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JP4243869B2 - パネル収容フレーム生産方法、およびパネル収容フレーム - Google Patents

パネル収容フレーム生産方法、およびパネル収容フレーム Download PDF

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Description

パネルを収容するためのパネル収容フレームの生産方法、および上記生産方法により生産されるパネル収容フレームに関する。
近年、テレビジョン受信機として厚みの薄い薄型テレビジョン受信機が普及している。薄型テレビジョン受信機は、厚みの薄いパネルを使用することにより、その厚みを薄くしている。そのため、配置する際、奥行きを従来のブラウン管型のテレビジョン受信機ほど必要としない。使用するパネルの一例としては液晶パネルやプラズマパネル等が挙げられる。
図13は、従来の薄型テレビジョン受信機の内部構成を表す図である。同図より、薄型テレビジョン受信機1は、映像を表示するパネル2と、パネル2を保護するフレーム3、パネル2を駆動する制御基板(図示しない)、さらにはフレーム3により収容されたパネル2を収容するキャビネット4から構成されている。フレーム3は、厚みの薄い板金で形成され、パネル2の外周を覆うようよう凹部を形成する形状である。キャビネット4は、フレーム3に外周を覆われたパネル2を収容するための空間を有する。
フレーム3は、パネル2の外周を覆い、キャビネット4の所定の位置に配置してキャビネット4内に固定する。これにより、フレーム3は、キャビネット4とともに、外部からの衝撃よりパネル2を保護する。このため、フレーム3およびキャビネット4の形状はパネル2の大きさに左右され、パネル2の大きさに合わせて専用に設計する必要があった。(例えば、特許文献1参照。)
上述した薄型テレビジョン受信機1の内、パネル2は高度な生産技術を要するとともに工程数が多くなる。そのため、薄型テレビジョン受信機1を生産する際、パネル2を外製とし、内製部品と組み合わせて生産する場合が存在する。このような場合、パネル2の大きさに合わせて前述したフレーム3、キャビネット4を設計する必要がある。そのため、パネル2の入れ替えのたびに設計並びに生産コストが高くついていた。
パネルの大きさに対応させたキャビネットの生産方法として以下のような生産方法が開示されている。つまり、樹脂にて形成される上部キャビネットとベースキャビネットの間に光学系等のシャーシを組み付ける背面投射型映像装置のベースキャビネットの生産方法に関するものである。開示される生産方法では、組み付けるシャーシの大きさに合わせて設計される上部キャビネットの幅に対応するよう、ベースキャビネットの幅方向両端の部位を形成する型の一部を入れ子型とする。これにより、ベースキャビネットの幅は入れ子型の形状に合わせて調整することができ、形状の異なるベースキャビネットを一つの型で生産することが可能となる(例えば、特許文献2参照。)。
登録実用新案3112212 特開2006−126436
上述した特許文献1の発明は、次のような課題があった。つまり、パネルの大きさに合わせて、フレームを設計し直す必要があった。そのため、フレームを製作するための型の生産準備等に費やす費用が発生していた。
また、特許文献2の発明は、次のような課題がった。つまり、特許文献2の発明は、樹脂にて形成されるベースキャビネットの幅方向に延設する面の大きさを変更して、対向する上部キャビネットの大きさを変更するためのものである。そもそも、樹脂形成と、板金製のフレームとは製造方法が異なるため、そのまま特許文献2の発明を応用することはできない。つまり、樹脂の場合は、溶解させた原材料を上型と下型で形成したキャビティーに流すことにより形成を行う。そのため、概略的にはキャビティーの大きさを変更させるだけでキャビネットの大きさを変更することができる。一方、板金のフレームは、曲げや、押し出し等の加工によりフレームを形づくるものであるため、生産方法がまったく異なる。
さらに、引用文献2の発明は、上部キャビネットの幅に合わせてベースキャビネットの幅を変化させるためのものである。それに対して、大きさの異なるパネルを収容するフレームの形成は、幅の変更だけでなく固定部の位置を変更させたり、厚みを変更させる必要が生じる。そのため、ベースキャビネットの幅という二次元での変更では対応しきれない問題が生じる。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、使用するパネルの大きさを変更しても、フレームの外形を変更することなく少ない変更で対応することができ、従来の生産方法に比べて生産費用を低減することが可能なフレームの生産方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項2にかかる発明では、厚みの薄いパネルの外周を外周面にて覆うよう収容する板金で形成されたパネル収容フレームをプレス加工を用いて生産するパネル収容フレーム生産方法において、上記パネル収容フレームは、上記外周面より内側へ突出して、上記パネルを固定するためのパネル取り付け部位を有する形状であって、上型と下型の上記パネル取り付け部位を形成する部位を入れ子ブロックによって交換可能とすることで、上記外周面からの上記パネル取り付け部位の突出量を変更することにより、上記パネル収容フレームに収容可能な上記パネルの大きさを調整可能とした構成としてある。
上記のように構成した発明では、パネル収容フレームは、パネル取り付け部位を用いてパネルを固定して内側に収容する。パネル取り付け部位は、パネル収容フレームの外周面から内側へ突出するよう形成されるものである。パネル取り付け部位の製造方法として、プレス加工の際、上型と下型のパネル取り付け部位を製造する部位を入れ子ブロックにより交換することで、パネル取り付け部位の外周面からの突出量を変化させることにより、パネル取り付け部位とパネルとの固定する位置が変化する。これによりパネル収容フレームに収容するパネルの大きさを変化させることが可能となる。
そのため、様々な大きさのパネルをパネル収容フレームに固定する場合でも、パネル収容フレームの外周の大きさは同じとし、パネル取り付け部位の突出量を変化させるだけでよい。また、このとき、パネル取り付け部位の生産方法は、上型と下型の入れ子ブロックの交換により変更することで、収容する様々なパネルの大きさに対応することができる。そのため、入れ子ブロックを交換すれば、上型と下型はどのパネルに対しても同じものを使用することが可能となり、型の制作費を抑えることができる。よって、使用するパネルの大きさを変更しても、フレームの外形を変更せず、少ない変更で対応することができ、生産費用のあまり掛からない方法でパネル収容フレームを生産することができる。
また、プレス加工にて形成されるパネル取り付け部位の具体的な構成としては様々な構成がある。そのため、パネル取り付け部位の具体的な構成の一例として、請求項3にかかる発明では、上記パネル取り付け部位は、上記パネルの外周面より内側に突出するよう深絞り加工によって形成され、上記入れ子ブロックの交換によって深絞り加工の突出量を変更する構成としてある。
上記のように構成された発明では、パネル取り付け部位は、パネル収容フレームの外周面から突出するよう深絞り加工により形成される。そのため、上型と下型の上記パネル固定部位を形成する部位を入れ子ブロックを用いて交換し、深絞りの突出量を変更することで、様々なパネルの大きさに対応することができる。また、深絞り加工を用いることにより、パネル取り付け部位の外周面からの突出量を簡易に調整することが可能となる。
そして、パネル取り付け部位の他の具体的な構成の一例として、請求項4に記載の発明では、上記パネル取り付け部位は、上記パネル収容フレームの外周面の一部を切り起こすとともに、上記切り起こした先端を折り曲げて上記パネルを固定する面を形成し、上記入れ子ブロックの交換によって上記外周面から切り起こす片の長さを変更することにより、上記外周面からの突出量を変更する構成としてある。
上記のようの構成された発明では、パネル取り付け部位は、プレス加工における曲げ加工により切り起こして形成される。このとき、上型と下型の入れ子ブロックの交換により、外周面から切り起こした先端までの長さを変更することが可能となる。また、深絞り加工ができない外周面などでは、切り起こしによりパネル取り付け部位を形成すればよい。そのため、切り起こし量を調整することにより、より簡易に突出量を調整することが可能となる。さらに、深絞り加工に対応できない側面の面積であっても、容易にパネル取り付け部位を形成することができる。
さらに、上記のようにパネル取り付け部位を切り起こして形成する際、以下のような工夫を凝らすことにより、パネルをパネル収容フレームにより強固に固定することが可能となる。そのため、請求項5にかかる発明では、上記パネル取り付け部位は、上記パネル収容フレームの側面を切り起こしてパネル取り付け部位を形成するにあたり、上記パネル取り付け部位に固定されるパネルの荷重方向と一致しない方向に、上記側面に対する曲げ方向を形成するよう切り起こされる構成としてある。
上記のように構成された発明では、パネル取り付け部位は、パネル収容フレームの側面に形成されるとともに、側面からの曲げ方向を、取り付けられるパネルの荷重方向と一致しないよう形成している。具体的には、パネルの映像を表示する面を前面とした場合、パネルの前面に対して、略垂直となるようパネル取り付け部位の折り曲げ方向を形成すれば、パネルの荷重と折り曲げ方向が一致する。この場合、曲げが方向と荷重の係る方向が一致するため、例えば曲げ角度が開いてしまう場合がある。そのため、パネルがパネル収容フレームに対して適切な位置に配置されなくなる。一方、パネルの荷重に対して、略平行となるようパネル取り付け部位の折り曲げる方向を形成すれば、パネルの荷重に対して折り曲げる方向は一致しない。そのため、パネルの荷重に対して強いパネル取り付け部位を形成することができる。
また、パネル取り付け部位の他の具体的な構成の一例として、請求項6にかかる発明では、上記パネル取り付け部位は、上記パネルの背面と対向する背面と外周面との折線を跨ぐよう、所定間隔を有して2本の切り込みを入れるとともに、上記外周面を上記背面に対して垂直に折り曲げる際、上記所定間隔を有する2本の切り込みにより形成される内側部位を上記背面より所定長さの位置にて折り曲げることにより上記パネル取り付け部位を形成し、上記入れ子ブロックの交換によって、上記背面から折り曲げる長さを変更することにより、上記外周面からの突出量を変更する構成としてある。
上記のように構成した発明では、背面と外周面とを跨ぐよう所定間隔を有する2本の切り込みにより形成される内側部位を上記背面より所定長さの位置にて折り曲げることにより上記パネル取り付け部位を形成する。このとき、上記入れ子ブロックの交換によって、上記背面から折り曲げる長さを変更することにより、上記外周面からの突出量を変更することが可能となる。そのため、パネル取り付け部位は、折り曲げ位置を変更するだけで、その突出量を変更することが可能となりより簡易な構成で突出量を変更することができる。
さらに、上述した生産方法にて形成されるパネル収容フレームに対しても、本発明は有効である。そのため、請求項7にかかる発明では、厚みの薄いパネルの外周を覆うよう収容する板金で形成されたパネル収容フレームにおいて、上記パネル収容フレームは、上記外周面より内側へ突出して、上記パネルを固定するためのパネル取り付け部位を有する形状であって、上記パネル取り付け部位の、上記パネル収容フレームからの突出量を変化させることにより、上記パネル収容フレームに収容可能な上記パネルの大きさを調整可能とした構成としてある。
上記のようの構成した請求項7の発明に対して、請求項3〜請求項6における方法により生産されるパネル収容フレームを適応することも可能である。そのため、請求項8〜請求項11にかかる発明では、請求項3〜請求項6における方法により生産されるパネル収容フレームの構成としてある。
また、上記課題を解決するために請求項1にかかる発明では、厚みの薄いパネルの外周を外周面にて覆うよう収容する板金で形成されたパネル収容フレームにおいて、上記パネル収容フレームは、上記パネルを固定するためのパネル取り付け部位を上記パネルの側面に対向する側面に形成する形状であって、上記パネル収容フレームの外形を材料板金から抜き取る抜き取り工程と、上型と下側とを用いて、上記パネル取り付け部位を深絞り加工により形成するパネル取り付け部位形成工程と、上記外周面を曲げ加工により形成する外周面形成工程とから形成され、上記パネル取り付け部位形成工程は、上記パネル取り付け部位を上型と下型とを用いて深絞り加工により上記側面より内側に突出するよう形成するにあたり、上記上型と下型の上記パネル取り付け部位を形成する部位を入れ子ブロックによって交換可能とすることで、上記パネル取り付け部位の、上記側面からの突出量を調整可能とした構成としてある。
以上説明したように本発明によれば、使用するパネルの大きさを変更しても、フレームの外形を変更せず、少ない変更で対応することができ、生産費用のあまり掛からない方法でパネル収容フレームを生産することができる。
また請求項3、請求項8にかかる発明によれば、深絞り加工を用いることにより、パネル取り付け部位の外周面からの突出量を簡易に調整することが可能となる。
そして請求項4、請求項9にかかる発明によれば、深絞り加工に対応できない側面の面積であっても、容易にパネル取り付け部位を形成することができる。
さらに請求項5、請求項10にかかる発明によれば、パネルの荷重に対して強いパネル取り付け部位を形成することができる。
また請求項6、請求項11にかかる発明によれば、パネル取り付け部位は、折り曲げ位置を変更するだけで、その突出量を変更することが可能となりより簡易な構成で突出量を変更することができる。
さらに請求項1のような、より具体的な構成において、上述した請求項2〜請求項11の各発明と同様の作用を奏することはいうまでもない。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態でのパネル収容フレームの生産方法を説明する。
(1)第一の実施の形態
(1−1)パネル収容フレーム
(1−2)パネル収容フレームの生産方法
(1−2−1)抜き取り工程
(1−2−2)パネル取り付け部位形成工程
(1−2−3)外周面形成工程
(2)第二の実施の形態
(3)第三の実施の形態
(4)まとめ
(1)第一の実施の形態
(1−1)パネル収容フレーム
以下、図1〜図4を参照して、この発明に係るパネル収容フレームの生産方法を具体化した第1の実施の形態について説明する。
図1は、テレビジョン受信機500の内部構成図である。テレビジョン受信機500は、映像を表示するためのパネル500aと、パネル500aの外周を覆うよう配置されるパネル収容フレーム10と、パネル収容フレーム10により収容されたパネル500aを収容するフロントキャビネット500bとリアキャビネット500cとから構成される。また、テレビジョン受信機500を駆動させる各回路が実装された基板(図示しない)は、パネル収容フレーム10のパネル500aの背面側に固定される。
パネル収容フレーム10は、厚みの薄いパネル500aの外周を覆うよう収容するためのものである。同図より、パネル収容フレーム10は、略矩形の背面11と、背面11の四辺より略垂直に立設する側面12、12と、上面13、および下面14により、パネル500aを収容する凹部10aを形成する。また、側面12、12には、パネル500aと接続するためのパネル取り付け部位12aを形成している。
パネル取り付け部位12aは、パネル500aの側面と面接触するとともに、ねじ10bにてパネル500aと友締めされる。パネル取り付け部位12aは、側面12よりパネル収容フレーム10の内側方向に突出する部位の頂点付近に平面を形成する。また、パネル取り付け部位12aの頂点付近の平面には、開口12a1が形成されている。また、上記開口12a1に対応するように、パネル500aの側面には、雌ねじが形成された穴500a1が形成されている。
これにより、パネル収容フレーム10の凹部10aにパネル500aの背面が、パネル収容フレーム10の背面11と対向するよう収容されるとともに、ねじ10bにて、パネル取り付け部位12aの開口12a1を外側より貫通してパネル500aの雌ねじ500a1と友締めする。以下に、パネル収容フレーム10の組み立て方法を説明する。
(1−2)パネル収容フレームの生産方法
図2は、パネル収容フレーム10の生産方法を現す概略工程図である。同図より、パネル収容フレーム10は、以下の工程から形成される。厚みの薄い板金材料から材料10cを抜き取る抜き取り工程(図2のA)。プレス加工により、抜き取られた材料10cを用いてパネル取り付け部位12aを形成するパネル取り付け部位形成工程(図2のB)。そして、プレス加工型により、パネル収容フレーム10の側面12、上面13、下面14とを形成する外周面形成工程(図2のC)とからなる。
(1−2−1)抜き取り工程
抜き取り工程(図2のA)は、厚みの薄い板金材料からパネル収容フレーム10の材料10cを抜き取る工程である。具体的には、上型と下型にて成るプレス金型(図示しない)を用いて、板金材料からパネル収容フレーム10を形成するための材料10cを抜き取っていく。このとき、抜き取られる材料10cは、後にパネル収容フレーム10の背面11となる面の四辺より、背面11の各辺の長さと同等の辺を有する矩形状に延設する面にて、全体が略十時形状となる形状である。これにより、側面12、上面13、さらには下面14が形成され、パネル収容フレーム10の展開図を形成する。なお、背面11の四辺より延設する各面の長さは、後にパネル収容フレーム10の厚み方向の長さとなる。
(1−2−2)パネル取り付け部位形成工程
パネル取り付け部位形成工程(図2のB)は、上記抜き取られた材料10cにパネル収容フレーム10を形成するためのパネル取り付け部位12aを形成する工程である。パネル取り付け部位12aは、パネル収容フレーム10の側面12、12に形成される。本発明のパネル取り付け部位形成工程は、プレス金型を用いて材料10cの側面12となる面を押し出して深絞り加工を施すことにより各側面12に2個ずつのパネル取り付け部位12aを形成する。このとき、本発明の実施の形態にて使用されるプレス金型の上型と下型は、パネル取り付け部位12aを形成する部位を入れ子ブロックにて交換可能に固定されることで、側面12となる部位からの突出量を調整可能である。以下にパネル取り付け部位形成工程の具体的な説明を行う。
図3は、パネル取り付け部位形成工程におけるプレス金型600の上型601と下型602、さらには材料10cとを表す断面図である。同図より、パネル取り付け部位12aを形成するプレス金型600は、材料10cに直接作用して加工を行う上型601と下型602、上型601と下型602を保持する保持部603、604、さらには上型601を上下動させる補助部(図示しない)とから構成されている。
プレス金型600を用いたパネル取り付け部位12aの概略加工方法を以下に説明する。抜き取り工程にて抜き取られた材料10cは、下型602または保持部604に配置された材料10cを位置決めするためのロケーションピンによって位置決めされてセットされる。次に、作業者がプレス金型600を駆動させることにより、保持部603により保持された上型601は補助部にて下方に可動する。このとき、パネル取り付け部位12aを形成する上型601の部位には入れ子ブロック601aが取り外し可能に固定され、下型602の部位には入れ子ブロック602aが取り外し可能に固定されている。
入れ子ブロック601aは、深絞り加工におけるポンチ部601a1を有しており、ポンチ部601a1の固定部位601a2からの突出方向を上型601のプレス面より下方に向けて取り外し可能に固定されている。また、入れ子ブロック602aは、絞り加工におけるダイス部602a1の開口を下型602のプレス面に対して上方に配置するよう下型602により取り外し可能に固定されている。入れ子ブロック601aのポンチ部601a1と、入れ子ブロック602aのダイス部602a1とは、上型601が下方に可動した場合、ポンチ部601a1がダイス部602a1の開口に挿入するよう固定されている。そのため、上型601と下型602とを用いて材料10cをプレス加工する際、ポンチ部601a1の先端が下型602に固定された材料10cをダイス部602a1の開口の横断面に沿って押し出す。これにより、材料10cは、上型601と下型602によりパネル取り付け部位12aを絞り加工により形成する。
前述したように、本発明の実施の形態では、入れ子ブロック601a、602aとを交換することにより、パネル収容フレーム10の側面12、12に形成されるパネル取り付け部位12aの形状を変更することが可能である。具体的には、入れ子ブロック601a、602aの交換により、側面12からパネル取り付け部位12aまでの深絞りの突出量が変更される。
以下に、取替え可能な入れ子ブロック601a、602aが3対ある場合を例に説明する。上型601に取り外し可能に固定される入れ子ブロック601aは、その種類を、固定部位601a2から突出するポンチ部601a1の高さが3段階のものとする。また、ポンチ部601a1に対応するよう下型602に取り外し可能に固定される入れ子ブロック602aのダイス部602a1の開口の深さも、上記ポンチ部601a1の高さに合わせて3段階に形成されている。つまり、入れ子ブロック601aの固定部位601a2から突出するポンチ部601a1の高さが一番小さい入れ子ブロック601aを入れ子ブロックA(図中、実線で表す)とし、以下高さの高くなる順にB(図中、一点鎖線で表す)、C(図中、二点鎖線で表す)とする。同様に、入れ子ブロック601aに対応する入れ子ブロック602aを入れ子ブロックA(図中、実線で表す)、入れ子ブロックB(図中、一点線で表す)、入れ子ブロックC(図中、二点鎖線で表す)とする。
そのため、相対する入れ子ブロックAを用いて形成したパネル取り付け部位12aは、側面12からの突出量が一番小さくなり、以下、相対する入れ子ブロックB、相対する入れ子ブロックCを使用するごとにパネル取り付け部位12aの側面12からの突出量が長くなる。これにより、入れ子ブロック601a、602aの入れ替えによりパネル取り付け部位12aの側面12より突出する量を変更することができる。なお、パネル取り付け部位12a、12a、12a、12aの突出量は、限界絞り高さを考慮する必要がある。
(1−2−3)外周面形成工程
図4は、パネル収容フレーム10の外周面の形成を表す図である。同図より、材料10cは、パネル取り付け部位12aを形成された後、新たなプレス金型700を用いて、外周面を形成する(図2のC)。具体的には、まず、材料10cをパネル取り付け部位12aの深絞りの突出方向を上方に向けて下型702にセットする。次に、上型701を垂直に下降させることにより下型702の内側内壁に沿うよう上型701で圧延する。これにより、材料10cは、背面11の四辺を略垂直に曲げ加工されることにより外周壁を形成する。
なお、側面12に形成されるパネル取り付け部位12aは、背面11に対して上型701により略垂直に折り曲げられる。このとき、側面12を折り曲げた際、パネル取り付け部位12aが上型701の側面と当接する場合が想定される。そのため、あらかじめ上型701の横断面の大きさを側面12より突出するパネル取り付け部位12aの先端と上面13、下面14とで形成される内周の大きさとなるよう形成しておく。これは、パネル取り付け部位12aの側面12からの突出量が微小であるため、側面12の背面11に対する曲げ加工に影響を及ぼさないためである。また、パネル取り付け部位12aの側面12からの突出量を比較的大きく取る場合は、上型701をパネル取り付け部位12aと干渉しないような形状とすればよい。その具体的な一例として、上型701の横断面を、パネル取り付け部位12aと干渉しないよう切り欠き溝を形成する。
(2)第二の実施の形態
上述した第一の実施の形態では、パネル取り付け部位を深絞り加工により形成することにより、パネル収容フレーム10の側面12より内側に突出させて形成した。しかしながら、パネル取り付け部位の形成方法としては深絞り加工に限定されず、パネル収容フレーム10の外観の大きさを変えることなく大きさの異なるパネル500aを収容することができるものであればよい。そのため、第二の実施の形態では、パネル取り付け部位を曲げ加工により形成する。これにより、例えば、側面12の面積に対して深絞り加工が行えない場合でも、パネル取り付け部位を形成することが可能となる。以下に具体的な形状を説明する。
図5は、第二の実施の形態におけるパネル収容フレーム10を表す斜視図である。同図より、パネル収容フレーム10は、側面12を切り起こすことによりパネル取り付け部位112aを形成している。具体的には、パネル取り付け部位112aは、側面12に対して内側に延設する突出片112a1と、突出片112a1の先端を略垂直に曲げて形成される固定片112a2によりパネル取り付け部位112aを形成している。パネル取り付け部位12aには、前述したパネル500aと友締めするためのねじが貫通する穴112a3が形成され、パネル収容フレーム10の外側よりねじを貫通させてパネル500aと友締めして固定する。
このとき、側面12より突出するよう曲げ加工される突出片112a1の長さを変更することにより、パネル収容フレーム10に収容するパネル500aの大きさを変更することができる。具体的には、突出片112a1の突出する長さが変更されることにより、突出片112a1の先端に略垂直に曲げられて位置する各固定片112a2にて形成する内周の大きさは変更される。そのため、上記形成される内周に対応するよう各固定片112a2にねじ止めされるパネル500aの大きさもそれに合わせて変更可能となる。
図6は、第二の実施の形態におけるパネル収容フレーム10生産工程を表す工程図である。同図より、第二の実施の形態におけるパネル収容フレーム10は、図2に示す工程同様、抜き取り工程(図6のA)、パネル取り付け部位形成工程(図6のB)、そして外周面形成工程(図6のC)とから成る。第二の実施の形態におけるパネル収容フレーム10の工程、並びに各工程により生産されるパネル収容フレーム10の材料10cは、上述した第一の実施の形態と略同一であるため、パネル取り付け部位112a形成工程を中心に説明する。
抜き取り工程(図6のA)では、プレス金型を用いて材料10cを抜き取る。このとき、本発明の実施の形態では、材料10cの側面12となる位置に、パネル取り付け部位112aを形成するための片112a4を切り欠く。このとき、切り欠く片112a4の大きさとしては、後述するパネル取り付け部位112aの突出片112a1と固定片112a2との長さの和となる。また、本発明では、パネル取り付け部位112aを形成する際、側面12からの突出量が最大となる長さに対応するよう切り込みを形成しておく。そのため、そうして切り込みを形成した部位の折り曲げ位置を後述する入れ子ブロックにより変更することにより、側面12から突出する長さを変更する。次に、パネル取り付け部位形成工程(図6のB)では、プレス金型を用いて切り欠いた片112a4を側面12を形成する面に対して略垂直に曲げ加工する。最後に、外周面形成工程(図6のC)では、外周面を背面11を形成する部位に対して略垂直に曲げ加工する。
図7は、第二の実施の形態におけるプレス金型800を用いたパネル取り付け部位形成工程を表す図である。同図より、パネル取り付け部位112aは、プレス金型800の上型801と下型802にてプレス加工される。このとき、上型801と下型802のパネル取り付け部位112aの突出片112a1と固定片112a2とを形成する部位は、入れ子ブロック801a、802aにより取替え可能に固定されている。入れ子ブロック801aは、上型801のプレス面に対して突出するよう凸部を形成している。また、入れ子ブロック802aは、横断面がL字状である。このため、下型802に配置された材料10cは、入れ子ブロック801aに入れ子ブロック802aのL字状の面に沿うよう押し出されて、突出片112a1と固定片112a2とを形成する。
図中では、3対の入れ子ブロック801a、802aを用いて、パネル取り付け部位112aの側面12からの突出量を3段階に調整可能な構成としている。具体的には、上型801からの突出量が一番小さい入れ子ブロック801aをA’(図中では、その先端を実線で表す)とし、突出量が次ぎに大きい入れ子ブロック801aをB’(図中では、その先端を一点鎖線で表す)とし、突出量が一番大きい入れ子ブロック801aをC’とする(図中では、その先端を二点鎖線で表す)。さらに、各入れ子ブロック801aに対応する入れ子ブロック802aを同様に、A’、B’、C’とする。これにより、C’の入れ子ブロック801a,802aを使用した場合は、切り込みの根元から折り曲げることになり、これにより、側面12からの突出片112a1の突出量が最大となる。同様に、B’、A’の入れ子ブロック801a,802aを使用するに従い、折り曲げ位置が切れ込みの根元より短くなり、それに従い、側面12からの突出片112a1の突出量が少なくなる。
上述した実施の形態では、パネル取り付け部位112aを切り起こしにて形成するにあたり、側面12からの切り込みの形成と、曲げ加工とを工程を分けて形成している。しかしながら、上型801と下型802との入れ子ブロック801a、802aを用いて、切り込みの形成と曲げ加工とを一度に行うものであってもよい。この場合、切り込みにより形成される突出片112a1の長さを突出量に合わせて変更することとなる。
また、パネル取り付け部位の側面12に対する曲げ方向を以下のように変更するものであってもよい。つまり、パネル取り付け部位にパネル500aを固定した際、パネル取り付け部位の突出片の曲げ方向を、パネル500aの荷重方向と一致しない方向に形成する。これにより、パネル500aの荷重方向と曲げ方向が一致しないため、パネル取り付け部位の曲げ位置がパネル500aの荷重により広がることがない。そのため、パネル取り付け部位は、パネル500aの荷重に対して強くなり、パネル500aを安定的に固定することが可能となる。
図8は、第二の実施の形態でのパネル収容フレームの他の具体的一例を示す図である。同図より、パネル収容フレーム10の側面12より突出する突出片212a1は、側面12からの曲げ方向を、固定片212a2に固定されるパネル500aの荷重方向(図中矢印の方向)に対して略垂直方向としている。これにより、前述したように曲げ方向とパネル500aの荷重方向とは一致せず、突出片212a1の側面12からの曲げ元が荷重により開いてしまうことがない。
(3)第三の実施の形態
また、パネル取り付け部位を以下のような構成としてもよい。つまり、パネル収容フレーム10の背面11と側面12との折線を跨ぐように切り込みを入れるとともに、側面12を背面11に対して略垂直に曲げ加工する際、同時に、上記切り込みにより形成した片を曲げ加工してパネル取り付け部位を形成する。これにより、曲げ加工を行う工程を少なくすることができるとともに、パネル500aの荷重に対しても強いパネル取り付け部位を形成することができる。
図9は、第三の実施の形態でのパネル収容フレーム10を表す図である。同図より、パネル取り付け部位312aは、背面11と側面12との折線を跨ぐよう2本の切り込みを入れることにより形成される内側の片により、内部固定片312a2と内部延設片312a3とを形成している。その製法としては、背面11と側面12との折線を跨ぐよう切り込みを入れて形成した片を、側面12を形成するために曲げ加工する際、同時に曲げることにより形成する。そのため、側面12を形成するための曲げ加工とパネル取り付け部位312aを形成するための曲げ加工を一つの工程で行うことが可能となる。
内部固定片312a2は、背面11および側面12の一部を跨ぐよう切り込みを入れて形成される片を、背面11に対して略垂直に折り曲げて形成する。また、内部延設片312a3は、背面11および側面12との折線を跨ぐように切り込みを入れて形成される片を、側面12に対して略垂直に折り曲げて形成する。さらに、内部固定片312a2と内部延設片312a3とは、一体となる先端を互いに対して略垂直に折り曲げた構成である。なお、内部固定片312a2と内部延設片312a3とはもともとは、背面11および側面12の一部に切り込みを入れることで形成した1本の片であるため、内部固定片312a2の背面11から延設する長さを長くなるよう内部延設片312a3に対して折り曲げた場合は、当然、内部延設片312a3の長さが短くなる。
そのため、内部固定片312a2と内部延設片312a3との折り曲げ位置を変更することにより、内部延設片312a3の側面12からの長さが変更することになる。よって、パネル収容フレーム10の開口を前面として配置した際、各内部延設片312a3の先端に位置する内部固定片312a2により形成される内周の大きさが変化することとなる。このため、上述した内部固定片312a2の内部延設片312a3に対する折り曲げ位置を変更することにより、内部固定片312a2に固定されるパネル500aの大きさを調整することができる。
図10は、第三の実施の形態でのパネル収容フレーム10の生産工程を表す工程図である。図10に表示する工程図は、材料抜き取り工程(図10のA)、曲げ工程(図10のB)とから構成される。材料抜き取り工程(A)では、パネル収容フレーム10の材料10cを抜き取るとともに、背面11と側面12とを跨ぐ一部に、パネル取り付け部位312aの数に合わせて各2本ずつの切り込み312a1を入れる。このとき、形成する各2本の切り込み312a1の長さは、パネル取り付け部位312aの内部固定片312a2と内部延設片312a3との長さを足し合わせた長さである。
曲げ工程(B)では、側面12を曲げ加工する際、同時に、上述した切り込み312a1の内側部位である片312a4を曲げ加工する。このとき、第三の実施の形態では、曲げ加工を行うプレス金型の上型と下型の、上記パネル取り付け部位312aを形成する部位を入れ子ブロックの変更により、内部固定片312a2の内部延設片312a3に対する折り曲げ位置を変更することが可能である。以下に具体的な説明を行う。
図11は、第三の実施の形態での側面12を曲げ加工する上型901と下型902の一部を表した斜視図である。同図では、パネル収容フレーム10の背面11に対する側面12の曲げを行う、上型と下型を中心に図示し、上面13と下面14を形成するためのプレス金型の部位は図を省略している。同図より、上型901と下型902のパネル取り付け部位312aを形成する部位は、入れ子ブロック901a、902aが取り付けられており、入れ子ブロック901a、902aの交換により、内部固定片312a2と内部延設片312a3の折り曲げ位置が変更可能になっている。
具体的には、下型902は、材料10cの背面11を形成するための底面902bと、底面902bの一端から略垂直に立設して側面12を形成するための曲げ部902cとでL字状の断面を形成している。また、上型901は、下型902のL字断面に相対する形状の押し出し面901bとを有している。さらに、下型902のL字断面の曲げ元周辺には、底面902bより所定間隔で立設する入れ子ブロック902aが取り外し可能に固定される。また、上型901にも同様に、入れ子ブロック902aの先端の形状に対応する凹部を有する入れ子ブロック901aが取り外し可能に固定される。
本発明の実施の形態では、片方の側面12に対して2個のパネル取り付け部位312aを形成するため、底面902bの両端に4個の入れ子ブロック902aが配置される。このとき、押し出し面901bと底面902bに配置される各入れ子ブロック901a、902aは、そのピッチを材料10cに形成される片312a4のピッチと同様とする。
図12は、図11のプレス金型をD−D断面により切り取った断面図である。まず、帯状に抜き取られた材料10cは、上型901の押し出し面901bにより、下型の底面902bと曲げ部902cで形成されるL字の内周面に沿うよう圧延し、パネル収容フレーム10の背面11に対する側面12の曲げを形成していく(図12のA)。次に、上型901が所定位置まで下降すると、切り抜き312a1により形成された内側の片312a4が、入れ子ブロック902aにより湾曲するよう上方に押し上げられる(図12のB)。そして、上型901の下降により側面12を背面11に対して略垂直に折り曲げるとともに、内側の片312a4が入れ子ブロック901a、902aにより圧延されて、内部固定片312a2、内部延設片312a3とからなるパネル取り付け部位312aを形成する(図12のC)。
このとき、入れ子ブロック902aの底面902bから先端までの垂直方向の長さaと、幅bとを変更し、それに対応する形状の溝を有する入れ子ブロック901aを変更することにより、内部延設片312a3と内部固定片312a2の曲げ位置が変更する。具体的には、入れ子ブロック901a、902aを交換して、底面902bから先端までの垂直方向の長さaを変更することにより、内部固定片312a2が長くなるよう、内部延設片312a3に対する折り曲げ位置が変更される。これにより、内部延設片312a3の長さが短くなり、両側面12に形成された各内部固定片312a2にて形成する内周の大きさが大きくなる。
また、幅bを大きくすることにより、内部延設片312a3の長さが長くなるよう内部固定片312a2に対する折り曲げ位置が変更される。これにより、内部延設片312a3の長さが長くなり、両側面12に形成された各内部固定片312a2により形成される内周の大きさが小さくなる。これにより、パネル500aの外周をねじ止めする各内部固定片312a2で形成する内周の大きさが変化し、パネル500aの外周の大きさに対応できるようになる。
(4)まとめ
以上説明したように、パネル収容フレーム10は、パネル取り付け部位12aを用いてパネル500aを固定して内側に収容する。パネル取り付け部位12aの製造方法として、プレス加工の際、上型と下型のパネル取り付け部位を製造する部位を入れ子ブロックにより交換することで、パネル取り付け部位の外周面からの突出量を変化させることにより、パネル取り付け部位とパネルとの固定する位置が変化する。これによりパネル収容フレームに収容するパネルの大きさを変化させることが可能となる。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
テレビジョン受信機500の内部構成図である。 パネル収容フレーム10の生産方法を現す概略工程図である。 パネル取り付け部位形成工程におけるプレス金型600の上型601と下型602、さらには材料10cとを表す断面図である。 パネル収容フレーム10の外周面の形成を表す図である。 第二の実施の形態におけるパネル収容フレーム10を表す斜視図である。 第二の実施の形態におけるパネル収容フレーム10生産工程を表す工程図である。 第二の実施の形態におけるプレス金型800を用いたパネル取り付け部位形成工程を表す図である。 第二の実施の形態でのパネル収容フレームの他の具体的一例を示す図である。 第三の実施の形態でのパネル収容フレーム10を表す図である。 第三の実施の形態でのパネル収容フレーム10の生産工程を表す工程図である。 第三の実施の形態での側面12を曲げ加工する上型901と下型902の一部を表した斜視図である。 図11のプレス金型をD−D断面により切り取った断面図である。 従来の薄型テレビジョン受信機の内部構成を表す図である。
符号の説明
10…パネル収容フレーム、10a…凹部、10c…材料、11…背面、12…側面、12…両側面、12a、112a、212a、312a…パネル取り付け部位、12a1…開口、13…上面、14…下面、112a1…突出片、112a2…固定片、112a3…穴、112a4…片、212a1…突出片、212a2…固定片、312a2…内部固定片、312a3…内部延設片、312a4…片、500…テレビジョン受信機、500a…パネル、500b…フロントキャビネット、500c…リアキャビネット、500a1…穴、600、700、800、900…プレス金型、601、701、801、901…上型、601a、801a、901a…入れ子ブロック、601a1…ポンチ部、601a2…固定部位、602a、802a、902a…入れ子ブロック、602a1…ダイス部、603、604…保持部、901b…押し出し面、902b…底面、902c…曲げ部

Claims (11)

  1. 厚みの薄いパネルの外周を外周面にて覆うよう収容する厚みの薄い板金で形成されたパネル収容フレームにおいて、
    上記パネル収容フレームは、上記パネルを固定するためのパネル取り付け部位を上記パネルの側面に対向する側面に形成する形状であって、
    上記パネル収容フレームの外形を材料板金から抜き取る抜き取り工程と、
    上型と下側とを用いて、上記パネル取り付け部位を深絞り加工により形成するパネル取り付け部位形成工程と、
    上記外周面を曲げ加工により形成する外周面形成工程とから形成され、
    上記パネル取り付け部位形成工程は、上記パネル取り付け部位を上型と下型とを用いて深絞り加工により上記側面より内側に突出するよう形成するにあたり、上記上型と下型の上記パネル取り付け部位を形成する部位を入れ子ブロックによって交換可能とすることで、上記パネル取り付け部位の、上記側面からの突出量を変更可能としたことを特徴とするパネル収容フレーム。
  2. 厚みの薄いパネルの外周を外周面にて覆うよう収容する板金で形成されたパネル収容フレームをプレス加工を用いて生産するパネル収容フレーム生産方法において、
    上記パネル収容フレームは、上記外周面より内側へ突出して、上記パネルを固定するためのパネル取り付け部位を有する形状であって、
    上型と下型の上記パネル取り付け部位を形成する部位を入れ子ブロックによって交換可能とすることで、上記外周面からの、上記パネル取り付け部位の突出量を変更することにより、上記パネル収容フレームに収容可能な上記パネルの大きさを調整可能としたことを特徴とするパネル収容フレーム生産方法。
  3. 上記パネル取り付け部位は、上記パネルの外周面より内側に突出するよう深絞り加工によって形成され、
    上記入れ子ブロックの交換によって深絞り加工の突出量を変更することを特徴とする請求項2に記載のパネル収容フレーム生産方法。
  4. 上記パネル取り付け部位は、上記パネル収容フレームの外周面の一部を切り起こすとともに、上記切り起こした先端を折り曲げて上記パネルを固定する面を形成し、
    上記入れ子ブロックの交換によって上記外周面から切り起こす片の長さを変更することにより、上記外周面からの突出量を変更することを特徴とする請求項2に記載のパネル収容フレーム生産方法。
  5. 上記パネル取り付け部位は、上記パネル収容フレームの側面を切り起こしてパネル取り付け部位を形成するにあたり、
    上記パネル取り付け部位に固定されるパネルの荷重方向と一致しない方向に、上記側面に対する曲げ方向を形成するよう切り起こされることを特徴とする請求項4に記載のパネル収容フレーム生産方法。
  6. 上記パネル取り付け部位は、上記パネルの背面と対向する背面と外周面との折線を跨ぐよう、所定間隔を有して2本の切り込みを入れるとともに、
    上記外周面を上記背面に対して垂直に折り曲げる際、上記所定間隔を有する2本の切り込みにより形成される内側部位を上記背面より所定長さの位置にて折り曲げることにより上記パネル取り付け部位を形成し、
    上記入れ子ブロックの交換によって、上記背面から折り曲げる長さを変更することにより、上記外周面からの突出量を変更することを特徴とする請求項2に記載のパネル収容フレーム生産方法。
  7. 厚みの薄いパネルの外周を覆うよう収容する板金で形成されたパネル収容フレームにおいて、
    上記パネル収容フレームは、上記外周面より内側へ突出して、上記パネルを固定するためのパネル取り付け部位を有する形状であって、
    上記パネル取り付け部位の、上記パネル収容フレームからの突出量を変化させることにより、上記パネル収容フレームに収容可能な上記パネルの大きさを調整可能としたことを特徴とするパネル収容フレーム。
  8. 上記パネル取り付け部位は、上記パネルの外周面より内側に突出するよう深絞り加工によって形成され、
    上記深絞り加工の突出量を変更することで上記外周面からの突出量を変更することを特徴とする請求項7に記載のパネル収容フレーム。
  9. 上記パネル取り付け部位は、上記パネル収容フレームの外周面の一部を切り起こすとともに、上記切り起こした先端を折り曲げて形成され、
    上記外周面から切り起こす片の長さを変更することにより、上記外周面からの突出量を変更することを特徴とする請求項7に記載のパネル収容フレーム。
  10. 上記パネル取り付け部位は、上記パネル収容フレームの側面を切り起こしてパネル取り付け部位を形成するにあたり、
    上記パネル取り付け部位に固定されるパネルの荷重方向と一致しない方向に、上記側面に対する曲げ方向を形成するよう切り起こされることを特徴とする請求項9に記載のパネル収容フレーム。
  11. 上記パネル取り付け部位は、上記パネルの背面と対向する背面と外周面との折線を跨ぐよう、所定間隔を有して2本の切り込みを入れるとともに、
    上記外周面を上記背面に対して垂直に折り曲げる際、上記所定間隔を有する2本の切り込みにより形成される内側部位を上記背面より所定長さの位置にて折り曲げることにより上記パネル取り付け部位を形成し、
    上記背面から折り曲げる長さを変更することにより、上記外周面からの突出量を変更することを特徴とする請求項7に記載のパネル収容フレーム。
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