JP4259108B2 - 電子pop装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子POP装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子POP装置には、店舗の商品の近くに設置され、その商品の情報を、動画、静止画、音声などのマルチメディアで、インタラクティブに提供しているものがある。この電子POP装置は、商品を実際に見たり手に触れたりして得られる以上の情報を提供することにより、顧客の購買意欲を高めることはできても、その場で商品の注文をすることはできないという問題がある。
【0003】
また従来から、パソコンやマルチメディア端末を利用し、オンラインで、顧客に豊富な商品情報を提供すると共に、顧客から商品の注文をしてもらうオンライン販売がある。このオンライン販売は、商品を実際に見たり手に触れたりして購入することはできないという問題がある。また、豊富な商品の中から気に入るものを見つけるには、数多くの階層からなる画面を開く必要があり、使い勝手が悪いという問題もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は係る従来技術の問題を鑑みなされたもので、実際に商品又は商品見本を見たり手に触れたりしながら注文ができる電子POP装置を提供すること課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明において上記の課題を達成するために、請求項1の発明は、商品又は商品見本の近くに設置して広告情報をマルチメディアで顧客に提供する電子POP装置であって、
商品の詳細な商品情報をマルチメディアでインタラクティブに顧客に提供する手段と、
カードリーダーで個人を識別するIDを記録したカードから該IDを読み取ることによって顧客の認証をする手段と、
顧客から受けた商品の注文情報を着脱可能な記録媒体に書き込む手段と、
カードによって認証された顧客に対して決済を行う手段とを備えることを特徴とする電子POP装置である。
【0006】
請求項2の発明は、商品又は商品見本の近くに設置して広告情報をマルチメディアで顧客に提供する電子POP装置であって、
商品の詳細な商品情報をマルチメディアでインタラクティブに顧客に提供する手段と、
カードリーダーで個人を識別するIDを記録したカードから該IDを読み取ることによって顧客の認証をする手段と、
顧客から受けた商品の注文情報を着脱可能な記録媒体に書き込む手段と、
カードによって認証された顧客に対して決済方法を指定させる手段とを備えることを特徴とする電子POP装置である。
【0007】
請求項3の発明は、商品又は商品見本の近くに設置して広告情報をマルチメディアで顧客に提供する電子POP装置であって、
商品の詳細な商品情報をマルチメディアでインタラクティブに顧客に提供する手段と、
カードリーダーで個人を識別するIDを記録したカードから該IDを読み取ることによって顧客の認証をする手段と、
認証された顧客から注文する商品が特定されることにより商品の注文情報を受ける受注手段と、
顧客から受けた商品の注文情報を着脱可能な記録媒体に書き込む手段と、
カードによって認証された顧客に対して決済を行う手段とを備えることを特徴とする電子POP装置である。
【0008】
請求項4の発明は、商品又は商品見本の近くに設置して広告情報をマルチメディアで顧客に提供する電子POP装置であって、
商品の詳細な商品情報をマルチメディアでインタラクティブに顧客に提供する手段と、
カードリーダーで個人を識別するIDを記録したカードから該IDを読み取ることによって顧客の認証をする手段と、
認証された顧客から注文する商品が特定されることにより商品の注文情報を受ける受注手段と、
顧客から受けた商品の注文情報を着脱可能な記録媒体に書き込む手段と、
カードによって認証された顧客に対して決済方法を指定させる手段とを備えたことを特徴とする電子POP装置である。
【0009】
請求項5の発明は、商品情報、注文情報のいずれかをネットワークを介してサーバに対して送受信するネットワーク手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電子POP装置である。
請求項6の発明は、前記カードは、磁気カード、ICカード、非接触式カード、IDカード、プリペイドカード、決済銀行カード、クレジットカードのいずれか1つであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電子POP装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、以下に説明する。
【0011】
本発明の電子POP装置は、図1の構成図に示すように、CPU、主記憶装置、補助記憶装置、画像表示装置、音声出力装置、カードリーダー/ライター、バーコードリーダー、キー入力装置、プリンタ、ネットワーク接続装置、記録媒体装置を備える。また、本発明の電子POP装置は、商品又は商品見本の近くに設置するための用具を備えていても良い。但し、電子POP装置が、単一種類の商品又は商品見本の近くに設置され、その商品の注文のみを受ける場合は、後述するように、バーコードリーダーは無くて良い。
【0012】
補助記憶装置には、プログラムが記録されており、このプログラムが主記憶装置にロードされて、CPUによって実行されることによって、商品情報をマルチメディアでインタラクティブに提供し、顧客を認証し、顧客から商品の注文を受け、顧客に対してアンケートをするなどの処理が行われる。
【0013】
画像表示装置は、商品情報を動画、静止画などで視覚的に提供するための装置である。画像表示装置の画面にはタッチパネルが付属している。このため、プログラムに従ってCPUが画面上に描くキー(ソフトキー)に触れることで、データを入力できるようになっている。
【0014】
音声出力装置は、商品情報を音声で提供するための装置である。
【0015】
カードリーダー/ライターは、カードに記録されているデータを読み取り、そしてカードにデータを書き込む装置である。
カードの例としては、磁気カード、ICカード、非接触式カード、IDカード、プリペイドカード、決済銀行カード、クレジットカードなどが挙げられるが、何れの場合でも個人を識別するためのIDが記録されていなければならない。カードリーダーに読み取られたカードのIDは、主記憶装置に一時記憶され、個人認証に利用される。この個人認証がどのようにしてなされるかの例は、後述する。
また、カードリーダー/ライターは、注文した商品のデータを控えとしてカードに書き込む。このデータの例としては、商品コード、商品名、数量、製造会社、店舗名、販売会社、決済方法(現金払い、郵便振込、銀行振込、クレジットカードによるリボ払い、分割、一括など)が挙げられる。また、クーポン券に記載すべき優待内容、ポイントサービスのポイントを一緒に書き込んでも良い。
尚、非接触式カード用のカードリーダー/ライターは、非接触式カードとデータを送受信するためのアンテナを備える。
【0016】
バーコードリーダーは、商品のバーコードを読み取るための装置である。商品を注文するとき、又は商品情報を検索するときなど、商品を特定する必要のある場合に用いられる。バーコードリーダーで読み取られたバーコードは、主記憶装置に一時記憶され、CPUによって商品の識別がなされる。電子POP装置が、単一種類の商品又は商品見本の近くに設置され、その商品の注文のみを受ける場合は、その電子POP装置で注文すること自体がその商品を特定することを意味するので、バーコードリーダーは無くて良い。
【0017】
キー入力装置は、キーからデータを入力するための装置である。注文する商品の商品コードを入力するとき、注文する商品の数量を入力するとき、商品情報を検索するとき、アンケートに回答するときなどに用いられる。但し、電子POP装置が、単一種類の商品又は商品見本の近くに設置され、その商品の注文のみを受ける場合は、その電子POP装置で注文すること自体がその商品を特定することを意味するので、商品コードを入力しなくて良い。キー入力装置には、上述したようなソフトキー以外に、バードウェアによるハードキーがあっても良い。キー入力装置で入力されたデータは、主記憶装置に一時記憶される。
【0018】
プリンタは、注文した商品のデータを印刷した注文の控え書、クーポン券、ポイントシール、ポイントカードを発行するための装置である。注文の控え書には、例えば、商品コード、商品名、数量、製造会社、店舗名、販売会社、決済方法(現金払い、郵便振込、銀行振込、クレジットカードによるリボ払い、分割、一括など)が印刷される。
【0019】
ネットワーク接続装置は、ネットワークに接続するための装置である。これによって、例えば、そのネットワークに接続しているサーバから最新の商品データを受け取ることができる。また、例えば、顧客から受けた商品の注文データ、アンケート結果のデータを、そのネットワークに接続しているサーバに転送することができる。この商品の注文データの例として、顧客の持つカードのID、商品コード、商品名、数量、製造会社、店舗名、販売会社、決済方法(現金払い、郵便振込、銀行振込、クレジットカードによるリボ払い、分割、一括など)が挙げられる。
このネットワークは、有線又は無線の何れでも良い。ネットワークが無線の場合、ネットワーク接続装置は、アンテナを備える。
【0020】
記録媒体装置は、メモリカードやフロッピーディスクなどの着脱が容易な記録媒体を読み書きする装置である。これによって、例えば、顧客から受けた商品の注文データ、アンケート結果のデータを、その記憶媒体に転送することができる。この商品の注文データの例として、顧客の持つカードのID、商品コード、商品名、数量、製造会社、店舗名、販売会社、決済方法(現金払い、郵便振込、銀行振込、クレジットカードによるリボ払い、分割、一括など)が挙げられる。
【0021】
ここで、店舗内の商品又は商品見本の近くに設置されている本発明の電子POP装置を用いて、顧客が行う商品注文の処理の流れを、カードで注文を受け即座に決済する場合と、カードでは注文のみを受け後で決済する場合とに分けて、説明する。
【0022】
まず、カードで注文を受け即座に決済する場合を、図2のフローチャートに従って説明する。
【0023】
STEP1;商品広告を流す
顧客が電子POP装置を操作をしていない間は、電子POP装置は商品広告をマルチメディア(動画、静止画、CG画像、音声、文字など)で流す。
【0024】
STEP2;購入する商品の決定
顧客は、商品又は商品見本を実際に見たり手に触ったりし、電子POP装置から詳細な商品情報をマルチメディアでインタラクティブに得ることで、購入する商品を決める。
【0025】
STEP3;商品の注文
顧客は、商品の注文を行う。電子POP装置が、複数種類の商品又は商品見本の近くに設置されている場合と、単一種類の商品又は商品見本の近くに設置されている場合とでは、注文の仕方が異なる。
まず、電子POP装置が、複数種類の商品又は商品見本の近くに設置されている場合を説明する。この場合、顧客は、注文する商品のバーコードをバーコードリーダーで電子POP装置に入力するか、或いは、注文する商品の商品コードをキー入力装置(ソフトキー又はハードキー)で電子POP装置に入力することで、注文する商品を指定する。さらに、顧客は、注文する商品の数量を、キー入力装置(ソフトキー又はハードキー)で、電子POP装置に入力する。
次に、電子POP装置が、単一種類の商品又は商品見本の近くに設置されている場合を説明する。この場合、顧客は商品を指定する必要なく、単に、商品の数量をキー入力装置(ソフトキー又はハードキー)で電子POP装置に入力する。顧客が商品を指定する必要がないようにするには、例えば、予め補助記憶装置に商品コードを記憶し、商品の数量をキー入力装置で入力することで、その商品コードを持つ商品を入力された数量だけ注文したことにすれば良い。
【0026】
STEP4;注文データの転送
電子POP装置は、顧客から受けた商品の注文データを、電子POP装置がネットワークに接続されていれば、ネットワークを介してサーバに送る。電子POP装置がネットワークに接続されていなければ、顧客から受けた商品の注文データは、記録媒体に書き込まれる。この商品の注文データの例として、顧客の持つカードのID、商品コード、商品名、数量、製造会社、店舗名、販売会社が挙げられる。
【0027】
STEP5;顧客の認証
電子POP装置は、顧客が所持するカードのIDを、カードリーダーで読み取り、顧客を認証する。顧客の認証は、IDのみで行っても良いし、暗証番号のように顧客のみが知り得る情報(以後、パスワードと呼ぶ)を利用して行っても良い。また、署名や、顧客固有の生物学的特徴(指紋、虹彩、網膜、声紋など)によっても良い。署名や顧客固有の生物学的特徴による場合は、それ用の入力装置を電子POP装置に接続する。
IDのみで認証する場合は、電子POP装置は、カードを持つ人がその人本人であると判断する。
パスワードを利用して認証する場合、電子POP装置は、顧客に、パスワードの入力を促す。顧客が、キー入力装置(ソフトキー又はハードキー)でパスワードを入力すると、電子POP装置は、電子POP装置がネットワークに接続されているときはサーバから、電子POP装置がネットワークに接続されていないときは補助記憶装置から、IDと関連付けられているパスワードを読み出し、顧客が入力したパスワードとを比較する。両者が一致するとき、認証は成功し、STEP6に進む。他方、両者が一致しないとき、認証は失敗し、再度パスワードの入力を促す。或いは、認証が失敗したとき、再度パスワードの入力を促すが、認証を失敗できる回数に上限(例えば3回)を設け、その上限を超えて認証を失敗すると、顧客から受けた注文を取り消し、カードによる決済ができないようにしても良い。
【0028】
STEP6;決済
電子POP装置は、決済を実行する。例えば、プリペイドカードの場合、そのカードから購入金額を引き落とすことによって決済が行われる。また、例えば、決済銀行カードの場合、顧客の銀行口座から購入金額を引き落とすことによって決済が行われる。この銀行口座からの引き落としは、電子POP装置がネットワークに接続していればサーバを介してオンラインで、ネットワークに接続していなければ記録媒体を介してオフラインで行われる。
決済が完了すると、電子POP装置は、決済が完了した旨のデータを、ネットワークに接続していればサーバに送り、ネットワークに接続していなければ記録媒体に書き込む。
但し、クレジットカードの場合は、支払方法(リボ払い、分割払い、一括払い)を指定することによって、決済が行われる。この場合は、支払方法の指定が完了すると、電子POP装置は、支払方法のデータを、ネットワークに接続していればサーバに送り、ネットワークに接続していなければ記録媒体に書き込む。
【0029】
STEP7;アンケートの実施
電子POP装置は、商品を購入してくれた顧客に対してアンケートを実施する。アンケート結果のデータは、電子POP装置がネットワークに接続されていれば、ネットワークを介して電子POP装置からサーバに送られる。電子POP装置がネットワークに接続されていなければ、そのアンケート結果のデータは、記録媒体に書き込まれる。
【0030】
STEP8;注文の控えの発行
電子POP装置は、顧客が注文した商品のデータを、カードリーダーで、顧客が所持するカードに書き込む。また、その注文した商品のデータをプリンタで印刷して、注文の控え書を発行する。この商品の注文データの例として、商品コード、商品名、数量、製造会社、店舗名、販売会社、及び決済完了の旨又は支払方法が挙げられる。
また、カードに、クーポン券に記載すべき優待内容、ポイントサービスのポイントを一緒に書き込んでも良い。
また、控え書と一緒に、クーポン券、ポイントシール、ポイントカードを発行して良い。
【0031】
次に、カードでは注文のみを受け後で決済する場合を、図3のフローチャートに従って説明する。
【0032】
STEP1;商品広告を流す
顧客が電子POP装置を操作をしていない間は、電子POP装置は商品広告をマルチメディア(動画、静止画、CG画像、音声、文字など)で流す。
【0033】
STEP2;購入する商品の決定
顧客は、商品又は商品見本を実際に見たり手に触ったりし、電子POP装置から詳細な商品情報をマルチメディアでインタラクティブに得ることで、購入する商品を決める。
【0034】
STEP3;商品の注文
顧客は、商品の注文を行う。電子POP装置が、複数種類の商品又は商品見本の近くに設置されている場合と、単一種類の商品又は商品見本の近くに設置されている場合とでは、注文の仕方が異なる。
まず、電子POP装置が、複数種類の商品又は商品見本の近くに設置されている場合を説明する。この場合、顧客は、注文する商品のバーコードをバーコードリーダーで電子POP装置に入力するか、或いは、注文する商品の商品コードをキー入力装置(ソフトキー又はハードキー)で電子POP装置に入力することで、注文する商品を指定する。さらに、顧客は、注文する商品の数量を、キー入力装置(ソフトキー又はハードキー)で、電子POP装置に入力する。
次に、電子POP装置が、単一種類の商品又は商品見本の近くに設置されている場合を説明する。この場合、顧客は商品を指定する必要なく、単に、商品の数量をキー入力装置(ソフトキー又はハードキー)で電子POP装置に入力する。顧客が商品を指定する必要がないようにするには、例えば、予め補助記憶装置に商品コードを記憶し、商品の数量をキー入力装置で入力することで、その商品コードを持つ商品を入力された数量だけ注文したことにすれば良い。
【0035】
STEP4;注文データの転送
電子POP装置は、顧客から受けた商品の注文データを、電子POP装置がネットワークに接続されていれば、ネットワークを介してサーバに送る。電子POP装置がネットワークに接続されていなければ、顧客から受けた商品の注文データは、記録媒体に書き込まれる。この商品の注文データの例として、顧客の持つカードのID、商品コード、商品名、数量、製造会社、店舗名、販売会社が挙げられる。
【0036】
STEP5;顧客の認証
電子POP装置は、顧客が所持するカードのIDを、カードリーダーで読み取り、顧客を認証する。
顧客の認証は、IDのみで行っても良いし、暗証番号のように顧客のみが知り得る情報(以後、パスワードと呼ぶ)を利用して行っても良い。また、署名や、顧客固有の生物学的特徴(指紋、虹彩、網膜、声紋など)によっても良い。署名や顧客固有の生物学的特徴による場合は、それ用の入力装置を電子POP装置に接続する。
IDのみで認証する場合は、電子POP装置は、カードを持つ人がその人本人であると判断する。
パスワードを利用して認証する場合、電子POP装置は、顧客に、パスワードの入力を促す。顧客が、キー入力装置(ソフトキー又はハードキー)でパスワードを入力すると、電子POP装置は、電子POP装置がネットワークに接続されているときはサーバから、電子POP装置がネットワークに接続されていないときは補助記憶装置から、IDと関連付けられているパスワードを読み出し、顧客が入力したパスワードとを比較する。両者が一致するとき、認証は成功し、STEP5に進む。他方、両者が一致しないとき、認証は失敗し、再度パスワードの入力を促す。或いは、認証が失敗したとき、再度パスワードの入力を促すが、認証を失敗できる回数に上限(例えば3回)を設け、その上限を超えて認証を失敗すると、顧客から受けた注文を取り消しても良い。
【0037】
STEP6:決済(支払)方法の指定
顧客は、キー入力装置(ソフトキー又はハードキー)を用いて、決済(支払)方法を指定する。例えば、郵便振込、銀行振込、商品を引き渡すときにその商品を確認した後に現金払いが挙げられる。
決済方法の指定が完了すると、電子POP装置は、支払方法のデータを、ネットワークに接続していればサーバに送り、ネットワークに接続していなければ記録媒体に書き込む。
【0038】
STEP7;アンケートの実施
電子POP装置は、商品を購入してくれた顧客に対してアンケートを実施する。アンケート結果のデータは、電子POP装置がネットワークに接続されていれば、ネットワークを介して電子POP装置からサーバに送られる。電子POP装置がネットワークに接続されていなければ、そのアンケート結果のデータは、記録媒体に書き込まれる。
【0039】
STEP8;注文の控えの発行
電子POP装置は、顧客が注文した商品のデータを、カードリーダーで、顧客が所持するカードに書き込む。また、その注文した商品のデータをプリンタで印刷して、注文の控え書を発行する。この商品の注文データの例として、商品コード、商品名、数量、製造会社、店舗名、販売会社、支払方法(現金払い、郵便振込、銀行振込など)が挙げられる。
また、カードに、クーポン券に記載すべき優待内容、ポイントサービスのポイントを一緒に書き込んでも良い。
また、控え書と一緒に、クーポン券、ポイントシール、ポイントカードを発行して良い。
【0040】
以上が、電子POP装置よる商品注文の流れの1例である。サーバは、倉庫に置かれ、顧客から受けた商品の注文データ(顧客の持つカードのID、商品コード、数量など)及びアンケート結果のデータが集まる。電子POP装置がネットワークに接続されていないときは、記録媒体を回収することで、顧客から受けた商品の注文データ(顧客の持つカードのID、商品コード、数量など)及びアンケート結果のデータを集める。
【0041】
商品の引き渡しは、様々な方法があり得る。例えば、店舗での引き取り、顧客の自宅への配達がある。従って、電子POP装置から、注文した商品の引き渡し方法を指定できるようにしても良い。
【0042】
本発明の電子POP装置は、設置場所や広告効果を考慮して、任意の形状を取って良い。電子POP装置を構成する各装置をいくつかを本体に内蔵し、それ以外を付属装置とするのが通例であるが、どの装置を本体に内蔵し、どの装置を付属装置とするかも、任意である。
【0043】
図4に、CPU、主記憶装置、補助記憶装置、画像表示装置、音声出力装置、接触式カードリーダー/ライター5、ソフトキー、ハードキー4、プリンタ、ネットワーク接続装置、記録媒体装置を、電子POP装置本体1に内蔵し、バーコードリーダー7を付属装置とした電子POP装置の1例の正面図を示す。ソフトキーは、画像表示装置の画面3に表示される。プリンタからは、控え書2が印刷されている。また、バーコードリーダー7は、接続コード6で、電子POP装置本体1と接続している。
【0044】
図5に、CPU、主記憶装置、補助記憶装置、画像表示装置、音声出力装置、非接触式カードリーダー/ライター15、ソフトキー、ハードキー14、プリンタ、ネットワーク接続装置、記録媒体装置を、電子POP装置本体11に内蔵し、バーコードリーダー17を付属装置とした電子POP装置の1例の正面図を示す。ソフトキーは、画像表示装置の画面13に表示される。プリンタからは、控え書12が印刷されている。また、バーコードリーダー17は、接続コード16で、電子POP装置本体と接続している。非接触式カードリーダー/ライター15は、電子POP装置本体11の筐体内部に設置され、外部からは見えないので、点線で表わされている。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明から理解できるように、本発明の電子POP装置は、以下のような効果がある。
【0046】
第1に、マルチメディアでインタラクティブに商品情報を顧客提供するだけでなく、実際に商品又は商品見本を見たり手に触れたりしながら注文もでき、またアンケートの収集もできる。このため、家具や大型家電などのように、店舗に商品又は商品見本を置き、置いていないものについての情報は商品カタログで提供し、注文を受けた商品を倉庫から顧客の自宅に届けるという販売形態を取る小売店舗において、顧客の購買意欲の向上、店員の省力化及び店舗スペースの節約に結び付く。
【0047】
第2に、アンケート結果を、ネットワークを介してサーバに転送するか、またはフロッピーディスクやメモリーカードなどのような着脱容易な記録媒体に書き込むので、複数の店舗があっても、どの店舗で行ったアンケートでもその結果を容易に集計することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電子POP装置の構成図。
【図2】 カードで注文を受け即座に決済する場合の商品注文の流れを説明するフローチャート。
【図3】 カードでは注文のみを受け後で決済する場合の商品注文の流れを説明するフローチャート。
【図4】 接触式カードリーダーを用いた電子POP装置の1例の正面図。
【図5】 非接触式カードリーダーを用いた電子POP装置の1例の正面図。
【符号の説明】
1…電子POP装置本体
2…控え書
3…画像表示装置の画面
4…ハードキー
5…接触式カードーリーダー/ライター
6…接続コード
7…バーコードリーダー
11…電子POP装置本体
12…控え書
13…画像表示装置の画面
14…ハードキー
15…非接触式カードリーダー/ライター
16…接続コード
17…バーコードリーダー
Claims (6)
- 商品又は商品見本の近くに設置して広告情報をマルチメディアで顧客に提供する電子POP装置であって、
商品の詳細な商品情報をマルチメディアでインタラクティブに顧客に提供する手段と、
カードリーダーで個人を識別するIDを記録したカードから該IDを読み取ることによって顧客の認証をする手段と、
顧客から受けた商品の注文情報を着脱可能な記録媒体に書き込む手段と、
カードによって認証された顧客に対して決済を行う手段とを備えることを特徴とする電子POP装置。 - 商品又は商品見本の近くに設置して広告情報をマルチメディアで顧客に提供する電子POP装置であって、
商品の詳細な商品情報をマルチメディアでインタラクティブに顧客に提供する手段と、
カードリーダーで個人を識別するIDを記録したカードから該IDを読み取ることによって顧客の認証をする手段と、
顧客から受けた商品の注文情報を着脱可能な記録媒体に書き込む手段と、
カードによって認証された顧客に対して決済方法を指定させる手段とを備えることを特徴とする電子POP装置。 - 商品又は商品見本の近くに設置して広告情報をマルチメディアで顧客に提供する電子POP装置であって、
商品の詳細な商品情報をマルチメディアでインタラクティブに顧客に提供する手段と、
カードリーダーで個人を識別するIDを記録したカードから該IDを読み取ることによって顧客の認証をする手段と、
認証された顧客から注文する商品が特定されることにより商品の注文情報を受ける受注手段と、
顧客から受けた商品の注文情報を着脱可能な記録媒体に書き込む手段と、
カードによって認証された顧客に対して決済を行う手段とを備えることを特徴とする電子POP装置。 - 商品又は商品見本の近くに設置して広告情報をマルチメディアで顧客に提供する電子POP装置であって、
商品の詳細な商品情報をマルチメディアでインタラクティブに顧客に提供する手段と、
カードリーダーで個人を識別するIDを記録したカードから該IDを読み取ることによって顧客の認証をする手段と、
認証された顧客から注文する商品が特定されることにより商品の注文情報を受ける受注手段と、
顧客から受けた商品の注文情報を着脱可能な記録媒体に書き込む手段と、
カードによって認証された顧客に対して決済方法を指定させる手段とを備えたことを特徴とする電子POP装置。 - 商品情報、注文情報のいずれかをネットワークを介してサーバに対して送受信するネットワーク手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電子POP装置。
- 前記カードは、磁気カード、ICカード、非接触式カード、IDカード、プリペイドカード、決済銀行カード、クレジットカードのいずれか1つであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電子POP装置。
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