JP4285469B2 - 計測装置、計測方法、音声信号処理装置 - Google Patents
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Description
ここで、この図12では、上記テスト信号としてTSP信号を用いる場合を示す。周知のようにTSP信号は、図中に示すようなインパルス信号の位相をずらして生成したものとなる。従って、スピーカから出力しマイクロフォンで収音したTSP信号は、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)を行った上でそのTSP信号作成時にずらした分だけ位相を戻し、且つIFFT(Inverse Fast Fourier Transform:高速フーリエ逆変換)を行うことでインパルス応答が得られる。
このように得られるインパルス応答は、スピーカから出力されマイクロフォンに到達するまでの遅延時間の情報を含んでいるものとなる。具体的に、スピーカとマイクロフォンとの距離が「0」でなければ、収音されたTSP信号から得られたインパルス応答の立ち上がり位置は、スピーカから出力されるTSP信号が基としたインパルス信号の立ち上がり位置よりも遅れた位置となっており、これらの差を計測することで音声到達遅延時間(図中遅延時間DT)を求めることができる。
一方、このようなTSP信号出力の開始から所定時間経過後に、図示する収音信号として、マイクロフォンによるTSP信号の収音を開始する。このようなマイクロフォンによる収音としても、複数周期のTSP信号が収音されるようにして所定時間にわたって行われる。
この際、収音の開始タイミングは、図示するようにして出力信号としてのTSP信号の1周期の開始タイミングに同期するようにされる。スピーカからは、図示するように1周期の開始位置からTSP信号出力が開始されるので、このように収音開始タイミングをTSP信号の1周期の開始タイミングと同期させることで、出力されるTSP信号と収音されるTSP信号との位相ずれは、収音信号から算出されるインパルス応答の立ち上がり位置を1周期の開始位置(0クロック目)から計測することで容易に得ることができる。
具体的には、先ず収音された複数周期分のTSP信号を、図示するようにして加算平均する。そして、この加算平均結果について、上述したFFT→位相変換→IFFTを行ってインパルス応答を得た上で、この得られたインパルス応答の立ち上がり位置と、出力前の元のインパルス信号の立ち上がり位置とのずれを計測することで、音声到達遅延時間としての図示する遅延時間DTを計測する。
なお、この場合は上記のようにして収音開始タイミングを出力されるTSP信号の開始位置と同期させているので、得られたインパルス応答に基づく上記遅延時間DTの計測としては、実際にはその立ち上がり位置が何クロック目であるかを計測することで行われるものとなる。
但し、このようなテスト信号を用いた従来の計測手法では、最大でテスト信号の1周期分の長さしか遅延時間を計測できないという制限がある。
つまり、スピーカから出力するテスト信号としては、実際には或る一定のクロック(例えば44.1kHzなど)に従って1値ずつ出力するようにされるので、このようにテスト信号のサンプル数を増やせば、その分テスト信号の1周期分の時間長を長くでき、より長い遅延時間を計測することが可能となるものである。
さらに、テスト信号としてTSP信号を用いる場合は特に、サンプル数が増えることでその分インパルス応答計測処理のためのFFT・IFFTでのサンプル数も増え、処理負担の増大化につながる。すなわち、この点でもハードウェアリソースの乏しい機器には不適な手法となってしまう。
このため、本発明では計測装置として以下のように構成することとした。
つまり、本発明の計測装置は、スピーカから出力したTSP(Time Stretched Pulse)信号をマイクロフォンにより収音した結果に基づき、上記スピーカから上記マイクロフォンまでの音声到達遅延時間を計測する計測装置であって、上記TSP信号が時間軸方向に引き延ばされて上記スピーカから出力されるように制御する制御手段を備える。
また、上記スピーカから出力され上記マイクロフォンにより収音される上記時間軸方向に引き延ばされたTSP信号を、引き延ばした倍率に応じてダウンサンプリングして取得した上で、このダウンサンプリングして取得したTSP信号に基づき得られたインパルス応答と、上記スピーカから出力されるTSP信号が基としたインパルス信号との時間差に基づいて第1の遅延時間を計測すると共に、この第1の遅延時間を、上記TSP信号を引き延ばした倍率に応じて倍数化することで、引き延ばし計測遅延時間としての上記音声到達遅延時間を得る遅延時間計測手段を備えるようにしたものである。
つまり、本発明の音声信号処理装置は、スピーカから出力したTSP(Time Stretched Pulse)信号をマイクロフォンにより収音した結果に基づき、上記スピーカから上記マイクロフォンまでの音声到達遅延時間を計測する計測機能を備えた音声信号処理装置であって、先ず、上記TSP信号が時間軸方向に引き延ばされて上記スピーカから出力されるように制御する制御手段を備える。
また、上記スピーカから出力され上記マイクロフォンにより収音される上記時間軸方向に引き延ばされたTSP信号を、引き延ばした倍率に応じてダウンサンプリングして取得した上で、このダウンサンプリングして取得したTSP信号に基づき得られたインパルス応答と、上記スピーカから出力されるTSP信号が基としたインパルス信号との時間差に基づいて第1の遅延時間を計測すると共に、この第1の遅延時間を、上記TSP信号を引き延ばした倍率に応じて倍数化することで、引き延ばし計測遅延時間としての上記音声到達遅延時間を得る遅延時間計測手段を備える。
その上で、上記遅延時間計測手段により得られた上記音声到達遅延時間に基づき、上記スピーカから出力されるべき音声信号についての遅延時間を調整する遅延時間調整手段を備えるものである。
これにより、スピーカから出力したテスト信号をマイクロフォンにより収音した結果に基づき上記スピーカから上記マイクロフォンまでの音声到達遅延時間を計測する場合において、装置のハードウェアリソースによって計測可能な遅延時間が制限されないようにすることができる。
図1は、本発明における実施の形態の音声信号処理としての再生装置2の内部構成と、この再生装置2を含むオーディオシステム1の構成を示す図である。
図1において、実施の形態の再生装置2は、図示するメディア再生部15を備え、例えばCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)、或いはブルーレイディスク(Blu-Ray Disc)などの光ディスク記録媒体や、MD(Mini Disc:光磁気ディスク)、ハードディスクなどの磁気ディスク、半導体メモリを内蔵した記録媒体など、所要の記録媒体についての再生が可能とされる。
実施の形態のオーディオシステム1としては、この再生装置2のメディア再生部15によって再生されるオーディオ信号(音声信号)を音声出力するための、図示する複数のスピーカSP(SP1、SP2、SP3、SP4)を備える。また、後述する遅延時間計測を行うために必要な、図示するマイクロフォン(MIC)M1も備える。
なお、ここではスピーカSPの数は4つとしているが、これはあくまでオーディオシステム1が備えるスピーカSPの数が複数であることを象徴しているものに過ぎず、備えられるスピーカSPの数について限定するものではない。
また、再生装置2には、上記複数のスピーカSP1〜SP4の数に応じた複数の音声出力端子Tout1〜Tout4が備えられ、これら出力端子Tout1〜Tout4を介してスピーカSP1〜SP4と接続される。
また、制御部10からは、この場合のスピーカSPの数に応じた複数系統の音声信号が、D/Aコンバータ14を介してそれぞれ上記した音声出力端子Tout1〜Tout4のうちの対応する端子に供給されるようになっている。
この制御部10に対しては、図示するようにROM11とRAM12が備えられる。ROM11は、制御部10が各種制御処理を実行するためのプログラムや係数、パラメータ等が格納される。また、特に実施の形態の場合、このROM11内には後述する遅延時間計測で用いられる、データとしてのテスト信号11aも格納される。実施の形態の場合、テスト信号としてはTSP(Time Stretched Pulse)信号を用いる。
また、RAM12は、制御部10の作業データなどが一時格納され、ワーク領域として利用される。
例えば、記録媒体として光ディスク記録媒体やMDなどに対応する場合には、光学ヘッド、スピンドルモータ、再生信号処理部、サーボ回路等を備え、装填されたディスク状記録媒体に対してレーザ光の照射により信号の再生を行うように構成される。
そして、このような再生動作により得られたオーディオ信号を制御部10に対して供給するようにされる。
図2において、制御部10としては、図示するようにテスト信号出力部10a、テスト信号サンプリング部10b、加算平均部10c、インパルス応答演算部10d、遅延時間計測部10e、音声信号処理部10fとしての機能を備える。
実施の形態では、制御部10がこれらの各種機能動作をソフトウエア処理に実現する場合を例示するが、これらの機能ブロックをハードウエアで構成して実現することもできる。
この場合もテスト信号の出力は、後述もするように複数周期分が出力されるようにして所定時間にわたって行うようにされる。
収音信号のサンプリングとしても、テスト信号の複数周期分が取得されるように所定時間にわたって行われる。
後述もするように 実施の形態においても、インパルス信号の立ち上がり位置が0クロック目となるようにTSP信号を出力し、且つ収音信号のサンプリング開始タイミングを、出力されるTSP信号の1周期の開始位置と同期したタイミングとなるようにしているので、上記のような算出したインパルス応答に基づく上記遅延時間DTの計測としては、実際にはその立ち上がり位置がTSP信号の1周期の開始位置から何クロック目であるかを計測することで行われるものとなる。
なお、実施の形態の遅延時間計測では、このような算出したインパルス応答の遅延サンプル数の計測(計時)によって得た遅延時間の情報(第1の遅延時間DT1)を基に、後述する処理(図6、図10)を行うことで最終的な遅延時間の情報を得るようにされる(後述する遅延時間DT2、遅延時間DT4)。
ch分配処理は、メディア再生部15からの入力に基づく複数のオーディオ信号について、それぞれを対応するスピーカSP(つまり対応する音声出力端子Tout)に接続されるラインに分配して出力する。例えば、当該オーディオシステム1がカーオーディオシステムであった場合、メディア再生部15から再生されるLch、Rchの2系統のオーディオ信号を、それぞれLch、Rchに対応するスピーカSP(Lch、Rchに対応する音声出力端子Tout)に接続されるラインに対して分配出力する。
或いは、当該オーディオシステム1が5.1chサラウンドシステムであって、メディア再生部15からLch、Rchの2系統のオーディオ信号が再生される場合は、これら2系統のオーディオ信号から5.1chに対応した6系統のオーディオ信号を生成する。そして、これらをそれぞれ対応する音声出力端子Toutに接続されるラインに分配して出力する。
また、上記音場・音響処理は、例えばイコライジング処理により各種音響効果を与えるための処理やデジタルリバーブなどの音場効果を与えるための処理などを指す。
また、上記chごとのディレイ処理は、先の遅延時間計測部10eによって計測される各スピーカSPごと(各chごと)の遅延時間DT(後述する遅延時間DT2、遅延時間DT4)に基づき、それぞれのスピーカSPから出力されるべきオーディオ信号についてのディレイ時間を設定して、この設定したディレイ時間に応じて各オーディオ信号にディレイ処理を施す処理である。すなわち、計測された遅延時間DTに応じてオーディオ信号のディレイ時間を調整するものである。
このようなchごとのディレイ時間の調整は、各スピーカSPから出力される音声がマイクロフォンM1に同時に到達するようにして行われる。これによってマイクロフォンM1の配置位置を聴取位置とした場合に、この聴取位置に各スピーカSPからの音声を同時に到達させることができる。
なお、このように各スピーカSPごとに計測された遅延時間に応じて各スピーカSPから出力される音声信号を遅延させて出力する具体的手法については、既に各種の技術が提案されているのでここで特に限定はしない。
但し、先にも説明したように、この手法は最大でもテスト信号の1周期分の時間長までしか遅延時間を計測できないという制限がある。
このため現状では、先にも述べたようにテスト信号のサンプル数を増やすことでより長い遅延時間の測定が可能となるようにすることが行われている。
さらに、本例のようにテスト信号としてTSP信号を用いる場合は特に、サンプル数が増えることでその分インパルス応答演算のためのFFT・IFFTでのサンプル数も増え、処理負担の増大化につながる。すなわち、この点でもハードウェアリソースの乏しい機器には不適な手法となってしまう。
このような手法として、以下、第1の実施の形態と第2の実施の形態とを提案する。
図3は、第1の実施の形態としての遅延時間計測動作について説明するための図である。
この図では、図中の時間軸Tを基準として、TSP信号と、このTSP信号の作成時に基としたインパルス信号と、TSP信号に基づきスピーカSPから出力される本実施の形態の場合の出力信号と、この出力信号に基づきマイクロフォンM1にて収音される収音信号の各波形を示している。
なお、図中の各波形を囲うそれぞれの枠は、テスト信号としてのTSP信号の1周期ごとの区切りを表している。
また、以下の説明では、便宜上、1つのスピーカSPの遅延時間計測動作のみについて説明を行うが、各スピーカSPごとの遅延時間を計測するにあたっては、スピーカSPごとに同様の計測動作を繰り返し行うものとすればよい。
この場合、図示するようにTSP信号のサンプル数nは「512」であるとする。これに応じこの場合のTSP信号の1周期長は512クロックとなる。
例えば、この場合の動作クロックが44.1kHzであるとすれば、TSP信号の1周期長は512÷44100secとなる。
この場合、時間軸方向への引き延ばし倍率は4倍とされるので、TSP信号の各値を4クロックにわたってそれぞれ出力する。これによって出力されるTSP信号の1周期長は、図示するようにして512×4クロックとなり、44.1kHzの動作クロックの下では2048×44100secとなる。
この場合、収音信号のサンプリングは、出力される引き延ばし信号の1周期の開始タイミングに同期したタイミングで開始する。この図では、図示の都合上、収音信号の開始タイミングと出力信号(引き延ばし信号)の2周期目の開始タイミングとが同期しているように示しているが、実際にマイクロフォンM1でスピーカSPからの引き延ばし信号が収音され始めるのは、当然のことながらスピーカSP−マイクロフォンM1間の距離に応じた時間(音声到達遅延時間)経過後となる。
このような収音信号のダウンサンプリングについても、収音信号としての引き延ばし信号の複数周期分について行われるようにして予め定められた所定時間にわたって行うようにされる。この図の例では、図示するように収音信号としての引き延ばし信号の2周期分についてダウンサンプリングを行うようにされ、これに伴い2周期分のTSP信号が取得される例が示されている。
その上で、このように加算平均して得られたTSP信号からインパルス応答を算出する。すなわち、先の図2においてインパルス応答演算部10dとして説明したように、加算平均結果としてのTSPデータに対しFFTを行った上で、TSP信号作成時に基としたインパルス信号からずらした位相分を戻し(位相変換)、且つIFFTを行ってインパルス応答を算出する。
このようにして計測される遅延時間DT1は、引き延ばしたTSP信号の1周期長(つまりこの場合は512×4クロック)を基準としたときの遅延量を反映した数値となっているが、この遅延時間DT1としては上記のようにしてダウンサンプリングして取得したTSP信号に基づき計測したものであるので、適正な尺度で遅延時間を表しているものではない。すなわち、具体的にこの場合の遅延時間DT1としては、設定されたダウンサンプリングの倍率に応じた1/4の尺度で遅延時間を表すものとなっている。
これにより、引き延ばされたTSP信号の1周期長に応じた尺度での遅延時間DT2(引き延ばし計測遅延時間)を求めることができる。第1の実施の形態では、この遅延時間DT2を、スピーカSPから出力された音声がマイクロフォンM1に到達するまでの遅延時間(音声到達遅延時間)としての、最終的な遅延時間の情報として取得する。
これに対し上記第1の実施の形態の手法によれば、TSP信号のサンプル数の4倍の時間長まで計測することができる。また、TSP信号を引き延ばす倍率としては4倍に限るものではなく、例えば5倍や10倍を設定した場合にも同様の手法によって5倍、10倍の長さの遅延時間を計測することができる。すなわち、このような第1の実施の形態によれば、出力するTSP信号を引き延ばす倍率に応じて、より長い遅延時間を計測することができるものである。
これによって、スピーカから出力したTSP信号をマイクロフォンにより収音した結果に基づき、上記スピーカから上記マイクロフォンまでの音声到達遅延時間を計測する場合において、装置のハードウェアリソースによって計測可能な遅延時間が制限されないようにすることができる。
なお、これらの図に示される処理動作は、図1(及び図2)に示した制御部10が例えばROM11に格納されるプログラムに従って実行するものである。
図5において、先ずステップS101では、出力値識別カウント値iを0リセットする。この出力値識別カウント値iは、後のステップS103においてROM11に格納されるデータとしてのテスト信号11aの何サンプル目を出力すべきかを識別するための値である。
出力回数カウント値jが上記倍率値Kになっていないとして否定結果が得られた場合は、ステップS105に進み出力回数カウント値jをカウントアップ(j+1)した後、ステップS103に戻り再度テスト信号のiサンプル目を出力するようにされる。つまり、このようなステップS104→S105→S103→S104の処理が繰り返されることで、テスト信号(TSP信号)の各値が、それぞれ倍率値Kに応じた複数クロックにわたって出力されるようになっている。
このサンプル値nは、テスト信号11aのサンプル数の値である。つまり、このステップS107によって、TSP信号を1周期分出力したか否か、言い換えればTSP信号の全ての値を出力したか否かが判別される。
先の図3にて述べたように、実施の形態において引き延ばし信号の出力は、複数周期分(この場合は例えば3周期分)行うようにされる。このステップS109では、予め設定された所定の周期数だけ引き延ばし信号の出力を行ったか否かについて判別処理を行う。
またステップS109において、出力した引き延ばし信号の周期数が予め設定された周期数になったとして肯定結果が得られた場合は、この図に示される出力処理を終了する。
なお、確認のために述べておくと、この図6に示す処理動作は、図5に示した処理動作と並行して行われるものである。また、この図6に示される処理動作は、先の図2に示した機能ブロックで言えば、テスト信号サンプリング部10b、加算平均部10c、インパルス応答演算部10d、遅延時間計測部10eとしての動作に相当するものである。
ここで、先の図3において説明したように、本実施の形態において収音信号のサンプリング開始タイミングは、出力される引き延ばし信号の1周期の開始タイミングと同期させるものとしている。具体的には、出力される引き延ばし信号の2周期目の開始タイミング(512×4+1クロック目)に同期させるものとしている。
つまり、上記のようにしてステップS201において引き延ばし信号を所定周期分(つまりこの場合は1周期分)出力されるのを待機し、その後にステップS202にてサンプリングを開始することで、このように収音信号(引き延ばし信号)のサンプリング開始タイミングと、出力した引き延ばし信号の1周期の開始タイミングとが同期するようにされているものである。
但し、このような容易性を考慮しない場合などには、必ずしも収音信号のサンプリング開始タイミングを出力される引き延ばし信号の1周期の開始タイミングと同期させる必要はない。つまり、このようにそれぞれの開始タイミングを同期させずとも、予めそれぞれの開始タイミングのずれ量がわかっていれば、算出したインパルス応答の先頭位置から同様に計測した遅延時間に対し、このずれ量を加算(または減算)することで、同じ計測結果を得ることができるからである。
先の図3の説明によれば、この場合は引き延ばし信号の2周期分についてサンプリングを行うものとされるので、引き延ばし信号の2周期分をサンプリングしたか否かを判別するようにされる。具体的には、サンプリング開始から512×4×2クロック目のサンプリングを行ったか否かを判別することになる。
上記ステップS204の待機処理が設けられることにより、図3にて説明したようなダウンサンプリングが実現される。
さらに、続くステップS206においては加算平均結果からインパルス応答を算出し、次のステップS207では算出したインパルス応答から遅延時間DT1を計測する。つまり、算出したインパルス応答の先頭クロック(0クロック目)からその立ち上がりタイミングまでの遅延サンプル数を計測する。
その上で、ステップS208においては、上記遅延時間DT1×倍数値Kによる演算を行って、引き延ばし計測遅延時間としての遅延時間DT2を取得する。
このとき、各chごとのディレイ時間としては、先にも述べたように各スピーカSPからマイクロフォンM1までの音声到達時間が同じとなるように設定される。これによってマイクロフォンM1の配置位置を聴取位置とした場合に、各スピーカSPから出力される音声を聴取位置に同時に到達させることができる。
その一例としては、例えば引き延ばし倍率設定用のユーザインタフェースを設けて、ユーザ操作に応じて設定することが考えられる。
図7は、同じスピーカSPとマイクロフォンM1間での遅延時間について、例えば倍率50倍で計測した遅延時間DT2と倍率10倍を設定して計測した遅延時間DT2とを、先の図3に示したようなインパルス応答を引き延ばしたかたちで表している。
ここで、第1の実施の形態の手法によると、倍率を上げれば上げるほどより長い遅延時間(つまりより長いスピーカ−マイク間の距離)を計測することが可能となるが、倍率を上げた分だけ計測精度も粗くなる。これは、実施の形態としての遅延時間DT2を求めるにあたっては、ダウンサンプリング結果に基づき計測した測定時間DT1を引き延ばし倍率に応じた分だけ倍数化して戻しているからである。
このことを踏まえた上で、上記のようにして始めは高倍率で大まかな遅延時間を得た上で、その結果に応じてより近い倍率で遅延時間を再計測するものとすれば、そのときの遅延時間に応じてより精度の良い計測を行うことができることになる。
なお、さらなる高精度化を図るために、再度の計測において得られた遅延時間からさらに近い倍率を設定して再計測を行う、という動作を繰り返し行って、最終的に最も近い倍率を設定して遅延時間の計測を行うようにすることもできる。
上記のようにして、第1の実施の形態の手法を採る場合において計測精度を向上させる手法としては、高倍率での計測結果からより近い倍率を設定して再計測を行う手法も有効であるが、何れにしても最終的に計測される遅延時間DT2としては、TSP信号を引き延ばした上で得られたものとなるので、従来のような1クロック単位での高精度な計測までは行うことができないことになる。
そこで、第1の実施の形態のように設定倍率に応じたより長い遅延時間の計測を可能とした上で、従来のような1クロック単位での高精度な計測が可能となるようにしたのが、次に説明する第2の実施の形態である。
つまり、先ず第2の実施の形態の計測動作としては、図8(a)に示されるようにして、先に説明した第1の実施の形態の手法によって遅延時間DT2を得る。この遅延時間DT2によって、TSP信号の各値を1クロックずつ出力した場合(つまり従来の手法の場合)において、遅延時間がTSP信号の何周期目(図中n1、n2、n3、n4、n5・・・のうち何れか)にあたるかのおおまかな情報を得ることができるものである。
この図では、計測した遅延時間DT2から、遅延時間がTSP信号の3周期目(n3)にあたることが特定された場合が示されている。
なお、この図8(b)では、図13に示した従来手法の計測動作のうち、加算平均結果からインパルス応答の算出を行って、この算出したインパルス応答から遅延時間を計測する動作のみを抽出して示している。
つまり、この場合において遅延時間DT2に基づき特定されたのは上記のようにTSP信号の3周期目であるので、例えばその直前の2周期目までのクロック数に対し、遅延時間DT2としてのクロック数を加算することで、上記音声到達遅延時間としての遅延時間DT4を得ることができる。
このようにして第1の実施の形態の手法により計測した遅延時間DT2(引き延ばし計測遅延時間)と、従来手法により計測した遅延時間DT3(通常計測遅延時間)とに基づき、最終的な音声到達遅延時間としての遅延時間DT4を取得することができる。
なお、第2の実施の形態としては、上記もしているように第1の実施の形態の計測動作と従来手法の計測動作との双方を行うようにされるものである。従って第2の実施の形態のテスト信号の出力時に対応した処理動作としては、先の図5に示した第1の実施の形態としての引き延ばし信号の出力動作(ステップS301〜S309)に続けて、従来のテスト信号(TSP信号)出力のための処理を実行するようにされる。
なお、ステップS301〜S309の処理動作については先の図5におけるステップS101〜S109と同様の処理動作となるので、ここでの改めての説明は省略する。
これまでで説明したステップS311→S312→S313→S311の処理が繰り返されることで、この場合のテスト信号11aとしてのTSP信号は、その各値が1クロックずつ出力される。つまり、TSP信号は引き延ばされずに通常出力される。
第2の実施の形態において、上記のような1クロックずつの通常テスト信号出力としても、引き延ばし信号出力の場合と同様に、予め定められた複数周期分(この場合は先の図12の場合と同様の12周期分)行うようにされる。このステップS314では、このようにして予め設定された所定周期数だけ通常テスト信号出力を行ったか否かについて判別処理を行う。
またステップS314において、出力したテスト信号の周期数が予め設定された周期数になったとして肯定結果が得られた場合はこの図に示される出力処理を終了する。
なお、この場合に行われるべき引き延ばし信号についての収音信号のサンプリング〜遅延時間DT2の計測に対応した処理動作(ステップS401〜S408)については、先の図6に示したステップS201〜S208と同様となるので、ここでの改めての説明は省略する。従ってこの図10では、ステップS408において遅延時間DT2を取得した後において行われるべき処理動作(ステップS409〜S415)について説明する。
先ずステップS409では、テスト信号が所定周期分出力されるのを待機する。そして、テスト信号が所定周期分出力された場合は、ステップS410において、テスト信号(の収音信号)をサンプリングする。
ここで、第2の実施の形態において、従来手法による通常出力テスト信号についてのサンプリング開始タイミングとしても、出力されるテスト信号の1周期の開始タイミングと同期させるものとしている。具体的には、先の図12の場合と同様に、出力されるテスト信号の5周期目の開始タイミング(512×4+1クロック目)に同期させるものとしている。
つまり、上記のようにしてステップS409においてテスト信号を所定周期分(つまりこの場合は4周期分)出力されるのを待機し、その後にステップS410にてサンプリングを開始することで、このように収音信号のサンプリング開始タイミングと、通常出力されるテスト信号の1周期の開始タイミングとが同期するようにされている。
この場合も通常出力によるテスト信号(TSP信号)のサンプリングとしては、例えば先の図12の場合と同様に8周期分行うものとする。従ってこのステップS411では、テスト信号の8周期分をサンプリングしたか(具体的に、この場合はサンプリング開始から512×8クロック目のサンプリングを行ったか)否かを判別するようにされる。
つまり、これによって通常出力として1クロックずつ各値を出力したテスト信号を、1クロックずつサンプリング(通常サンプリング)するようにされる。
さらに、続くステップS413においては加算平均結果からインパルス応答を算出し、次のステップS414では算出したインパルス応答から遅延時間DT3を計測する。つまり、これによって従来手法としての遅延時間計測に依る遅延時間DT3(通常計測遅延時間)が計測される。
このようにして取得される各スピーカSPについての遅延時間DT4としても、先の図2においてchごとのディレイ処理として説明したような、制御部10が行う各スピーカchごとのディレイ時間の調整に用いられる。つまり、制御部10は、各スピーカSPごとに計測した遅延時間DT4に基づき、メディア再生部15にて再生され、それぞれのスピーカSPから出力されるべきオーディオ信号についてのディレイ時間を設定して、この設定したディレイ時間に応じて各オーディオ信号にディレイ処理を施すようにされる。これによってマイクロフォンM1の配置位置を聴取位置とした場合に、各スピーカSPから出力される音声を聴取位置に同時に到達させることができる。
そして、第2の実施の形態の場合は、先の第1の実施の形態の場合よりも高精度に各遅延時間DT4を計測できるので、より厳密に各スピーカSPから出力される音声を聴取位置に同時に到達させることができる。
例えば実施の形態では、引き延ばし信号の出力として所定複数クロックにわたって同じ信号値を出力するものとしたが、所定の複数クロックおきに(つまり実施の形態の場合は4クロックおきに)それぞれの値を出力し、それ以外の区間は直線補間することもできる。或いは、0補間することもできる。
何れの場合も、実施の形態のように収音信号をダウンサンプリングするようにされる場合においては、TSP信号を時間軸方向に引き延ばし、これを引き延ばした倍率に応じてダウンサンプリングしたことに変わりはない。
そこで、再生装置2としては、次の図11に示されるようにしてテスト信号の出力系、又はテスト信号の収音・サンプリング系に対してローパスフィルタ(LPF)20を挿入することもできる。すなわち、このようなローパスフィルタ20としては、例えば図示する音声入力端子TinとA/Dコンバータ13との間、A/Dコンバータ13と制御部10との間、制御部10内部、制御部10とD/Aコンバータ14との間、D/Aコンバータ14と音声出力端子Toutとの間の何れかの位置に対して挿入する。
これによって、引き延ばし信号に生じる高周波ノイズを効果的に抑制して、より正確な遅延時間DT2(引き延ばし計測遅延時間)を得ることができる。
具体的に、これらのTSP信号以外のテスト信号(例えば正弦波信号)を用いる場合、引き延ばし計測遅延時間としての遅延時間DT2については、引き延ばし出力したテスト信号と、その収音信号を通常サンプリングして取得した信号との時間差に基づき計測することができる。つまり、この場合はTSP信号を用いる場合のようにダウンサンプリングや引き延ばし倍率に応じた倍数化は不要とすることができる。
また、このようにTSP信号以外のテスト信号を用いた場合としても、第2の実施の形態の場合と同様に、引き延ばし計測遅延時間DT2と、従来手法により計測した通常計測遅延時間DT3とに基づき1クロック刻みでの高精度な遅延時間DT4を求めるようにすることができる。
Claims (5)
- スピーカから出力したTSP(Time Stretched Pulse)信号をマイクロフォンにより収音した結果に基づき、上記スピーカから上記マイクロフォンまでの音声到達遅延時間を計測する計測装置であって、
上記TSP信号が時間軸方向に引き延ばされて上記スピーカから出力されるように制御する制御手段と、
上記スピーカから出力され上記マイクロフォンにより収音される上記時間軸方向に引き延ばされたTSP信号を、引き延ばした倍率に応じてダウンサンプリングして取得した上で、このダウンサンプリングして取得したTSP信号に基づき得られたインパルス応答と、上記スピーカから出力されるTSP信号が基としたインパルス信号との時間差に基づいて第1の遅延時間を計測すると共に、この第1の遅延時間を、上記TSP信号を引き延ばした倍率に応じて倍数化することで、引き延ばし計測遅延時間としての上記音声到達遅延時間を得る遅延時間計測手段と
を備える計測装置。 - 上記制御手段は、
データとして保持される上記TSP信号の各値をそれぞれ所定複数回連続して出力することで、上記TSP信号が時間軸方向に引き延ばされて出力されるように制御する
請求項1に記載の計測装置。 - 上記遅延時間計測手段は、さらに、
上記時間軸方向に引き延ばされずに上記スピーカから通常出力されるテスト信号と、上記マイクロフォンにより収音されるこの通常出力によるテスト信号との時間差に基づき通常計測遅延時間を計測すると共に、
この通常計測遅延時間と上記引き延ばし計測遅延時間とに基づき、上記音声到達遅延時間を計測する
請求項1に記載の計測装置。 - スピーカから出力したTSP(Time Stretched Pulse)信号をマイクロフォンにより収音した結果に基づき、上記スピーカから上記マイクロフォンまでの音声到達遅延時間を計測する計測方法であって、
上記TSP信号が時間軸方向に引き延ばされて上記スピーカから出力されるようにする信号出力手順と、
上記スピーカから出力され上記マイクロフォンにより収音される上記時間軸方向に引き延ばされたTSP信号を、引き延ばした倍率に応じてダウンサンプリングして取得した上で、このダウンサンプリングして取得したTSP信号に基づき得られたインパルス応答と、上記スピーカから出力されるTSP信号が基としたインパルス信号との時間差に基づいて第1の遅延時間を計測すると共に、この第1の遅延時間を、上記TSP信号を引き延ばした倍率に応じて倍数化することで、引き延ばし計測遅延時間としての上記音声到達遅延時間を得る遅延時間計測手順と
を有する計測方法。 - スピーカから出力したTSP(Time Stretched Pulse)信号をマイクロフォンにより収音した結果に基づき、上記スピーカから上記マイクロフォンまでの音声到達遅延時間を計測する計測機能を備えた音声信号処理装置であって、
上記TSP信号が時間軸方向に引き延ばされて上記スピーカから出力されるように制御する制御手段と、
上記スピーカから出力され上記マイクロフォンにより収音される上記時間軸方向に引き延ばされたTSP信号を、引き延ばした倍率に応じてダウンサンプリングして取得した上で、このダウンサンプリングして取得したTSP信号に基づき得られたインパルス応答と、上記スピーカから出力されるTSP信号が基としたインパルス信号との時間差に基づいて第1の遅延時間を計測すると共に、この第1の遅延時間を、上記TSP信号を引き延ばした倍率に応じて倍数化することで、引き延ばし計測遅延時間としての上記音声到達遅延時間を得る遅延時間計測手段と、
上記遅延時間計測手段により得られた上記音声到達遅延時間に基づき、上記スピーカから出力されるべき音声信号についての遅延時間を調整する遅延時間調整手段と
を備える音声信号処理装置。
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