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JP4309738B2 - 発錆防止手段を備えるマルチパック包装体及びシュリンクラップ包装製品 - Google Patents

発錆防止手段を備えるマルチパック包装体及びシュリンクラップ包装製品 Download PDF

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Description

本発明は、スチール製キャップを使用した酒類や飲料水等のボトルを樹脂フィルムでシュリンクラップ包装した際のスチールキャップの結露による錆びの発生の防止する技術に関する。
一般に、ビール、発泡酒等の酒類や清涼飲料水が充填されたボトルや缶類の製品の販売形態として、これら容器を厚紙などで形成された簡易包装カートンに複数個、例えば半ダースを収容していわゆるマルチパック包装製品として販売している。このマルチパック包装製品は、複数の容器をまとめて保持して取扱いを容易にするための機能を有するもので、各容器を完全に覆うものでなく、例えば、例えば、両側部が開口した厚紙からなる直方体のような簡易な構造のものが使用される。そして、包装する容器を保持する必要性から、容器の頭部を係合させる切欠き窓を形成し、この切欠き窓に例えばボトルの頭部の一部を係合させて容器の離脱を防ぐようにしている。更に、万一、カートンが破壊されて収納した容器がバラバラにならないようにマルチパック全体をシュリンクラップ包装する場合がある。
また、このマルチパック包装製品を工場から販売店に搬送する場合、当該マルチパックを複数個段ボール製のハーフトレイに並べて全体をシュリンクラップ包装する場合がある。図8はシュリンクラップ包装された製品の一例を示すもので、図8(a)、(b)は左右2列に3本づつボトルを並べ、包装カートンに収容し、これを樹脂フィルムによりシュリンクラップ包装した製品を示し、(c)はボトル単品のスチール製キャップを含む頭部をシュリンクラップ包装した場合を示す。
ところで、上述のようにシュリンクラップ包装した場合、包装カートンに設けられた各容器の頭部と係合する切欠き窓よりキャップ部が露出しており、シュリンクラップ包装すると、シュリンクフィルムとキャップの前記露出部分とが密着することになる。そうするとボトルに付着した水分や結露水、あるいはシュリンクフィルム内側に形成される結露水が当該密着部分に留まり、使用キャップがスチール製であると、キャップに錆が発生し、品質低下を来たす場合がある。このことは、マルチパック包装品に限らず、上記シュリンプラップ包装を施さないマルチパック製品を複数個トレイに載せて全体をシュリンクラップ包装する場合、あるいは、ボトル単体をシュリンクラップ包装する場合も同様である。
本発明は、上述した問題点を解決するものであり、スチール製キャップを装着した容器を単体あるいはマルチパック包装したもの、あるいは、マルチパック包装したものを複数個まとめたものをシュリンクラップ包装する場合、スチール製キャップとシュリンクフィルムとが接触しないようにシュリンクラップ包装することを目的とするものである。
上記課題は、スチール製キャップを装着した容器を単体あるいは複数個まとめてカートンによりマルチパックしたものを、樹脂フィルムによりシュリンクラップ包装する場合、シュリンクフィルムがスチール製キャップに密着しないよう阻止するガード部材を設けることにより達成される。
本発明によれば、当該ガード部材によりシュリンクフィルムとキャップとが密着しないため、キャップ部に水滴が留まらず、スチールキャップの錆が発生を防止できる。
本願発明によれば、シュリンクラップ包装されたスチールキャップが装着されたボトルのスチールキャップに錆びが発生することを防止することができる。
また、スチールキャップの側部が外側に突出することがなく、製品取扱い時に手がひっかかるようなことを防止できる。
以下、本発明の実施例を図面を参照にして説明する。
図1乃至3を用いて本発明を複数本のボトルをマルチパック包装体に収容した製品に適用した例について説明する。
図1は本発明が適用される複数本のボトルを簡易的に収容して保持するためのいわゆるマルチパック包装体1を示す。尚、図1(a)は平面図、図1(b)は正面図、図1(c)は側面図である。本実施例によるマルチパック包装体1(以下、単位「包装体」という。)は、図示のように、全体として上面2、底面3、正面4、裏面5の4面からなり、上部がやや幅狭とされ、両側部が開口部とされた概略直方体形状の箱体であり、厚紙で形成されている。本実施例の包装体1は、6本のボトルを2列に整列して収容するように意図されたものである。
包装体1の正面4には、収容するボトルの頭部を係合させるための略半長円形の窓穴2aが上方に3ヶ所形成され、対応して下方にはボトルの底部を係合させる窓穴2bが3ヶ所形成されている(図1(b)参照)。同様に裏面5にも同様に窓穴(下部の窓穴3bのみ図1(a)に示される。)が形成されている。
包装体1にボトル(図示せず)を収容する際には、一方の列のボトルの頭部の一部が窓穴2aから外方に突出し、これにより包装対とボトルが係合するようにされている。また、底部においても、同様に窓穴2bにボトル底部が係合し、頭部の係合と相俟ってボトルを包装体1内に係合保持するようにしている。他方の列についても、同様にボトルの頭部と底部が裏面5の上部と下部に形成された窓穴に係合して保持される。包装体1の上部に窓穴2aには、更に、本発明によりガード部材7を設けている。このガード部材7は上部の窓穴2a,(3a)の各々に窓穴の上辺から横方向に庇状に突出するように設けている(図1(c)参照)。尚、包装体1の台紙の製作時に窓穴2aを形成するための切り込みを入れることになるが、この窓穴2aを切り開いた切り開き片を窓穴2aの上辺部に残してこれをガード部材7とすることができる。これによって、包装体1と一体的に庇状のガード部材を形成することができる。
図2は、上述の包装体1に酒類や清涼飲料等を充填した6本のスチール製キャップを装着したボトル10を収容した状態を示している。図2(a)は上面から観た図の一部を、(b)は側面から観た図の一部を、(c)は正面から観た図の一部を示す。図2(b)及び(c)において、ボトル頭部のスチール製キャップ11の一部が窓穴2aから外側に突出して、これによって包装体1に係合している状態がわかる。
図3(a)は、図2に示された包装体1に6本のボトル10が収容された状態のマルチパック製品に樹脂フィルム20で覆うシュリンクラップ包装を施した製品を示している。図示のように、樹脂フィルム20は、庇状のガード部材7によって窓穴から突出したスチールキャップに密着することが阻止されている。これによって、スチールキャップ部の近傍は内部の通気性が良好となり、したがって、水分の滞留がなくなり、スチールキャップに水滴が付着することがなくなる。これにより、スチールキャップに錆びが生じることを効果的に防止することができる。
図4は図1に示した包装体の変形例を示す。包装体11は包装体1と同様な構成であり、庇状のガード部材17の形状のみが図1の包装体1と異なる。図示のように、ガード部材の円形状の縁部が波形に輪郭17aとなるように形成されている。本例の包装体11にあっても、シュリンクラップを施した後は、ガード部材が横方向にシュリンクフィルムを介して突出することになるが、ガード部材の縁部を波形の輪郭17aとすることにより、手が触れても手に傷をつけるようなことが避けられ、安全性の高い製品とすることができる。
図5は本発明の他の実施例を示し、包装体21の側面図を示し。尚、包装体21は、ガード部材の構成を除いては図1に示した構成と同じであり、全体の説明は省略している。
本実施例においては、複数本のボトルを収容した包装体21の上面に一枚の板状のガード部材27を配置したものである。ガード部材27は矩形状をなし、そのサイズは側辺部27a,27bがボトル頭部を庇のように覆うサイズとしている。この状態で前述の例と同様にシュリンクラップ包装を施したものが図6に示されている。この例においても、ガード部材27がシュリンクフィルムとボトルのキャップの密着を阻止し、キャップに錆びが発生することを防止することができる。
図7は、ボトル単体のキャップを含む頭部に樹脂フィルムを用いてシュリンクプラップ包装する場合を示し、ボトルの頭部に被せる形状の樹脂フィルムの上面内壁に厚紙ガード部材37を設け、図示のようにこれをボトル頭部に被せ、樹脂フィルム30を熱収縮させてシュリンクラップ包装を行う。ガード部材はキャップより径が大きいため、樹脂フィルムを熱収縮させてもスチール製キャップに密着することがない。
尚、ボトル単体では、本実施例に限らず、ボトル全体をシュリンクラップ包装するようにしてもよい。この場合も樹脂フィルム上内壁にガード部材を設けるとよい。
以上のように、本発明によれば、スチールキャップを備えたボトルをマルチパック包装体に収容したマルチパック製品をシュリンクラップ包装するに当たり、スチールキャップとシュリンクフィルムとの密着を阻止する手段を講ずることにより、スチールキャップに錆びが生じることを効果的に防止することが可能となる。
上述の実施例においては、酒類あるいは清涼飲料を充填したスチールキャップを備えるボトルをマルチパックした製品を対象として説明したが、本発明がこれら飲料を充填したボトル以外のボトル、例えば、医薬品や健康食品を収容する瓶類にも適用できることは明らかである。
本発明によるマルチパック包装体を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 マルチパック包装体にボトルを収容した状態を示し、(a)は上面から観た図の一部を、(b)は側面から観た図の一部を、(c)は正面から観た図の一部を示す。 本発明によるマルチパック包装体を使用してシュリンクラップを施したシュリンクラップ包装製品を示す図である。 本発明の実施例のマルチパック包装体の変形例を示す図である。 本発明の他の実施例を示す図である。 図5の実施例のマルチパック包装体を使用したマルチパック製品をシュリンクラップ包装を施したシュリンクラップ包装製品を示す図である。 本発明のガード部材をボトル単体に適用した例を示す。 従来のシュリンクラップ包装製品を示す図であり、(a)は側部斜め上方から観た図、(b)は正面斜め上方から観た図を示す。(c)はボトル単体のシュリンクラップ包装製品を示す。
符号の説明
1、11,21、マルチパック包装体
7、17、27、37 ガード部材
2a頭部係合窓穴
2b低部係合窓穴
10 ボトル

Claims (3)

  1. スチール製キャップを装着した容器あるいは当該容器複数個を前記のキャップの一部が露出する形態で容器頭部係合窓を有するカートンで包装されたマルチパック包装品を樹脂フィルムにてシュリンクラップ包装してなるシュリンクラップ包装製品において、
    前記容器頭部係合窓の上部より横方向に庇状に突出して、シュリンクフィルムがスチール製キャップに密着することを阻止するガード部材を設けたことを特徴とするシュリンクラップ包装製品。
  2. 頭部開口にスチール製キャップを装着した容器を複数個収容するためのマルチパック包装体において、前記マルチパック包装体に形成した容器頭部係合窓の上部より横方向に庇状に突出して、シュリンクフィルムと前記キャップとの密着を阻止するガード部材を設けたことを特徴とするマルチパック包装体。
  3. 庇状のガード部材の縁部を、略半円形を連続させた波型形状としたことを特徴とする請求項2に記載のマルチパック包装体。
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