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JP4300943B2 - 給紙装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給紙装置に関し、特に、検出センサの数を少なくし得る用紙幅検出手段を備えた給紙装置に関する。
一般に、電子写真複写機やファクシミリ装置においては、原稿トレイにセットされた原稿を1枚ずつ分離して読取部に連続供給する自動原稿送り装置(ADF装置)を備えている。また、上記装置やプリンタの場合、カセット式の給紙部や手差しトレイが設けられ、記録紙を1枚ずつ分離して記録部に連続供給するようになされている。上記のようなADF装置や、手差しトレイによる給紙装置においては、給送用紙のサイズを判定する為の用紙幅検出手段が用紙載置部や用紙搬送路に設けられ、この用紙幅検出手段による検出情報に基づき読取部や記録部の制御がなされる(例えば、特許文献1を参照)。
特開平08−133551号公報
上記特許文献1に開示されたシート(用紙)搬送装置においては、例えば、A3用紙を最大サイズとする標準仕様の装置の場合、少なくともA4(縦)、B4(縦)及びA3(縦)用紙の夫々の作用によってオンとされる3個のセンサを、用紙給送方向に直交する方向に適宜間隔で併設して用紙幅検出手段を構成している。このように、A3用紙を最大サイズとする標準仕様の装置においては、用紙幅検出手段として最低3個のセンサを必要とし、これがコストアップの一要因となっていた。また、限られたスペース内にその設置スペースを確保する必要があり、設計上の制約も無視できないものであった。尚、ここで(縦)とは、用紙の長辺が用紙の給送方向を向いていることを意味する。
また、その他に、用紙幅検出手段を構成するスライド式ボリューム抵抗器を用いることも行われているが、そのような手段を用いることは装置が大掛かりであってコスト高となり、その制御シークエンスも複雑となることが予想される。
本発明は、上記のような実情に鑑みなされたものであり、簡単な構造でセンサの数を少なくすることができ、コストダウンが図られると共に設計上の制約を少なくすることができる用紙幅検出手段を備えた給紙装置を提供するものである。
本発明は、用紙載置部に載置された用紙を、繰出し、1枚ずつ分離しつつ用紙搬送路に沿って給送する給紙装置に関し、請求項1の発明は、上記用紙載置部から用紙搬送路に至る適所に、用紙の存否に基づきオン・オフする第1および第2センサがその幅方向に隔設されてなる用紙幅検出手段と、前記第1センサに対応して設けられており、用紙幅が第1サイズ以上の場合に用紙からの作用を受ける第1作用部と、前記第2センサに対応して設けられており、用紙幅が前記第1サイズより大きい第2サイズ以上の場合に用紙からの作用を受ける第2作用部と、前記第1センサに対応して設けられており、用紙幅が前記第2サイズより大きい第3サイズ以上の場合に用紙からの作用を受ける第3作用部と、を備え、前記第1センサは、前記第1および第3作用部の動作によって、用紙幅が第1サイズより小さい場合、または、用紙幅が第3サイズ以上の場合には、オフ信号を出力し、用紙幅が、第1サイズ以上、かつ、第3サイズより小さい場合には、オン信号を出力し、前記第2センサは、前記第2作用部の動作によって、用紙幅が第2サイズより小さい場合には、オフ信号を出力し、用紙幅が、第2サイズ以上の場合には、オン信号を出力することを特徴とする。
請求項2の発明は、前記第1および第2センサが光電センサからなり、前記第1ないし第3作用部が用紙の存否によって変位するセンサフィラーであって、このセンサフィラーの変位に伴う光の透過或いは遮断により光電センサのオン・オフがなされるようにしたことを特徴とする。
請求項3の発明は、用紙載置部に載置された用紙を、繰出し、1枚ずつ分離しつつ用紙搬送路に沿って給送する給紙装置であって、上記用紙載置部から用紙搬送路に至る適所に、用紙の存否に基づきオン・オフする複数のセンサがその幅方向に隔設されてなる用紙幅検出手段を備え、前記センサのうち少なくとも1つのセンサの検知部には、2つの異なるサイズの用紙に夫々対応する2つの作用部が臨設され、この2つの作用部は、待機状態では、一方がセンサオフの位置に、他方がセンサオンの位置に維持され、対応する用紙の作用により、一方がセンサオフの位置からセンサオンの位置に、他方がセンサオンの位置からセンサオフの位置に、各々変位するよう構成されているとともに、上記センサが光電センサからなり、上記2つの作用部が用紙の存否によって変位するセンサフィラーであって、このセンサフィラーの変位に伴う光の透過或いは遮断により光電センサのオン・オフがなされ、上記一方のセンサフィラーが、光電センサの検知部内を揺動する扇形部片からなり、また、他方のセンサフィラーは、この扇形部片に対応する形状の切欠部が形成されて光電センサの検知部内を揺動する円盤状部片からなり、待機状態では一方のセンサフィラーが扇形部片をして光電センサの検知光を遮断する位置に維持され、他方のセンサフィラーがその切欠部をして扇形部片に重なる位置に維持されるようにしたことを特徴とする。
請求項1の発明においては、対応する給送用紙の作用により、2つの異なるサイズの用紙に夫々対応する2つの作用部の一方が、センサオフの位置からセンサオンの位置に、他方がセンサオンの位置からセンサオフの位置に、夫々変位するよう構成されているから、1つのセンサにおけるオン・オフ信号の組合わせによって、2種の用紙の幅を推定することが可能となる。従って、ここにおいてセンサを少なくとも1個減らすことができ、コストダウン及び省スペース化を図ることができる。
また、請求項2及び3の発明においては、フィラー形の光電センサの特性を利用し、フィラーの構造上の簡単な工夫によって、上記機能を奏するようになし得るから、設計的に大幅な変更を伴わず実現でき、従って、その実用価値は大である。
以下に本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。図1はファクシミリ装置や複写機、或いはファクシミリと複写の両機能を備えた所謂複合機におけるADF1の要部の縦断面図を示すものである。図例のADF1は、シートものの原稿Dを1枚ずつ搬送しながら、その両面の画像を読み取って、それぞれデジタル信号として出力するための自動原稿送り装置として構成されている。
ADF1の原稿供給口部2aには、原稿トレイ2bが該原稿供給口部2aに向かって下方に傾斜するよう着脱自在に装着され、この原稿供給口部2aと原稿トレイ2bとにより原稿載置部(用紙載置部)2が構成されている。原稿供給口部2a上には、原稿載置部2に堆積された原稿(用紙)Dを上層部より繰出すピックアップローラ3が配設され、このピックアップローラ3に引き続き、繰出された原稿を1枚ずつ分離して給送する原稿分離手段4が装備されている。該原稿分離手段4は、分離ローラ4aとこの分離ローラ4aの周体に弾接するよう付勢された分離パッド4bとからなる。ピックアップローラ3で繰出された原稿は、分離ローラ4aと分離パッド4bとの間に導入され、分離ローラ4aの回転に伴う両者の紙に対する摩擦係数の差により、1枚ずつ分離されて下流側に給送される。4cは、分離パッド4bを分離ローラ4aの周体に弾接させるための圧縮スプリングである。
上記原稿分離手段4により1枚ずつ分離された原稿は、Uターン状に形成された原稿搬送路(原稿給送パス)5に沿って順次配設されたレジストローラ6、第1搬送ローラ7及び第2搬送ローラ8によりレジスト搬送されて第1の読取ポイント(読取部)P1に至り、更に第3搬送ローラ9により第2の読取ポイントP2に給送され、排出ローラ10により排出トレイ11に排出される。第1の読取ポイントP1にはプラテン12が配置され、原稿が該プラテン12上を通過する際、このプラテン12の下部に待機された読取走査装置13により原稿表面の画情報が逐次読み取られ、上記のようにデジタル信号として出力される。
この読取走査装置13は、蛍光灯或いは冷陰極管からなる光源13aと、複数のミラー13b…と、集光レンズ13cと、CCD(電荷結合素子)13dとよりなり、これらがユニット化され、キャリッジ13e上に搭載されている。光源13aからの照射光は、プラテン12上の読取ポイントP1を通過する原稿により反射され、その後4個のミラー13b…で反射を繰り返し、集光レンズ13cで集光され、CCD13dに入光する(1点鎖線の光路参照)。CCD13dでは、原稿の表面上に描かれた画情報が電気信号に変換され、デジタル信号として出力される。
図例の読取走査装置13は、フラットベッドスキャナ(FBS)にも兼用するよう構成されている。即ち、図示を一部省略したが、図1における破断部分の右側にはFBS部14が連成されている。上記キャリッジ13eは、図例ではADF原稿の読取位置に静止された状態を示すが、FBS原稿の読取時には、FBS部14内に移動し、FBS部14内をプラテンガラス15の下面に沿って往復移動し、この往復移動の間、プラテンガラス15上に載置された原稿の画情報が、読取走査装置13によって上記同様に読み取られる。ADF1、原稿トレイ2b及び排出トレイ11は一体化されてプラテンカバーを構成し、紙面奥側をヒンジ部(不図示)として上下に開閉可能とされている。従って、FBS部14にて原稿読み取りを行う際は、このプラテンカバーを開け、露見したプラテンガラス15上に原稿を載置することによりなされる。
上記のように、第1の読取ポイントP1で表面画像が読み取られた原稿は、さらに、第3搬送ローラ9により搬送されて第2の読取ポイントP2に至るが、この第2の読取ポイントP2は、搬送原稿の裏面側に配置された密着型イメージセンサ16と、これに接触的に配置されたプラテンローラ17との接触点とされる。すなわち、密着型イメージセンサ16とプラテンローラ17との間に導入される原稿は、プラテンローラ17の回転により密着型イメージセンサ16の読取面を摺接しながら給送され、この間原稿の裏面画像が密着型イメージセンサ16により読取られ、電気信号に変換されてデジタル信号として出力される。
上記分離ローラ4a、レジストローラ6、第1〜第3搬送ローラ7〜9、プラテンローラ17及び排出ローラ10は、1個のモーター(不図示)を駆動源とし、適宜ギヤ或いはベルト等の伝達手段(同)を介し駆動伝達がなされ、また適宜電磁クラッチ(同)により個々にオン・オフ制御がなされるよう構成されている。
ピックアップローラ3は、分離ローラ4aの駆動軸4dから駆動伝達されるよう構成される。これを略述すれば、該駆動軸4dにはトルクリミッタ(不図示)を介しフレーム3aが上下揺動可能に取付けられ、このフレーム3aの先側には支軸3bが軸回転可能に支持されている。上記駆動軸4dに取付けられたプーリー4eと、支軸3bに取付けられたプーリー3cとの間にベルト3dが張設されており、駆動軸4dの回転がプーリー4e、ベルト3d及びプーリー3cを介して支軸3bに伝達され、更にこの支軸3bの回転はワンウェイクラッチ(不図示)を介してピックアップローラ3に伝達されるようになされている。
斯く構成されたピックアップローラ3は、待機状態ではフレーム3aをして上方に位置し、上記駆動軸4dが正回転(A方向)すると、上記トルクリミッタの作用によりフレーム3aが駆動軸4dを支点として下方に揺動する。この揺動はピックアップローラ3が原稿載置部2上に堆積された原稿Dの最上層部に押当した時に停止するが、駆動軸4dの引続く回転により、上記伝達系(プーリー4e、ベルト3d及びプーリー3c)を介しピックアップローラ3が回転する。このように、駆動軸4dが正回転している間、ピックアップローラ3は堆積原稿Dの最上層部に押当されながら回転するので、原稿Dは最上層部より逐次繰出されて行く。そして、駆動軸4dが一旦停止し逆回転(反A方向)すると、フレーム3aがトルクリミッタの作用により上方に揺動し、その後の駆動軸4dの停止により、待機状態に静止保持される。
分離ローラ4aは不図示のワンウェイクラッチを介し駆動軸4dから駆動伝達される。従って、駆動軸4dの正回転により、上記のようにピックアップローラ3から原稿Dが繰出され、繰出された原稿は分離ローラ4aと分離パッド4bとの間に導入され、前記のように1枚ずつ分離されて下流側に給送される。分離ローラ4aから給送された原稿Dは、レジストローラ6によりレジストされて更に下流側に搬送されるが、このレジストローラ6以降の各ローラ7、8、9、17、10の周速は、分離ローラ4a及びピックアップローラ3の周速より大とされ、分離ローラ4aとレジストローラ6との間で原稿のページ間隔を確保するようになされている。従って、分離ローラ4aから給送された原稿Dの先端がレジストローラ6に差し掛かるとその周速度差により、原稿に搬送負荷(引張力)が掛かるが、分離ローラ4a及びピックアップローラ3には上述のように不図示のワンウェイクラッチが組み込まれており、これにより両ローラ4a、3が空回転し、上記搬送負荷が緩和される。
レジストローラ6、第1〜第3搬送ローラ7、8、9及び排出ローラ10には、夫々プレッシャーローラ6a、7a、8a、9a及び10aが対設され、原稿はこれらローラにニップされて搬送される。上記分離ローラ4aとこれに連関するピックアップローラ3及びプレッシャーローラ6a、7aは、ヒンジピン18aを支点として上下に開閉可能に枢着されたジャムアクセスカバー18の内側に取付けられている。従って、第2搬送ローラ8に至るまでの原稿搬送路5で原稿ジャムが発生した場合は、このジャムアクセスカバー18を開けることにより、分離パッド4b、レジストローラ6、第1搬送ローラ7との間が開放されるので、ジャム原稿の取出しが容易に行える。
また、第2搬送ローラ8、第3搬送ローラ9、これらと対をなすプレッシャーローラ8a、9a、プラテンローラ17及び排出ローラ10は、ADF1を含む前記プラテンカバーの機枠をなす機体フレーム19及びこれに固定された筒状の中間インナーガイドフレーム20に取付けられている。更に、密着型イメージセンサ16及びプレッシャーローラ10aは、レジストローラ6の駆動軸6bに対し該駆動軸6bを支点として上下に開閉可能に枢着された中間フレーム21に取付けられている。第3搬送ローラ9以降でのジャム時には、上記ジャムアクセスカバー18を開けた上で中間フレーム21を開ければ、密着型イメージセンサ16とプラテンローラ17との間、及び排出ローラ10とプレッシャーローラ10aとのニップ関係が開放されるから、この部分でのジャム原稿の取出しが容易に行える。
原稿載置部2の原稿供給口部2a上には、原稿(用紙)幅検出手段22が、また、第2搬送ローラ8の上流側近傍にはリードセンサ23が、夫々配設されている。その他、図示はしないが、原稿載置部2上に原稿有無センサ、レジストローラ6の上流側近傍にレジストセンサ等が適宜配設される。リードセンサ23は、第2搬送ローラ8や読取走査装置13を動作制御する為の信号を出力するものであり、リードセンサ23が給送原稿の先端を検出すると、不図示の制御手段は、その検出信号に基づき第2搬送ローラ8を作動して読取ポイントPに原稿をレジスト搬送すべく制御すると共に、読取走査装置13をこの原稿の給送に同期させて動作制御する。レジストセンサも、その検出信号に基づき、上記制御手段をしてレジストローラ6の作動制御を行う。
以下、上記原稿幅検出手段22について図2及び図3を参照して詳述する。該原稿幅検出手段22は、2個の光電(フォト)センサ24、25と、これら光電センサ24、25に作用する3個のセンサフィラー(作用部)26、27、28と、これらセンサフィラー26、27、28に連動するよう、原稿の作用を受けて夫々の支軸29a、30a、31aを支点として図2の矢視のように上下揺動する用紙側フィラー部片29、30、31とよりなる。光電センサ24、25は、従来公知のものであり、コの字型の本体24a、25a内に発光部(不図示)と受光部(同)が対設され、発光部からの光を受光部で受光した時にオン、受光しない時にオフの信号を電気信号として出力するものである。上記センサフィラー26、27、28は、この発光部と受光部間の光路を遮るような位置に臨設される。
上記用紙側フィラー部片29、30、31は、夫々A4(T)原稿、B4(T)又はB5(Y)原稿及びA3(T)又はA4(Y)原稿の作用を受ける位置に配置されている。図2及び図3における矢印Bは、原稿の繰出・給送方向を示し、ここでの(T)は上記原稿の繰出・給送方向Bに沿った縦置きを、(Y)は原稿給送方向Bに直交する横置きを、夫々意味する。
第1の光電センサ24の検知部には、A4(T)原稿用フィラー部片29に連関するセンサフィラー26及びA3(T)又はA4(Y)原稿用フィラー部片31に連関するセンサフィラー28が臨設し、第2の光電センサ25には、B4(T)原稿用フィラー部片30に連関するセンサフィラー27が臨設している。センサフィラー26、27は扇形部片からなり、待機状態(フィラー部片29、30が原稿の作用を受けない状態)では、各センサ24、25の光路を遮る位置(センサオフ)に維持される。また、センサフィラー28は、センサフィラー26と略同形状の扇形切欠部28aを備えた円盤状部片からなり、待機状態(フィラー部片31が原稿の作用を受けない状態)では、この扇形切欠部28aが上記センサフィラー26に重なる位置に維持される。従って、センサフィラー28単独の場合は、この切欠部28aを光が透過するから、センサオンの位置となるが、待機状態ではセンサフィラー26によりセンサ24はセンサオフの状態とされる。
図3は、原稿幅検出手段22による原稿幅検出の態様を説明する概略的平面図である。図例では、原稿繰出・給送方向Bに向かって右辺側に各原稿を揃える例を示しているが、センタ揃え或いは左辺側揃えも除外するものではない。図3の例は、最大原稿サイズをA3としており、このような原稿幅検出手段の配置においては、使用される原稿用紙が定格用紙である場合、原稿載置部2に置かれた原稿束の作用により、以下のような原稿幅情報が得られる。
以下は、前記した不図示の原稿有無センサにより原稿載置部2に原稿が置かれたことを検出した状態であることを前提としている。
(1)いずれのフィラー部片29、30、31にも原稿が作用せず、光電センサ24及び25がセンサフィラー26及び27によってオフとされている場合、原稿サイズはB5(T)若しくはそれ以下のサイズである。
(2)フィラー部片29に原稿が作用してセンサフィラー26はセンサオン位置に変位するが、フィラー部片30、31には原稿が作用せず、光電センサ24は(センサフィラー28がセンサオン位置にあるから)オンとされると共に、光電センサ25がセンサフィラー27によりオフとされている場合、原稿サイズはA4(T)である。
(3)フィラー部片29及びフィラー部片30に原稿が作用して、センサフィラー26、27がセンサオン位置に変位するが、フィラー部片31には原稿が作用せず、光電センサ24及び25がいずれもオンとされている場合、原稿サイズはB4(T)若しくはB5(Y)である。
(4)全てのフィラー部片29、30、31に原稿が作用し、センサフィラー26、27がセンサオン位置に変位すると共に、センサフィラー28はセンサオフ位置に変位し、光電センサ24がオフ、25がオンとされている場合、原稿サイズはA3(T)若しくはA4(Y)である。
このように、形状的に相関する2つのフィラー26及び28を、1つの光電センサ24の検知部に臨設させることにより、従来のように、フィラー部片29、30、31毎にセンサを設けて原稿幅を検出する場合と同様の機能を奏するものとすることができ、これによりセンサを1個確実に減らすことができる。また、その為の設置スペースを確保する必要がなく、設計の自由度も増大する。
尚、上記(3)(4)では、まだ原稿サイズが確定していないが、この原稿幅検出情報と、原稿長検出手段による検出情報との組合わせにより、その確定がなされる。例えば、原稿搬送路5の適所に配設されたセンサによる給送原稿の先端及び後端検出の時間差から、原稿長を算出し、この算出値と上記原稿幅検出情報との組合わせにより、原稿サイズが確定する。この場合、原稿長が最大原稿長さの1/2(最大原稿がA3の場合、210mm)を超えるか超えないかの情報だけでも、定格用紙のサイズ確定がなされる。即ち、(3)の場合で、原稿長さが210mmに至らない場合はB5(Y)、超える場合はB4(T)であることは明らかであり、また、(4)の場合で、原稿長さが210mmを超えない場合はA4(Y)、超える場合はA3(T)であることは明らかである。このような原稿長測定手段としては、その他の適宜手段も採用可能であることは言うまでもない。
図1において、32は原稿先端揃え用シャッタであり、待機状態の時には、原稿載置部2上に突出し、原稿トレイ2b上にセットされる原稿Dの先端を揃えることが可能とされている。このシャッタ32は、分離ローラ4aの回転に連動して上下揺動するリンク機構(一部図示省略)33に設けられており、このリンク機構33の上下揺動により原稿載置部2上に出没するよう構成されている。このように、分離ローラ4aに機械的に連動させて、シャッタ32を原稿載置部2上に出没させるようにしているから、ソレノイド等の高価な電気部品を用いることなく簡易に構成することができる。上記原稿幅測定手段22は、このシャッタ32の上流側近傍に設置されており、このシャッタ32により原稿先端を揃えるよう原稿束を原稿載置部2上に載置させれば、原稿幅測定手段22が確実に作動状態とされる。
尚、上記実施例では、原稿幅測定手段22を原稿載置部2上に配設した例を示したが、原稿搬送路5の適所に配設することも可能である。このように分離ローラ4aの下流側に配設した場合、レジストローラ6以降のローラの周速が分離ローラ4aのそれより大きく設定されているから、給送原稿間にページ間隔が確保され、これにより給送原稿毎の原稿幅検出が可能となり、原稿載置部2上に所謂ミックススタックされた原稿も、原稿毎の的確なサイズ確定が可能となる。また、ADF装置について本発明を適用した例を示したが、プリンタ等を含む画像形成装置における記録紙の手差しトレイによる給紙装置にも本発明が適用可能である。更に、ADF装置として、両面読取用の例を示したが、片面読取のADF装置にも本発明が適用され得ることは言うまでもない。加えて、センサとして光電センサを採用した例を示したが、その他の同様の機能を奏するセンサも採用可能であることは言うまでもない。
ADFと走査装置の要部を示す縦断面図である。 原稿幅検出手段の概略的構造を示す斜視図である。 原稿幅検出手段による原稿幅検出の態様を説明する概略的平面図である。
符号の説明
1 ADF(給紙装置)
2 原稿載置部(用紙載置部)
5 原稿搬送路(用紙搬送路)
22 原稿幅検出手段(用紙幅検出手段)
24 第1の光電センサ(センサ)
25 第2の光電センサ(センサ)
26 センサフィラー(作用部)
28 センサフィラー(作用部)
28a 切欠部
D 原稿(用紙)

Claims (3)

  1. 用紙載置部に載置された用紙を、繰出し、1枚ずつ分離しつつ用紙搬送路に沿って給送する給紙装置であって、
    上記用紙載置部から用紙搬送路に至る適所に、用紙の存否に基づきオン・オフする第1および第2センサ がその幅方向に隔設されてなる用紙幅検出手段と、
    前記第1センサに対応して設けられており、用紙幅が第1サイズ以上の場合に用紙からの作用を受ける第1作用部と、
    前記第2センサに対応して設けられており、用紙幅が前記第1サイズより大きい第2サイズ以上の場合に用紙からの作用を受ける第2作用部と、
    前記第1センサに対応して設けられており、用紙幅が前記第2サイズより大きい第3サイズ以上の場合に用紙からの作用を受ける第3作用部と、
    を備え、
    前記第1センサは、前記第1および第3作用部の動作によって、
    i) 用紙幅が第1サイズより小さい場合、または、用紙幅が第3サイズ以上の場合には、オフ信号を出力し、
    ii) 用紙幅が、第1サイズ以上、かつ、第3サイズより小さい場合には、オン信号を出力し、
    前記第2センサは、前記第2作用部の動作によって、
    iii)用紙幅が第2サイズより小さい場合には、オフ信号を出力し、
    iv) 用紙幅が、第2サイズ以上の場合には、オン信号を出力することを特徴とする給紙装置。
  2. 前記第1および第2センサが光電センサからなり、前記第1ないし第3作用部が用紙の存否によって変位するセンサフィラーであって、
    このセンサフィラーの変位に伴う光の透過或いは遮断により光電センサのオン・オフがなされるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 用紙載置部に載置された用紙を、繰出し、1枚ずつ分離しつつ用紙搬送路に沿って給送する給紙装置であって、
    上記用紙載置部から用紙搬送路に至る適所に、用紙の存否に基づきオン・オフする複数のセンサがその幅方向に隔設されてなる用紙幅検出手段を備え、
    前記センサのうち少なくとも1つのセンサの検知部には、2つの異なるサイズの用紙に夫々対応する2つの作用部が臨設され、
    この2つの作用部は、待機状態では、一方がセンサオフの位置に、他方がセンサオンの位置に維持され、
    対応する用紙の作用により、一方がセンサオフの位置からセンサオンの位置に、他方がセンサオンの位置からセンサオフの位置に、各々変位するよう構成されているとともに、
    上記センサが光電センサからなり、上記2つの作用部が用紙の存否によって変位するセンサフィラーであって、
    このセンサフィラーの変位に伴う光の透過或いは遮断により光電センサのオン・オフがなされ、
    上記一方のセンサフィラーが、光電センサの検知部内を揺動する扇形部片からなり、
    また、他方のセンサフィラーは、この扇形部片に対応する形状の切欠部が形成されて光電センサの検知部内を揺動する円盤状部片からなり、
    待機状態では
    一方のセンサフィラーが扇形部片をして光電センサの検知光を遮断する位置に維持され、
    他方のセンサフィラーがその切欠部をして扇形部片に重なる位置に維持されるようにしたことを特徴とする給紙装置。
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