JP4280537B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式を用いる画像形成部に装備される現像装置においては、トナーと磁性キャリヤからなる2成分現像剤を現像剤担持体上に担持し、現像剤担持体内部の固定磁極によって磁気ブラシを形成させて現像を行う現像装置が知られている。この現像装置では、ドクターブレード等の現像剤規制部材で現像剤の層厚を規制した後、現像剤担持体上に担持された現像剤を現像剤担持体の表面移動により、潜像担持体と対向する現像領域まで搬送する。その際、現像剤は遠心力あるいは現像装置内の気流の影響を受け、キャリヤの飛散あるいはトナーの飛散(以下、「現像剤の飛散」という。)を引き起こす。これらの対策として、現像剤規制部材の規制位置通過後の現像剤層を覆うように現像剤飛散防止部材が取りつけられるのが一般的である。このような現像装置としては、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されたものがある。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−278287号公報
【特許文献2】
特開2002−287503号公報
【0005】
ところが、上記特許文献1や上記特許文献2に開示の従来の現像装置では、現像剤飛散防止部材としての現像剤飛散防止シートの現像剤担持体に対向する面に飛散した現像剤(主にトナー)が付着し、その面にトナー溜まりが発生する。このようなトナー溜まりが発生すると、なんらかの衝撃が加わることで、トナーの塊が落下し、上記特許文献1に開示されているような種々の不具合が生じる。
【0006】
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、現像剤飛散防止シートの現像剤担持体に対向する面にトナー溜まりが生じたり、このナーの塊が落下したりすることを抑制できる画像形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、画像形成装置であって、表面移動する潜像担持体と、現像ケーシングの開口から一部が露出した状態で該潜像担持体表面に対向配置される現像剤担持体を、その表面上に現像剤を担持させて表面移動させ、該潜像担持体表面上に形成された静電潜像に、該現像剤担持体表面上の現像剤中のトナーを付着させることにより現像する現像装置と、該現像剤担持体表面に担持され移動する現像剤の量を規制する規制部材と、該潜像担持体表面と該現像剤担持体表面とが対向する現像領域における該潜像担持体の表面移動方向上流側で、該現像ケーシングの開口縁部に一端が固定された現像剤飛散防止シートと、該規制部材との対向領域を通過して該現像領域に搬送されるまでの現像剤と対向する該現像ケーシングの内壁部分に一端が固定され、該搬送されている現像剤の少なくとも一部が接触するようにされている現像剤溜り防止シートとを備え、該現像剤飛散防止シートを撓ませた状態にして、その他端を該潜像担持体表面に接触させて、該開口縁部と該潜像担持体表面との隙間が塞がれていると共に、該現像剤溜り防止シートにおける現像領域側の端部を該現像剤飛散防止シートの現像領域側の端部よりも現像領域側に近接する位置に位置さしめ、該現像剤飛散防止シートの現像領域側の端部を該現像剤溜り防止シートに接触させることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記現像剤飛散防止部材として、厚さが0.05mm以上0.15mm以下であるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、上記トナー溜まり防止部材として、厚さが0.05mm以上0.15mm以下であるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2又は3の画像形成装置において、上記現像剤として、トナーと磁性キャリアとからなる2成分現像剤を用い、上記現像装置は、上記現像剤担持体の内部に固定配置された磁界発生手段によって発生する磁界により、現像領域における現像剤を上記潜像担持体表面に接触するように穂立ちさせて現像を行うものであり、上記現像剤飛散防止部材、又は、該現像剤飛散防止部材及び上記トナー溜まり防止部材を、その現像領域側の端部が現像領域で穂立ちする現像剤に接触しない位置に位置決めされるように配置したことを特徴とするものである。
【0008】
上記請求項1乃至4の画像形成装置は、現像領域における潜像担持体表面移動方向上流側における現像ケーシングの開口縁部と潜像担持体表面との隙間が現像剤飛散防止シートにより塞がれている。この現像剤飛散防止シートは、現像ケーシングの開口縁部に一端が固定されており、撓んだ状態で、その他端が潜像担持体表面に接触している。
そして、本画像形成装置では、規制部材との対向領域を通過して該現像領域に搬送されるまでの現像剤と対向する該現像ケーシングの内壁部分に一端が固定され、該搬送されている現像剤の少なくとも一部が接触するようにされている現像剤溜り防止シートとを備えるので、現像剤飛散防止シートの現像剤担持体に対向する面に飛散した現像剤(主にトナー)が付着し、その面にトナー溜まりが発生するのが抑制される。その結果、上述したように、トナーの塊が落下し、上記特許文献1に開示されているような種々の不具合が生じるのを抑制することができる。また、現像剤飛散防止シートに変わって現像剤溜まり防止シートにトナー溜まりが発生したとしても、この現像剤溜まり防止シートは現像剤担持体上の現像剤によって擦られるため、現像剤溜まり防止シートにトナー溜まりが発生するのが抑制される。
更に、現像剤溜り防止シートにおける現像領域側の端部を該現像剤飛散防止シートの現像領域側の端部よりも現像領域側に近接する位置に位置決めるので、上述した現像剤飛散防止シートにトナー溜まりが発生するのを有効に防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、画像形成装置である電子写真方式の複写機に適用した一実施形態について説明する。本実施形態の複写機は、モノクロ画像を形成する複写機であるが、カラー画像を形成する画像形成装置でも同様である。
図2は、本実施形態に係る複写機を示す概略構成図である。
この複写機100は、主に、スキャナ部20と、複写機本体30と、給紙部40とから構成されている。複写機本体30には、潜像担持体としての感光体ドラム1、帯電手段としての帯電装置2、潜像形成手段としての露光装置3、現像手段としての現像装置4、転写手段としての転写装置6、定着手段としての定着装置7、クリーニング手段としてのクリーニング装置8等が配置されている。
【0010】
図3は、感光体ドラム1の周辺の概略構成を示す拡大図である。
感光体ドラム1は、光導電性を有するアモルファスシリコン、アモルファスセレン等の非晶質金属、ビスアゾ顔料、フタロシアニン顔料等の有機化合物を用いた感光層を表面に備えている。環境及び使用後の後処理を考慮すると、感光層が有機化合物から構成されたものを用いるのが好ましい。
【0011】
帯電装置2は、図3に示すように、芯金の外周に少なくとも弾性層を設けてなる帯電ローラ2aと、帯電ローラ2aに接続される図示しない電源を備えている。帯電装置2は、帯電ローラ2aに高電圧を印加し、帯電ローラ2aと感光体ドラム1との間に所定の電圧を印加する。これにより、帯電ローラ2aと感光体ドラム1との間でコロナ放電が発生し、感光体ドラム1の表面は一様に帯電される。また、本実施形態の帯電装置2には、導電性ブラシ部材としてのブラシローラ2bが、帯電ローラ2aの表面に当接するように設けられている。このブラシローラ2bは、帯電ローラ2aの表面に付着した異物をクリーニングするものである。ブラシローラ2bの詳細については後述する。
【0012】
露光装置3は、上記スキャナ部20で読み取った原稿の画像データや、図示しないパーソナルコンピュータ等の外部装置から送られた画像データに基づき、ポリゴンモータでレーザー光3aをスキャンさせる。これにより、レーザー光3aは、ミラーを通して感光体ドラム1の表面に照射され、レーザー光3aの照射を受けた感光体ドラム1の表面が静電潜像を構成する。このようにして、感光体ドラム1の表面には、静電潜像が形成される。
【0013】
図4は、現像装置4を示す概略構成図である。
現像装置4は、主に、トナー及び磁性キャリアからなる2成分現像剤(以下、単に「現像剤」という。)を担持する現像剤担持体としての現像ローラ41と、現像剤を内部に収容する現像ケーシング42とから構成されている。現像ケーシング42は、感光体ドラム1の表面と対向する位置が開口しており、その開口から現像ローラ41の一部が露出している。現像ローラ41は、その開口から露出した表面部分が感光体ドラム1の表面と微小間隔をあくように配置されている。この現像ローラ41は、導電性かつ非磁性の材料から形成された円筒状の現像スリーブ43と、その現像スリーブ内部に固定配置されるマグネットロール44とから構成されている。現像スリーブ43が回転駆動されると、現像スリーブ43は、マグネットロール44に対して相対移動し、感光体ドラム1の表面移動方向に対して連れ回り方向に回転する。また、現像スリーブ43には、現像バイアスを印加するための図示しない電源が接続されている。現像スリーブ43に現像バイアスが印加されると、現像ローラ41の表面と感光体ドラム1の表面とが対向する現像領域に、現像電界が形成される。この現像電界により、現像ローラ41の表面に担持された現像剤中のトナーが、感光体ドラム1の表面に形成された静電潜像に付着し、現像が行われる。この現像時において、現像領域では、現像ローラ41上の現像剤中の磁性キャリアがマグネットロール44により形成される磁界の作用により穂立ちした状態となって感光体ドラム1の表面に接触する。
【0014】
また、現像装置4には、現像ローラ41の表面に担持されて現像領域に搬送される現像剤量を規制する現像剤規制部材としてのドクターブレード45や、現像ケーシング42内の現像剤を撹拌搬送するスクリュー46なども設けられている。また、現像装置4には、現像剤飛散防止部材としての入口シール47,48も設けられているが、その詳細については後述する。
【0015】
転写装置6は、図3に示すように、転写ベルト6aと転写バイアスローラ6bとテンションローラ6cから構成されている。転写バイアスローラ6bは、鉄、アルミ、ステンレス等の芯金表面に弾性層を設けて構成される。転写バイアスローラ6bは、記録材としての記録紙を感光体ドラム1に密着させるために、図示しない付勢手段により感光体ドラム1側に適切な圧力が加えられている。転写ベルト6aは、基材として耐熱性の材料を種々選択して構成することができ、例えばシームレスのポリイミドフィルムで構成することができる。その外側には、フッ素樹脂層を設ける構成としてもよい。また、必要に応じてポリイミドフィルムの上にシリコーンゴム層を設け、その上にフッ素樹脂層を設ける構成としてもよい。転写ベルト6aの内側には、転写ベルト6aを駆動及び張架するためにテンションローラ6cが設けられている。
【0016】
定着装置7は、ハロゲンランプ等の加熱手段であるヒータを有する定着ローラと、これに圧接された加圧ローラとを備えている。定着ローラは、芯金表面にシリコーンゴム等の弾性層を100〜500μm、好ましくは400μmの厚みに設け、更にトナーの粘性による付着を防止する目的で、フッ素樹脂等の離型性の良い樹脂表層が形成されている。樹脂表層は、PFAチューブ等で構成され、その厚みは機械的劣化を考慮して10〜50μm程度とするが好ましい。定着ローラの外周面には、温度検知手段が設けられ、定着ローラの表面温度を約160〜200℃の範囲の中で、ほぼ一定に保つようにヒータが制御される。加圧ローラは、芯金表面にテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のようなオフセット防止層が被覆されている。定着ローラと同様に、芯金表面にシリコーンゴム等の弾性層を設けてもよい。
【0017】
クリーニング装置8は、主に、クリーニングブレード8a、クリーニングブレード8aにより掻き取ったトナーを回収するトナー回収羽根8d、そのトナーを搬送する回収コイル8cとを備えている。更に、図示されないトナー回収ボックスを備える。クリーニングブレード8aは、金属、樹脂、ゴム等の材質からなるが、フッ素ゴム、シリコーンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ウレタンゴム等のゴムが好ましく用いられ、この中でも特にウレタンゴムが好ましい。クリーニングブレード8aは、転写工程後の感光体ドラム1上に残留するトナーや紙粉等を除去する。
【0018】
次に、上記帯電装置2に設けられた導電性のブラシローラ2bについて説明する。
図5は、ブラシローラ2bの周辺の概略構成を示す拡大図である。
ブラシローラ2bは、帯電ローラ2aの鉛直方向上面部分に当接しており、その芯軸の両端部が軸受部材11に設けられたガイドスロット12に摺動自在に嵌合している。これにより、ブラシローラ2bは、自重により、そのブラシ部分が帯電ローラ2aの表面に当接する。このような構成により、ブラシローラ2bのブラシ部分が帯電ローラ2aの表面に過度に強く当たることがなく、帯電ローラ2aの表面の摩耗を抑えることができる。また、芯軸の両端部はガイドスロット12に回転自在に嵌合しているので、ブラシローラ2bは、図中矢印で示す帯電ローラ2aの回転方向に対して連れ回り回転する。このように、ブラシローラ2bを帯電ローラ2aの回転に連れ回りさせることにより、ブラシローラ2bには駆動装置が不要となり、構成を簡素化できる。
【0019】
ブラシローラ2bのブラシは、導電性が付与された種々の繊維から構成でき、本実施形態では、そのブラシの太さが1デニール以上20デニール以下であり、ブラシの長さが0.3mm以上2.5mm以下となっている。また、ブラシ密度は、7000本/cm2以上46000本/cm2以下の範囲となっている。ブラシの太さが1デニールよりも小さいと、ブラシが細すぎて、帯電ローラ2aの表面に当接したときに毛倒れを起こしやすくなる。逆に、ブラシの太さが20デニールよりも大きいと、ブラシが太すぎて、上述したブラシ密度の範囲内のように高いブラシ密度のブラシローラを形成することができなくなる。ブラシ密度が7000本/cm2よりも小さいと、帯電ローラ2aの表面に当接するブラシの本数が少なくなるため、効率的なクリーニングが困難となり、十分なクリーニング性能を発揮することができない。逆に、ブラシ密度が46000本/cm2よりも大きいと、ブラシ密度が高すぎて、ブラシ間のスペースが少なくなり、帯電ローラ2aの表面から回収したトナーや紙粉等の異物を十分に収容できなくなる。また、ブラシの長さが0.3mmよりも短い場合も、異物を十分に収容できなくなる。逆に、ブラシの長さが2.5mmよりも長いと、帯電ローラ2aの表面に当接したときに毛倒れを起こしやすくなる。
以上より、ブラシローラのブラシの太さ、ブラシの長さ及びブラシの密度を、上述した範囲内とすれば、ブラシの毛倒れを抑制でき、効率的なクリーニングが可能で、かつ、トナーを十分に収容できる。より好ましい範囲としては、ブラシの太さが1.5デニール以上2.5デニール以下、ブラシの長さが1.0mm以上2.0mm以下、ブラシの密度が25000本/cm2以上27000本/cm2以下である。
【0020】
また、導電性ブラシローラ2bは、帯電ローラ2aに帯電バイアスが印加されたとき、帯電ローラ2aの表面電位と同電位になる。帯電ローラ2aの表面に付着する異物は、帯電ローラ2aに対して静電気的に引き合う電荷、すなわち、帯電バイアスの極性とは逆極性を帯びたものである。具体的には、転写されずに感光体ドラム1上に残留する逆帯電トナーや、転写時に感光体ドラム1に付着した紙粉などである。本実施形態のように、ブラシローラ2bを帯電ローラ2aと同電位にすることで、ブラシローラ2bの機械的な除去作用に加え、静電気的な作用も働いて、帯電ローラ2aの表面に付着した異物をブラシローラ2bに移行させることができる。よって、クリーニング性能が向上し、効率的なクリーニングが可能となる。なお、ブラシローラ2bに帯電ローラ2aの表面電位と同電位を持たせるためには、ブラシローラ2bの電気抵抗値を101Ω以上108Ω以下の範囲内とするのが好ましい。
【0021】
次に、現像装置4に設けられる入口シール47,48について説明する。
現像剤の飛散は、主に、現像領域における現像ローラ41の表面移動方向上流側で現像剤が穂立ちする箇所で発生する。この穂立ち箇所では、現像剤の穂が寝た状態から立つ状態に移行する際に、その遠心力とマグネットロール44が発生させる磁界の磁気的拘束力とのバランスが崩れるため、現像剤の飛散が起こりやすい。そのため、本実施形態では、この箇所で飛散した現像剤が機内に流出しないように、2つの入口シール47,48を設けている。これらの入口シール47,48は、ポリウレタン(PUR)やポリエチレンテレフタラート(PET)などから形成された弾性シートで構成することができる。この入口シール47,48は、図4に示したように、現像領域における感光体ドラム1の表面移動方向上流側で、現像ケーシング42の開口縁部42aに一端がそれぞれ固定されている。2つの入口シールのうちの第1入口シール47は、現像剤飛散防止部材として機能し、その先端が感光体ドラム1の表面に接触するように配置されている。これにより、現像ケーシング42の開口縁部42aと感光体ドラム1の表面との隙間が塞がれる。
【0022】
なお、上記特許文献1や上記特許文献2に開示の従来の現像装置では、この入口シールは、第1入口シール47だけ設けられており、第2入口シール48は設けられていない。このような構成では、第1入口シール47の現像ローラ41に対向する面に飛散した現像剤(主にトナー)が付着し、その面にトナー溜まりが発生する。このようなトナー溜まりが発生すると、なんらかの衝撃が加わることで、トナーの塊が落下し、上記特許文献1に開示されているような種々の不具合が生じる。そこで、本実施形態では、2つの入口シールのうちの第2入口シール48を、トナー溜まり防止部材として設けている。この第2入口シール48は、ドクターブレード45との対向領域を通過して現像領域に搬送されるまでの現像剤と対向する現像ケーシング42の内壁部分から、感光体ドラム1の表面付近まで延びている。そして、この第2入口シール48は、ドクターブレード45との対向領域を通過した現像ローラ41上の現像剤が、現像領域へ搬送されるまでの間に、その第2入口シール48の少なくとも一部と接触するように配置されている。これにより、現像ローラ41の表面移動により現像領域に向かって搬送される現像剤が、第2入口シール48を擦るようにして移動するため、仮に飛散した現像剤が第2入口シール48の面に付着したとしても、その付着した現像剤は現像ローラ41により搬送される現像剤によって擦られて回収される。したがって、このような第2入口シール48を設けることで、現像剤に対向する第1入口シール47の面にトナー溜まりが生じず、また、トナーの塊が落下することによる上記不具合も抑制できる。
【0023】
図1は、現像領域の拡大図である。
第1入口シール47は、図示のように、撓んだ状態で、その先端部分の面が感光体ドラム1の表面に接触している。また、第2入口シール48は、その先端が第1入口シール47の先端位置よりも僅かに現像領域に近い位置に位置決めされている。なお、第2入口シール48の先端が第1入口シール47の先端よりも現像領域から遠い位置にあると、経時使用により、図6に示すように、現像ローラ41の表面に対向する第1入口シール47の面に僅かながら紙粉やトナーの溜まりが生じる。そのため、第2入口シール48の先端が、第1入口シール47の先端と同位置、又は、第1入口シール47の先端よりも現像領域側に近接する位置に位置決めされるように、第2入口シール48を配置するのが、上記不具合を効果的に抑制する観点からすれば望ましい。しかし、図7に示すように、第2入口シール48の先端が現像領域内まで入ってしまうように位置決めされると、現像領域で穂立ちする現像剤の穂の状態を崩してしまい、適正な現像の妨げになる。さらには、入口シール47,48で拘束されていた現像剤が、入口シール47,48の端部で急激に開放され、これと同時に磁気ブラシの形成が行われることになり、現像剤の挙動が不安定になる。そのため、現像剤が飛散しやすくなってしまう。
【0024】
本発明者の実験によると、第2入口シール48の先端が第1入口シール47の先端よりも現像領域側に近接する部分の長さは2mm以下に設定するのが好ましいことが判明した。このように設定すれば、トナー溜まりが生じることがなく、かつ、適正な現像が妨げられることもない。なお、このときの実験条件は、現像ギャップGpが0.4mm、現像剤汲み上げ量ρが90mg/cm2、トナー粒径が6.5μm、キャリヤ粒径が50μm、感光体ドラム1の線速Vsが330mm/sec、感光体ドラムの径φが100mm、感光体ドラム1に対する現像ローラ41の線速比が2.0、現像ローラ41の径φが25mmである。なお、現像ローラ41の線速が250mm/secまでであれば、現像領域近傍で現像剤の飛散は発生しないことが確認されたが、それ以上線速を速くすると、現像剤の飛散が発生し、第1入口シール47が必要になる。
【0025】
ここで、本発明者は、上述した複写機を用いて多数の画像形成を行う実験をしたところ、経時使用により画質が劣化することを確認した。そして、本発明者らの研究の結果、上述したように、ブラシローラ2bから抜け落ちた導電性のブラシが上記第1入口シール47と感光体ドラム1の表面との間の当接部分に挟まった状態で留まることが原因であることを突き止めた。すなわち、この当接部分に導電性のブラシが挟まることで、そのブラシが感光体ドラム1の表面の電位状態を崩し、静電潜像が乱れることが原因であった。
【0026】
そこで、本実施形態では、第1入口シール47の先端と感光体ドラム1の表面との間の当接圧を、ブラシローラ2bから抜けたブラシが感光体ドラム1の表面移動によりその当接部分を通過可能な圧力に設定している。そして、本実施形態では、このような圧力設定を行うために、第1入口シール47と第2入口シール48の厚さY1,Y2を、ともに0.05mm以上0.15mm以下としている。第1入口シール47が厚さY1が0.05mm未満であると、第1入口シール47が感光体ドラム1との摩耗により経時使用に耐えることができない。また、第2入口シール48が厚さY2が0.05mm未満であると、第2入口シール48が現像ローラ41により搬送される現像剤との摩耗により経時使用に耐えることができない。一方、第1入口シール47及び第2入口シール48が厚さY1,Y2が0.15mmよりも大きいと、コシが強すぎて、感光体ドラム表面に対する当接圧が高すぎ、抜け落ちたブラシがその当接部分を通過することができず、その当接部分に留まってしまう。
【0027】
この効果を確認するため、各入口シール47,48の厚さY1,Y2を変化させて画像形成を行ったときの画像評価を行う実験を行った。この実験では、ブラシローラ2bから1/4周分だけブラシを切り取り、これを新品のブラシローラ2b上に付着させた複写機を用い、500枚のコピーを行ったうち、異常画像が発生した枚数をカウントした。その結果は、下記の表1に示すとおりである。
【表1】
【0028】
上記実験の結果、各入口シール47,48の厚さを薄くすることで、異常画像の発生枚数が少なくなることが確認された。また、本実験では、各入口シール47,48をともに薄くするのが最も異常画像の発生を抑制できることが確認された。
【0029】
以上、本実施形態に係る複写機は、表面移動する潜像担持体としての感光体ドラム1と、感光体ドラム表面に接触又は近接してこれを一様に帯電する一様帯電部材としての帯電ローラ2aとを備えている。また、現像ケーシング42の開口から一部が露出した状態で感光体ドラム表面に対向配置される現像剤担持体としての現像ローラ41を、その表面上に現像剤を担持させて表面移動させ、帯電ローラ2aにより帯電された感光体ドラム表面上に形成された静電潜像に、現像ローラ表面上の現像剤中のトナーを付着させることにより現像する現像装置4も備えている。また、帯電ローラ2aの表面に付着した異物を除去するための導電性ブラシ部材としてのブラシローラ2bも備えている。また、本複写機は、感光体ドラム表面と現像ローラ表面とが対向する現像領域における感光体ドラム1の表面移動方向上流側で、現像ケーシング42の開口縁部に一端が固定された現像剤飛散防止部材としての第1入口シール47を撓ませた状態にして、その他端を感光体ドラム表面に接触させて、その開口縁部と感光体ドラム表面との隙間が塞がれている。そして、本複写機においては、第1入口シール47の他端と感光体ドラム表面とが当接する当接部分の当接圧を、ブラシローラ2bから抜けたブラシが感光体ドラム1の表面移動によりその当接部分を通過可能な圧力に設定している。これにより、ブラシローラ2bから抜けたブラシは、その当接部分をすり抜けることができ、その当接部分に挟まって留まってしまう事態が抑制される。その結果、ブラシローラ2bから抜けたブラシによって感光体ドラム1上の静電潜像が乱されることが抑制され、画質劣化を抑制できる。
また、本実施形態では、第1入口シール47として、厚さが0.05mm以上0.15mm以下であるものを用いている。これにより、上記実験においても確認したように、ブラシローラ2bから抜けたブラシが当接部分をすり抜けることができるような当接圧を簡単な構成で実現することが可能となる。
また、本実施形態では、第1入口シール47と現像ローラ41との間にトナー溜まり防止部材としての第2入口シール48が設けられている。そして、現像ローラ表面に担持された現像剤が、現像ローラ41の表面移動により現像領域へ搬送されるまでに、第2入口シール48の少なくとも一部と接触するよう、第2入口シール48が配置されている。これにより、第1入口シール47の現像ローラ41に対向する面に飛散した現像剤(主にトナー)が付着し、その面にトナー溜まりが発生するのが抑制される。その結果、上述したように、トナーの塊が落下し、上記特許文献1に開示されているような種々の不具合が生じるのを抑制することができる。また、第1入口シール47に変わって第2入口シール48にトナー溜まりが発生したとしても、この第2入口シール48は現像ローラ41上の現像剤によって擦られるため、第2入口シール48にトナー溜まりが発生するのが抑制される。
また、本実施形態では、第2入口シール48として、厚さが0.05mm以上0.15mm以下であるものを用いている。これにより、上記実験においても確認したように、ブラシローラ2bから抜けたブラシが当接部分をすり抜けることができるような当接圧を簡単な構成で実現することが可能となる。
また、本実施形態では、第2入口シール48における現像領域側の端部が、第1入口シール47における現像領域側の端部と同位置、又は、その端部よりも現像領域側に近接する位置に位置決めされるように、第2入口シール48が配置されている。これにより、上述したように、第1入口シール47にトナー溜まりが発生するのを有効に防止できるとともに、適正な現像を妨げることもない。
また、本実施形態では、現像剤として、トナーと磁性キャリアとからなる2成分現像剤を用いている。また、現像装置4は、現像ローラ41の内部に固定配置された磁界発生手段としてのマグネットロール44によって発生する磁界により、現像領域における現像剤を感光体ドラム表面に接触するように穂立ちさせて現像を行うものである。そして、第1入口シール47及び第2入口シール48を、その現像領域側の端部が現像領域で穂立ちする現像剤に接触しない位置に位置決めされるように配置している。これにより、上述したように、入口シール47,48の端部で現像剤が急激に開放されることがなくなり、現像剤の飛散を抑制できる。
また、本実施形態では、ブラシローラ2bとして、ブラシの太さが1デニール以上20デニール以下であり、ブラシの長さが0.3mm以上2.5mm以下であり、ブラシの密度が7000本/cm2以上46000本/cm2以下であるものを用いている。これにより、上述したように、ブラシの毛倒れを抑制でき、効率的なクリーニングが可能で、かつ、トナーを十分に収容できる。
【0030】
尚、本実施形態において説明してきた本発明は、複写機本体30に対して着脱自在に構成され、かつ、少なくとも感光体ドラム1と、帯電装置2と、現像装置4とを含む一体構造のプロセスカートリッジにも適用することができる。
【0031】
【発明の効果】
請求項1乃至4の発明によれば、現像剤飛散防止シートの現像剤担持体に対向する面にトナー溜まりが生じたり、このナーの塊が落下したりすることを抑制できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る複写機における現像領域の拡大図。
【図2】同複写機を示す概略構成図。
【図3】同複写機に設けられる感光体ドラム周辺の概略構成を示す拡大図。
【図4】同複写機に設けられる現像装置を示す概略構成図。
【図5】同複写機の帯電装置に設けられるブラシローラ周辺の概略構成を示す拡大図。
【図6】第2入口シールの先端が第1入口シールの先端よりも現像領域から遠い位置にある例を示す説明図。
【図7】第2入口シールの先端が現像領域内まで入っている例を示す説明図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
2 帯電装置
2a 帯電ローラ
2b ブラシローラ
4 現像装置
20 スキャナ部
30 複写機本体
40 給紙部
41 現像ローラ
42 現像ケーシング
42a 開口縁部
43 現像スリーブ
44 マグネットロール
45 ドクターブレード
47 第1入口シール
48 第2入口シール
100 複写機
Claims (4)
- 表面移動する潜像担持体と、
現像ケーシングの開口から一部が露出した状態で該潜像担持体表面に対向配置される現像剤担持体を、その表面上に現像剤を担持させて表面移動させ、該潜像担持体表面上に形成された静電潜像に、該現像剤担持体表面上の現像剤中のトナーを付着させることにより現像する現像装置と、
該現像剤担持体表面に担持され移動する現像剤の量を規制する規制部材と、
該潜像担持体表面と該現像剤担持体表面とが対向する現像領域における該潜像担持体の表面移動方向上流側で、該現像ケーシングの開口縁部に一端が固定された現像剤飛散防止シートと、
該規制部材との対向領域を通過して該現像領域に搬送されるまでの現像剤と対向する該現像ケーシングの内壁部分に一端が固定され、該搬送されている現像剤の少なくとも一部が接触するようにされている現像剤溜り防止シートとを備え、
該現像剤飛散防止シートを撓ませた状態にして、その他端を該潜像担持体表面に接触させて、該開口縁部と該潜像担持体表面との隙間が塞がれていると共に、
該現像剤溜り防止シートにおける現像領域側の端部を該現像剤飛散防止シートの現像領域側の端部よりも現像領域側に近接する位置に位置せしめ、該現像剤飛散防止シートの現像領域側の端部を該現像剤溜り防止シートに接触させることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、
上記現像剤飛散防止部材として、厚さが0.05mm以上0.15mm以下であるものを用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2の画像形成装置において、
上記トナー溜まり防止部材として、厚さが0.05mm以上0.15mm以下であるものを用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1、2又は3の画像形成装置において、
上記現像剤として、トナーと磁性キャリアとからなる2成分現像剤を用い、
上記現像装置は、上記現像剤担持体の内部に固定配置された磁界発生手段によって発生する磁界により、現像領域における現像剤を上記潜像担持体表面に接触するように穂立ちさせて現像を行うものであり、
上記現像剤飛散防止部材、又は、該現像剤飛散防止部材及び上記トナー溜まり防止部材を、その現像領域側の端部が現像領域で穂立ちする現像剤に接触しない位置に位置決めされるように配置したことを特徴とする画像形成装置。
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