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JP4221877B2 - ニトリル系ゴム組成物、架橋性ニトリル系ゴム組成物および架橋物 - Google Patents

ニトリル系ゴム組成物、架橋性ニトリル系ゴム組成物および架橋物 Download PDF

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JP4221877B2
JP4221877B2 JP2000130227A JP2000130227A JP4221877B2 JP 4221877 B2 JP4221877 B2 JP 4221877B2 JP 2000130227 A JP2000130227 A JP 2000130227A JP 2000130227 A JP2000130227 A JP 2000130227A JP 4221877 B2 JP4221877 B2 JP 4221877B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱空気雰囲気下における耐熱老化性に優れた架橋物ならびにそのような架橋物の材料となるニトリル系ゴム組成物および架橋性ニトリル系ゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムに代表されるニトリル系ゴムは、従来から耐油性ゴムとして種々の分野で用いられている。さらに、耐熱老化性および高強度に対する市場の要求から、ニトリル系ゴムを水素添加などの方法により、主鎖中の炭素−炭素不飽和結合を減少させて、耐酸化劣化性を改良した高飽和ニトリル系ゴムなどが開発されている。
【0003】
しかし、高飽和ニトリル系ゴムにおいても、わずかな不飽和結合が残存するため、加熱空気雰囲気下における耐熱老化性が不十分になる場合があり、様々な添加物を配合することによって、ニトリル系ゴムの耐熱老化性を改良することが試みられている。例えば、特開平11−293039号公報には、架橋した高飽和ニトリル系ゴムの耐熱老化性を改善するため、強塩基、強塩基と弱酸との塩、あるいは弱酸の塩などを添加剤として用いることにより、加熱空気雰囲気下における架橋高飽和ニトリル系ゴムの破断時の伸びが低下しにくくなることが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の添加剤を使用した場合でも、高温の加熱空気雰囲気下に長時間放置した水素化ニトリル系ゴムにおいては、破断時の伸びが大きく低下するという問題があり、さらなる改良が求められている。
【0005】
本発明の目的は、高温の加熱空気雰囲気下に長時間放置しても、破断時の伸びの低下が小さいニトリル系ゴムの架橋物を提供することにある。
【0006】
本発明者らは、前記課題を達成するために、鋭意検討の結果、ニトリル系ゴムに珪酸金属塩を配合することにより、破断時の伸びの低下が小さいニトリル系ゴムの架橋物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かくして、本発明によれば、α,β−エチレン性不飽和ニトリル系単量体単位の含有量が10〜60重量%で、かつ、ヨウ素価が120以下のニトリル系ゴム100重量部に対して、下記の一般式1
O・xSiO ・nH O (1)
(式中、xは、正数である。M は、酸化数が1の金属元素である。nは、0または正の整数である。)
で表わされるオルト珪酸金属塩0.1〜20重量部を含有するニトリル系ゴム組成物が提供される。さらに、本発明によれば、該ニトリル系ゴム100重量部、該オルト珪酸金属塩0.1〜20重量部、および架橋剤0.1〜10重量部を含有する架橋性ニトリル系ゴム組成物、ならびに該架橋性ゴム組成物を架橋して成る架橋物が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】
[ニトリル系ゴム組成物]
本発明のニトリル系ゴム組成物は、α,β−エチレン性不飽和ニトリル系単量体単位の含有量が10〜60重量%で、かつ、ヨウ素価が120以下のニトリル系ゴム100重量部とオルト珪酸金属塩0.1〜20重量部とを含有するものである。
【0009】
(ニトリル系ゴム)
本発明に用いるニトリル系ゴムは、α,β−エチレン性不飽和ニトリル系単量体を他の単量体と共重合して得られるゴムである。α,β−エチレン性不飽和ニトリル系単量体と共重合させる単量体としては、共役ジエン系単量体、非共役ジエン系単量体、α−オレフィンなどが例示される。α,β−エチレン性不飽和ニトリル系単量体と共役ジエン系単量体を共重合した場合には、ヨウ素価が大きくなるが多いが、必要に応じて、共重合ゴムの炭素−炭素不飽和結合を公知の方法で水素添加することによりヨウ素価を低くして用いてもよい。
【0010】
α,β−エチレン性不飽和ニトリル系単量体としては、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、α−クロロアクリロニトリルなどが挙げられ、アクリロニトリルが好ましい。ニトリル系ゴム中のα,β−エチレン性不飽和ニトリル系単量体単位含有量は、10〜60重量%、好ましくは12〜55重量%、より好ましくは15〜50重量%である。
【0011】
共役ジエン系単量体としては、例えば、1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエンなどが挙げられ、1,3−ブタジエンが好ましい。
【0012】
非共役ジエン系単量体としては、好ましくは炭素数が5〜12のものであり、1,4−ペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、ビニルノルボルネン、ジシクロペンタジエンなどが例示される。
【0013】
α−オレフィンとしては、炭素数が2〜12のものが好ましく、エチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンなどが例示される。
【0014】
そのほか、α,β−エチレン性不飽和ニトリル系単量体と共重合可能な単量体としては、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸エステル類、芳香族ビニル系単量体、フッ素含有ビニル系単量体、α,β−エチレン性不飽和モノカルボン酸、α,β−エチレン性不飽和ジカルボン酸の無水物、共重合性の老化防止剤などが例示される。
【0015】
α,β−エチレン性不飽和カルボン酸エステル類としては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−ドデシルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレートなどの炭素数1〜18のアルキル基を有するアクリレートまたはメタクリレート;メトキシメチルアクリレート、メトキシエチルメタクリレートなどの炭素数2〜12のアルコキシアルキル基を有するアクリレートまたはメタクリレート;α−シアノエチルアクリレート、β−シアノエチルアクリレート、シアノブチルメタクリレートなどの炭素数2〜12のシアノアルキル基を有するアクリレートまたはメタクリレート;2−ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレートなどの炭素数1〜12のヒドロキシアルキル基を有するアクリレートまたはメタクリレート;マレイン酸モノエチル、イタコン酸モノn−ブチルなどのα,β−エチレン性ジカルボン酸モノアルキルエステル;マレイン酸ジメチル、フマル酸ジメチル、イタコン酸ジメチル、イタコン酸ジエチルなどのα,β−エチレン性ジカルボン酸ジアルキルエステル;ジメチルアミノメチルアクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレートなどのアミノ基含有α,β−エチレン性不飽和カルボン酸エステル;トリフルオロエチルアクリレート、テトラフルオロプロピルメタクリレートなどのフルオロアルキル基含有アクリレートまたはメタクリレート;フルオロベンジルアクリレート、フルオロベンジルメタクリレートなどのフッ素置換ベンジルアクリレートまたはフッ素置換ベンジルメタクリレート;などが挙げられる。
【0016】
芳香族ビニル系単量体としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルピリジンなどが挙げられる。フッ素含有ビニル系単量体としては、例えば、フルオロエチルビニルエーテル、フルオロプロピルビニルエーテル、o−トリフルオロメチルスチレン、ペンタフルオロ安息香酸ビニル、ジフルオロエチレン、テトラフルオロエチレンなどが挙げられる。α,β−エチレン性不飽和モノカルボン酸としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸などが挙げられる。α,β−エチレン性不飽和ジカルボン酸としては、例えば、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸などが挙げられる。α,β−エチレン性不飽和ジカルボン酸無水物としては、例えば、無水マレイン酸などが挙げられる。
【0017】
共重合性の老化防止剤としては、例えば、N−(4−アニリノフェニル)アクリルアミド、N−(4−アニリノフェニル)メタクリルアミド、N−(4−アニリノフェニル)シンナムアミド、N−(4−アニリノフェニル)クロトンアミド、N−フェニル−4−(3−ビニルベンジルオキシ)アニリン、N−フェニル−4−(4−ビニルベンジルオキシ)アニリンなどが挙げられる。
【0018】
本発明で使用されるニトリル系ゴムのムーニー粘度(ML1+4,100℃)は、特に制限されず、好ましくは20〜140、より好ましくは30〜120である。ムーニー粘度が小さすぎると架橋物の強度特性が劣り、大きすぎると架橋物の加工性が劣る。
【0019】
ニトリル系ゴムのヨウ素価は、120以下、好ましくは60以下、より好ましくは30以下である。ヨウ素価が高すぎると架橋物の耐空気加熱老化性に劣る。ヨウ素価を低下する必要がある場合は、前述のように、水素添加反応を行うことにより、ゴム分子鎖中の炭素−炭素不飽和結合を飽和させればよい。
【0020】
本発明で用いられるニトリル系ゴムは、例えば、上記の単量体をラジカル共重合することによって製造される。重合様式は特に制限されず、例えば、乳化重合、懸濁重合、溶液重合などの従来公知のいずれの重合様式でもよいが、特に乳化重合が好ましい。
【0021】
乳化重合は、通常、水性媒体(通常は水)に単量体、重合開始剤、乳化剤、重合連鎖移動剤などを加えて重合することにより製造される。なお、その方式は、回分式、半回分式、連続式のいずれでもよい。乳化剤としては従来公知のものが使用可能であり、特に制限されない。例えば、アニオン型(高級アルコールの硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、脂肪族カルボン酸エステルのスルホン酸塩など)、ノニオン型(ポリエチレングリコールのアルキルエステル、アルキルフェニルエーテル、アルキルエーテルなど)および両性型界面活性剤(アニオン部分としてカルボン酸塩、硫酸エステル塩、スルホン酸塩、リン酸塩、リン酸エステル塩を、カチオン部分としてアミン塩、第四級アンモニウム塩を有している界面活性剤)などが挙げられる。
【0022】
重合開始剤も、特に制限されず、従来公知のラジカル重合開始剤がいずれも使用できる。ラジカル重合開始剤としては、例えば、過酸化水素、加硫酸カリウムなどの無機過酸化物、あるいはクメンジイソプロピルベンゼンパラメンタンなどのハイドロパーオキサイドのような有機過酸化物と二価鉄塩あるいはテトラエチレン、ペンタアミンなどの還元剤を組み合せたレドックス系触媒などが挙げられる。また、重合温度も特に制限されず、通常、0〜50℃の範囲で重合することができる。
【0023】
重合を停止する方法は特に限定されず、一般的には、重合反応停止剤を添加して行う。重合反応停止剤としては、ヒドロキシルアミン、ジエチルヒドロキシアミン、ヒドロキシアミンスルフォン酸及びそのアルカリ金属塩、ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウムなどのアミン構造を有するもの及びヒドロキシズメチルベンゼンジチオカルボン酸、ヒドロキシジブチルベンゼンジチオカルボン酸などの芳香族ヒドロキシジチオカルボン酸およびこれらのアルカリ金属塩、ハイドロキノン誘導体およびカテコール誘導体などが挙げられる。重合反応停止剤の使用量も特に限定されず、好ましくは、全単量体100重量部に対して0.1〜10重量部である。
【0024】
ニトリル系ゴムの回収方法も特に限定されず、例えば、重合を停止した後、残存単量体を加熱、水蒸気蒸留などによって除去し、さらに、凝固剤を加えて凝固し、回収すればよい。凝固剤も特に限定されず、塩化カルシウム、硫酸アルミニウムなどの無機の凝固剤、高分子凝固剤または感熱凝固剤などの通常の乳化重合で使用される凝固剤を使用することができる。回収されたニトリル系ゴムは、必要に応じて、水洗、乾燥を繰り返すなどの方法により、不純物の濃度を低下させて使用する。
【0025】
オルト珪酸金属塩)
本発明で用いるオルト珪酸金属塩は、下記一般式1で表される化合物である
【0026】
一般式1:
1 2O・xSiO2・nH
(式中、xは正数、M1は酸化数が1の金属元素を表す、nは0以上の整数)
【0029】
としては、例えば、ナトリウム、カリウムなどが挙げられ、好ましくはナトリウムが挙げられる
【0030】
一般式1で表される珪酸金属塩としては、オルト珪酸ナトリウム、オルト珪酸ナトリウム水和物、オルト珪酸カリウムなどのオルト珪酸金属塩などが挙げられる
【0031】
(ニトリル系ゴムとオルト珪酸金属塩の配合割合)
本発明のニトリル系ゴム組成物において、ニトリル系ゴム100重量部に対するオルト珪酸金属塩の配合量は、0.1〜20重量部、好ましくは0.3〜15重量部、特に好ましくは0.5〜10重量部である。オルト珪酸金属塩の配合量が少なすぎると架橋物の耐熱老化性が不十分であり、多すぎると混練時のロール加工性の低下が著しく、成形が困難である。
【0032】
(その他の配合剤)
本発明のニトリル系ゴム組成物には、ゴム分野において通常使用される配合剤、例えば、カーボンブラックやシリカなどの補強性充填材、炭酸カルシウムやクレイなどの非補強性充填材、加工助剤、可塑剤、酸化防止剤、オゾン劣化防止剤、着色剤などを配合することができる。これらの配合剤の配合量は、本発明の目的や効果を阻害しない範囲であれば特に限定されず、配合目的に応じた量を配合することができる。
【0033】
(ニトリル系ゴム組成物の調製方法)
ニトリル系ゴムに珪酸金属塩および必要に応じて添加する他の配合剤の配合方法は、特に限定されず、重合反応の進行中または反応停止後の回収時に珪酸金属塩を添加する方法や、ロールや密閉式混合機などを用いて混練する方法などを用いることができる。
【0034】
[架橋性ニトリル系ゴム組成物]
本発明の架橋性ニトリル系ゴム組成物は、ニトリル系ゴム100重量部、オルト珪酸金属塩0.1〜20重量部および架橋剤0.1〜10重量部を含有するものであり、上記ニトリル系ゴム組成物に架橋剤を配合したものである。
【0035】
(架橋剤)
本発明で用いる架橋剤は、特に制限されず、従来公知の硫黄系架橋剤や有機過酸化物架橋剤が使用できる。
【0036】
硫黄架橋剤としては、粉末硫黄、沈降硫黄などの硫黄;4,4’−ジチオモルホリンやテトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、高分子多硫化物など有機硫黄化合物;などが挙げられる。ニトリル系ゴム100重量部に対する硫黄架橋剤の使用量は、0.1〜10重量部、好ましくは0.2〜7重量部、特に好ましくは0.3〜5重量部である。硫黄架橋剤の使用量が少なすぎると、架橋密度が低下し、圧縮永久ひずみが大きくなり、多すぎると、耐屈曲疲労性が不十分となったり、動的発熱量が高くなる場合がある。
【0037】
硫黄架橋剤を用いる場合は、架橋助剤として、従来公知の亜鉛華、グアニジン系架橋促進剤、チアゾール系架橋促進剤、チウラム系架橋促進剤、ジチオカルバミン酸系架橋促進剤などを併用することが好ましい。グアニジン系架橋促進剤としては、例えば、ジフェニルグアニジン、ジオルトトリルグアニジン、オルトトリルビグアニジンなどが挙げられる。チアゾール系架橋促進剤としては、例えば、2−メルカプトベンゾチアゾール、ジベンゾチアジルダイサルファイドなどが挙げられる。チウラム系架橋促進剤としては、例えば、テトラメチルチウラムダイサルファイド、テトラエチルチウラムダイサルファイド、N,N’−ジメチル−N,N’−ジフェニルチウラムダイサルファイドなどが挙げられる。ジチオカルバミン酸系架橋促進剤としては、例えば、ジメチルジチオカルバミン酸テルル、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛などが挙げられる。
【0038】
有機過酸化物架橋剤としては、ゴム工業分野で架橋剤として使用されているものが好ましく、例えば、ジアルキルパーオキサイド類、ジアシルパーオキサイド類、パーオキシエステル類などが挙げられ、好ましくはジアルキルパーオキサイド類である。ジアルキルパーオキサイド類としては、例えば、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)−3−ヘキシン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼンなどが挙げられる。ジアシルパーオキサイド類として、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、イソブチリルパーオキサイドなどが挙げられる。パーオキシエステル類としては、例えば、2,5−ジメチル−2,5−ビス(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネートなど)などが挙げられる。ニトリル系ゴム100重量部に対する有機過酸化物架橋剤の使用量は、0.1〜10重量部、好ましくは0.3〜7重量部、特に好ましくは0.5〜5重量部である。有機過酸化物架橋剤の使用量が少なすぎると、架橋密度が低下し、圧縮永久ひずみが大きくなる。有機過酸化物架橋剤の使用量が多すぎると、架橋物のゴム弾性が不十分となる場合がある。
【0039】
有機過酸化物架橋剤を併用する場合は、架橋助剤としては、従来公知の亜鉛華、酸化マグネシウム、トリアリルシアヌレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、N,N’−m−フェニレンビスマレイミドなどを併用することが好ましい。架橋助剤は、クレー、炭酸カルシウム、シリカなどに分散させ、ゴム組成物の加工性を改良したものを使用してもよい。
【0040】
本発明の架橋性ニトリル系ゴム組成物においては、架橋助剤の種類および使用量は特に限定されず、架橋物の用途、要求性能、架橋剤の種類、架橋助剤の種類などに応じて決めればよい。
【0041】
(架橋性ニトリル系ゴム組成物の調製方法)
架橋性ニトリル系ゴム組成物の調製方法は、特に限定されないが、架橋剤および熱で活性化する架橋助剤は、熱を加えない方法で、ニトリル系ゴムと配合する必要がある。通常は、上記のニトリル系ゴム組成物に架橋剤および架橋助剤を加えて、ロールなどを用いて架橋開始温度より低温で混練する。なお、熱で活性化しない架橋助剤は、上記のニトリル系ゴム組成物を調製する際に、他の配合物などと共に加熱して混練してもよい。
【0042】
[架橋物]
本発明の架橋物は、上記架橋性ニトリル系ゴム組成物を架橋したものである。架橋性ゴム組成物を架橋する方法は、特に限定されず、成形した後加熱して架橋しても、成形と架橋を同時に行ってもよい。
【0043】
架橋時の温度は、好ましくは100〜200℃、より好ましくは130〜190℃、特に好ましくは140〜180℃である。架橋温度が低すぎると架橋時間が長時間必要となったり、架橋密度が低くなる場合があり、架橋温度が高すぎる場合は、成形不良になる場合がある。
【0044】
また、架橋時間は、架橋方法、架橋温度、形状などにより異なるが、1分以上、5時間以下の範囲が架橋密度と生産効率の面から好ましい。
【0045】
架橋するための加熱方法としては、プレス加熱、蒸気加熱、オーブン加熱、熱風加熱などのゴムの架橋に用いられる方法から適宜選択すればよい。
【0046】
【発明の効果】
本発明の架橋物は、加熱空気雰囲気下における耐熱老化性に優れており、その特性を活かして、自動車用O−リング、シール、パッキン、ガスケット、ダイヤフラム、ホース、ベルトなどのように、長時間加熱空気雰囲気下で使用される架橋物として有用である。
【0047】
【実施例】
以下に実施例および比較例を挙げて本発明を具体的に説明する。なお、各測定値は以下のようにして測定した。
【0048】
ヨウ素価
JIS K6235に準じて測定した。
【0049】
ムーニー粘度(ML 1+4 ,100℃)
JIS K6300に準じて測定した。
【0050】
常態物性
架橋物の引張強さ、伸びおよび100%引張応力は、JIS K6251に準じて測定した。また、硬さ(Duro A)は、JIS K6253に準じて測定した。
【0051】
空気加熱老化試験における伸び変化率
試験片を気温150℃の環境下に168時間、336時間、504時間放置および気温175℃の環境下に168時間、336時間、504時間放置し、伸びをJIS K6251に準じて測定し、常態物性の伸びに対する変化率を求めた。
【0052】
実施例1〜3
水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴム共重合ゴム(アクリロニトリル単位含有量36.2重量%、ヨウ素価4、ムーニー粘度65、商品名Zetpol 2000L、日本ゼオン製、以下、ニトリル系ゴムAという)100重量部に、オクチル化ジフェニルアミン(老化防止剤、商品名ノクラックAD−F、大内新興化学工業社製)1重量部、メルカプトメチルベンズイミダゾールの亜鉛塩(老化防止剤、商品名Vulkanox ZMB2/C5、バイエル社製)0.4重量部、酸化マグネシウム(架橋助剤、商品名キョウワマグ150、共和化学工業社製)2重量部、酸化亜鉛(架橋助剤、商品名亜鉛華1号、堺化学工業社製)2重量部、湿式法ホワイトカーボン(商品名カープレックス#1120、シオノギ製薬社製)35重量部、トリ−(2−エチルヘキシル)トリメリテート(可塑剤、商品名アデカサイザーC−8、旭電化社製)5重量部、トリアリルイソシアヌレート(架橋助剤、商品名TAIC、日本化成社製)1.5重量部、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン(シランカップリング剤、商品名シランA−172、日本ユニカー社製)1重量部および1−珪酸四ナトリウム水和物(オルト珪酸ナトリウム、和光純薬工業社製)をそれぞれ3重量部(実施例1)、6重量部(実施例2)、9重量部(実施例3)配合し、小型バンバリーミキサーを用いて混合、混練し、得られたニトリル系ゴム組成物に2,2’−ビス(ter−ブチルパーオキシジイソプロピル)ベンゼン(有機過酸化物架橋剤、商品名Vul−cup 40KE、ハーキュレス社製)8重量部を配合し、ロールを用いて混合、混練し、架橋性ニトリル系ゴム組成物を得た。
【0053】
得られた架橋性ニトリル系ゴム組成物を用い、170℃で20分間プレス加硫して、架橋物である厚さ2mmのシート状の試験片を得、常態物性および空気加熱老化試験による伸びの変化率を測定した。その結果を表1に示す。
【0054】
参考例1
反応器に、乳化剤としてオレイン酸カリウム2部、安定剤としてリン酸カリウム0.1部、水150部を仕込み、さらにアクリロニトリル20部、ブチルアクリレート15部、1,3−ブタジエン35部および分子量調整剤としてt−ドデシルメルカプタン0.45部を加えて、活性剤として硫酸第一鉄0.015部および重合開始剤としてパラメンタンハイドロパーオキサイド0.05部の存在下に、10℃で乳化重合を開始した。重合転化率が60%になった時点で、アクリロニトリル10部、ブチルアクリレート10部、1,3−ブタジエン10部を添加し、重合転化率が85%になった時点で、単量体100部あたり0.2部のヒドロキシルアミン硫酸塩を添加して重合を停止させた。なお、重合中、重合転化率が3%増加するごとに重合反応液の極く少量を採取し、重合体の微小部分の各単量体の含有割合を求めた。重合停止に続いて、加温し、減圧下、70℃で、水蒸気蒸留により、未反応単量体を回収した後、老化防止剤としてアルキル化フェノールを2部添加し、共重合体ラテックスを得た。
【0055】
この共重合体ラテックスを、凝固剤として塩化カルシウム3部を溶解した凝固水3000部を50℃に保持し、その中に上記共重合体ラテックスを滴下し、共重合ゴムを凝固させてクラムとし、水洗後、50℃、減圧下で乾燥した。
【0056】
次いで、得られたアクリロニトリル−ブチルアクリレート−ブタジエン三元共重合体を、メチルイソブチルケトンに溶解し、パラジウム/シリカ触媒を用いて耐圧容器中で水素添加反応を行って、水素化した。
【0057】
この水素化アクリロニトリル−ブチルアクリレート−ブタジエン三元共重合体(以下、ニトリル系ゴムBという)のアクリロニトリル単位含有量は30重量%、ブチルアクリレート単位含有量は25重量%、ヨウ素価15、ムーニー粘度80であった。また、示唆走査熱量測定による補外ガラス転移開始温度が−39.1℃で、補外ガラス転移終了温度が−31.3℃であり、これらの温度差が10℃以下であった。
【0058】
なお、ニトリル系ゴムBの単量体単位含有割合は、1H−NMR、セミミクロケルダール法による窒素含有量測定に基づいて求めた値であるが、重合において用いられた単量体の量と残存した単量体の量との差に矛盾しないことを確認した。
【0059】
実施例4
ニトリル系ゴムAに代えて、参考例1で得た記載のニトリル系ゴムBを用いる以外は実施例1と同様に処理し、常態物性および空気加熱老化試験による伸びの変化率を測定した。その結果を表1に示す。
【0060】
実施例5
ニトリル系ゴムAに代えて、アクリロニトリル単位含有量44重量%、ブチルアクリレート単位含有量21重量%、ヨウ素価15、ムーニー粘度75の水素化アクリロニトリル−ブチルアクリレート−ブタジエン三元共重合体(以下、ニトリル系ゴムCという)を用いる以外は実施例1と同様に処理し、架橋物の常態物性および空気加熱老化試験による伸びの変化率を測定した。その結果を表1に示す。
【0061】
比較例1
オルト珪酸ナトリウムを配合しないこと以外は実施例1〜3と同様に処理し、架橋物の常態物性および空気加熱老化試験による伸びの変化率を測定した。その結果を表1に示す。
【0062】
比較例2〜3
オルト珪酸ナトリウムの代りに炭酸ナトリウム(商品名Dynamar RC−5251Q、Dyneon社製)をそれぞれ1重量部、3重量部用いる以外は、実施例1〜3と同様に処理し、架橋物の常態物性および空気加熱老化試験による伸びの変化率を測定した。その結果を表1に示す。
【0063】
比較例4
オルト珪酸ナトリウムを配合しないこと以外は実施例4と同様に処理し、架橋物の常態物性および空気加熱老化試験による伸びの変化率を測定した。その結果を表1に示す。
【0065】
比較例5
オルト珪酸ナトリウムを配合しないこと以外は実施例5と同様に処理し、架橋物の常態物性および空気加熱老化試験による伸びの変化率を測定した。その結果を表1に示す。
【0066】
表1
【表1】
Figure 0004221877
【0067】
オルト珪酸金属塩を配合していない比較例1の架橋物は、同じニトリル系ゴムAを使用し、オルト珪酸金属塩を配合した実施例1〜3に比べて、特に高温(175℃)での熱負荷での伸び変化率が大きい。
【0068】
比較例2および3の架橋物は、オルト珪酸金属塩の代りに炭酸ナトリウムを配合しているが、同じニトリル系ゴムAを使用し、オルト珪酸金属塩を配合した実施例1〜3に比べて、特に高温(175℃)長時間(504時間)の熱負荷での伸び変化率が大きい。
【0069】
オルト珪酸金属塩を配合していない比較例4の架橋物は、同じニトリル系ゴムBを使用し、オルト珪酸金属塩を配合した実施例4に比べて、熱負荷での伸び変化率が大きい。
【0070】
オルト珪酸金属塩を配合していない比較例5の架橋物は、同じニトリル系ゴムCを使用し、オルト珪酸金属塩を配合した実施例5に比べて、熱負荷での伸び変化率が大きい。

Claims (3)

  1. α,β−エチレン性不飽和ニトリル系単量体単位の含有量が10〜60重量%で、かつ、ヨウ素価が120以下のニトリル系ゴム100重量部に対して、下記の一般式1
    O・xSiO ・nH O (1)
    (式中、xは、正数である。M は、酸化数が1の金属元素である。nは、0または正の整数である。)
    で表わされるオルト珪酸金属塩0.1〜20重量部を含有するニトリル系ゴム組成物。
  2. α,β−エチレン性不飽和ニトリル系単量体単位の含有量が10〜60重量%で、かつ、ヨウ素価が120以下のニトリル系ゴム100重量部に対して、下記の一般式1
    O・xSiO ・nH O (1)
    (式中、xは、正数である。M は、酸化数が1の金属元素である。nは、0または正の整数である。)
    で表わされるオルト珪酸金属塩0.1〜20重量部、および架橋剤0.1〜10重量部を含有する架橋性ニトリル系ゴム組成物。
  3. 請求項2記載の架橋性ニトリル系ゴム組成物を架橋して成る架橋物。
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