JP4255787B2 - シールチェーン - Google Patents
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Description
また、Oリングの摺動部でグリース等の潤滑剤切れが生じた場合は、Oリングと各内外プレートとの摺動抵抗が大きくなり、短期間でOリングが折損し、シール効果を果たさなくなるという問題点があった。
さらに、Oリングの外径側が外部に露出しているので、外部からの粉塵が直接Oリングに衝突あるいは接触し、Oリングが早期に劣化するという問題点があった。
また、外プレートの摺接面の面粗度を上げるための特殊な加工には、多大な費用が発生し、コスト高になるという問題点があった。
したがって、シールチェーンの屈曲時には、一方の環状シール部材の環状のリップ状凸部の先端部は、他方の環状シール部材の環状の凹溝の底部で摺動し、他方の環状シール部材の環状のリップ状凸部の先端部は、一方の環状シール部材の環状の凹溝の底部で摺動する。
したがって、内プレートと外プレートはショットブラストを施行したままの状態で使用できるため、特別な加工を必要とせずに、その分コストを抑えることができる。
同様に、一対の環状シール部材のうちの他方の環状シール部材自体の弾性によって他方の環状シール部材は、外プレートの内側面に当接しているので、他方の環状シール部材と外プレート間からの潤滑剤の漏れ及び外部からの塵埃の侵入を防止する。
同様に、一対の環状シール部材のうちの外プレートに対向する他方の環状シール部材に装着された弾性シール部材が弾性変形により外プレートの内側面に当接しているので、一対の環状シール部材のうちの他方の環状シール部材と外プレート間からの潤滑剤の漏れ及び外部からの塵埃の侵入を防止する。
したがって、弾性シール部材の寿命を延ばすことができる。
したがって、シールチェーンの屈曲時には、一方の環状シール部材の環状凸部は他方の環状シール部材の環状の凹溝の嵌合部で摺動し、他方の環状シール部材の環状凸部は一方の環状シール部材の環状の凹溝の嵌合部で摺動する。
そして、弾性シール部材は、それぞれ内プレートまたは外プレートに当接するのみで内プレートの外側面または外プレートの内側面に対して摺動しない。
したがって、内プレートと外プレートはショットブラストを施行したままの状態で使用できるため、特別な加工を必要とせずに、その分コストを抑えることができる。
これにより、環状凸部の先端部と対応する環状の凹溝の底部の接触圧力を低く抑えることができ、環状凸部の先端部の摩耗を抑えることができる。
同様に、弾性シール部材が弾性変形により外プレートの内側面に当接しているので、他方の環状シール部材と外プレート間からの潤滑剤の漏れ及び外部からの塵埃の侵入を防止する。
したがって、弾性シール部材の寿命を延ばすことができる。
したがって、シールチェーンの屈曲時には、一対の環状シール部材は、中間環状シール部材と環状の凹溝の嵌合部で摺動する。
そして、弾性シール部材は、それぞれ内プレートまたは外プレートに当接するのみで内プレートの外側面または外プレートの内側面に対して摺動しない。
したがって、内プレートと外プレートは、ショットブラストを施行したままの状態で使用できるため、特別な加工を必要とせずに、その分コストを抑えることができる。
同様に、弾性シール部材が弾性変形により外プレートの内側面に当接しているので、他方の環状シール部材と外プレート間からの潤滑剤の漏れ及び外部からの塵埃の侵入を防止する。
したがって、弾性シール部材の寿命を延ばすことができる。
また、外側環状シール部材により、外部からの粉塵や水による一対の環状シール部材の劣化を防止することができ、その結果、一対の環状シール部材の寿命を延ばすことができる。
図1は、本発明が適用されるシールチェーンの一部断面平面図である。
図2は、本発明の実施例1であるシールチェーンの図1における楕円枠内の要部を拡大した断面図である。
複数の内リンク2及び外リンク6は、交互に連結されてシールチェーン1が構成されている。
また、外リンク6は、一対のピン7,7と一対の外プレート8,8とからなり、一対の外プレート8,8は、一対のピン7,7の両端部に結合されている。
また、内リンク2と外リンク6は、各ブシュ3に各ピン7が回転自在に挿入されることにより連結されている。
そして、ブシュ3の内周面とピン7の外周面で軸受部9が構成されており、この軸受部9にグリース等の潤滑剤が封入されている。
また、ピン7の一端部には、抜け止めピン10が取り付けられている。
なお、図示はしないが、ピン7の頭部にグリース等の潤滑剤を充填するニップルが取り付けられており、このニップルからピン7の軸部内の給油路を介して軸受部9にグリース等の潤滑剤が充填されている。
そして、このシール手段11により、ブシュ3の内周面とピン7の外周面で構成される軸受部9に封入されるグリース等の潤滑剤が外部へ漏れ出すのを防止するとともに軸受部9に外部から粉塵が侵入するのを防止している。
この実施例では、この弾性体としてポリウレタン樹脂を使用している。
そして、ブシュ3の両端部は、各内プレート4の外側面よりも外側に突出しており、一対の環状シール部材12,14は、このブシュ3の突出部分の外径側に配置されている。
さらに、シール手段11は、一対の環状シール部材12,14の外周側に配置される剛体からなる外側環状シール部材17を有している。
そして、この一方の環状シール部材12は、他方の環状シール部材14と対向する面に環状のリップ状凸部12aと環状の凹溝12bが形成されている。
さらに、この一方の環状シール部材12は、内プレート4の外側面に対向する面に2個の環状溝12cが形成されている。
そして、これら環状溝12c内には、Oリング(弾性シール部材)13が嵌め込まれている。
そこで、一方の環状シール部材12は、他方の環状シール部材14とともに内プレート4と外プレート8の対向する面の間に組み込まれたとき、Oリング13は、内プレート4の外側面に圧接されている。
そして、この他方の環状シール部材14は、一方の環状シール部材12と対向する面に環状のリップ状凸部14aと環状の凹溝14bが形成されている。
さらに、この他方の環状シール部材14は、外プレート8の内側面に対向する面に2個の環状溝14cが形成されている。
そして、これら環状溝14c内には、Oリング(弾性シール部材)15が嵌め込まれている。
そこで、他方の環状シール部材14は、一方の環状シール部材12とともに内プレート4と外プレート8の対向する面の間に組み込まれたとき、Oリング15は、外プレート8の内側面に圧接されている。
また、一方の環状シール部材12と他方の環状シール部材14との間にも、グリース等の潤滑剤が充填されている。
そして、一対の環状シール部材12,14の弾性及びOリング13,15の弾性変形の反発力により、各環状のリップ状凸部12a,14aの先端部は、各環状の凹溝12b,14bの底部に当接している。
この外側環状シール部材17は、例えば、鋼製であることが好ましい。
そして、一対の環状シール部材12,14の外周面と外側環状シール部材17の内周面との間に空隙が設けられ、この空隙にもグリース等の潤滑剤が充填されている。
なお、外側環状シール部材17の両端面と内プレート4の外側面及び外プレート8の内側面との間には、内プレート4と外プレート8の間隔の変化に対応できる程度の隙間が設けられている。
したがって、シールチェーン1の屈曲時には、一方の環状シール部材12の環状のリップ状凸部12aの先端部は、他方の環状シール部材14の環状の凹溝14bの底部で摺動し、他方の環状シール部材14の環状のリップ状凸部14aの先端部は、一方の環状シール部材12の環状の凹溝12bの底部で摺動する。
そして、Oリング13,15は、それぞれ内プレート4または外プレート8に当接するのみで内プレート4の外側面または外プレート8の内側面に対して摺動しない。
したがって、内プレート4と外プレート8は、ショットブラストを施行したままの状態で使用できるため、特別な加工を必要とせずに、その分コストを抑えることができる。
同様に、Oリング15が弾性変形により外プレート8の内側面に当接しているので、他方の環状シール部材14と外プレート8間からのグリース等の潤滑剤の漏れ及び外部からの塵埃の侵入を防止する。
したがって、Oリング13,15の寿命を延ばすことができる。
また、外側環状シール部材17により、外部からの粉塵や水による一対の環状シール部材12,14の劣化を防止することができ、その結果、一対の環状シール部材12,14の寿命を延ばすことができる。
図3は、本発明の実施例2であるシールチェーンの図1における楕円枠内の要部を拡大した断面図である。
そして、このシール手段21により、ブシュ3の内周面とピン7の外周面で構成される軸受部9に封入されるグリース等の潤滑剤が外部へ漏れ出すのを防止するとともに軸受部9に外部から粉塵が侵入するのを防止している。
この実施例では、この弾性体としてポリウレタン樹脂を使用している。
そして、ブシュ3の両端部は、各内プレート4の外側面よりも外側に突出しており、一対の環状シール部材22,24は、このブシュ3の突出部分の外径側に配置されている。
さらに、シール手段21は、一対の環状シール部材22,24の外周側に配置される剛体からなる外側環状シール部材27を有している。
そして、この一方の環状シール部材22は、他方の環状シール部材24と対向する面に環状のリップ状凸部22aと環状の凹溝22bが形成されている。
そして、この他方の環状シール部材24は、一方の環状シール部材22と対向する面に環状のリップ状凸部24aと環状の凹溝24bが形成されている。
また、一方の環状シール部材22と他方の環状シール部材24との間にもグリース等の潤滑剤が充填されている。
そして、一対の環状シール部材22,24の弾性により、各環状のリップ状凸部22a,24aの先端部は、各環状の凹溝22b,24bの底部に当接している。
また、一対の環状シール部材22,24の弾性により、一方の環状シール部材22は、内プレート4の外側面に押圧されて圧接され、他方の環状シール部材24は、外プレート8の内側面に押圧されて圧接されている。
この外側環状シール部材27は、例えば、鋼製であることが好ましい。
そして、一対の環状シール部材22,24の外周面と外側環状シール部材27の内周面との間に空隙が設けられ、この空隙にもグリース等の潤滑剤が充填されている。
なお、外側環状シール部材27の両端面と内プレート4の外側面及び外プレート8の内側面との間には、内プレート4と外プレート8の間隔の変化に対応できる程度の隙間が設けられている。
したがって、シールチェーン1の屈曲時には、一方の環状シール部材22の環状のリップ状凸部22aの先端部は、他方の環状シール部材24の環状の凹溝24bの底部で摺動し、他方の環状シール部材24の環状のリップ状凸部24aの先端部は、一方の環状シール部材22の環状の凹溝22bの底部で摺動する。
したがって、内プレート4と外プレート8は、ショットブラストを施行したままの状態で使用できるため、特別な加工を必要とせずに、その分コストを抑えることができる。
同様に、他方の環状シール部材24自体の弾性によって他方の環状シール部材24は、外プレート8の内側面に当接しているので、他方の環状シール部材24と外プレート8間からのグリース等の潤滑剤の漏れ及び外部からの塵埃の侵入を防止する。
図4は、本発明の実施例3であるシールチェーンの図1における楕円枠内の要部を拡大した断面図である。
そして、このシール手段31により、ブシュ3の内周面とピン7の外周面で構成される軸受部9に封入されるグリース等の潤滑剤が外部へ漏れ出すのを防止するとともに軸受部9に外部から粉塵が侵入するのを防止している。
この実施例では、この弾性体としてポリウレタン樹脂を使用している。
しかし、この一対の環状シール部材32,34は、いずれも弾性体である必要はなく、剛体であってもよい。
剛としては鋼製のものが使用される。
そして、ブシュ3の両端部は、各内プレート4の外側面よりも外側に突出しており、一対の環状シール部材32,34は、このブシュ3の突出部分の外径側に配置されている。
さらに、シール手段31は、一対の環状シール部材32,34の外周側に配置される剛体からなる外側環状シール部材37を有している。
そして、この一方の環状シール部材32は、他方の環状シール部材34と対向する面に、同心状の複数の環状凸部32aと環状凹部32bが形成されている。
さらに、この一方の環状シール部材32は、内プレート4の外側面に対向する面に2個の環状溝32cが形成されている。
そして、これら環状溝32c内には、Oリング(弾性シール部材)33が嵌め込まれている。
そこで、一方の環状シール部材32は、他方の環状シール部材34とともに内プレート4と外プレート8の対向する面の間に組み込まれたとき、Oリング33は、内プレート4の外側面に圧接されている。
そして、この他方の環状シール部材34は、一方の環状シール部材32と対向する面に、同心状の複数の環状凸部34aと環状凹部34bが形成されている。
さらに、この他方の環状シール部材34は、外プレート8の内側面に対向する面に2個の環状溝34cが形成されている。
そして、これら環状溝34c内には、Oリング(弾性シール部材)35が嵌め込まれている。
そこで、他方の環状シール部材34は、一方の環状シール部材32とともに内プレート4と外プレート8の対向する面の間に組み込まれたとき、Oリング35は、外プレート8の内側面に圧接されている。
また、一方の環状シール部材32と他方の環状シール部材34との間にもグリース等の潤滑剤が充填されている。
そして、一対の環状シール部材32,34の弾性及びOリング33,35の弾性変形の反発力により、各環状凸部32a,34aの先端部は、各環状の凹溝32b,34bの底部に当接している。
この外側環状シール部材37は、例えば、鋼製であることが好ましい。
そして、一対の環状シール部材32,34の外周面と外側環状シール部材37の内周面との間に空隙が設けられ、この空隙にもグリース等の潤滑剤が充填されている。
なお、外側環状シール部材37の両端面と内プレート4の外側面及び外プレート8の内側面との間には、内プレート4と外プレート8の間隔の変化に対応できる程度の隙間が設けられている。
したがって、シールチェーン1の屈曲時に、一方の環状シール部材32の環状凸部32aは、他方の環状シール部材34の環状の凹溝34bの嵌合部で摺動し、他方の環状シール部材34の環状凸部34aは、一方の環状シール部材32の環状の凹溝32bの嵌合部で摺動する。
そして、Oリング33,35は、それぞれ内プレート4または外プレート8に当接するのみで内プレート4の外側面または外プレート8の内側面に対して摺動しない。
したがって、内プレート4と外プレート8は、ショットブラストを施行したままの状態で使用できるため、特別な加工を必要とせずに、その分コストを抑えることができる。
これにより、環状凸部32a,34aの先端部と対応する環状の凹溝32b,34bの底部の接触圧力を低く抑えることができ、環状凸部32a,34aの先端部の摩耗を抑えることができる。
同様に、Oリング35が弾性変形により外プレート8の内側面に当接しているので、他方の環状シール部材34と外プレート8間からのグリース等の潤滑剤の漏れ及び外部からの塵埃の侵入を防止する。
したがって、Oリング33,35の寿命を延ばすことができる。
図5は、本発明の実施例4であるシールチェーンの図1における楕円枠内の要部を拡大した断面図である。
そして、このシール手段41により、ブシュ3の内周面とピン7の外周面で構成される軸受部9に封入されるグリース等の潤滑剤が外部へ漏れ出すのを防止するとともに軸受部9に外部から粉塵が侵入するのを防止している。
そして、この一対の環状シール部材42,44は、いずれも弾体体で構成されている。
この実施例では、この弾性体としてポリウレタン樹脂を使用している。
しかし、この一対の環状シール部材42,44は、いずれも弾性体である必要はなく、剛体であってもよい。
剛としては鋼製のものが使用される。
また、中間環状シール部材46は、弾性体からなっており、この実施例では、中間環状シール部材46を構成する弾性体もポリウレタン樹脂を使用している。
そして、ブシュ3の両端部は、各内プレート4の外側面よりも外側に突出しており、一対の環状シール部材42,44は、このブシュ3の突出部分の外径側に配置されている。
さらに、シール手段41は、一対の環状シール部材42,44の外周側に配置される剛体からなる外側環状シール部材47を有している。
そして、この一方の環状シール部材42は、他方の環状シール部材44と対向する面に、環状凹部42bが形成されている。
さらに、この一方の環状シール部材42は、内プレート4の外側面に対向する面に2個の環状溝42cが形成されている。
そして、これら環状溝42c内には、Oリング(弾性シール部材)43が嵌め込まれている。
そこで、一方の環状シール部材42は、他方の環状シール部材44とともに内プレート4と外プレート8の対向する面の間に組み込まれたとき、Oリング43は、内プレート4の外側面に圧接されている。
そして、この他方の環状シール部材44は、一方の環状シール部材42と対向する面に、一方の環状シール部材42の環状凹部42bと対向して環状凹部44bが形成されている。
さらに、この他方の環状シール部材44は、外プレート8の内側面に対向する面に2個の環状溝44cが形成されている。
そして、これら環状溝44c内には、Oリング(弾性シール部材)45が嵌め込まれている。
そこで、他方の環状シール部材44は、一方の環状シール部材42とともに内プレート4と外プレート8の対向する面の間に組み込まれたとき、Oリング35は、外プレート8の内側面に圧接されている。
また、一方の環状シール部材42と他方の環状シール部材44との間にも、グリース等の潤滑剤が充填されている。
そして、一対の環状シール部材42,44の弾性、弾性体からなる中間環状シール部材46の弾性及びOリング43,45の弾性変形の反発力により、中間環状シール部材46は、一対の環状シール部材42,44の各環状の凹溝42b,44bの底部に当接している。
この外側環状シール部材47は、例えば、鋼製であることが好ましい。
そして、一対の環状シール部材42,44の外周面と外側環状シール部材47の内周面との間に空隙が設けられ、この空隙にもグリース等の潤滑剤が充填されている。
なお、外側環状シール部材47の両端面と内プレート4の外側面及び外プレート8の内側面との間には、内プレート4と外プレート8の間隔の変化に対応できる程度の隙間が設けられている。
したがって、シールチェーン1の屈曲時には、一対の環状シール部材42,44は、中間環状シール部材46と環状の凹溝42b,44bの嵌合部で摺動する。
そして、Oリング43,45は、それぞれ内プレート4または外プレート8に当接するのみで内プレート4の外側面または外プレート8の内側面に対して摺動しない。
したがって、内プレート4と外プレート8は、ショットブラストを施行したままの状態で使用できるため、特別な加工を必要とせずに、その分コストを抑えることができる。
これにより、同材質による摺動摩耗の促進を防止することができる。
同様に、Oリング45が弾性変形により外プレート8の内側面に当接しているので、他方の環状シール部材44と外プレート8間からのグリース等の潤滑剤の漏れ及び外部からの塵埃の侵入を防止する。
したがって、Oリング43,45の寿命を延ばすことができる。
2 ・・・内リンク
3 ・・・ブシュ
4 ・・・内プレート
5 ・・・ローラ
6 ・・・外リンク
7 ・・・ピン
8 ・・・外プレート
9 ・・・軸受部
10 ・・・抜け止めピン
11 ,21 ,31 ,41 ・・・シール手段
12 ,22 ,32 ,42 ・・・一方の環状シール部材
12a,22a ・・・環状のリップ状凸部
32a ・・・環状凸部
12b,22b,32b,42b ・・・環状凹部
12c,34c,42c ・・・環状溝
13 ,33 ,43 ・・・Oリング(弾性シール部材)
14 ,24 ,34 ,44 ・・・他方の環状シール部材
14a,24a ・・・環状のリップ状凸部
34a ・・・環状凸部
14b,24b,34b,44b ・・・環状凹部
14c,34c,44c ・・・環状溝
15 ,35 ,45 ・・・Oリング(弾性シール部材)
36 ・・・密閉空間
46 ・・・中間環状シール部材
17 ,27 ,37 ,47 ・・・外側環状シール部材
Claims (5)
- 内プレートと外プレートの対向する面の間にシール手段を介在するシールチェーンにおいて、
前記シール手段は前記内プレートと外プレートの互いに対向する面の間に対向して配置される一対の環状シール部材を有し、該一対の環状シール部材は弾性体からなり、該一対の環状シール部材は互いに対向する面に環状のリップ状凸部と該環状のリップ状凸部が嵌合する環状凹部を有し、前記環状のリップ状凸部の先端部は前記環状凹部の底部に前記一対の環状シール部材の弾性により押圧されて当接し、前記シールチェーンの屈曲時に前記環状のリップ状凸部の先端部と前記環状凹部の底部が摺動することを特徴とするシールチェーン。 - 前記一対の環状シール部材は前記内プレートまたは外プレートに対向する面にそれぞれ弾性シール部材が装着され、該弾性シール部材は前記内プレートまたは外プレートに当接することを特徴とする請求項1記載のシールチェーン。
- 内プレートと外プレートの対向する面の間にシール手段を介在するシールチェーンにおいて、
前記シール手段は前記内プレートと外プレートの互いに対向する面の間に対向して配置される一対の環状シール部材を有し、該一対の環状シール部材は互いに対向する面に同心状の複数の環状凸部と該環状凸部がそれぞれ嵌合する複数の環状凹部を有し、前記複数の環状凸部の周面と前記一対の環状シール部材の環状凸部と環状凹部を除いて対向する面との間に形成される密閉空間を有し、前記一対の環状シール部材は前記内プレートまたは外プレートに対向する面にそれぞれ弾性シール部材が装着され、該弾性シール部材は前記内プレートまたは外プレートに当接し、前記シールチェーンの屈曲時に前記一対の環状シール部材は前記環状凸部と環状凹部の嵌合面で摺動することを特徴とするシールチェーン。 - 内プレートと外プレートの対向する面の間にシール手段を介在するシールチェーンにおいて、
前記シール手段は前記内プレートと外プレートの対向する面の間に対向して配置される一対の環状シール部材と該一対の環状シール部材の間に配置される弾性体からなる中間環状シール部材とを有し、前記一対の環状シール部材は互いに対向する面にそれぞれ環状凹部を有し、前記中間環状シール部材は前記環状凹部の両方に嵌合し、前記一対の環状シール部材は前記内プレートまたは外プレートに対向する面にそれぞれ弾性シール部材が装着され、該弾性シール部材は前記内プレートまたは外プレートに当接し、前記シールチェーンの屈曲時に前記一対の環状シール部材は前記中間環状シール部材と環状凹部の嵌合面で摺動することを特徴とするシールチェーン。 - 前記シール手段は前記一対の環状シール部材の外周側に配置される剛体からなる外側環状シール部材を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のシールチェーン。
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