JP4245330B2 - 無線送信装置および無線通信方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタル無線通信システムにおいて使用される無線送信装置および無線通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、世界統一規格を目指して広帯域無線アクセス方式が整備されつつある。さらには、準ミリ波帯に向けて、豊富な周波数資源を活用した次世代の移動広帯域無線アクセス方式の確立が望まれている。
【0003】
現在の広帯域無線アクセス方式としては、世界統一の下、5GHz帯を用い、変調方式が周波数直交多周波型(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplex)であり、伝搬路状況の良否により、各サブキャリアに対する変調多値化数を適応的に制御するようにしたものがある。この方式によれば、伝搬路状況が良好な状況下では、変調多値数を大きくとることができるため、たとえば、周波数帯域20MHzにおいて64値QAMを用いて54Mbpsの伝送速度を達成することができる。
【0004】
近年では、さらに周波数の有効利用を図るために、複数のアンテナを用いて、同一周波数で空間分割多重するSDM(Space Division Multiplex)方式の適用が検討されている(たとえば、非特許文献1参照)。この種の方式では、変調方式は従来と同様であるが、同一周波数において複数のアンテナから異なる情報を送信して空間で多重するため、たとえば、2本のアンテナを用いる場合、使用する周波数帯域を増加することなく伝送容量は2倍となり、よって伝送速度も2倍となる。
【0005】
【非特許文献1】
杉山、梅比良著「直交偏波を利用した広帯域PDM−COFDM方式の提案」、2001年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会、SB−3−7
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の方式においては、他セルからの干渉や伝搬路の状況によっては、原理上、空間多重された送信信号を受信側で分離再生できない場合があるため、必ずしも通信容量が増加するとは限らず、期待している伝送速度の要求を満足できない事態を招く可能性があるのみならず、場合によっては通信不能の状態に陥る可能性さえある。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、通信品質を維持しつつ、周波数利用効率と伝送速度をさらに向上することができる無線送信装置および無線通信方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の無線送信装置は、複数のアンテナを用いて同一または異なる情報を送信する送信手段と、複数の使用可能な周波数のおのおのに対して干渉波の有無を検出する干渉波検出手段と、伝搬路の状況を取得する伝播路状況取得手段と、前記複数のアンテナの各送信周波数を、前記干渉波検出手段によって検出された干渉波が存在しない非干渉周波数に設定し、かつ、前記伝播路状況取得手段によって取得された伝搬路状況に応じて、前記複数のアンテナから送信される情報の個数を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記伝播路状況が良好な場合、前記複数のアンテナの各送信周波数を同一の非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから異なる情報を送信させ、前記伝播路状況が不良な場合、前記複数のアンテナの各送信周波数を異なる非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから異なる情報を送信させるか、前記複数のアンテナの送信周波数を同一の非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから同一情報を送信させるか、または、前記複数のアンテナの各送信周波数を異なる非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから同一情報を送信させ、前記伝播路状況が不良であるが極めて不良ではない場合、前記複数のアンテナの各送信周波数を異なる非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから異なる情報を送信させ、前記伝播路状況が極めて不良な場合、前記複数のアンテナの送信周波数を同一の非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから同一情報を送信させるか、または、前記複数のアンテナの各送信周波数を異なる非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから同一情報を送信させる構成を採る。
【0009】
本発明の無線通信方法は、複数のアンテナを用いて同一または異なる情報を送信する送信ステップと、複数の使用可能な周波数のおのおのに対して干渉波の有無を検出する干渉波検出ステップと、伝搬路の状況を取得する伝播路状況取得ステップと、前記複数のアンテナの各送信周波数を、前記干渉波検出ステップで検出した干渉波が存在しない非干渉周波数に設定し、かつ、前記伝播路状況取得ステップで取得した伝搬路状況に応じて、前記複数のアンテナから送信される情報の個数を制御する制御ステップと、を有し、前記制御ステップにおいて、前記伝播路状況が良好な場合、前記複数のアンテナの各送信周波数を同一の非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから異なる情報を送信させ、前記伝播路状況が不良な場合、前記複数のアンテナの各送信周波数を異なる非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから異なる情報を送信させるか、前記複数のアンテナの送信周波数を同一の非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから同一情報を送信させるか、または、前記複数のアンテナの各送信周波数を異なる非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから同一情報を送信させ、前記伝播路状況が不良であるが極めて不良ではない場合、前記複数のアンテナの各送信周波数を異なる非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから異なる情報を送信させ、前記伝播路状況が極めて不良な場合、前記複数のアンテナの送信周波数を同一の非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから同一情報を送信させるか、または、前記複数のアンテナの各送信周波数を異なる非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから同一情報を送信させるようにした。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、複数のアンテナを用いて同一または異なる情報を送信する場合において、伝搬路の状況に応じて、複数のアンテナの各送信周波数および複数のアンテナから送信される情報の個数を制御すること、たとえば、複数のアンテナから異なる情報を同一周波数で送信したり(空間多重)、複数のアンテナから異なる情報を異なる周波数で送信したり(周波数多重)、複数のアンテナから同一情報を同一周波数で送信したり(空間ダイバーシチ)、複数のアンテナから同一情報を異なる周波数で送信したり(周波数ダイバーシチ)することを伝搬路の状況に応じて適応的に切り替えることである。
【0031】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0032】
図1は、本発明の一実施の形態に係る無線送信装置の構成を示すブロック図、図2は、図1に示す無線送信装置と無線通信を行う無線受信装置の構成を示すブロック図である。図1に示す無線送信装置と図2に示す無線受信装置は、同一の無線通信装置に搭載されることができる。
【0033】
この無線通信装置は、たとえば、OFDM方式の無線通信装置であって、図1に示す無線送信装置100は、OFDM信号の送信機であり、図2に示す無線受信装置200は、OFDM信号の受信機である。OFDM方式は、マルチキャリア化とガードインターバルの挿入によって、高速ディジタル信号伝送におけるマルチパス遅延スプレッドの影響を軽減することができるため、次世代の移動広帯域無線アクセス方式として注目されている。ここで、OFDM信号は、複数の直交する搬送波(サブキャリア)の信号を多重化したものである。
【0034】
本実施の形態では、OFDM方式において、複数のアンテナを用いて同一または異なる情報を送信する場合において、伝搬路の状況に応じて、複数のアンテナの各送信周波数および複数のアンテナから送信される情報の個数を制御することで、通信品質を維持しつつ、周波数利用効率と伝送速度をさらに向上するようにしている。ここでは、アンテナの数が2本の場合を例にとって説明する。
【0035】
図1に示す無線送信装置(送信機)100は、送信信号Aを送信する系統1と、送信信号Bを送信する系統2とを有する。系統1は、符号化部101、サブキャリア変調部102、逆高速フーリエ変換(IFFT)部103、スロット組立部104、周波数変換部105、およびアンテナ106から構成され、系統2は、符号化部111、サブキャリア変調部112、逆高速フーリエ変換(IFFT)部113、スロット組立部114、周波数変換部115、およびアンテナ116から構成されている。また、送信機100は、搬送周波数制御部121、送信信号切替部122、および全体の制御部123を有する。
【0036】
一方、図2に示す無線受信装置(受信機)200は、送信機100からの送信信号Aを受信して受信信号Aを取得する系統1と、同送信機100からの送信信号Bを受信して受信信号Bを取得する系統2とを有する。ただし、送信信号Aと送信信号Bが同一周波数の場合は、各系統において送信信号Aと送信信号Bの両方が受信される。系統1は、アンテナ201、周波数変換部202、高速フーリエ変換(FFT)部203、サブキャリア復調部204、および復号化部205から構成され、系統2は、アンテナ211、周波数変換部212、高速フーリエ変換(FFT)部213、サブキャリア復調部214、および復号化部215から構成されている。また、受信機200は、搬送周波数制御部221、シンボル同期タイミング部222、干渉補償部223、干渉検出部224、および誤り検出部225を有する。
【0037】
なお、同一の無線通信装置に送信機100および受信機200が搭載されている場合、送信機100用のアンテナ106,116と受信機200用のアンテナ201,211とは、送受信共用タイプのものであってもよい。
【0038】
次いで、上記構成を有する送信機100および受信機200の各動作について説明する。
【0039】
まず、送信機100の動作は、次のとおりである。
【0040】
系統1の送信信号Aは、符号化部101で、たとえば、畳み込み符号化される。符号化された信号は、サブキャリア変調部102で、サブキャリアごとに変調された後、IFFT部103に出力される。IFFT部103では、サブキャリア変調部102の出力信号を逆高速フーリエ変換(IFFT)してOFDM信号を生成する。生成されたOFDM信号は、スロット組立部104で、ガードインターバルおよびプリアンブルが挿入された後、周波数変換部105に出力される。周波数変換部105では、スロット組立部104の出力信号を搬送周波数制御部121によって独立に制御された無線周波数(送信周波数)にアップコンバートする。アップコンバートされた送信信号は、アンテナ106を介して送信される。また、系統2の送信信号Bについても、系統1の送信信号Aの場合と同様の処理が行われ、周波数変換部115で、スロット組立部114の出力信号を搬送周波数制御部121によって独立に制御された無線周波数(送信周波数)にアップコンバートされた後、アンテナ116から送信される。このとき、系統1の送信信号Aと系統2の送信信号Bとを同一にするか非同一にするかは、送信信号切替部122によって切り替えられる。搬送周波数制御部121および送信信号切替部122は、いずれも、制御部123によって適応的に制御される。制御部123による適応制御の内容については、後で詳述する。
【0041】
次に、受信機200の動作は、次のとおりである。
【0042】
系統1のアンテナ201を介して受信されたOFDM信号は、周波数変換部202で、搬送周波数制御部221によって独立に制御された無線周波数(送信信号Aを送信したアンテナ106の送信周波数と同一の周波数)を用いてダウンコンバートされた後、図示しないガードインターバル除去部を経て、FFT部203に出力される。FFT部203では、シンボル同期タイミング部222から出力されるタイミング信号を用いて、ガードインターバル除去後のOFDM信号を高速フーリエ変換(FFT)する。系統2のアンテナ211を介して受信されたOFDM信号についても、同様の処理が行われ、周波数変換部212で、搬送周波数制御部221によって独立に制御された無線周波数(送信信号Bを送信したアンテナ116の送信周波数と同一の周波数)を用いてダウンコンバートされた後、ガードインターバルが除去され、FFT処理が行われる。干渉補償部223では、各アンテナ201,211間の伝達関数を推定することで、空間多重された信号を分離する。分離された信号は、系統1と系統2において、それぞれ、サブキャリア復調部204,214でサブキャリアごとに復調された後、復号化部205,215で復号化される。これにより、受信信号Aと受信信号Bが得られる。
【0043】
このとき、干渉検出部224は、系統ごとに、干渉レベルを測定して干渉波の有無を検出することにより、複数の使用可能な周波数の中から他ユーザに割り当てられていない周波数を検出する。また、誤り検出部225は、伝搬路の状況を示す指標として、たとえば、誤り率(たとえば、BER(Bit Error Rate)など)を検出する。干渉検出部224による干渉検出結果(各系統での干渉波の有無)および誤り検出部225による誤り検出結果(各系統での誤り率)は、同一の無線通信装置に搭載された送信機(図示せず)および通信相手の無線通信装置に搭載された受信機(図示せず)を経て、通信相手の送信機100の制御部123に与えられる。
【0044】
次いで、送信機100における上記適応制御の内容について、図3から図6を用いて詳細に説明する。なお、ここでは、使用可能な周波数(より厳密には、周波数帯域)として、たとえば、チャネル1(CH1)からチャネル4(CH4)までの4つのチャネル(周波数帯域)がある場合を例にとって説明する。また、図3から図6において、アンテナ#1は、系統1のアンテナ106であり、アンテナ#2は、系統2のアンテナ116である。
【0045】
本実施の形態では、送信機100は、4つの無線通信方式をとることができる。第1は、空間多重の場合、つまり、2本のアンテナ106,116から異なる情報(送信信号A≠送信信号B)を同一周波数で送信する場合であり(たとえば、図3参照)、第2は、周波数多重の場合、つまり、2本のアンテナ106,116から異なる情報(送信信号A≠送信信号B)を異なる周波数で送信する場合であり(たとえば、図4参照)、第3は、空間ダイバーシチの場合、つまり、2本のアンテナ106,116から同一情報(送信信号A=送信信号B)を同一周波数で送信する場合であり(たとえば、図5参照)、第4は、周波数ダイバーシチの場合、つまり、2本のアンテナ106,116から同一情報(送信信号A=送信信号B)を異なる周波数で送信する場合である(たとえば、図6参照)。制御部123は、通信相手の無線通信装置に搭載された受信機200からの干渉検出結果(各系統での干渉波の有無)および誤り検出結果(各系統での誤り率)に基づいて、これら4つの無線通信方式を適応的に切り替える。
【0046】
具体的には、たとえば、誤り検出結果が良好な場合、つまり、伝搬路の状況が良好な場合は、図3に示すように、2本のアンテナ106,116から異なる情報(送信信号A≠送信信号B)を同一周波数で送信することで、空間多重を行う。図3に示す例では、干渉波の存在するCH1、CH2、CH4、つまり、他ユーザに割り当てられている周波数(チャネル)を避けて、空いている同一チャネル(CH3)を用いて系統1のアンテナ106と系統2のアンテナ116からそれぞれ異なる送信信号A,Bを多重して送信する。なお、このとき、受信機200は、送信機100で使用された周波数(図3の例では、CH3の周波数)を用いて受信動作を行う。
【0047】
本方式によれば、伝搬路の状況が良好な場合は、空間多重を行うため、使用する周波数を増加することなく、つまり、使用する周波数帯域を維持したまま、周波数利用効率と伝送速度のさらなる向上を最大限に図ることができる。しかも、複数(ここでは4つ)の使用可能な周波数(CH1〜CH4)の中から干渉波の存在しない周波数を検出し、この検出された周波数の中から複数(ここでは2本)のアンテナの各送信周波数を設定するため、他ユーザからの干渉の影響を受けることなく、つまり、通信品質を維持しつつ、周波数利用効率と伝送速度のさらなる向上を図ることができる。
【0048】
また、たとえば、誤り検出結果が不良な場合、つまり、伝搬路の状況が不良な場合は、図4に示すように、2本のアンテナ106,116から異なる情報(送信信号A≠送信信号B)を異なる周波数で送信することで、周波数多重を行う。図4に示す例では、干渉波の存在するCH1、CH4、つまり、他ユーザに割り当てられている周波数(チャネル)を避けて、空いている2つのチャネルCH2、CH3のうち、系統1のアンテナ106からは、一方のチャネル(CH2)を用いて送信信号Aを送信し、系統2のアンテナ116からは、系統1と異なるもう一方のチャネル(CH3)を用いて系統1と異なる送信信号Bを送信する。なお、このとき、受信機200は、送信機100で使用された各系統の周波数(図4の例では、系統1はCH2の周波数、系統2はCH3の周波数)を用いて受信動作を行う。
【0049】
本方式によれば、伝搬路の状況が不良な場合は、周波数多重を行うため、各系統の空間多重による通信品質劣化の影響を受けることなく、つまり、通信品質を維持したまま、周波数利用効率と伝送速度のさらなる向上を図ることができる。しかも、複数(ここでは4つ)の使用可能な周波数(CH1〜CH4)の中から干渉波の存在しない周波数を検出し、この検出された周波数の中から複数(ここでは2本)のアンテナの各送信周波数を設定するため、他ユーザからの干渉の影響を受けることなく、つまり、通信品質を維持しつつ、周波数利用効率と伝送速度のさらなる向上を図ることができる。
【0050】
また、たとえば、誤り検出結果が極めて不良な場合、つまり、複数のアンテナから異なる情報を送信することができないほど伝搬路状況が不良な場合は、選択的に、図5に示すように、2本のアンテナ106,116から同一情報(送信信号A=送信信号B)を同一周波数で送信することで、空間ダイバーシチを行い、または、図6に示すように、2本のアンテナ106,116から同一情報(送信信号A=送信信号B)を異なる周波数で送信することで、周波数ダイバーシチを行う。図5に示す例では、干渉波の存在するCH1、CH2、CH4、つまり、他ユーザに割り当てられている周波数(チャネル)を避けて、空いている同一チャネル(CH3)を用いて系統1のアンテナ106と系統2のアンテナ116から同一の送信信号(送信信号A=送信信号B)を空間ダイバーシチ送信する。また、図6に示す例では、干渉波の存在するCH1、CH4、つまり、他ユーザに割り当てられている周波数(チャネル)を避けて、空いている2つのチャネルCH2、CH3のうち、系統1のアンテナ106からは、一方のチャネル(CH2)を用いて送信信号を送信し、系統2のアンテナ116からは、系統1と異なるもう一方のチャネル(CH3)を用いて系統1と同一の送信信号(送信信号A=送信信号B)を送信する。なお、このとき、受信機200は、前者の場合、送信機100で使用された周波数(図5の例では、CH3の周波数)を用いて受信動作を行い、後者の場合、送信機100で使用された各系統の周波数(図6の例では、系統1はCH2の周波数、系統2はCH3の周波数)を用いて受信動作を行う。
【0051】
これらの方式によれば、伝搬路状況が極めて不良な場合、つまり、伝送速度の向上は犠牲にしてでも通信品質の確保を図る必要がある場合は、空間ダイバーシチまたは周波数ダイバーシチを行うため、複数のアンテナから異なる情報を送信することができないほど伝搬路状況が不良な場合であっても、ダイバーシチにより通信品質を維持することができる。
【0052】
このように、本実施の形態によれば、複数のアンテナ106,116を用いて同一または異なる情報を送信する場合において、伝搬路の状況に応じて、複数のアンテナ106,116の各送信周波数および複数のアンテナ106,116から送信される情報の個数を制御する、たとえば、伝搬路の状況に応じて、空間多重、周波数多重、空間ダイバーシチ、周波数ダイバーシチを適応的に切り替えるため、通信品質を維持しつつ、周波数利用効率と伝送速度をさらに向上することができる。換言すれば、通信品質の維持とさらなる周波数利用効率・伝送速度の向上との両立を図ることができる。
【0053】
なお、本実施の形態では、送信機100における適応制御は、空いている周波数が存在してもまずは同一周波数を使用し(後から他ユーザが入りやすくするため)、これでは通信品質が確保できない場合に異なる周波数を使用する(ただし、干渉波が存在しないことを検出する必要はある)という考え方に基づいているが、適応制御の制御思想は、これに限定されるわけではない。
【0054】
たとえば、伝搬路の状況が良好であろうとなかろうと、干渉波が存在しない場合は、異なる周波数で送信するという考え方を採用することも可能である。具体的には、たとえば、まず、干渉波の有無を検出し、干渉波が存在しない場合は、異なる周波数を使用し、運用中に干渉波を検出した場合は、同一周波数を使用する。そして、その後、干渉波がなくなったことを検出すると、再度、異なる周波数を使用するという使い方が考えられる。この場合、伝搬路の状況にかかわらず、干渉波が存在しない周波数を用いて複数のアンテナの各送信周波数を異なる周波数に設定するため、割り当てられていない、つまり、空いている周波数を自由に使用することができ、他ユーザからの干渉の影響を低減することができる。
【0055】
また、本実施の形態では、OFDM方式の無線通信装置を例にとって説明したが、本発明は、もちろん、OFDM方式に適用した場合に限定されない。たとえば、本発明は、CDMA(Code Division Multiple Access)方式の無線通信装置にも適用可能である。
【0056】
また、本発明に係る無線送信装置は、移動通信システムにおける無線通信装置、たとえば、無線基地局装置や無線端末装置に搭載されることができる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、通信品質を維持しつつ、周波数利用効率と伝送速度をさらに向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る無線送信装置の構成を示すブロック図
【図2】図1に示す無線送信装置と無線通信を行う無線受信装置の構成を示すブロック図
【図3】図1に示す無線送信装置がとりうる無線通信方式のうち空間多重の場合を説明するための図
【図4】図1に示す無線送信装置がとりうる無線通信方式のうち周波数多重の場合を説明するための図
【図5】図1に示す無線送信装置がとりうる無線通信方式のうち空間ダイバーシチの場合を説明するための図
【図6】図1に示す無線送信装置がとりうる無線通信方式のうち周波数ダイバーシチの場合を説明するための図
【符号の説明】
100 無線送信装置
105,115,202,212 周波数変換部
106,116,201,211 アンテナ
121,221 搬送周波数制御部
122 送信信号切替部
123 制御部
200 無線受信装置
223 干渉補償部
224 干渉検出部
225 誤り検出部
Claims (4)
- 複数のアンテナを用いて同一または異なる情報を送信する送信手段と、
複数の使用可能な周波数のおのおのに対して干渉波の有無を検出する干渉波検出手段と、
伝搬路の状況を取得する伝播路状況取得手段と、
前記複数のアンテナの各送信周波数を、前記干渉波検出手段によって検出された干渉波が存在しない非干渉周波数に設定し、かつ、前記伝播路状況取得手段によって取得された伝搬路状況に応じて、前記複数のアンテナから送信される情報の個数を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、
前記伝播路状況が良好な場合、
前記複数のアンテナの各送信周波数を同一の非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから異なる情報を送信させ、
前記伝播路状況が不良な場合、
前記複数のアンテナの各送信周波数を異なる非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから異なる情報を送信させるか、
前記複数のアンテナの送信周波数を同一の非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから同一情報を送信させるか、または、
前記複数のアンテナの各送信周波数を異なる非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから同一情報を送信させ、
前記伝播路状況が不良であるが極めて不良ではない場合、
前記複数のアンテナの各送信周波数を異なる非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから異なる情報を送信させ、
前記伝播路状況が極めて不良な場合、
前記複数のアンテナの送信周波数を同一の非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから同一情報を送信させるか、または、
前記複数のアンテナの各送信周波数を異なる非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから同一情報を送信させる、
ことを特徴とする無線送信装置。 - 請求項1に記載の無線送信装置を有することを特徴とする無線基地局装置。
- 請求項1に記載の無線送信装置を有することを特徴とする無線端末装置。
- 複数のアンテナを用いて同一または異なる情報を送信する送信ステップと、
複数の使用可能な周波数のおのおのに対して干渉波の有無を検出する干渉波検出ステップと、
伝搬路の状況を取得する伝播路状況取得ステップと、
前記複数のアンテナの各送信周波数を、前記干渉波検出ステップで検出した干渉波が存在しない非干渉周波数に設定し、かつ、前記伝播路状況取得ステップで取得した伝搬路状況に応じて、前記複数のアンテナから送信される情報の個数を制御する制御ステップと、を有し、
前記制御ステップにおいて、
前記伝播路状況が良好な場合、
前記複数のアンテナの各送信周波数を同一の非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから異なる情報を送信させ、
前記伝播路状況が不良な場合、
前記複数のアンテナの各送信周波数を異なる非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから異なる情報を送信させるか、
前記複数のアンテナの送信周波数を同一の非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから同一情報を送信させるか、または、
前記複数のアンテナの各送信周波数を異なる非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから同一情報を送信させ、
前記伝播路状況が不良であるが極めて不良ではない場合、
前記複数のアンテナの各送信周波数を異なる非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから異なる情報を送信させ、
前記伝播路状況が極めて不良な場合、
前記複数のアンテナの送信周波数を同一の非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから同一情報を送信させるか、または、
前記複数のアンテナの各送信周波数を異なる非干渉周波数に設定し、かつ、前記複数のアンテナから同一情報を送信させる、
ことを特徴とする無線通信方法。
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