[go: up one dir, main page]

JP4309386B2 - スイッチギア - Google Patents

スイッチギア Download PDF

Info

Publication number
JP4309386B2
JP4309386B2 JP2005275160A JP2005275160A JP4309386B2 JP 4309386 B2 JP4309386 B2 JP 4309386B2 JP 2005275160 A JP2005275160 A JP 2005275160A JP 2005275160 A JP2005275160 A JP 2005275160A JP 4309386 B2 JP4309386 B2 JP 4309386B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating
barrier
phase
switchgear
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005275160A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006049329A (ja
Inventor
純一 佐藤
哲 塩入
哲雄 吉田
利春 山崎
邦夫 横倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2005275160A priority Critical patent/JP4309386B2/ja
Publication of JP2006049329A publication Critical patent/JP2006049329A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4309386B2 publication Critical patent/JP4309386B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Description

本発明は、真空遮断器、真空断路器などの真空開閉機器を収納して電源系統を構成するスイッチギアの縮小化に関する。
代表的なスイッチギアの構成例を図14に示す。図14において、外周を軟鋼板で囲まれた容器51を隔壁52で前後に仕切り、前方の遮断器室51aには真空バルブ53aが装着された遮断器53を収納し、また後方の母線室51bには遮断器53側の上下の主回路に合せてそれぞれ同形の断路器54A、54Bを上下に設けている。
断路器54A側は、支持碍子56に固定された母線55に接続され、隣接された盤への接続が行われる。また、断路器54B側は、電力ケーブル57aから受電されたケーブルヘッド57に接続されている。そして、これらの機器は、接続導体58で相互が接続されている。
また、遮断器室51aと母線室51bとを仕切っている隔壁52には、図示していない貫通穴に主回路導体を絶縁層でモールドした絶縁スペーサ59を設け、相互の室51a、51bの仕切りと、主回路の接続が行われている。これらの室51a、51bには、絶縁媒体として例えばSFガスのような絶縁ガスが封入されている。
SFガスは、無色、無害、不活性などの特徴があり、大気圧のガス圧力で空気に比べて2〜3倍の絶縁耐力を有している。このように管理された絶縁ガスを封入したスイッチギアにより、電力の安定した供給が行われている。
このような構成において、SFガスは、高い絶縁耐力を有しているので、例えば特開昭60−210107号に開示されているように、スイッチギアの縮小化が達成されている。しかしながら、SFガスは、地球温暖化防止京都会議(1997年12月)で温暖化に寄与する効果が炭酸ガスの約23000倍とされ、大気に漏らしたり放出をしないようにするべきだということになった。
このためには、角形の容器51を接合させている鉄板相互の気密溶接部や、ケーブルヘッド57のガス/気中部分に用いられているOリングのガス漏れ検証などが重要となってくる。また、容器51の内部点検などのガス開放時には、開放する前に封入されているガスをガス回収機で回収する必要がある。これらは、従来方法の機器においても当然行われていたことであるが、更に重要性が高まり万全の対応が必要となってくる。
これらのことから、SFガスを使用しなければ前述の対応は不必要となるが、SFガスに優る絶縁媒体がないのが現状である。例えば、空気を絶縁媒体にすれば絶縁耐力が劣るので、劣った割合で絶縁距離などを広げなければ成らず全体形状が大型化してしまう。また、一般の気中絶縁では、塵挨や湿潤の影響を受けるので、これらの汚損特性を考慮して沿面距離などを大きくしなければならなかった。これは、最近の趨勢である縮小化に逆行するものである。
また、SFガスを使用しない方法として、例えば特願平9−013027号に開示されているような真空バルブを固体絶縁物で直接一体モールドする固体絶縁構成があるが、真空バルブはセラミック若しくはガラスを用いた絶縁円筒とその両端を真空封着する金属製の蓋板とから構成されており、これらをエポキシなどの固体絶縁物で直接一体モールドした場合、線膨張率の違いにより熱応力が発生し、割れが発生しやすく、不良率が高くなる恐れがある。このような不良が発生するとモールドされた真空バルブ自体も使用できなくなり、無駄なコストがかかってしまう。
本発明の目的は、空気と固体絶縁の組合わせによる複合絶縁を用いてSFガス並みの絶縁耐力を生み出して、全体形状の縮小化を図り、間接モールドを用いることにより注型部品の不良率を大幅に低減させ、簡易に製作できるスイッチギアを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、真空バルブを有する開閉機器を収納したスイッチギアにおいて、真空バルブの固定側及び可動側にそれぞれ各々の相が円筒状で、且つ三相一括で形成された絶縁バリアを配置し、固定側及び可動側の絶縁バリアには真空バルブの封着金具を包囲し且つ固定軸及び可動軸のそれぞれと同電位となるような埋め込み金属を有しており、三相一括で形成された絶縁バリアは埋め込み金属が存在する部分の絶縁層で各相を結合したことを特徴とする。
このような構成によれば、真空バルブの固定側及び可動側それぞれに配置された円筒状の絶縁バリアにより相間、対地間の耐電圧が向上し、この固定側及び可動側の絶縁バリアに真空バルブの封着金具を包囲し且つ固定軸及び可動軸のそれぞれと同電位になるような金属を埋め込むことにより絶縁バリア内面の電界が抑制され耐電圧が向上する。このため、相間、対地間の絶縁距離を縮小することができる。
また、真空バルブの固定側及び可動側のそれぞれの絶縁バリアを三相一括にすることにより、組立て時の芯出し、盤への取り付けが容易になる。さらに、三相一括の絶縁バリアは埋め込み金属が存在する部分の絶縁層で各相を結合することにより、絶縁バリア外面の電界強度を低減することができ、相間の絶縁耐力が向上する。
さらに、この構成によると、真空バルブはモールドしなくてよいことから、万一発生した注型不良品による無駄なコストを最小限に抑えることができ、絶縁バリアを可動側と固定側で別々に製作することにより注型樹脂を極力低減することが出来る。このように、経済的で且つ小型化したスイッチギアを提供することができる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のスイッチギアにおいて、三相一括で形成された絶縁バリアの各相の間の絶縁層が、相間の中心が最も細く両端が太くなるように湾曲させたことを特徴とする。
このように、三相一括で形成された絶縁バリアの各相の間の絶縁層が、相間の中心が最も細く両端が太くなるように湾曲させることにより、この部分の絶縁層沿面の沿面方向の電界を低減することができ、放電の進展を抑制することが出来る。このため、相間の絶縁耐力が向上する。
請求項に記載の本発明は、請求項1に記載のスイッチギアにおいて、三相一括で形成された絶縁バリアの各相間の絶縁層にバリアを設け、固定側からのバリアと可動側からのバリアが重なるまで高くすることを特徴とする。
このように、三相一括で形成された絶縁バリアの各相間の絶縁層にバリアを設け、固定側からのバリアと可動側からのバリアが重なるまで高くすることにより、相間に多重バリアが形成されるため、さらに相間の耐電圧が向上する。
本発明によれば、相間、対地間の絶縁耐力が向上し、全体形状の縮小を図ることができる。
また、真空バルブはモールドしなくてよいことから、万一発生した注型不良品による無駄なコストを最小限に抑えることができるとともに、絶縁バリアを可動側と固定側で別々に製作することにより、樹脂量の低減を図ることができ、経済的で且つ簡易に製作できるスイッチギアを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の図において、同符号は同一部分または対応部分を示す。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。同図において、10は筐体、11はT型母線、12は操作機構、13は固定側接続軸、14は真空バルブ、15は操作ロッド、20(20a、20b)は蓋板、21(21a、21b)は封着金具、22は絶縁容器、23(23a、23b)は電極、24はシールド、25はベローズ、26は固定軸、27は可動軸、30は固定側バリア、31は可動側バリア、32(32a、32b)は埋め込み金属、33はマルチバンドである。
真空バルブ14の固定側及び可動側には、それぞれ円筒状に形成された固定側絶縁バリア30及び可動側絶縁バリア31が配置されている。固定側絶縁バリア30には、真空バルブ14の封着金具21aを包囲するように形成された埋め込み金属32aが埋め込まれており、固定軸26と同電位になっている。また、可動側絶縁バリア31にも固定側と同様に真空バルブ14の封着金具21bを包囲するように形成された埋め込み金属32bが埋め込まれており、この可動側の埋め込み金属32bは可動側通電導体と一体形成されている。さらに、固定側絶縁バリア30及び可動側絶縁バリア31は円筒状であるが、埋め込み金属32a、32bの付近の外径だけが大きくなっている。
真空バルブ14の可動軸27は、操作ロッド15を介して操作機構12と接続され、この操作機構12により真空バルブ14内の電極23a、23bの開閉が行われる。また、可動軸27は、マルチバンド33を介して埋め込み金属32bと一体形成された可動側通電導体と接続され、このマルチバンド33で摺動する可動軸27と固定されてある可動側通電導体との間の通電が行われる。
可動側通電導体は、図示していない避雷器及び筐体10の背後に固定されたケーブルヘッドに接続されており、このケーブルヘッドより受電することが出来る。固定軸26は、固定側接続軸13を介して筐体10の上壁に固定されたT型母線11に接続され、このT型母線11により隣接された盤への接続が行われる。接地された筐体10の内部には乾燥空気が充填されている。
このように構成された実施形態においては、真空バルブ14の固定側及び可動側それぞれに配置された円筒状の絶縁バリア30、31により相間、対地間の耐電圧が向上し、この固定側及び可動側の絶縁バリア30、31に真空バルブ14の封着金具21a、21bを包囲し且つ固定軸26及び可動軸27のそれぞれと同電位になるような埋め込み金属32a、32bを埋め込むことにより、絶縁バリア30、31内面の電界が抑制され耐電圧が向上する。このため、相間、対地間の絶縁距離を縮小することができる。
さらに、埋め込み金属32a、32bが存在する部分の絶縁バリア30、31外径を他の箇所より大きくすることにより、絶縁バリア30、31外面の最大電界強度が抑制されるため、耐電圧がより向上し、相間、対地間の距離をさらに縮小することができる。
また、絶縁バリア30、31外径を大きくする部分を埋め込み金属32a、32bが存在する部分だけにすることにより、絶縁樹脂の使用量を低減することができ、経済的な効果もある。
更に、この構成によると、真空バルブ14はモールドしなくてよいことから、万一発生した注型不良品による無駄なコストを最小限に抑えることができ、絶縁バリア30、31を可動側と固定側で別々に製作することにより注型樹脂を極力低減することが出来る。
このように、経済的で且つ小型化したスイッチギアを提供することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
図2(a)は、第2の実施形態の構成を示すもので、図1におけるA部拡大図である。また、図2(b)は、絶縁バリアの絶縁層厚さと最大電界強度の関係を示す特性図である。
この実施形態においては、埋め込み金属32a部の固定側絶縁バリア30の絶縁層厚さをL、埋め込み金属32aから接地電位である筐体10までの距離をGとすると、0.3<L/G<0.7となるように埋め込み金属32a付近の固定側絶縁バリア30の外径を大きくしている。固定側を用いて説明したが、可動側も同様に構成されている。
次に、このように構成された実施形態の作用・効果について説明する
図1で示した様な構成における絶縁バリア30、31外面の最大電界は、埋め込み金属32の外側沿面部となり、絶縁破壊時の放電はこの最大電界部を起点とした放電となる。従って、この部分の最大電界強度を低減することにより絶縁耐力を向上させることが出来る。
図2(b)で示したように、埋め込み金属32aから固定側絶縁バリア30の外面までの絶縁層厚さをL、埋め込み金属32aから接地電位である筐体10までの距離をGとした時に、0.3<L/G<0.7となるように埋め込み金属32a付近の固定側絶縁バリア30の外径を大きくすることにより、固定側絶縁バリア30外面の最大電界を最も低減することが出来るため、対地間、相間の絶縁耐力をさらに向上させることが出来る。本説明は、固定側を用いて説明したが、可動側についても同様である。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
図3は、本発明の第3の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。
この実施形態は、図3に示すように、絶縁バリア30、31の埋め込み金属32a、32b部の外径で突出した部分34a、34bの絶縁物の誘電率を、絶縁バリア30、31の他の部分の誘電率より低くして絶縁バリア低誘電率部としたものである。
このように、絶縁バリア30、31の埋め込み金属32a、32b部の外径で突出した部分34a、34bの絶縁物の誘電率を、他の部分の誘電率より低くして絶縁バリア低誘電率部とすることにより、絶縁バリア30、31外面の最大電界を低減することができるため、対地間、相間の絶縁耐力が向上する。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
図4は、本発明の第4の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。
この実施形態は、図4に示すように、絶縁バリア30、31の埋め込み金属32a、32b部の周り35a、35bの誘電率を、絶縁バリア30、31の他の部分の誘電率より高くして絶縁バリア高誘電率部としたものである。
このように、絶縁バリア30、31の埋め込み金属32a、32b部の周り35a、35bの誘電率を、絶縁バリア30、31の他の部分の誘電率より高くして絶縁バリア高誘電率部とすることにより、絶縁バリア30、31外面の最大電界を低減することができるため、対地間、相間の絶縁耐力が向上する。
なお、第3の実施形態では、絶縁バリア30、31の埋め込み金属32a、32b部の外径で突出した部分34a、34bの絶縁物の誘電率を低くして絶縁バリア低誘電率部とし、また、この第4の実施形態のように、絶縁バリア30、31の埋め込み金属32a、32b部の周り35a、35bの誘電率を高くして絶縁バリア高誘電率部としているが、絶縁バリア30、31の埋め込み金属32a、32b部の周りから、外径で突出した部分までの間を、誘電率が徐々に変化する傾斜材料で構成することもできる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
図5は、本発明の第5の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。
この実施形態は、図5に示すように、絶縁バリア30、31外面の突出部を間に挟んでその上側と下側の絶縁バリア30、31にひだ36を設けたものである。
このように、絶縁バリア30、31外面の突出部を間に挟んでその上側と下側の絶縁バリア30、31にひだ36を設けることにより、バリア沿面の絶縁距離が長くなり、且つ絶縁バリア30、31外面の突出部から進展する放電をバリア効果により抑制することができるため、対地間、相間の絶縁耐力が向上する。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
図6は、本発明の第6の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。
この実施形態は、図6に示すように、真空バルブ14の固定側及び可動側に各々の相が円筒状で且つ三相一括で形成された絶縁バリア40、41を配置したもので、この固定側及び可動側の絶縁バリア40、41には真空バルブ14の封着金具21を包囲し且つ固定軸26及び可動軸27のそれぞれと同電位となるような埋め込み金属32a、32bが埋め込まれている。三相一括の絶縁バリア40、41は埋め込み金属32a、32b部の絶縁層42a、42bで各相を結合して相間接続部としている。
このように、真空バルブ14の固定側及び可動側のそれぞれの絶縁バリアを三相一括にすることにより、組立て時の芯出し、盤への取り付けが容易になる。
更に、三相一括の絶縁バリア40、41は埋め込み金属32a、32b部の絶縁層42a、42bで各相を結合することにより、絶縁バリア40、41外面の電界強度を低減することができ、相間の絶縁耐力を向上させることが出来る。
(第7の実施形態)
次に、本発明の第7の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
図7は、本発明の第7の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。
この実施形態は、図7に示すように、三相一括で形成された絶縁バリア40、41の各相の間の絶縁層即ち相間接続部42a、42bを、相間の中心が最も細く両端が太くなるように湾曲させたものである。
このように、三相一括で形成された絶縁バリア40、41の各相の間の絶縁層即ち相間接続部42a、42bを、相間の中心が最も細く両端が太くなるように湾曲させることにより、この相間接続部42a、42bの絶縁層沿面の沿面方向の電界を低減することができ、放電の進展を抑制することが出来る。このため、相間の絶縁耐力を向上させることができる。
(第8の実施形態)
次に、本発明の第8の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
図8は、本発明の第8の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。
この実施形態は、図8に示すように、三相一括で形成された絶縁バリア40、41の各相の埋め込み金属周り35a、35bの誘電率を、絶縁バリア40、41の他の部分の誘電率より高くして絶縁バリア高誘電率部としている。
このように、各相の埋め込み金属周り35a、35bの誘電率を絶縁バリア40、41の他の部分の誘電率より高くして絶縁バリア高誘電率部とすることにより、各相を接続する絶縁層即ち相間接続部42a、42b沿面の電界を低減することができ、相間の絶縁耐力を向上させることが出来る。
(第9の実施形態)
次に、本発明の第9の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
図9は、本発明の第9の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。
この実施形態は、図9に示すように、三相一括で形成された絶縁バリア40、41の各相間の絶縁層即ち相間接続部42a、42bにバリア即ち相間バリア43a、43bを設け、固定側からの相間バリア43aと可動側からの相間バリア43bを重なるまで高くしたものである。
このように、三相一括で形成された絶縁バリア40、41の各相間の絶縁層即ち相間接続部42a、42bに相間バリア43a、43bを設け、固定側からの相間バリア43aと可動側からの相間バリア43bを重なるまで高くすることにより、相間に多重バリアが形成されるため、さらに相間の耐電圧を向上させることができる。
(第10の実施形態)
次に、本発明の第10の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
図10は、本発明の第10の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。
この実施形態は、図10に示すように、固定側絶縁バリア30と可動側絶縁バリア31の間に例えばエチレンプロピレンゴムのような弾力性のある絶縁物即ち弾力性絶縁物37を挿入して構成してある。
このように、固定側絶縁バリア30と可動側絶縁バリア31の間に弾力性絶縁物37を挿入することにより、固定側絶縁バリア30と可動側絶縁バリア31の間を進展する放電を抑制することができ、相間の耐電圧が向上する。
なお、本説明は、単相で形成された絶縁バリア30、31を用いて説明したが、三相一括で形成された絶縁バリア40、41で構成しても同様な作用、効果が得られる。
(第11の実施形態)
次に、本発明の第11の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
図11は、本発明の第11の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。
この実施形態は、図11に示すように、絶縁バリア30、31の真空バルブ14側のバリア長さを、真空バルブ14のシールド24と重ならない長さにしたものである。
このように、絶縁バリア30、31の真空バルブ14側のバリア長さが、真空バルブのシールド24と重ならない長さとしたことにより、真空バルブ内のシールド24と対地との浮遊静電容量が小さくなるため、シールド24の電位がより50%電位に近づき、真空バルブ14内の極間の絶縁耐力を向上させることが出来る。
なお、本説明は、単相で形成された絶縁バリア30、31を用いて説明したが、三相一括で形成された絶縁バリア40、41で構成しても同様な作用、効果が得られる。
(第12の実施形態)
次に、本発明の第12の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
図12は、本発明の第12の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。
この実施形態は、図12に示すように、固定側絶縁バリア38に真空バルブ14の封着金具21を包囲する埋め込み金属32aと固定側接続軸13が一体となった固定側接続軸兼埋め込み金属39がモールドされており、固定側絶縁バリア38の固定側接続軸側の形状が円錐状で構成され、直接T型母線11と接続できる構成即ち接続部付き絶縁バリアとなっている。なお、図12において、11aはT型母線11の筐体内接続部、11bは弾力性絶縁物である。
このように、固定側絶縁バリア38に真空バルブの封着金具21を包囲する埋め込み金属32aと固定側接続軸13が一体となった固定側接続軸兼埋め込み金属39がモールドされており、固定側絶縁バリア38の固定側接続軸側の形状が円錐状で構成され、直接T型母線11と接続できる接続部付き絶縁バリアとして構成としたことにより、部品点数を削減でき、さらに、真空バルブ固定側からT型母線11までの距離を大幅に縮小することが出来る。これにより小形で経済的なスイッチギアを提供することが出来る。
(第13の実施形態)
次に、本発明の第13の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
図13(a)は、本発明の第13の実施形態に係るスイッチギアの側面図、同図(b)は同図(a)におけるA−A線に沿った断面を上方からみた断面図である。
この実施形態は、図13に示すように、各相の開閉機器の配置が、盤の上方からみると斜めに配置されて構成されている。なお、図13において16はケーブルヘッドである。
このように、各相の開閉機器の配置が、盤の上方からみると斜めに配置されて構成されていることにより、真空バルブ固定側からT型母線までの固定側接続軸は直線導体でよく、三相全てに同じ部品を適用することが出来る。また、斜めに配置することにより、同じ盤幅で相間の絶縁距離が長くなり相間耐電圧を向上することが出来る。
本発明の第1の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。 (a)は第2の実施形態の構成を示すもので、図1におけるA部拡大図、(b)は絶縁バリアの絶縁層厚さと最大電界強度の関係を示す特性図。 本発明の第3の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。 本発明の第4の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。 本発明の第5の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。 本発明の第6の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。 本発明の第7の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。 本発明の第8の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。 本発明の第9の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。 本発明の第10の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。 本発明の第11の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。 本発明の第12の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。 (a)は、本発明の第13の実施形態に係るスイッチギアの側面図、同図(b)は同図(a)におけるA−A線に沿った断面を上方からみた断面図。 スイッチギアの従来例を正面からみた断面図。
符号の説明
10…筐体
11…T型母線
11a…筐体内接続部
11b…弾力性絶縁物
12…操作機構
13…固定側接続軸
14…真空バルブ
15…操作ロッド
16…ケーブルヘッド
20(20a、20b)…蓋板
21(21a、21b)…封着金具
22…絶縁容器
23(23a、23b)…電極
24…シールド
25…ベローズ
26…固定軸
27…可動軸
30…固定側絶縁バリア
31…可動側絶縁バリア
32(32a、32b)…埋め込み金属
33…マルチバンド
34(34a、34b)…絶縁バリア低誘電率部
35(35a、35b)…絶縁バリア高誘電率部
36…ひだ
37…弾力性絶縁物
38…接続部付き絶縁バリア
39…固定側接続軸兼埋め込み金属
40…固定側三相一括絶縁バリア
41…可動側三相一括絶縁バリア
42(42a、42b)…相間接続部
43(43a、43b)…相間バリア
51…容器
51a…遮断器室
51b…母線室
52…隔壁
53…遮断器
53a…真空バルブ
54(54A、54B)…断路器
55…母線
56…支持碍子
57…ケーブルヘッド
57a…電力ケーブル
58…接続導体
59…絶縁スペーサ

Claims (3)

  1. 真空バルブを有する開閉機器を収納したスイッチギアにおいて、前記真空バルブの固定側及び可動側にそれぞれ各々の相が円筒状で、且つ三相一括で形成された絶縁バリアを配置し、前記固定側及び可動側の絶縁バリアには前記真空バルブの封着金具を包囲し且つ固定軸及び可動軸のそれぞれと同電位となるような埋め込み金属を有しており、前記三相一括で形成された絶縁バリアは前記埋め込み金属が存在する部分の絶縁層で各相を結合したことを特徴とするスイッチギア。
  2. 請求項1に記載のスイッチギアにおいて、前記三相一括で形成された絶縁バリアの各相の間の絶縁層が、相間の中心が最も細く両端が太くなるように湾曲させたことを特徴とするスイッチギア。
  3. 請求項1に記載のスイッチギアにおいて、前記三相一括で形成された絶縁バリアの各相間の絶縁層にバリアを設け、固定側からのバリアと可動側からのバリアが重なるまで高くすることを特徴とするスイッチギア。
JP2005275160A 2005-09-22 2005-09-22 スイッチギア Expired - Fee Related JP4309386B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005275160A JP4309386B2 (ja) 2005-09-22 2005-09-22 スイッチギア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005275160A JP4309386B2 (ja) 2005-09-22 2005-09-22 スイッチギア

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28254599A Division JP3756025B2 (ja) 1999-10-04 1999-10-04 スイッチギア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006049329A JP2006049329A (ja) 2006-02-16
JP4309386B2 true JP4309386B2 (ja) 2009-08-05

Family

ID=36027577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005275160A Expired - Fee Related JP4309386B2 (ja) 2005-09-22 2005-09-22 スイッチギア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4309386B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW200841371A (en) * 2007-02-14 2008-10-16 Hitachi Ltd Switchgear
RU2543984C2 (ru) 2010-10-01 2015-03-10 Абб Текнолоджи Лтд Компактный вакуумный прерыватель с избирательным инкапсулированием
JP2013149579A (ja) * 2012-01-23 2013-08-01 Toshiba Corp 真空遮断器
CN104538245A (zh) * 2015-01-27 2015-04-22 浙江群力电气有限公司 一种真空断路器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006049329A (ja) 2006-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8710388B2 (en) Switchgear and method for operating switchgear
JP6382069B2 (ja) スイッチギヤ
JP5239913B2 (ja) タンク型真空遮断器
US6335502B1 (en) Vacuum switch and vacuum switch gear using the vacuum switch
TW201230571A (en) Switch-gear
JP4309386B2 (ja) スイッチギア
JP2008099384A (ja) 電気機器の接続装置
JP3756025B2 (ja) スイッチギア
JP2013055738A (ja) 開閉装置
TWI307905B (ja)
JP4575325B2 (ja) ガス絶縁母線
JP4712609B2 (ja) 開閉装置
JP4222848B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JP4074068B2 (ja) スイッチギア
JP5298089B2 (ja) 開閉器,開閉器ユニット,スイッチギヤ及びスイッチギヤを搭載した風車
CN1273685A (zh) 真空开关和使用它的真空开关装置
JP2003319515A (ja) ガス絶縁開閉装置
JP7577539B2 (ja) 電気開閉装置
JP2011055567A (ja) スイッチギヤ及びその製造方法
JP2012039872A (ja) スイッチギヤ
JP2016208809A (ja) スイッチギヤ
JPH08242513A (ja) スイッチギヤ、電気機器
US20020043515A1 (en) Vacuum switch and vacuum switchgear using the same
JP2007129851A (ja) ガス絶縁開閉装置と油入変圧器の接続構造
JPH0622420A (ja) スイッチギヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080808

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090407

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090507

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140515

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees