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JP4295151B2 - 型枠、タイルユニットの製造方法及びタイルユニットの施工方法 - Google Patents

型枠、タイルユニットの製造方法及びタイルユニットの施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、枠、タイルユニットの製造方法及びタイルユニットの施工方法に関する。
一般的なタイルは表面が平滑な意匠面を有している。この種のタイルは、一枚ずつ壁や床等の被施工面に接着されることも可能ではあるが、施工性の便宜から、タイルユニットとして用いられることも多い(特許文献1、2)。このタイルユニットは、複数枚のタイルと、各タイルの表面又は裏面に設けられて各タイルを整列状態で連結する連結部とからなるものである。連結部としては、各タイルの表面に水性のりによって接着されるクラフト紙等のシート状のものの他、各タイルの裏面を互いに連結するプラスチック等のバルク状のものが知られている。
この一般的なタイルを用いたタイルユニットは、特許文献3に開示されているような型枠を用いて製造され得る。この種の型枠を用いてタイルユニットを製造する場合、型枠上に各タイルが裏面側や表面側を伏せた状態で載置され、各表面や裏面に連結部が設けられる。これにより、各タイルは、互いの間の目地が等しく整列された状態で連結部によって連結されることとなる。
こうして得られたタイルユニットで被施工面にタイル面を施工しようとする場合、各タイルの表面に設けられる連結部は、各タイルの裏面を被施工面に接着した後、水を用いて剥がされることとなる。他方、各タイルの裏面に設けられる連結部は、被施工面にそのまま埋設される。こうして、被施工面に複数枚のタイルが同時に接着され、施工の便宜が実現される。
一方、表面が平滑な意匠面を有する一般的なタイルとは異なり、近年、表面に凹凸のある意匠面を有するタイルも提供されている(例えば、非特許文献1)。この種のタイルは、意匠面の凹凸によって優れた意匠のタイル面を実現できる点で好評である。特に、凹凸が不規則であれば、自然石等の雰囲気をタイル面に付与することが可能である。この種のタイルも、一枚ずつ被施工面に接着されることが可能ではあるが、やはり施工性の便宜から、特許文献4開示のように、タイルユニットとされ、タイルユニットとして施工されることもある。
特開2001−115786号公報 特開平5−179783号公報 特開平7−113308号公報 特開平6−117092号公報 「INAX タイル・建材 総合カタログ 2003−2004」株式会社INAX発行、第327頁
しかし、表面に凹凸のある意匠面を有するタイルにおいては、裏面を被施工面に接着しようとする際、凹凸のある意匠面を押圧することとなり、タイルの裏面が被施工面に対して傾斜したり、タイルの裏面が同一の被施工面に接着可能な他のタイルの裏面と面一にならなかったりしやすいという欠点がある。この種のタイルをタイルユニットとして施工する場合も、各タイルを凹凸のある意匠面で押圧することから、同様である。こうして裏面が被施工面に対して傾斜したり、他のタイルの裏面と面一にならなかったりしたタイルは、タイル面の意匠性を損ねたり、脱落するおそれを生じたりし、これらを回避するために慎重な施工を要求し、施工コストの高騰化を生じ易い。
特に、例えば各タイルを表面側を伏せた状態で水平な平坦面に載置してみたような場合、タイルの裏面をその平坦面とは平行にしないか、又はタイルの裏面を同一の被施工面に接着可能な他のタイルの裏面と面一としないように凹凸が不規則になっているようなタイルにおいては、この傾向が大きい。
また、この種のタイルの裏面に連結部を設けたタイルユニットを製造しようとする場合、上記特許文献3開示の一般的な型枠を用いることは適切でない。一般的な型枠上にこの種の各タイルを表面側を伏せた状態で載置すると、意匠面が型枠の平坦面に押圧されることにより、タイルの裏面を平坦面とは平行にしないか、又はタイルの裏面を他のタイルの裏面と面一とせず、各裏面に正確に連結部を設けることができないからである。このため、従来は、一般的な型枠や上記特許文献4開示の型枠を用いてこの種のタイルの表面に連結部を設けなければならず、連結部を埋設する施工方法を採用することができなかった。
本発明は上記従来の実情に鑑みてなされたものである。
本発明は、表面に凹凸のある意匠面を有するタイルやそのタイルを用いたタイルユニットにおいて、その施工コストの低廉化を実現しつつ、優れた意匠性のタイル面を実現するとともに、脱落のおそれを回避可能にすることを解決すべき課題としている。
また、本発明は、表面に凹凸のある意匠面を有するタイルを用いたタイルユニットにおいて、連結部を埋設する施工方法を採用できるようにすることを解決すべき課題としている。
本発明の型枠は、複数枚のタイルと、各該タイルの裏面に設けられて各該タイルを整列状態で連結する連結部とからなるタイルユニットを得るべく、各該タイルが表面側を伏せた状態で載置され、各該裏面に該連結部を貼着するために用いられる型枠において、
前記各タイルとして、各タイルを表面側を伏せた状態で水平な平坦面に載置してみたような場合、タイルの裏面を該平坦面とは平行にしないか、又はタイルの裏面を同一の被施工面に接着可能な他のタイルの裏面と面一としないように凹凸が不規則になっている意匠面を有し、かつ同一の該被施工面に接着されるタイルに共通する該裏面からの距離、該裏面に対する傾斜角その他の該裏面に対する関係をもって形成された基準面が形成されているものを用いる場合、前記基準面によって前記意匠面を浮上させることを特徴とする。
イルは、面側を伏せた状態で水平な平坦面に載置してみたような場合、タイルの裏面をその平坦面とは平行にしないか、又はタイルの裏面を同一の被施工面に接着可能な他のタイルの裏面と面一としない意匠面を有している。この意匠面は、凸が不規則になっているのである。
のタイルにおいては、裏面を壁や床等の被施工面に接着しようとする際、凹凸のある意匠面を押圧せず、基準面を押圧することが可能になる。基準面は、タイルの裏面に対して全てに共通する一定の関係をもって形成されている。「全てに共通する」とは、同一の被施工面に接着されるタイルにおいて共通するとの意である。「関係」とは、例えば裏面からの距離、裏面に対する傾斜角等をいう。このため、このタイルの裏面を被施工面に接着する場合、タイルの裏面が被施工面に対して傾斜し難く、又タイルの裏面が他のタイルの裏面と面一になり易い。
したがって、このタイルによれば、表面に凹凸のある意匠面を有していても、施工コストの低廉化を実現しつつ、優れた意匠性のタイル面を実現するとともに、脱落のおそれを回避することができる。
基準面は意匠面の周縁又は角部に形成されていることができる。基準面がこの位置に形成されておれば、タイルの意匠性、ひいてはタイル面の意匠性が損なわれ難い。周縁又は角部の一部にだけ基準面が形成されていてもよい。
そのような基準面は意匠面の中心に対して対称に形成されていることが好ましい。このような基準面はタイルを均等に被施工面に押圧することが可能になり、本発明の効果を生じ易い。
基準面としては、意匠面の中心に向かって上り傾斜をなす傾斜面を採用することが好ましい。このような基準面は意匠面の凹凸に紛れ、タイル面の意匠性を損なわない。その他、基準面としては、裏面と平行な面等を採用することもできる。
イルユニットは、複数枚のタイルと、各該タイルの裏面に設けられて各該タイルを整列状態で連結する連結部とからなり、各該タイルは上記のものである。
このタイルユニットにおいては、各タイルの裏面を壁や床等の被施工面に接着しようとする際、上記タイルと同様、凹凸のある意匠面を押圧せず、基準面を押圧することが可能になる。
したがって、このタイルユニットは、各タイルが表面に凹凸のある意匠面を有していても、施工コストの低廉化を実現しつつ、優れた意匠性のタイル面を実現するとともに、脱落のおそれを回避することができる。
また、このタイルユニットは、各タイルの裏面に連結部を有するものであるため、連結部を埋設する施工方法を採用することができる。
各タイルの裏面に設けられる連結部としては、不織布、織布、紙等のシート状のものの他、金属、プラスチック、ガラス繊維等のメッシュ状のもの、プラスチック等のバルク状のものを採用することができる。この連結部は各タイルの裏面を剥き出しにする開口、網目を有することが好ましい。これにより各タイルが被施工面に直接貼られることとなり、各タイルが被施工面から離反し難くなる。
発明の型枠上に上記各タイルを表面側を伏せた状態で載置すると、基準面によって意匠面が浮上する。基準面は同一の被施工面に接着されるタイルに共通する裏面からの距離、裏面に対する傾斜角その他の裏面に対する関係をもって形成されていることから、これにより各タイルは裏面が互いに平行かつ面一とされ、各裏面に正確に連結部を設けることが可能となる。こうして上記タイルユニットが得られる。
発明のタイルユニットの製造方法は、各タイルを用意するに際し、前記各タイルとして、各タイルを表面側を伏せた状態で水平な平坦面に載置してみたような場合、タイルの裏面を該平坦面とは平行にしないか、又はタイルの裏面を同一の被施工面に接着可能な他のタイルの裏面と面一としないように凹凸が不規則になっている意匠面を有し、かつ同一の該被施工面に接着されるタイルに共通する該裏面からの距離、該裏面に対する傾斜角その他の該裏面に対する関係をもって形成された基準面が形成されているものを用いる場合、上記型枠に対して前記基準面によって前記意匠面を浮上させつつ各該タイルを表面側を伏せた状態で載置する載置工程と、
各該タイルの各該裏面に前記連結部を貼着する貼着工程とを備えることを特徴とする。
発明の製造方法により、上記タイルユニットを製造することができる。
発明のタイルユニットの施工方法は、複数枚のタイルと、各該タイルの裏面に設けられて各該タイルを整列状態で連結する連結部とからなるタイルユニットを用意するに際し、前記各タイルとして、各タイルを表面側を伏せた状態で水平な平坦面に載置してみたような場合、タイルの裏面を該平坦面とは平行にしないか、又はタイルの裏面を同一の被施工面に接着可能な他のタイルの裏面と面一としないように凹凸が不規則になっている意匠面を有し、かつ同一の該被施工面に接着されるタイルに共通する該裏面からの距離、該裏面に対する傾斜角その他の該裏面に対する関係をもって形成された基準面が形成されているものを用いる場合、各前記タイルの各全基準面に対して略等しい押圧力を加えつつ該タイルユニットを前記被施工面に接着することを特徴とする。
発明の施工方法により、施工コストの低廉化を実現しつつ、優れた意匠性のタイル面を実現するとともに、脱落のおそれを回避することができる。
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
まず、図1及び図2に示すように、実施例の各タイル10(11、12)は、表面に凹凸のある意匠面10a(11a、12a)を有している。各タイル10(11、12)の裏面10b(11b、12b)は平坦に形成されている。各タイル10(11、12)は、図2(A)に示す種類のタイル11と、図2(B)に示す種類のタイル12とに分類される。図2(A)に示す種類のタイル11の意匠面11aは、図2(B)に示す種類のタイル12の意匠面12aより、凹凸が激しい。
各タイル10(11、12)の意匠面10a(11a、12a)は、表面側を伏せた状態で水平な平坦面に載置してみたような場合、タイル10(11、12)の裏面10b(11b、12b)をその平坦面とは平行にせず、かつタイル10(11、12)の裏面10b(11b、12b)を他のタイル10(11、12)の裏面10b(11b、12b)と面一としないように凹凸が不規則になっている。
各タイル10(11、12)の長手方向に延びる両縁には、タイル10(11、12)の裏面10b(11b、12b)に対して全てに共通する一定の距離tと、一定の傾斜角θとをもって形成された基準面としての傾斜面10c(11c、12c)、10d(11d、12d)が形成されている。
傾斜面10c(11c、12c)、10d(11d、12d)は、意匠面10a(11a、12a)の中心に向かって上り傾斜をなしており、かつ意匠面10a(11a、12a)の中心に対して対称に形成されている。
また、図3に示す実施例の型枠20は、表面側に28個の凹部21が縦2列、横14行で凹設されている。各凹部21には、図4に示すように、上記タイル10(11、12)が表面側を伏せた状態で載置されるようになっている。
各凹部21は、図5に示すように、型枠20の底面20aと平行な底面21aと、この底面21aの幅方向両端から斜めに上方に延びる側面21b、21cと、各側面21b、21cの上端と連続する支持面21d、21eと、隣り合う支持面21d、21eの上端を接続する凸面21fとからなる。
支持面21d、21eは、タイル10(11、12)の傾斜面10c(11c、12c)、10d(11d、12d)と整合している。また、底面21aは、支持面21d、21eにタイル10(11、12)の傾斜面10c(11c、12c)、10d(11d、12d)を載せた状態において、タイル10(11、12)の意匠面10a(11a、12a)との間に隙間Cを確保して意匠面10a(11a、12a)を浮上させることができるようになっている。
型枠20を用い、図6に示す実施例のタイルユニット30を製造する。まず、載置工程として、図1及び図2に示す上記タイル10(11、12)を複数枚用意する。また、図3に示す型枠20を用意する。
そして、型枠20の各凹部21に各タイル10(11、12)を表面側を伏せた状態で載置し、図4に示す状態とする。この間、図2(A)に示す種類のタイル11と、図2(B)に示す種類のタイル12とを無差別に載置する。
この際、図5に示すように、各タイル10(11、12)は、各傾斜面10c(11c、12c)、10d(11d、12d)が型枠20の支持面21d、21eに当接し、各意匠面10a(11a、12a)が型枠20の底面21aから浮上した状態となる。
次いで、貼着工程として、各タイル10(11、12)の各裏面10b(11b、12b)に接着剤を塗布し、この接着剤によりガラス繊維からなるメッシュ状の連結部31を貼着する。これにより、各タイル10(11、12)は、互いの間の目地が等しく整列された状態で連結部31によって連結されることとなる。こうして図6に示すタイルユニット30が得られる。
このタイルユニット30は、計28枚のタイル10(11、12)と、各タイル10(11、12)の裏面10b(11b、12b)に設けられて各タイル10(11、12)を整列状態で連結する連結部31とからなる。連結部31は、図7にタイルユニット30を分解して示すように、各タイル10(11、12)の裏面を剥き出しにする網目を有している。
図8に示すように、こうして得られたタイルユニット30で被施工面である壁面40にタイル面を施工しようとする場合、まず壁面40に接着剤41を塗布し、この接着剤41にタイルユニット30を連結部31側から接着する。
この際、押圧部材50を用いることができる。この押圧部材50は、型枠20と同様の構成をしたものである。押圧部材50の各凹部51は、押圧部材50の底面50aと平行な底面51aと、この底面51aの幅方向両端から斜めに下方及び上方に延びる側面51b、51cと、各側面51b、51cの先端と連続する押圧面51d、51eと、隣り合う支持面51d、51eの先端を接続する凸面51fとからなる。
押圧面51d、51eは、タイル10(11、12)の傾斜面10c(11c、12c)、10d(11d、12d)と整合している。また、底面51aは、押圧面51d、51eにタイル10(11、12)の傾斜面10c(11c、12c)、10d(11d、12d)を当接した状態において、タイル10(11、12)の意匠面10a(11a、12a)との間に隙間Cを確保して意匠面10a(11a、12a)を浮上させることができるようになっている。
この押圧部材50を用いれば、各タイル10(11、12)の凹凸のある意匠面10a(11a、12a)を押圧せず、各全傾斜面10c(11c、12c)、10d(11d、12d)に対して略等しい押圧力を加えつつタイルユニット30を壁面40に接着することができる。この際、傾斜面10c(11c、12c)、10d(11d、12d)が意匠面10a(11a、12a)の中心に対して対称に形成されているため、タイル10(11、12)を均等に壁面40に押圧することが可能になる。こうして、壁面40に複数枚のタイル10(11、12)が同時に接着され、施工の便宜が実現される。
このため、全てのタイル10(11、12)の裏面10b(11b、12b)は壁面40に対して傾斜し難く、面一になり易い。
したがって、実施例のタイル10(11、12)及びタイルユニット20によれば、各タイル10(11、12)が表面に凹凸のある意匠面10a(11a、12a)を有していても、施工コストの低廉化を実現しつつ、優れた意匠性のタイル面を実現するとともに、脱落のおそれを回避することができる。
なお、連結部31は壁面41被にそのまま埋設される。埋設部31の網目によって各タイル10(11、12)は壁面40に直接貼られることとなり、各タイル10(11、12)は壁面40から離反し難い。また、連結部31は、ガラス繊維からなるため、高い耐久性を発揮する。
また、実施例のタイル10(11、12)では、傾斜面10c(11c、12c)、10d(11d、12d)が意匠面10a(11a、12a)の両縁に形成されている。また、傾斜面10c(11c、12c)、10d(11d、12d)は、意匠面10a(11a、12a)の中心に向かって上り傾斜をなしているため、意匠面10a(11a、12a)の凹凸に紛れる。このため、タイル10(11、12)の意匠性、ひいてはタイル面の意匠性が損なわれることはない。
なお、上記実施例では、2種類のタイル10(11、12)を用いたが、3種類以上のタイルを用いる場合も同様である。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例の型枠20では、図5に示すように、各凹部21が底面21aの幅方向両端から斜めに上方に延びる側面21b、21cを有しているが、図9に示すように、各凹部26がそのような側面を有しない型枠25を採用することもできる。
この型枠25の各凹部26は、型枠25の底面25aと平行な底面25aと、この底面25aの幅方向両端から斜めに上方に延びる支持面25d、25eと、隣り合う支持面25d、25eの上端を接続する凸面25fとからなる。
支持面25d、25eは、タイル10(11、12)の傾斜面10c(11c、12c)、10d(11d、12d)と整合している。また、底面25aは、支持面25d、25eにタイル10(11、12)の傾斜面10c(11c、12c)、10d(11d、12d)を載せた状態において、タイル10(11、12)の意匠面10a(11a、12a)との間に隙間Cを確保して意匠面10a(11a、12a)を浮上させることができるようになっている。
この型枠25を用いてタイルユニット30を製造すれば、たとえタイル10(11、12)が傾斜して凹部26に入ったとしても、タイル10(11、12)を取り出し易いという作用効果を生じる。この型枠25と同様の押圧部材を用いてタイルユニット30を壁面40に施工することもできる。他の作用効果は上記実施例と同様である。
また、実施例のタイル10(11、12)では、基準面としての傾斜面10c(11c、12c)、10d(11d、12d)を長手方向に延びる両縁に形成したが、図10に示すように、凹凸のある意匠面13aの4つの角部に基準面13bを形成することもできる。これらの基準面13bは対角線をなす方向にだけ形成してもよい。
さらに、実施例のタイル10(11、12)では、基準面として、意匠面10a(11a、12a)の中心に向かって上り傾斜をなす傾斜面10c(11c、12c)、10d(11d、12d)を採用したが、図11に示すように、裏面14bと平行な面を基準面14bとすることもできる。
本発明は外壁、内壁、床等に利用可能である。
実施例のタイルを表面側から見た斜視図である。 実施例のタイルを示し、図(A)は1種類のタイルの断面図、図(B)は他の種類のタイルの断面図である。 実施例の型枠を表面側から見た斜視図である。 実施例の型枠及びタイルを表面側から見た斜視図である。 実施例のタイルユニットの拡大断面図である。 実施例のタイルユニットを裏面側から見た斜視図である。 実施例のタイルユニットを複数枚のタイルと連結部とに分解し、表面側から見た斜視図である。 実施例のタイルユニットの施工方法を示す拡大断面図である。 変形例の型枠の拡大断面図である。 変形例のタイルの平面図である。 変形例のタイルの断面図である。
符号の説明
10a(11a、12a)…意匠面
10(11、12)…タイル
10b(11b、12b)…裏面
40…被施工面(壁面)
10c(11c、12c)、10d(11d、12d)、13b、14b…基準面(10c(11c、12c)、10d(11d、12d)…傾斜面)
31…連結部
20…型枠

Claims (6)

  1. 複数枚のタイルと、各該タイルの裏面に設けられて各該タイルを整列状態で連結する連結部とからなるタイルユニットを得るべく、各該タイルが表面側を伏せた状態で載置され、各該裏面に該連結部を貼着するために用いられる型枠において、
    前記各タイルとして、各タイルを表面側を伏せた状態で水平な平坦面に載置してみたような場合、タイルの裏面を該平坦面とは平行にしないか、又はタイルの裏面を同一の被施工面に接着可能な他のタイルの裏面と面一としないように凹凸が不規則になっている意匠面を有し、かつ同一の該被施工面に接着されるタイルに共通する該裏面からの距離、該裏面に対する傾斜角その他の該裏面に対する関係をもって形成された基準面が形成されているものを用いる場合、前記基準面によって前記意匠面を浮上させることを特徴とする型枠。
  2. 前記基準面は、タイルの長手方向に延びる両縁に形成され、タイルの裏面に対して全てに共通する一定の距離と、一定の傾斜角とをもって形成された傾斜面である請求項1記載の型枠。
  3. タイルを用意するに際し、前記各タイルとして、各タイルを表面側を伏せた状態で水平な平坦面に載置してみたような場合、タイルの裏面を該平坦面とは平行にしないか、又はタイルの裏面を同一の被施工面に接着可能な他のタイルの裏面と面一としないように凹凸が不規則になっている意匠面を有し、かつ同一の該被施工面に接着されるタイルに共通する該裏面からの距離、該裏面に対する傾斜角その他の該裏面に対する関係をもって形成された基準面が形成されているものを用いる場合、請求項1又は2記載の型枠に対して前記基準面によって前記意匠面を浮上させつつ各該タイルを表面側を伏せた状態で載置する載置工程と、
    各該タイルの各該裏面に前記連結部を貼着する貼着工程とを備えることを特徴とするタイルユニットの製造方法。
  4. 前記基準面は、タイルの長手方向に延びる両縁に形成され、タイルの裏面に対して全てに共通する一定の距離と、一定の傾斜角とをもって形成された傾斜面である請求項3記載のタイルユニットの製造方法。
  5. 複数枚のタイルと、各該タイルの裏面に設けられて各該タイルを整列状態で連結する連結部とからなるタイルユニットを用意するに際し、前記各タイルとして、各タイルを表面側を伏せた状態で水平な平坦面に載置してみたような場合、タイルの裏面を該平坦面とは平行にしないか、又はタイルの裏面を同一の被施工面に接着可能な他のタイルの裏面と面一としないように凹凸が不規則になっている意匠面を有し、かつ同一の該被施工面に接着されるタイルに共通する該裏面からの距離、該裏面に対する傾斜角その他の該裏面に対する関係をもって形成された基準面が形成されているものを用いる場合、各前記タイルの各全基準面に対して略等しい押圧力を加えつつ該タイルユニットを前記被施工面に接着することを特徴とするタイルユニットの施工方法。
  6. 前記基準面は、タイルの長手方向に延びる両縁に形成され、タイルの裏面に対して全てに共通する一定の距離と、一定の傾斜角とをもって形成された傾斜面である請求項5記載のタイルユニットの施工方法。
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