[go: up one dir, main page]

JP4229179B2 - 回動ドア機構、電子機器 - Google Patents

回動ドア機構、電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4229179B2
JP4229179B2 JP2006325530A JP2006325530A JP4229179B2 JP 4229179 B2 JP4229179 B2 JP 4229179B2 JP 2006325530 A JP2006325530 A JP 2006325530A JP 2006325530 A JP2006325530 A JP 2006325530A JP 4229179 B2 JP4229179 B2 JP 4229179B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
rotating
surface portion
front door
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006325530A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008140975A (ja
Inventor
豊 小笠原
英敏 川部
和仁 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006325530A priority Critical patent/JP4229179B2/ja
Priority to US11/924,106 priority patent/US8100485B2/en
Priority to CN200710196064.3A priority patent/CN101193510B/zh
Publication of JP2008140975A publication Critical patent/JP2008140975A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4229179B2 publication Critical patent/JP4229179B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/18Packaging or power distribution
    • G06F1/181Enclosures

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Description

本発明は、各種機器の筐体上で開閉されることで、筐体内部の構造部位を遮蔽・表出するドア機構であって、特に回動動作により開閉が行われる回動ドア機構、及び回動ドア機構を備えた電子機器に関する。
特開2005−303118号公報
例えばパーソナルコンピュータなどの情報処理装置や、テレビジョンモニタ、ビデオレコーダ等のAV(Audio Visual)機器などの電子機器においては、機器筐体上に形成される各種コネクタ端子やカードスロット、操作スイッチなどの入出力端子類を、ドアで隠すことが行われている。
図11(a)(b)には、筐体100の前面において開閉するドア101が形成された機器を示している。この例では図11(a)の閉状態から、ユーザが取っ手部102に指をかけて引く事により、図11(b)のようにドア101が腕部104を介して前方に倒れるように回動して開いていき、開状態において、コネクタ端子やカードスロット等の内部機構103が表出する。
また、上記特許文献1にも、配線接続部を覆う扉が前方に回動して開状態となる機器が示されている。
このように上記のようにドアが前方に倒れるように回動して開くドア機構は一般的である。ところが、このようなドア機構は、機器筐体における平面状の部位に取り付ける事に適しているが、例えば円柱側面状の曲面部位に設けるドア機構としては適切ではない。例えば後述する図1のような円柱形状の機器筐体を想定し、その正面、つまり円柱側面形状の面に取り付けるドア機構として適切ではない。
即ち、円柱側面状の部位においてドアを前方に開かせるようにすると、その筐体面が湾曲面であるために、次のような不都合が生じる。
まずドアと筐体とがつながる腕の部分をドアの端に配置すると、筐体のドアの下部にあたる部分を大きく切り欠く必要がでてしまう。
またドアと筐体とがつながる腕の部分をドアの中心部に配置するとドアのガタつきが大きくなってしまう。さらに見栄えが損なわれる。
一方、ドアを前に倒すように開く機構以外には、ドアを横方向にスライドさせる機構も知られている。ところが横方向に開くドアの構造では、通常その軌跡に沿ったレールやギアによってドアの動きを定義づけているが、レールやギアでは開閉動作のスムーズな感触を得ることは難しい。また閉じた状態では、ドア面が円柱側面状の筐体より一段奥に位置することになり、デザイン上制限をうける。
そこで本発明では、円柱側面状の湾曲面において好適であり、動作もスムーズで、かつデザイン面でも良好な回動ドア機構を実現することを目的とする。
本発明の回動ドア機構は、筐体の略円柱側面形状の部位において開閉される略円柱側面形状のドア面部を有するフロントドア部材と、基台部材と、回動部材とを有して成る。上記回動部材は、上記基台部材上に回動可能に取り付けられ、上記フロントドア部材は、上記回動部材に対して、ドア正面方向に付勢されながら、ドア正面方向から奥行き方向に移動可能に取り付けられ、上記基台部材には、上記フロントドア部材に形成された被ガイド部と当接して上記フロントドア部材の移動を案内するガイド部が形成されている。そして上記ドア面部を、上記回動部材の回動方向にスライドさせることで、上記回動部材の回動が行われるとともに、上記フロントドア部材は上記回動部材の回動と上記ガイド部の案内によって、正面−奥行き方向と上記回動方向とを伴った移動が行われて、上記ドア面部の開閉動作が行われるように構成される。
また、閉状態から開状態とされるときの、上記フロントドア部材の正面−奥行き方向と上記回動方向とを伴った移動とは、上記ドア面部に与えられる上記スライド時の押圧力によって上記フロントドア部材が上記回動部材からの付勢に逆らって上記奥行き方向に移動しながら、上記回動部材とともに回動する移動である。
また開状態から閉状態とされるときの、上記フロントドア部材の正面−奥行き方向と上記回動方向とを伴った移動とは、上記ドア面部に与えられる上記スライドによって上記フロントドア部材が上記回動部材とともに回動するとともに、上記回動部材からの付勢によって上記ドア正面方向に押し出される移動である。
また上記回動部材と上記基台部材の間に反転バネが取り付けられており、上記反転バネは、上記基台部材に対しての上記回動部材の位置が、中間状態から開状態となる回動方向と、中間状態から閉状態となる回動方向に付勢するように取り付けられている。
また本発明の電子機器は、以上のような回動ドア機構を有する電子機器である。
このような本発明は、略円柱側面形状の筐体に配置されるドアについて、引き込み機構や回転機構を組み合わせることにより、横方向にスライドさせるだけで、開く場合にはドアが内部に引き込まれ、閉める場合にはドア面部が正面方向に押し出されながら、回転して開閉する機構である。
筐体の略円柱側面形状の部位で開閉されるということは、回動部材を回動させることがそのままフロントドア部材の開閉動作につながることとなる。つまり、基台部材に対して回動部材を回動することで、回動部材に取り付けられているフロントドア部材の開閉が行われるようにする。
この開閉動作を行う際に、ユーザは、フロントドア部材におけるドア面部を横にスライドさせることになるが、そのスライド操作によってフロントドア部材とともに回動部材が回動する。
フロントドア部材は正面方向に付勢されているため、閉状態にあるときには、機器筐体の略円柱側面に対して、同じく略円柱側面形状のドア面部が体裁良く位置する。
ドアを開く際には、ユーザがスライド操作時にドア面部に与える押圧力によって、フロントドア部材が回動部材からの付勢に逆らって奥行き方向に移動しながら、回動部材とともに回動していき、開状態となる。
本発明によれば略円柱側面形状の湾曲面において体裁良くドア面部を配設でき、デザイン上好適であるとともに、横方向のみのスライド動作でドアの開閉ができるという効果がある。即ちドア面部が奥行き方向に入りこみながら回動する機構のため、横方向のスライド操作によって開閉されるドア機構でありながら、体裁への影響がほとんどない。
また反転バネによって、上記基台部材に対しての上記回動部材の位置が、中間状態から開状態となる回動方向と、中間状態から閉状態となる回動方向に付勢されることで、ユーザが横方向にスライドさせる際に、開閉範囲の約半分だけドアを動かせば、あとは自動的に開く(または閉まる)状態にまで回動が行われる。これにより、開閉動作がよりスムーズに行われる。
本発明の実施の形態を図1から図10を用いて説明する。
図1は電子機器の筐体の一例として、円柱形状の機器筐体1を示しており、この円柱形状の機器筐体の正面側、即ち円柱形状の側面となる部位に、実施の形態の回動ドア機構が形成されている状態を示している。図1(a)はドアが閉じられた状態の斜視図、図1(b)はドアが開かれた状態の斜視図、図1(c)は筐体1を下方から見た斜視図である。
この回動ドア機構においては、図1(a)(b)のように実際にコネクタ端子やカードスロット等を有する内部機構部9を遮蔽・表出するドア面部20を有するフロントドア2としての部材と、図1(c)に示す底板4と、図1では示されていないが、後述する回動板3とを有して構成される。
フロントドア2、回動板3、底板4が、それぞれ本発明請求項で言うフロントドア部材、回動部材、基台部材の例となる。
ドア面部20は、その前面が筐体1の円柱側面形状と同一の曲率の円柱側面形状とされ、図1(a)の閉状態では、ドア面部20は、筐体の円柱側面形状の一部を形成している。つまりドア面部20が筐体1の側面と同一面にまで押し出された状態となっている。
この図1(a)の閉状態からドアを開ける際には、ユーザは、ドア面部20の前面に小さく凸状に形成されているスライドガイドリブ21のあたりに指をあて、ドア面部20を図中右方向にスライドさせる。
するとドア面部20(フロントドア2)は、奥行き方向への移動を伴いながら横方向(円柱側面に沿った円周方向)にスライドされていき、図1(b)のような開状態となる。この開状態では、図のようにドア面部20は、筐体側面より内部に入り込んだ位置状態となる。
このように開状態に至る際には、まずユーザが指を当てる際の自然な押圧力により、ドア面部20に対して奥行き方向へ移動する力が加わる。そしてスライド移動によりフロントドア2が回動して開状態に至る。ユーザにとっては、単に軽くドア面部20を右方向にスライドさせるという意識のみで、ドアを開状態とすることができる。
また図1(b)の開状態からドアを閉じる際には、ユーザは、筐体から表出しているスライドガイドリブ21のあたりに指をあて、ドア面部20を左方向にスライドさせる。
するとドア面部20(フロントドア2)は、横方向(円柱側面に沿った円周の方向)にスライドされていき、図1(a)のような開状態となる。このときフロントドア2は前方に向かって付勢されていることで、開ける際とは逆に前方に押し出される動きを伴うことになる。
つまり、閉状態に至る際には、ユーザによるスライド操作と前方への付勢力により、フロントドア2が回動し、かつ前面に押し出されて、図1(a)のような閉状態の位置に至る。ユーザにとっては、単に軽くドア面部20を左方向にスライドさせるという意識のみで、ドアを閉状態とすることができる。
このような、フロントドア2の正面−奥行き方向の移動を伴いながらの回動は、図1(c)に示す底板4に組み込まれる機構により実現される。
このような動作を行う回動ドア機構を形成するフロントドア2、回動板3、底板4及びこれらの取り付け状態を説明していく。
図2(a)(b)は、底板4に、フロントドア2、回動板3が組み込まれた回動ドア機構の全体を示す平面図及び斜視図である。この図2(a)(b)は閉状態となっている場合を示している。
図3(a)(b)も、底板4に、フロントドア2、回動板3が組み込まれた回動ドア機構の全体を示す平面図及び斜視図である。この図3(a)(b)は開状態となっている場合を示している。
図4、図5、図6は、それぞれ底板4,回動板3、フロントドア2を示している。
まず図4で底板4を説明する。図4(a)(b)は底板4の平面図と斜視図である。
底板4は、図1のような円柱形状の筐体1に適合するように略円形の平面形状で形成され、筐体1の底面部材として機能する。
そして底板4の中心部には、回動軸部41が形成されている。回動軸部41は例えば円形リブとして形成される。
また回動軸部41の近辺に、後述する反転バネ51の一端が取り付けられるバネ係止部42が形成されている。
また円周方向にガイドリブ43が形成される。このガイドリブ43は、フロントドア2の移動をガイドする機能を有し、外側の長いリブと内側の短いリブにより形成されている。
ストッパ部44は、フロントドア2が開状態に至った際に、それ以上の回動を規制するように設けられている。
一方、ストッパ部45は、フロントドア2が閉状態に至った際に、それ以上の回動を規制するように設けられている。
このような底板4に対して回動可能に取り付けられる回動板3の平面図、右側面図、底面図、斜視図を図5(a)(b)(c)(d)に示す。
回動板3には、回動中心孔31が設けられる。回動板3は、この回動中心孔31が底板4の回動軸部41にはめ込まれる状態で底板4に取り付けられることになる。
また所定位置にバネ係止部32が形成され、後述する反転バネ51の他端が取り付けられる。
また、フロントドア2を取り付けるための部位として、スライド係合部34,35,36が設けられ、さらにフロントドア2を正面方向に付勢する、後述する圧縮バネ50を取り付けるバネ支持部33が形成される。
この回動板3に対して正面−奥行き方向に移動可能に取り付けられるフロントドア2の平面図、右側面図、底面図、斜視図を図6(a)(b)(c)(d)に示す。
フロントドア2には、図のようにドア面部20より機器筐体内に位置する部位が一体形成されており、スライド係合部23,24,25と、圧縮バネ50を取り付けるバネ支持部22が形成されている。
またドア面部20の一端部は、開状態において底板4のストッパ部44に当接する当接部27とされている。
また閉状態において底板4のストッパ部45に当接する当接部28が形成されている。
さらに、フロントドア2の底面側には、底板4のガイドリブ43によって案内される被ガイド部となるボス26が設けられている。
図7(a)(b)(c)(d)に、フロントドア2が回動板3に組み込まれた状態の平面図、右側面図、底面図、斜視図を示す。
これらの図のようにフロントドア2のスライド係合部23,24,25が、それぞれ回動板3のスライド係合部34,35,36と係合することで、フロントドア2は回動板3に対して正面−奥行き方向に移動可能に取り付けられる。なお、正面−奥行き方向の移動可能範囲は、回動板3のスライド係合部34,35,36に対するフロントドア2のスライド係合部23,24,25の移動可能範囲によって決定される。
また、フロントドア2のバネ支持部22と回動板3のバネ支持部33の間に圧縮バネ50が取り付けられる。これによってフロントドア2は回動板3から正面方向(図中、矢印F方向)に付勢される。
そしてスライド係合部23,24,25の移動可能範囲内で、圧縮バネ50によってフロントドア2が最も前方に押し出された状態で、図1(a)のように、ドア面部20が筐体1の円柱側面と同一面の側面を形成するように設計されている。
この図7のフロントドア2と回動板3が、底板4に装着されることで、図2,図3の状態となる。
図2のように閉状態にある場合は、フロントドア2は回動板3から正面方向に付勢されて、ドア面部20が筐体1とともに筐体側面を形成する位置状態となっている。
この状態から、ドア面部20に対するユーザのスライド操作が行われると、回動板3が回動中心孔31を中心にRO方向に回動する。それに伴ってフロントドア2が図3の状態にまで回動し、開状態となる。なお、開状態となった回動位置において、フロントドア2の当接部27がストッパ部44に当接し、それ以上のRO方向への回動が規制される。この開状態としての回動位置状態においては、図1(b)のようにドア面部20のスライドガイドリブ21が筐体内部の内部機構部9の隅からわずかに表出する状態となる。
また図3の開状態から、ドア面部20に対するユーザのスライド操作が行われると、回動板3が回動中心孔31を中心にRC方向に回動する。それに伴ってフロントドア2が図2の状態にまで回動し、閉状態となる。なお、閉状態となった回動位置において、フロントドア2の当接部28がストッパ部45に当接し、それ以上のRC方向への回動が規制される。
このような開閉動作の際の特徴を説明する。
図8,図9では、閉状態、開状態のそれぞれでの、底板4に対してのフロントドア2の位置関係及びフロントドア2の底面に形成されるボス26を示した。
本例では図8の矢印A−Bで示すようにフロントドア2が移動する。即ち、ドアが開かれる際には、A方向の動きとして、ドア面部20が閉まった状態からまず斜め方向にドアが内側に入り込み、その後回動するドアの動きを実現する。また、ドアが閉じられる際には、B方向の動きとして、ドア面部20が回動した後、回動しながら斜め方向に押し出される。ドア面部20がこのような動きをすることによって、第一に体裁面へほとんど影響させずにドアを収納でき、またユーザは横方向のみにドアを動作させるだけでドアを開閉できる、という2つの利点が得られるためである。
このようにドア面部20が内側に入り込み、その後回転する動きを実現させるために、上述したように、フロントドア2が回動板3に対して正面−奥行き方向に移動可能に取り付けられ、かつ底板4の回動軸部41に対して回動板3の回動中心孔31が入り込む形ではめこまれ、回動板3が回動可能に取り付けられるものである。
閉状態から開くときにドア面部20が奥行き方向に入っていく動き、及び開状態から閉めるときに、最後にドア面部20が正面方向に押し出される動きのガイドとして、底板4のガイドリブ43が機能する。即ちフロントドア2のボス26が、図8の状態と図9の状態の間でガイドリブ43に導かれることで、フロントドア2の動きが規定される。
上記のとおり、フロントドア2は圧縮バネ50によって常に回動板3から正面方向に離れる力が働いているため、図8,図9の外側のガイドリブ43にボス26が常に接触しながら、フロントドア2は開閉運動をすることになる。
ドア面部20が奥行き方向に入り込む(或いは正面方向に押し出される)動き以外は、底板4のガイドリブ43が回転中心と同じ中心の円弧形状になっているので、フロントドア2が回転運動をする仕組みになっている。
圧縮バネ50は、閉まる際にドア面部20が自動的に正面方向に押し出される動きを確実にするように取り付けられている。もし圧縮バネ50がなければ、ガイドリブ43が抵抗になり、閉状態に移行する際、ドアが最後まで閉まらないという状況が発生しやすいが圧縮バネ50の取り付けによって、ドア面部20がスムーズに閉状態位置にまで移行できるようにしている。
また、ドア面部20が閉状態に至る際には、ユーザのスライド操作過程で、指がドア面部20を押さえつけてしまい、ドアが正面方向に押し出される動きを妨げてしまう場合もあるが、圧縮バネ50の付勢力により、指を離した時点で自然にドア面部20が正面方向に押し出されることになる。
また本例では、底板4と回動板3の間に反転バネ51としてトーションバネが取り付けられ、これによって円滑な回動動作を実現している。
図10には、閉状態において、底板4のバネ係止部42と回動板3のバネ係止部32の間に取り付けられる反転バネ51を示しているが、特に回動板3が、開状態への回動を行ったときの反転バネ51の状態を破線及び一点鎖線で示している。つまり回動板3上のバネ係止部32の、回動中心孔31を中心とする回動による位置変化に応じた反転バネ51の状態であり、一点鎖線は、開状態に至った際の(バネ係止部42、32の位置関係が図3の状態となったときの)反転バネ51の状態を示している。また破線は、回動板3が閉状態と開状態の中間の回動位置における反転バネ51の状態を、それぞれ示している。特に中間の回動位置における破線の状態は、反転バネ51の両腕部が最も圧縮された状態(バネの切り替え点)となっている。
この反転バネ51の切り替え点は、ドア面部20が閉まっている状態から完全に開いている状態の回動範囲のほぼ中間に設けられている。即ち、反転バネ51は、回動板3を中間状態から開状態の回動位置へ付勢し、かつ中間状態から閉状態の回動位置へ付勢する作用を持つ。従って閉状態から開こうとする際には、ユーザが、完全に開くまでの中間位置までドア面部20をスライドさせれば、あとは反転バネ51が図10の破線の状態から一点鎖線の状態に至る作用により、回動板3は自然に全開の回動位置にまで回動する。また逆に、開状態から閉じようとする際には、ユーザが、完全に閉じるまでの中間位置までドア面部20をスライドさせれば、あとは反転バネ51が図10の破線の状態から実線の状態に至る作用により、回動板3は自然に、閉状態の回動位置にまで回動する。これによってユーザにとっては、ドアを開ける際も閉める際も開閉範囲のほぼ中間までドアを動かせばよく、あとは指を離しても自動的に目的の状態に至るため、開閉を非常にスムーズに行うことができる。
また、反転バネ51が、回動板3を閉状態の回動位置、及び開状態の回動位置に付勢することから、図1(a)のような閉状態と、図1(b)のような開状態にあるときに、それぞれがむやみに回動してしまうことなく維持される。
なお、前述したように、ドアが最後に閉まる際にドア面部20が外側に出るのを助けるために圧縮バネ50を取り付けているが、この反転バネ51(トーションバネ)のトルクによって圧縮バネ50の抵抗があっても自動的にフロントドア2が回動するように、2つのばねの力量を設定している。
以上のような実施の形態の回動ドア機構によれば、各種機器の円柱側面形状の部位に、開閉ドアを設ける際に、製品の体裁を損なわずドアを取り付けることが出来る。
特に円柱状の筐体の一部がドアとする際に、円柱状の体裁を美しく保つため、ドア面部20はただ回転するだけでなく内側に入り込む動きもさせる必要がある。さらにユーザにドア面部20を押し込んでから横方向にスライドしてもらう、といった2段動作ではなく、ユーザとしては横方向にスライドさせていくだけで、ドアが自動的に中に入り込み、閉める際にも横にスライドさせていくだけでドアが外側に押し出されるという動作が好ましい。本例ではこれらが実現される。つまりユーザにとってワンアクションの操作により、開閉と引き込み・押し出しが同時に行われる。
また圧縮バネ50、反転バネ51の力によって、これらの動作が円滑に行われるようにしている。
以上、実施の形態を説明してきたが、本発明の回動ドア機構は多様な機器に適用できる。例えば図1に示したような円柱形状の筐体は、パーソナルコンピュータ等の情報機器や、AV機器などとして採用されることが考えられるし、さらには炊飯器のような家電製品でも想定される。本発明の回動ドア機構は、これら円柱形状の筐体に設ける開閉ドアとして好適である。
また電気製品に限らず、円筒形状の木製家具、樹脂製家具などにおいて本発明の回動ドア機構は好適である。
さらに、筐体全体が円柱形の機器でなくとも、一部が円柱側面形状とされ、その部位に設ける開閉ドアとして、本発明は好適である。
本発明の実施の形態の筐体上に設けられる回動ドア機構の説明図である。 実施の形態の回動ドア機構の閉状態の平面図及び斜視図である。 実施の形態の回動ドア機構の開状態の平面図及び斜視図である。 実施の形態の底板の平面図及び斜視図である。 実施の形態の回動板の平面図、右側面図、底面図、及び斜視図である。 実施の形態のフロントドアの平面図、右側面図、底面図、及び斜視図である。 実施の形態の回動板とフロントドアの組み込み状態の平面図、右側面図、底面図、及び斜視図である。 実施の形態の閉状態での底板とフロントドアの位置関係の説明図である。 実施の形態の開状態での底板とフロントドアの位置関係の説明図である。 実施の形態の反転バネの作用の説明図である。 従来の開閉ドアの説明図である。
符号の説明
1 筐体、2 フロントドア、3 回動板、4 底板、20 ドア面部、21 スライドガイドリブ、22,33 バネ支持部、23,24,25,34,35,36 スライド係合部、26 ボス、31 回動中心孔、32,42 バネ係止部、41 回動軸部、43 ガイドリブ

Claims (5)

  1. 筐体の略円柱側面形状の部位において開閉される略円柱側面形状のドア面部を有するフロントドア部材と、基台部材と、回動部材とを有して成り、
    上記回動部材は、上記基台部材上に回動可能に取り付けられ、
    上記フロントドア部材は、上記回動部材に対して、ドア正面方向に付勢されながら、ドア正面方向から奥行き方向に移動可能に取り付けられ、
    上記基台部材には、上記フロントドア部材に形成された被ガイド部と当接して上記フロントドア部材の移動を案内するガイド部が形成されており、
    上記ドア面部を、上記回動部材の回動方向にスライドさせることで、上記回動部材の回動が行われるとともに、上記フロントドア部材は上記回動部材の回動と上記ガイド部の案内によって、正面−奥行き方向と上記回動方向とを伴った移動が行われて、上記ドア面部の開閉動作が行われるように構成されたことを特徴とする回動ドア機構。
  2. 閉状態から開状態とされるときの、上記フロントドア部材の正面−奥行き方向と上記回動方向とを伴った移動とは、上記ドア面部に与えられる上記スライド時の押圧力によって上記フロントドア部材が上記回動部材からの付勢に逆らって上記奥行き方向に移動しながら、上記回動部材とともに回動する移動であることを特徴とする請求項1に記載の回動ドア機構。
  3. 開状態から閉状態とされるときの、上記フロントドア部材の正面−奥行き方向と上記回動方向とを伴った移動とは、上記ドア面部に与えられる上記スライドによって上記フロントドア部材が上記回動部材とともに回動するとともに、上記回動部材からの付勢によって上記ドア正面方向に押し出される移動であることを特徴とする請求項1に記載の回動ドア機構。
  4. 上記回動部材と上記基台部材の間に反転バネが取り付けられており、
    上記反転バネは、上記基台部材に対しての上記回動部材の位置が、中間状態から開状態となる回動方向と、中間状態から閉状態となる回動方向に付勢するように取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の回動ドア機構。
  5. 回動ドア機構を有する電子機器であって、
    上記回動ドア機構は、筐体の略円柱側面形状の部位において開閉される略円柱側面形状のドア面部を有するフロントドア部材と、基台部材と、回動部材とを有して成り、
    上記回動部材は、上記基台部材上に回動可能に取り付けられ、
    上記フロントドア部材は、上記回動部材に対して、ドア正面方向に付勢されながら、ドア正面方向から奥行き方向に移動可能に取り付けられ、
    上記基台部材には、上記フロントドア部材に形成された被ガイド部と当接して上記フロントドア部材の移動を案内するガイド部が形成されており、
    上記ドア面部を、上記回動部材の回動方向にスライドさせることで、上記回動部材の回動が行われるとともに、上記フロントドア部材は上記回動部材の回動と上記ガイド部の案内によって、正面−奥行き方向と上記回動方向とを伴った移動が行われて、上記ドア面部の開閉動作が行われるように構成されていることを特徴とする電子機器。
JP2006325530A 2006-12-01 2006-12-01 回動ドア機構、電子機器 Expired - Fee Related JP4229179B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006325530A JP4229179B2 (ja) 2006-12-01 2006-12-01 回動ドア機構、電子機器
US11/924,106 US8100485B2 (en) 2006-12-01 2007-10-25 Rotating door mechanism and electronic appliance
CN200710196064.3A CN101193510B (zh) 2006-12-01 2007-11-30 转动门机构和电子设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006325530A JP4229179B2 (ja) 2006-12-01 2006-12-01 回動ドア機構、電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008140975A JP2008140975A (ja) 2008-06-19
JP4229179B2 true JP4229179B2 (ja) 2009-02-25

Family

ID=39488163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006325530A Expired - Fee Related JP4229179B2 (ja) 2006-12-01 2006-12-01 回動ドア機構、電子機器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8100485B2 (ja)
JP (1) JP4229179B2 (ja)
CN (1) CN101193510B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101880181B1 (ko) * 2011-07-21 2018-07-19 삼성전자주식회사 전자 기기의 삽입형 카드 인입/인출 장치
JP1565453S (ja) * 2015-10-23 2016-12-19
USD824384S1 (en) * 2016-01-04 2018-07-31 Intel Corporation Media computing unit
USD856281S1 (en) * 2016-06-21 2019-08-13 Robert Bosch Gmbh Housing for electric and electronic components
EP3627654B1 (en) * 2016-09-26 2021-07-07 Volvo Car Corporation A vehicle charging interface unit, a system for charging a vehicle and a vehicle
CN114302587B (zh) * 2021-11-26 2023-03-10 煤炭科学研究总院有限公司 一种煤矿设备用电控箱的快开门

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1386500A (en) * 1920-06-08 1921-08-02 H G Bell Cabinet
US2214993A (en) * 1938-08-13 1940-09-17 Shoe Form Co Inc Receptacle
US2325721A (en) * 1940-05-15 1943-08-03 F L Iacobs Co Ash receiver
US2965429A (en) * 1958-01-15 1960-12-20 Eddy A K Stanger Cabinet
US3220791A (en) * 1964-02-10 1965-11-30 W D Allen Mfg Co Fire extinguisher cabinet
US3305284A (en) * 1965-09-10 1967-02-21 William F Dusterhoft Telephone wall cabinet
US3599371A (en) * 1969-07-03 1971-08-17 Louis F Barroero Door opening and closing means
US5135293A (en) * 1990-10-12 1992-08-04 Raymond Sigouin Lockers
CN1036686C (zh) * 1993-08-26 1997-12-10 阿尔派株式会社 盒式盘装置的门装置
US5592362A (en) * 1993-10-29 1997-01-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic system having portable electronic apparatus and external expansion unit for expanding function of electronic apparatus
US5793352A (en) * 1995-11-01 1998-08-11 In Focus Systems, Inc. Source coupler for multimedia projection display system
US5701232A (en) * 1996-08-29 1997-12-23 Apple Computer, Inc. Sliding protection door for covering one or both of a pair of mutually exclusive electrical connectors
KR100303815B1 (ko) * 1998-10-30 2001-09-24 윤종용 슬라이드도어개폐장치
DE20002313U1 (de) * 2000-02-10 2001-06-13 Ninkaplast GmbH, 32108 Bad Salzuflen Eckschranktürbeschlag
US6865993B2 (en) * 2002-04-08 2005-03-15 David Warren Bartel Safe
JP2005303118A (ja) 2004-04-14 2005-10-27 Sony Corp 据置型情報処理装置
JP2006131144A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Toyota Auto Body Co Ltd 車両ドア用感圧センサのリード線配索構造

Also Published As

Publication number Publication date
CN101193510A (zh) 2008-06-04
US8100485B2 (en) 2012-01-24
JP2008140975A (ja) 2008-06-19
US20080184624A1 (en) 2008-08-07
CN101193510B (zh) 2010-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4229179B2 (ja) 回動ドア機構、電子機器
US9055689B2 (en) Door mechanism and electronic device therewith
US7714841B2 (en) Wireless mouse
JP2011503466A (ja) 携帯端末用自動ヒンジモジュール及びそれを用いた携帯端末
JP2005210649A (ja) 携帯端末のスライド機構
KR20030022569A (ko) 힌지장치
JP2010225402A (ja) 電子機器の蓋開閉装置
US20040131421A1 (en) Opening and closing device
US20060288532A1 (en) Door hinge device and electronic appliances having the same
KR20140143016A (ko) 이중 도어방식을 갖는 내부도어의 버튼 래치장치
US20150042105A1 (en) Door-lock device for a door of a household appliance
JP5158005B2 (ja) ドア回動機構及びそれを備えた電子機器
US20080092336A1 (en) Hinge mechanism and portable terminal
JP5112214B2 (ja) スライド回転ヒンジ
JP7059474B2 (ja) 引戸錠
JP4212984B2 (ja) 折り畳み式携帯端末機
JP2002232535A (ja) 電話装置
TWI439220B (zh) 小型電子裝置的開闔裝置及小型電子裝置
JP4325285B2 (ja) 電子機器
JP5215259B2 (ja) 引戸用指挟み防止具
KR101727208B1 (ko) 푸쉬-풀 도어락의 핸들 유격방지 구조체
JP3702707B2 (ja) 蓋開閉装置
JP3902641B2 (ja) 回動式ボタンを備えた開閉用ハンドル装置
KR100346722B1 (ko) 텔레비젼 세트의 a/v잭 개폐용 도어장치
KR200338938Y1 (ko) 휴대폰 커버의 이중 힌지장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081124

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees