JP4284825B2 - Automatic transmission for vehicle - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特にトラクタ等の大型車両に適用される車両の自動変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近ではドライバの負担を軽減するため、トラクタやトラック等の大型車両においても自動変速装置を採用する例が多く見られる。このような大型車両では、メインギヤの他に、副変速機としてのスプリッタ及びレンジギヤを有する多段変速機が装備される。この場合、部品数及びコストの低減を図るため、メインギヤから機械的シンクロ機構を省略し、代わりにシンクロ制御なるものを行ってギヤインの際の同期を図ることが考えられる。ここでシンクロ制御とは、主に、シフトアップのときはカウンタシャフトブレーキ制御を行うことであり、シフトダウンのときはダブルクラッチ制御を行うことである。また、シンクロ状態とは、次回変速先の目標メインギヤ段において、ドグギヤ回転とスリーブ回転とが略一致していることをいう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、かかる自動変速装置では変速機のカウンタシャフト回転とアウトプットシャフト回転とから目標メインギヤ段のドグギヤ回転とスリーブ回転とを割り出し、シンクロ状態を判断するようになっている。しかし、車両走行中、ブレーキ作動状態からブレーキ非作動状態に移ったとき、車速の変化率が比較的急激に変化するので、これに伴ってアウトプットシャフト回転にも変曲点をもつようになる。こうなるとアウトプットシャフト回転、ひいてはスリーブ回転を正確に計算できず、このような不正確な値に基づいてシンクロ状態を判断し、ギヤインを許容すると、実際にはシンクロ状態でないのに無理にギヤインする可能性があり、ギヤ鳴り等の不具合が懸念される。
【0004】
そこで、本発明の目的は、ブレーキ作動状態から非作動状態に移行したときにシンクロ制御を行うことに起因するギヤ鳴り等の不具合を防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る車両の自動変速装置は、機械的なシンクロ機構を有しないメインギヤを含む変速機と、変速機の変速を制御するコントロールユニットと、コントロールユニットの信号に基づき変速機の変速を実行するアクチュエータとを備え、上記メインギヤのギヤ抜き中にカウンタシャフトを制動するカウンタシャフトブレーキ制御を実行する車両の自動変速装置であって、上記車両のブレーキの作動状態を検出するためのブレーキ検出手段と、カウンタシャフトブレーキ制御実行中に上記車両のブレーキが作動状態から非作動状態に切り換わったとき、一定時間メインギヤのギヤインを禁止するギヤイン禁止手段とを備え、該ギヤイン禁止手段によるギヤイン禁止中も上記カウンタシャフトブレーキ制御を実行しておき、ギヤイン禁止解除後に上記メインギヤのギヤインを実行するものである。
【0006】
ここで、上記ブレーキ検出手段が、ブレーキペダルの踏込み・解放に応じてON/OFFするブレーキスイッチを含むのが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0008】
図1に本実施形態に係る車両の自動変速装置を示す。ここでは車両がトレーラを牽引するトラクタであり、エンジンがディーゼルエンジンである。図示するように、エンジン1にクラッチ2を介して変速機3が取り付けられ、変速機3のアウトプットシャフト4(図2参照)が図示しないプロペラシャフトに連結されて後輪(図示せず)を駆動するようになっている。エンジン1はエンジンコントロールユニット(ECU)6によって電子制御される。即ち、ECU6は、エンジン回転センサ7とアクセル開度センサ8との出力から現在のエンジン回転速度及びエンジン負荷を読取り、主にこれらに基づいて燃料噴射ポンプ1aを制御し、燃料噴射時期及び燃料噴射量を制御する。
【0009】
一方、変速中は、アクセル開度センサ8によって検知される実アクセル開度と無関係にECU6自らが加工した疑似アクセル開度なるものに基づいてエンジン制御を実行する。これは特に後述するダブルクラッチ制御において必要である。
【0010】
図2に示すように、エンジンのクランク軸にフライホイール1bが取り付けられ、フライホイール1bの外周にリングギヤ1cが形成され、リングギヤ1cの歯が通過する度にエンジン回転センサ7がパルスを出力し、ECU6が単位時間当たりのパルス数をカウントしてエンジン回転数を算出する。
【0011】
図1に示すように、ここではクラッチ2と変速機3とがトランスミッションコントロールユニット(TMCU)9の制御信号に基づいて自動制御される。即ちかかる自動変速装置には自動クラッチ装置と自動変速機とが備えられる。ECU6とTMCU9とは互いにバスケーブル等を介して接続され、相互に連絡可能である。
【0012】
図1、図2、図3に示すように、クラッチ2は機械式摩擦クラッチであり、入力側をなすフライホイール1b、出力側をなすドリブンプレート2a、及びドリブンプレート2aをフライホイール1bに摩擦接触或いは離反させるプレッシャプレート2bから構成される。そしてクラッチ2は、クラッチブースタ(クラッチアクチュエータ)10によりプレッシャプレート2bを軸方向に操作し、基本的には自動断接され、ドライバの負担を軽減し得るものとなっている。一方、微低速バックに際しての微妙なクラッチワークや、非常時のクラッチ急断等を可能とするため、ここではクラッチペダル11によるマニュアル断接も可能となっている。所謂セレクティブオートクラッチの構成である。クラッチ位置(即ちプレッシャプレート2bの位置)を検知するためのクラッチストロークセンサ14と、クラッチペダル11の位置を検知するためのクラッチペダルストロークセンサ16とが設けられ、それぞれTMCU9に接続される。
【0013】
図3に分かりやすく示すが、クラッチブースタ10は実線で示す二系統の空圧通路a,bを通じてエアタンク5に接続され、エアタンク5から供給される空圧で作動する。一方の通路aがクラッチ自動断接用、他方の通路bがクラッチマニュアル断接用である。一方の通路aが二股状に分岐され、そのうちの一方に自動断接用の電磁弁MVC1,MVC2が直列に設けられ、他方に非常用の電磁弁MVCEが設けられる。分岐合流部にダブルチェックバルブDCV1が設けられる。他方の通路bに、クラッチブースタ10に付設される油圧作動弁12が設けられる。両通路a,bの合流部にもダブルチェックバルブDCV2が設けられる。ダブルチェックバルブDCV1,DCV2は差圧作動型の三方弁である。
【0014】
上記電磁弁MVC1,MVC2,MVCEはTMCU9によりON/OFF制御され、ONのとき上流側を下流側に連通し、OFF のとき上流側を遮断して下流側を大気開放する。まず自動側を説明すると、電磁弁MVC1は単にイグニッションキーのON/OFFに合わせてON/OFFされるだけである。イグニッションキーOFF 、つまり停車中はOFF となり、エアタンク5からの空圧を遮断する。電磁弁MVC2は比例制御弁で、供給又は排出エア量を自由にコントロールできる。これはクラッチの断接速度制御を行うためである。電磁弁MVC1,MVC2がともにONだとエアタンク5の空圧がダブルチェックバルブDCV1,DCV2をそれぞれ切り換えてクラッチブースタ10に供給される。これによりクラッチが分断される。クラッチを接続するときはMVC2のみがOFF され、これによりクラッチブースタ10の空圧がMVC2から排出されてクラッチが接続される。
【0015】
ところでもし仮にクラッチ分断中に電磁弁MVC1又はMVC2に異常が生じ、いずれかがOFF となると、ドライバの意思に反してクラッチが急接されてしまう。そこでこのような異常がTMCU9の異常診断回路で検知されたら、即座に電磁弁MVCEをONする。すると電磁弁MVCEを通過した空圧がダブルチェックバルブDCV1を逆に切り換えてクラッチブースタ10に供給され、クラッチ分断状態が維持され、クラッチ急接が防止される。
【0016】
次にマニュアル側を説明する。クラッチペダル11の踏込み・戻し操作に応じてマスタシリンダ13から油圧が給排され、この油圧が破線で示す油圧通路13aを介して油圧作動弁12に供給される。これによって油圧作動弁12が開閉され、クラッチブースタ10への空圧の給排が行われ、クラッチ2のマニュアル断接が実行される。油圧作動弁12が開くと、これを通過した空圧がダブルチェックバルブDCV2を切り換えてクラッチブースタ10に至る。
【0017】
図2に詳細に示すように、変速機3は基本的に常時噛み合い式の多段変速機で、前進16段、後進2段に変速可能である。変速機3はメインギヤ18と、その入力側及び出力側にそれぞれ副変速機としてのスプリッタ17及びレンジギヤ19を備える。そして、インプットシャフト15に伝達されてきたエンジン動力をスプリッタ17、メインギヤ18、レンジギヤ19へと順に送ってアウトプットシャフト4に出力する。
【0018】
変速機3を自動変速すべくギヤシフトユニットGSUが設けられ、これはスプリッタ17、メインギヤ18、レンジギヤ19それぞれの変速を担当するスプリッタアクチュエータ20、メインアクチュエータ21及びレンジアクチュエータ22から構成される。これらアクチュエータもクラッチブースタ10同様空圧作動され、TMCU9によって制御される。各ギヤ17,18,19の現在ポジションはギヤポジションスイッチ23(図1参照)で検知される。カウンタシャフト32の回転速度がカウンタシャフト回転センサ26で検知され、アウトプットシャフト4の回転速度がアウトプットシャフト回転センサ28で検知される。これら検知信号はTMCU9に送られる。
【0019】
この自動変速機ではマニュアルモードが設定され、ドライバのシフトチェンジ操作に基づくマニュアル変速が可能である。この場合、図1に示すように、クラッチ2の断接制御及び変速機3の変速制御は運転席に設けられたシフトレバー装置29からの変速指示信号を合図に行われる。即ち、ドライバが、シフトレバー装置29のシフトレバー29aをシフト操作すると、シフトレバー装置29に内蔵されたシフトスイッチが作動(ON)し、変速指示信号がTMCU9に送られ、これを基にTMCU9はクラッチブースタ10、スプリッタアクチュエータ20、メインアクチュエータ21及びレンジアクチュエータ22を適宜作動させ、一連の変速操作(クラッチ断→ギヤ抜き→ギヤ入れ→クラッチ接)を実行する。そしてTMCU9は現在のシフト段をモニター31に表示する。
【0020】
図示するシフトレバー装置29において、Rはリバース、Nはニュートラル、Dはドライブ、UPはシフトアップ、DOWNはシフトダウンをそれぞれ意味する。シフトスイッチはこれら各ポジションに応じた信号を出力する。また運転席に、変速モードを自動とマニュアルに切り換えるモードスイッチ24と、変速を1段ずつ行うか段飛ばしで行うかを切り換えるスキップスイッチ25とが設けられる。
【0021】
自動変速モードのとき、シフトレバー29aをDレンジに入れておけば車速に応じて自動的に変速が行われる。またこの自動変速モードでも、ドライバがシフトレバー29aをUP又はDOWNに操作すれば、マニュアルでのシフトアップ又はシフトダウンが可能である。この自動変速モードにおいて、スキップスイッチ25がOFF (通常モード)なら、シフトレバー29aの1回のUP又はDOWNの操作により、変速は1段ずつ行われる。これはトレーラ牽引時等、積載荷重が比較的大きいときに有効である。またスキップスイッチ25がON(スキップモード)なら変速は1段飛ばしで行われる。これはトレーラを牽引してないときや荷が軽いときなどに有効である。
【0022】
一方、マニュアル変速モードのときは、変速は完全にドライバの意思に従う。シフトレバー29aがDレンジのときは変速は行われず、現在ギヤが保持され、ドライバの積極的な意思でシフトレバー29aをUP又はDOWNに操作したときのみ、シフトアップ又はシフトダウンが可能である。このときも前記同様、スキップスイッチ25がOFF なら1回の操作につき変速は1段ずつ行われ、スキップスイッチ25がONなら変速は1段飛ばしで行われる。このモードではDレンジは現ギヤ段を保持するH(ホールド)レンジとなる。
【0023】
なお、運転席に非常用変速スイッチ27が設けられ、GSUの電磁弁等が故障したときはスイッチ27の手動切換により変速できるようになっている。
【0024】
また、運転席にブレーキペダル52が設けられ、ドライバによるブレーキペダル52の踏込み・解放に応じてマスタシリンダ53から油圧が給排され、車両のブレーキが作動・非作動となる。このブレーキの作動・非作動状態を検知するため二つのブレーキスイッチ53a,53bが設けられる。これらブレーキスイッチはマスタシリンダ53の液圧に応じてON/OFFが切り替わる。一方のブレーキスイッチ53aは低圧用で、比較的小さいペダル踏力でONとなる。ブレーキの初期の作動を検知するためである。他方のブレーキスイッチ53bは高圧用で、比較的大きいペダル踏力でONとなる。ブレーキの後期の作動を検知するためである。
【0025】
図2に示すように、変速機3にあっては、インプットシャフト15、メインシャフト33及びアウトプットシャフト4が同軸上に配置され、カウンタシャフト32がそれらの下方に平行配置される。インプットシャフト15がクラッチ2のドリブンプレート2aに接続され、インプットシャフト15とメインシャフト33とが相対回転可能に支持される。
【0026】
まずスプリッタ17とメインギヤ18の構成を説明する。インプットシャフト15にインプットギヤSHが回転可能に取り付けられる。またメインシャフト33にも前方から順にギヤM4,M3,M2,M1,MRが回転可能に取り付けられる。MRを除くギヤSH,M4,M3,M2,M1は、それぞれカウンタシャフト32に固設されたカウンタギヤCH,C4,C3,C2,C1に常時噛合される。ギヤMRはアイドルリバースギヤIRに常時噛合され、アイドルリバースギヤIRはカウンタシャフト32に固設されたカウンタギヤCRに常時噛合される。
【0027】
インプットシャフト15及びメインシャフト33に取り付けられた各ギヤSH,M4…に、当該ギヤを選択し得るようドグギヤ36が一体的に設けられ、これらドグギヤ36に隣接してインプットシャフト15及びメインシャフト33に第1〜第4ハブ37〜40が固設される。第1〜第4ハブ37〜40には第1〜第4スリーブ42〜45が嵌合される。ドグギヤ36及び第1〜第4ハブ37〜40の外周部と、第1〜第4スリーブ42〜45の内周部とにスプラインが形成されており、第1〜第4スリーブ42〜45は第1〜第4ハブ37〜40に常時係合してインプットシャフト15又はメインシャフト33と同時回転すると共に、前後にスライド移動してドグギヤ36に対し選択的に係合・離脱する。この係合・離脱によりギヤイン・ギヤ抜きが行われる。第1スリーブ42の移動をスプリッタアクチュエータ20で行い、第2〜第4スリーブ43〜45の移動をメインアクチュエータ21で行う。
【0028】
このように、スプリッタ17とメインギヤ18とは各アクチュエータ20,21によって自動変速され得る常時噛み合い式の構成とされる。特に、スプリッタ17のスプライン部には通常の機械的なシンクロ機構が存在するものの、メインギヤ18の各スプライン部にはシンクロ機構が存在しない。このため、後述のシンクロ制御なるものを行ってドグギヤ回転とスリーブ回転とを同期させ、シンクロ機構なしで変速できるようにしている。ここではメインギヤ18以外にスプリッタ17にもニュートラルポジションが設けられ、所謂ガラ音対策がなされている(特願平11-319915 号参照)。
【0029】
次にレンジギヤ19の構成を説明する。レンジギヤ19は遊星歯車機構34を採用しており、ハイ・ローいずれかのポジションに切り替えることができる。遊星歯車機構34は、メインシャフト33の最後端に固設されたサンギヤ65と、その外周に噛合される複数のプラネタリギヤ66と、プラネタリギヤ66の外周に噛合される内歯を有したリングギヤ67とからなる。各プラネタリギヤ66は共通のキャリア68に回転可能に支持され、キャリア68はアウトプットシャフト4に連結される。リングギヤ67は管部69を一体的に有し、管部69はアウトプットシャフト4の外周に相対回転可能に嵌め込まれてアウトプットシャフト4とともに二重軸を構成する。
【0030】
第5ハブ41が管部69に一体的に設けられる。また第5ハブ41の後方に隣接して、アウトプットシャフト4にアウトプットシャフトドグギヤ70が一体的に設けられる。第5ハブ41の前方に隣接して、ミッションケース側に固定ドグギヤ71が設けられる。第5ハブ41の外周に第5スリーブ46が嵌合される。これら第5ハブ41、アウトプットシャフトドグギヤ70、固定ドグギヤ71及び第5スリーブ46にも前記同様にスプラインが形成され、第5スリーブ46が第5ハブ41に常時係合すると共に、前後にスライド移動してアウトプットシャフトドグギヤ70又は固定ドグギヤ71に対し選択的に係合・離脱する。第5スリーブ46の移動がレンジアクチュエータ22で行われる。レンジギヤ19のスプライン部には機械的なシンクロ機構が存在する。
【0031】
第5スリーブ46が前方に移動するとこれが固定ドグギヤ71に係合し、第5ハブ41と固定ドグギヤ71とが連結される。これによりリングギヤ67がミッションケース側に固定され、アウトプットシャフト4が1より大きい比較的大きな減速比(ここでは4.5 )で回転駆動されるようになる。これがローのポジションである。
【0032】
一方、第5スリーブ46が後方に移動するとこれがアウトプットシャフトドグギヤ70に係合し、第5ハブ41とアウトプットシャフトドグギヤ70とが連結される。これによりリングギヤ67とキャリア68とが互いに固定され、アウトプットシャフト4が1の減速比で直結駆動されるようになる。これがハイのポジションである。このようにかかるレンジギヤ19ではハイ・ロー間の減速比が比較的大きく異なる。
【0033】
結局、この変速機3では、前進側において、スプリッタ17でハイ・ローの2段、メインギヤ18で4段、レンジギヤ19でハイ・ローの2段に変速可能であり、計2×4×2=16段に変速することができる。また後進側では、スプリッタ17のみでハイ・ローを切り替えて2段に変速することができる。
【0034】
次に、各アクチュエータ20,21,22について説明する。これらアクチュエータはエアタンク5の空圧で作動する空圧シリンダと、空圧シリンダへの空圧の給排を切り替える電磁弁とで構成される。そしてこれら電磁弁がTMCU9で選択的に切り替えられ、空圧シリンダを選択的に作動させるようになっている。
【0035】
スプリッタアクチュエータ20は、ダブルピストンを有した空圧シリンダ47と三つの電磁弁MVH,MVF,MVGとで構成される。スプリッタ17をニュートラルにするときはMVH/ON,MVF/OFF,MVG/ONとされる。スプリッタ17をハイにするときはMVH/OFF,MVF/OFF,MVG/ONとされる。スプリッタ17をローにするときはMVH/OFF,MVF/ON,MVG/OFFとされる。
【0036】
メインアクチュエータ21は、ダブルピストンを有しセレクト側の動作を担当する空圧シリンダ48と、シングルピストンを有しシフト側の動作を担当する空圧シリンダ49とを備える。各空圧シリンダ48及び49に対し複数ずつ電磁弁MVC,MVD,MVE及びMVB,MVAが設けられる。
【0037】
セレクト側空圧シリンダ48は、MVC/OFF,MVD/ON,MVE/OFFのとき図の下方に移動し、メインギヤの3rd、4th又はN3を選択可能とし、MVC/ON,MVD/OFF,MVE/ONのとき中立となり、メインギヤの1st、2nd又はN2を選択可能とし、MVC/ON,MVD/OFF,MVE/OFFのとき図の上方に移動し、メインギヤのRev又はN1を選択可能とする。
【0038】
シフト側空圧シリンダ49は、MVA/ON,MVB/ONのとき中立となり、メインギヤのN1、N2又はN3を選択可能とし、MVA/ON,MVB/OFFのとき図の左側に移動し、メインギヤの2nd,4th又はRevを選択可能とし、MVA/OFF,MVB/ONのとき図の右側に移動し、メインギヤの1st又は3rdを選択可能とする。
【0039】
レンジアクチュエータ22は、シングルピストンを有した空圧シリンダ50と二つの電磁弁MVI,MVJとで構成される。空圧シリンダ50は、MVI/ON,MVJ/OFFのとき図の右側に移動し、レンジギヤをハイとし、MVI/OFF,MVJ/ONのとき図の左側に移動し、レンジギヤをローとする。
【0040】
ところで、後述するシンクロ制御に際してカウンタシャフト32を制動するため、カウンタシャフト32にはカウンタシャフトブレーキ27が設けられる。カウンタシャフトブレーキ27は湿式多板ブレーキであって、エアタンク5の空圧で作動する。この空圧の給排を切り替えるため電磁弁MV BRKが設けられる。電磁弁MV BRKがONのときカウンタシャフトブレーキ27に空圧が供給され、カウンタシャフトブレーキ27が作動状態となる。電磁弁MV BRKがOFFのときにはカウンタシャフトブレーキ27から空圧が排出され、カウンタシャフトブレーキ27が非作動となる。
【0041】
次に、自動変速制御の内容を説明する。TMCU9には図4に示すシフトアップマップと図5に示すシフトダウンマップとがメモリされており、TMCU9は、自動変速モードのとき、これらマップに従って自動変速を実行する。例えば図4のシフトアップマップにおいて、ギヤ段n(nは1から15までの整数)からn+1へのシフトアップ線図がアクセル開度(%)とアウトプットシャフト回転(rpm )との関数で決められている。そしてマップ上では現在のアクセル開度(%)とアウトプットシャフト回転(rpm )とからただ1点が定まる。車両加速中は、車輪に連結されたアウトプットシャフト4の回転が次第に増加していく。そこで通常の自動変速モードでは、現在の1点が各線図を越える度に1段ずつシフトアップを行うこととなる。このときスキップモードであれば線図を交互に1本ずつ飛ばして2段ずつシフトアップを行う。
【0042】
図5のシフトダウンマップにおいても同様に、ギヤ段n+1(nは1から15までの整数)からnへのシフトダウン線図がアクセル開度(%)とアウトプットシャフト回転(rpm )との関数で決められている。そしてマップ上では現在のアクセル開度(%)とアウトプットシャフト回転(rpm )とからただ1点が定まる。車両減速中はアウトプットシャフト4の回転が次第に減少していくので、通常の自動変速モードでは、現在の1点が各線図を越える度に1段ずつシフトダウンを行う。スキップモードであれば線図を交互に1本ずつ飛ばして2段ずつシフトダウンする。
【0043】
一方、マニュアルモードのときは、これらマップと無関係にドライバが自由にシフトアップ・ダウンを行える。通常モードなら1回のシフトチェンジ操作で1段変速でき、スキップモードなら1回のシフトチェンジ操作で2段変速できる。
【0044】
なおTMCU9は、アウトプットシャフト回転センサ28により検知される現在のアウトプットシャフト回転の値から現在の車速を換算し、これをスピードメータに表示する。つまり車速がアウトプットシャフト回転から間接的に検知され、アウトプットシャフト回転と車速とは比例関係にある。
【0045】
次に、シンクロ制御の内容を説明する。
【0046】
図6、図7に示すように、TMCU9には、スプリッタ17及びメインギヤ18における各ギヤの歯数ZSH,Z1 〜Z4 ,ZR ,ZCH,ZC1〜ZC4,ZCRと、レンジギヤ19におけるハイ・ローの減速比とが予め記憶されている。そこでTMCU9は、メインギヤ18のギヤ歯数と、カウンタシャフト回転センサ26によって検知されるカウンタシャフト回転(rpm) とに基づき、次回変速先となるメインギヤ18のギヤ段(目標メインギヤ段)におけるドグギヤ回転(rpm) を算出する。またTMCU9は、次回変速先となるレンジギヤ19のギヤ段(目標レンジギヤ段)の減速比と、アウトプットシャフト回転センサ28によって検知されるアウトプットシャフト回転(rpm) とに基づき、メインギヤ18におけるスリーブ回転(rpm) を算出する。
【0047】
図7の表の左欄において、左端に記載された「1st」、「2nd」…「Rev」の語は目標メインギヤ段を示している。また括弧内の「1st」、「2nd」…の語は各目標メインギヤ段が担当する変速機全体としての目標ギヤ段を示している。例えば、メインギヤ18の「1st」(ギヤM1)が担当する変速機全体のギヤ段は「1st」、「2nd」、「9th」、「10th」である。括弧内の語は最初の二つと後の二つとがレンジギヤ19のロー・ハイで切り分けられる。例えばメインギヤ「1st」だと「1st」、「2nd」がレンジギヤロー、「9th」、「10th」がレンジギヤハイである。そして最初の二つ又は後の二つの中において、先と後とがスプリッタ17のロー・ハイで切り分けられる。例えばメインギヤ「1st」でレンジギヤローだと、スプリッタローで変速機は「1st」、スプリッタハイで変速機は「2nd」となる。またメインギヤ「1st」でレンジギヤハイだと、スプリッタローで変速機は「9th」、スプリッタハイで変速機は「10th」となる。目標メインギヤ段の「2nd」、「3rd」、「4th」についても同様である。
【0048】
目標メインギヤ段「Rev」ではレンジギヤ19による切り分けは行われず、スプリッタ17のみで切り分けがなされる。スプリッタハイでリバース「high」、スプリッタローでリバース「low」となる。
【0049】
図7の表の右欄はドグギヤ回転(rpm) の算出式を示している。例えば目標メインギヤ段「1st」だと、カウンタシャフト回転センサ26による検出値(カウンタシャフト回転(rpm) )に、ギヤ比ZC1/Z1 を乗じた値が、ギヤM1に固設されたドグギヤ36の回転即ちドグギヤ回転(rpm) となる。目標メインギヤ段 「Rev」では、カウンタシャフト回転(rpm) にギヤ比CRev (ここでは0.45)を乗じた値がドグギヤ回転(rpm) となる。
【0050】
一方、図7の下段は、メインギヤ18のスリーブ43、44、45の回転即ちスリーブ回転(rpm) の算出式を示している。次回変速先の目標レンジギヤ段がHighのときは、減速比が1なので、アウトプットシャフト回転センサ28の検出値(アウトプットシャフト回転(rpm) )がそのままスリーブ回転(rpm) となる。また目標レンジギヤ段がLow のときは、減速比がCRG=4.5 なので、アウトプットシャフト回転(rpm) に減速比CRGを乗じた値がスリーブ回転(rpm) となる。
【0051】
シンクロ制御では、これらドグギヤ回転とスリーブ回転とをギヤイン可能な範囲内に近付ける制御を行う。具体的には回転差ΔN=(ドグギヤ回転−スリーブ回転)を計算し、この値をギヤイン可能な範囲に入れる制御を行う。シフトアップでは、通常ギヤイン直前でドグギヤ回転>スリーブ回転となっているので、カウンタシャフトブレーキ(以下CSBという)制御を行い、ドグギヤ回転を下げる。逆に、シフトダウンでは、通常ギヤイン直前でドグギヤ回転<スリーブ回転となっているので、ダブルクラッチ制御を行い、ドグギヤ回転を上げる。
【0052】
ダブルクラッチ制御は以下の如きである。図8に示すように、時刻t1 で変速指示信号があった場合、まずクラッチ断し、ギヤ抜きを行う。ギヤ抜きは、クラッチが切れ始めた直後の位置、言い換えれば半クラッチ領域に入った直後の位置p1 で開始する。エンジン制御は、クラッチ位置がp1 となった時点から、実アクセル開度から離れた疑似アクセル開度に基づく制御に移行する。このときエンジン回転は、カウンタシャフトを加速させるのに十分で、且つ目標メインギヤ段においてドグギヤ回転をスリーブ回転に略一致させることができるような回転(目標エンジン回転)まで上昇され、この回転に達すると回転が一定に保持される。
【0053】
ギヤ抜き後、クラッチが一瞬接続され、これによりドグギヤ回転がギヤイン可能な回転まで上昇する。この直後クラッチが再び断され、ギヤインが実行される。ギヤインは、クラッチ切り終わり直前となる位置、言い換えれば半クラッチ領域から抜け出る直前の位置p2 から開始される。ギヤイン終了後、直ちにクラッチが再接続され、クラッチが完接されるとダブルクラッチ制御が終了し、エンジン及びカウンタシャフト回転が実アクセル開度に従った回転に移行する。
【0054】
ところで、変速機全体のシフトダウンのとき、レンジギヤのシフトダウンとダブルクラッチ制御とを両方実行するときがある。図7の表でいえば9th→7th、9th→8th、10th→8thの場合である。このときこれらの順番を適当に定めないと全体の変速時間を徒に長くしてしまう。
【0055】
即ち、レンジギヤはハイ・ロー間の減速比が比較的大きく異なるので、機械的シンクロ機構を有していてもシフトダウンに時間がかかる。またダブルクラッチ制御も、ギヤ抜き・ギヤイン間で一回クラッチをつなぎ、回転合わせするので、比較的時間がかかる。よってこれらを順番に行っていたのでは全体の変速時間が長くなる。
【0056】
そこで、本装置では、レンジギヤのシフトダウンを伴う変速機全体のシフトダウンのとき、レンジギヤのシフトダウンとダブルクラッチ制御とを同時に行い、全体の変速時間を短縮するようにしている。以下これについて説明する。
【0057】
本装置では、レンジギヤのシフトダウンを伴う変速機全体のシフトダウンのときと、そうでないときとで変速パターンを分けている。図9はこの変速パターン判別のためのプログラムを示す。変速指示があるとTMCU9はまずステップ101でレンジギヤの変速の有無を判断する。レンジギヤ変速無のときはステップ104に進んで変速Aパターンを選択する。変速Aパターンとは図10のチャートに従って変速するパターンのことで、通常の変速パターンである。レンジギヤ変速有のときはステップ102に進んでその変速がシフトダウン(H→L)か否かを判断する。シフトアップならステップ104に進んで変速Aパターンを選択し、シフトダウンならステップ103に進んで変速Bパターンを選択する。変速Bパターンとは図11のチャートに従って変速するパターンのことで、比較的特殊なケースにおいて行われる変速パターンである。
【0058】
図10、図11においては、図の上方から下方に向かう時間軸があり、横並びに示されている項目は同時ないし同時期に行うことを示している。例えば図10でステップ201とステップ202とは同時に行う。
【0059】
レンジギヤのシフトダウンを伴わない変速Aパターンについて。図10に示すように、まず、メインギヤ変速有のときはステップ201に進んでメインギヤ抜きを行う。このときスプリッタの変速も有るときは、ステップ202に進んでスプリッタのギヤ抜き(シフト抜き)を行う。このときの条件はクラッチ位置がp1 より断側にあることである。なおこれを「クラッチ位置>p1 」と表示する。勿論、メインギヤ又はスプリッタの一方しか変速しない場合は両ステップのうち一方が省略される。なおレンジギヤのみの変速の場合は無い。図7の表に示すように、一気に7段飛ばし(ex.2nd→10th)になってしまうからである。
【0060】
次に、ステップ203、204、205を同時に行う。ステップ203では次にギヤインするギヤM1,M2…に合わせてメインギヤのセレクトを行う。条件はメインギヤがニュートラルにあることである。ステップ204では、レンジギヤの変速があるときは、そのギヤ抜きとギヤインとを同時に行う。これは図2に示したようにレンジアクチュエータ22の構造上、抜きとインとが同時に行われてしまうからである。このときの条件はクラッチ位置がp2 より断側にあるか (「クラッチ位置>p2 」と表示する)、又はメインギヤがニュートラルであることである。ステップ205ではスプリッタのギヤイン(シフトイン)を行う。条件はステップ204と同様クラッチ位置>p2 又はメインギヤ=Nである。これによりエンジン動力がカウンタシャフト32まで伝達可能となり、ダブルクラッチ制御可能となる。なお、スプリッタのみの変速の場合はここで変速完了となる。
【0061】
ステップ206ではシンクロ制御を実行する。ここでの条件はメインギヤがNで、且つスプリッタとレンジギヤとがシフト完了していることである。ドグギヤ回転−スリーブ回転>M1 (設定値)のとき、即ちシフトアップのときは、カウンタシャフトブレーキ制御を行い、ドグギヤ回転をスリーブ回転付近まで下げる。一方、ドグギヤ回転−スリーブ回転<M2 (設定値)のときは、ダブルクラッチ制御を行い、ドグギヤ回転をスリーブ回転付近まで上げる。
【0062】
こうしてメインギヤの同期を終えたらステップ207に進んでメインギヤをギヤインする。ここでの条件は、メインギヤがセレクト完了しており(ステップ203)、目標カウンタシャフト回転と現カウンタシャフト回転との差の絶対値がギヤイン可能な値α以下であり、且つクラッチ位置>p2 となっていることである。以上により変速Aパターンを終了する。
【0063】
次に、レンジギヤのシフトダウンを伴う変速Bパターンについて。図11に示すように、ここではメインギヤの変速は必須なので(図7参照)、ステップ302に進んでメインギヤ抜きを行う。条件はステップ201同様クラッチ位置>p1 である。このときスプリッタの変速も有るときは、ステップ302に先立ってステップ301でスプリッタをギヤ抜きし、ステップ302と同時にステップ303でスプリッタをギヤインする。ステップ301、303の実行条件はステップ202、205と同じである。
【0064】
次に、ステップ304、305及び306を同時に行う。ステップ304ではステップ203同様メインギヤをセレクトする。ステップ305ではステップ204同様、レンジギヤのギヤ抜き及びギヤイン即ちシフトダウンを行う。ステップ306ではステップ206同様シンクロ制御を行う。
【0065】
こうしてこれらステップを終えたら、ステップ307でステップ207同様メインギヤをギヤインし、変速Bパターンを終了する。
【0066】
このように、ここでは比較的長時間を要するレンジギヤのシフトダウンとダブルクラッチ制御とを同時に行ってしまうので、全体の変速時間を短縮することができる。
【0067】
ところで、かかる自動変速装置では変速機のカウンタシャフト回転とアウトプットシャフト回転とから目標メインギヤ段のドグギヤ回転とスリーブ回転とを割り出し、シンクロ状態を判断するようになっている。しかし、車両走行中、ブレーキ作動状態からブレーキ非作動状態に移ったとき、車速の変化率が比較的急激に変化するので、これに伴ってアウトプットシャフト回転も変曲点をもつようになる。
【0068】
図12はかかるブレーキ終了時付近のアウトプットシャフト回転の変化の様子を示す。TMCU9は所定の制御時間Δt(ex.32ms) 毎にアウトプットシャフト回転Nout (rpm) を計算し、前回値Nout n-1 と今回値Nout n との平均値Nout m を今回のアウトプットシャフト回転Nout の値として用いるようになっている。しかし、ブレーキが作動状態から非作動状態に移ったときは、車速ないしアウトプットシャフト回転の変化率(=Nout n −Nout n-1 )が比較的急激に変化するので、アウトプットシャフト回転にも変曲点xが発生し、アウトプットシャフト回転の値を正確に計算することができない。
【0069】
こうなると、スリーブ回転を正確に計算することができず、このような不正確な値に基づいてシンクロ終了を判断し、ギヤインを許容すると、実際にはシンクロ状態でないのに無理にギヤインする可能性があり、ギヤ鳴り等の不具合が懸念される。
【0070】
そこで、本装置ではかかる不具合を防止すべく、ブレーキが作動状態から非作動状態に切り換わったときはシンクロ終了の是非に拘らず一定時間メインギヤのギヤインを禁止している。以下この制御について説明する。
【0071】
図13はかかるギヤイン禁止制御の内容を示すフローチャートである。このフローはTMCU9によって所定の制御時間Δt(ex.32ms) 毎に繰り返し実行される。
【0072】
TMCU9はまずステップ401でシンクロ制御中か否かを判断する。NOならステップ411に進んでメインギヤのギヤインを許可する。つまり通常状態の維持である。YES ならステップ402に進んでブレーキスイッチがONか否かを判断する。ここでのブレーキスイッチとは図1に示した低圧用ブレーキスイッチ53aのことである。本ステップによりブレーキの作動・非作動を判断している。
【0073】
ブレーキスイッチON(ブレーキ作動)ならステップ403に進んでフラグをONし、ステップ404でタイマをクリアし、ステップ405でギヤインを許可する。ブレーキスイッチOFF (ブレーキ非作動)ならステップ406に進んでフラグがONか否かを判断する。フラグONならステップ407でフラグをOFF し、ステップ410でシンクロ終了の是非に拘らずメインギヤのギヤインを禁止する。フラグOFF ならステップ408でタイマをインクリメント(加算)し、ステップ409でタイマが設定時間t(ここでは5(s) )を越えたか否かを判断する。越えてなければステップ410に進んでギヤイン禁止、越えていればステップ411に進んでギヤイン許可となる。
【0074】
本フローを実際の車両運転状況に当てはめてみる。シンクロ制御中、ドライバによりブレーキペダルが踏まれると、ブレーキスイッチONとなってステップ402、403、404を辿り、フラグON、タイマクリアとされた後、ステップ405でギヤインが許可される。このようにブレーキング中はギヤインを許容している。車速変化率(減速度)の変化がそれ程でもなく、シフトダウンの必要性もあるからである。
【0075】
ブレーキング中はこれらステップを繰り返すが、ブレーキペダルが解放されブレーキング終了となると、ブレーキスイッチがOFF となる。こうなるとステップ402からステップ406に移行する。最初はフラグONなのでステップ407に進み、ここでフラグがOFF され、ステップ410でギヤインが禁止される。つまりブレーキ終了と同時に即ギヤイン禁止となるのである。
【0076】
次回、フラグOFF なのでステップ406から408に移行する。ここからタイマインクリメントが開始される。最初はタイマ値<tなのでステップ409でNOに進み、ステップ410のギヤイン禁止が維持される。このルートを繰り返すうちやがてタイマ値>tとなる。するとステップ411に移行してギヤイン許可(禁止解除)となる。こうして一定時間tが経過するまでメインギヤのギヤインは禁止される。
【0077】
このように、ブレーキが作動状態から非作動状態に切り換わったとき一定時間メインギヤのギヤインを強制的に禁止するので、たとえTMCU9側でシンクロ終了という判断に至った場合でも、ギヤインは実行されず、不正確な制御に基づくギヤイン及びこれに起因するギヤ鳴り等の不具合を未然に防止できる。
【0078】
以上、本発明の実施形態は上述のものに限られない。例えば各値の変更は当然に可能である。
【0079】
【発明の効果】
本発明によれば、ブレーキ作動状態から非作動状態に切り換わったときにシンクロ制御によってメインギヤをギヤインすることによる不具合を未然に防止できるという優れた効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る車両の自動変速装置を示す構成図である。
【図2】自動変速機を示す構成図である。
【図3】自動クラッチ装置を示す構成図である。
【図4】シフトアップマップである。
【図5】シフトダウンマップである。
【図6】変速機内の各ギヤの歯数を示す。
【図7】ドグギヤ回転及びスリーブ回転の算出式を示す。
【図8】ダブルクラッチ制御の内容を示すタイムチャートである。
【図9】変速パターン判別プログラムを示すフローチャートである。
【図10】変速Aパターンの内容を示すフローチャートである。
【図11】変速Bパターンの内容を示すフローチャートである。
【図12】ブレーキ作動状態から非作動状態に切り換わったときのアウトプットシャフト回転の変化の様子を示す図である。
【図13】本発明に係るギヤイン禁止制御のフローチャートである。
【符号の説明】
2 クラッチ
3 変速機
6 エンジンコントロールユニット
9 トランスミッションコントロールユニット
10 クラッチブースタ
17 スプリッタ
18 メインギヤ
19 レンジギヤ
20 スプリッタアクチュエータ
21 メインアクチュエータ
22 レンジアクチュエータ
26 カウンタシャフト回転センサ
27 カウンタシャフトブレーキ
28 アウトプットシャフト回転センサ
36 ドグギヤ
43,44,45 メインギヤのスリーブ
52 ブレーキペダル
53a,53b ブレーキスイッチ
t 設定時間[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an automatic transmission for a vehicle that is applied to a large vehicle such as a tractor.
[0002]
[Prior art]
Recently, in order to reduce the burden on the driver, there are many examples in which an automatic transmission is employed even in a large vehicle such as a tractor or a truck. In such a large vehicle, in addition to the main gear, a multi-stage transmission having a splitter and a range gear as auxiliary transmissions is equipped. In this case, in order to reduce the number of parts and the cost, it can be considered that the mechanical sync mechanism is omitted from the main gear, and the sync control is performed instead to synchronize at the time of gear-in. Here, the synchro control mainly means that counter shaft brake control is performed when shifting up, and double clutch control is performed when shifting down. The synchronized state means that the dog gear rotation and the sleeve rotation substantially coincide with each other at the next main shift target gear stage.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in such an automatic transmission device, the dog gear rotation and the sleeve rotation of the target main gear stage are determined from the counter shaft rotation and the output shaft rotation of the transmission, and the synchronized state is judged. However, when the vehicle moves from the brake operating state to the brake non-operating state, the rate of change of the vehicle speed changes relatively abruptly, and accordingly, the output shaft rotation also has an inflection point. If this happens, the output shaft rotation, and hence the sleeve rotation, cannot be calculated accurately. If the synchro state is judged based on such an inaccurate value and the gear-in is allowed, it is possible to force the gear-in even though it is not actually in the sync state. There are concerns about problems such as gear ringing.
[0004]
Therefore, an object of the present invention is to prevent problems such as gear ringing caused by performing synchro control when the brake operation state is shifted to the non-operation state.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
An automatic transmission for a vehicle according to the present invention executes a transmission of a transmission based on a transmission including a main gear having no mechanical synchronization mechanism, a control unit for controlling the transmission of the transmission, and a signal of the control unit. An actuator, and the main gear During gear release In Countershaft brake for braking the countershaft An automatic transmission for a vehicle that executes control, Above vehicle Brake detection means for detecting the operating state of the brake; While the countershaft brake control is being executed, And a gear-in prohibiting means for prohibiting the gear-in of the main gear for a certain period of time when the brake is switched from the operating state to the non-operating state. Countershaft brake The control is executed, and the gear-in of the main gear is executed after the gear-in prohibition is canceled.
[0006]
Here, it is preferable that the brake detection means includes a brake switch that is turned ON / OFF according to depression / release of the brake pedal.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Preferred embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings.
[0008]
FIG. 1 shows an automatic transmission for a vehicle according to this embodiment. Here, the vehicle is a tractor that pulls the trailer, and the engine is a diesel engine. As shown in the figure, a transmission 3 is attached to the
[0009]
On the other hand, during the shift, the engine control is executed based on the pseudo accelerator opening processed by the
[0010]
As shown in FIG. 2, the flywheel 1b is attached to the crankshaft of the engine, the ring gear 1c is formed on the outer periphery of the flywheel 1b, and the
[0011]
As shown in FIG. 1, here, the
[0012]
As shown in FIGS. 1, 2, and 3, the
[0013]
As clearly shown in FIG. 3, the
[0014]
The solenoid valves MVC1, MVC2, and MVCE are ON / OFF controlled by the
[0015]
However, if an abnormality occurs in the electromagnetic valve MVC1 or MVC2 during clutch disconnection and either of them is turned OFF, the clutch is suddenly engaged against the driver's intention. Therefore, when such an abnormality is detected by the abnormality diagnosis circuit of the
[0016]
Next, the manual side will be described. The hydraulic pressure is supplied / discharged from the
[0017]
As shown in detail in FIG. 2, the transmission 3 is basically a multi-stage transmission that is always meshed, and can shift to 16 forward speeds and 2 reverse speeds. The transmission 3 includes a main gear 18 and a splitter 17 and a range gear 19 as auxiliary transmissions on the input side and the output side, respectively. Then, the engine power transmitted to the input shaft 15 is sent to the splitter 17, the main gear 18, and the range gear 19 in order and output to the
[0018]
A gear shift unit GSU is provided to automatically shift the transmission 3, and is composed of a
[0019]
In this automatic transmission, a manual mode is set, and a manual shift based on a driver's shift change operation is possible. In this case, as shown in FIG. 1, the connection / disconnection control of the
[0020]
In the illustrated shift lever device 29, R means reverse, N means neutral, D means drive, UP means shift up, and DOWN means shift down. The shift switch outputs a signal corresponding to each position. The driver's seat is provided with a mode switch 24 for switching the shift mode between automatic and manual and a
[0021]
If the shift lever 29a is put in the D range in the automatic shift mode, the shift is automatically performed according to the vehicle speed. Even in the automatic transmission mode, if the driver operates the shift lever 29a to UP or DOWN, manual upshifting or downshifting is possible. In this automatic shift mode, if the
[0022]
On the other hand, in the manual shift mode, the shift completely follows the driver's intention. When the shift lever 29a is in the D range, no speed change is performed, and the current gear is held, and the shift up or down is possible only when the shift lever 29a is operated to UP or DOWN with the driver's positive intention. At this time, similarly to the above, if the
[0023]
An
[0024]
In addition, a brake pedal 52 is provided in the driver's seat, and hydraulic pressure is supplied / discharged from the master cylinder 53 in accordance with depression / release of the brake pedal 52 by the driver, and the vehicle brake is activated / deactivated. Two brake switches 53a and 53b are provided to detect the operation / non-operation state of the brake. These brake switches are switched ON / OFF according to the hydraulic pressure of the master cylinder 53. One brake switch 53a is for low pressure and is turned on with a relatively small pedal effort. This is to detect the initial operation of the brake. The other brake switch 53b is for high pressure and is turned on with a relatively large pedal effort. This is to detect the later operation of the brake.
[0025]
As shown in FIG. 2, in the transmission 3, the input shaft 15, the main shaft 33, and the
[0026]
First, the configuration of the splitter 17 and the main gear 18 will be described. An input gear SH is rotatably attached to the input shaft 15. Gears M4, M3, M2, M1, and MR are also rotatably attached to the main shaft 33 in order from the front. The gears SH, M4, M3, M2, and M1 except for the MR are always meshed with counter gears CH, C4, C3, C2, and C1 fixed to the countershaft 32, respectively. The gear MR is always meshed with the idle reverse gear IR, and the idle reverse gear IR is always meshed with a counter gear CR fixed to the counter shaft 32.
[0027]
The gears SH, M4... Attached to the input shaft 15 and the main shaft 33 are integrally provided with dog gears 36 so that the gears can be selected, and the input shafts 15 and the main shaft 33 are adjacent to the dog gears 36. The first to fourth hubs 37 to 40 are fixed. First to fourth sleeves 42 to 45 are fitted to the first to fourth hubs 37 to 40. Splines are formed in the outer peripheral portions of the dog gear 36 and the first to fourth hubs 37 to 40 and the inner peripheral portions of the first to fourth sleeves 42 to 45, and the first to fourth sleeves 42 to 45 are the first ones. The first to fourth hubs 37 to 40 are always engaged to rotate simultaneously with the input shaft 15 or the main shaft 33, and slide back and forth to selectively engage / disengage the dog gear 36. By this engagement / disengagement, gear-in / gear-out is performed. The first sleeve 42 is moved by the
[0028]
As described above, the splitter 17 and the main gear 18 have a constant meshing configuration that can be automatically shifted by the
[0029]
Next, the configuration of the range gear 19 will be described. The range gear 19 employs a
[0030]
The
[0031]
When the fifth sleeve 46 moves forward, it engages with the fixed dog gear 71, and the
[0032]
On the other hand, when the fifth sleeve 46 moves rearward, this engages with the output shaft dog gear 70, and the
[0033]
After all, in this transmission 3, on the forward side, it is possible to shift to two stages of high and low by the splitter 17, four stages of the main gear 18, and two stages of high and low by the range gear 19, so that a total of 2 × 4 × 2 = The speed can be changed to 16 stages. On the reverse side, the speed can be changed to two stages by switching between high and low only by the splitter 17.
[0034]
Next, each actuator 20, 21, 22 will be described. These actuators are composed of a pneumatic cylinder that is operated by the air pressure of the
[0035]
The
[0036]
The
[0037]
The select-side pneumatic cylinder 48 moves downward in the figure when MVC / OFF, MVD / ON, and MVE / OFF, and can select 3rd, 4th, or N3 of the main gear, and MVC / ON, MVD / OFF, MVE / When ON, it becomes neutral, and the 1st, 2nd or N2 of the main gear can be selected, and when it is MVC / ON, MVD / OFF, or MVE / OFF, it moves upward in the figure, and the main gear Rev or N1 can be selected.
[0038]
The shift side pneumatic cylinder 49 is neutral when MVA / ON, MVB / ON, and can select N1, N2 or N3 of the main gear, and moves to the left side of the figure when MVA / ON, MVB / OFF. 2nd, 4th or Rev can be selected, and when MVA / OFF or MVB / ON, it moves to the right side of the figure, and 1st or 3rd of the main gear can be selected.
[0039]
The
[0040]
Incidentally, a
[0041]
Next, the contents of the automatic shift control will be described. The
[0042]
Similarly, in the shift down map of FIG. 5, the shift down diagram from the gear stage n + 1 (n is an integer from 1 to 15) to n is a function of the accelerator opening (%) and the output shaft rotation (rpm). It has been decided. On the map, only one point is determined from the current accelerator opening (%) and output shaft rotation (rpm). While the vehicle is decelerating, the rotation of the
[0043]
On the other hand, in manual mode, the driver can freely shift up and down regardless of these maps. In the normal mode, one shift can be achieved by one shift change operation, and in the skip mode, two shifts can be achieved by one shift change operation.
[0044]
The
[0045]
Next, the contents of the sync control will be described.
[0046]
As shown in FIGS. 6 and 7,
[0047]
In the left column of the table of FIG. 7, the words “1st”, “2nd”... “Rev” written at the left end indicate the target main gear stage. In addition, the words “1st”, “2nd”,... In parentheses indicate the target gear stage of the entire transmission that each target main gear stage is responsible for. For example, “1st” (gear M1) of the main gear 18 is assigned to “1st”, “2nd”, “9th”, and “10th”. The words in the parentheses are divided into the first two and the latter two by the low and high of the range gear 19. For example, when the main gear is “1st”, “1st” and “2nd” are range gear low, and “9th” and “10th” are range gear high. Then, in the first two or the latter two, the front and rear are separated by the low and high of the splitter 17. For example, if the main gear is “1st” and the range gear is low, the transmission is “1st” when the splitter is low, and the transmission is “2nd” when the splitter is high. When the main gear is “1st” and the range gear is high, the transmission is “9th” at splitter low, and the transmission is “10th” at splitter high. The same applies to “2nd”, “3rd”, and “4th” of the target main gear stage.
[0048]
In the target main gear stage “Rev”, separation by the range gear 19 is not performed, and separation is performed only by the splitter 17. When the splitter is high, reverse is “high”, and when the splitter is low, reverse is “low”.
[0049]
The right column of the table of FIG. 7 shows a formula for calculating the dog gear rotation (rpm). For example, in the case of the target main gear stage “1st”, the value detected by the counter shaft rotation sensor 26 (counter shaft rotation (rpm)) is set to the gear ratio Z. C1 / Z 1 The value obtained by multiplying is the rotation of the dog gear 36 fixed to the gear M1, that is, the dog gear rotation (rpm). At the target main gear stage “Rev”, the gear ratio C is included in the countershaft rotation (rpm). Rev The value multiplied by (0.45 here) is the dog gear rotation (rpm).
[0050]
On the other hand, the lower part of FIG. 7 shows a calculation formula for the rotation of the
[0051]
In the synchro control, the dog gear rotation and the sleeve rotation are controlled so as to be within a range where gear-in is possible. Specifically, a rotation difference ΔN = (dog gear rotation−sleeve rotation) is calculated, and control is performed to put this value in a gear-in range. In the shift-up, since dog gear rotation> sleeve rotation immediately before normal gear-in, counter shaft brake (hereinafter referred to as CSB) control is performed to reduce dog gear rotation. On the contrary, in the downshift, since the dog gear rotation is less than the sleeve rotation just before the normal gear-in, double clutch control is performed to increase the dog gear rotation.
[0052]
Double clutch control is as follows. As shown in FIG. 1 When there is a shift instruction signal, the clutch is first disengaged and the gear is released. The gear release is the position immediately after the clutch starts to be disengaged, in other words, the position p immediately after entering the half-clutch region. 1 Start with. For engine control, the clutch position is p 1 From that point on, the control shifts to the control based on the pseudo accelerator opening that is away from the actual accelerator opening. At this time, the engine rotation is increased to a rotation (target engine rotation) that is sufficient to accelerate the countershaft and can substantially match the dog gear rotation with the sleeve rotation at the target main gear stage. The rotation is kept constant.
[0053]
After the gear is released, the clutch is momentarily connected, whereby the dog gear rotation is increased to a rotation that allows gear-in. Immediately after this, the clutch is disengaged again and gear-in is executed. The gear-in is a position immediately before the end of clutch disengagement, in other words, a position p immediately before exiting the half-clutch region. 2 Starts from. Immediately after the gear-in is completed, the clutch is reconnected, and when the clutch is completely engaged, the double clutch control is terminated, and the engine and countershaft rotation shifts to the rotation according to the actual accelerator opening.
[0054]
By the way, when the entire transmission is downshifted, both the downshift of the range gear and the double clutch control may be executed. In the table of FIG. 7, the cases are 9th → 7th, 9th → 8th, 10th → 8th. At this time, if the order of these is not properly determined, the overall shift time will be lengthened.
[0055]
That is, the range gear has a relatively large reduction ratio between high and low, and therefore it takes time to shift down even if it has a mechanical synchro mechanism. The double clutch control also takes a relatively long time because the clutch is engaged once during the gear disengagement / gear-in operation and rotated. Therefore, if these operations are performed in order, the overall shift time becomes longer.
[0056]
Therefore, in the present apparatus, when the entire transmission is shifted down accompanied by the range gear downshifting, the range gear downshifting and the double clutch control are simultaneously performed to shorten the entire gear shifting time. This will be described below.
[0057]
In this apparatus, the shift pattern is divided between when the entire transmission is shifted down with a range gear shift down and when it is not. FIG. 9 shows a program for determining this shift pattern. When there is a shift instruction, the
[0058]
10 and 11, there is a time axis from the top to the bottom of the figure, and the items shown side by side indicate that they are performed simultaneously or at the same time. For example, in FIG. 10, step 201 and step 202 are performed simultaneously.
[0059]
Shift A pattern without range gear downshift. As shown in FIG. 10, first, when the main gear shift is present, the routine proceeds to step 201 where the main gear is removed. At this time, if there is also a shift of the splitter, the process proceeds to step 202 to perform gear removal (shift removal) of the splitter. The condition at this time is that the clutch position is p. 1 It is more on the other side. Note that this is indicated by “clutch position> p 1 Is displayed. Of course, when only one of the main gear and the splitter shifts, one of both steps is omitted. There is no case of shifting only with the range gear. This is because, as shown in the table of FIG. 7, seven steps are skipped (ex. 2nd → 10th).
[0060]
Next, steps 203, 204 and 205 are performed simultaneously. In
[0061]
In step 206, synchronization control is executed. The condition here is that the main gear is N and the splitter and the range gear have been shifted. Dog gear rotation-sleeve rotation> M 1 At (set value), that is, when shifting up, counter shaft brake control is performed to reduce the dog gear rotation to near the sleeve rotation. On the other hand, dog gear rotation-sleeve rotation <M 2 If (set value), double clutch control is performed and the dog gear rotation is increased to near the sleeve rotation.
[0062]
When synchronization of the main gear is thus completed, the routine proceeds to step 207 where the main gear is engaged. The conditions here are that the main gear has been selected (step 203), the absolute value of the difference between the target countershaft rotation and the current countershaft rotation is equal to or less than a value α that allows gear-in, and the clutch position> p 2 It is that. Thus, the shift A pattern is completed.
[0063]
Next, the shift B pattern accompanied by the range gear downshift. As shown in FIG. 11, the shift of the main gear is essential here (see FIG. 7), so the routine proceeds to step 302 where the main gear is removed. Conditions are the same as in step 201, clutch position> p 1 It is. At this time, when there is also a shift of the splitter, the gear of the splitter is released at step 301 prior to step 302, and the splitter is geared at step 303 simultaneously with step 302. The execution conditions of steps 301 and 303 are the same as those of
[0064]
Next, steps 304, 305 and 306 are performed simultaneously. In
[0065]
When these steps are completed, the main gear is engaged in step 307 as in
[0066]
In this way, the range gear shift down and the double clutch control, which require a relatively long time, are simultaneously performed here, so that the entire speed change time can be shortened.
[0067]
By the way, in such an automatic transmission device, the dog gear rotation and the sleeve rotation of the target main gear stage are determined from the counter shaft rotation and the output shaft rotation of the transmission, and the synchronized state is judged. However, when the vehicle moves from the brake operating state to the brake non-operating state, the rate of change of the vehicle speed changes relatively abruptly, and accordingly, the output shaft rotation also has an inflection point.
[0068]
FIG. 12 shows how the output shaft rotation changes near the end of the brake. The
[0069]
If this happens, the sleeve rotation cannot be accurately calculated, and if the end of sync is judged based on such an inaccurate value and gear-in is allowed, there is a possibility that the gear will be forced in even though it is not actually in sync. There is a concern about problems such as gear ringing.
[0070]
Therefore, in this apparatus, when the brake is switched from the operating state to the non-operating state, the gear-in of the main gear is prohibited for a certain period of time regardless of whether the synchronization is finished. This control will be described below.
[0071]
FIG. 13 is a flowchart showing the contents of the gear-in prohibition control. This flow is repeatedly executed by the
[0072]
First, the
[0073]
If the brake switch is ON (brake operation), the routine proceeds to step 403 where the flag is turned ON, the timer is cleared at step 404, and gear-in is permitted at step 405. If the brake switch is OFF (brake is not activated), the routine proceeds to step 406, where it is determined whether or not the flag is ON. If the flag is ON, the flag is turned OFF at
[0074]
Let's apply this flow to actual driving conditions. When the brake pedal is depressed by the driver during the synchro control, the brake switch is turned on and steps 402, 403, and 404 are followed. After the flag is turned on and the timer is cleared, gear-in is permitted at step 405. Thus, gear-in is allowed during braking. This is because the change in the vehicle speed change rate (deceleration) is not so much and there is a need for downshifting.
[0075]
These steps are repeated during braking, but when the brake pedal is released and braking is finished, the brake switch is turned off. When this happens, the process proceeds from step 402 to step 406. Since the flag is initially ON, the process proceeds to step 407, where the flag is turned OFF and gear-in is prohibited at step 410. In other words, the gear-in is prohibited immediately after the brake is finished.
[0076]
Since the next time the flag is OFF, the process proceeds from step 406 to step 408. Timer increment is started from here. Since the timer value <t at first, the process proceeds to NO in step 409 and the gear-in prohibition in step 410 is maintained. As this route is repeated, the timer value> t is reached. Then, the process proceeds to step 411, where gear-in permission (prohibition cancellation) is performed. Thus, the gear-in of the main gear is prohibited until the predetermined time t has elapsed.
[0077]
In this way, when the brake is switched from the operating state to the non-operating state, the gear-in of the main gear is forcibly prohibited for a certain period of time. Problems such as gear-in based on inaccurate control and gear noise due to this can be prevented.
[0078]
As mentioned above, embodiment of this invention is not restricted to the above-mentioned thing. For example, each value can be changed naturally.
[0079]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to prevent an inconvenience of preventing a malfunction caused by gearing in the main gear by the synchro control when the brake operation state is switched to the non-operation state.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing a vehicle automatic transmission according to an embodiment.
FIG. 2 is a configuration diagram showing an automatic transmission.
FIG. 3 is a block diagram showing an automatic clutch device.
FIG. 4 is a shift-up map.
FIG. 5 is a shift-down map.
FIG. 6 shows the number of teeth of each gear in the transmission.
FIG. 7 shows calculation formulas for dog gear rotation and sleeve rotation.
FIG. 8 is a time chart showing the contents of double clutch control.
FIG. 9 is a flowchart showing a shift pattern determination program.
FIG. 10 is a flowchart showing the contents of a transmission A pattern.
FIG. 11 is a flowchart showing the contents of a shift B pattern.
FIG. 12 is a diagram showing a state of change in output shaft rotation when the brake is switched from the brake operating state to the non-operating state.
FIG. 13 is a flowchart of gear-in prohibition control according to the present invention.
[Explanation of symbols]
2 Clutch
3 Transmission
6 Engine control unit
9 Transmission control unit
10 Clutch booster
17 Splitter
18 Main gear
19 Range gear
20 Splitter actuator
21 Main actuator
22 Range actuator
26 Countershaft rotation sensor
27 Countershaft brake
28 Output shaft rotation sensor
36 dog gear
43, 44, 45 Main gear sleeve
52 Brake pedal
53a, 53b Brake switch
t Setting time
Claims (2)
上記車両のブレーキの作動状態を検出するためのブレーキ検出手段と、カウンタシャフトブレーキ制御実行中に上記車両のブレーキが作動状態から非作動状態に切り換わったとき、一定時間メインギヤのギヤインを禁止するギヤイン禁止手段とを備え、
該ギヤイン禁止手段によるギヤイン禁止中も上記カウンタシャフトブレーキ制御を実行しておき、ギヤイン禁止解除後に上記メインギヤのギヤインを実行することを特徴とする車両の自動変速装置。Comprising a mechanical synchronizing mechanism transmission containing no main gear and a control unit for controlling the transmission of the speed change device, and an actuator to perform shifting of the transmission based on the signal of the control unit, the main gear gear An automatic transmission for a vehicle that executes countershaft brake control for braking the countershaft during pulling ,
Brake detecting means for detecting an operating state of the brake of the vehicle, and a gear-in for prohibiting the main gear from shifting in for a certain period of time when the vehicle brake is switched from the operating state to the non-operating state during execution of the countershaft brake control. With prohibition means,
An automatic transmission for a vehicle, wherein the countershaft brake control is executed even when the gear-in prohibition by the gear-in prohibition means is performed, and the gear-in of the main gear is executed after the gear-in prohibition is canceled.
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