の短縮を優先する。最大ショットサイズが2倍になった分だけ制御単位(解像度)を2倍にして、フルレンジに対する分解能を同一にすることで大きい出力のDAC/AMPを用いる。或いは、DAC/AMPの出力は変えずに、偏向器305及び偏向器308の感度を2倍にする、すなわち、偏向器の長さを2倍にしてもよい。偏向器の長さを長くして感度を上げることで、長さ、位置の制御単位を大きくすることができる。
図8は、図7で描画したストライプの1つ後段のストライプが描画される状況を示す図である。
実施の形態2では、第1のカラムで第n+1番目のストライプ上の高精度パターンを描画する場合に、第2のカラムで第n番目のストライプ上の低精度パターンを描画するといったように同じ試料101に対し並列に描画していく。
ここで、図形パターンの配置に偏りがあって、1つのストライプに一方のパターン、例えば第n+1番目のストライプ上に低精度パターン20ばかりが配置され、高精度パターンが配置されないような場合に、第2のカラムで第n番目のストライプ上の低精度パターン20を描画している間、第n+1番目のストライプを描画するはずの第1のカラムでは高精度パターンが無いので動作が止まってしまうことになってしまい効率が悪い。そして、描画するストライプが一段進んで、第n+2番目のストライプ上に高精度パターン10が存在する場合に、やっと動作することになる。そして、第1のカラムで第n+2番目のストライプ上に高精度パターン10を描画する際には、第2のカラムで第n+1番目のストライプ上に描画すべき全ての低精度パターン20を描画することになってしまい効率が悪い。
図9は、実施の形態2におけるパターンが描画される試料の一部を示す図である。
図10は、図9で描画したストライプの1つ後段のストライプが描画される状況を示す図である。
図9に示すように、第2のカラムで第n番目のストライプ上の低精度パターン20を描画している間、第1のカラムで第n+1番目のストライプ上の低精度パターン20を描画する。低精度パターン20は、ベタパターンが多いため、描画領域が大きい。そこで、第1のカラムでは、最大ショットサイズ内の大きさで分割して描画していく。1つの低精度パターン20を複数の分割パターン12に分けて描画するため、第2のカラムで第n番目のストライプ上の低精度パターン20を描画している間に終了できる程度の低精度パターン20数のみを描画していく。そして、図10に示すように、描画するストライプが一段進んで、第1のカラムで第n+2番目のストライプ上の高精度パターン10を描画し、第2のカラムで第n+1番目のストライプ上に描画すべき残りの低精度パターン20を描画する。このように、所定の描画単位に描画すべき図形パターンが低精度で構わない図形パターンに偏っているような場合、高精度描画を行なう第1のカラムを用いて低精度で構わない図形パターンを描画することで低精度描画を行なう第2のカラムの負荷を低減することができる。
実施の形態3では、図1に記載された描画装置100において、2つのカラム共にVSB方式で描画する他の場合について説明する。装置構成は、図1と同様で構わないため説明を省略する。
図11において、第1のカラムでは、VSB方式を利用して高精度パターンを描画する。また、第2のカラムでは、VSB方式を利用して精度を低下させずに大きいサイズを描画するために、図6の条件に対して第2のカラムの描画条件では最大ショット面積が4倍であることからビーム電流密度を50A/cm2から1/4の12.5A/cm2と低く設定して描画する。その他は、図6と同様であるので説明を省略する。第2のカラムでの最大ショットサイズを大きくしたことによりショット数を低減することができる。但し、最大ショットサイズを大きくした分、ビーム電流密度を下げなければ描画精度を維持できないため第2のカラムでのビーム電流密度を低くする。そして、例えば、第1のカラムで第n+1番目のストライプを描画している間、第2のカラムでn番目のストライプを並列描画する。その際、描画速度が遅くならないようにするため、第1のカラムの描画が終了するまでに第2のカラムの描画が終了する程度の図形パターン数のみを第2のカラムで描画する。このように構成することで、第1のカラムの描画速度を低下させずに、第1のカラムの負荷を低減することができる。その結果、描画時間の短縮を図ることができる。
図12は、実施の形態4における描画装置の構成を示す概念図である。
図12において、荷電粒子ビーム描画装置の一例として可変成形型電子線描画装置である描画装置100は、電子鏡筒102、描画室103、XYステージ105、電子銃201、照明レンズ202、第1のアパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2のアパーチャ206、対物レンズ207、偏向器208、絶縁カラム214、電子銃301、照明レンズ302、第1のアパーチャ303、投影レンズ304、偏向器305、第2のアパーチャ306、対物レンズ307、偏向器308、絶縁カラム314を備えている。そして、描画装置100は、制御系として、コンピュータとなる制御計算機(CPU)120、メモリ122、磁気ディスク装置109、データ分配演算処理部130、分配回路132、ショットデータ生成回路140、偏向制御回路146、デジタルアナログコンバータアンプ(DAC/AMP)142、DAC/AMP144、ショットデータ生成回路240、偏向制御回路246、DAC/AMP242、DAC/AMP244を備えている。
図13は、パターンが描画される試料の一部の他の例を示す図である。
図13に示すように、2つの独立したカラムが、同時期に1つのストライプを描画しても構わない。同様に、カラム数が3つ以上の場合には、各カラムが同時期に1つのストライプを描画しても構わない。
図14は、カラム数が4つの場合にパターンが描画される試料の一部を示す図である。
上述した各実施の形態において、例えば、カラム数が4つの場合には、図14に示すように、4つのカラムの内、2つのカラム(例えば、第1と第2のカラム)で1つのストライプ(例えば、第nストライプ)を描画し、残りの2つのカラム(例えば、第3と第4のカラム)で1つのストライプ(例えば、第n+1ストライプ)を描画してもよい。以上のように、カラム数が3つ以上の場合には、カラムを複数のグループ(1つのカラムで1つのグループを構成する場合を含む)に分け、グループ毎に異なるストライプを描画しても好適である。
12 分割パターン
14 可変成形用パターン
20 低精度パターン
24 CP用パターン
100 描画装置
101,340 試料
102 マルチカラムセル
103 描画室
105 XYステージ
109 磁気ディスク装置
120 CPU
122 メモリ
130 データ分配演算処理部
132 分配回路
140,240 ショットデータ生成回路
142,144,242,244 DAC/AMP
146,246 偏向制御回路
200,300 電子ビーム
201,301 電子銃
202,302 照明レンズ
203,303,410 第1のアパーチャ
204,304 投影レンズ
205,305 偏向器
206,306,420 第2のアパーチャ
207,307 対物レンズ
208,308 偏向器
212,312 遮へい筒
214,314 絶縁カラム
216,421 可変成形開口
316 キャラクタパターン
330 電子線
411 開口
430 荷電粒子ソース
Claims (4)
- 荷電粒子ビームを用いて複数の図形パターンが含まれるパターンを描画する、第1と第2のアパーチャと偏向器による制御によって成形される荷電粒子ビームの最大ショットサイズがそれぞれ異なり、他のカラムに比べて高精度に描画する高精度パターン用のカラムと他のカラムに比べて低精度に描画する低精度パターン用のカラムとで構成される可変成形(VSB:Variable Shaped Beam)方式の複数のカラムと、
前記複数のカラムを用いて描画する場合に、描画時間がより短くなるように、描画する前記パターンのデータに含まれる、高精度か否かを識別する精度識別子を格納する複数の図形パターンデータの各図形パターンデータを、前記精度識別子を参照することによって前記高精度パターン用のカラムと前記低精度パターン用のカラムのいずれかに分配する分配部と、
を備え、
前記複数のカラムを用いて、同じ試料に対し並列に描画していくことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。 - 前記複数のカラムでは、それぞれ異なる電流密度の荷電粒子ビームを用いることを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム描画装置。
- 前記高精度パターン用のカラムを用いて低精度で構わない図形パターンを描画することを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム描画装置。
- マルチカラムセルを搭載した荷電粒子ビーム描画装置を用いて、パターンを描画する荷電粒子ビーム描画方法において、
前記マルチカラムセルにおける複数のカラムとして、描画する前記パターンのデータに含まれる、高精度か否かを識別する精度識別子を格納する複数の図形パターンデータの各図形パターンデータが前記精度識別子を参照することによっていずれかに分配された、第1と第2のアパーチャと偏向器による制御によって成形される荷電粒子ビームの最大ショットサイズがそれぞれ異なり、他のカラムに比べて高精度に描画する高精度パターン用のカラムと他のカラムに比べて低精度に描画する低精度パターン用のカラムとで構成される可変成形(VSB:Variable Shaped Beam)方式の複数のカラムを用いて、同じ試料に対し並列にパターンを描画していくことを特徴とする荷電粒子ビーム描画方法。
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