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JP4253019B2 - 通風式製麹装置の調湿空気供給装置 - Google Patents

通風式製麹装置の調湿空気供給装置 Download PDF

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Description

本発明は、醸造工業における製麹工程において、製麹室内に調湿空気を流通させて製麹を行なう通風式製麹装置に調湿空気を供給する調湿空気供給装置に関するものである。
醸造工業における製麹工程において、麹を含む原料層で室内を区画した製麹室内に、調湿された空気を、原料層の下方から上方に流通させ、製麹工程を実施する通風式製麹法は従来から実用に供されている。
従来、醤油、味噌、清酒などの醸造工業、或いは酵素製造工業などにおいては、大豆、脱脂大豆、米、小麦、大麦、トウモロコシなどの穀類、フスマなどの穀類処理副産物を、水浸漬或いは加水などして水分調整し、蒸煮して麹原料を得、これに麹菌を接種し、金網または多孔板の上に20〜40cmの厚みに堆積し、麹原料の下から上向きに風を貫通して流し、該麹原料を麹菌の生育適温に保持し、麹を製造する(以下に製麹という)ことが行なわれている。
この製麹工程は、麹菌を接種した原料層を高湿度雰囲気で、しかも適当な温度条件下に置くことが重要である。しかし、麹菌は麹原料に生育繁殖するにつれて多量の熱を発生し、製麹原料層の温度を上昇させる。適度の温度上昇は好ましいものであるが、過度になると、例えば麹菌では40°Cを越えると麹菌を死滅させてしまう危険が生じる。
そこで、麹原料層を収容している製麹室に所定温度の高湿度空気(湿度95〜100%)を調湿空気供給装置を介して供給(強制的に通風冷却)し、これらの温度を制御している。
この調湿空気供給装置として、製麹室に横向きのダクトから調湿空気を製麹室に供給する通風式製麹装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特公平2−6510号公報
図10は、特許文献1の第1図中の調湿空気流通ダクト部分の再掲図である。ただし、符合は振り直した。
ダクト101は横向きであり、ダクト101の横向きの通路102内には、軸方向に離間して噴霧ノズルに水を供給する複数のスタンドパイプ103…(…は複数を表す。以下同じ)を起設し、各スタンドパイプ103…の通路102内に臨む部分には、上下に複数の噴霧ノズル104…が噴霧方向を上流側Aに向けて配置されており、スタンドパイプ103…はスプレーポンプ105に接続されている。
ダクト101の下流側Bには、水滴107を除去するエリミネータ106が通路102を塞ぐように縦向きに配設されており、ダクト101の底には、エリミネータ106の下方が最も低くなるように排水勾配101aを付し、エリミネータ106の下方の深い底部101bには排水用のドレーン部108を設けている。
ダクト101の上流側Aは送風機に接続され、下流側Bは製麹室に接続されており、通路102を通り、噴霧ノズル104…で微細化された加湿水を含む調湿空気は、製麹室の多孔板で支持された原料層を下方から上方に流通し、原料層を調湿空気に曝し、製麹作業を行なう。
以上の従来技術は、以下の欠点がある。
即ち、噴霧ノズルで噴射された噴霧水は多くの水滴を含む。水滴107を上記した通りエリミネータ106で除去するが、エリミネータ106で捕捉した水滴107は、エリミネータ106の内外壁を伝わって下方に流下し、底101bに溜まった水滴はドレーン部108から排水される。
ところで、ダクト101の底101aに溜まった余剰水の水面107aが排水により下がる場合が往々にしてある。
水位が下がる結果、エリミネータ106の下端106aが余剰水の水面107aから露出する。これにより、水面107aとエリミネータ106の下端106aとの間に隙間が発生し、この結果、実線矢印のようにこの隙間から水滴を除去していない調湿空気が、下流側Bに流通する。即ち、水滴未除去の調湿空気がエリミネータ106をショートパスし、水滴を含有する調湿空気が製麹室内に流入し、製麹工程に不都合をもたらす。
本発明は、以上の従来技術に鑑みなされたものである。
本発明は、通風式製麹装置に調湿空気を供給するに際し、調湿空気中の水滴を高度に除去し、微細化した水分のみからなる調湿空気を、製麹装置に効率良く供給し得る調湿空気供給装置を提供することを課題とする。
又本発明は、副次的には噴射した水分と空気との接触時間を長くとり、調湿を効率良く行ない、更には、調湿空気供給装置、通風式製麹装置の省スペース化にも資する調湿空気供給装置を提供することをも課題とする。
請求項1に係る発明は、中央の製麹原料層で上下に区画し、該製麹原料層の上方に空気出口を、下方に調湿空気入口を備える製麹室に、調湿された空気を供給する調湿空気供給装置であって、前記調湿空気供給装置は、縦向きの調湿塔と、該調湿塔の上部に設けられた空気取入口と、該調湿塔の一側の下部に設けられ、製麹室に調湿空気を供給する調湿空気供給口と、調湿塔の底に設けた貯留槽とを備え、前記調湿塔の調湿空気供給口と、前記製麹室の調湿空気入口とを、横向きの調湿空気流通ダクトで連通、接続するとともに、前記調湿空気流通ダクト最上流部の前記調湿空気供給口を覆うように水滴を除去するエリミネータを、その下部が、前記調湿塔の底の貯留槽の溢水面下に常時浸漬するように縦向きに配設し、前記調湿塔内には、上下多段にわたり複数の噴霧ノズルを配設したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記噴霧ノズルは上向きに噴霧するようにしたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2において、前記噴霧ノズルは、各段毎に複数個備え、該噴霧ノズルは、平面視で位相をズラせたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、製麹室へ調湿空気を供給するに際し、調湿空気供給装置を、縦向きの調湿塔の上部に設けられた空気取入口と、該調湿塔の一側の下部に設けられた製麹室に調湿空気を供給する調湿空気供給口と、調湿塔の底に設けた貯留槽とを備え、調湿塔の調湿空気供給口と、製麹室の調湿空気入口とを横向きの調湿空気流通ダクトで連通、接続し、調湿空気流通ダクト最上流部の調湿空気供給口を覆うように水滴を除去するエリミネータを、その下部が調湿塔の底の貯留槽の溢水面下に常時浸漬するように縦向きに配設したので、水滴除去を行なうエリミネータの下端は、排水する余剰水滴(余剰水)の液面に常時浸漬状態にあって、液面から露出することがない。
従って、水滴を含んだ調湿空気が、エリミネータを通過しないで製麹室内に流入する所謂ショートパス現象を確実に防止することができ、水滴を含まない調湿空気のみを製麹室内の原料層に供給することができる、という利点がある。
又本発明は、調湿塔内に上下多段にわたり配設した複数の噴霧ノズルの噴霧で調湿空気の生成を行なう際し、噴射された水分は塔内を滴下しつつ空気と接触するので、噴射した水分と空気との接触時間を長くとることができ、効率良く調湿を行なうことができる。
更に本発明は、調湿空気供給装置を縦向きの調湿塔で構成したので、従来の横向きに配設された調湿空気供給ダクト方式に比し、設備の床面積が大幅に小さくてすみ、スペースレイアウト的に有利である。
請求項2に係る発明では、請求項1の効果に加えるに、噴霧ノズルは上向きに噴霧するようにしたので、調湿塔内に上下多段にわたり配設した複数の噴霧ノズルの噴霧により調湿空気の生成を行なう際し、ノズルで噴射された水分は、上向きに噴射されて塔内を滴下しつつ空気と接触するので、噴射した水分と空気との接触時間を一層長くとることができ、調湿を一層効率良く行なうことができる。
請求項3に係る発明では、請求項1又は請求項2の効果に加えるに、各段毎に複数個配設した噴霧ノズルを平面視で位相をズラせて配置したので、調湿塔の横断面内に万遍なく噴霧水を供給することができ、ムラのない、均一な調湿を行なうことができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は、本発明に係る調湿空気供給装置を付設した製麹装置の概略図で、製麹装置を断面とした図である。
図において、1は床1a、天井1b、周壁1で囲まれ、周囲から画成されて形成された製麹室1で、図では左右の壁1c,1dが表されており、製麹室1の周壁1cの上部には空気出口2が、周壁1dの下部には調湿空気入口3が設けられている。
製麹室1の高さ方向中間部は、多孔板4を横架して室内を上下の室6,7に区画する。該多孔板4の上には、麹層を含む製麹原料層5が載置されている。
後述する調湿空気供給装置10で生成された調湿空気は、調湿空気入口3から製麹室1内の下室7に流入し、上昇しつつ多孔板4の孔部を通って原料槽5を下から上に通過し、上室6に至り、出口2から排出される。
以上の製麹室1に隣接して調湿空気供給装置10を並設する。
図2は、調湿空気供給装置の縦断側面図である。
調湿空気供給装置10の本体は縦向きの調湿塔11で構成され、実施の形態では、図3〜図5に示した通り横断面が矩形である。これに代えて円筒状でも良い。
調湿塔11の上端部には、隣接する前記製麹室1側を向いて開口する空気取入口12が設けられており、空気取入口12の開口端にはフランジ12aを備え、空気取入口12は横向きのダクト部13を介して調湿塔11内の調湿室14の連通する。
図1で示した通り、製麹室1の天井1b上にはブロワー8を設置し、該ブロワー8を接続管9を介してこれのフランジ9aと空気取入口12の開口端のフランジ12aとを突合わせて接合し、調湿塔11内の調湿室14と外気とを連通する。
ブロワー8の外気流入管8aには図示しないフィルターを介在させ、調湿塔内に供給する外気を浄化する。
調湿塔11の前記した空気取入口12と向かい合う周壁11bの上部は、ダクト部13の端部から斜め外方に後傾するように上部斜面11cとする。これにより、白抜き矢印で示した外気の空気取入口12からの流入方向が、調湿塔11の軸方向下方に向くようにガイドする。
調湿室14の上部内には、上部斜面11cに倣い、且つ略平行するように整流板15…を設置し、空気取入口12から流入する空気を調湿室14の上部内で、下向き略鉛直に、且つ全体に拡散するように整流する。
調湿塔11の底11dはV形とし、余剰水の貯留槽16を構成し、周壁11b側の下部には、余剰水の排水用の略横S形のオーバーフロー管17を設ける。
オーバーフロー管17には、一部に底11dの余剰水貯留槽16の液面aを所定に規制する規制部17aを備え、底11dの余剰水貯留槽16の液面aは図の状態で溢水面を構成する。
尚、図において11eはドレーン孔である。
調湿塔11の前記製麹室1に向かい合って隣接する周壁11aの下部には、調湿空気供給口を構成する調湿空気出口18を設ける。該調湿空気出口18と前記した製麹室1の調湿空気入口3とを横向きの調湿空気流通ダクト19で連通、接続する。
調湿空気流通ダクト19の最上流部である調湿空気出口18を以下のように構成する。
調湿空気出口18の内周部には係止段部18aを設け、係止段部18aの下辺部の下流部側には、一段高い段部19aを設け、貯留槽16の液面aよりも、係止段部18aの下部18b及び段部19aは下位に臨むように設定されている。
従って、段部19a及び係止段部18aの下部18bは、常時液面aよりも下位にあって、貯留水に浸漬されている。
以上の調湿空気出口18には、内部にステンレス鋼の波板、網板等を縦に並べ、或いはゼンマイ、コイル等を詰め、調湿空気の流れを妨害することにより、水滴を除去するエリミネータ20を縦向きに設置する。エリミネータ20は、周縁部を係止段部18aに係合して調湿空気出口18を覆うように取り付け、支持する。
以上のエリミネータ20は、調湿空気出口18を全面的に覆うが、エリミネータ20の下部20aは液面aに水没し、常時溢水面よりも下位にあって貯留水に浸漬し、液面a上に下部20aは露出することがない。
以上の調湿塔11には、中間上部〜下部にかけて上下に離間して噴霧ノズルユニット30,40,50を設ける。
噴霧ノズルユニットの詳細は図3〜図5に示すとおりで、図3〜図5は、図2の3−3〜5−5線断面図である。
図3は、図2の3−3線断面図で、最上位の1段目の噴霧ノズルユニット30を示す。
図2及び図3を参照しつつ説明する。
噴霧ノズルユニット30は、周壁11fと平行する外部から導入した本管31と、該本管31に端部を連通接続し、本管31と直交する方向(周壁11b,11aと平行する方向)に延出した平行する3本の枝管32…と、本管31と平行するように設置され、各枝管32…の先端部を支持する支持杆34とを備える。
上記枝管32…は、平行して所定間隔離間して配置されており、各枝管32…には、長さ方向に離間して噴霧ノズル33…を、噴射方向を上向きとして夫々配設し、各枝管32…の噴霧ノズル33…の配置は、枝管毎に数を変えた。
図では、左側及び右側のものが4個、中央のものが5個の噴霧ノズルを有し、左側及び右側のものは、枝管32の長さ方向の両端部が左側に配置され、中間部の2個が右側に配置されている。中間部の枝管は、両端部が他のものと同方向で、長さ方向の中間部では2個が端部のとは反対側、1個が端部のものと同方向に配置されている。
尚図中35は、枝管32…の先端部に設けたエア抜きである。
噴霧ノズル33…を中心として示した破線の円弧b…は、噴霧ノズルの噴霧パターンを示し、2段目、3段目の噴霧ノズルのパターンと組み合わせて、調湿室14の横断面内に万遍なく水分を噴霧するように構成する。
図4は、図2の4−4線断面図を示す。
噴霧ノズルユニット40は、3段の噴霧ノズルユニットの内の上から2段目の中間のユニットを示し、41は本管、42…は3本の枝管、43…は、図の左右の枝管では4個、中間部の枝管では5個、夫々の長さ方向に離間して、上向き噴射するように配設された噴霧ノズル、44は枝管42…の端部を支持する支持杆、45…はエア抜きである。
噴霧ノズル43…の配置は、前記した上段の噴霧ノズル33…と位相をズラせて配置し、噴霧ノズル43…の噴霧パターンc…は、上段の噴霧パターンb…とラップしないように設定する。
図5は、図2の5−5線断面図である。
噴霧ノズルユニット50は、3段の噴霧ノズルユニットの内の最下段のユニットを示し、51は本管、52…は3本の枝管、53…は、図の左右の枝管では4個、中間部の枝管では5個、夫々の長さ方向に離間して、上向き噴射するように配設された噴霧ノズル、54は枝管52…の端部を支持する支持杆、55…はエア抜きである。
噴霧ノズル53…の配置は、前記した中段及び上段の噴霧ノズル33…,43…と位相をズラせて配置し、噴霧ノズル53…の噴霧パターンd…は、上段の噴霧パターンa…,b…とラップしないように設定する。
これらの上下の噴霧パターンb…,c…,d…は、平面視で相互に周辺部がラップし、全体として調湿室14の横断平面全体を覆うように設定する。
噴霧ユニット30,40,50の本管31,41,51は、上流端部を調湿塔11の周壁11bの外に導出し、接続管36,46,56を介して調湿水供給管60に集合接続し、調湿水供給管60にはヒータ61を介装し、ポンプ62で温度調節された圧力水を供給する。
図6は、本発明に係る調湿装置において、噴霧ノズルで噴霧された噴霧水の気液接触状態を示す説明図、図7は、比較例としての従来例における噴霧ノズルで噴霧された噴霧水の気液接触状態を示す説明図である。
本発明は、上下方向に距離が大きい調湿塔11内において、上下3段にわたり噴霧ユニット30,40,50を上向き噴射するように配設したので、噴霧ノズル33…,43…,53…から噴射された微細化された水分は、最下段のものであっても、製麹室1に調湿空気を供給する調湿空気出口18までの距離が長く採れる。
この結果、噴射した水分と空気との接触時間を一層長くとることができ、調湿を一層効率良く行なうことができる。
図7では、ダクト101の横向きの通路102内には、軸方向に離間して噴霧ノズルに水を供給する複数のスタンドパイプ103を起設し、これに噴射方向を上流側に向けて噴霧ノズル104が配置されているので、白抜き矢印で示した空気流に対面して噴射した水分は下向きに流下するが、ダクトなので上下方向の寸法を大きく採ることができない。
この結果、気液接触時間が短く、噴射した水分と空気との接触時間は短くならざるをえず、効率の良い調湿を行なうことは難しい。
このことから、本発明が調湿を効率良く行なう点でも、従来に比較して有利であることが理解できる。
図8は、本発明に係る装置の説明的平面図である。図9は、比較例としての従来例の説明的平面図である。
製麹室1に隣接して平面視矩形の調湿塔11を配設し、調湿塔11と製麹室1とを調湿空気流通ダクト19で連通、接続したもので、調湿装置を塔構造とすることで調湿装置の床面積が小さくてすみ、製麹装置を構成する製麹室1と調湿装置10を構成する調湿塔11との間の距離Lも短くてすみ、床面積が小さくてすむ。
図9は、比較例としての従来例の説明的平面図である。
製麹室109に隣接して配設された調湿装置は、横向きのダクト101で構成されており、従って、調湿装置は床面を這って横向き通路状に長く構成される。
この結果、図で明らかなように床面上に長く延び、図10の通り噴霧ノズル104…はトンネル状通路の長さ方向に離間して複数個配設せざるをえず、調湿装置は長くなり、調湿当地と製麹室との間の距離L1も長くなり、床面積は本発明に比較して大きくなる。
このことからも、本発明がスペースレイアウトの点でも、従来に比較して有利であることが理解できる。
本発明に係る調湿空気供給装置は、醸造用の製麹を行なう通風式製麹装置に好適である。
本発明に係る調湿空気供給装置を付設した製麹装置の概略図で、製麹装置を断面とした図である。 調湿空気供給装置の縦断側面図である。 図2の3−3線断面図である。 図2の4−4線断面図である。 図2の5−5線断面図である。 本発明に係る調湿装置において、噴霧ノズルで噴霧された噴霧水の気液接触状態を示す説明図である。 比較例としての従来例における噴霧ノズルで噴霧された噴霧水の気液接触状態を示す説明図である。 本発明に係る装置の説明的平面図である。 比較例としての従来例の説明的平面図である。 従来例の調湿空気流通ダクト部分の説明図である。
符号の説明
1…製麹室、 2…空気出口、 3…調湿空気入口、 5…製麹原料層、 10…調湿空気供給装置、 11…調湿塔、 12…空気取入口、 16…貯留槽、 18…調湿空気供給口、 19…調湿空気流通ダクト、 20…エリミネータ、 a…溢水面、 33,43,53…噴霧ノズル。

Claims (3)

  1. 中央の製麹原料層で上下に区画し、該製麹原料層の上方に空気出口を、下方に調湿空気入口を備える製麹室に、調湿された空気を供給する調湿空気供給装置であって、
    前記調湿空気供給装置は、縦向きの調湿塔と、該調湿塔の上部に設けられた空気取入口と、該調湿塔の一側の下部に設けられ、製麹室に調湿空気を供給する調湿空気供給口と、調湿塔の底に設けた貯留槽とを備え、
    前記調湿塔の調湿空気供給口と、前記製麹室の調湿空気入口とを、横向きの調湿空気流通ダクトで連通、接続するとともに、
    前記調湿空気流通ダクト最上流部の前記調湿空気供給口を覆うように水滴を除去するエリミネータを、その下部が、前記調湿塔の底の貯留槽の溢水面下に常時浸漬するように縦向きに配設し、
    前記調湿塔内には、上下多段にわたり複数の噴霧ノズルを配設した、
    ことを特徴とする通風式製麹装置の調湿空気供給装置。
  2. 前記噴霧ノズルは上向きに噴霧するようにしたことを特徴とする請求項1記載の通風式製麹装置の調湿空気供給装置。
  3. 前記噴霧ノズルは、各段毎に複数個備え、該噴霧ノズルは、平面視で位相をズラせたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通風式製麹装置の調湿空気供給装置。
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