JP4309940B2 - ストリーム多重装置、ストリーム多重方法および記録媒体 - Google Patents
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Description
本発明は、符号化された映像ストリームと音声ストリームを多重するストリーム多重装置、ストリーム多重方法およびこの多重されたストリームを記録する記録媒体に関する。
青色レーザを用いてコンテンツを蓄積したHD DVDなどの記録媒体には、ユーザの選択によりストーリの途中から異なるシーンに分岐可能なように、あらかじめ分岐する(選択的に再生される)複数のシーンが記録されたものがある。
たとえば、第1のシーン、第2のシーンおよび第3のシーンの順に再生されるストーリに対し、第1のシーンの次に第4のシーンが再生され、次に第3のシーンが再生されるストーリが作成されるためには、記録媒体には、あらかじめ、第1のシーンおよび第3のシーンに加え、第2のシーンおよび第4のシーンを選択的に再生可能なシーンとして記録しておく。
この場合、第2のシーンおよび第4のシーンの先頭のデータは、第1のシーンの最後のデータと合流可能に構成される。また、第2のシーンおよび第4のシーンの最後のデータは、第3のシーンの先頭のデータと合流可能に構成される。しかし、一般に、合流のために2つのシーンが接続されると、合流するシーンの最後と合流されるシーンの先頭との間に、音声ギャップが生じてしまう。
従来、異なるシーンから合流されるシーン(上記例では第3のシーン)がある場合に、いずれのシーンから合流が行われてもシームレスな再生が行えるように各シーンのシステムストリームを多重するための種々のストリーム多重技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
一般に、選択的に再生されるシーン(上記例では第2および第4のシーン)のシステムストリームの最後と、合流されるシステムストリームの最初との間に生じる音声ギャップは、合流されるシステムストリームに内包される。このため、合流されるシーンには、選択されるシーンによって、各シーンとの合流に備えて異なるギャップを内包しておく必要がある。これは、合流されるシーンとして、選択的に再生されるシーンと同じ数のシーンをあらかじめ用意しておく必要があることを意味する。
一方、特許文献1に提案されている技術は、合流されるシステムストリームの先頭の一部を、合流するシステムストリーム(選択的に再生されるシステムストリーム)の最後にあらかじめ取り込んでおくようにストリーム多重を行う技術である。このため、合流するシステムストリームの最後と合流されるシステムストリームの最初との間に生じる音声ギャップは、あらかじめ、合流するシステムストリームに取り込まれる。したがって、特許文献1に提案されている技術によれば、合流されるシステムストリームを複数用意することなくシームレスな再生を行うことができる。
特開2003−153206号公報
しかし、特許文献1に提案されている技術では、あらかじめ合流されるシステムストリームの先頭の一部と全く同じデータを、選択的に再生されるシステムストリームの全てに取り込んでおく必要がある。このため、従来の技術で多重されたストリームは、データのサイズが大きくなってしまう。
また、選択的に再生されるシステムストリームが他のシステムストリームから合流される場合には、この合流により生じるギャップを含め、選択的に再生されるシステムストリームに2箇所のギャップが存在してしまうことになる。この場合、選択的に再生されるシステムストリームごとに2箇所ずつ音声ギャップができてしまい、音声ギャップの位置ごとに再生時の音が途切れてしまう。
さらに、従来の技術では、選択的に再生される複数のシーンから、選択的に再生される複数のシーンへ接続するストーリ構成には、対応することができない。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、一部のシステムストリームを共有する複数のストーリのそれぞれを、冗長なデータを持つことなく簡単にシームレスに再生することができるストリーム多重装置、ストリーム多重方法および記録媒体を提供することを目的とする。
本発明に係るストリーム多重装置は、上述した課題を解決するために、符号化された映像ストリームと音声ストリームを1つのシステムストリーム上に多重化するストリーム多重装置であって、前記映像ストリームを所定のサイズの映像パケットに分割するとともに、少なくとも映像復号器への入力時刻および再生時刻の情報を含む映像復号同期情報をそれぞれの前記映像パケットに付加する映像パケット化手段と、前記音声ストリームを所定のサイズの音声パケットに分割するとともに、少なくとも音声復号器への入力時刻および再生時刻の情報を含む音声復号同期情報をそれぞれの前記音声パケットに付加する音声パケット化手段と、前記映像パケットと前記音声パケットとを多重化してシステムストリームを生成するパケット多重化手段と、前記映像パケット化手段、前記音声パケット化手段および前記パケット多重化手段を制御することにより、前記映像パケットおよび前記音声パケットの多重化順序と多重化位置を制御する多重化制御手段と、を備え、前記多重化制御手段は、1つ以上のシステムストリームから構成され、選択的にシームレス再生される第1のシステムストリーム群、およびこの第1のシステムストリーム群に連続して選択的にシームレス再生され、1つ以上のシステムストリームから構成される第2のシステムストリーム群を多重化する際、前記第1のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声再生終了時刻からこの時刻より遅い映像再生終了時刻までの差と、前記第2のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声再生開始時刻からこの時刻より遅い映像再生開始時刻までの差とが、同一となるように、前記第1および第2のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声ストリームのパケット化開始位置、パケット化終了位置および前記音声復号同期情報を制御することを特徴とするものである。
また、本発明に係るストリーム多重方法は、上述した課題を解決するために、符号化された映像ストリームと音声ストリームを1つのシステムストリーム上に多重化するストリーム多重方法であって、前記映像ストリームを所定のサイズの映像パケットに分割するとともに、少なくとも映像復号器への入力時刻および再生時刻の情報を含む映像復号同期情報をそれぞれの前記映像パケットに付加するステップと、前記音声ストリームを所定のサイズの音声パケットに分割するとともに、少なくとも音声復号器への入力時刻および再生時刻の情報を含む音声復号同期情報をそれぞれの前記音声パケットに付加するステップと、前記映像パケットと前記音声パケットとを多重化してシステムストリームを生成するステップと、前記映像パケットおよび前記音声パケットの多重化順序と多重化位置を制御するステップと、を備え、前記多重化順序と多重化位置を制御するステップは、1つ以上のシステムストリームから構成され、選択的にシームレス再生される第1のシステムストリーム群およびこの第1のシステムストリーム群に連続して選択的にシームレス再生され、1つ以上のシステムストリームから構成される第2のシステムストリーム群を多重化する際、前記第1のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声再生終了時刻からこの時刻より遅い映像再生終了時刻までの差と、前記第2のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声再生開始時刻からこの時刻より遅い映像再生開始時刻までの差とが、同一となるように、前記第1および第2のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声ストリームのパケット化開始位置、パケット化終了位置および前記音声復号同期情報を制御するステップである、ことを特徴とする方法である。
一方、本発明に係る記録媒体は、上述した課題を解決するために、映像ストリームを所定のサイズの映像パケットに分割するとともに、少なくとも映像復号器への入力時刻および再生時刻の情報を含む映像復号同期情報をそれぞれの前記映像パケットに付加する映像パケット化手段と、音声ストリームを所定のサイズの音声パケットに分割するとともに、少なくとも音声復号器への入力時刻および再生時刻の情報を含む音声復号同期情報をそれぞれの前記音声パケットに付加する音声パケット化手段と、前記映像パケットと前記音声パケットとを多重化してシステムストリームを生成するパケット多重化手段と、前記映像パケット化手段、前記音声パケット化手段および前記パケット多重化手段を制御することにより、前記映像パケットおよび前記音声パケットの多重化順序と多重化位置を制御する多重化制御手段と、によって符号化された前記映像ストリームと前記音声ストリームが多重化された前記システムストリームのデータ構造を記録した記録媒体であって、1つ以上のシステムストリームから構成され、選択的にシームレス再生される第1のシステムストリーム群、およびこの第1のシステムストリーム群に連続して選択的にシームレス再生され、1つ以上のシステムストリームから構成される第2のシステムストリーム群は、前記第1のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声再生終了時刻からこの時刻より遅い映像再生終了時刻までの差と、前記第2のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声再生開始時刻からこの時刻より遅い映像再生開始時刻までの差とが、同一であるように多重化されたことを特徴とする前記システムストリームのデータ構造を記録した記録媒体である。
本発明に係るストリーム多重装置、ストリーム多重方法および記録媒体によれば、一部のシステムストリームを共有する複数のストーリのそれぞれを、冗長なデータを持つことなく簡単にシームレスに再生することができる。
本発明に係るストリーム多重装置、ストリーム多重方法および記録媒体の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
(1)ストリーム多重装置の構成
図1は、本発明の一実施形態に係るストリーム多重装置および記録媒体の構成例を示す図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るストリーム多重装置および記録媒体の構成例を示す図である。
ストリーム多重装置10は、符号化された映像ストリームおよび音声ストリームを多重化してシステムストリームを生成し、このシステムストリームを記録媒体(DVDディスク1)に記録する処理を実行するものである。
映像ストリーム記録部11には、符号化された映像ストリームと、その映像ストリームの再生時刻情報が記録されている。
音声ストリーム記録部12には、符号化された音声ストリームと、その音声ストリームの再生時刻情報が記録されている。
タイトル構成情報記録部13には、個別シーン構成情報とシーン接続情報が記録される。個別シーン情報は、そのシーンを構成する映像と音声の情報、すなわち映像ストリーム記録部に記録されているどの映像ストリームとどの音声ストリームのどの時刻の部分を使うのか、という情報である。またシーン接続情報は、シーンB1とシーンB2は選択的に再生され、かつシーンCに連続してシームレスに再生される、等の接続関係である。
多重化制御部14は、この個別シーン構成情報およびシーン接続情報にもとづいて、各シーンに対応する映像ストリームおよび音声ストリームのパケット化開始位置(開始フレーム)、パケット化終了位置(終了フレーム)並びに映音同期(リップシンク)を決定し、映像パケット化部15、音声パケット化部16、およびパケット多重部17を制御する。
制御情報記録部18には、多重化制御部14が算出した各種パラメータが記録される。
映像パケット化部15は、多重化制御部14からのパケット化制御情報に基づき、映像ストリーム記録部11より、選択されたストリームのうち、開始フレームから所定のパケット長サイズ分のデータを順次読み出し、このパケットデータにDTS、PTSといった同期情報を含むパケットヘッダを付加して映像パケットを生成する。
音声パケット化部16は、多重化制御部14からのパケット化制御情報に基づき、音声ストリーム記録部12より、選択されたストリームのうち、開始フレームから所定のパケット長サイズ分のデータを順次読み出し、このパケットデータにDTS、PTSといった同期情報を含むパケットヘッダを付加して音声パケットを生成する。
パケット多重部17は、映像パケット化部15および音声パケット化部16によりそれぞれ生成された映像パケットおよび音声パケットを、多重化制御部14からの多重位置制御情報に基づき選択し、システムストリーム上の多重時刻を示すSCRを含むパックヘッダを付加して、システムストリーム記録部19に記録する。
生成されたシステムストリームは、ディスク記録部20によって、誤り訂正符号の付加等、蓄積メディアに依存した形式に変換され、記録媒体としてのDVDディスク1に記録される。
(2)MPEG2/PS
図2は、MPEG2/PSのデータ構造をパックレイヤ及びパケットレイヤの階層に分けて示す図である。図2に示すように、データはパックの単位で構成される。パックはパックヘッダ、システムヘッダ及びパケットからなる。パックヘッダにはパックスタートコード、SCR、システムストリームのビットレート等が記述されている。
図2は、MPEG2/PSのデータ構造をパックレイヤ及びパケットレイヤの階層に分けて示す図である。図2に示すように、データはパックの単位で構成される。パックはパックヘッダ、システムヘッダ及びパケットからなる。パックヘッダにはパックスタートコード、SCR、システムストリームのビットレート等が記述されている。
システムヘッダにはストリーム全体のパラメータが記述されている。このシステムヘッダは少なくとも最初のパックに付加される。またパケットはパケットヘッダと1つの単位ストリームのパケットデータから構成される。パケットヘッダにはパケットスタートコード、パケット長、PTS、DTS等が記述されている。
図3はMPEG2/PSにおいてその技術仕様を定めるために用いる、STD(System Target Decoder)と呼ばれる理想復号器の構成を示す図である。MPEG2/PS規格では、このSTDを定義することにより、同期やバッファ管理を規定している。このSTDの動作について簡単に説明する。
システムストリームの第i番目のバイトM(i)は、時刻tm(i)にSTDに入力される。この時刻tm(i)は、そのバイトが属するパックのパックヘッダに記述されるSCR、すなわちSCRフィールドの最終バイトM(i´)がSTDに入力される時刻tm(i´)とビットレートから算出することができる。
また、STDに入力されたシステムストリーム中の単位ストリームnのパケットデータは、入力バッファBnに瞬時に入力される。この入力バッファBnの大きさはシンタックス上に記述されている。入力バッファBnからは、バッファ中に最も長い期間蓄積されている、単位ストスリーム中j番目のアクセスユニットAn(j)が、時刻tdn(j)において瞬時に除去されるとともに、デコーダDnにより瞬時にデコードされて1つのk番目に再現されるプレゼンテーションユニットPn(k)として出力される。
ここでアクセスユニットとは、例えば、ISO/IEC 11172−2 により規格化されているMPEG1ビデオあるいは、ISO/IEC 13818−2 により規格化されているMPEG2ビデオの場合、I、P、Bピクチャであり、音声の場合、デコード最小単位である音声フレームである。
プレゼンテーションユニットAn(k)は、時刻tpn(k)において瞬時に再現される。この際、ストリームnがMPEGビデオの場合、STDより出力される前に順序再編用バッファOnによりIまたはPピクチャを遅延させることにより、アクセスユニット順からプレゼンテーションユニット順への順序入れ替えを行う。
前述のように、各パックのSCRには、SCRフィールドの最終バイトのSTDへの入力時刻tm(i´)を記述し、各パケットのPTS、DTSには、それぞれ各パケット中の最初のアクセスユニットのデコード時刻tdn(j)及び再現時刻tpn(k)を記述する。このデコード時刻tdn(j)と再現時刻tpn(k)が同じ場合にはDTSは省略できる。
以上のようにデコーダは、システムストリーム上に記述されている時刻情報に基づいてデコード、再現を行うことにより各ストリーム間の復号器における同期を確立することができる。
(3)ストリーム多重化
(3−1)概要
図4は、連続したシーンAとシーンBの映像信号である映像Aと映像B、同じくシーンAとシーンBの音声信号である音声A、音声Bを、それぞれ符号化して、パケット多重してシステムストリームA、システムストリームBを生成する過程を示した図である。ここでは映像信号の符号方式としてはMPEG2を、音声の符号化方式としてはDolby Digital(登録商標)やdts(登録商標)などの固定サンプル数のフレーム単位で符号化する符号化方式を例として用いている。
(3−1)概要
図4は、連続したシーンAとシーンBの映像信号である映像Aと映像B、同じくシーンAとシーンBの音声信号である音声A、音声Bを、それぞれ符号化して、パケット多重してシステムストリームA、システムストリームBを生成する過程を示した図である。ここでは映像信号の符号方式としてはMPEG2を、音声の符号化方式としてはDolby Digital(登録商標)やdts(登録商標)などの固定サンプル数のフレーム単位で符号化する符号化方式を例として用いている。
映像信号は1枚のピクチャ毎に符号化される。MPEG2では自分のピクチャ信号から符号化信号を生成するイントラ符号化方式を用いたIピクチャと、自分のピクチャ信号と、参照ピクチャ信号の差分を符号化する予測符号化を用いるPピクチャ、Bピクチャの3種類がある。予測符号化を用いるPピクチャとBピクチャのうち、Pピクチャは自分より前の時刻に再生されるIピクチャまたはPピクチャ(前方参照ピクチャ)を参照ピクチャ信号とするものである。一方のBピクチャは前方参照ピクチャに加え、自分より後に再生されるIまたはPピクチャ(後方参照ピクチャ)も参照ピクチャ信号として用いるものである。
このBピクチャのデコードを行うためには、参照ピクチャ信号を得るために後方参照ピクチャのデコードが終了している必要がある。このため符号化された映像ストリームでは、Bピクチャで参照される後方のIピクチャ、Pピクチャの順序が、Bピクチャよりも前になるように順序再編が行われる。
図4において、符号化映像ストリームはオリジナル映像信号を符号化して得られた符号化データである。ここで例えば3番目のピクチャPic3の符号化データI3が、最初のピクチャデータPic1の符号化データB1の前に配置されているのは、この後方参照のための順序再編によるものである。
一方、音声信号は固定サンプル数のフレーム単位で符号化される。図4において、符号化音声ストリームはオリジナル音声信号を符号化して得られた符号化データである。音声信号は映像と異なり順序再編は行われない。
次に、映像パケット化部15および音声パケット化部16は、符号化して得られた符号化映像ストリームおよび符号化音声ストリームを、それぞれ所定長のデータサイズごとにパケット分割する(図4の「映像パケット分割」参照)。例えばDVD−Videoでは1パケットあたりのデータ長は約2kバイトである。
このようにパケット分割されたデータを単位として、パケット多重部は、1本のシステムストリームに多重する(図4の「パケット多重化」参照)。パケットの多重順序ならびに多重時刻(多重位置制御情報)は、各パケットのデコーダへの転送時刻がデコード開始時刻であるDTS以前となるよう、各パケットの転送時刻が前後しないよう、またその転送時刻が重ならないよう、多重化制御部14により決定される。
また、パケット多重する際、各パケットデータには、前述のパックヘッダならびにパケットヘッダを付加する。パックヘッダには、そのパケットの多重化時刻、すなわちそのパケットデータのデコーダへの転送時刻としてSCRを記述する。パケットヘッダには、そのパケット中のアクセスユニットのデコード開始時刻としてDTSを、再生時刻としてPTSを記述する。これによりシステムストリーム中に多重化された映像ストリームと音声ストリームの再生同期を制御することができる。
図4のシステムストリームAとシステムストリームBは、シーンAとシーンBそれぞれに対するシステムストリーム化する場合を示している。DVD−VideoやHD DVD−Video規格ではシステムストリームは映像フレームを単位として分割される。
映像符号化の際には通常順序再編が行われ、IピクチャやPピクチャは再生時刻よりも数フレーム前に再生されるBピクチャやPピクチャの前に、参照ピクチャとしてデコードが完了している必要があるため、自ピクチャの再生時刻の数フレーム前に多重することとなる。
一方、音声に関しては、自音声フレームの再生時刻までにデコードが完了すればよく、また入力バッファのサイズも映像にくらべ小さいため、自音声フレームの再生時刻以前の近い時刻に多重することとなる。
このため、再生シーンAの音声ストリームの最後尾の一部は、シーンBのシステムストリームの先頭部分に回り込んで多重化されることになる。
なお、DVD−VideoやHD DVD−Video規格では(以降両者を総称してDVD規格と呼ぶ)、STDを拡張したE−STD(Enhanced STD Model)が規定されている。これによれば前側のシステムストリームの最後尾と後続のシステムストリームの先頭のSCRが不連続である場合でも、SCRが連続した一本のシステムストリームを再生するのと同様な再生を行えるようになっている。
(3−2)分岐ストーリを含むストリーム多重化
DVDでは、ユーザの選択によりストーリの途中から異なるストーリに分岐可能なタイトルが作成されることがある。
DVDでは、ユーザの選択によりストーリの途中から異なるストーリに分岐可能なタイトルが作成されることがある。
図5は、前後に共通のストリームをもつ複数のストリームの映音再生位相を概略的に示す説明図である。図5には、選択的に再生されるシーン群がシーンB1およびシーンB2を有し、シーンA→シーンB1→シーンCが連続して再生されるストーリ1と、シーンB1の代わりにシーンB2を選択して再生されるストーリ2のいずれか一方を任意に再生可能な場合の例について示した。
シーン(図5のシーンAおよびシーンC)を共有する複数のストーリを作成する場合、記録容量を節約するために、各シーンを1つのシステムストリームとして構成するとともに、共通のシーンのシステムストリームを複数のストーリで共用する。
各シーンにおける映像と音声の同期位相を保持しつつ、映像を途切れなく連続して再生しようとした場合、映像フレームと音声フレームの再生長が異なることから、シーンの長さがちょうど両者の公倍数とならない限り、各シーンの繋ぎ目には1音声フレーム未満のギャップが発生する。
DVD規格ではこの映像と音声の再生時間の差異を、1音声フレーム長未満の音声のギャップを作ることにより吸収する。
例えば図5のGAP_A_B1は、シーンAとシーンB1の映像を連続して再生した場合の音声ギャップを、GAP_A_B2はシーンAとシーンB2の映像を連続して再生した場合の音声ギャップを示している。DVDではこの音声ギャップの開始時刻と長さを音声ギャップ情報として、システムストリーム中に多重されるDSIパケットに記録することが求められる。DVDプレーヤはこの音声ギャップ情報を読んで、音声ギャップ開始時刻からギャップ長分の時間、音声のデコードを一時的に停止することで、映像と音声の再生同期を維持することができる。
図6は、図5に示した2つのストーリを、シーン毎にシステムストリーム化した場合の各システムストリーム構成の一例について、映像ストリームおよび音声ストリームの多重区間で示した図である。なお、図6においては、音声パケットについてはほぼディレイなく再生されると仮定して、再生時の音声ギャップもあわせて示している。
図6に示すように、シーンAは、ストーリ1とストーリ2で全く同じ構成となっているため共用することができる。一方、ストーリ1のシーンCに対するシステムストリームCとストーリ2のシステムストリームC’とでは、先頭部分に回り込んでいる音声データの位相が異なり、また音声ギャップ長も異なるため、このままでは共用できない。
そこでDVD規格では、1つのシステムストリームあたり2箇所まで音声ギャップを持つことができる(2箇所の音声ギャップ情報をナビゲーションパケット中に記述できる)ようにしている。
図7は、図6に示した2つのストーリについて、選択的に再生されるシーン群のシステムストリームに2箇所の音声ギャップを含ませた様子を示す図である。
図7に示すように、Video_CとAudio_Cの先頭の一部をシステムストリームB1とシステムストリームB2の両方の末尾に同じ長さだけ入れることにより、Audio_B1とAudio_B2がシステムストリームCに回り込まないようにするとともに、GAP_B1_CとGAP_B2_CはそれぞれシステムストリームB1、B2に取り込んでそれぞれシステムストリームB1、B2内の2つ目の音声GAPとする。これによりストーリ1のシステムストリームCとストーリ2のシステムストリームCは同じ構成となり、共用できるようになる。
しかし、選択的に再生されるシーン群を構成するシステムストリームに2箇所の音声ギャップを含ませる場合、データが冗長になり、ディスクの占有データサイズが大きくなってしまうという問題がある。たとえば、図7に示す例においては、システムストリームB1に多重されるVideo_CとAudio_Cデータと、全く同じデータが、選択的に再生されるシーン群を構成する他のシステムストリーム、すなわち図7ではシステムストリームB2にもパケット化されて多重されることになってしまう。
また選択的に再生されるシーン群を構成するシステムストリームごとに、2箇所ずつ音声ギャップができ、この音声ギャップの位置ごとに再生時の音が途切れてしまうという問題がある。
さらに、選択的に再生されるシーン群を構成するシステムストリームに2箇所の音声ギャップを含ませる方法では、選択的に再生される複数のシーンから、選択的に再生される複数のシーンにシームレスに接続されるタイトル構成をとることができない。
図8は、選択的に再生されるシーン群を3つ有し、各シーン群からそれぞれ1つ選択されたシーンを連続して再生するストーリ構成について説明するための図である。
例えば、図8のように、シーンA1とシーンA2、シーンB1とシーンB2、シーンC1とシーンC2が、それぞれから1つを選択して再生できるようなタイトル構成を作成しようとした場合、Video_C1とVideo_C2の両方の先頭部分をVideo_B1とVideo_B2の後部に取り込むことはできないため、図7の方法によるシステムストリームの共用を行うことはできないという問題もある。
(4)動作(第1の実施形態)
図9は、第1実施形態に係るシステムストリームの構成と、このシステムストリームが再生された際の映像と音声の再生タイミングを示した図である。
図9は、第1実施形態に係るシステムストリームの構成と、このシステムストリームが再生された際の映像と音声の再生タイミングを示した図である。
図9には、選択的にシームレス再生されるシステムストリーム群としてシステムストリームB1およびB2により構成される第1のシステムストリーム群を有する場合の例について示した。つまり、図9は、図5に示したシーンA、シーンB1、シーンCが連続して再生されるストーリ1と、ストーリ1のシーンB1の代わりにシーンB2が再生されるストーリ2というタイトル構成を、本実施形態に係るストリーム多重方法によりシステムストリーム化したシステムストリームの構成と、そのシステムストリームが再生された際の映像と音声の再生タイミング(タイムチャート)を示した図である。
システムストリームAには、シーンAの映像信号を符号化して得られる映像フレームAVF1_1〜AVF_10と、シーンAの音声信号を符号化して得られる音声フレームAAF_1〜AAF_9がパケット多重される。ここでAAF_10〜AAF_12については、前述のように映像符号化データは順序再編による復号遅延が大きいため、次に再生されるシステムストリームB1及びシステムストリームB2の映像の先頭部分に回り込んでパケット多重される。
システムストリームB1には、シーンB1の映像フレームB1VF1_1〜B1VF_8と、シーンA1の音声フレームAAF_10〜AAF_12と、シーンB1の音声フレームB1AF_1〜B1AF_8がパケット多重される。
システムストリームB2には、シーンB2の映像フレームB2VF1_1〜B2VF_6と、シーンA1の音声フレームAAF_10〜AAF_13と、シーンB2の音声フレームAAF_1〜AAF_5がパケット多重される。
システムストリームCには、シーンCの映像フレームCVF1_1〜CVF_nと、シーンB1の音声フレームB1AF_9〜B1AF_11と、シーンCの音声フレームCAF_1〜CAF_mがパケット多重される。
本実施形態に係るストリーム多重装置10は、選択的に再生される第1のシステムストリーム群について、1つのシステムストリーム(システムストリームB1)に多重された最後の映像フレームの再生終了時刻がT_VE_B1、最後の音声フレームの再生終了時刻がT_AE_B1、その差(映像再生終了時刻と音声再生終了時刻との差)がE_DIFF_B1であり、他のシステムストリーム(システムストリームB2)に多重された最後の映像フレームの再生終了時刻がT_VE_B2、最後の音声フレームの再生終了時刻がT_AE_B2、その差(映像再生終了時刻と音声再生終了時刻との差)がE_DIFF_B2とするとき、E_DIFF_B1とE_DIFF_B2の値が同じとなるように、音声パケットの復号、再生タイミング、すなわち各パケットヘッダのDTS、PTSの値を設定して多重する(図9のタイムチャート参照)。
これは本来の映像と音声の再生位相(リップシンク)を最大で1フレームずらす処理であるが、例えばDVDで採用されている音声符号化方式であるDolby Digital(登録商標)の1音声フレーム長は32msecである。通常人間が検知できるリップシンクずれの限度内である。特に映像に対して音声の再生が遅れる音遅れのリップシンクについては、逆方向にずれる音進みのリップシンクに対して2倍以上鈍感であることが知られているので、リップシンク変更の際には、出来る限り音が遅れる方向で調整する。
また上記リップシンク変更の後、シーンAの音声とシーンB1の音声のギャップおよびシーンAとシーンB2の音声のギャップがそれぞれ1音声フレーム未満となるように、シーンAの音声フレーム数、シーンAの音声のリップシンク、またはシーンB1、B2の音声フレーム数を調整する。図9に示す例では、システムストリームB1とB2にシーンAから回り込むシーンAの音声フレーム数をそれぞれ3音声フレーム、4音声フレームとすることにより、音声ギャップGAP_A_B1とGAP_A_B2の長さがそれぞれ1音声フレーム未満となるようにしている。
またシステムストリームCにおいては、最初の映像フレームCVF_1の再生開始時刻と、最初の音声フレームB1AF_9の再生開始時刻の差についてもE_DIFF_B1とE_DIFF_B2と同じ値となるように、シーンB1の音声が回り込んだ分の音声フレームB1AF_9〜B1AF_11をパケット多重化する。
以上により、システムストリームAとシステムストリームCを共用して、ストーリ1とストーリ2を構成することができ、またストーリ1においてシステムストリームB1からシステムストリームCを連続して再生した際においても、またストーリ2においてシステムストリームB2からシステムストリームCを連続して再生した際においても、音声ギャップGAP_B1_Cの前まで連続して再生することができる。
システムストリームCには、シーンB1の最後の部分が回り込んで多重されるB1AF_9〜B1AF_11が含まれる。このため、ストーリ2においてもシーンB2の音声とシーンCの音声の間に再生されることになってしまう。しかし、一般に、この回り込み分の音声は数フレーム分である。また、ストーリの合流点ではシーンB1からシーンCの音もシーンB2からシーンCの音も自然に繋がるように、シーンB1とシーンB2の末尾の音が同じ音である部分や、無音、あるいは大きな雑音である部分が選ばれる。このため、ストーリ2においても連続した音声再生が可能となる。
なお、STD(System Target Decoder)の音声用入力バッファがオーバーフローしない限りは、音声パケットの多重位置を出来るだけ前の時刻にすることにより、この回り込み分のフレーム数を減らす、またはゼロにすることも可能である。
(5)動作(第2の実施形態)
図10は、第2実施形態に係るシステムストリームの構成と、このシステムストリームが再生された際の映像と音声の再生タイミングを示した図である。
図10は、第2実施形態に係るシステムストリームの構成と、このシステムストリームが再生された際の映像と音声の再生タイミングを示した図である。
図10には、選択的にシームレス再生されるシステムストリーム群として、システムストリームB1およびB2により構成される第1のシステムストリーム群と、システムストリームC1およびC2により構成される第2のシステムストリーム群と、システムストリームA1およびA2により構成される第3のシステムストリーム群とを有する場合の例について示した。つまり、図10に示すシステムストリーム群の構成は、第1実施形態で説明した構成のうち、シーンAを選択的に再生可能なシーンA1とシーンA2により構成される第3のシーン群とするとともに、シーンCを選択的に再生可能なシーンC1とシーンC2により構成される第2のシーン群とする構成である。
この場合、図8に示したタイトル構成、すなわち2×2×2の8つのストーリを実現したシステムストリーム構成をとることが可能である。図10には、8つのストーリのうち代表例として4つのストーリの再生時のタイムチャートを示した。
システムストリームA1、B1、B2、C1は、第1実施形態におけるシステムストリームA、B1、B2、Cと同様な方法で多重可能であるが、本実施形態では、さらに、音声B1と音声B2のリップシンクを、図9におけるGAP_B1_Cの長さ分、遅らせるように制御する。
図1に示すように、システムストリームB1のB1AF_1〜8、システムストリームB2のB2AF_1〜5、およびシステムストリームC1に回り込むB1AF_9〜11のリップシンクをGAP_B1_C1の長さ分遅らせる。これによりシステムストリームC1においては音声のギャップGAP_B1_C1の長さを0とすることができ、途切れなく連続した再生が可能となる。
音声B1を遅らせた分、GAP_A1_B1の長さが長くなることになるが、本実施形態では、さらに、システムストリームB1に回り込まれる音声A1の音声フレームA1AF_13を付加するとともにリップシンクを遅延させて、ギャップGAP_A1_B1の長さを0としている。これにより、システムストリームA1、B1、C1を連続して再生した場合には、シーンA1、B1、C1が連続して途切れなく再生できる。
また、本実施形態では、システムストリームA1とシステムストリームA2が選択的に再生可能なように、システムストリームB1とB2と同様のリップシンク調整を行う。
すなわち、選択的に再生される第3のシステムストリーム群について、1つのシステムストリーム(システムストリームA1)に多重された最後の映像フレームの再生終了時刻がT_VE_A1、最後の音声フレームの再生終了時刻がT_AE_A1、その差がE_DIFF_A1であり、他のシステムストリーム(システムストリームA2)に多重された最後の映像フレームの再生終了時刻(映像再生終了時刻と音声再生終了時刻との差)がT_VE_A2、最後の音声フレームの再生終了時刻がT_AE_A2、その差(映像再生終了時刻と音声再生終了時刻との差)がE_DIFF_A2とするとき、E_DIFF_A1とE_DIFF_A2の値が同じとなるように、音声パケットの復号、再生タイミング、すなわち各パケットヘッダのDTS、PTSの値を設定して多重する。
また、本実施形態ではシステムストリームC1とシステムストリームC2が選択的に再生可能なように、システムストリームC2に関しては、既に決定されているシステムストリームC1のリップシンクと同じとなるように、先頭の音声フレームのリップシンク(S_DIFF_C2)を決定する。
この結果、システムストリームC1およびC2の映像再生開始時刻と音声再生開始時刻との差(S_DIFF_C1およびS_DIFF_C2)が同一となる。
このため、システムストリームB1およびB2の映像再生終了時刻と音声再生終了時刻との差(E_DIFF_B1およびE_DIFF_B2)を同一とすることにより、第1のシステムストリーム群および第2のシステムストリーム群を構成する各システムストリームをギャップなしで接続可能となる。
また、本実施形態では、シーンB1の音声フレームとシーンC2の音声フレーム間の再生時のギャップGAP_B1_C2の長さが0となるように、シーンC2の開始音声フレームと再生開始時刻を設定している。
以上により、システムストリームA1、A2、およびB1、B2、ならびにシステムストリームC1、C2に回り込んだ音声のリップシンクをそれぞれ同じくすることができ、いずれのシーンが選択されてもシステムシステムストリームA2から、システムストリームB1またはB2を連続して再生することができるようになる。
(6)動作(第3の実施形態)
図11は、第3実施形態に係るシステムストリームの構成と、このシステムストリームが再生された際の映像と音声の再生タイミングを示した図である。
図11は、第3実施形態に係るシステムストリームの構成と、このシステムストリームが再生された際の映像と音声の再生タイミングを示した図である。
本実施形態においては、図10に示した第2実施形態にくらべ、前に再生されるシーンから回りこむ音声フレームの代わりに、自シーンの音声ストリームの開始フレームを前側に拡張することにより、システムストリーム間の音声ギャップ長を1フレーム未満にするようにしたものである。
例えば、システムストリームC2について、第2実施形態では図10に示すようにシーンB1の音声フレームB1AF_9〜11を回り込ませて多重していたが、本実施形態では、シーンC2の音声フレームを前側に拡張して、C2AF_−2〜C2AF_0を多重する。この方法は、通常、映像ストリームの開始時刻の0.5秒程度前から音声ストリームを用意することにより可能となる。この第3実施形態にかかるストリーム多重方法によれば、各システムストリームに多重化される音声パケットは、自身のシステムストリームの映像に対応する音声ストリームの音声パケットのみから成るようにすることができる。
本実施形態に係るストリーム多重方法によれば、第2実施形態に係るストリーム多重方法に比べ、例えばシステムストリームA2、B2、C2を連続して再生した場合に生じうる問題である、シーンA2とシーンB2の間に数フレームのシーンA1の音声フレームが、またシーンB2とシーンC2の間に数フレームのシーンB1の音声フレームが入ってしまうという問題を、解消することができる。
(7)動作(フローチャート)
図12は、本発明に係るストリーム多重装置の動作、特に多重化制御部14による映音同期制御に係る動作の一例を説明するフローチャートである。図12いて、Sに数字を付した符号は、フローチャートの各ステップを示す。以下には、図10および図11に示した構成のシステムストリームを例として説明する。
図12は、本発明に係るストリーム多重装置の動作、特に多重化制御部14による映音同期制御に係る動作の一例を説明するフローチャートである。図12いて、Sに数字を付した符号は、フローチャートの各ステップを示す。以下には、図10および図11に示した構成のシステムストリームを例として説明する。
まず、ステップS1において、システムストリームが未生成のシーンのうち、最後に再生されるシーンを抽出してこのシーンを現シーン(注目シーン)とする。最後に再生されるシーンが選択的にシームレス再生されるシーン群に属する場合は、このシーン群のうちシステムストリームが未生成のシーンから1つを選択して現シーンとする。このステップS1を最初に実行する場合は、再生順の最後のシーンであるシーンC1、C2のうちのいずれか、たとえばシーンC1を選択して、これを現シーンとする。以下、このステップS1を最初に実行され、現シーンがC1と設定された場合の例について説明する。
次に、ステップS2において、現シーンの映像開始・終了フレームと、音声開始・終了フレーム、および映音開始時刻差S_DIFFを算出して、制御情報記録部18に記録しておく。
タイトル構成情報記録部13には、シーンC1で用いる映像ストリームのファイル名と音声ストリームのファイル名、およびシーンC1の開始時刻と終了時刻が記録されている。多重化制御部14は、このタイトル構成情報記録部13に記録されている情報と、映像ストリーム記録部11に記録されている映像ストリーム、音声ストリームの開始時間とにもとづいて、各ストリームにおいて何フレーム目から何フレーム目までをシーンC1に多重化するか、という開始フレームと終了フレームを決定するとともに、映像の開始フレームと音声の開始フレームの再生時刻の差S_DIFF_C1を算出する。
次に、ステップS3において、現シーンの後にシームレスに再生される後シーンが存在するかどうかを判定する。存在する場合はステップS4に進む。一方、存在しない場合はステップS5に進む。現シーンがシーンC1の場合、後ろに再生されるシーンが無いので、判定結果noとしてステップS5に進む。
次に、ステップS5において、現シーンの前にシームレスに再生される前シーンが存在するかどうかを判定する。存在する場合はステップS6に進む。一方、存在しない場合はステップS9に進む。現シーンがシーンC1の場合、その前にシーンB1、B2が存在するので、判定結果yesとしてステップS6に進む。
次に、ステップS6において、現シーンが選択的に再生されるシーン群に属し、かつ同一シーン群の他のシーン(ブランチシーン)のシステムストリームが生成済みかどうかを判定する。他のブランチシーンが未生成の場合は、ステップS7に進む。一方、他のブランチシーンに生成済みのものがある場合は、ステップS8に進む。シーンC1の場合、そのシーンと選択的に再生されるブランチシーンC2が存在するが、まだシステムストリームの生成は行っていないので、判定結果noとしてステップS7に進む。
次に、ステップS7において、前シーンから回り込む分の音声開始・終了フレームの決定および現シーンの音声開始フレームの補正の少なくとも一方を実行する。
前シーンから回り込む分の音声開始・終了フレームの決定は、第2実施形態に示した方法により実行することができる(図10参照)。具体的には、現シーンの先頭映像フレームの先頭パケットの多重時刻から、その音声先頭フレームの再生開始時刻までに含まれる前シーンの音声フレームを、前シーンから回り込む分の音声開始・終了フレームとするとよい。たとえば、シーンB1を前シーンとして選択した場合は、シーンC1の映像先頭フレームであるC1VF_1が多重開始される時刻から、音声先頭フレームであるC1AF_1が再生開始される時刻の期間に含まれる、シーンB1の音声フレームB1AF_9〜11をシステムストリームC1に回り込ませて多重するようにする。
この結果、音声B1と音声C1の間のギャップGAP_B1_C1は1フレーム未満となるが、図10の例ではさらに、音声B1と音声C1の間のギャップGAP_B1_C1がゼロとなるように、最初に再生される映像フレーム(図10ではC1VF_1)の再生開始時間と最初に再生される音声フレーム(図10ではB1AF_9)の時間差S_DIFFを補正している。
また、現シーンの音声開始フレームの補正は、第3実施形態に示した方法により実行することができる(図11参照)。具体的には、シーンB1から音声フレームB1AF_9〜11を回り込ませる代わりに、シーンC1の開始音声フレームを前方に拡張する。
さらに、一部を前シーンから回りこませ、一部を現フレームの開始音声フレームを前方に拡張することによっても、音声B1と音声C1の間のギャップGAP_B1_C1を1フレーム未満とするようにしてもよい。
ステップS7を実行すると、シーンC1において最初に再生される音声フレームが変更される。
次に、ステップS9において、映像の再生開始時間と音声の再生開始時間の差S_DIFFを再計算する。
以上のステップS1〜S9により、システムストリームに多重すべき映像ストリームと音声ストリーム、各ストリームのうちシステムストリームに多重する開始フレームと終了フレーム、および映像再生開始時刻と音声再生開始時刻の差S_DIFFを取得することができる。
次に、ステップS10において、この取得した情報にもとづいて、順次各フレームをパケット化して多重することにより、システムストリームを生成する。単一システムストリームのパケット多重方法については従来各種のものが知られており、これらのうち任意のものを使用することが可能である。
次に、ステップS11において、生成したシステムストリームの先頭パケット多重時刻T_1STPK(映像再生開始時刻からの相対時刻)(図4の「パケット多重化」参照)を制御情報記憶部18に記憶させる。
続いて、ステップS12、S13、S14、S15およびS16において、タイトル構成情報記録部13から、次に処理すべきシーンを選択する処理を実行する。
まず、ステップS12において、現シーンが選択的に再生されるシーン群に属し、かつ同一シーン群の他のシーンにシステムストリームが未生成のシーンが存在するか否か判定する。同一シーン群の他のシーンにシステムストリームが未生成のシーンが存在する場合はステップS13に進む。一方、存在しない場合はステップS14に進む。
次に、ステップS13において、この未生成のブランチシーンのうちの1つを選択して現シーンとし、ステップS2に戻ってこのシーンについてのシステムストリームの生成処理を実行する。
一方、ステップS12において同一シーン群の他のシーンにシステムストリームが未生成のシーンが存在しないと判定されると、ステップS14において、現シーンの前にシームレスに再生される前シーンが存在するか否かを判定する。現シーンの前にシームレスに再生される前シーンが存在する場合は、ステップS15に進む。一方、存在しない場合は、ステップS16に進む。
次に、ステップS15において、前シーンのうちの1つを選択して現シーンとし、ステップS2に戻ってこのシーンについてのシステムストリームの生成処理を実行する。
一方、ステップS14において現シーンの前にシームレスに再生される前シーンが存在しないと判定されると、ステップS16において、他の未生成シーンがあるかどうかを判定する。他の未生成シーンがある場合は、ステップS1に戻って、次に処理すべきシーンを選択し、システムストリームの生成処理を実行する。一方、他の未生成シーンがない場合は、全てのシーンについてシステムストリームの生成が完了したことを意味し、一連の手順は終了となる。
たとえば、図10および図11に示したシーンC1について、ステップS1〜S11までの処理が終了した場合は、ステップS12において、シーンC1のブランチシーンであるシーンC2がまだ残っているため、ステップS12における判定結果はyesとなり、ステップS12で、シーンC2を現シーンとして設定されてステップS2に戻る。
シーンC2についても、ステップS2からS5まではシーンC1と同様の手順が実行される。
ステップS6において、現シーンがシーンC2である場合、生成済みのブランチシーンとしてシーンC1が存在するので判定結果はyesとなり、ステップS8に進む。
ステップS8において、現シーンの映音開始時刻差S_DIFF_C2が、算出済みのS_DIFF_C1と同じになるように、前シーンから回り込む分の音声開始・終了フレームの決定および現シーンの音声開始フレームの補正の少なくとも一方を実行し、ステップS10に進む。
すなわち、同一のシーン群に属し、かつ2番目以降にシステムストリーム生成されるブランチシーンについては、最初のブランチシーンに対する一連の手順におけるステップ9において算出された映音同期S_DIFFに従うようにする。
その後のステップS10およびS11についてはシーンC1とと同様の処理が実行される。
ステップS12では、シーンC2の場合、同一シーン群に属するシーンのなかで最後に生成されるブランチシーンであるので、判定結果はnoとなり、ステップS14に進む。
ステップS14では、現シーンであるシーンC2の前にシームレスに再生される前シーンB1、B2が存在するので、判定結果はyesとなり、ステップS15でこの前シーンのうちの1つであるシーンB1を選択して現シーンとし、ステップS2に戻る。
シーンB1についても、ステップS2はシーンC1およびC2と同様の処理が実行される。
ステップS3では、シーンB1の場合、その後にシームレスに再生されるシーンC1およびC2が存在するので、判定結果はyesとなり、ステップS4に進む。
ステップS4では、映音終了時刻差E_DIFF(=E_DIFF_B1)が、後シーンの映音開始時刻差S_DIFF(=S_DIFF_C1=S_DIFF_C2)と同じになるように、現シーンの音声開始・終了音声フレームを補正する。
この結果、図10および図11においてシステムストリームB1とシステムストリームC1を連続して再生した場合、システムストリームB1に多重される音声フレームB1AF_1〜8と、システムストリームC1、C2に回り込んで多重される音声フレームB1AF_9〜11はギャップ無く連続して再生されるようになる。
その後、ステップS5、S6、S7およびS9の処理が、シーンC1と同様に行われ、映像の開始・終了フレーム、音声の開始・終了フレーム、ならびに映音同期が確定される。
次に、ステップS10において、システムストリームを生成するが、シーンB1には後ろ側にシームレスに再生される後シーンとしてシーンC1とシーンC2があるため、シーンB1の最終パックの多重時刻が、システムストリームC1およびC2の先頭パケットの多重時刻より前になるように、多重位置を制御する必要がある。このために、システムストリームC1、C2を生成する際におけるステップS11で制御情報記憶部18に記録しておいた、それぞれの先頭パケット多重時刻T_1STPK(映像再生開始時刻からの相対時刻)のうちの早い時刻の方を使用して、最終パックの多重時刻がその時刻より前となるように多重時刻を制御する。これにより、システムストリームB1における最終パケット多重時刻を正確に知ることができ、無駄なく、より多くのデータを多重することができる。
以降、図12に示す手順に従ってシーンB2、シーンA1、シーンA2の順で処理を行っていくことにより、図10および図11に示したシステムストリームB2、A1、A2を生成することができる。
本発明に係るストリーム多重装置は、選択的に再生されるシーン群について、このシーン群の次に再生されるシーンのデータの一部を各シーンに取り込む必要がない。このため、一部のシステムストリームを共有した、複数のストーリが、シームレスに再生できるタイトル構成を、簡単な方法で、冗長なデータを持つことなく、実現することができる。したがって、編集の手間が必要なく、かつデータの増加を抑制することができる。
またその際、各ストーリ再生時における音の途切れを、少なくすることができる。また、選択的に再生されるシーン群に含まれる音声ギャップは各シーンで最大一箇所のみとなるため、復号処理の停止・再開等、復号化装置にかかる負担を軽くすることができる。
さらに、本発明に係るストリーム多重装置によれば、選択的に再生される複数のシステムストリームと、選択的に再生される複数のシステムストリームとをシームレスに再生できるタイトル構成を実現することができる。また本発明に係るストリーム多重装置によれば、システムストリームの接続点近傍でも、連続して無駄なくパケットを多重することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
たとえば、以上の例では映像ストリームと音声ストリーム1本ずつを多重するタイトル構成を示してきたが、これに限定されるものではなく、複数の映像ストリームと複数の音声ストリーム、あるいは別のストリームを多重する場合も同様な方法で実現可能である。
また、本発明の実施形態では、フローチャートの各ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
1 記録媒体(DVDディスク)
10 ストリーム多重装置
11 映像ストリーム記録部
12 音声ストリーム記録部
13 タイトル構成情報記録部
14 多重化制御部
15 映像パケット化部
16 音声パケット化部
17 パケット多重部
18 制御情報記録部
19 システムストリーム記録部
20 ディスク記録部
10 ストリーム多重装置
11 映像ストリーム記録部
12 音声ストリーム記録部
13 タイトル構成情報記録部
14 多重化制御部
15 映像パケット化部
16 音声パケット化部
17 パケット多重部
18 制御情報記録部
19 システムストリーム記録部
20 ディスク記録部
Claims (16)
- 符号化された映像ストリームと音声ストリームを1つのシステムストリーム上に多重化するストリーム多重装置であって、
前記映像ストリームを所定のサイズの映像パケットに分割するとともに、少なくとも映像復号器への入力時刻および再生時刻の情報を含む映像復号同期情報をそれぞれの前記映像パケットに付加する映像パケット化手段と、
前記音声ストリームを所定のサイズの音声パケットに分割するとともに、少なくとも音声復号器への入力時刻および再生時刻の情報を含む音声復号同期情報をそれぞれの前記音声パケットに付加する音声パケット化手段と、
前記映像パケットと前記音声パケットとを多重化してシステムストリームを生成するパケット多重化手段と、
前記映像パケット化手段、前記音声パケット化手段および前記パケット多重化手段を制御することにより、前記映像パケットおよび前記音声パケットの多重化順序と多重化位置を制御する多重化制御手段と、
を備え、
前記多重化制御手段は、
1つ以上のシステムストリームから構成され、選択的にシームレス再生される第1のシステムストリーム群、およびこの第1のシステムストリーム群に連続して選択的にシームレス再生され、1つ以上のシステムストリームから構成される第2のシステムストリーム群を多重化する際、前記第1のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声再生終了時刻からこの時刻より遅い映像再生終了時刻までの差と、前記第2のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声再生開始時刻からこの時刻より遅い映像再生開始時刻までの差とが、同一となるように、前記第1および第2のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声ストリームのパケット化開始位置、パケット化終了位置および前記音声復号同期情報を制御することを特徴とするストリーム多重装置。 - 前記多重化制御手段は、
前記第1のシステムストリーム群の前に選択的にシームレス再生され、1つ以上のシステムストリームから構成される第3のシステムストリーム群を多重化する際、前記第3のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声再生終了時刻からこの時刻より遅い映像再生終了時刻までの差と、前記第1のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声再生開始時刻からこの時刻より遅い映像再生開始時刻までの差とが同一となるように、かつ前記第1のシステムストリーム群を構成する各システムストリーム中に最大1箇所の音声ギャップを持つように、前記映像パケット化手段、前記音声パケット化手段および前記パケット多重化手段を制御する、
請求項1記載のストリーム多重装置。 - 前記多重化制御手段は、
前記第1のシステムストリーム群を構成する各システムストリームのうち少なくとも1つのシステムストリームの前記音声ギャップの長さがゼロとなるよう前記映像パケット化手段、前記音声パケット化手段および前記パケット多重化手段を制御する、
請求項2記載のストリーム多重装置。 - 前記多重化制御手段は、
前記第1および第2のシステムストリーム群を構成する各システムストリームのうちの少なくとも1つは、1つの前記音声ストリームの連続した一部分のみが連続して再生されるよう前記映像パケット化手段、前記音声パケット化手段および前記パケット多重化手段を制御する、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のストリーム多重装置。 - 前記多重化制御手段は、
再生順序が最後のシステムストリームから再生順序が最初のシステムストリームにさかのぼって順次多重化を行うとともに、前記再生順序が後であるシステムストリームの音声再生開始時刻からこの時刻より遅い映像再生開始時刻までの差を基準とし、この差に、前記再生順序が後のシステムストリームより再生順序が1つ前のシステムストリームの音声再生終了時刻からこの時刻より遅い映像再生終了時刻までの差を合わせるように、前記再生順序が1つ前のシステムストリームを多重化するよう前記映像パケット化手段、前記音声パケット化手段および前記パケット多重化手段を制御する、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のストリーム多重装置。 - 前記多重化制御手段は、
前記システムストリームの音声再生開始時刻からこの時刻より遅い映像再生開始時刻までの差、および音声再生終了時刻からこの時刻より遅い映像再生終了時刻までの差を制御する際、映像に対し音声の再生が遅れるように多重化するよう前記映像パケット化手段、前記音声パケット化手段および前記パケット多重化手段を制御する、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のストリーム多重装置。 - 符号化された映像ストリームと音声ストリームを1つのシステムストリーム上に多重化するストリーム多重方法であって、
前記映像ストリームを所定のサイズの映像パケットに分割するとともに、少なくとも映像復号器への入力時刻および再生時刻の情報を含む映像復号同期情報をそれぞれの前記映像パケットに付加するステップと、
前記音声ストリームを所定のサイズの音声パケットに分割するとともに、少なくとも音声復号器への入力時刻および再生時刻の情報を含む音声復号同期情報をそれぞれの前記音声パケットに付加するステップと、
前記映像パケットと前記音声パケットとを多重化してシステムストリームを生成するステップと、
前記映像パケットおよび前記音声パケットの多重化順序と多重化位置を制御するステップと、
を備え、
前記多重化順序と多重化位置を制御するステップは、
1つ以上のシステムストリームから構成され、選択的にシームレス再生される第1のシステムストリーム群およびこの第1のシステムストリーム群に連続して選択的にシームレス再生され、1つ以上のシステムストリームから構成される第2のシステムストリーム群を多重化する際、前記第1のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声再生終了時刻からこの時刻より遅い映像再生終了時刻までの差と、前記第2のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声再生開始時刻からこの時刻より遅い映像再生開始時刻までの差とが、同一となるように、前記第1および第2のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声ストリームのパケット化開始位置、パケット化終了位置および前記音声復号同期情報を制御するステップである、
ことを特徴とするストリーム多重方法。 - 前記多重化順序と多重化位置を制御するステップは、
前記第1のシステムストリーム群の前に選択的にシームレス再生され、1つ以上のシステムストリームから構成される第3のシステムストリーム群を多重化する際、前記第3のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声再生終了時刻からこの時刻より遅い映像再生終了時刻までの差と、前記第1のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声再生開始時刻からこの時刻より遅い映像再生開始時刻までの差とが同一となるように、かつ前記第1のシステムストリーム群を構成する各システムストリーム中に最大1箇所の音声ギャップを持つように、前記映像パケットおよび前記音声パケットの多重化順序と多重化位置を制御するステップである、
請求項7記載のストリーム多重方法。 - 前記多重化順序と多重化位置を制御するステップは、
前記第1のシステムストリーム群を構成する各システムストリームのうち少なくとも1つのシステムストリームの前記音声ギャップの長さゼロとなるよう前記映像パケットおよび前記音声パケットの多重化順序と多重化位置を制御するステップである、
請求項8記載のストリーム多重方法。 - 前記多重化順序と多重化位置を制御するステップは、
前記第1および第2のシステムストリーム群を構成する各システムストリームのうちの少なくとも1つは、1つの前記音声ストリームの連続した一部分のみが連続して再生されるよう前記映像パケットおよび前記音声パケットの多重化順序と多重化位置を制御するステップである、
請求項7乃至9のいずれか1項に記載のストリーム多重方法。 - 前記多重化順序と多重化位置を制御するステップは、
再生順序が最後のシステムストリームから再生順序が最初のシステムストリームにさかのぼって順次多重化を行うとともに、前記再生順序が後であるシステムストリームの音声再生開始時刻からこの時刻より遅い映像再生開始時刻までの差を基準とし、この差に、前記再生順序が後のシステムストリームより再生順序が1つ前のシステムストリームの音声再生終了時刻からこの時刻より遅い映像再生終了時刻までの差を合わせるように、前記再生順序が1つ前のシステムストリームを多重化するよう前記映像パケットおよび前記音声パケットの多重化順序と多重化位置を制御するステップである、
請求項7乃至10のいずれか1項に記載のストリーム多重方法。 - 前記多重化順序と多重化位置を制御するステップは、
前記システムストリームの音声再生開始時刻からこの時刻より遅い映像再生開始時刻までの差、および音声再生終了時刻からこの時刻より遅い映像再生終了時刻までの差を制御する際、映像に対し音声の再生が遅れるように多重化するよう前記映像パケットおよび前記音声パケットの多重化順序と多重化位置を制御するステップである、
請求項7乃至11のいずれか1項に記載のストリーム多重方法。 - 映像ストリームを所定のサイズの映像パケットに分割するとともに、少なくとも映像復号器への入力時刻および再生時刻の情報を含む映像復号同期情報をそれぞれの前記映像パケットに付加する映像パケット化手段と、音声ストリームを所定のサイズの音声パケットに分割するとともに、少なくとも音声復号器への入力時刻および再生時刻の情報を含む音声復号同期情報をそれぞれの前記音声パケットに付加する音声パケット化手段と、前記映像パケットと前記音声パケットとを多重化してシステムストリームを生成するパケット多重化手段と、前記映像パケット化手段、前記音声パケット化手段および前記パケット多重化手段を制御することにより、前記映像パケットおよび前記音声パケットの多重化順序と多重化位置を制御する多重化制御手段と、によって符号化された前記映像ストリームと前記音声ストリームが多重化された前記システムストリームのデータ構造を記録した記録媒体であって、
1つ以上のシステムストリームから構成され、選択的にシームレス再生される第1のシステムストリーム群、およびこの第1のシステムストリーム群に連続して選択的にシームレス再生され、1つ以上のシステムストリームから構成される第2のシステムストリーム群は、前記第1のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声再生終了時刻からこの時刻より遅い映像再生終了時刻までの差と、前記第2のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声再生開始時刻からこの時刻より遅い映像再生開始時刻までの差とが、同一であるように多重化されたことを特徴とする前記システムストリームのデータ構造を記録した記録媒体。 - 前記システムストリームのデータ構造は、
前記第1のシステムストリーム群と前記第2のシステムストリーム群に加え、前記第1のシステムストリーム群の前に選択的にシームレス再生され、1つ以上のシステムストリームから構成される第3のシステムストリーム群、
をさらに含み、
前記第3のシステムストリーム群および前記第1のシステムストリーム群は、前記第3のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声再生終了時刻からこの時刻より遅い映像再生終了時刻までの差と、前記第1のシステムストリーム群を構成する各システムストリームの音声再生開始時刻からこの時刻より遅い映像再生開始時刻までの差とが同一であるように、かつ前記第1のシステムストリーム群を構成する各システムストリーム中に最大1箇所の音声ギャップを持つように多重化された、
請求項13記載の記録媒体。 - 前記第1のシステムストリーム群の音声再生開始時刻のうち少なくとも1つのシステムストリームの前記音声ギャップの長さがゼロである、
請求項14記載の記録媒体。 - 前記第1および第2のシステムストリーム群を構成する各システムストリームのうちの少なくとも1つは、1つの前記音声ストリームのうちの連続した一部分のみが連続して再生されるよう多重化されたシステムストリームである、
請求項13乃至15のいずれか1項に記載の記録媒体。
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