JP4254308B2

JP4254308B2 - Vehicle back door structure

Info

Publication number: JP4254308B2
Application number: JP2003095417A
Authority: JP
Inventors: 博央伊與田
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 2003-03-31
Filing date: 2003-03-31
Publication date: 2009-04-15
Anticipated expiration: 2023-03-31
Also published as: JP2004299564A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のバックドア構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、車両後方側の開口をより大きく確保するために、リフトゲートが開くに伴い、リアバンパー全体が下方へ移動する機構が設けられた車両が知られている（例えば特許文献１参照）。また、同じ目的から、リアバンパー全体が移動する代わりに、その一部が下方へ移動する機構が設けられた車両が知られている（例えば特許文献２参照）。
【０００３】
【特許文献１】
欧州特許第０７４５５１６号明細書
【特許文献２】
英国特許第２１４１９７８号明細書
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従来、リフトゲートに加え、リアバンパーを可動とした技術において採用される操作レバーの様式としては、リフトゲート用及びリアバンパー用の操作レバーが、リフトゲートの下端部近傍にて、車幅方向に配列されるものが知られている。しかしながら、かかる様式では、各操作レバーの見分けがつき難く、また、リフトゲート及びリアバンパーの両方をワンタッチで同時に開くことはできなかった。
【０００５】
本発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたもので、各操作レバーの見分けがつき易く、また、リフトゲートとリアバンパーとを同時に開くことができる操作性に優れた車両のバックドア構造を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項１に係る発明は、車体後部で車両後方に向かって開口した荷室の開口の上部を開閉自在に覆うリフトゲートと、リアバンパーの少なくとも一部からなり該荷室の開口の下部を開閉自在に覆うバンパー開閉部とを備えた車両のバックドア構造において、該リフトゲートが上記荷室の開口を閉じた状態にあるように該リフトゲートを保持する第１ロック機構と、該第１ロック機構のロックを解除する第１ロック解除機構と、該バンパー開閉部が上記荷室の開口を閉じた状態にあるように該バンパー開閉部を保持する第２ロック機構と、該第２ロック機構のロックを解除する第２ロック解除機構と、該第１ロック解除機構及び第２ロック解除機構の両方を同時に操作可能であるように構成された同時操作機構と、を有していることを特徴としたものである。
【０００７】
また、本願の請求項２に係る発明は、請求項１に係る発明において、上記第１ロック解除機構のみを操作可能であるように構成された第１操作機構と、上記第２ロック解除機構のみを操作可能であるように構成された第２操作機構とを備えており、上記同時操作機構が、上記第１及び第２の操作機構を同時に操作可能であるように構成されていることを特徴としたものである。
【０００８】
更に、本願の請求項３に係る発明は、請求項１又は２に係る発明において、上記同時操作機構が、その上端側で上記リフトゲートに対して所定軸まわりに揺動可能に枢支され、その下端側で乗員が手をかけて操作するハンドル部をなす操作部材を有するとともに、上記第１操作機構は、その上端側で上記同時操作機構が枢支される軸と同じ軸まわりに揺動可能に枢支され、その下端側で、上記同時操作機構よりも車両前後方向の後方側に位置し、乗員が手をかけて操作するハンドル部をなす操作部材を有していることを特徴としたものである。
【０００９】
また、更に、本願の請求項４に係る発明は、車体後端で車幅方向に延び、かつ、車体に対して定位置をとるように固定されたバンパーレインと、上記バンパー開閉部を略上下方向に移動可能とする移動機構とが設けられるとともに、該バンパー開閉部が、上記バンパーレインの車両前後方向の前方側で、上記荷室の開口の下部を開閉自在に覆うように設けられた開閉部本体と、上記バンパーレインを車両後方側から覆いつつ、該開閉部本体に固定されたバンパーフェイシャとを有し、また、上記移動機構が、該バンパーレインが上記開閉部本体とバンパーフェイシャとの間に常に位置するように、該開閉部本体を車体とバンパーレインとの間で略上下方向に移動させるべく、該開閉部本体に対して連結する支持部材を有しており、上記第１ロック機構を構成するラッチが上記リフトゲートに設けられる一方、上記ラッチと係合するストライカーが上記開閉部本体に設けられていることを特徴としたものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図１及び２は、それぞれ、本発明の実施の形態に係る車両のリフトゲートが開いた状態、及び、リフトゲートに加えてリアバンパーの一部が開いた状態での車両後方側からの斜視図である。この車両１では、車両後方に向かって開口する後部荷室４に対して、後部荷室４の開口３の上部を開閉自在に覆うリフトゲート２が設けられるとともに、後部荷室４の開口３をより大きく確保するために、リアバンパー１８が、リフトゲート２の下端部に対向する部位で上下方向に可動となり、後部荷室４の開口３の下部を開閉自在に覆うように構成されている。リアバンパー１８は、車幅方向において分割され、車幅方向側部における固定部１９と、車幅方向中央におけるバンパー開閉部２０とから構成されている。バンパー開閉部２０は、上下方向に可動となるように、伸縮可能なダンパー２９を含む各種の部材を介して、車体に連結されている。
【００１１】
この車両１では、リフトゲート２を後部荷室４の開口３の上部を閉じた状態に保持するロック機構（第１ロック機構）として、リフトゲート２の下端に、ラッチ５が設けられ、他方、バンパー開閉部２０の上端に、ストライカー２２が設けられている。バンパー開閉部２０が閉じた状態で、リフトゲート２を閉じた場合には、ラッチ５及びストライカー２２が互いに係合し、リフトゲート２が閉じた状態に保持されることとなる。つまり、上記ラッチ５とストライカー２２とが、本願の特許請求の範囲に記載した「（リフトゲートが荷室の開口を閉じた状態にあるように該リフトゲートを保持する）第１ロック機構」に相当している。
【００１２】
また、バンパー開閉部２０を後部荷室４の開口３の下部を閉じた状態に保持するロック機構（第２ロック機構）としては、後部荷室４の開口３の一部（上側及び左右両側）を規定するフレーム６の左右両側の下端近傍に、それぞれ、ストライカー８が取り付けられ、他方、バンパー開閉部２０の内側面（車両前方側の面）におけるストライカー８に対応した部位には、ラッチ２４（図５参照）が設けられている。図３に、フレーム６の右側の下端近傍に取り付けられたストライカー８及びその周辺を拡大して示す。この図３からよく分かるように、フレーム６の下端近傍には、車両後方の斜め上方へ向かう傾斜面１２ａを備えた溝部１２が形成されている。ストライカー８は、その傾斜面１２ａに対して取り付けられることで、車両後方の斜め上方へ向かって突出する。バンパー開閉部２０を閉じた場合には、ストライカー８及びラッチ２４が互いに係合し、バンパー開閉部２０が閉じた状態に保持されることとなる。つまり、上記ストライカー８とラッチ２４とが、本願の特許請求の範囲に記載した「（バンパー開閉部が荷室の開口を閉じた状態にあるように上記バンパー開閉部を保持する）第２ロック機構」に相当している。
【００１３】
更に、図１及び図２に示すように、この車両１では、前述したロック機構によるロックを解除し、リフトゲート２及びバンパー開閉部２０を開くための操作レバーとして、リフトゲート２の下端近傍及びバンパー開閉部２０の上端に、それぞれ、第１操作レバー４０及び第２操作レバー５０が設けられている。第２操作レバー５０は、リフトゲート２が開いた状態からバンパー開閉部２０を開くために、その操作によって、バンパー開閉部２０用の第２ロック機構（ストライカー８及びラッチ２４）によるロックを解除できるように構成されている。
【００１４】
これに対して、第１操作レバー４０は、リフトゲート２を開くために、その操作によって、リフトゲート２用の第１ロック機構（ストライカー２２及びラッチ５）によるロックを解除できるように構成されている。更に、この実施の形態では、第１操作レバー４０が、リフトゲート２及びバンパー開閉部２０を同時に開くために、その操作によって、リフトゲート２用の第１ロック機構によるロックの解除に加え、バンパー開閉部２０用の第２ロック機構（ストライカー８及びラッチ２４）によるロックを解除できるように構成されている。すなわち、第１操作レバー４０の操作によって、リフトゲート２のみを開く、若しくは、リフトゲート２及びバンパー開閉部２０を同時に開くことが可能である。リフトゲート２及びバンパー開閉部２０の同時開動作を可能とするために、この実施の形態では、リフトリフトゲート２の下端及びバンパー開閉部２０の上端にそれぞれ孔部７及び５９が形成されており、これらの孔部７，５９を通じて、第１操作レバー４０及び第２操作レバー５０が連係する機構が構成されている。
なお、第１操作レバー４０，第２操作レバー５０、及び、両レバー４０，５０の連係機構の詳細については、図９〜１３を参照して後述する。
【００１５】
図４は、バンパー開閉部２０及び一方の固定部１９を取り除いた状態での車両後方側からの斜視図である。リアバンパー１８の内側には、車体後端における車体強度を増すためのバンパーレイン１５が、車幅方向に延びるように設けられている。このバンパーレイン１５は、車体に対して定位置をとるように、車両前後方向に延びる支持部材１７を介して、車体後端におけるリアエンドパネル１１に固定されている。
【００１６】
また、この車両１では、図４からよく分かるように、後部荷室４の開口３の上側部及び左右両側部を規定するフレーム６に沿って、シール９が装着されている。このシール９は、リフトゲート２が閉じた状態で、車体とリフトゲート２との間に介在し、両者間における密封性を確保するものである。更に、後部荷室４の開口３の下側部に沿って、車幅方向に沿って延びるシール１３が装着されている。このシール１３は、バンパー開閉部２０が閉じた状態で、車体とバンパー開閉部２０との間に介在し、両者間における密封性を確保するものである。
【００１７】
図５は、バンパー開閉部２０の車両前方側を示す斜視図である。このバンパー開閉部２０は、基本的に、バンパー開閉部２０の基本構造体として、後部荷室４の開口３の下部に沿って車幅方向に広がる形状を備えた開閉部本体２１と、車両後方側から開閉部本体２１に固定され、リアバンパー１８の外表面をなすバンパーフェイシャ２５と、開閉部本体２１の下端から車両前方側へ延びる揺動支持部材２７と、を有している。
【００１８】
開閉部本体２１は、金属板からなる中空体である。この開閉部本体２１には、車体に対するリフトゲート２及びバンパー開閉部２０の閉状態をそれぞれ保持するための第１及び第２ロック機構のそれぞれ一部（ストライカー２２及びラッチ２４）が設けられている。まず、リフトゲート２の下端に設けられたラッチ５と係合可能なストライカー２２は、開閉部本体２１の上端中央に形成された傾斜面２１ａに対して取り付けられ、車両前方の斜め上方へ向かって突出している。また、後部荷室４の開口３を規定するフレーム６に取り付けられたストライカー８と係合可能なラッチ２４は、開閉部本体２１の左右両側における上端近傍に形成された一対の貫通孔２１ｂに対応して、開閉部本体２１の中空体内に取り付けられている。
【００１９】
更に、開閉部本体２１の上端における車両の後方側には、車幅方向に沿って、ほぼ車両後方の斜め上方へ向かって露出するように、シール２３が装着されている。このシール２３は、リフトゲート２及びバンパー開閉部２０が閉じた状態で、リフトゲート２とバンパー開閉部２０（厳密には開閉部本体２１）の間に介在し、両者間における密封性を確保する。
【００２０】
バンパーフェイシャ２５は樹脂製であり、その下端で車両前方側へ延び、その末端は開閉部本体２１の真下に位置している。バンパーフェイシャ２５の末端部と開閉部本体２１の下端部とは、ステー部材２８を介して連結されている。
【００２１】
揺動支持部材２７は、その一端側で開閉部本体２１の下端に固定され、下方へ僅かに延びた後に湾曲して、車両前方の斜め上方に延びる形状を有している。車両前方側の端部２７Ａは、車両前方側に設定された共通の軸Ｃ_０まわりに揺動可能に枢支されている。この揺動支持部材２７が軸Ｃ_０まわりに揺動することにより、バンパー開閉部２０は、車体に対して揺動し、後部荷室４の開口３の下部を開閉自在に覆うことができる。
かかる揺動支持部材２７を介したバンパー開閉部２０の開閉動作の詳細については、図６及び図７を参照して後述する。なお、揺動支持部材２７の形状は、これに限定されるものでなく、以下で説明するバンパー開閉部２０の開閉動作を実現できるものであれば、いかなる形状であってもよい。
【００２２】
バンパー開閉部２０には、バンパー開閉部２０を支持するための揺動支持部材２７以外の部材として、その長手方向に伸縮可能なダンパー２９が取り付けられている。ダンパー２９は、バンパー開閉部２０の両側に配置されており、それぞれ、その上端部２９Ａが、連結部材（不図示）を介し、バンパー開閉部２０に対して所定軸まわりに揺動可能に枢支され、また、その下端部２９Ｂが、車体に対して所定軸まわりに揺動可能に枢支されている。このダンパー２９は、バンパー開閉部２０の開閉動作に応じて伸縮する。
【００２３】
次に、図６及び図７を参照して、バンパー開閉部２０の開閉動作について説明する。図６の（ａ）及び（ｂ）は、それぞれ、閉位置及び開位置にあるバンパー開閉部２０の車幅方向中央での縦断面説明図である。これらの図からよく分かるように、バンパー開閉部２０のバンパーフェイシャ２５は、バンパーレイン１５を車両後方側から覆いつつ、開閉部本体２１に対して、例えば車両前方側の上端近傍における締結部２５ａを含む複数の部位で固定されている。また、図６の（ａ）に示す閉状態では、車体後端におけるリアサイドパネル１１に設けられたシール部材１３が、開閉部本体２１の下端近傍に密着して、車体とバンパー開閉部２０との間における密封性が確保される。
【００２４】
バンパー開閉部２０の側部に配置されたダンパー２９は、図６の（ａ）に示す閉状態で最大長さをとり、バンパー開閉部２０の開動作に伴い次第に短くなって、図６の（ｂ）に示す開状態で最小長さをとる。
また、後部荷室４の床面をなすフロアボード３４の後端部に連結されたプレート部材３１は、図６の（ａ）に示す閉状態で、バンパー開閉部２０と対向するように立ち上がり、後部荷室４の壁面の一部を構成し、他方、図６の（ｂ）に示す開状態で、車両後方側へ倒れ、水平に保持される。このように水平に保持されたプレート部材３１は、開状態時における車体とバンパー開閉部２０との間に生じた間隙を覆い、例えば荷物の搬入時に、小さな荷物が車体とバンパー開閉部２０との間に落ちるのを防止することができる。なお、車幅方向中央において、フロアボード３４の下側には、フロアパネル３３の一部に形成されたスペヤタイヤパン３３ａが位置している。
【００２５】
図７の（ａ）及び（ｂ）は、それぞれ、閉位置及び開位置にあるバンパー開閉部２０の車両幅方向側部での縦断面説明図である。バンパー開閉部２０は、後部荷室４の開口３を規定するフレーム６に取り付けられたストライカー８と、開閉部本体２１の上端近傍に設けられたラッチ２４とが互いに係合することにより、図７の（ａ）に示す閉状態に保持される。
【００２６】
図６及び図７からよく分かるように、バンパー開閉部２０の開閉部本体２１は、車体内部に設定された軸Ｃ_０まわりに揺動可能に枢支された揺動支持部材２７を介して車体と連結され、揺動支持部材２７とともに軸Ｃ_０まわりに回動するが、このとき、開閉部本体２１は、それが常にバンパーレイン１５の車両前方側に位置するように、また、開閉部本体２１に対して固定されたバンパーフェイシャ２５が常にバンパーレイン１５の車両後方側に位置するように、略上下方向に移動させられる。
【００２７】
このように、バンパーレイン１５が常に開閉部本体２１とバンパーフェイシャ２５との間に位置するように、バンパー開閉部２０の開閉部本体２１を車体とバンパーレイン２５との間で移動させることにより、車両の略上下方向に移動可能なバンパー開閉部２０と、車体に固定されたバンパーレイン１５とのレイアウトを両立することができ、また、開動作時におけるバンパー開閉部２０の車両後方への飛出し量を小さくすることができる。
【００２８】
更に、開閉部本体２１がバンパーレイン１５の前方側に保持されるため、衝突から開閉部本体２１を保護することができ、リペアビリティがよい。また、リフトゲート２側のラッチ５と対応するストライカー２２は、バンパーレイン１５により保護される開閉部本体２１に設けられているので、軽衝突等により車両の機能性が損なわれることを防止可能である。
【００２９】
また、更に、バンパー開閉部２０は、その基本構成として、金属製の開閉部本体２１と、車体の外面をなす樹脂製のバンパーフェイシャ２５とを有するため、車体の内側でバンパー開閉部全体としての剛性を確保する一方、車体の外面における硬さを抑えることができる。
【００３０】
図８の（ａ）及び（ｂ）は、それぞれ、バンパー開閉部２０を揺動支持する揺動支持部材２７の車体への連結構造を示す縦断面説明図および斜視図である。揺動支持部材２７は、車両前方へ延びる端部２７Ａで、車両前後方向に延びるリアサイドフレーム３５に対して、軸Ｃ_０まわりに揺動可能に枢支されるよう連結される。図８の（ａ）からよく分かるように、リアサイドフレーム３５は、リアサイドパネル３９の近傍にて、スペアタイヤパン３３ａを備えた車体のフロアパネル３３の下面側に固定される。
【００３１】
また、図８の（ｂ）からよく分かるように、リアサイドフレーム３５の側部には、平面視コ字状のブラケット３６がボルト３７及びナット３８等で取り付けられる。そして、揺動支持部材２７は、ブラケット３６内部で、その端部２７Ａにボルト３７が挿通されることにより、軸Ｃ_０まわりに揺動可能に枢支される。
【００３２】
図９は、リフトゲート２の下端近傍に設けられた、リフトゲート２及バンパー開閉部２０を操作するための第１操作レバー４０の斜視図である。なお、図９では、左上方が車両前方に、また、右下方が車両後方に相当するものとする。第１操作レバー４０は、リフトゲートのみの開動作，リフトゲート２及びバンパー開閉部２０の同時の開動作を可能とするもので、基本的には、リフトゲート２及びバンパー開閉部２０の閉状態を保持する第１及び第２の各ロック機構（ラッチ５，２４及びストライカー２２，８）によるロックをそれぞれ解除する機構（第１ロック解除機構及び第２ロック解除機構）を同時に操作できるように構成された第１操作部材４１と、リフトゲート２の閉状態を保持する第１ロック機構（ラッチ５及びストライカー２２）によるロックを解除する機構（第１ロック解除機構）のみを操作できるように構成された第２操作部材４３と、を有している。両操作部材４１，４３は、同一の軸Ｃ_１まわりに揺動可能に枢支され、第２操作部材４３は、第１操作部材４１の車両後方側に位置するように保持される。また、両操作部材４１，４３は、通常、バネ等の付勢部材（不図示）により、軸Ｃ_１まわりに矢印Ｂ１の方向に付勢されている。
【００３３】
第１操作部材４１は、車両の上下方向及び車幅方向に広がる形状を有しており、その上端側で、車幅方向に延びる軸Ｃ_１まわりに揺動可能に枢支され、他方、その下端側で、操作者が操作時に手を触れるハンドル部４１ａをなしている。操作者は、ハンドル部４１ａの下側から第１操作部材４１の内側に手を入れて、ハンドル部４１ａを車両後方側へ引き出すことで、第１操作部材４１の操作を行える。この操作に際して、第１操作部材４１は、軸Ｃ_１まわりに矢印Ａ１の方向に回動する。
【００３４】
また、第１操作部材４１は、その側部上端（具体的には左側部上端）から突出して車両前方へ延びる舌片部４１ｂを有している。この舌片部４１ｂは、第１操作部材４１の操作に伴い、下方へ移動する。このように移動する舌片部４１ｂにより、リフトゲート２内で軸Ｃ_２まわりに揺動可能に枢支された揺動部材４５の一端が押し下げられる。このとき、揺動部材４５は、軸Ｃ_２まわりに矢印Ａ２の方向へ回動する。揺動部材４５の他端には、バンパー開閉部２０用の第２ロック機構（ラッチ２４及びストライカー８）によるロックを解除すべく作用するロッド４７が保持部材４６を介して取り付けられ、下方へ延びている。このロッド４７は、矢印Ａ２の方向における揺動部材４５の回動に伴い、矢印Ａ３の方向へ引き上げられる。揺動部材４５は、通常、バネ等の付勢部材（不図示）により、軸Ｃ_２まわりに矢印Ｂ２の方向に付勢され、これにより、ロッド４７は矢印Ｂ３の方向へ押し下げられている。
【００３５】
第２操作部材４３は、第１操作部材４１の車両後方側で車幅方向に延び、その両端で第１操作部材４１の上端を挟み込むように折れ曲がる形状を有している。この第２操作部材４３は、第１操作部材４１の上端を挟み込む部位で、第１操作部材４１と同じ軸Ｃ_１まわりに揺動可能に枢支され、他方、第１操作部材４１の車両後方側で車幅方向に延びる部位で、操作者が操作時に手を触れるハンドル部４３ａをなしている。操作者は、ハンドル部４３ａと第１操作部材４１との間に手を入れて、ハンドル部４３ａを車両後方側へ引き出すことで、第２操作部材４３の操作を行える。この操作に際して、第２操作部材４３は、軸Ｃ_１まわりに矢印Ａ１の方向に回動する。
【００３６】
また、第１操作部材４１の上端を挟み込む第２操作部材４３の端部の一方には、車両前方へ延びる舌片部４３ｂが、第１操作部材４１の側部上端に形成された舌片部４１ｂ及び揺動部材４５と干渉しないように形成されている。この舌片部４３ｂは、第２操作部材４３の操作に伴い、下方へ移動する。この舌片部４３ｂの先端には、リフトゲート２用の第１ロック機構（ラッチ５及びストライカー２２）によるロックを解除するように作用すべく下方へ延びるロッド４９が、保持部材４８を介して取り付けられている。このロッド４９は、舌片部４３ｂの下方への移動に伴い、矢印Ａ４の方向へ押し下げられ、ラッチ５及びストライカー２２によるロックを解除する。ロッド４９は、通常、第２操作部材４３が軸Ｃ_１まわりに矢印Ｂ１の方向に付勢されるため、矢印Ｂ４の方向に引き上げられている。「上記ロッド４９（ラッチ５及びストライカー２２によるロックを解除する機構）」が本願の特許請求の範囲に記載した「（第１ロック機構のロックを解除する）第１ロック解除機構」に相当し、上記「保持部材４８，舌片部４３ｂ及び第２操作部材４３」が本願の特許請求の範囲に記載した「（第１ロック解除機構のみを操作可能であるように構成された）第１操作機構」に相当し、上記「第２操作部材４３」が本願の特許請求の範囲に記載した「（第１操作機構の）操作部材」に相当している。
【００３７】
図１０には、図９に示す構成から第２操作部材４３を取り外した構成を示す。この図からよく分かるように、第１操作部材４１の車両後方側には、車両後方の斜め上方へ向かって延びる一対の突起部４１ｃが設けられている。これら突起部４１ｃの上端面には、第２操作部材４３の操作されていない状態において、第２操作部材４３のハンドル部４３ａ（図９参照）が当接して支持される。突起部４１ｃの高さは、第２操作部材４３が突起部４１ｃに当接した状態で、操作者が、第１操作部材４１と第２操作部材４３のハンドル部４３ａとの間に手を入れて、第２操作部材４３を操作できるように設定されている。
【００３８】
続いて、図１１を参照しながら、第１操作レバー４０を構成する第１操作部材４１及び第２操作部材４３の操作時におけるロック解除作用について説明する。図１１の（ａ）には、第２操作部材４３が操作された状態、すなわち、第２操作部材４３のハンドル部４３ａが引き上げられた状態を示す。第２操作部材４３のハンドル部４３ａが、一点鎖線で示す初期位置から軸Ｃ_１まわりに回動しつつ引き上げられて、実線で示す位置（ロック解除位置）へ移動させられることで、第２操作部材４３の舌片部４３ｂ（図９参照）に連結されたロッド４９が所定の位置まで押し下げられる。その結果、リフトゲート２用の第１ロック機構によるロックが解除されて、リフトゲート２が開状態となる。
【００３９】
他方、図１１の（ｂ）には、リフトゲート２及びバンパー開閉部２０を同時に開くために、第１操作部材４１が操作された状態、すなわち、第１操作部材４１のハンドル部４１ａが引き上げられた状態を示す。ハンドル部４１ａが、１点鎖線で示す初期位置から軸Ｃ_１まわりに回動しつつ引き上げられて、実線で示す位置（ロック解除位置）へ移動させられることで、揺動部材４５（図９参照）に連結されたロッド４７が所定の位置まで引き上げられる。その結果、バンパー開閉部２０用の第２ロック機構によるロックが解除され、バンパー開閉部２０が開状態となる。
【００４０】
また、第１操作部材４１のハンドル部４１ａが実線で示すロック解除位置へ移動させられる場合には、第２操作部材４３のハンドル部４３ａも、第１操作部材４１の車両後方側に設けられた突起部４１ｃにより支持されつつ、そのロック解除位置まで移動させられる。これにより、第２操作部材４３の舌片部４３ｂ（図９参照）に連結されたロッド４９が下方へ押し下げられ、リフトゲート２用の第１ロック機構によるロックが解除されて、リフトゲート２が開状態となる。
【００４１】
このように、第１操作レバー４０は、その第１操作部材４１を操作した場合に、リフトゲート２及びバンパー開閉部２０を同時に開くことができ、操作性がよい。また、この第１操作レバー４０では、同時操作部材としての第１操作部材４１が第２操作部材４３よりも車両前方側に配置されているため、各操作部材４１，４３の見分けがつきやすく、使い勝手がよい。
【００４２】
次に、バンパー開閉部２０の上端に設けられた第２操作レバー５０について説明する。図１２は、第２操作レバー５０の斜視図である。第２操作レバー５０は、バンパーフェイシャ２５の上端に形成された凹部５３内にて、バンパー開閉部２０の閉状態を保持する第２ロック機構（ラッチ２４及びストライカー８）によるロックを解除できるように構成されるもので、車両前後方向及び車幅方向に広がる形状を有する操作部材５１と、車幅方向に延びるバンパー開閉部持上げ用のグリップ５２とを有している。操作部材５１は、その後端で、軸部材５４により軸Ｃ_３まわりに揺動可能に枢支される一方、その前端で、操作者が操作時に手を触れるハンドル部５１ａをなしている。操作者は、操作部材５１の前端側からハンドル部５１ａの下側に手を入れて、ハンドル部５１ａを上方へ引き上げることで、操作部材５１の操作を行える。この操作に際して、操作部材５１は、軸Ｃ_３まわりに矢印Ａ５の方向に回動するが、これにより、その両端にて開閉部本体２１に取り付けられたラッチ２４（図５参照）に連結する軸部材５４を介して、ラッチ２４及び車体側のストライカー８によるロックが解除される。「上記軸部材５４（ラッチ２４及びストライカー８によるロックを解除する機構）」が本願の特許請求の範囲に記載した「（第２ロック機構のロックを解除する）第２ロック解除機構」に相当し、上記「操作部材５１を備えた第２操作レバー５０」が本願の特許請求の範囲に記載した「（第２ロック解除機構のみを操作可能であるように構成された）第２操作機構」に相当している。
【００４３】
また、操作部材５１に隣接して、リフトゲート２側に設けられた第１操作レバー４０と第２操作レバー５０とを連係させるためのロッド５５が、操作部材５１と共に軸Ｃ_３まわりに揺動可能に枢支されている。このロッド５５は、一端側で、バンパーフェイシャ２５の凹部５３の近傍に形成された孔部５９へ向かって上方へ延び、その先端に爪部５５ａを有している。
【００４４】
ロッド５５に対応して、第１操作レバー４０側に揺動部材４５に連結されたロッド４７が上方から延び、その先端に、ロッド５５の爪部５５ａと係合する爪部４７ａを有している。操作部材５１及びロッド５５は、通常、バネ等の付勢部材（不図示）により、それぞれ、矢印Ｂ５及びＢ６の方向に付勢されているが、リフトゲート２側に設けられた第１操作レバー４０の第１操作部材４１の操作に伴い、ロッド４７が矢印Ａ３の方向に引き上げられると、ロッド４７に係合するロッド５５が矢印Ａ６の方向に引き上げられる。その結果、第２操作レバー５０の操作部材５１が軸Ｃ_３まわりに矢印Ａ５の方向に回動するように力が作用し、軸部材５４を介して、ラッチ２４及び車体側のストライカー８によるロックが解除されることとなる。
【００４５】
図１３は、第１操作レバー４０の第１操作部材４１の操作時における第２操作レバー５０の動作をあらわす説明図である。まず、図１３の（ａ）に示す状態では、第１操作レバー４０の第１操作部材４１の操作開始に伴い、揺動部材４５（図９参照）に連結されたロッド４７が、第１操作部材４１の操作前の位置（２点鎖線で示す）からシフトすることで、第２操作レバー５０の操作部材５１に連結されたロッド５５と係合している。
【００４６】
図１３の（ｂ）には、図１３の（ａ）に示す状態から第１操作レバー４０の第１操作部材４１が更に操作された状態を示す。第１操作部材４１の更なる操作に伴い、ロッド４７は矢印Ａ３の方向に引き上げられ、これにより、ロッド４７と係合するロッド５５は矢印Ａ６の方向に引き上げられる。これと同時に、第２操作レバー５０の操作部材５１は、軸Ｃ_３まわりに矢印Ａ５の方向に回動させられる。
【００４７】
図１３の（ｃ）には、図１３の（ｂ）に示す状態から第１操作レバー４０の第１操作部材４１が更に操作され、バンパー開閉部２０用の第２ロック機構によるロックが解除された直後の状態を示す。第１操作部材４１の更なる操作に伴い、ロッド４７が矢印Ａ３の方向に更に引き上げられると、それに係合するロッド５５が、軸部材５４（図１２参照）を介してラッチ２４及びストライカー８によるロックが解除される位置まで引き上げられる。このとき、第２操作レバー５０の操作部材５１も、そのロック解除位置まで移動させられる。ロッド５５は、ロック解除位置に到達した直後に、ロッド４７から外れ、操作部材５１とともに、バネ等の付勢部材による付勢力によって移動して、図１３の（ａ）に示す状態に戻る。
かかる連係機構により、リフトゲート２側に設けられた第１操作レバー４０を操作することで、バンパー開閉部２０用の第２ロック機構によるロックを解除し、リフトゲート２及びバンパー開閉部２０を同時に開くことが可能となる。上記「第１操作部材４１，揺動部材４５，保持部材４６，ロッド４７，孔部５９，ロッド５５（図９及び図１２参照）」が本願の特許請求の範囲に記載した「（第１ロック解除機構及び第２ロック解除機構の両方を同時に操作可能であるように構成された）同時操作機構」に相当し、上記「第１操作部材４１」が本願の特許請求の範囲に記載した「（同時操作機構の）操作部材」に相当している。
【００４８】
図１４は、図９〜１１を参照して説明した第１操作レバー４０の変形例である第１操作レバー６０を示す斜視図である。なお、図１４では、左上方が車両前方に、また、右下方が車両後方に相当するものとする。
この第１操作レバー６０は、リフトゲート２のみの開動作，リフトゲート２及びバンパー開閉部２０の同時開動作に加え、バンパー開閉部２０のみの開動作を可能とするように構成されており、基本的に、リフトゲート２の閉状態を保持する第１ロック機構によるロックを解除する機構（第１ロック解除機構）のみを操作できるように、若しくは、それと同時に、バンパー開閉部２０の閉状態を保持する第２ロック機構によるロックを解除する機構（第２ロック解除機構）を操作できるように構成された第１操作部材６１と、バンパー開閉部２０の閉状態を保持する第２ロック機構（ストライカー８及びラッチ２４）によるロックを解除する機構のみを操作できるように構成された第２操作部材６４と、を有している。両操作部材６１，６４は、同一の軸Ｃ_４まわりに揺動可能に枢支され、第２操作部材６４は、第１操作部材６１の車両後方側に位置するように保持される。また、両操作部材６１，６４は、通常、バネ等の付勢部材（不図示）により、軸Ｃ_４まわりに矢印Ｂ７の方向に付勢されている。
【００４９】
第１操作部材６１は、車両の上下方向及び車幅方向に広がる形状を有しており、その上端側で、車幅方向に延びる軸Ｃ_４まわりに揺動可能に枢支され、他方、その下端側で、操作者が操作時に手を触れるハンドル部６１ａをなしている。操作者は、ハンドル部６１ａの下側から第１操作部材６１の内側に手を入れて、ハンドル部６１ａを車両後方側へ引き出すことで、第１操作部材６１の操作を行える。この操作に際して、第１操作部材６１は、軸Ｃ_４まわりに矢印Ａ７の方向に回動する。
【００５０】
また、第１操作部材６１は、その上端の一部から突出して車両前方へ延びる舌片部６１ｂを有している。この舌片部６１ｂは、第１操作部材６１の操作に伴い、下方へ移動する。この舌片部６１ｂの先端には、リフトゲート２用の第１ロック機構（ラッチ５及びストライカー２２）によるロックを解除するように作用すべく下方へ延びるロッド６３が、保持部材６２を介して取り付けられている。このロッド６３は、舌片部６１ｂの下方への移動に伴い、矢印Ａ１０の方向へ押し下げられ、リフトゲート２用のロック機構によるロックを解除する。ロッド６３は、通常、第１操作部材６１が軸Ｃ_４まわりに矢印Ｂ７の方向に付勢されることから、矢印Ｂ１０の方向に引き上げられている。
【００５１】
第２操作部材６４は、第１操作部材６４の車両後方側で車幅方向に延び、その両端で第１操作部材６１の上端を挟み込むように折れ曲がる形状を有している。この第２操作部材６４は、第１操作部材６１の上端を挟み込む部位で、第１操作部材６１と同じ軸Ｃ_４まわりに揺動可能に枢支され、他方、第１操作部材６１の車両後方側で車幅方向に延びる部位で、操作者が操作時に手を触れるハンドル部６４ａをなしている。操作者は、ハンドル部６４ａと第１操作部材６１との間に手を入れて、ハンドル部６４ａを車両後方側へ引き出すことで、第２操作部材６４の操作を行える。この操作に際して、第２操作部材６４は、軸Ｃ_４まわりに矢印Ａ７の方向に回動する。
【００５２】
また、第１操作部材６１の上端を挟み込む第２操作部材６４の端部の一方には、車両前方へ延びる舌片部６４ｂが、第１操作部材６１の上端の一部に形成された舌片部６１ｂと干渉しないように形成されている。この舌片部６４ｂは、第２操作部材６４の操作に伴い、下方へ移動する。このように移動する舌片部６４ｂにより、リフトゲート２内で軸Ｃ_５まわりに揺動可能に枢支された揺動部材６５の一端が押し下げられる。このとき、揺動部材６５は、軸Ｃ_４まわりに矢印Ａ８の方向へ回動する。揺動部材６５の他端には、バンパー開閉部２０用の第２ロック機構（ラッチ２４及びストライカー８）によるロックを解除すべく作用するロッド６７が保持部材６６を介して取り付けられ、下方へ延びている。このロッド６７は、矢印Ａ８の方向における揺動部材６５の回動に伴い、矢印Ａ９の方向へ引き上げられる。揺動部材６５は、通常、バネ等の付勢部材（不図示）により、軸Ｃ_５まわりに矢印Ｂ８の方向に付勢され、これにより、ロッド６７は矢印Ｂ９の方向へ押し下げられている。
【００５３】
続いて、図１５を参照しながら、第１操作レバー６０を構成する第１操作部材６１及び第２操作部材６４の操作時におけるロック解除作用について説明する。まず、図１５の（ａ）に、第２操作部材６４が操作された状態、すなわち、第２操作部材６４のハンドル部６４ａが引き上げられた状態を示す。第２操作部材６４のハンドル部６４ａが、一点鎖線で示す初期位置から軸Ｃ_４まわりに回動しつつ引き上げられて、実線で示すロック解除位置へ移動させられることで、揺動部材６５（図１４参照）に連結されたロッド６７が所定の位置まで引き上げられる。その結果、バンパー開閉部２０用の第２ロック機構（ストライカー８及びラッチ２４）によるロックが解除されて、バンパー開閉部２０が開状態となる。
【００５４】
また、図１５の（ｂ）に、第１操作部材６１が途中まで操作された状態、すなわち、第１操作部材６１のハンドル部６１ａが第１のロック解除位置まで引き出された状態を示す。第１操作部材６１のハンドル部６１ａが、１点鎖線で示す初期位置から軸Ｃ_４まわりに回動しつつ引き出されて、実線で示す第１のロック解除位置へ移動させられることで、舌片部６１ｂに連結されたロッド６３（図１４参照）が所定の位置まで押し下げられる。その結果、リフトゲート２用の第１ロック機構（ラッチ５及びストライカー２２）によるロックが解除され、リフトゲート２が開状態となる。
【００５５】
更に、図１５の（ｃ）に、第１操作部材６１が最後まで操作された状態、すなわち、第１操作部材６１のハンドル部６１ａが第２のロック解除位置まで引き出された状態を示す。第１操作部材６１のハンドル部６１ａが、図１５の（ｂ）中の実線で示す位置から、更に軸Ｃ_４まわりに回動しつつ引き出されて、最終的に、実線で示す第２のロック解除位置まで移動させられる。この移動の途中で、第２操作部材６４のハンドル部６４ａが、第１操作部材６１の後方側に当接して支持され、第１操作部材６１とともに、そのロック解除位置まで移動させられることになる。これにより、揺動部材６５に連結されたロッド６７が所定の位置まで引き上げられ、バンパー開閉部２０用の第２ロック機構（ストライカー８及びラッチ２４）によるロックが解除されて、バンパー開閉部２０が開状態となる。
以上のように、図１４及び図１５に示した変形例では、「第１操作レバー６０の第２操作部材６４」が、本願の特許請求の範囲に記載した「（第２ロック解除機構のみを操作可能であるように構成された）第２操作機構」の操作部材の機能を有し、「第１操作レバー６０の第１操作部材６１」が、本願の特許請求の範囲に記載した「（第１ロック解除機構のみを操作可能であるように構成された第１操作機構の）操作部材」と、「（第１ロック解除機構及び第２ロック解除機構の両方を同時に操作可能であるように構成された同時操作機構の）操作部材」とを兼用している。
【００５６】
以上のように、第１操作レバー６０は、リフトゲート２及びバンパー開閉部２０の同時開動作させるのに加え、リフトゲート２及びバンパー開閉部２０をそれぞれ単独で開動作させることができるので、状況に合わせて操作を行うことができ、使い勝手がよい。
【００５７】
最後に、図１６を参照して、開動作時のバンパー開閉部２０の車両後方への飛出し量をより小さくするために、バンパー開閉部２０を支持する揺動支持部材が枢支される軸が、前述した実施の形態とは異なる所定位置に設定される変形例について説明する。図１６の（ａ）及び（ｂ）は、それぞれ、この変形例に関した、閉位置及び開位置にあるバンパー開閉部２０の車幅方向中央での縦断面説明図である。
【００５８】
この変形例では、揺動支持部材（不図示）が枢支される軸Ｃ_６が、前述した実施の形態と比較して、より車両後方側に、かつ、バンパーフェイシャ２５の車両上下方向の略中間に設定されている。バンパー開閉部２０は、車体内部に設定された軸Ｃ_６まわりに揺動可能に枢支される揺動支持部材とともに回動するが、この場合には、前述した実施の形態と同様に、車体後部で定位置に固定されたバンパーレイン１５に対して、常時、バンパー開閉部２０の開閉部本体２１が車両前方側に位置するとともに、バンパーフェイシャ２５が車両後方側に位置することとなる。
【００５９】
かかる変形例によれば、基本的に、前述した実施の形態と同様の効果が得られ、その上、更に、開動作時におけるバンパー開閉部２０の移動領域を小さくすることができ、これにより、バンパー開閉部２０の飛出し量を一層小さくすることができる。
【００６０】
なお、本発明は、例示された実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
【００６１】
【発明の効果】
本願の請求項１に係る発明によれば、第１及び第２の操作機構を同時に操作可能であるように構成される同時操作機構によって、リフトゲート及びバンパー開閉部を同時に開くことが可能であり、操作性がよい。
【００６２】
また、本願の請求項２に係る発明によれば、上記第１ロック解除機構のみを操作可能であるように構成された第１操作機構と、上記第２ロック解除機構のみを操作可能であるように構成された第２操作機構とを備えることで、リフトゲート及びバンパー開閉部をそれぞれ単独で開操作できるので、状況に合わせて操作が可能で、使い勝手がよい。
【００６３】
更に、本願の請求項３に係る発明によれば、同時操作機構の操作部材が、第１ロック解除機構を操作可能であるように構成された第１操作機構の操作部材よりも車両前後方向の前方側に位置するので、操作部材の見分けがつきやすく、使い勝手がよい。
【００６４】
また、更に、本願の請求項４に係る発明によれば、リフトゲート側に設けられたラッチに対応するストライカーが、バンパーレインにより保護される開閉部本体に設けられるので、軽衝突等から車両の機能性を損なうことを防止可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係る車両のリフトゲートが開いた状態での車両後方側からの斜視図である。
【図２】上記車両のリフトゲート及びバンパー開閉部が開いた状態での車両後方側からの斜視図である。
【図３】上記バンパー開閉部用のロック機構を拡大して示す斜視図である。
【図４】上記バンパー開閉部及びそれに隣接するリアバンパーの一部を取り除いた状態での車両後方側からの斜視図である。
【図５】上記バンパー開閉部の車両前方側からの斜視図である。
【図６】（ａ）閉位置にある上記バンパー開閉部の車幅方向中央での縦断面説明図である。
（ｂ）開位置にある上記バンパー開閉部の車幅方向中央での縦断面説明図である。
【図７】（ａ）閉位置にある上記バンパー開閉部の車幅方向側部での縦断面説明図である。
（ｂ）開位置にある上記バンパー開閉部の車幅方向側部での縦断面説明図である。
【図８】（ａ）上記バンパー開閉部を揺動支持する揺動支持部材の車体に対する連結構造を示す縦断面説明図である。
（ｂ）上記揺動支持部材の車体に対する連結構造を示す斜視図である。
【図９】上記リフトゲート及びバンパー開閉部用のロック機構によるロックを解除するための第１操作レバーの斜視図である。
【図１０】上記第１操作レバーの第１操作部材の斜視図である。
【図１１】（ａ）上記リフトゲートを開くべく、上記第１操作レバーの第２操作部材が操作された状態をあらわす説明図である。
（ｂ）上記リフトゲート及びバンパー開閉部を同時に開くべく、上記操作レバーの第１操作部材が操作された状態をあらわす説明図である。
【図１２】上記バンパー開閉部用のロック機構によるロックを解除するための第２操作レバーの斜視図である。
【図１３】上記第１操作レバーの第１操作部材の操作時における第２操作レバーの動作をあらわす説明図である。
【図１４】上記第１操作レバーの変形例を示す斜視図である。
【図１５】（ａ）上記第１操作レバーの変形例に関して、バンパー開閉部のみを開くべく、第１操作レバーの第２操作部材が操作された状態をあらわす説明図である。
（ｂ）上記第１操作レバーの変形例に関して、リフトゲートのみを開くべく、第１操作レバーの第２操作部材が操作された状態をあらわす説明図である。
（ｃ）上記第１操作レバーの変形例に関して、リフトゲート及びバンパー開閉部を同時に開くべく、第１操作レバーの第１操作部材が操作された状態をあらわす説明図である。
【図１６】（ａ）上記バンパー開閉部を支持する揺動支持部材が枢支される軸が、バンパーフェイシャの車両上下方向の略中間に設定される変形例に関した、閉位置にあるバンパー開閉部の車幅方向中央での縦断面説明図である。
（ｂ）上記変形例に関した、開位置にある上記バンパー開閉部の車幅方向中央での縦断面説明図である。
【符号の説明】
１…車両
２…リフトゲート
３…開口
４…後部荷室
５…ラッチ
８…ストライカー
９…シール
１３…シール
１５…バンパーレイン
１８…リアバンパー
１９…固定部
２０…バンパー開閉部
２１…開閉部本体
２２…ストライカー
２３…シール
２４…ラッチ
２５…バンパーフェイシャ
２７…揺動支持部材
２９…ダンパー
４０…第１操作レバー
４１…第１操作部材
４１ａ…ハンドル部
４１ｂ…舌片部
４１ｃ…突起部
４３…第２操作部材
４３ａ…ハンドル部
４３ｂ…舌片部
４５…揺動部材
４７…ロッド
４９…ロッド
５０…第２操作レバー
５１…操作部材
５５…ロッド[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle back door structure.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to secure a larger opening on the rear side of the vehicle, there is known a vehicle provided with a mechanism in which the entire rear bumper moves downward as the lift gate opens (see, for example, Patent Document 1). For the same purpose, a vehicle is known in which a mechanism is provided in which a part of the rear bumper moves downward instead of moving the entire rear bumper (see, for example, Patent Document 2).
[0003]
[Patent Document 1]
European Patent No. 0745516
[Patent Document 2]
British Patent No. 2141978
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Conventionally, in addition to the lift gate, the operation lever used in the technology in which the rear bumper is movable is the lift gate and rear bumper operation lever in the vehicle width direction near the lower end of the lift gate. What is arranged is known. However, in such a mode, it is difficult to distinguish each operation lever, and both the lift gate and the rear bumper cannot be simultaneously opened with one touch.
[0005]
The present invention has been made in view of the above technical problem, and it is easy to distinguish each operation lever, and a back door structure for a vehicle excellent in operability capable of opening a lift gate and a rear bumper at the same time. The purpose is to provide.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 of the present application comprises a lift gate that covers an upper part of an opening of a cargo compartment that opens toward the rear of the vehicle at the rear of the vehicle body, and a lower part of the opening of the cargo compartment, comprising at least a part of a rear bumper. And a bumper opening / closing portion that covers the door in a freely openable / closable manner, wherein the lift gate holds the lift gate so that the lift gate is in a closed state, and the first lock mechanism A first lock release mechanism for releasing the lock of the one lock mechanism, a second lock mechanism for holding the bumper opening / closing portion so that the bumper opening / closing portion is in a state of closing the opening of the cargo compartment, and the second lock A second unlocking mechanism for unlocking the mechanism, and a simultaneous operation mechanism configured to be capable of operating both the first unlocking mechanism and the second unlocking mechanism at the same time. Special It is obtained by the.
[0007]
The invention according to claim 2 of the present application is the invention according to claim 1, wherein only the first operation mechanism configured to be able to operate only the first unlocking mechanism and the second unlocking mechanism are provided. And a second operation mechanism configured to be operable, and the simultaneous operation mechanism is configured to be capable of operating the first and second operation mechanisms simultaneously. It is what.
[0008]
Further, the invention according to claim 3 of the present application is the invention according to claim 1 or 2, wherein the simultaneous operation mechanism is pivotally supported on the upper end side so as to be swingable about a predetermined axis with respect to the lift gate, The first operation mechanism swings around the same axis as the axis on which the simultaneous operation mechanism is pivotally supported at the upper end side thereof. It is pivotally supported, and has an operation member that is located at the lower end side of the vehicle in the front-rear direction of the vehicle with respect to the simultaneous operation mechanism and forms a handle portion that is operated by an occupant. It is a thing.
[0009]
Furthermore, the invention according to claim 4 of the present application is such that a bumper rain extending in the vehicle width direction at the rear end of the vehicle body and fixed so as to take a fixed position with respect to the vehicle body, and the bumper opening / closing portion are substantially vertically moved. And a bumper opening / closing portion provided on the front side of the bumper rain in the front-rear direction of the vehicle so as to cover the lower portion of the opening of the luggage compartment so as to be openable and closable. And a bumper facer fixed to the opening / closing part body while covering the bumper rain from the rear side of the vehicle, and the moving mechanism includes A support member connected to the opening / closing portion main body so as to move the opening / closing portion main body substantially vertically between the vehicle body and the bumper rain so that the first opening While latch constituting a click mechanism is provided on the lift gate, in which the striker to be engaged with said latch is characterized in that provided in the opening and closing portion body.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
FIGS. 1 and 2 are perspective views from the vehicle rear side in a state where the lift gate of the vehicle according to the embodiment of the present invention is opened and in a state where a part of the rear bumper is opened in addition to the lift gate, respectively. It is. In the vehicle 1, a lift gate 2 that covers the upper part of the opening 3 of the rear cargo room 4 so as to be openable and closable with respect to the rear cargo room 4 that opens toward the rear of the vehicle is provided. In order to ensure a larger size, the rear bumper 18 is configured to be movable in a vertical direction at a portion facing the lower end portion of the lift gate 2 so as to cover the lower portion of the opening 3 of the rear cargo compartment 4 so as to be freely opened and closed. The rear bumper 18 is divided in the vehicle width direction, and includes a fixed portion 19 at a side portion in the vehicle width direction and a bumper opening / closing portion 20 at the center in the vehicle width direction. The bumper opening / closing part 20 is connected to the vehicle body via various members including an extendable damper 29 so as to be movable in the vertical direction.
[0011]
  In this vehicle 1, a lock mechanism that holds the lift gate 2 in a state in which the upper part of the opening 3 of the rear cargo compartment 4 is closed.(First lock mechanism)As shown, the latch 5 is provided at the lower end of the lift gate 2, and the striker 22 is provided at the upper end of the bumper opening / closing portion 20. When the lift gate 2 is closed while the bumper opening / closing portion 20 is closed, the latch 5 and the striker 22 are engaged with each other, and the lift gate 2 is held in the closed state.That is, the latch 5 and the striker 22 are in the “first lock mechanism (which holds the lift gate so that the lift gate is in a state in which the opening of the cargo compartment is closed)” described in the claims of the present application. It corresponds.
[0012]
  In addition, a lock mechanism that holds the bumper opening / closing portion 20 in a state where the lower portion of the opening 3 of the rear cargo compartment 4 is closed.(Second lock mechanism)As described above, strikers 8 are respectively mounted near the lower ends of the left and right sides of the frame 6 that define a part of the opening 3 of the rear cargo compartment 4 (upper and left and right sides), while the inner surface ( A latch 24 (see FIG. 5) is provided at a portion corresponding to the striker 8 on the vehicle front side surface. In FIG. 3, the striker 8 attached in the vicinity of the lower end on the right side of the frame 6 and its periphery are shown in an enlarged manner. As can be seen from FIG. 3, a groove portion 12 having an inclined surface 12 a directed obliquely upward at the rear of the vehicle is formed in the vicinity of the lower end of the frame 6. The striker 8 is attached to the inclined surface 12a and protrudes obliquely upward at the rear of the vehicle. When the bumper opening / closing part 20 is closed, the striker 8 and the latch 24 are engaged with each other, and the bumper opening / closing part 20 is held in the closed state.That is, the striker 8 and the latch 24 described in the claims of the present application “(the bumper opening / closing portion holds the bumper opening / closing portion so that the opening of the cargo compartment is closed)” Is equivalent to.
[0013]
  Further, as shown in FIGS. 1 and 2, in the vehicle 1, the operation lever for releasing the lock by the above-described locking mechanism and opening the lift gate 2 and the bumper opening / closing portion 20 is used in the vicinity of the lower end of the lift gate 2 and A first operation lever 40 and a second operation lever 50 are provided at the upper end of the bumper opening / closing part 20, respectively. The second operation lever 50 opens the bumper opening / closing part 20 from the state in which the lift gate 2 is opened.SecondThe lock mechanism (striker 8 and latch 24) can be unlocked.
[0014]
  On the other hand, the first operation lever 40 opens the lift gate 2 so that the lift gate 2 can be opened.FirstThe lock mechanism (striker 22 and latch 5) can be unlocked. Furthermore, in this embodiment, since the first operating lever 40 opens the lift gate 2 and the bumper opening / closing part 20 at the same time, the lift is performed by the operation.GateFor 2FirstIn addition to releasing the lock by the lock mechanism,SecondThe lock mechanism (striker 8 and latch 24) can be unlocked. That is, it is possible to open only the lift gate 2 or to open the lift gate 2 and the bumper opening / closing portion 20 simultaneously by operating the first operation lever 40. In this embodiment, holes 7 and 59 are formed in the lower end of the lift lift gate 2 and the upper end of the bumper opening / closing part 20 in order to enable simultaneous opening operation of the lift gate 2 and the bumper opening / closing part 20. A mechanism in which the first operating lever 40 and the second operating lever 50 are linked through these holes 7 and 59 is configured.
  The details of the first operating lever 40, the second operating lever 50, and the linkage mechanism of both the levers 40, 50 will be described later with reference to FIGS.
[0015]
FIG. 4 is a perspective view from the vehicle rear side with the bumper opening / closing part 20 and one fixing part 19 removed. A bumper rain 15 for increasing the vehicle body strength at the rear end of the vehicle body is provided inside the rear bumper 18 so as to extend in the vehicle width direction. The bumper rain 15 is fixed to the rear end panel 11 at the rear end of the vehicle body via a support member 17 extending in the vehicle front-rear direction so as to take a fixed position with respect to the vehicle body.
[0016]
Further, in this vehicle 1, as can be seen from FIG. 4, a seal 9 is attached along the frame 6 that defines the upper side of the opening 3 and the left and right sides of the rear luggage compartment 4. This seal 9 is interposed between the vehicle body and the lift gate 2 in a state where the lift gate 2 is closed, and ensures sealing performance between the two. Further, a seal 13 extending along the vehicle width direction is attached along the lower side of the opening 3 of the rear luggage compartment 4. The seal 13 is interposed between the vehicle body and the bumper opening / closing part 20 in a state in which the bumper opening / closing part 20 is closed, and ensures sealing performance between the two.
[0017]
FIG. 5 is a perspective view showing the vehicle front side of the bumper opening / closing part 20. The bumper opening / closing part 20 basically includes an opening / closing part main body 21 having a shape extending in the vehicle width direction along the lower part of the opening 3 of the rear cargo compartment 4 as a basic structure of the bumper opening / closing part 20, and a vehicle rear side. A bumper fascia 25 fixed to the opening / closing part main body 21 from the side and forming the outer surface of the rear bumper 18, and a swinging support member 27 extending from the lower end of the opening / closing part main body 21 to the vehicle front side.
[0018]
  The opening / closing part main body 21 is a hollow body made of a metal plate. The opening / closing section main body 21 holds the lift gate 2 and the bumper opening / closing section 20 closed with respect to the vehicle body.1st and 2ndLock mechanismEach part of(Striker 22 and latch 24) are provided. First, the striker 22 that can be engaged with the latch 5 provided at the lower end of the lift gate 2 is attached to an inclined surface 21 a formed at the center of the upper end of the opening / closing portion main body 21, and obliquely upwards in front of the vehicle. It protrudes. Further, the latch 24 that can be engaged with the striker 8 attached to the frame 6 that defines the opening 3 of the rear cargo compartment 4 corresponds to a pair of through holes 21b formed in the vicinity of the upper ends on both the left and right sides of the opening / closing portion main body 21. And it is attached in the hollow body of the opening-and-closing part main body 21.
[0019]
Furthermore, a seal 23 is mounted on the rear side of the vehicle at the upper end of the opening / closing section main body 21 so as to be exposed obliquely upward at the rear of the vehicle along the vehicle width direction. This seal 23 is interposed between the lift gate 2 and the bumper opening / closing part 20 (strictly, the opening / closing part main body 21) in a state where the lift gate 2 and the bumper opening / closing part 20 are closed, and ensures a sealing property between them. .
[0020]
The bumper fascia 25 is made of resin and extends at the lower end of the bumper fascia 25 toward the front side of the vehicle. The end portion of the bumper fascia 25 and the lower end portion of the opening / closing portion main body 21 are connected via a stay member 28.
[0021]
The swing support member 27 is fixed to the lower end of the opening / closing part main body 21 at one end side thereof, has a shape that is curved after being slightly extended downward and extends obliquely upward in front of the vehicle. The vehicle front side end portion 27A has a common axis C set on the vehicle front side.₀It is pivotally supported around it. The swing support member 27 is connected to the axis C₀By swinging around, the bumper opening / closing part 20 swings with respect to the vehicle body, and can cover the lower part of the opening 3 of the rear cargo compartment 4 so as to be freely opened and closed.
Details of the opening / closing operation of the bumper opening / closing portion 20 via the swing support member 27 will be described later with reference to FIGS. 6 and 7. The shape of the swing support member 27 is not limited to this, and may be any shape as long as the opening / closing operation of the bumper opening / closing portion 20 described below can be realized.
[0022]
The bumper opening / closing part 20 is provided with a damper 29 that can be expanded and contracted in the longitudinal direction as a member other than the swing support member 27 for supporting the bumper opening / closing part 20. The dampers 29 are disposed on both sides of the bumper opening / closing part 20, and the upper end parts 29A thereof are pivotally supported with respect to the bumper opening / closing part 20 via a connecting member (not shown) so as to be swingable around a predetermined axis. The lower end 29B is pivotally supported with respect to the vehicle body so as to be swingable about a predetermined axis. The damper 29 expands and contracts according to the opening / closing operation of the bumper opening / closing part 20.
[0023]
Next, with reference to FIG.6 and FIG.7, the opening / closing operation | movement of the bumper opening / closing part 20 is demonstrated. FIGS. 6A and 6B are longitudinal cross-sectional explanatory views at the vehicle width direction center of the bumper opening / closing portion 20 in the closed position and the open position, respectively. As can be understood from these drawings, the bumper fascia 25 of the bumper opening / closing portion 20 covers the bumper rain 15 from the vehicle rear side, and the fastening portion 25a in the vicinity of the upper end of the vehicle front side, for example, with respect to the opening / closing portion main body 21. It is fixed at multiple sites. Further, in the closed state shown in FIG. 6A, the seal member 13 provided on the rear side panel 11 at the rear end of the vehicle body is in close contact with the vicinity of the lower end of the opening / closing portion main body 21, and the vehicle body and the bumper opening / closing portion 20 are connected. Sealing performance is ensured.
[0024]
The damper 29 disposed on the side of the bumper opening / closing portion 20 takes the maximum length in the closed state shown in FIG. Take the minimum length in the open state shown in b).
Further, the plate member 31 connected to the rear end portion of the floor board 34 forming the floor surface of the rear cargo room 4 rises so as to face the bumper opening / closing portion 20 in the closed state shown in FIG. It constitutes a part of the wall surface of the rear cargo compartment 4, and in the open state shown in FIG. 6 (b), it falls to the vehicle rear side and is held horizontally. The plate member 31 held horizontally in this manner covers a gap formed between the vehicle body and the bumper opening / closing portion 20 in the open state. For example, when a load is loaded, a small baggage is formed between the vehicle body and the bumper opening / closing portion 20. It can prevent falling in between. A spare tire pan 33a formed on a part of the floor panel 33 is located below the floor board 34 at the center in the vehicle width direction.
[0025]
(A) and (b) of Drawing 7 are longitudinal section explanatory views in the vehicle width direction side part of bumper opening-and-closing part 20 in a closed position and an open position, respectively. The bumper opening / closing portion 20 is engaged with a striker 8 attached to the frame 6 defining the opening 3 of the rear cargo compartment 4 and a latch 24 provided in the vicinity of the upper end of the opening / closing portion main body 21 to engage each other. In the closed state shown in FIG.
[0026]
As can be seen from FIGS. 6 and 7, the opening / closing part body 21 of the bumper opening / closing part 20 has a shaft C set inside the vehicle body.₀It is connected to the vehicle body via a swing support member 27 pivotally supported so as to swing around the shaft C together with the swing support member 27.₀At this time, the opening / closing part main body 21 is always positioned on the vehicle front side of the bumper rain 15 and the bumper fascia 25 fixed to the opening / closing part main body 21 is always a bumper. It is moved substantially in the vertical direction so as to be located on the vehicle rear side of the rain 15.
[0027]
In this way, by moving the opening / closing part body 21 of the bumper opening / closing part 20 between the vehicle body and the bumper rain 25 so that the bumper rain 15 is always located between the opening / closing part body 21 and the bumper fascia 25, The bumper opening / closing part 20 that can move substantially in the vertical direction of the vehicle and the bumper rain 15 fixed to the vehicle body can be made compatible, and the bumper opening / closing part 20 jumps out to the rear of the vehicle during the opening operation. The amount can be reduced.
[0028]
Furthermore, since the opening / closing part main body 21 is held on the front side of the bumper rain 15, the opening / closing part main body 21 can be protected from a collision, and the repairability is good. Further, since the striker 22 corresponding to the latch 5 on the lift gate 2 side is provided in the opening / closing part main body 21 protected by the bumper rain 15, it is possible to prevent the functionality of the vehicle from being impaired due to a light collision or the like. is there.
[0029]
Furthermore, since the bumper opening / closing part 20 has a metal opening / closing part main body 21 and a resin bumper fascia 25 forming the outer surface of the vehicle body as its basic configuration, the bumper opening / closing part as a whole on the inside of the vehicle body. While ensuring rigidity, the hardness on the outer surface of the vehicle body can be suppressed.
[0030]
FIGS. 8A and 8B are a longitudinal sectional explanatory view and a perspective view, respectively, showing a connecting structure of the swing support member 27 that swings and supports the bumper opening / closing portion 20 to the vehicle body. The swing support member 27 has an end portion 27A extending forward of the vehicle, and a shaft C relative to the rear side frame 35 extending in the vehicle front-rear direction.₀It is connected so that it can be pivoted around. As can be seen from FIG. 8A, the rear side frame 35 is fixed to the lower surface side of the floor panel 33 of the vehicle body provided with the spare tire pan 33a in the vicinity of the rear side panel 39.
[0031]
Further, as can be seen from FIG. 8B, a bracket 36 having a U-shape in plan view is attached to the side portion of the rear side frame 35 with a bolt 37, a nut 38, and the like. The swing support member 27 is inserted into the end portion 27 </ b> A of the bolt 36 inside the bracket 36, so that the shaft C₀It is pivotally supported around it.
[0032]
  FIG. 9 is a perspective view of the first operation lever 40 for operating the lift gate 2 and the bumper opening / closing part 20 provided in the vicinity of the lower end of the lift gate 2. In FIG. 9, the upper left corresponds to the front of the vehicle, and the lower right corresponds to the rear of the vehicle. The first operating lever 40 enables the opening operation of only the lift gate and the simultaneous opening operation of the lift gate 2 and the bumper opening / closing portion 20. Basically, the lift gate 2 and the bumper opening / closing portion 20 are closed. HoldFirst and secondA first operating member 41 configured to be able to simultaneously operate mechanisms (first unlocking mechanism and second unlocking mechanism) that respectively unlock the lock mechanisms (latch 5, 24 and striker 22, 8); Hold the lift gate 2 closedFirstA second operating member 43 configured to be able to operate only a mechanism (first unlocking mechanism) for releasing the lock by the lock mechanism (latch 5 and striker 22). Both operating members 41 and 43 have the same axis C₁The second operating member 43 is held so as to be positioned on the vehicle rear side of the first operating member 41. In addition, both the operation members 41 and 43 are usually connected to the axis C by a biasing member (not shown) such as a spring.₁It is urged around in the direction of arrow B1.
[0033]
The first operating member 41 has a shape extending in the vertical direction of the vehicle and the vehicle width direction, and an axis C extending in the vehicle width direction on the upper end side thereof.₁On the other hand, on the lower end side thereof, a handle portion 41a that is touched by the operator during operation is formed. The operator can operate the first operation member 41 by putting his hand inside the first operation member 41 from the lower side of the handle portion 41a and pulling out the handle portion 41a to the vehicle rear side. During this operation, the first operating member 41 is moved to the axis C₁Rotate around in the direction of arrow A1.
[0034]
  The first operating member 41 has a tongue piece 41b that protrudes from the upper end of the side portion (specifically, the upper end of the left side portion) and extends forward of the vehicle. The tongue piece 41b moves downward as the first operating member 41 is operated. By the tongue piece 41b moving in this way, the axis C₂One end of the swinging member 45 pivotally supported around is pushed down. At this time, the swinging member 45 is moved to the axis C₂Rotate around in the direction of arrow A2. The other end of the swing member 45 is for the bumper opening / closing part 20.SecondA rod 47 that acts to release the lock by the lock mechanism (latch 24 and striker 8) is attached via a holding member 46 and extends downward. The rod 47 is pulled up in the direction of arrow A3 as the swinging member 45 rotates in the direction of arrow A2. The swinging member 45 is normally connected to the shaft C by a biasing member (not shown) such as a spring.₂The rod 47 is urged around in the direction of the arrow B2, so that the rod 47 is pushed down in the direction of the arrow B3.
[0035]
The second operating member 43 has a shape that extends in the vehicle width direction on the vehicle rear side of the first operating member 41 and is bent so as to sandwich the upper end of the first operating member 41 at both ends thereof. The second operation member 43 is a part that sandwiches the upper end of the first operation member 41, and has the same axis C as that of the first operation member 41.₁On the other hand, a handle portion 43a that is touched by the operator during operation is formed at a portion that extends in the vehicle width direction on the vehicle rear side of the first operation member 41 so as to be swingable around. The operator can operate the second operation member 43 by putting his hand between the handle portion 43a and the first operation member 41 and pulling out the handle portion 43a to the vehicle rear side. During this operation, the second operating member 43 is moved to the axis C₁Rotate around in the direction of arrow A1.
[0036]
  In addition, a tongue piece 43b extending toward the front of the vehicle is formed at one of the ends of the second operation member 43 that sandwiches the upper end of the first operation member 41. 41b and the swinging member 45 are formed so as not to interfere with each other. The tongue piece 43b moves downward as the second operating member 43 is operated. At the tip of the tongue piece 43b, there is a lift gate 2FirstA rod 49 extending downward to act so as to release the lock by the lock mechanism (latch 5 and striker 22) is attached via a holding member 48. The rod 49 is pushed down in the direction of the arrow A4 as the tongue piece 43b moves downward, and the lock by the latch 5 and the striker 22 is released. In the rod 49, the second operating member 43 is usually provided with the axis C.₁Since it is urged around in the direction of arrow B1, it is pulled up in the direction of arrow B4.“The rod 49 (mechanism for releasing the lock by the latch 5 and the striker 22)” corresponds to the “first lock releasing mechanism (for releasing the lock of the first lock mechanism)” recited in the claims of the present application, The above-mentioned “holding member 48, tongue piece 43b and second operation member 43” are described in the claims of the present application “the first operation mechanism (configured so that only the first lock release mechanism can be operated)”. The “second operating member 43” corresponds to “the operating member (of the first operating mechanism)” recited in the claims of the present application.
[0037]
FIG. 10 shows a configuration in which the second operating member 43 is removed from the configuration shown in FIG. As can be clearly understood from this figure, a pair of protrusions 41 c extending obliquely upward at the rear of the vehicle is provided on the vehicle rear side of the first operation member 41. A handle portion 43a (see FIG. 9) of the second operation member 43 is in contact with and supported by the upper end surfaces of the protrusions 41c when the second operation member 43 is not operated. The height of the protruding portion 41c is such that the operator puts his hand between the first operating member 41 and the handle portion 43a of the second operating member 43 with the second operating member 43 in contact with the protruding portion 41c. Thus, the second operation member 43 is set to be operable.
[0038]
  Next, the unlocking action at the time of operating the first operating member 41 and the second operating member 43 constituting the first operating lever 40 will be described with reference to FIG. FIG. 11A shows a state where the second operation member 43 is operated, that is, a state where the handle portion 43a of the second operation member 43 is pulled up. The handle portion 43a of the second operating member 43 is moved from the initial position indicated by the one-dot chain line to the axis₁The rod 49 connected to the tongue piece 43b (see FIG. 9) of the second operating member 43 is pulled up to a predetermined position by being pulled up while being rotated and moved to a position (lock release position) indicated by a solid line. Pushed down to position. As a result, for lift gate 2FirstThe lock by the lock mechanism is released, and the lift gate 2 is opened.
[0039]
  On the other hand, in FIG. 11B, in order to open the lift gate 2 and the bumper opening / closing part 20 at the same time, the first operating member 41 is operated, that is, the handle part 41a of the first operating member 41 is pulled up. Indicates the state. The handle portion 41a moves from the initial position indicated by the one-dot chain line to the axis C.₁The rod 47 connected to the swing member 45 (see FIG. 9) is pulled up to a predetermined position by being pulled up while being rotated and moved to a position indicated by a solid line (lock release position). As a result, for the bumper opening / closing part 20SecondThe lock by the lock mechanism is released, and the bumper opening / closing part 20 is opened.
[0040]
  Further, when the handle portion 41a of the first operating member 41 is moved to the unlocking position indicated by the solid line, the handle portion 43a of the second operating member 43 is also provided on the vehicle rear side of the first operating member 41. While being supported by the protrusion 41c, it is moved to its unlocked position. As a result, the rod 49 connected to the tongue piece 43b (see FIG. 9) of the second operating member 43 is pushed downward, and the lift gate 2FirstThe lock by the lock mechanism is released, and the lift gate 2 is opened.
[0041]
  Thus, when the 1st operation member 40 is operated, the 1st operation lever 40 can open the lift gate 2 and the bumper opening-and-closing part 20 simultaneously, and its operativity is good. Moreover, in this 1st operation lever 40, since the 1st operation member 41 as a simultaneous operation member is arrange | positioned rather than the 2nd operation member 43 at the vehicle front side, each operation member41, 43Is easy to distinguish and easy to use.
[0042]
  Next, the second operation lever 50 provided at the upper end of the bumper opening / closing part 20 will be described. FIG. 12 is a perspective view of the second operation lever 50. The second operation lever 50 holds the bumper opening / closing part 20 in a closed state in a recess 53 formed at the upper end of the bumper fascia 25.SecondThe lock mechanism (latch 24 and striker 8) is configured to be unlocked, and includes an operation member 51 having a shape extending in the vehicle front-rear direction and the vehicle width direction, and a bumper opening / closing portion extending in the vehicle width direction. grip52And have. The operation member 51 has a rear end and a shaft C by a shaft member 54.₃While being supported so as to be swingable around, a handle portion 51a is formed at the front end of the operator to touch the hand during operation. The operator can operate the operation member 51 by putting his hand from the front end side of the operation member 51 to the lower side of the handle portion 51a and pulling the handle portion 51a upward. In this operation, the operation member 51 is moved to the axis C₃It rotates in the direction of the arrow A5, and thereby, the latch 24 and the vehicle body side are connected via the shaft member 54 connected to the latch 24 (see FIG. 5) attached to the opening / closing part main body 21 at both ends thereof. The lock by the striker 8 is released."The shaft member 54 (mechanism for releasing the lock by the latch 24 and the striker 8)" corresponds to "the second lock releasing mechanism for releasing the lock of the second lock mechanism" described in the claims of the present application. The “second operation lever 50 including the operation member 51” is referred to as “second operation mechanism (configured so that only the second unlocking mechanism can be operated)” described in the claims of the present application. It corresponds.
[0043]
A rod 55 for linking the first operation lever 40 and the second operation lever 50 provided on the lift gate 2 side adjacent to the operation member 51 is connected to the axis C together with the operation member 51.₃It is pivotally supported around it. The rod 55 extends on one end side toward a hole 59 formed in the vicinity of the concave portion 53 of the bumper fascia 25, and has a claw portion 55a at the tip thereof.
[0044]
Corresponding to the rod 55, a rod 47 connected to the swing member 45 on the first operation lever 40 side extends from above, and has a claw portion 47a that engages with a claw portion 55a of the rod 55 at its tip. Yes. The operation member 51 and the rod 55 are normally urged in the directions of arrows B5 and B6 by an urging member (not shown) such as a spring, respectively, but the first operation lever provided on the lift gate 2 side. When the rod 47 is pulled up in the direction of the arrow A3 with the operation of the first operating member 41 of 40, the rod 55 engaged with the rod 47 is pulled up in the direction of the arrow A6. As a result, the operation member 51 of the second operation lever 50 is moved to the axis C.₃A force acts so as to rotate in the direction of the arrow A5, and the lock by the latch 24 and the striker 8 on the vehicle body side is released via the shaft member 54.
[0045]
FIG. 13 is an explanatory diagram showing the operation of the second operation lever 50 when the first operation member 41 of the first operation lever 40 is operated. First, in the state shown in FIG. 13A, the rod 47 connected to the swing member 45 (see FIG. 9) is moved to the first operation when the operation of the first operation member 41 of the first operation lever 40 is started. By shifting from the position before the operation of the member 41 (indicated by a two-dot chain line), the rod 41 connected to the operation member 51 of the second operation lever 50 is engaged.
[0046]
FIG. 13B shows a state where the first operation member 41 of the first operation lever 40 is further operated from the state shown in FIG. As the first operating member 41 is further operated, the rod 47 is pulled up in the direction of the arrow A3, whereby the rod 55 engaged with the rod 47 is pulled up in the direction of the arrow A6. At the same time, the operation member 51 of the second operation lever 50 is moved to the axis C.₃It is turned around in the direction of arrow A5.
[0047]
  In FIG. 13C, the first operation member 41 of the first operation lever 40 is further operated from the state shown in FIG.20ForSecondThe state immediately after the lock by the lock mechanism is released is shown. When the rod 47 is further pulled up in the direction of the arrow A3 as the first operation member 41 is further operated, the rod 55 engaged therewith is caused by the latch 24 and the striker 8 via the shaft member 54 (see FIG. 12). Pulled up to the unlocked position. At this time, the operation member 51 of the second operation lever 50 is also moved to the unlock position. Immediately after reaching the unlocking position, the rod 55 is detached from the rod 47, moves together with the operation member 51 by a biasing force by a biasing member such as a spring, and returns to the state shown in FIG.
  By operating the first operating lever 40 provided on the lift gate 2 side by this linkage mechanism, the bumper opening / closing unit 20SecondThe lock by the lock mechanism is released, and the lift gate 2 and the bumper opening / closing part 20 can be opened simultaneously.The “first operation member 41, swing member 45, holding member 46, rod 47, hole 59, rod 55 (see FIGS. 9 and 12)” is described in the claims of the present application “(first lock This corresponds to a “simultaneous operation mechanism configured so that both the release mechanism and the second lock release mechanism can be operated simultaneously”, and the “first operation member 41” is described in the claims of the present application. It corresponds to the “operation member” of the simultaneous operation mechanism.
[0048]
  FIG. 14 is a perspective view showing a first operation lever 60 that is a modification of the first operation lever 40 described with reference to FIGS. In FIG. 14, the upper left corresponds to the front of the vehicle, and the lower right corresponds to the rear of the vehicle.
  The first operation lever 60 is configured to allow only the bump gate opening / closing section 20 to be opened in addition to the opening operation of only the lift gate 2 and the simultaneous opening operation of the lift gate 2 and the bumper opening / closing section 20. Basically, keep the lift gate 2 closedFirstThe closed state of the bumper opening / closing part 20 is maintained so that only the mechanism for releasing the lock by the lock mechanism (first lock release mechanism) can be operated or at the same time.SecondThe first operation member 61 configured to be able to operate a mechanism for releasing the lock by the lock mechanism (second lock release mechanism) and the closed state of the bumper opening / closing portion 20 are maintained.SecondAnd a second operation member 64 configured to be able to operate only a mechanism for releasing the lock by the lock mechanism (the striker 8 and the latch 24). Both operating members 61 and 64 have the same axis C₄The second operating member 64 is supported so as to be positioned on the vehicle rear side of the first operating member 61. In addition, both the operation members 61 and 64 are usually connected to the axis C by a biasing member (not shown) such as a spring.₄It is urged around in the direction of arrow B7.
[0049]
The first operating member 61 has a shape that extends in the vertical direction and the vehicle width direction of the vehicle, and an axis C that extends in the vehicle width direction on the upper end side thereof.₄On the other hand, a handle portion 61a that an operator touches with his / her hand during operation is formed on the lower end side thereof. The operator can operate the first operation member 61 by putting his hand inside the first operation member 61 from below the handle portion 61a and pulling out the handle portion 61a to the vehicle rear side. During this operation, the first operating member 61 is moved to the axis C₄Rotate around in the direction of arrow A7.
[0050]
  The first operating member 61 has a tongue piece 61b that protrudes from a part of the upper end thereof and extends forward of the vehicle. The tongue piece portion 61b moves downward as the first operating member 61 is operated. At the tip of the tongue piece 61b, the lift gate 2 is provided.FirstA rod 63 extending downward to act so as to release the lock by the lock mechanism (latch 5 and striker 22) is attached via a holding member 62. This rod 63 is pushed down in the direction of arrow A10 as the tongue piece 61b moves downward, and unlocks by the lock mechanism for the lift gate 2. In the rod 63, the first operating member 61 is usually connected to the axis C.₄Since it is urged around in the direction of arrow B7, it is pulled up in the direction of arrow B10.
[0051]
  The second operating member 64 has a shape that extends in the vehicle width direction on the vehicle rear side of the first operating member 64 and is bent so as to sandwich the upper end of the first operating member 61 at both ends thereof. The second operating member 64 is a part that sandwiches the upper end of the first operating member 61 and has the same axis C as the first operating member 61.₄The first operating member is pivotally supported so as to be able to swing around.61A handle portion 64a that the operator touches at the time of operation is a portion that extends in the vehicle width direction on the vehicle rear side. The operator can operate the second operation member 64 by putting his hand between the handle portion 64a and the first operation member 61 and pulling out the handle portion 64a to the vehicle rear side. During this operation, the second operating member 64 is moved to the axis C₄Rotate around in the direction of arrow A7.
[0052]
  Further, a tongue piece 64b extending forward of the vehicle is formed on a part of the upper end of the first operation member 61 at one end of the second operation member 64 that sandwiches the upper end of the first operation member 61. It is formed so as not to interfere with the portion 61b. The tongue piece 64b moves downward as the second operating member 64 is operated. With the tongue piece 64b moving in this way, the axis C₅One end of a swinging member 65 pivotally supported so as to swing around is pushed down. At this time, the swing member 65 is moved to the axis C₄Rotate around in the direction of arrow A8. The other end of the swing member 65 is for the bumper opening / closing part 20.SecondA rod 67 acting to release the lock by the lock mechanism (latch 24 and striker 8) is attached via a holding member 66 and extends downward. This rod 67 is pulled up in the direction of arrow A9 as the swinging member 65 rotates in the direction of arrow A8. The swinging member 65 is usually connected to the axis C by a biasing member (not shown) such as a spring.₅The rod 67 is urged around in the direction of arrow B8, whereby the rod 67 is pushed down in the direction of arrow B9.
[0053]
  Next, with reference to FIG. 15, the unlocking action at the time of operation of the first operation member 61 and the second operation member 64 constituting the first operation lever 60 will be described. First, FIG. 15A shows a state where the second operating member 64 is operated, that is, a state where the handle portion 64a of the second operating member 64 is pulled up. The handle portion 64a of the second operating member 64 is moved from the initial position indicated by the alternate long and short dash line to the axis C.₄The rod 67 that is connected to the swing member 65 (see FIG. 14) is pulled up to a predetermined position by being pulled up while being rotated around and moved to the unlocking position indicated by the solid line. As a result, for the bumper opening / closing part 20SecondThe lock by the lock mechanism (the striker 8 and the latch 24) is released, and the bumper opening / closing part 20 is opened.
[0054]
  FIG. 15B shows a state in which the first operating member 61 has been operated halfway, that is, a state in which the handle portion 61a of the first operating member 61 has been pulled out to the first unlocked position. The handle portion 61a of the first operating member 61 is moved from the initial position indicated by the one-dot chain line to the axis C.₄The rod 63 (see FIG. 14) connected to the tongue piece 61b is pushed down to a predetermined position by being pulled out while being rotated and moved to the first unlocking position indicated by the solid line. As a result, for lift gate 2FirstThe lock by the lock mechanism (latch 5 and striker 22) is released, and the lift gate 2 is opened.
[0055]
  Further, FIG. 15C shows a state in which the first operating member 61 has been operated to the end, that is, a state in which the handle portion 61a of the first operating member 61 has been pulled out to the second unlocking position. The handle portion 61a of the first operating member 61 is further moved from the position indicated by the solid line in FIG.₄It is pulled out while rotating around, and finally moved to the second unlocking position indicated by the solid line. In the middle of this movement, the handle portion 64a of the second operation member 64 is supported in contact with the rear side of the first operation member 61, and is moved to the unlock position together with the first operation member 61. . Thereby, the rod 67 connected to the swing member 65 is pulled up to a predetermined position, and the bumper opening / closing unit 20SecondThe lock by the lock mechanism (the striker 8 and the latch 24) is released, and the bumper opening / closing part 20 is opened.
As described above, in the modification shown in FIGS. 14 and 15, “the second operation member 64 of the first operation lever 60” is described in “(Second lock release mechanism only) described in the claims of the present application. It has the function of the operation member of the “second operation mechanism” (configured to be operable), and “the first operation member 61 of the first operation lever 60” is described in the claims of this application. “Operating member of the first operating mechanism configured to be able to operate only the first unlocking mechanism” and “(so that both the first unlocking mechanism and the second unlocking mechanism can be operated simultaneously). It also serves as the “operation member” of the configured simultaneous operation mechanism.
[0056]
As described above, the first operation lever 60 can open the lift gate 2 and the bumper opening / closing part 20 independently in addition to the simultaneous opening operation of the lift gate 2 and the bumper opening / closing part 20. It can be operated according to the user's convenience and is easy to use.
[0057]
Finally, referring to FIG. 16, in order to further reduce the amount of bumper opening / closing portion 20 that protrudes rearward of the vehicle during the opening operation, a shaft on which a swing support member that supports bumper opening / closing portion 20 is pivotally supported. However, a modified example in which a predetermined position different from the above-described embodiment is set will be described. FIGS. 16A and 16B are longitudinal cross-sectional explanatory views at the center in the vehicle width direction of the bumper opening / closing portion 20 in the closed position and the open position, respectively, regarding this modification.
[0058]
In this modification, a shaft C on which a swing support member (not shown) is pivotally supported.₆However, as compared with the above-described embodiment, it is set on the vehicle rear side and in the middle of the bumper fascia 25 in the vehicle vertical direction. The bumper opening / closing part 20 has an axis C set inside the vehicle body.₆In this case, as with the above-described embodiment, the bumper rain 15 fixed at a fixed position at the rear of the vehicle body is rotated. The opening / closing part main body 21 of the bumper opening / closing part 20 is always located on the vehicle front side, and the bumper fascia 25 is located on the vehicle rear side.
[0059]
According to such a modification, basically the same effect as the above-described embodiment can be obtained, and furthermore, the movement region of the bumper opening / closing part 20 at the time of the opening operation can be further reduced. The amount of protrusion of the bumper opening / closing part 20 can be further reduced.
[0060]
Note that the present invention is not limited to the illustrated embodiments, and it goes without saying that various improvements and design changes are possible without departing from the scope of the present invention.
[0061]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the lift gate and the bumper opening / closing portion can be simultaneously opened by the simultaneous operation mechanism configured to be able to operate the first and second operation mechanisms simultaneously. Good operability.
[0062]
According to the invention of claim 2 of the present application, it is possible to operate only the first operation mechanism configured to operate only the first lock release mechanism and the second lock release mechanism. Since the lift gate and the bumper opening / closing part can be opened independently, the operation can be performed according to the situation and the usability is good.
[0063]
Furthermore, according to the invention according to claim 3 of the present application, the operation member of the simultaneous operation mechanism is closer to the vehicle longitudinal direction than the operation member of the first operation mechanism configured to be able to operate the first lock release mechanism. Since it is located on the front side, it is easy to distinguish the operation member and it is easy to use.
[0064]
Furthermore, according to the invention according to claim 4 of the present application, since the striker corresponding to the latch provided on the lift gate side is provided in the opening / closing part main body protected by the bumper rain, It is possible to prevent loss of functionality.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view from the vehicle rear side in a state in which a lift gate of a vehicle according to an embodiment of the present invention is opened.
FIG. 2 is a perspective view from the vehicle rear side with the lift gate and bumper opening / closing part of the vehicle open.
FIG. 3 is an enlarged perspective view showing a lock mechanism for the bumper opening / closing section.
FIG. 4 is a perspective view from the vehicle rear side in a state where a part of the bumper opening / closing portion and a rear bumper adjacent thereto are removed.
FIG. 5 is a perspective view of the bumper opening / closing portion from the front side of the vehicle.
6A is a longitudinal cross-sectional explanatory view of the bumper opening / closing portion in the closed position at the center in the vehicle width direction. FIG.
(B) It is longitudinal cross-sectional explanatory drawing in the vehicle width direction center of the said bumper opening-and-closing part in an open position.
FIG. 7A is a longitudinal cross-sectional explanatory view of the bumper opening / closing portion in the vehicle width direction side portion in the closed position.
(B) It is longitudinal cross-sectional explanatory drawing in the vehicle width direction side part of the said bumper opening-and-closing part in an open position.
FIG. 8A is a longitudinal cross-sectional explanatory view showing a connection structure of a swing support member that swings and supports the bumper opening / closing portion to a vehicle body.
(B) It is a perspective view which shows the connection structure with respect to the vehicle body of the said rocking | fluctuation support member.
FIG. 9 is a perspective view of a first operation lever for releasing the lock by the lock mechanism for the lift gate and the bumper opening / closing section.
FIG. 10 is a perspective view of a first operation member of the first operation lever.
FIG. 11A is an explanatory view showing a state in which a second operation member of the first operation lever is operated to open the lift gate.
(B) It is explanatory drawing showing the state by which the 1st operation member of the said operation lever was operated in order to open the said lift gate and a bumper opening-and-closing part simultaneously.
FIG. 12 is a perspective view of a second operation lever for releasing the lock by the lock mechanism for the bumper opening / closing section.
FIG. 13 is an explanatory diagram showing the operation of the second operation lever when the first operation member of the first operation lever is operated.
FIG. 14 is a perspective view showing a modified example of the first operation lever.
FIG. 15A is an explanatory diagram showing a state in which the second operating member of the first operating lever is operated to open only the bumper opening / closing portion with respect to the modified example of the first operating lever.
(B) It is explanatory drawing showing the state by which the 2nd operation member of the 1st operation lever was operated in order to open only a lift gate regarding the modification of the said 1st operation lever.
(C) It is explanatory drawing showing the state by which the 1st operation member of the 1st operation lever was operated in order to open a lift gate and a bumper opening-and-closing part simultaneously regarding the modification of the said 1st operation lever.
FIG. 16A is a bumper opening / closing position in a closed position in a modification in which a shaft on which a swing support member that supports the bumper opening / closing portion is pivotally supported is set at a substantially middle position in the vehicle vertical direction of the bumper fascia. It is longitudinal cross-sectional explanatory drawing in the vehicle width direction center of a part.
(B) It is longitudinal cross-sectional explanatory drawing in the vehicle width direction center of the said bumper opening-and-closing part in an open position regarding the said modification.
[Explanation of symbols]
1 ... Vehicle
2 ... Lift gate
3 ... Opening
4 ... Rear cargo compartment
5 ... Latch
8 ... Striker
9 ... Seal
13 ... Seal
15 ... Bumper Rain
18 ... Rear bumper
19 ... fixed part
20 ... Bumper opening / closing part
21 ... Opening / closing part body
22 ... Striker
23 ... Seal
24 ... Latch
25 ... Bumper Faisha
27. Swing support member
29 ... Damper
40. First control lever
41 ... 1st operation member
41a ... handle portion
41b ... tongue part
41c ... projection
43. Second operation member
43a ... handle part
43b ... tongue part
45. Swing member
47 ... Rod
49 ... Rod
50 ... Second control lever
51. Operation member
55 ... Rod

Claims

A lift gate that covers the upper part of the opening of the cargo compartment that opens toward the rear of the vehicle at the rear of the vehicle body, and a bumper opening / closing part that consists of at least a part of the rear bumper and that opens and closes the lower part of the opening of the cargo compartment. In the vehicle back door structure provided,
A first locking mechanism for holding the lift gate so that the lift gate is in a state of closing the opening of the cargo compartment;
A first unlocking mechanism for unlocking the first locking mechanism;
A second locking mechanism for holding the bumper opening / closing portion such that the bumper opening / closing portion is in a state of closing the opening of the cargo compartment;
A second unlocking mechanism for unlocking the second locking mechanism;
A vehicle back door structure comprising: a simultaneous operation mechanism configured to be capable of simultaneously operating both the first lock release mechanism and the second lock release mechanism.

A first operating mechanism configured to operate only the first unlocking mechanism;
A second operating mechanism configured to operate only the second unlocking mechanism,
The back door structure for a vehicle according to claim 1, wherein the simultaneous operation mechanism is configured to be capable of operating the first and second operation mechanisms simultaneously.

The simultaneous operation mechanism is pivotally supported on the upper end side so as to be swingable around a predetermined axis with respect to the lift gate, and has an operation member that forms a handle portion that is operated by a passenger on the lower end side.
The first operation mechanism is pivotally supported on the upper end side thereof so as to be swingable around the same axis as the shaft on which the simultaneous operation mechanism is pivotally supported, and on the lower end side, the rear side in the vehicle front-rear direction than the simultaneous operation mechanism. The vehicle back door structure according to claim 1, further comprising an operation member that is located on a side and forms a handle portion that is operated by an occupant with a hand.

A bumper rain that extends in the vehicle width direction at the rear end of the vehicle body and is fixed so as to take a fixed position with respect to the vehicle body, and a moving mechanism that allows the bumper opening / closing portion to move substantially vertically are provided,
The bumper opening / closing portion covers the bumper rain from the vehicle rear side, and the opening / closing portion main body provided to cover the lower portion of the opening of the luggage compartment on the front side in the vehicle front-rear direction of the bumper rain. And a bumper fascia fixed to the opening / closing part main body,
Further, the moving mechanism is configured to move the opening / closing portion main body substantially vertically between the vehicle body and the bumper rain so that the bumper rain is always located between the opening / closing portion main body and the bumper fascia. It has a support member that connects to the opening and closing part body,
The latch which comprises the said 1st locking mechanism is provided in the said lift gate, The striker engaged with the said latch is provided in the said opening-and-closing part main body, The Claim 1 characterized by the above-mentioned. The vehicle back door structure described.