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JP4264797B2 - 車体のシール構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、3ドア車に適用される車体のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両の側面に設けられたドアパネルとドア開口部との間をシールするためにその合わせ部にはウエザーストリップ等のゴム製のシール材が取付けられている。
図9は、3ドアタイプの四輪駆動車に係るセンターピラー1周りの横断面図であって、センターピラー1の外側には前部にフロントドア2が、後部にクォータウインド7がそれぞれ位置している。尚、図9における左側を前側とし、右側を後側とする。このうち、フロントドア2にはドアガラス3を昇降可能に支持するガラスラン4が設けられるとともに、ガラスラン4の後方にはウエザーストリップ5が取付けられている。このウエザーストリップ5がセンターピラー1の前側のコーナー部に当接しており、これにて、フロントドア2とセンターピラー1との間がシールされる。
一方、クォータウインド7側では、センターピラー1の後部に取付けられたウエザーストリップ9がクォータウインドガラス8に当接しており、センターピラー1との間がシールされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記構造によると、フロントドア2の後端部とクォータウインド7の前端部との間には隙間がある。そのため、この隙間が原因となって走行中に風切り音がするという指摘があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、防音性能に優れ、かつ、簡便な車体のシール構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、車体の側面に開閉可能な左右一対のドアパネルと、このドアパネルが閉止されるサイドピラーと、このサイドピラーを挟んで前記車体の進行方向後方にクォータウインドが設けられた車両において、前記サイドピラーの車外側に前記ドアパネルの一部及び前記クォータウインドの一部が並んで位置するように配されるとともに、前記ドアパネルと前記クォータウインドとの両端面間の隙間を塞ぐシール部材を、前記クォータウインドに設けた車体のシール構造であって、前記クォータウインドを、クォータウインドガラスと、前記サイドピラー上に装着可能とされ前記クォータウインドガラスを支持するための取付け金具と、前記クォータウインドの前縁の上端から下端に亘って配され前記クォ−タウインドの前縁と共にそれに装着された取付け金具を被覆する樹脂製のモールと、前記シール部材とから構成すると共に、前記モールに前記シール部材を取付けるための取付け突起を形成する一方、前記シール部材に前記取り付け突起を挿通させる取り付け孔を形成させ、この取り付け突起と取り付け孔とを用いて前記モールに前記シール部材を固定すると共に、前記モールあるいは前記取り付け金具のうちいずれか一方に係止爪を有するロックアームを設け、他方には前記係止爪に係止可能な係止孔を設け、前記シール部材を固定したモールと前記取り付け金具の両部材を、前記係止爪と係止孔による弾性係止と、前記モールと前記取り付け金具の対向面間に塗布される接着材により二重に固定する構成としたところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、ドアパネル、クォータウインド、サイドピラーのいずれかにシール部材が設けられており、このシール部材によって、ドアパネルが閉止状態にあるときに、ドアパネルとクォータウインドの両端面間の隙間が塞がれる。そのため、車両走行中に発生する風切り音を低減することが出来る。
【0008】
また、本発明では、モールは樹脂製であって、シール部材を取り付けるための取付け手段が一体に構成されている。よって、シール部材を取り付けるために専用部品を必要とせず構造の簡素化がなされる。また、この場合、自動車組立ラインでの組立工程に先立って、別工程でモールとシール部材とを組み付けておけば、自動車組立ラインでシール部材単体の組み付け作業を車体に対して行う必要がなく作業性に優れる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1ないし図8に基づいて説明する。
本実施形態は、本発明を3ドア車50と5ドア車20の両仕様が設定された4輪駆動車のうち3ドア車20に対して適用したものである。5ドア車20と3ドア車50とは後述するが部品を共用しているため、まず、5ドア車20の構造について簡単に説明し、次に3ドア車50について説明することとする。尚、以下の説明において、車両の進行方向を前側とし、車両の後退方向を後側とする。
図1は、5ドア車20の側面図を示すものであって、車体の側面には前側から順に、フロントドア21、センターピラー29、リヤドア31、リヤピラー40が配されており、その後方にはクォータウインド60が設定されている。
【0011】
図2に示すように、センターピラー29はアウタパネル29A、インナパネル29B、リンフォースメントパネル29Cから構成されるとともに、各パネル29A、29B、29Cの端部に設けられた接合フランジ29D、29Eが溶着により固定されている。また、アウタパネル29Aの外面側にはフロントドア21の後側ドアサッシュ22及びリヤドア31の前側ドアサッシュ32が並んで位置しており、センターピラー29の外側を覆っている。しかし、その対向する端部間には僅かな隙間を設定せざるをえないため、フロントドア21、リヤドア31とセンターピラー29との間には次に説明するようなシール処理が施されている。
【0012】
シールの構造についてはフロントドア21の後部側とリヤドア31の前部側でほぼ同じ構造であるため、フロントドア21側を例にとって説明する。まず、フロントドア21の後側ドアサッシュ22はガラス23を昇降可能に支持するガラスラン24、ドアチャンネル25を設けるとともに、ガラスラン24の端部から車体の後方にパーテイング部26が延設されている。また、ガラスラン24の後方には取付け凹部が形成された取付けブラケット27が装着されており、そこにはウエザーストリップ43が嵌め込まれて固定されている。このウエザーストリップ43はセンターピラー29のコーナ部に当接可能とされている。
一方、センターピラー29の接合フランジ29Dにウエザーストリップ44が取付けられており、その先端部分がドアチャンネル25に当接している。これにて、ウエザーストリップ43、44によってフロントドア21とセンターピラー29との間がシールされている。
【0013】
次に、フロントドア21とリヤドア31との間の隙間を塞ぐ構造について説明する。センターピラー29の外面の中央部にはウエザーストリップ45が接着と弾性係止により固定されている。具体的には、ウエザーストリップ45は外形がほぼ台形状をなし、その底面部にセンターピラー29に対して係止可能な係止突起45Aが設けられるとともに、センターピラー29側には図示しない取付け孔が設けられている。
【0014】
前記ウエザーストリップ45の上端には側方に延設されたリップ片45Bが形成される一方、後部ドアサッシュ22のパーテイング部26の先端にはシール受け面26Aが設けられており、リップ片45Bが後部ドアサッシュ22のシール受け面26Aに対し当接するようになっている。
また、前側ドアサッシュ32側においても、リヤドア31の前部側に設けられたシール受け面32Aとウエザーストリップ45の上面45Cとが当接している。かくして、フロントドア21の後側ドアサッシュ22とリヤドア31の前側ドアサッシュ32の両端面間の隙間が両ドアサッシュ22、32の上端から下端に亘って塞がれる。
尚、本実施形態では前記したように、ウエザーストリップ45をセンターピラー29に設けたが、リヤドア31の前側ドアサッシュ32側に設けて後側ドアサッシュ22との間を塞ぐものであってもよい。
【0015】
続いて、リヤピラー40側について説明する。
リヤピラー40もセンターピラー29と同様に3枚のパネル40A、40B、40Cから構成されるとともに、その左右両側には接合フランジ40D、40Eが設けられている。
リヤピラー40の外側の前部には、リヤドア31の後側ドアサッシュ33が位置している。後側ドアサッシュ33はフロントドア21の後部側の構造とほぼ同じ構造となっており、ガラスラン34、ドアチャンネル35、パーテイング部36、取付けブラケット37を設けている。このうち、パーテイング部36の後方への延出量がフロントドア21のパーテイング部26に比べて短くなっている。また、リヤピラー40の外側の中央部から後方にかけてクォータウインド(詳細については3ドア車で説明する)60が取付けられている。
【0016】
リヤピラー40周辺のシール構造について説明する。リヤピラー40における接合フランジ40D、40Eにもセンターピラー29と同様にそれぞれウエザーストリップ46、47が設けられており、前側のウエザーストリップ46がドアチャンネル35に、後側のウエザーストリップ47がクォータウインド60にそれぞれ当接するようになっている。これにて、リヤピラー40とリヤドア31との間及びリヤピラー40とクォータウインド60との間のシールがなされる。
【0017】
また、ガラスラン34の後方もフロントドア21のガラスラン24と同様に、ウエザーストリップ48が取付けられている。このウエザーストリップ48は、当接部48Aと当接部48Bとを設けており、このうち、当接部48Aがリヤピラー40に対して当接している。一方、当接部48Bは、クォータウインド60の前縁に取付けられたモール80の受け片80Aに対して当接するようになっており、これにて、後側ドアサッシュ33とクォータウインド60の端面間の隙間がクォータウインド60の前縁の上端から下端に亘って塞がれる。尚、本実施形態において、クォータウインド60側のモール80は5ドア車20の専用部品になっている。
【0018】
次に3ドア車50について説明する。3ドア車50の前部側のボデイ形状は5ドア車20の前部側のボディ形状と似た設定となっており、3ドア車50のフロントドアは5ドア車20のフロントドア21が共通使用されている。
図3は3ドア車50の側面図を示すものであって、車体の側面には前方から、フロントドア21(本発明のドアパネルに相当する)、センターピラー(本発明のサイドピラーに相当する)51、クォータウインド60が順に設けられている。このうち、フロントドア21については、既に5ドア車20で説明を行っているため説明を省略する。また、センターピラー51についても5ドア車20のセンターピラー29と同様に3枚のパネル、すなわち、アウタパネル51A、インナパネル51B、リンフォースメントパネル51Cから構成されるとともに、前後には接合フランジ51D、51Eが設けられている。また、この接合フランジ51D、51Eにはそれぞれウエザーストリップ75、76が取付けられている。
【0019】
続いて、クォータウインド60について図5、6を参照して説明する。
クォータウインドガラス61は、その前端側が後述するヒンジ62(本発明の取付け金具に相当する)を介してセンターピラー51に取付けられるとともに、後端側がロック手段(図示せず)を介して車体後部に取付けられている。これにて、クォータウインドガラス61は、ロックの解除操作を行うことで、車体側に閉止される閉止位置と、前記ヒンジ62を介して車外方向へ揺動した開放位置との間で変位可能とされている。
【0020】
次に、ヒンジ62の構造について具体的に説明する。
ヒンジ62は金属製であって、センターピラー51のアウタパネル51Aの中央部上に上下一対が配されている。各ヒンジ62は軸心62Aに対して回動可能とされた二枚取付け板63、64から構成されている。取付け板のうち一方側63は平板状をなすとともにアウタパネル51Aに取付けられ、他方側64は先端部分にコの字状をなす保持部64Aを設けており、そこに、前記クォータウインドガラス61の前端側がウレタン接着によって取付けられる。
【0021】
更に、クォータウインドガラス61の前縁の上端から下端に亘ってモール66が配され(図4参照)、ヒンジ62を覆って保護するようになっている。モール66はアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)等の硬質の合成樹脂製であって、その形状は断面がL字状をなし、対向する面間にヒンジ62の保持部64Aを収容可能とされている(図8参照)。尚、組み付けた状態において、車外側に位置するフランジを外フランジ68、車室側に位置するフランジを内フランジ67とする。
【0022】
ヒンジ62に対するモール66の固定はウレタン接着及び係止爪69Aによる弾性係止によりなされる。具体的に説明すると、前記内フランジ67の側面には、先端に内向きの係止爪69Aを設けたロックアーム(本発明の係止部に相当する)69が設けられる一方、ヒンジ62側にはロックアーム69と係止可能な係止孔(本発明の係止受け部に相当する)65が設けられている。取付けの際には、ヒンジ62の係止孔65内にモール66のロックアーム69を挿入した後、モール66の外フランジ68の内側と保持部64Aの外周との間に接着剤を塗布すると外フランジ68と保持部64Aが固定される。これにより、係止爪69Aが係止孔65の孔縁に係止してモール66の抜止が図られる。
【0023】
ところで、モール66の内フランジ67にはシール部材70が取付けられている(取付け方法については後述する)。シール部材70はモール66に沿うようにして上下に取付けられており、その上端位置はモール66の上端と同じ高さとなっており、下端位置はモール66の下端よりいくらか低い位置となっている(図4参照)。また、このシール部材70はゴム製であって、コの字状に形成されたシール部71と、このシール部71の端部から延設された取付け部72とから形成されている。シール部71を構成する各フランジは、それぞれシール片71A、突っ張り片71B、摺接片71Cとされており、後述するがシール片71Aの外面側がパーテイング部26の先端に設けられたシール受け面26Aと面接触して、フロントドア21とモール66との端面間の隙間をモール66の上端から下端に亘って塞ぐようになっている。
【0024】
取付け方法について説明すると、前記取付け部72の側面には上下に4カ所(図中2カ所)取付け孔72Aが設けられる一方、前記したモール66の内フランジ67の外面であって、取付け孔72Aと対応した位置には前記取付け孔72Aに挿通可能な取付け突起(本発明の取付け手段に相当する)67Aが一体に形成されている。これにて、モール66の取付け孔72Aに対しシール部材70の突起67Aを差し込んだ後、この突起67Aを加圧・加熱変形させることでシール部材70とモール66を固定することが出来る(熱カシメ)。このモール66とシール部材70との組み付け工程は、両部品66、70が単体の状態で行われる。
【0025】
図6は、センターピラー51周りの断面図を示すものであって、そのシール構造について説明する。まず、前側から説明すると、5ドア車20の場合と同様に、接合フランジ51Dのウエザーストリップ75がドアチャンネル25に対し当接するとともに、ガラスラン24の後部のウエザーストリップ43がアウタパネル51Aのコーナー部に対し当接している。これにて、フロントドア21とセンターピラー51との間がシールされる。
次に、センターピラー51の後側では、接合フランジ51Eのウエザーストリップ76がクォータウインドガラス61の表面に当接している。これにて、センターピラー51とクォータウインド60との間がシールされる。
【0026】
センターピラー51の中央部では、シール部71のシール片71Aの外面側がパーテイング部26のシール受け面26Aに面接触して当接しており、この当接状態を突っ張り片71B及び摺接片71Cによって維持している。すなわち、シール片71Aの先端からは下向きに突っ張り片71B、更に、突っ張り片71Bの下縁からは後向きに摺接片71Cが設けられており、摺接片71Cがアウタパネル51Aに対し面接触している。これにて、突っ張り片71Bが摺接片71Cとシール片71Aとの間で突っ張っることとなり、シール片71Aの先端部分が下向きに垂れたような変形を起こすことがない。よって、フロントドア21とクォータウインド60の端部同士の隙間が塞がれることとなる。
【0027】
次に、上記のように構成された本実施形態の作用効果を具体的に説明する。
5ドア車20とフロントドア21が共用化された3ドア車50において、フロントドア21が開放された状態にある時には、図7に示すように、フロントドア21側では、ウエザーストリップ75とドアチャンネル25、ウエザーストリップ43とセンターピラー51、及びシール部材70のシール片71Aとパーテイング部26のシール受け面26Aとの間がそれぞれ離間した状態にある。
尚、この状態において、シール部材70はセンターピラー51に対して斜め姿勢となっており、摺接片71Cの先端側がアウタパネル51Aに対し当接し、後端側が浮いた状態にある。
一方、クォータウインド60側は、ウエザーストリップ76がクォータウインドガラス61と当接しておりシールされている。
【0028】
この状態からフロントドア21をセンターピラー51に対し閉止すると、ウエザーストリップ75とドアチャンネル25、及びウエザーストリップ43とセンターピラー51とが当接し、フロントドア21とセンターピラー51との間がシールされる。また、シール部材70はパーテイング部26によって車外方向からセンターピラー51側へ押圧される。すると、シール部材70の摺接片71Cがアウタパネル51Aの外面に沿って移動してゆき、シール部材70は斜め姿勢から変位して、図6に示すように、摺接片71Cがアウタパネル51Aの外面に対して面接触して密着する。これに伴って、シール片71Aも水平な姿勢となり、パーテイング部26のシール受け面26Aに対し平面同士で当たりあって密着する。かくして、フロントドア21とモール66との対向する端面間の隙間が塞がれる。そのため、車両走行中に発生する風切り音を低減することが出来る。
【0029】
ところで、こうしたクォータウインド60を車体に対して取り付けるには、予め、モール66とシール部材70及び、クォータウインドガラス61とヒンジ62との組み付けを行い、その後、更に両部材を組み付けてクォータウインド60をユニットとしておく。このように、予め、シール部材70をクォータウインド60に対して取付けておくことが可能であるため、自動車製産工場の組立ラインでは、シール部材70を取付けための専用作業を車体に対し行う必要がなく作業性に優れる。
【0030】
また、モール66は合成樹脂製であって、シール部材70を取り付けるための取付け突起67Aが一体に構成されている。よって、シール部材70を取り付けるために専用部品を必要とせず構造の簡素化がなされる。
更にまた、各部品同士を組み立てる際にも作業効率が改善されるようになっている。すなわち、本実施形態では、モール66にロックアーム69が設けられるとともに、ヒンジ62側には係止孔65が設けられており、モール66をクォータウインド60に対して接着と弾性係止を併用して固定している。そのため、接着に必要となる接着材の塗布量を軽減することが出来る。
【0031】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0032】
(1)本実施形態では、クォータウインド60は開閉可能なものであったが、固定式のものであってもよい。
【0033】
(2)本実施形態では、5ドア車20のモール80と3ドア車50のモール66とを別部品としたが、3ドア車側のモール66を共用化してもよく、この場合には5ドア車20にシール部材70を使用しなければよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る5ドア車の側面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】3ドア車の側面図
【図4】3ドア車のセンターピラー周りの部分拡大図
【図5】3ドア車のクォータウインドの分解斜視図
【図6】図4のB−B線断面図(フロントドア閉止状態を示す)
【図7】図4のB−B線断面図(フロントドア開放状態を示す)
【図8】図4のC−C線断面図
【図9】従来例の斜視図
【符号の説明】
21…フロントドア(ドアパネル)
51…センターピラー(サイドピラー)
60…クォータウインド
61…クォータウインドガラス
62…取付け金具
65…係止孔(係止受け部)
66…モール
67A…取付け突起(取付け手段)
69…ロックアーム(係止部)
70…シール部材

Claims (1)

  1. 車体の側面に開閉可能な左右一対のドアパネルと、このドアパネルが閉止されるサイドピラーと、このサイドピラーを挟んで前記車体の進行方向後方にクォータウインドが設けられた車両において、
    前記サイドピラーの車外側に前記ドアパネルの一部及び前記クォータウインドの一部が並んで位置するように配されるとともに、前記ドアパネルと前記クォータウインドとの両端面間の隙間を塞ぐシール部材を、前記クォータウインドに設けた車体のシール構造であって、
    前記クォータウインドを、クォータウインドガラスと、前記サイドピラー上に装着可能とされ前記クォータウインドガラスを支持するための取付け金具と、前記クォータウインドの前縁の上端から下端に亘って配され前記クォ−タウインドの前縁と共にそれに装着された取付け金具を被覆する樹脂製のモールと、前記シール部材とから構成すると共に、
    前記モールに前記シール部材を取付けるための取付け突起を形成する一方、前記シール部材に前記取り付け突起を挿通させる取り付け孔を形成させ、この取り付け突起と取り付け孔とを用いて前記モールに前記シール部材を固定すると共に、
    前記モールあるいは前記取り付け金具のうちいずれか一方に係止爪を有するロックアームを設け、他方には前記係止爪に係止可能な係止孔を設け、前記シール部材を固定したモールと前記取り付け金具の両部材を、前記係止爪と係止孔による弾性係止と、前記モールと前記取り付け金具の対向面間に塗布される接着材により二重に固定する構成としたことを特徴とする車体のシール構造。
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