JP4278095B2 - 超音波放射体、超音波放射ユニット、超音波放射装置、及びこれを用いた超音波処理装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、攪拌槽内の槽内壁に、超音波発振子が取り付けられ、超音波が槽中心に向けて発信されるものが反応装置が記載されている。
また、特許文献2には、有底円筒状の反応槽の中心に、超音波エネルギーを放射する円柱状または円筒状の放射体を配置し、放射体の側面、又は他端及び側面が放射面として反応槽内に超音波を放射する反応装置が記載されている。
さらに、放射体として、直径がλ/3〜λ/4の円柱状放射体あるいは円筒状放射体を用ている。この程度の細い径を持つ円柱などでは、長さをnλ/2となるように調整すると、共振による軸線方向の振動は励起され、軸線方向に大きく振動させることができる。従って、この円柱の先端方向へは強い超音波が放射できる。しかし、この円柱は、径が細いため、径方向には共振しておらず、径方向の振動は励起されにくい。具体的には、径方向には、縦振動による伸縮に伴い、ポアソン比に従って、径方向に伸縮する振動が現れるだけである。従って、この放射体を用いても、径方向(側面方向)への超音波振動の強度はさほど大きくできない。
しかしながら、このようにしても、十分に大きな径方向の振動を得ることができないことが判ってきた。このような太くて長い円柱を振動させた場合、軸線方向振動と径方向振動が互いに影響し合うため、径方向振動は、放射体(円柱)の軸線方向について、径方向振動が大きい部分と小さい部分とが交互に並び、しかも、隣り合う径方向振動の大きい部分同士の振動は逆相になる。このため、互いの径方向振動を阻害するためであると考えられる。
また、このようにすると、先端面より先端側、基端面より基端側、及び径方向には超音波放射できても、斜め基端側や斜め先端側には超音波を放射できないため、超音波の音場はやはり不均一になる。
このように、軸線方向にも共振させているため、軸線方向寸法として適切な値を選択すれば、径小放射部と径大放射部とを交互に幾つも形成することで、軸線方向に長い超音波放射体を形成することができる。従って、軸線方向に広い範囲に亘って、超音波を放射することができる。
一方、各々の径大放射部では、径方向に一次共振するから、径方向に大きな振動を得ることができ、各径大放射部から径方向に強力な超音波を放射することができる。
つまり、この超音波放射体では、放射部は、径小放射部と径大放射部とが交互に並んでいるから、径大放射部を設けた数だけ、軸線方向に超音波を径方向に放射する部位を作ることができ、径方向の大きな振幅を、軸線方向に長い範囲に渡って得ることができる。
しかも、本発明の超音波放射体では、縮径放射部において、その表面が軸線方向にも径方向にも斜交する。しかも、放射部では、ある周波数で、軸線方向には径小放射部を腹とする共振が生じ、径方向には、径大放射部で一次共振する。このため、径大放射部に隣接する縮径放射部でもその表面が振動するから、この縮径放射部からも超音波が放射される。しかもその方向は、軸線方向及び径方向に斜交する方向、即ち、斜め基端方向(径方向より基端側に傾いた方向)、あるいは、斜め先端方向(径方向より先端側に傾いた方向)となる。このため、斜め方向に放射される超音波により、容器内などに放射体から放射される超音波で形成される音場の強度を均一になしやすい。
なお、処理槽の形状や欲する超音波の音場分布等に応じて、縮径放射部の位置や数等を変更するとよい。
さらに、上下の一部を除去した一部切り欠き球同士が、切り欠き部分で接して、あるいは円板状の緩衝部を介して上下に繋がる形状も挙げられる。この形態の超音波放射体では、一部切り欠き球がそれぞれその径が伸縮する呼吸振動を生ずる。なお、この形態の超音波放射体の場合には、径大放射部と径小放射部との境界が明確ではないが、一部切り欠き球のうち、径方向に球の直径とほぼ同程度の寸法を備えている部分が径大放射部であり、一部切り欠き球のうちそれより基端側あるいは先端側の球部分を、あるいはこれに加えて緩衝部を径小放射部と考えればよい。
なお、縮径放射部における傾斜面の面積をある程度確保するため、縮径放射部のうち径大放射部から最も離れた部分における径方向寸法を、径大放射部の径方向寸法の60%以下とすると良い。
また、縮径放射部を複数備える場合には、処理槽の形状や欲する超音波の音場分布に応じて、各縮径放射部を互いに同じ形状(または対称な形状)とすることも、互いに異なる形状とすることもできる。
λz=(E/ρ)1/2/fr … (1)
各々の前記径小放射部における最も小さな径方向寸法を、λz/2.6以下としてなる超音波放射体とすると良い。
しかるに、棒の径が大きくなると、縦振動のみならず、これをに直交する径方向振動(径方向伸縮波)が励起されるようになり、これらの波が相互に結合、影響し合うようになる。
ても、耐久性、信頼性が良好である。
しかも、互いに連結する連結部分が径小放射部に位置する形態とした放射ユニットを用いている。前述したように、径小放射部では、径小であるため、主として軸線方向の振動が励起される。このため、この径小放射部が放射ユニット同士の連結部分となるように、放射ユニットを形成することで、一方の放射ユニットから他方の放射ユニットへの超音波エネルギーの伝送が、主として縦振動(軸線方向振動)の伝送によって行われ、効率よく超音波エネルギーを伝送することができる。
また、放射ユニット同士の連結は、互いに強固に連結でき、超音波振動を適切に伝送できる手法であれば、いずれの手法でも良い。例えば、互いの連結面にネジ孔を穿設し、連結面同士を突き合わせて、両方のネジ孔に跨るように埋め込んで配置したボルトで締結する手法が挙げられる。また、一方の放射ユニットを他方の放射ユニットにネジ止めする手法を取ることもできる。
あるいは、少なくとも前記軸線方向の端部に、同種または異種の他の放射ユニットまたは超音波放射源を連結可能とする連結構造を有し、上記他の放射ユニットと連結することにより、請求項7に記載の超音波放射体の一部をなす放射ユニットとするのが好ましい。
なお、超音波振動源としては、ボルト締めランジュバン型超音波振動子など公知の超音波振動子や、超音波振動子とこれに接続され超音波エネルギーを伝送するための超音波伝
送体とからなるものなどが挙げられる。また、複数の超音波振動子とこれらの振動エネルギーを集積して伝送するためのパワー合成装置とからなる超音波振動源も含まれる。
また、超音波処理としては、被処理物に対して超音波を照射することによって、所望の変化を被処理物に与えられる処理で有ればいずれの処理をも含む。例えば、超音波の照射による、乳化、分散、破砕、脱泡、化学反応の促進、汚泥の水処理、燃料改質、被洗浄物の洗浄などが挙げられる。
23を有している。また、最も基端側(図1(b)中上方)の径大放射部21の基端側、径大放射部21と22,22と23との間、及び最も先端側(図1(b)中下方)の径大放射部23の先端側に、それぞれ、径大放射部よりも径小の径小放射部11,12,13,14を有している。
一方、径小放射部11は、基端面10B(11B:直径D1)を上底面とし、基端側(図中上方)ほど径方向に縮径する円錐台形状の縮径放射部11をなしている。また、先端放射部14も、先端面10T(14T:直径D4)を上底面とし、先端側(図中下方)ほど径方向に縮径する円錐台形状の縮径放射部14をなしている。また、径小放射部12は、このうち軸線方向中央の仮想最小径面10K1(直径D2)をそれぞれの上底面とし、この仮想最小径面10K1に近づくほど径方向に縮径するように配置された2つの円錐台形状の縮径放射部12A,12Bからなる。さらに、径小放射部13も、このうち軸
線方向中央の仮想最小径面10K2(直径D3)をそれぞれの上底面とし、この仮想最小径面10K2に近づくほど径方向に縮径するように配置された2つの円錐台形状の縮径放射部13A,13Bからなる。上述したように、本実施例1の超音波放射体10では、各径小放射部11等の最も小さな径は、いずれも同じ寸法とされている(D1=D2=D3=D4)。
従って、これらの部分81,82,83の軸線AX方向寸法H1,H2,H3はいずれも同じである。
なお、この超音波放射体10の基端面10Bには、超音波伝送体30との結合のための連結ネジ孔18が穿設されている。
なお、超音波伝送体3のフランジ部3Fは、縦振動の節となって振動しない位置に選択されており、このフランジ部3Fで、図示しない公知の固着手段によって、超音波伝送体3が処理槽本体61に固着され、それによって、超音波振動子2及び超音波放射体10も処理槽本体61に固着されている。
そこで本実施例1の超音波放射体10は、超音波放射体10(径大放射部21等)の最大径Dmaxをλz/2.6を越え、さらには、λz/2を越える寸法とし、この超音波放射体10、特に各径大放射部21等において、径方向振動が励起される形態としている。
ては、細棒を伝わる場合の縦振動の音速よりも、見かけの縦振動の音速が遅くなる。また、厚みの薄い円板の径方向振動の音速よりも、見かけの径方向の音速が遅くなる。
そこで、本実施例では、縦振動及び径方向振動の音速と寸法との関係を勘案して、超音波放射体10(第1,第2,第3部分81,82,83)の形状を、基端面10Bから所定周波数frの縦振動が伝えられると、各部分81等において、その中心部分を節とし、軸線方向にも径方向にも一次共振の形態となるようにしてある。従って、超音波放射体10全体では、軸線AX方向に、径小放射部を腹とし、径大放射部を節とする共振をする形状としている。さらに具体的には、図2に矢印で示すように、基端面10B,仮想最小径面10K1,10K2、及び先端面10Tを腹とし、径大放射部21,22,23の中央部分をそれぞれ節とする共振が生じる形態としてある。さらに、各々の径大放射部21,22,23において、その径方向にも、径大放射部の中心(軸線部分)を節とし、側面21S,22S,23Sを腹とした一次共振をする形状としてあり、具体的には、前述の形状としてある。
なお、図示していないが、位相φ=−90度の時点では、これとは逆に、径大放射部2については、その径が小さくなるとともに、第1部分81の厚みが大きくなるように変形する。また、図3においては、変形の様子を理解しやすくするため、変形量を強調して記載しているが、実際の変形量は、図3に示すより遙かに小さなものである。
但し、第1部分81と隣り合う第2部分82は、第1部分81とは軸線方向にも径方向にも逆相に振動し、さらに、第2部分82と隣り合う第3部分83は、第2部分82とは逆相に、従って第1部分81と同相に振動、変形する。
つまり、図2に矢印で示すように、径大放射部21,22,23についてみれば、これらはいずれも径方向に共振するが、隣り合う径大放射部同士(例えば、21と22,22と23)は、逆相に振動する。
このため、超音波振動源4(超音波伝送体3)から伝えられる縦振動を、この基端面10Bで効率よく受け止めて、超音波振動エネルギーを先端側(図中下方)に伝えることができる。
このことは、図3に示す仮想最小径面10K1についても同様である。即ち、基端面10Bから伝えられた超音波振動は、径大放射部21において径方向振動を励起するとと
もに、仮想最小径面10K1では、縦振動のみを生じさせる。このため、この第1部分81に隣り合う第2部分82に対して、この仮想最小径面10K1を通じて、効率よく超音波振動エネルギーを伝送することができる。
さらに、第2部分82に伝えられた超音波振動エネルギーが同様にして、効率よく第3部分83に伝えられる。
かくして、この超音波放射体10では、基端面10Bから受け入れた超音波振動エネルギーを次々に効率よく先端側に伝送しながら、径方向にも斜め基端側や先端側にも超音波を放射することができる。
これは、第2部分82及び第3部分83についても同様であり、縮径放射部12B,13A,13B,14の傾斜面12BS,13AS,13BS,14Sのそれぞれからも、斜め基端側あるいは斜め先端側に向かって超音波が放射される。
従って、本実施例1の超音波放射体10を処理槽本体61内に設置して、超音波を放射させれば、径方向及び軸線方向に強力な超音波を放射できるだけでなく、各傾斜面11S〜14Sから、それぞれ超音波放射体1の斜め基端側や斜め先端側にも超音波を放射することができる。かくして、処理槽本体61内において生じる超音波の音場を均一にしやすい。従って、被処理流体Pの処理を均一にしやすくなる。特に、傾斜面11Sからは、放射部80よりも斜め基端側に超音波を放射できる、また、傾斜面14Sからは、放射部80よりも斜め先端側に超音波を放射できるので、円柱状の超音波放射体では届きにくい部分まで超音波を照射することができ、音場をより均一になしやすい。
ついで、実施例1の第1の変形例を、図4を参照して説明する。本変形例1に係る超音波放射体210は、実施例1と同じくステンレス鋼からなる。しかし、実施例1の超音波放射体10(図2参照)と比較すれば容易に理解できるように、径大放射部221,222,223、径小放射部211,212,213,214を含む放射部280は、それぞれ実施例1の径大放射部21,22,23、径小放射部11,12,13,14を含む放射部80とほぼ同様の形状である。
但し、実施例1における、超音波放射体10と超音波伝送体30とを一体に形成したものである点で異なる。即ち、前述した実施例1では、超音波放射体10を超音波伝送体30と連結ネジ7で連結した(図1参照)。これに対し、本変形例1の超音波放射体
210は、径大放射部221,222,223、及び径小放射部211,212,213,214を含む放射部280のほか、超音波伝送部231を一体に備えている点で異なる。
なお、この超音波放射体210は、超音波伝送部231において、その連結面231Cに、超音波振動子2との連結のための連結ネジ孔231Nが穿設してある。
も、斜め基端側あるいは斜め先端側に向けて超音波を放射することができる。
ついで、実施例1の第2の変形例を、図5を参照して説明する。本変形例2に係る超音波放射体310は、実施例1における第1部分81等と同様な形状の放射ユニット311,312,…,3N1を複数(Nヶ)連結してなる。各放射ユニット311,321,…,3N1は、いずれも、円板形状の径大部312,322,…,3N2と、これに基端側で隣接する円錐台形状の径小部313,323,…,3N3、及び径大部に先端側で隣接する円錐台形状の径小部314,324,…,3N4とを有している。
329,…,3N8がそれぞれ穿設されている。
従って、各放射ユニット311等は、放射ユニット3N1のユニット先端面3N1Tに連結ネジ孔が無いことを除き、互いに合同の形態をなしている。
なお、放射ユニット311と321とは、隣り合う径小部314と323とで、1つの径小放射部302を構成する。同様にして、径小放射部303,…,30Nが構成されている。また、各放射ユニット311等の径小部313等は、それぞれが円錐台形状の縮径放射部313,314,323,…,3N3,3N4となる。
また、前述の実施例1及び変形例1に係る超音波放射体10,210に比して、各放射ユニット311等は、製作容易で安価にできる。このため、超音波放射体310全体としても安価にできる。また、超音波放射体の一部について、傷その他の不具合が生じた場合でも、その部分を含む放射ユニットについて、修理、交換等をすれば足りるので、修理や交換も容易で安価にできる。
一方、前述の実施例1及び変形例1に係る超音波放射体10,210では、放射部80
,280が全体で1つの金属塊から構成されていたため、高温、高圧、低温、熱衝撃、熱サイクル等の掛かる厳しい環境下などにおいても、連結ネジのゆるみ、放射ユニットの脱落等が生じないので、信頼性、耐久性が高い利点がある。
ついで、実施例1の第3の変形例について、図6を参照して説明する。図1を参照すれば容易に理解できるように、本変形例3の超音波処理装置400において、超音波放射体10は、実施例1に係る超音波放射体10と同じものである。
但し、図1と対比すれば理解できるように、実施例1では、単一の超音波振動子2を用いたのに対し、本変形例3では、超音波放射源404のうち、超音波伝送体3に接続されている超音波振動子409として、2つの超音波振動子402A,402Bの出力をパワー合成装置407で合成したものとしている点で異なる。また、2つの超音波振動子402A,402Bを同時に同位相で駆動するため、出力の大きな超音波発振回路405を用いる点でも異なる。
このため、2つの超音波振動子402A,402Bを同相で振動させると、パワー集成板407Aが共振して、径方向振動(図6(b)において水平方向振動)を生じる。すると、このパワー集成板407に嵌挿された変換コラム407Bが、図中矢印で示すように、軸線AX方向に共振する。そこで、この軸線方向の振動(縦振動)を超音波伝送体3を介して超音波放射体10に伝えるのである。
縮径放射部514Aと緩衝部514Cとからなる。
一方、径小放射部511等は、いずれも円錐台形状の縮径放射部511A等と緩衝部511C等を有しており、このうち最小の径をなす緩衝部511C等は、いずれも実施例1と同径とされている(D1=D2=D3=D4)。
図7に、この超音波放射体510を共振させた場合の変形状態を、超音波放射体510のうち、第1部分581について示す。この超音波放射体510においても、実施例1の場合とほぼ同様に、実線で示す位相φ=0度の時点での形状に対し、二点鎖線で示す位相φ=90度の時点では、径大放射部521については、その径(Dmax)が大きくなるとともに、第1部分581の厚み(H1’)が小さく(薄く)なるように変形する。
従って、この超音波放射体510によっても、各径大放射部の側面から径方向に、また、基端面510Bから軸線方向基端側に、また、先端面510Tから軸線方向先端側に強力な超音波を放射できる。そのほか、各々の縮径放射部511A,512A等から、斜め基端側、あるいは斜め先端側にも超音波を放射することができる。かくしてこの超音波放射体510を用いても、処理槽本体61内の音場を均一になすことができ、また、多くの被処理流体Pを処理槽60において処理することができる。
ついで、実施例2の変形例(変形例4)を、図9を参照して説明する。本変形例4に係る超音波放射体610は、実施例2における第1部分581等と同様な形状の放射ユニット611,612,…,6N1を複数(Nヶ)連結してなる。各放射ユニット611,6
21,…,6N1は、いずれも、円板形状の径大部612,622,…,6N2と、これに基端側で隣接する円錐台形状の径小部613,623,…,6N3、及び径大部に先端側で隣接する円錐台形状の径小部614,624,…,6N4とを有している。
さらに、これらの放射ユニット611等には、それぞれ連結ネジ孔618,619,628,629,…,6N8がそれぞれ穿設されており、各放射ユニット611等は、放射ユニット6N1の先端側に連結ネジ孔が無いことを除き、互いに合同の形態をなしている。
なお、放射ユニット611と621とは、隣り合う径小部614と623とで、1つの径小放射部602を構成する。同様にして、径小放射部603,…,60Nが構成されている。
また、一体型の超音波放射体に比して、各放射ユニット611等を、安価に製作でき、超音波放射体610全体としても安価となる。また、超音波放射体の修理や交換も容易で安価にできる。各放射ユニット611等について、共振周波数などの調整が容易で、特性の良好な超音波放射体を得やすい。
ついで、参考例1について、図10〜図12を参照して説明する。本参考例1に係る超音波処理装置700は、実施例1と同様の超音波振動源4及び超音波発振回路5のほか、処理槽760,及び、超音波放射体710からなる。
このうち、超音波放射体710は、処理槽760内に配置され、超音波振動源4から伝えられた超音波振動により、処理槽760内の被処理流体Pに超音波を放射して、被処理流体Pについて所望の処理を行う。なお、本参考例1の処理槽760は、処理槽本体761と、この処理槽本体761の側面のうち上部に接続され、被処理流体Pを処理槽本
体761内に流入させる流入管762と、処理槽本体761の側面のうち下部に接続され、処理された被処理流体Pを処理槽本体761から排出する排出管763とからなる。
なお、この超音波放射体710の基端面710Bには、超音波伝送体30との結合のための連結ネジ孔718が穿設されている。
一方、緩衝部711等の径Dkは、λz/2.6以下とされている。このため、緩衝部711のような径の小さい(細い)部分では、主として軸線方向振動(縦振動)が励起されるため、基端側(図中上方)から先端側(図中下方)に向かって、超音波振動エネルギーを次々に伝えることができる。また、図11に矢印で示すように、径大放射部721,722等は、隣り合う径大放射部同士が互いに逆相の径方向振動をする。しかしながら、これらの間には、径方向振動が生じず、縦振動をする緩衝部711等が介在しているため、各径大放射部721等の径方向振動を互いが抑制し合うこともない。このため、各径大放射部721等それぞれを、効率よく、大きく径方向振動させることができる。
図12に、この超音波放射体710を共振させた場合の変形状態を、超音波放射体710の一部について示す。この超音波放射体710においても、実施例1の場合とほぼ同様に、実線で示す位相φ=0度の時点での形状に対し、二点鎖線で示す位相φ=90度の時点では、径大放射部721については、その径(Dmax)が大きくなるとともに、径大放射部721及び緩衝部711,712の厚みが小さく(薄く)なるように変形する。
ついで、参考例1の変形例(参考例2)を、図13を参照して説明する。本参考例2に係る超音波放射体810は、参考例1における径大放射部721及びこれに隣接する緩衝部711,712などと同様な形状の放射ユニット811,812,…,8N1を複数連結してなる。各放射ユニット811,821,…,8N1は、いずれも、円板形状の径大部82,822,…,8N2と、これに基端側で隣接する径小の円板状の径小部813,823,…,8N3、及び径大部82等に先端側で隣接する径小の円板状の径小部814,824,…,8N4とを有している。
なお、放射ユニット811と821とは、隣り合う径小部814と823とで、1つの径小放射部802を構成する。同様にして、径小放射部803,…,80Nが構成されている。
また、一体型の超音波放射体に比して、各放射ユニット811等を、安価に製作できる。超音波放射体810全体としても安価となる。また、超音波放射体の修理や交換も容易で安価にできる。各放射ユニット811等について、共振周波数などの調整が容易で、特性の良好な超音波放射体を得やすい。
ついで、本発明の実施例4について、図14〜図16を参照して説明する。本実施例4に係る超音波処理装置900は、実施例1と同様の超音波振動源4及び超音波発振回路5のほか、処理槽960,及び、超音波放射体910からなる。
このうち、超音波放射体910は、処理槽960内に配置され、超音波振動源4から伝えられた超音波振動により、処理槽960内の被処理流体Pに超音波を放射して、被処理流体Pについて所望の処理を行う。なお、本実施例4の処理槽960は、処理槽本体961と、この処理槽本体961の上面のうち軸線AXより図中左方に接続され、被処理
流体Pを処理槽本体961内に流入させる流入管962と、処理槽本体961の下面のうち軸線AXより右方に接続され、処理された被処理流体Pを処理槽本体961から排出する排出管963とからなる。
第1部分981等は、いずれも直径Dmax、軸線方向寸法(高さ)Tbの一部切り欠き球状である。
なお、この超音波放射体910の基端面910Bには、超音波伝送体30との結合のための連結ネジ孔918が穿設されている。
すると、この超音波放射体910の第1部分981等では、径方向にも軸線方向にも、さらには、これらの斜交する方向にも一次共振し、図16に示すように、位相φ=0度の時点に対し、位相φ=90度の時点では、第1部分981がその中心部分を節として、全体に膨張する。つまり、この超音波放射体910では、第1部分981等は、共振により大きく膨張と収縮を繰り返す呼吸振動をする。
しかも、図15における矢印を参照すれば容易に理解できるように、第1,第2,第3部分981,982,983は、隣り合う部分と互いに逆位相で呼吸振動をすることが判る。
ついで、実施例4の変形例(変形例6)を、図17を参照して説明する。本変形例6に係る超音波放射体1010は、実施例4における第1部分981などと同様な形状の放射ユニット1011,1012,…,10N1を複数(Nヶ)連結してなる。放射ユニット
10N1を除く、各放射ユニット1011,1021,…は、いずれも、球の上下を一部除去した一部切り欠き球状をなしている。また、最も先端側に配置される放射ユニット10N1については、球の上部のみ一部除去した一部切り欠き球形状とされている。
これらの放射ユニットでは、径大部と径小部の境界が明確でない。しかし、各放射ユニット1011,1021等において、それぞれ軸線方向(図中上下方向)の中央部分、つまり、径方向に球の直径とほぼ同程度の寸法を備えている部分を径大部1012,1022,…,10N2と考え、これより基端側あるいは先端側の部分を径小部1013,1014,1023,1024,…,10N3,10N4と考えればよい。
なお、放射ユニット1011と1021とは、隣り合う径小部1014と1023とで、1つの径小放射部1002を構成する。同様にして、径小放射部1003,…,100Nが構成されている。
従って、この超音波放射体1010によれば、この基端面1010Bから基端方向に超音波が放射されるのみならず、各放射ユニット1011等から、それぞれほぼ全方向にわたって、強力な超音波を放射できる。かくして、この超音波放射体1010を用いれば、処理槽本体961内の音場をより均一になすことができる。また、多くの被処理流体Pを処理槽960において処理することができる。
また、一体型の超音波放射体に比して、各放射ユニット1011等を、安価に製作できる。超音波放射体1010全体としても安価となる。また、超音波放射体の修理や交換も容易で安価にできる。各放射ユニット1011等について、共振周波数などの調整が容易で、特性の良好な超音波放射体を得やすい。
また、本変形例6の超音波放射体1010では、先端に配置した放射ユニット1N01を、先端側に連結ネジ孔が無く、切り欠きもなく球面状にしてある。これにより、この超音波放射体1010の先端方向について、まんべんなく超音波を放射することができるのでさらに好ましい。
でもない。
例えば、実施例4及び変形例6においては、緩衝部を設けていないが、実施例1に対する実施例2のように、緩衝部を設ける形態の超音波放射体とすることもできる。
また、上述の各実施例及び変形例では、第1部分81等や放射ユニット311等が互いに合同の形状を有するものについて例示した。つまり、同じ形の第1部分等が軸線方向に並ぶ形態とした。しかし、同じ共振周波数で共振する第1部分等、あるいは放射ユニットで有れば、異なる形状を適宜混合しても良く、例えば、実施例1に示す第1部分81径大部722等、図2参照)と、参考例1に示す第2部分(図11参照)と、実施例4に示す第3部分983(図15参照)をが連なった形状の超音波放射体を用いることもできる。同様に、異なる形状の放射ユニットを適宜連結して超音波放射体とすることもできる。
また、実施例等では、超音波振動子2として、圧電セラミックを用いたボルト締めランジュバン型超音波振動子を用いた例を示したが、超音波振動を発生できる超音波振動子で有れば良く、磁歪材料、電歪材料を用いた超音波振動子などを用いることもできる。
また、実施例等では、処理槽に被処理流体Pを満たし、この被処理流体について、乳化等の処理を行う例を示した。しかし、処理槽に水や洗浄液などと、機械部品その他の被処理物とを入れ、超音波により被処理物の洗浄を行うこともできる。
1,401,701,901 超音波放射装置
10,210,310,410,510,610,710,810,910,1010 超音波放射体
100,400,700,900 超音波処理装置
2,402A,402B,409 超音波振動子
3 超音波伝送体
3F フランジ部
4,404 超音波振動源
5,405 超音波発振回路
6,7,406A,406B 連結ネジ
407 パワー合成装置
407A パワー集成板
407B 変換コラム
60,760,960 処理槽
61,761,961 処理槽本体
62,762,962 流入管
63,763,963 流出管
80,280,380,480,580,680,780,880,980,1080 放射部
81,581,981 第1部分
82,582,982 第2部分
83,583,983 第3部分
10B 基端面
10T,210T,310T,510T,610T 先端面
10K1,10K2 仮想最小径面
11,12,12A,12B,13,13A,13B,14 径小放射部(縮径放射部)11B,14T,211B,214T,3N1T 上底面
11S,12AS,12BS,13AS,13BS,14S 傾斜面
18,518 連結ネジ孔
21,22,23 径大放射部
211,212,212A,212B,213,213A,213B,214 径小放射部(縮径放射部)
221,222,223 径大放射部
231 超音波伝送部
231C 連結面
231F フランジ部
231N 連結ネジ孔
311,321,3N1 放射ユニット
311B,321B,3N1B ユニット基端面
311T,321T,3N1T ユニット先端面
313,314,323,324,3N3,3N4 径小部、径小放射部(縮径放射部)302,303,30N 径小放射部(縮径放射部)
312,322,3N2 径大部、径大放射部
318,319,328,329,3N8 連結ネジ孔
332,333,33N 連結ネジ
511,512,513,514 径小放射部
511A,512A,512B,513A,513B,514A 縮径放射部
511C,512C,513C,514C 緩衝部
521,522,523 径大放射部
611,621,6N1 放射ユニット
602,603,60N 径小放射部
612,622,6N2 径大部、径大放射部
613,614,623,624,6N3,6N4 径小部、径小放射部
613A,614A,623A,624A,6N3A,6N4A 縮径部、縮径放射部
613C,614C,623C,624C,6N3C,6N4C 緩衝部
618,619,628,629,6N8 連結ネジ孔
632,633,63N 連結ネジ
711,712,713,714,715 径小放射部(緩衝部)
721,722,723,724 径大放射部
811,821,8N1 放射ユニット
802,803,80N 径小放射部
812,822,8N2 径大部、径大放射部
813,814,823,824,8N3,8N4 径小部、径小放射部(緩衝部)
818,819,828,829,8N8 連結ネジ孔
832,833,83N 連結ネジ
911,912,913,914 径小放射部
921,922,923 径大放射部
911,912A,912B,913A,913B,914 縮径放射部
1011,1021,10N1 放射ユニット
1002,1003,100N 径小放射部
1012,1022,10N2 径大部、径大放射部
1013,1014,1023,1024,10N3,10N4 径小部、径小放射部
1018,1019,1028,1029,10N8 連結ネジ孔
1032,1033,103N 連結ネジ
Claims (9)
- 軸線方向に延びる形態を有する超音波放射体であって、
上記軸線方向に直交する径方向に相対的に大きな径方向寸法を有する径大放射部と、
隣接する上記径大放射部よりも相対的に小さな径方向寸法を有する径小放射部とが、
上記軸線方向基端側から、上記径小放射部、径大放射部の順に交互に複数並ぶ放射部を備え、
上記放射部は、
この超音波放射体に所定周波数の超音波振動を加えたとき、
上記軸線方向に、上記径小放射部を腹とし、上記径大放射部を節とする共振をするとともに、
各々の上記径大放射部で上記径方向に一次共振し、かつ、隣り合う径大放射部同士が逆相に振動する
形状を有し、
複数の前記径小放射部のうち、少なくともいずれかの径小放射部は、
隣接する前記径大放射部から離れるほど上記径方向の寸法が徐々に小さくなる形態を有する縮径放射部を含む
超音波放射体。 - 請求項1に記載の超音波放射体であって、
複数の前記径小放射部のうち、最も基端側の径小放射部が、前記縮径放射部を含む
超音波放射体。 - 請求項1または請求項2に記載の超音波放射体であって、
複数の前記径小放射部のうち、最も先端側に位置する径大放射部より先端側に位置する径小放射部が、前記縮径放射部を含む
超音波放射体。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の超音波放射体であって、
この超音波放射体の放射部をなす材質のヤング率E及び密度ρ、前記所定周波数frをを用い、下記式(1)によって得た縦振動の波長λzに対し、
λz=(E/ρ)1/2/fr … (1)
各々の前記径小放射部における最も小さな径方向寸法を、λz/2.6以下としてなる超音波放射体。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の超音波放射体であって、
連結部分のない一体の金属塊からなる
超音波放射体。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の超音波放射体であって、
互いに連結する連結部分が前記径小放射部に位置する形態とした放射ユニットを複数連結してなる
超音波放射体。 - 請求項6に記載の超音波放射体をなす複数の前記放射ユニットのうちの1つとなる放射ユニット。
- 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の超音波放射体と、
この超音波放射体に固着され、前記軸線方向基端側からこの超音波放射体に超音波振動を与える超音波振動源と、
を含む
超音波放射装置。 - 被処理物である流体または流体と被処理物とを収容する処理槽と、
上記処理槽内に少なくとも前記放射部を配置してなる請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の超音波放射体と、
この超音波放射体に固着され、前記軸線方向基端側からこの超音波放射体に超音波振動を与える超音波振動源と、を含む
超音波処理装置。
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